WO2005003856A1 - 透過型スクリーン - Google Patents

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Hirohide Nakata
Ryoko Yanagisawa
Masahiro Harada
Takeshi Matsushita
Makoto Sugiyama
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Kimoto Co., Ltd.
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Abstract

 一方の面が筆記消去可能な透過型スクリーンを提供する。この透過型スクリーンは、筆記消去可能な面の鏡面光沢度(JIS K5600-4-7:1999)が70%~135%であり、また、全体のヘーズ(JIS K7136:2000)が80%以上であり、かつ筆記消去可能な面とは反対面の鏡面光沢度(JIS K5600-4-7:1999)が10%以下であるように構成される。この透過型スクリーンに映し出された映像を見ながらホワイトボード用マーカーで容易に書き込み、消去を行うことができ、またプロジェクターからの映像が書き込む者の身体に写ることによって見づらくなることがない。

Description

明 細 書
透過型スクリーン 技術分野
[0001] 本発明はプロジェクターから投映された映像を、スクリーンを挟んでプロジェクター の反対側から視認することのできる背面投射の透過型スクリーンに関し、特に、プロ ジヱクタ一から投映された映像上にホワイトボード用マーカーによって筆記消去する ことが可能である透過型スクリーンに関する。
従来の技術
[0002] 従来、プロジェクターからの映像を投映するスクリーンと、ホワイトボードの設置場所 の省スペース化や、プレゼンテーションの効率化とレ、う観点から両者の機能を兼ね備 えたボードが各種提案され、実用化されている (特許文献 1、 2参照)。
[0003] しかし、これらのスクリーンはプロジェクターから投映された映像をスクリーンに反射 させてその反射光を視認するという対面投射の反射型スクリーンであるため、スクリー ンに投映された映像上にホワイトボードマーカーで書き込みをする際に、書き込む者 の身体がプロジェクターからの光を遮ってしまレ、、所望の箇所への書き込みが困難な ものであった。
[0004] また、反射型スクリーンの場合、書き込む者がスクリーンに書き込みをしながら、スク リーンの映像を視認する者に向かって振り向いた場合、プロジェクターからの光が直 接目に照射されてしまうため、書き込む者の目を痛めてしまうという問題がある。さら に、このようにプロジェクターからの映像が書き込む者の身体や顔に写されている状 態は、視認する者にとっても非常に見づらいものとなっている。
[0005] 一方、反射型スクリーンとは別に、プロジェクターから投映された映像を、スクリーン を挟んでプロジェクターの反対側から視認することのできる背面投射の透過型スクリ ーンも開発され種々提案されている(例えば、特許文献 3)。その多くは、フレネルレ ンズゃレンチキュラーレンズを組み合わせた構造を有している。また光拡散材を用い てヘーズを高めた材料も存在する。し力 従来の透過型スクリーンには、マーカーに よる筆記性を考慮したものはなぐまたマーカーによる筆記が可能であったとしても、 レンズを用いたものでは光出射面はレンチキュラーレンズの形状に起因した凹凸形 状であるため、消去性はよくない。光拡散材を用いたものでは、内部にマーカーのィ ンクが入り込み消去することはできなレ、。
[0006] 特許文献 1 :特開平 9一 230506号公報
特許文献 2:特開平 10 - 287091号公報
特許文献 3:特開平 10 - 293361号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] そこで、本発明は、プロジェクターからの映像が書き込む者の身体に写ることによつ て見づらくなることがなぐまた前記映像を見ながら容易に書き込みをすることができ 、また書き込み後の文字等を容易に消去することができる透過型スクリーンを提供す ることを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008] 上記課題を解決するため、本発明は、一方の面が筆記消去可能であることを特徴 とする透過型スクリーンを提供する。この透過型スクリーンは、好ましくは、前記筆記 消去可能な面の鏡面光沢度(JIS K5600-4-7:1999)が 70%— 135%である。また、 好ましくは、前記筆記消去可能な面は、電離放射線硬化型樹脂及びマット剤を含む 樹脂層で形成される。
[0009] 本発明の透過型スクリーンは、好ましくは、ヘーズ (JIS Κ7136:2000)が 80%以上で あり、かつ筆記消去可能な面とは反対面の鏡面光沢度 JIS Κ5600-4-7:1999)が 10 %以下である。また、好ましくは、前記筆記消去可能な面とは反対面に、バインダー 成分、及び光拡散性粒子からなる光拡散層を有することを特徴とするものである。
[0010] 本発明は、また、プロジェクターからの投映光が入射される光入射面と、前記光入 射面と反対側に光出射面とを有し、プロジェクターからの投映光を結像する透過型ス クリーンであって、前記光入射面の鏡面光沢度 (JIS Κ5600-4-7:1999)が 10。/ο以下、 前記光出射面の鏡面光沢度 (JIS Κ5600_4_7: 1999)が 70% 135%であり、スクリー ン全体の^ ^一ズ (JIS Κ7136:2000)が 80%以上である透過型スクリーンを提供する。
[0011] 本発明は、さらに、光拡散性を有する基材を含み、基材の一方の面から入射された プロジェクターからの投映光を結像し、その投映像を前記基材の他方の面から観察 可能にした透過型スクリーンにおいて、前記他方の面にホワイトボード用マーカーで 筆記消去可能な筆記層を備えたことを特徴とする透過型スクリーンを提供する。
[0012] 本発明は、さらに、映像表示装置に表示された表示画像を投映するプロジェクター と、前記プロジェクターからの投映光を反射する反射ミラーと、光入射面と光出射面と を有し前記反射ミラーからの反射光を前記光入射面で受けて結像する透過型スクリ 一ンとを備えたリアプロジェクシヨンモニタであって、透過型スクリーンとして本発明の 透過型スクリーンを用いたことを特徴とするリアプロジヱクシヨンモニタを提供する。 映像表示装置は、パーソナルコンピュータ、テレビ、ビデオなどの映像を表示する 液晶パネル、 CRT管、プラズマディスプレイなどを含むものである。
[0013] なお、本発明において、筆記消去可能とは、ホワイトボード用マーカーでの書き込 みが可能で、書き込んだ文字等を消去するとレ、う性能を有してレ、ることを意味する。 また本発明において、鏡面光沢度(JIS K5600-4-7:1999)は、屈折率 1.567のガラスを 基準とする鏡面反射光の比率であり、 60° の幾何条件で CIE標準光源 Cを用いて 測定した時の値である。
発明の効果
[0014] 透過型スクリーンの一方の面(光出射面)を筆記消去可能な面とすることによって、 反射型スクリーンの場合と異なり、書き込む者がプロジェクターからの映像を見ながら 容易に書き込みをすることができる。その際に、視認する者は、書き込む者の身体に よって見たい映像部分が隠れてしまっている場合でも、書き込む者の身体を避けるよ うに頭を動かすことにより視認できたりもする。少なくとも反射型スクリーンとは異なり、 スクリーンの前に書き込む者が来た場合、常にプロジェクターからの映像が書き込む 者の身体の凹凸に合わせて歪んで写されるということがないため、視認する者は映像 が見づらいということは無くなる。また、書き込む者にとっても、例えばスクリーンに書 き込みをしながら視認する者に向かって振り向いた場合、透過型スクリーンとすること によって、プロジェクターからの光が直接目に照射されてしまうことがないため、書き 込む者の目を痛めてしまうことはない。
