JP2015031702A - 背面投映用スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れた投映スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンの提供。【解決手段】樹脂含浸被覆ガラスクロスを基材として、その両面に光拡散層を有する透光性積層体において、光拡散層が粒子径2.5〜20μmの球状粒子を1〜20質量%含有し、透光性積層体の少なくとも一方の最外面上に、酸化ケイ素粒子及び/またはパール顔料粒子を含む光乱反射層を設け、背面投映用スクリーンを得る。【選択図】図1

Description

本発明は投映スクリーン用の樹脂製シートに関するものであり、特にスクリーン背面からスクリーン裏面にプロジェクター投映した画像をスクリーンの表面に透過投映させるデジタルディスプレイ及びデジタルサイネージにおいて、明るい環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れた投映スクリーンと、さらに不燃性を有する投映スクリーンとに関する。
デジタルデータを直接、またはコンピュータ経由で画像表示や動画表示するデジタルディスプレイやデジタルサイネージが普及している。このようなデジタルメディアはポスターや看板などの具現物を必要としないため、コンピュータ処理された画像や動画表示をリアルタイムで自由自在に表現することができる。このようなデジタルディスプレイやデジタルサイネージの投映スクリーンの背面にはプロジェクターが配置されている。このような投映スクリーンには適度な透光性と光拡散性を兼備する透過型スクリーンを用いることで、プロジェクター光源を隠蔽しながらの鮮明な映像表示を可能とする。
このような透過型スクリーンの具体例として、プラスチックフィルム支持体に、光拡散性粒子(無機顔料)を含む光拡散層を設けてなる、ヘーズ80%以上、全光線透過率60%以上、鏡面光沢度10%以下である透過型スクリーン(特許文献1)、白色光源が着色して見えることをなくすようなスクリーンとして、透明樹脂と、透明樹脂とは屈折率の異なる特定条件を満たす球状微粒子とから形成される透過型スクリーン(特許文献2)、ホットスポット(プロジェクター光源の映り込み)の発生を防止しつつ、十分なコントラストと輝度を得るスクリーンとして、ヘーズが65%以上である前方散乱性フィルム上に、平均粒子径6μm超〜12μmの黒色ビーズとバインダー樹脂とを含む黒色層を有する透過型スクリーン(特許文献3)などが開示されている。
しかしこれら特許文献1及び2の透過型スクリーンは、コントラストが弱く、明るい場所での画像投映が白飛びし易いものであった。また特許文献3の透過型スクリーンは、平均粒子径6μm超〜12μmの黒色ビーズの存在が背面からの投映映像情報を遮断することで、ホットスポット(プロジェクター光源露出)の隠蔽効果が得られても、透過画像の解像度を悪くし、映像の鮮明さを欠く問題があった。また特許文献1〜3のスクリーンでは建築基準法に適合する不燃特性(ISO5660Part1)を有さないため、建築物に附帯物としての大型スクリーンに使用することが適わないものであった。
従って、明るい環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れ、さらに不燃性を有する投映用スクリーンが存在すれば、それらをウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、博物館、冠婚葬祭式場、及び各種公共施設などにおけるプロモーション演出やビジュアル演出などにも利用できるようになる。
特開2005−024942号公報 特開2007−249185号公報 特開2010−250288号公報
本発明は、街中のウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、博物館、及び各種公共施設など、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンの提供をしようとするものである。
上記課題を解決するために検討を行った結果、樹脂含浸ガラスクロスを基材として、その両面に光拡散層を有する可撓性積層体において、光拡散層が粒子径2.5〜20μmの球状粒子を1〜20質量%含有し、透光性積層体の少なくとも一方の最外面上に、酸化ケイ素粒子及び/またはパール顔料粒子を含む光乱反射層を設けること、必要に応じて光拡散層を着色してマンセル明度3〜7(マンセル表色系)とすることによって、明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンが得られ、特に光拡散層に塩化ビニル樹脂、フッ素含有共重合体樹脂、シリコン樹脂の何れかを用いることで建築基準法に適合する不燃性を容易に得られることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明によれば、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れた投映用スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有し、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることができるので、本発明による背面投映用スクリーンをショーウインドウのガラス面に貼着し、リアプロジェクター投映するだけで、容易にデジタルディスプレイやデジタルサイネージなどの表現を可能とする。また本発明による背面投映用スクリーンは不燃特性を有するので、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、総合病院、及び各種公共施設などに利用することができる。また、インターネット通信との連動によるデジタルサイネージの利用として、リアルタイムでのニュース報道や暴風雨警戒警報、災害時の緊急避難誘導の表示利用にも期待できる。