[0015] またホワイトボード用マーカーで書き込む際に、書き込んだ文字等を消去するという 性能の点からは鏡面光沢度は高ければよぐ通常のホワイトボードの鏡面光沢度は 1 50%以上である。し力 通常のホワイトボードの鏡面光沢度にした場合には、プロジ エタターから投映された映像、特に黒色や紺色のような濃レ、色の映像を写した際に、 映像が白っぽく視認される場合があることが本発明者らの研究により判明した。本発 明においては、鏡面光沢度を 70% 135%とすることにより、ホワイトボード用マーカ 一による筆記消去性能を有し、かつプロジェクターから投映された映像の鮮明さが低 下するのを防止することができる。
発明を実施するための最良の形態
[0016] 以下、本発明の透過型スクリーンについて詳細に説明する。
本発明の透過型スクリーンは、透過型スクリーンとしての特性を備えるとともに一方 の面、例えば光出射面、にホワイトボード用マーカーによる筆記性及び消去性を備え るものであり、これら特性を備えるため、全体としてのヘーズが 80%以上であり、プロ ジェクタ一からの投映光が入射する光入射面(筆記消去可能な面とは反対面)の鏡 面光沢度が 10%以下で、筆記消去可能な面の鏡面光沢度が 70%— 135%である ことが好ましい。
[0017] ヘーズを 80。/o以上とすることにより、スクリーンの端の方まで光が拡散され、当該ス クリーンの端の方まで映像を均一に写すことができる。より好ましくは、ヘーズを 90% 以上とすることにより、さらに光拡散性能を向上させ、映像を見やすいものとすること ができる。
[0018] また、光入射面と光出射面の鏡面光沢度をともに適切な範囲とすることにより、映像 の視認性と筆記消去性の両者をバランスよく満たす透過型スクリーンとすることができ る。具体的には、光入射面の鏡面光沢度を 10%以下とすることにより、スクリーンの 背面にあるプロジェクターの光源が透けて見えないようにすることができる。より好まし くは、鏡面光沢度を 6%以下とすることにより、画像全体をより均一な明るさにすること ができる。
[0019] また、筆記消去可能な面(光出射面)の鏡面光沢度を 70%以上とすることにより、ホ ワイトボード用マーカーで書き込んだ文字等を容易に消去することがき、 135%以下 とすることにより、外光の写り込みを防止すると共に、プロジェクターから投映された映 像の鮮明さが低下してしまうのを防止することができる。より好ましくは 120%以下とす ることにより、映像の鮮明さが低下してしまうのをより防止することができ、さらに指紋 が付着した場合に目立たなくすることができる。
[0020] 本発明の透過型スクリーンにおいて、さらに好ましい特性として、全光線透過率 (JIS
K7361-l:1997)が 60%以上であることが好ましレ、。全光線透過率を 60%以上とする ことにより、プロジェクターからの光を十分に透過し、映像を鮮明に写すことができる。 より好ましくは全光線透過率を 80%以上とすることにより、さらに光の透過性が向上 するため、映像をより鮮明に写すことができる。
[0021] また筆記消去可能な面の好ましい特性として、ぬれ張力(JIS Κ6768: 1999)が 25m NZm以上であることが好ましぐまた十点平均粗さ (JIS B0601:1994)Rz (Rz )が 0
JIS94
. 2. O z mであることが好ましい。
筆記消去可能な面のぬれ張力を 25mN/m以上とすることにより、付着した指紋の 消去性を良好にすることができる。また十点平均粗さ Rzを 0. 2 / m— 2. O / mとする ことにより、より指紋の消去性を良好にすることができるため、指紋成分の拭き残りを 殆どなくすことができる。また若干拭き残った場合でも拭き残った成分を見えなくする こと力 Sできる。
[0022] さらに筆記消去可能な面の好ましい特性として、表面の硬度は鉛筆硬度で HB以 上、好ましくは H以上であることが望ましい。筆記消去可能な面には、ホワイトボード 用マーカーにより筆記消去が繰り返し行われることになるため、傷が付きやすぐ傷等 がっくと映像を鮮明に写すことができなくなる。鉛筆硬度を HB以上とすることにより、 筆記消去の繰り返しによる傷を防止できる。
[0023] 次に、上記特性を有する透過型スクリーンの構造及び各要素について説明する。
本発明の透過型スクリーンは、プロジェクターから投映光が入射される光入射面と、 光入射面と反対側に筆記消去可能である光出射面とを有しており、且つ上記特性を 有するものであればよぐ種々の形態を採り得る。本発明の透過型スクリーンの構造 の具体例を図 1一図 6に例示する。いずれも基本的な構成としては、光拡散性を有す る基材 1と、筆記消去可能な面 2とを備えている。
[0024] 図 1一図 3は、光拡散性を有する基材 1の一方の面に筆記消去可能な面 2を形成し たものであり、図 1に示す透過型スクリーン 3は、プロジェクターから投映された映像を 写すための光拡散性を有する基材 1として基材 11の一方の面に光拡散層 12を有し 、もう一方の面に樹脂層 22を有し、この樹脂層 22の表面が筆記消去可能な面 2とな る。
[0025] 図 2に示す透過型スクリーン 3は、光拡散性を有する基材 1を単層のものとし、 当 該光拡散性を有する基材 1の一方の面に樹脂層 22を有し、この樹脂層 22の表面が 筆記消去可能な面 2となる。但し、図 2のように光拡散性を有する基材 1を単層のもの とした場合、ヘーズや一方の面の鏡面光沢度を所定の範囲とするためには、光拡散 性を有する基材 1中に相当量の光拡散性粒子を含有させなければならず、光拡散性 を有する基材 1の物理的強度が低下する傾向があるため、光拡散性を有する基材 1 としては、図 1のように基材 11の一方の面に光拡散層 12を有するものが好ましい。
[0026] 図 1の透過型スクリーンは、基材 11の一方の面に光拡散層 12を形成したものであ る力 図 3に示す透過型スクリーン 3は、基材 11の両方の面に光拡散層 12を形成し てレ、る点が異なる。筆記消去可能な面を構成する樹脂層 22は一方の光拡散層 12の 上に形成する。このように透過型スクリーンとした時のヘーズを 80%以上となるように するならば光拡散層 12は基材のどこに設けてもよい。
[0027] 図 1一 3に示す透過型スクリーンは、光拡散性を有する基材 1と筆記消去可能性の ある面 2とを一体的に形成したものであるが、光拡散性を有する基材 1と筆記消去可 能性のある面 2を有する材料とを、必要に応じて他の材料と組み合わせて、貼り合わ せたり重ねたりすることもできる。例えば図 4に示す透過型スクリーンは、基材 11の一 方の面に樹脂層 22を形成したものと、他の基材 11の一方の面に光拡散層 12を形成 したものとを、各基材 11のもう一方の面に粘着層 13を設ける等して他の基材 11 ' (例 えば、上述のガラスや、プラスチックの板状のもの等)を介して貼り合わせるようにした ものである。この場合、粘着層 13は設けずに四隅等の端をクリップ等で留めることに より作製することもできる。このような透過型スクリーンは樹脂層、光拡散層、及び粘着 層をどのような順番で形成しても構わない。
[0028] また、図 5に示す透過型スクリーンは、基材 11の一方の面に光拡散層 12を形成し たものを他の基材 11 ' (例えば、上述のガラスや、プラスチックの板状のもの等)を 2枚 用いて挟み込み、光拡散性を有する基材 1とし、これと基材 11の一方の面に樹脂層 22を設ける等して筆記消去可能な面 2とした材料とを粘着層 13を介して貼り合わせ たものである。この時、鏡面光沢度を所定の値とした面(光拡散層 12を有する面)と 他の基材 11 'との間には空隙を設けるように配置することにより、プロジェクターの光 源を透けて見えないようにすることができる。
[0029] さらに図 6に示す透過型スクリーンは、基材 11中にマット剤を含有させる等して、基 材 11の一方の面の鏡面光沢度を 70%— 135%として筆記消去可能な面 2とし、もう 一方の面に光拡散層 12を形成したものである。このような場合は、上述の基材 11で 説明したガラスやプラスチックフィルムのなかでも、傷つき防止のため表面硬度の高 レ、ものを用いることが好ましぐこれらの材料を溶融してマット剤を含有させて板状、ま たはフィルム状とすることにより作製することができる。
[0030] 以上のように、光拡散性を有する基材 1としては、基材 11の一方の面に光拡散層 1 2を設けたり(図 1)、光拡散性粒子を基材 1に含有させたり(図 2)、基材 11の両方の 面に光拡散層を設けたり(図 3)、基材 11の一方の面に光拡散層 12を形成し、もう一 方の面に粘着層 13を形成したものを他の基材 11 'に貼着したり(図 4)、図 1一 3のよ うな光拡散性を有する基材 1を他の基材 11 'で挟み込んだりして(図 5)作製すること ができる。また、上述のように基材 11に直接エンボス加工等を施すことにより光拡散 層を設けなくても作製することもできる。
[0031] また、筆記消去可能な面 2としては、光拡散性を有する基材 1の所定の鏡面硬度を 有する面とは反対面に樹脂層 22を設けたり(図 1一 3)、マット剤を基材 11に含有させ たり(図 6)、基材 11の一方の面に樹脂層 22を形成し、もう一方の面に粘着層 13を形 成したものを他の基材 11 'に貼着したり(図 4、 5)して作製することができる。また、上 述のように基材 11に直接エンボス加工等を施すことにより樹脂層を設けなくても筆記 消去可能な面 2とすることもできる。
[0032] 本発明の透過型スクリーンは、このようにして作製できる光拡散性を有する基材 1と 筆記消去可能な面 2とを適宜選択して作製することができる。
[0033] 次に、このような本発明の透過型スクリーンにおける各構成要素について説明する 筆記消去可能な面 2は、熱硬化型樹脂或いは電離放射線硬化型樹脂などの樹脂 及びマット剤から形成される樹脂層からなることが好ましい。樹脂としては特に電離放 射線硬化型樹脂が好ましレ、。筆記消去可能な面 2を硬化型樹脂とマット剤で構成す ることにより、筆記消去可能な面に要求される鏡面光沢度を容易に得ることができ、ま た好ましい特性、 HB好ましくは H以上の表面硬度を得ることができる。
[0034] 電離放射線硬化型樹脂としては、電離放射線 (紫外線または電子線)の照射によつ て架橋硬化することができる光重合性プレボリマーを用いることができ、この光重合 性プレボリマーとしては、 1分子中に 2個以上のアタリロイル基を有し、架橋硬化する ことにより 3次元網目構造となるアクリル系プレボリマーが特に好ましく使用される。こ のアクリル系プレポリマーとしては、ウレタンアタリレート、ポリエステルアタリレート、ェ ポキシアタリレート、メラミンアタリレート等が使用できる。これらは単独でも使用可能で あるが、架橋硬化性、架橋硬化塗膜の硬度をより向上させるために、光重合性モノマ 一を加えることが好ましい。
[0035] 光重合性モノマーとしては、 2—ェチルへキシルアタリレート、 2—ヒドロキシェチルァ タリレート、 2—ヒドロキシプロピルアタリレート、ブトキシェチルアタリレート等の単官能 アクリルモノマー、 1、 6—へキサンジオールジアタリレート、ネオペンチルグリコールジ アタリレート、ジエチレングリコールジアタリレート、ポリエチレングリコールジァクリレー ト、ヒドロキシビバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアタリレート等の 2官能ァク リルモノマー、ジペンタエリスリトールへキサアタリレート、トリメチルプロパントリアタリレ ート、ペンタエリスリトールトリアタリレート等の多官能モノマー等の 1種若しくは 2種以 上が使用される。
[0036] また、上述した光重合性プレボリマー及び光重合性モノマーの他、紫外線照射によ つて硬化させる場合には、光重合開始剤や光重合促進剤等の添加剤を用いることが 好ましい。
[0037] 光重合開始剤としては、ァセトフエノン、ベンゾフエノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、 ベンジルメチルケタール、ベンゾィルベンゾエート、 ひ—ァシロキシムエステル、チォ キサンソン類等があげられる。
[0038] また、光重合促進剤は、硬化時の空気による重合障害を軽減させ硬化速度を速め ることができるものであり、例えば、 p—ジメチルァミノ安息香酸イソアミルエステル、 p— ジメチルァミノ安息香酸ェチルエステルなどがあげられる。
[0039] また、上記樹脂層には、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、他の熱可塑性 樹脂や熱硬化型樹脂を混合させても構わなレ、。
[0040] マット剤としては、シリカ、アルミナ、タルク、ジルコユア、酸化亜鉛、酸化チタン、炭 酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機顔料や、シリコーン系樹脂、(メタ)アクリル系樹 脂、スチレン系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、ウレタン系樹脂等の樹脂ビーズを、単 独または 2種以上を混合して使用することができる。特に、樹脂ビーズを単独で使用 すると、レンズ効果によりプロジェクターから投映された映像がぼけて見にくいものと なってしまう場合があるため、マット剤は無機顔料を含んでいることが好ましい。また、 マット剤に無機顔料を含ませることにより、樹脂ビーズのみを用いた場合よりも、含有 量が少なくても鏡面光沢度を 135%以下に調整することができるため、上記レンズ効 果による映像のボケが発生した場合でもその度合いを軽減することができる。
[0041] このようなマット剤の形状としては、特に限定されず、不定形、真球状、球状、鱗片 状、針状等のいずれであっても良レ、。マット剤の大きさは、樹脂層とした時の厚みによ り適宜選択すれば良いため、特に限定されないが、 1 μ ΐη—20 μ ΐη、好ましくは 4 /i m— 10 μ ΐη程度のものが好適に用いられる。マット剤は樹脂層から少なくとも一部が 突出するようなものを選択することが好ましい。樹脂層からマット剤を一部突出させる ことによって、鏡面光沢度を 70%— 135%に調整することが容易となる。
[0042] 樹脂層におけるマット剤の含有量は、マット剤の種類や樹脂層の厚みによって異な るので一概にいえないが、バインダー成分 100重量部に対して、下限として 2重量部 以上、好ましくは 5重量部以上、上限として 40重量部以下、好ましくは 15重量部以下 とすることが望ましい。マット剤の含有量をこのような範囲とすることにより、全光線透 過率を 60%以上とすることができ、また鏡面光沢度を 70%— 135%に調整しやすく なる。