本発明の背面投映用スクリーンの断面の一例を示す図 本発明の背面投映用スクリーンの断面の一例を示す図
本発明の背面投映用スクリーンにおいて、光拡散層は、軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニル系共重合体樹脂、オレフィン樹脂(PE,PPなど)、オレフィン系共重合体樹脂(EVA,EMMAなど)、ウレタン樹脂、ウレタン系共重合体樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、フッ素含有共重合体樹脂、シリコン樹脂などが使用できるが、多くの難燃剤を使用せず、また光透過性を損わずに不燃性を得るためには、特に塩化ビニル樹脂、フッ素含有共重合体樹脂、シリコン樹脂を用いることが好ましい。特に軟質塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、難燃剤、着色剤、紫外線吸収剤などが配合された無色光透過性または着色光透過性の軟質塩化ビニル樹脂組成物が好ましい。光拡散層はカレンダー成型、Tダイス押出成型、インフレーション成型、コーティング法など公知のフィルム・シート製造手段により、厚さ0.01〜0.5mm、特に0.1〜0.25mmとしたものが使用できる。
上記光拡散層に含有する球状粒子は、ガラスビーズ、ガラス中空ビーズ、シリカビーズ、シリカ中空ビーズ、シリコーンレジンビーズ、シリコーンゴムビーズ、アクリル樹脂ビーズ、架橋アクリル樹脂ビーズ、スチレン樹脂ビーズ、架橋スチレン樹脂ビーズ、メラミン樹脂ビーズ、及びこれらの表面処理ビーズなどから選ばれた1種以上で、平均粒子径は2.5〜20μm、特に3〜10μmのものである。表面処理ビーズとは、上記ビーズの表面をシランカップリング剤やチタンカップリング剤の反応物、加水分解物で被覆したもの、シリカ微粒子で被覆したもの、ビーズ構成樹脂と異種の樹脂で被覆したものなどが挙げられる。これら球状粒子の粒子径が20μmを超えても、大型スクリーンへの投映画像に大きく影響するものではないが、至近距離での観察では画質が粗く見えることがある。また粒子径が2.5μm未満だと光拡散効果が不十分となり背面設置プロジェクターの光源が露わとなることがある。球状粒子は、光拡散層に対して1〜20質量%、特に3〜10質量%であることが好ましい。球状粒子の含有量が1質量%未満だと光拡散効果が不十分となり背面設置プロジェクターの光源が露わとなることがある。また球状粒子の含有量が20質量%を越えるとコントラストが白ぼけして鮮明さを欠き、球状粒子の密集がスクリーンの表面強度を脆くすることがある。球状粒子の形状は球形が最も好ましいが、歪んだ球状、扁平球状であってもよい。
また光拡散層は必要に応じて着色剤を含み、マンセル明度3〜7(マンセル表色系)に着色することで、明るい場所でも画像投映が白飛びし難いコントラストを得ることができる。マンセル明度が3未満だとスクリーン輝度が下がり、投映色彩が濁ることがあり、またマンセル明度が7を越えると明るい場所で画像投映の白飛びを生じることがある。従って街中で使用するウインドウディスプレイやPOP広告看板などに用いるスクリーンの光拡散層には着色剤を含み、マンセル明度3〜7としたものが好ましい。このような着色剤は、カーボンブラック顔料、複合酸化物系黒色顔料、酸化鉄ブラック顔料、酸化チタン系黒色顔料、アゾメチンアゾ系黒色顔料、ペリレン系黒色顔料などの黒色色素の使用、あるいは、イエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素の減色混合によるもの、この減色混合に黒色色素を追加したものなどで、マンセル明度3〜7に着色された光拡散層は光を拡散すると同時に光を透過させるものである。従ってこれら着色剤の使用量は0.01〜1質量%程度の少量である。これら色素としては、有機顔料、分散性染料、油溶性染料、水溶性染料、無機顔料などが挙げられ、有機顔料では、不溶性アゾ系、溶性アゾ系、高分子量アゾ系などのアゾ系顔料、キナクリドンレッド系、キナクリドンマゼンタ系などのキナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔料、ペリレン系顔料、フタロシアニンブルー系、フタロシアニングリーン系などのフタロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジンバイオレットなどのジオキサジン系顔料、キノフタロンイエロー顔料、ニッケルアゾエローなどの錯体顔料など公知の顔料が使用できる。