[0043] また樹脂層は、本発明の機能を損なわない範囲であれば、架橋剤、滑剤、染料、 蛍光増白剤、着色剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、防カビ剤、紫外線吸収 剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、可塑剤、レべリング剤、流動調整剤、消泡剤 、分散剤等の種々の添加剤を添加してもよい。
[0044] 樹脂層の厚みは、マット剤の大きさや含有量等によって決定されるものであり、厚み を調整することにより鏡面光沢度を特定のものとすることができる。したがって、上述し たマット剤の大きさや含有量を考慮すると、具体的には、下限として 2 x m以上、好ま しくは 5 m以上とし、上限として 20 x m以下、好ましくは 10 μ m以下とすることが望 ましい。樹脂層の厚みを 2 z m以上とすることにより、傷付き防止性能を十分なものと することができ、また鏡面光沢度を 70%以上とすることができる。樹脂層の厚みを 20 z m以下とすることにより、鏡面光沢度を 135%以下に調整することができ、また表面 にムラが生じるのを防止することができる。また、電離放射線の照射量を少なくするこ とができるため生産性を向上させることができる。
[0045] このような構成の樹脂層の表面の鏡面光沢度を 70% 135%に調整する方法とし ては、樹脂層に含有させるマット剤の含有量や大きさと、樹脂層の厚みによって容易 に調整することができる力 例えば、樹脂層をサンドブラストやケミカルエッチングする ことなどによって調整することも可能である。また、樹脂層を塗工する基材がプラスチ ックフィルムであった場合には、エンボス加工を施すことにより調整することも可能で ある。また、予め表面形状の調整されたフィルムなどに樹脂層を形成し、これを基材 に転写することによって調整することも可能である。
[0046] 筆記消去可能な面 2の構成としては、以上説明した電離放射線硬化型樹脂及びマ ット剤から形成される樹脂層のほか、上記サンドブラスト、ケミカルエッチング、及びェ ンボス加工を基材に直接施すことにより、樹脂層を設けなくても鏡面光沢度を 70% 一 135%に調整して筆記消去可能な面とすることができる。
[0047] 次に光拡散性を有する基材 1として、基材 11の少なくとも一方の面にバインダー成 分及び光拡散性粒子からなる光拡散層 12を形成したもの(図 1、図 3 図 5の透過型 スクリーンに用いられるもの)を説明する。
[0048] 基材 11としては、光透過性を有するものであれば特に限定されず、ガラスやプラス チックからなる板状のもの、フィルム状のもの等を使用することができる。また、プラス チックフィルム同士を貼着させたものや、プラスチックフィルムをガラス板に貼着させ たもの等を基材として使用してもよい。なお、このようなプラスチックフィルムやガラス 板は、静電気による吸着、吸盤印刷による吸着、粘着剤や接着剤による接着等により 貝占着すること力 Sできる。
[0049] ガラスの種類としては、特に限定されるものではないが、一般にはケィ酸塩ガラス、 リン酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス等の酸化ガラスが実用的であり、特にケィ酸ガラス、 ケィ酸アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス、鉛ガラス、バリウムガラス、 ホウケィ酸ガラス等のケィ酸塩ガラスが好ましレ、。
[0050] プラスチックとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー ト、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアリ レート、アクリル、ァセチルセルロース、ポリ塩化ビュル等が使用でき、延伸加工、特 に二軸延伸加工されたものは、機械的強度が向上されるので好ましい。
[0051] このような基材の厚みは、適用される材料に対して適宜選択することができるが、取 り扱い性等の観点から一般には、下限として 25 a m以上、好ましくは 50 μ m以上、 上限としては 30mm以下、好ましくは 20mm以下とすることが望ましい。
また、基材の表面には、後述する光拡散層との接着性を向上させる目的で易接着 処理を施してもよぐまた別途易接着層を設けてもよい。
[0052] 光拡散層は、バインダー成分に光拡散性粒子が均一に分散されたものであり、バイ ンダ一成分としては、上記基材と接着性の良い高分子樹脂が好適に用いられる。
[0053] このような高分子樹脂としては、特に限定されるものではなレ、が、例えばポリエステ ル系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステルアタリレート系樹脂 、ポリウレタンアタリレート系樹脂、エポキシアタリレート系樹脂、ウレタン系樹脂、ェポ キシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロース系樹脂、ァセタール系樹脂、ビニ ル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミ ド系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン系樹脂、フエノール系樹脂、シリコーン系樹脂、フ ッ素系樹脂などの光透過性を有する熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂、電離放射線硬 化型樹脂などを用いることができる。このような光拡散層は、上述した樹脂層と同様に 、紫外線照射によって硬化させる場合には、光重合開始剤や光重合促進剤等の添 加剤を用いることが好ましい。
[0054] 光拡散性粒子としては、上述したマット剤と同様のもの、即ちシリカ、アルミナ、タル ク、ジルコニァ、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機顔料 や、シリコーン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ベンゾグアナミン系榭 脂、ウレタン系樹脂等の樹脂ビーズを、単独または 2種以上を混合して使用すること ができる。特にプロジェクターの光源をより見えに《させる点を考慮すると、バインダ 一成分との屈折率の差が大きいものが好ましぐまた、樹脂ビーズを単独で使用する と、レンズ効果によりプロジェクターから投映された映像がぼけて見にくいものとなつ てしまう場合があるため、光拡散性粒子は無機顔料を含んでいることが好ましい。ま た、光拡散性粒子に無機顔料を含ませることにより、樹脂ビーズのみを用いた場合よ りも、含有量が少なくても鏡面光沢度を 10%以下に調整することができるため、上記 レンズ効果による映像のボケが発生した場合でもその度合いを軽減することができる 。また、このように光拡散性粒子の含有量をできるだけ少なくさせることにより、光拡散 性粒子とバインダー成分とを支持体に結着させることができるため、光拡散層の物理 的強度を高くすることができる。
[0055] このような光拡散性粒子の形状としては、特に限定されず、不定形、真球状、球状 、鱗片状、針状等のいずれであっても良い。光拡散性粒子の大きさは、光拡散層とし た時の厚みにより適宜選択すれば良いため、特に限定されないが、一般には 1 i m 一 50 /i m、好ましくは 3 μ ΐη— 20 μ ΐη程度のものが好適に用いられる。光拡散性粒 子は光拡散層から少なくとも一部が突出するようなものを選択することが好ましい。光 拡散層から光拡散性粒子を一部突出させることによって、鏡面光沢度を 10%以下に 調整することが容易となる。
[0056] 光拡散層における光拡散性粒子の含有量は、光拡散性粒子の種類や光拡散層の 厚みによって異なるので一概にいえなレ、が、バインダー成分 100重量部に対して、 下限として 50重量部以上、好ましくは 80重量部以上、上限として 300重量部以下、 好ましくは 200重量部以下とすることが望ましい。
[0057] 光拡散性粒子の含有量を 50重量部以上とすることにより、透過型スクリーンとした 時のヘーズを 80。/0以上とすることができ、鏡面光沢度を 10%以下に調整しやすくな る。また、光拡散性粒子の含有量を 300重量部以下とすることにより、全光線透過率 を 60%以上とすることができる。 [0058] なお光拡散層は、本発明の機能を損なわない範囲であれば、架橋剤、滑剤、染料 、蛍光増白剤、着色剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、防カビ剤、紫外線吸 収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、可塑剤、レべリング剤、流動調整剤、消泡 剤、分散剤等の種々の添加剤を添加してもよい。
[0059] 光拡散層の厚みは、光拡散性粒子の大きさや含有量等によって決定されるもので あり、厚みを調整することによりヘーズと鏡面光沢度を特定のものとすることができる。 したがって、上述した光拡散性粒子の大きさや含有量を考慮すると、具体的には、下 限として 5 μ m以上、好ましくは 10 μ m以上であり、上限として 50 μ m以下、好ましく は 30 μ m以下とすることが望ましい。光拡散層の厚みを 5 μ m以上とすることにより、 ヘーズを 80%以上とすることができ、しかも光拡散性粒子とバインダー成分とを基材 に結着させること力 Sできる。また、光拡散層の厚みを 50 z m以下とすることにより、鏡 面光沢度を 10%以下に調整することができ、全光線透過率が 60%以下になるのを 防ぐこと力 Sできる。
[0060] 上記構成においてヘーズを 80%以上にする方法としては、上述したように光拡散 層に含有させる光拡散性粒子の種類や含有量、光拡散層の厚みによって容易に調 整すること力 Sできる力 S、例えば、光拡散層をサンドブラストやケミカルエッチングするこ となどによって調整することも可能である。また、基材がプラスチックフィルムであった 場合には、エンボス加工を施すことにより調整することも可能である。さらに樹脂層に 含有させるマット剤の種類や含有量、樹脂層の厚みによってもヘーズを微調整するこ とが可能である。
[0061] また上記構成において鏡面光沢度を 10%以下にする方法としては、光拡散層に 含有させる光拡散性粒子の含有量や大きさと、光拡散層の厚みによって容易に調整 すること力 sできる力 上述のヘーズの場合と同様に、サンドブラスト、ケミカルエツチン グ、エンボス加工を施すことによって調整することも可能である。また、予め表面形状 の調整されたフィルムなどに光拡散層を形成し、これを基材に転写することによつて 調整することも可能である。
[0062] また光拡散性を有する基材 1が、光拡散性粒子を基材 1に含有させた単層のもので ある場合(図 2)は、上述の基材 11で説明したガラスやプラスチックフィルムと同様の ものが使用でき、これらの材料を溶融して光拡散性粒子を含有させて板状、またはフ イルム状とすることにより作製することができる。
[0063] さらに光拡散性を有する基材 1が、マット剤を含有させた基材 11に光拡散層 12を 形成したものである場合(図 6)は、上述の基材 11で説明したガラスやプラスチックフ イルムのなかでも、傷つき防止のため表面硬度の高いものを用いることが好ましレ、。こ のような基材 11は、表面硬度の高い材料を溶融してマット剤を含有させて板状、また はフィルム状とすることにより作製することができる。
[0064] その他、光拡散性を有する基材 1としては、上述したサンドブラスト、ケミカルエッチ ング、及びエンボス加工を基材に直接施したものでもよぐこれにより、光拡散層を設 けなくてもヘーズ、鏡面光沢度を所定の範囲に調整することもできる。
[0065] 次に、本発明の透過型スクリーンの製造方法について説明する。製造方法は、そ の構造によって異なる力 いずれも公知のコーティング技術、積層技術を組み合わ せることにより製造すること力 Sできる。一例として図 1に示す構造の透過型スクリーンの 製造方法を説明する。
[0066] このような透過型スクリーンは、上述した基材の一方の面に、上述した電離放射線 硬化型樹脂、マット剤、及び必要に応じて加えた添加剤を溶剤に分散または溶解し て樹脂層用塗布液を調整し、従来公知のコーティング方法、例えば、バーコ一ター、 ダイコーター、ブレードコーター、スピンコーター、ローノレコーター、グラビアコーター 、フローコーター、スプレー、スクリーン印刷などによって塗布'乾燥した後、電離放射 線を照射させることにより硬化させて樹脂層を形成し、次に前記基材のもう一方の面 に、上述のバインダー成分、光拡散性粒子、及び必要に応じて加えた添加剤を溶剤 に分散または溶解して光拡散層用塗布液を調整し、上記と同様の従来公知のコーテ イング方法により塗布 ·乾燥した後、必要に応じて加熱または電離放射線を照射させ ることにより硬化させて光拡散層を形成し作製することができる。なお、このような透過 型スクリーンは樹脂層、または光拡散層のどちらを先に形成しても構わない。
[0067] また、電離放射線を照射する方法としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水 銀灯、カーボンアーク、メタルハライドランプなど力 発せられる lOOnm 400nm、 好ましくは 200nm— 400nmの波長領域の紫外線を照射する、または走查型ゃカー テン型の電子線加速器から発せられる lOOnm以下の波長領域の電子線を照射する ことにより行うことができる。
[0068] 以上、本発明の透過型スクリーンの構造と各要素について好適な実施形態を説明 したが、本発明の透過型スクリーンは図 1一図 6のものに限定されることなくその特性 を阻害しなレ、範囲で、上記各要素や公知の材料を組み合わせて製造することが可能 である。
[0069] 本発明の透過型スクリーンは、図 7のように筆記消去可能な面とは反対側にプロジ エタターを配置して使用することにより、プロジェクターから投映された映像上にホワイ トボード用マーカーによって筆記消去して使用することができる。
この際、一方の面が筆記消去可能であることにより、プロジェクターからの映像が書 き込む者の身体に写ることによって見づらくなることがなぐまた前記映像を見ながら 容易に書き込みをすることができる。
[0070] また、筆記消去可能な面の鏡面光沢度を 70%— 135%とすることにより、ホワイトボ ード用マーカーで書き込んだ文字等を消去することができ、プロジェクターから投映 された映像、特に黒色や紺色のような濃い色の映像が白っぽく視認されることはなく 、映像の鮮明さが低下してしまうのを防止することができる。
[0071] また、ヘーズを 80%以上とし、かつ筆記消去可能な面とは反対面の鏡面光沢度を 10%以下とすることにより、背面にあるプロジェクターの光源が透けて見えず、かつ プロジェクターからの映像を鮮明に写すことができる。