本発明の背面投映用スクリーン用いる基材としては、フッ素含有共重合体樹脂含浸被覆ガラスクロス、シリコン樹脂含浸被覆ガラスクロス、軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロスであることが不燃性の観点で必要であるが、特に軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロスが好ましい。軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロスは、ペースト塩化ビニル樹脂組成物によるプラスチゾル中にガラスクロスを浸漬し、ガラスクロスにプラスチゾルを含浸かつ被覆した後、熱風加熱によりペースト塩化ビニル樹脂組成物をゲル化させて被覆固化物とした複合体、あるいはプラスチゾルをガラスクロスの両面に塗工被覆した状態でゲル化被覆固化物とした複合体である。ペースト塩化ビニル樹脂組成物の組成に特に限定は無いが塩化ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、難燃剤、架橋剤、接着剤などの組み合わせで構成された無色の組成物である。ガラスクロスに軟質塩化ビニル樹脂を含浸させることで、ガラスクロスの織り組織に起因する隙間(空気溜まり)を充填し、またガラスクロスを構成するマルチフィラメント糸条のフィラメント間同士の微細空隙(空気溜まり)を充填することで基材全体の光学特性を均質なものとすることで投映画像の部分的乱反射(空気溜まりの存在による)を抑止することができる。ガラスクロスに対する含浸被覆量は、ガラスクロスの質量に対して25〜100質量%である。また軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆をすることで光拡散層との接着性、密着性をより良好とする。
樹脂含浸被覆ガラスクロスに用いるガラスクロスとしては、ガラス繊維糸条を経糸及び緯糸とする空隙率3%以下、好ましくは0%の織布である。ガラス繊維糸条は、繊度138〜1111dtex、特に277〜833dtexのマルチフィラメント糸条が好ましく、マルチフィラメント糸条を構成するフィラメント単糸の直径は、1μm〜15μmで、これらのフィラメント単糸を100〜800本集束した糸条が使用できる。また、ガラスクロスは平織、綾織、繻子織、模紗織など、質量75〜300g/m程度、好ましくは質量90〜215g/mの平織クロスを使用することが好ましい。これらのガラスクロスにおいて経糸条、及び緯糸条の打ち込み密度は20〜70本/inchである。空隙率が3%を越えると、ISO5660Part1に規定のコーンカロリー燃焼試験に適合できなくなることがある。これらガラスクロスからは、でんぷん系収束剤、及びプラスチック系収束剤などがヒートクリーニングで除去され、新たにシランカップリング剤によるガラスクロス表面の改質処理が施されていることが好ましい。
本発明の背面投映用スクリーンの少なくとも一方の最外面上には光乱反射層が設けられている。両最外面に光乱反射層が設けられていてもよく、片方の最外面に光乱反射層が設けられていれば、もう一方の最外面上には光沢樹脂層を有していてもよい。光乱反射層としては、1)酸化ケイ素粒子を含む光乱反射層、2)パール顔料粒子を含む光乱反射層、3)酸化ケイ素粒子とパール顔料粒子とを含む光乱反射層が挙げられる。酸化ケイ素粒子としては平均凝集粒径(コールカウンター法)が0.1〜10μm、特に1〜5μmの結晶シリカ粒子、溶融シリカ粒子、合成非晶質シリカ粒子(乾式シリカまたは湿式シリカ)が好ましく、これらシリカ粒子はバインダー樹脂に分散(1〜20質量%)して艶消剤として使用される。またパール顔料粒子としては粒子径5〜100μm、特に粒子径5〜30μmの雲母鱗片粒子、酸化チタン被覆雲母粒子などの光輝外観がシルク調白銀のものが挙げられ、これらパール顔料粒子はバインダー樹脂に分散(1〜20質量%)して光拡散反射剤として使用される。バインダー樹脂としては特にアクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらにシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケートを含むものが挙げられ、これらを使用することで同時に防汚性を付与することができる。さらに光乱反射層には帯電防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、防黴剤などを含むことができる。光乱反射層は公知の塗工技術、例えばグラビアコート法、ロールコート法、ナイフコート法、スプレーコート法などにより形成される。
本発明の背面投映用スクリーンの態様は次の4通りである。これらは樹脂含浸被覆ガラスクロスを基材として、1)プロジェクター側:「光乱反射層(パール顔料粒子)/光拡散層/基材/光拡散層/光乱反射層(酸化ケイ素粒子)」:観察者側、2)プロジェクター側:「光乱反射層(パール顔料粒子)/光拡散層/基材/光拡散層」:観察者側、3)プロジェクター側:「光乱反射層(酸化ケイ素粒子)/光拡散層(着色)/基材/光拡散層(着色)/光乱反射層(酸化ケイ素粒子)」:観察者側、4)プロジェクター側:「光乱反射層(酸化ケイ素粒子)/光拡散層(着色)/基材/光拡散層(着色)」:観察者側、で1)〜4)はプロジェクターと観察者の位置を変更した使用も可能である。特に1)と2)の態様は、輝度が高く発色鮮明性に優れるので暗所使用に適し、3)と4)の態様はコントラスト効果に優れ、照明や太陽光線の影響を受け難いので明所使用に適している。