[0072] 次に本発明の透過型スクリーンを用いたリアプロジェクシヨンモニタについて説明す る。リアプロジェクシヨンモニタとは、液晶パネルや CRTなど、パーソナルコンピュータ やテレビの画像を表示する表示装置の表示画像を、プロジェクターから反射ミラーを 介して透過型スクリーンに投映するようにした装置であり、本発明のリアプロジヱクショ ンモニタは、上述した筆記消去可能な面を有する透過型スクリーンを、筆記消去可能 な面が視認者側となるように配置したものである。
[0073] 本発明のリアプロジヱクシヨンモニタとしては、プロジェクター、反射ミラー及び透過 型スクリーンを備え、透過型スクリーンにプロジェクターからの映像が結像するように、 これら要素が幾何光学的に配置されたものであればよぐ反射ミラーは単独でも複数 であってもよい。
[0074] 図 8に本発明が適用されるリアプロジェクシヨンモニタの一実施形態を示す。図示す るように本実施形態のリアプロジェクシヨンモニタ 100は、主として、透過型スクリーン 101と、スクリーン 101を支持する支持体 102と、支持体 102の下部に設置されるプ ロジェクタ一 103と、プロジェクター 103からの投映光を反射する一対のミラー、上部 ミラー 104及び下部ミラー 105とを備えている。
[0075] 支持体 102は、プロジェクター 103が搭載される台座部 106と、透過型スクリーン 1 01を支持する支持部 107とからなり、台座部 106と支持部 107は蝶番 108によって 連結されており、支持部 107を折り畳むことができる。上部ミラー 104は支持部 107の 上端にスクリーン 101に対し所定の角度となるように固定され、下部ミラー 105はプロ ジヱクタ一 103に対し所定の角度となるように台座部 106に固定されている。これらミ ラーの固定角度は、プロジェクター 103からの投影光が下部ミラー 105及び上部ミラ 一 104で反射されて、スクリーン 101の背面に投映されるように調整されている。
[0076] 透過型スクリーン 101は、例えば、図 1一図 6に示す構造を有する透過型スクリーン であって、その筆記消去可能な面 2が視認者側(図中、上部ミラーが固定されている 側とは反対側)となるように固定されている。
[0077] このような構成において、プロジェクター 103からの投映光は下部ミラー 105、上部 ミラー 104で反射された後、透過型スクリーン 101に結像する。使用者 (例えば、この モニタを用いてプレゼンテーションを行なう者)は透過型スクリーン 101に映し出され た映像を見ながら、必要な箇所にホワイトボード用マーカーで文字等を書き込んだり 、消去したりすることができる。この際、使用者がプロジェクター 103からの光を遮るこ とがないので、使用者が書き込みを行なう際の作業性がよい。し力もこのリアプロジェ クシヨンモニタでは、プロジェクター 103はスクリーン 101の下方に置かれているので 、プロジェクターからの直接の光が映像を見るときの妨げになることがないだけでなく 、使用者にとっても眩しさを感じることなく書き込み、消去作業を行なうことができる。 実施例
[0078] 以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明する。なお、本実施例におい て「部」、「%」は、特に示さない限り重量基準である。 [0079] [実施例 1]
下記組成の光拡散性粒子分散液 Aを混合した後、サンドミル分散機 (ナノミル:浅 田鉄工社)を用いて分散し、光拡散性粒子分散液 Aとした。
[0080] 次に、基材として厚み 3mmのケィ酸塩ガラス板の一方の面に、下記処方の樹脂層 塗布液 Bを塗布、乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を照射して厚み 6 x mの樹脂層を形 成した。次にこの基材のもう一方の面に、下記処方の光拡散層用塗布液 Cを塗布、 乾燥した後 60°Cで 24時間キュアリングして厚み 20 μ mの光拡散層を形成し、実施 例 1の透過型スクリーンを作製した。
[0081] <樹脂層用塗布液 Bの処方 >
•紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•マツ卜斉 IJ (シリカ、平均粒径 4. 5 μ m) 3. 0部
(サイリシァ 446:富士シリシァ化学社)
•顔料(シリカ、平均粒径 30nm) 3. 0部
(ァエロジル R-972 :日本ァエロジル社)
'光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
•メチルェチルケトン 80. 0部
.トノレエン 60. 0部
[0082] <光拡散性粒子分散液 Aの処方 >
•光拡散性粒子 (シリカ、平均粒径 4 x m) 6. 0部
(サイリシァ 730:富士シリシァ化学社)
•顔料(シリカ、平均粒径 16nm) 2. 0部
(ァエロジル R-972 :日本ァエロジル社)
•アクリル系樹脂(固形分 50。/。) 9. 5部
(アタリディック A807:大日本インキ化学工業社)
-メチルェチルケトン 28. 0部 'トルエン 28. 0部
[0083] <光拡散層用塗布液 Cの処方 >
•光拡散性粒子分散液 A 73. 5部
•ポリイソシァネート(固形分 60%) 1. 6部
(タケネート D HON :三井武田ケミカル社)
[0084] [実施例 2]
厚み 100 z mの透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(ノレミラー T-60 :東レ社)の 一方の面に実施例 1と同様にして樹脂層を形成し、もう一方の面に下記処方の粘着 層用塗布液 Dを塗布、乾燥して厚み 20 x mの粘着層を形成して、実施例 1のケィ酸 塩ガラス板の一方の面に貼着した。
[0085] 次に上記と同様のポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に実施例 1と同様 にして光拡散層を形成し、もう一方の面に上記と同様にして粘着層を形成した後、上 記ケィ酸塩ガラス板のもう一方の面に貼着して、実施例 2の透過型スクリーンを作製 した。
[0086] <粘着層用塗布液 Dの処方 >
•アクリル系接着剤(固形分 40%) 100· 0部
(オリバイン BPS1109:東洋インキ製造社)
•ポリイソシァネート(固形分 38%) 2. 5部
(オリバイン BHS8515:東洋インキ製造社)
•酢酸工チル 100. 0部
[0087] [実施例 3]
実施例 1の樹脂層塗布液 Β、光拡散性粒子分散液 Α、及び光拡散層用塗布液 Cの 代わりに、下記処方の樹脂層塗布液 Ε、光拡散性粒子分散液 F、及び光拡散層用塗 布液 Gを用いて、厚み 15 x mの光拡散層を形成した以外は実施例 1と同様にして、 実施例 3の透過型スクリーンを作製した。
[0088] <樹脂層用塗布液 Eの処方 >
•紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%) (ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•マツ卜斉 IJ (シリカ、平均粒径 4. 5 μ m) 5. 0部
(サイリシァ 446:富士シリシァ化学社)
•顔料(シリカ、平均粒径 30nm) 2. 5部
(ァエロジル R-972 :日本ァエロジル社)
•光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 80. 0部
-トノレェン 60. 0部
[0089] <光拡散性粒子分散液 Fの処方 >
•光拡散性粒子 (スチレン系樹脂ビーズ) 38. 0部
(平均粒径 8 μ m)
(テクノポリマー SBX-8:積水化成品工業社)
•アクリル系樹脂(固形分 50%) 30· 0部
(アタリディック A807:大日本インキ化学工業社)
•メチルェチルケトン 31. 0部
'トルエン 31. 0部
[0090] <光拡散層用塗布液 Gの処方 >
•光拡散性粒子分散液 F 132. 0部
•ポリイソシァネート(固形分 60%) 7. 0部
(タケネート D HON :三井武田ケミカル社)
-メチルェチルケトン 50. 0部
-トノレェン 50. 0部
[0091] [実施例 4]
実施例 1の樹脂層塗布液 B、光拡散性粒子分散液 A、及び光拡散層用塗布液 Cの 代わりに、下記処方の樹脂層塗布液 H、光拡散性粒子分散液 I、及び光拡散層用塗 布 ί を用いて厚み 15 x mの光拡散層を形成した以外は実施例 1と同様にして、実 施例 4の透過型スクリーンを作製した。 [0092] <樹脂層用塗布液 Hの処方 >
•紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•マット剤(シリカ、平均粒径 4. 5 μ m) 2. 0部
(サイリシァ 446:富士シリシァ化学社)
•顔料(シリカ、平均粒径 30nm) 3. 0部
(ァエロジル R-972 :日本ァェロジル社)
•光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 80. 0部
-トノレェン 60. 0部
[0093] <光拡散性粒子分散液 Iの処方 >
•光拡散性粒子 (スチレン系樹脂ビーズ) 8. 5部
(平均粒径 8 μ m)
(テクノマー SBX-8 :積水化成品工業社)
•アクリル系樹脂(固形分 50%) 10. 0部
(アタリディック A807:大日本インキ化学工業社)
•メチルェチルケトン 30. 0部
'トルエン 30. 0部
[0094] <光拡散層用塗布 ί¾Ιの処方 >
•光拡散性粒子分散液 I 78. 5部
•ポリイソシァネート(固形分 60%) 2. 0部
(タケネート D HON :三井武田ケミカル社)
[0095] [実施例 5]
実施例 4の樹脂層塗布液 Hの代わりに、下記処方の樹脂層塗布液 Kを用いた以外 は実施例 4と同様にして、実施例 5の透過型スクリーンを作製した。
[0096] <樹脂層用塗布液 Kの処方 > •紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•マット剤(スチレン系樹脂ビーズ) 3. 5部
(平均粒径 8 μ m)
(テクノマー SBX- 8:積水化成品工業社)
•光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 80. 0部
-トノレェン 60. 0部
[0097] [実施例 6]
実施例 1の光拡散層用塗布液 Cの代わりに、下記処方の光拡散層用塗布液 Lを用 いて厚み 5. 0 / mの光拡散層を形成した以外は実施例 1と同様にして、実施例 6の 透過型スクリーンを作製した。
[0098] <光拡散層用塗布液 Lの処方 >
'光拡散性粒子 (メタアクリル系樹脂ビーズ) 2. 0部
(平均粒径 5 μ m)
(MX - 500 :綜研化学社)
•紫外線硬化型樹脂 20. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•光重合開始剤 0. 1部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 55. 0部
[0099] [実施例 7]
実施例 1の透過型スクリーンの光拡散層を設けた面に透明粘着フィルム(ビューフ ル EP :きもと社)を貼着したものを、実施例 7の透過型スクリーンとした。なお、透明粘 着フィルムは全体の厚みが 83 μ mで、そのうち粘着層の厚みは 8 μ mのものであつ た。
[0100] [実施例 8]
実施例 1の樹脂層塗布液 Bの代わりに、下記処方の樹脂層塗布液 Mを用いた以外 は実施例 1と同様にして、実施例 8の透過型スクリーンを作製した。
[0101] <樹脂層用塗布液 Mの処方 >
•紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 80. 0部
-トノレェン 60. 0部
[0102] [実施例 9]
実施例 1の樹脂層塗布液 Bの代わりに、下記処方の樹脂層塗布液 Nを用いた以外 は実施例 1と同様にして、実施例 9の透過型スクリーンを作製した。
[0103] <樹脂層用塗布液 Nの処方 >
•紫外線硬化型樹脂 60. 0部
(アクリル系樹脂、固形分 100%)
(ダイヤビーム UR6530:三菱レイヨン社)
•マット剤(シリカ、平均粒径 4· 5 μ m) 1 · 0部
(サイリシァ 446:富士シリシァ化学社)
•光重合開始剤 0. 3部
(ィルガキュア 651:チバスペシャルティケミカルズ社)
-メチルェチルケトン 80. 0部
-トノレェン 60. 0部
[0104] [比較例]
プロジェクターから投映された映像上にホワイトボード用マーカーによって筆記消去 することが可能である対面投射の反射型スクリーン(マグネットスクリーン WOL-M12: 泉社)を比較例の反射型スクリーンとした。
[0105] 実施例で得られた透過型スクリーンについて、図 7のように、視認する者 5、書き込 む者 6、実施例の透過型スクリーン 3、プロジェクター 4 (XV— P3 :シャープ社)の順と なるように配置し、映像を投映した。次いで書き込む者 6がその映像上にホワイトボー ド用マーカーにて文字の書き込みを行った。
[0106] 比較例の反射型スクリーンは、図 9のように、視認する者 5、プロジェクター 4 (XV— P
3 :シャープ社)、書き込む者 6、反射型スクリーン 7の順となるように配置し、映像を投 映した。次いで書き込む者 6がその映像上にホワイトボード用マーカーにて文字の書 き込みを行った。
[0107] その結果、実施例で得られた透過型スクリーンは、プロジェクターからの映像が書き 込む者の身体の凹凸に合わせて歪んで写されるということがないため、映像が非常 に見やすレ、ものとなった。その際に、視認する者は、書き込む者の身体によって映像 が隠れてしまった部分を、書き込む者の身体を避けるように頭を動かすことによって 視認することができた。また、書き込む者にとっては、映像を見ながら容易に書き込む ことができ、視認する者に向かって振り向いても、反射型スクリーンとは異なり、プロジ エタターからの光が直接目に照射されてしまうことがないため、 目を痛めてしまうことの ないものとなった。
[0108] 一方、比較例の反射型スクリーンについては、プロジェクターからの映像が書き込 む者の身体の凹凸に合わせて歪んで写されてしまい、映像が非常に見づらいものと なった。また、書き込む者にとっては、 自分の身体によってプロジェクターからの光を 遮ってしまい、所望の箇所への書き込みが困難なものとなった。また、視認する者に 向かって振り向くと、プロジェクターからの光が直接目に照射されてしまうため、 目を 痛めてしまうものとなった。
[0109] 次に、実施例の透過型スクリーンついて、 JIS K7136:2000に基づいて^ ^一ズを、 JIS K7361-l:1997に基づいて全光線透過率を、 ^ ^一ズメーター(NDH2000:日本電飾 社)を用いて測定した。なお、測定は光拡散層を有する面を光の入射面とした。
[0110] また、樹脂層を有する面 (即ち、筆記消去可能な面)、及び光拡散層を有する面( 即ち、プロジェクターからの光の入射面)の鏡面光沢度を、 JIS Κ5600_4_7: 1999に基 づレ、て光沢計(SM4/UGV— 5K:スガ試験機社)を用いて測定した。鏡面光沢度は
、 60° の幾何条件で CIE標準光源 Cを用いた。測定結果を表 1に示す。
[0111] 次に、実施例の透過型スクリーンについて、上記と同様に図 7のようにして映像を投 映し、 (ィ)光源が透けて見えないかどうか、(口)映像が白っぽく見えないかどうかに ついて評価した。評価結果を、表 1に合わせて示す。
[0112] (ィ)プロジェクターの光源がまったく透けて見えな力 たものを「〇」、光源は透けて 見えないが局部的に明るいものを「△」、光源が透けて見えたものを「 X」とした。
[0113] (口)投映された映像の黒色部分が黒く鮮明なものを「〇」、映像が白っぽく鮮明で はないものを「X」とした。
[0114] [表 1]
Figure imgf000026_0001
[0115] 表 1から明ら力、なように、実施例 1から 7の透過型スクリーンは、筆記消去可能な面 の鏡面光沢度を所定の値としたため、投映された黒色部分の映像は鮮明なものとな つた。なお、すべての実施例の透過型スクリーンは、ホワイトボード用マーカーによる 筆記消去性能は良好なものであった。
[0116] 実施例 1、 2の透過型スクリーンは、光拡散性粒子として無機粒子を用いたため、光 拡散性粒子が比較的少ない含有量でもプロジェクターの光源がまったく透けて見え ないものとなった。 [0117] 実施例 3の透過型スクリーンは、光拡散性粒子として樹脂ビーズを用いて光拡散性 粒子の含有量を比較的多くしたため、筆記消去可能な面とは反対面の鏡面光沢度 は低いものとなり、プロジェクターの光源はまったく透けて見えないものとなった。
[0118] 実施例 4、 5の透過型スクリーンは、光拡散性粒子の含有量を実施例 1と同等程度 としたが、光拡散性粒子として樹脂ビーズを用いたため、筆記消去可能な面とは反対 面の鏡面光沢度が実施例 1よりも高いものとなった。このため、実施例 4の透過型スク リーンは、プロジェクターの光源は透けて見えないが局部的に明るいものとなった。
[0119] 実施例 6、 7の透過型スクリーンは、筆記消去可能な面とは反対面の鏡面光沢度が 所定の値を超えたため、プロジェクターの光源は透けて見えるものとなった。また、実 施例 6の透過型スクリーンは、ヘーズが 80%未満であったため、光拡散性が低ぐス クリーンの端の映像は鮮明に映し出されていないものとなった。また、実施例 6の透過 型スクリーンは、レンズ効果により映像がぼけて見にくいものとなった。
[0120] 実施例 8、 9の透過型スクリーンは、筆記消去可能な面の鏡面光沢度が所定の値を 超えたため、投映された黒色部分の映像は白っぽく視認され鮮明ではないものとな つに。
図面の簡単な説明
[0121] [図 1]本発明の透過型スクリーンの一実施形態を示す断面図。
[図 2]本発明の透過型スクリーンの他の実施形態を示す断面図。
[図 3]本発明の透過型スクリーンの他の実施形態を示す断面図。
[図 4]本発明の透過型スクリーンの他の実施形態を示す断面図。
[図 5]本発明の透過型スクリーンの他の実施形態を示す断面図。
[図 6]本発明の透過型スクリーンの他の実施形態を示す断面図。
[図 7]本発明の透過型スクリーンを用いた一使用例の略図。
[図 8]本発明のリアブジエクシヨンモニタの一実施形態を示す側面図。
[図 9]比較例の反射型スクリーンを用いた一使用例の略図。
符号の説明
[0122] 1 · · ·光拡散性を有する基材、 2 · · ·筆記消去可能な面、 3、 101 · · ·透過型スクリーン 、4、 103 · · 'プロジェクター、 5 · · ·視認する者、 6 · · ·書き込む者、 7 · · ·反射型スクリ ーン、 11···基材、 11'···他の基材、 12···光拡散層、 13···粘着層、 22···樹脂 層、 100···リアプロジェクシヨンモニタ、 104···上部ミラー、 105···下部ミラー。

Claims

請求の範囲
[1] 一方の面が筆記消去可能であることを特徴とする透過型スクリーン。
[2] 前記筆記消去可能な面の鏡面光沢度 (JIS K5600-4-7:1999)が 70%— 135%であ ることを特徴とする請求項 1記載の透過型スクリーン。
[3] 前記筆記消去可能な面は、電離放射線硬化型樹脂、及びマット剤から形成される 樹脂層からなることを特徴とする請求項 1または 2記載の透過型スクリーン。
[4] ヘーズ (JIS Κ7136:2000)が 80%以上であり、かつ筆記消去可能な面とは反対面の 鏡面光沢度 (JIS Κ5600-4-7:1999)が 10%以下であることを特徴とする請求項 1から 3 のレ、ずれか 1項記載の透過型スクリーン。
[5] 前記筆記消去可能な面とは反対面に、バインダー成分、及び光拡散性粒子からな る光拡散層を有することを特徴とする請求項 1から 4のいずれか 1項記載の透過型ス クリーン。
[6] プロジェクターからの投映光が入射される光入射面と、前記光入射面と反対側に光 出射面とを有し、プロジェクターからの投映光を結像する透過型スクリーンであって、 前記光入射面の鏡面光沢度 (JIS Κ5600-4-7:1999)が 10%以下、前記光出射面の 鏡面光沢度 (JIS Κ5600_4_7:1999)が 70% 135%であり、スクリーン全体の^ ^一ズ(
JIS Κ7136:2000)が 80%以上であることを特徴とする透過型スクリーン。
[7] 請求項 6記載の透過型スクリーンであって、最外層として電離放射線硬化型樹脂及 びマット剤を含む樹脂層を備え、前記樹脂層の表面が前記光出射面を構成すること を特徴とする透過型スクリーン。
[8] 前記光入射面と前記光出射面との間に、バインダー成分及び光拡散性粒子を含 む光拡散層を有することを特徴とする請求項 6または請求項 7に記載の透過型スクリ
—ン。
[9] 前記光出射面が、ホワイトボード用マーカーで筆記消去可能である請求項 6から 8 のレ、ずれか 1項記載の透過型スクリーン。
[10] 光拡散性を有する基材を含み、基材の一方の面から入射されたプロジェクターから の投映光を結像し、その投映像を前記基材の他方の面から観察可能にした透過型 スクリーンにおいて、 前記他方の面にホワイトボード用マーカーで筆記消去可能な筆記層を備えたことを 特徴とする透過型スクリーン。
[11] 前記筆記層は、その表面の鏡面光沢度(JIS K5600-4-7:1999)が 70%— 135%で あることを特徴とする請求項 10記載の透過型スクリーン。
[12] 前記筆記層は、電離放射線硬化型樹脂及びマット剤を含む樹脂層からなることを 特徴とする請求項 10または請求項 11記載の透過型スクリーン。
[13] ヘーズ (JIS Κ7136:2000)が 80%以上であり、かつ筆記層とは反対面の鏡面光沢度
(JIS Κ5600-4-7:1999)が 10%以下であることを特徴とする請求項 10力も 12のいず れカ、 1項記載の透過型スクリーン。
[14] 映像表示装置に表示された表示画像を投映するプロジェクターと、前記プロジェク ターからの投映光を反射する反射ミラーと、光入射面と光出射面とを有し前記反射ミ ラーからの反射光を前記光入射面で受けて結像する透過型スクリーンとを備えたリア プロジェクシヨンモニタにおいて、
前記透過型スクリーンとして請求項 1から 13のいずれ力 1項記載の透過型スクリー ンを用いたことを特徴とするリアプロジェクシヨンモニタ。
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