本発明の背面投映用スクリーンにガラスクロスを含み、光拡散層を軟質塩化ビニル樹脂、フッ素含有共重合体樹脂、シリコン樹脂、の何れかを選択することにより、建築基準法に適合する不燃性を兼備することができる。建築基準法に適合する不燃性は、コーンカロリーメーター試験法(ASTM−E1354)において、輻射電気ヒ−タ−による輻射熱を、50kW/mで照射した時に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ加熱開始後20分間、10秒以上継続して最高発熱速度が200kW/mを超えないことによって達成され、これによって本発明の背面投映用スクリーンを街中、繁華街など防火区域で使用することができるようになる。
本発明の背面投映用スクリーンの用例において、映像投映装置は、スライド投映機、フィルム投映機、プラネタリウム投映機、レーザー投映機、オーバーヘッドプロジェクター及びビデオプロジェクターなどの映像投映装置を用いることができるが、特にビデオプロジェクターが好ましい。ビデオプロジェクターはコンピュータと連動し、コンピュータ内に保存されたPOP広告や動画、または無線やインターネット回線を通じて入手した情報、画像や動画をコンピュータ制御により効果的に投映する。これらの映像投映装置は投映スクリーン背面中央に配置することが標準であるが、奥行が狭い空間では反射ミラーを複数併用することで右端または左端に映像投映装置を配置してもよい。また、本発明の背面投映用スクリーンには、スピーカー、膜状スピーカー、電子音声装置などの音響装置を付帯することで映像との相乗効果が得られる。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例及び比較例で作成した投映スクリーンについて以下の評価を行った。投映スクリーンのサイズはたて1.5m×よこ2.0mとして、背面に映像投映装置として液晶式ビデオプロジェクター(セイコーエプソン社製EH−TW400)を使用した。
〈プロジェクター光源の視認性:ホットスポットの有無〉
たて1.5m×よこ2.0mの投映スクリーンの裏面2mの距離にビデオプロジェクターを配置した。投映映像をシート真正面から観察し、以下の基準で評価した。プロジェクターに対するスクリーン面は段落〔0017〕の例に従った。
1:ホットスポット無:プロジェクター光源が認知されず映像投映が常時良好
2:軽微なホットスポット:プロジェクター光源が認知されるが気になる程度
3:ホットスポットが目立つ:プロジェクター光源が目立ち常時映像投映の障害
〈明るい環境での発色鮮明性(コントラスト性)〉
1:優れて鮮明
2:やや不鮮明
3:白飛びして不鮮明
〈マンセル明度〉
投映スクリーン(光拡散層)のマンセル明度(JIS Z8721)を、MUNSELL BOOK OF COLOR標準色見本に照合させた。
〈燃焼試験〉(ASTM−E1354:コーンカロリーメーター試験法)
輻射電気ヒーターによる50kW/mの輻射熱を産業資材構造物に20分間照射し、
この発熱性試験において、20分間の総発熱量と発熱速度を測定し、試験後の膜材外観
を観察した。
(a)総発熱量:8MJ/m以下のものを適合とした。
(b)発熱速度:10秒以上継続して200kW/mを超えないものを適合とした。
(c)外観観察:直径0.5mmを超えるピンホール陥没痕の発生がないものを適合と
した。
[実施例1]
〈ガラスクロス〉
225dtexのEガラス(屈折率1.558)無撚扁平マルチフィラメント糸条を経糸及び緯糸として、経糸打込密度60本/inch、緯糸打込密度57本/inchで平織してなる空隙率1.0%未満、質量105g/mのガラスクロス(エポキシ基含有シランカップリング剤2質量%処理:デンプンサイジング)を用いた。
〈軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロス〉
下記配合1による軟質塩化ビニル樹脂プラスチゾルを配合調製し、このプラスチゾルの液浴中にガラスクロスを浸漬し、プラスチゾルをガラスクロスに含浸させ、ガラスクロスを引き上げると同時にマングルロールで圧搾して含浸を完了し、余分なゾルを除いた後、180℃の熱風炉でゲル化処理して軟質塩化ビニル樹脂による樹脂含浸被覆(質量55g/m)を形成したガラスクロス(空隙率0%:質量160g/m)を得た。
〈配合1:軟質ポリ塩化ビニル樹脂プラスチゾル組成〉
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
ジオクチルフタレート(可塑剤) 40質量部
トリクレジルフォスフェート(防炎可塑剤) 20質量部
エポキシ化大豆油 4質量部
Ba−Zn系複合安定剤 3質量部
ポリイソシアネート(反応接着剤) 15質量部
〈光拡散層〉
下記配合2による軟質塩化ビニル樹脂組成物を配合調製し、165℃の熱ロール条件でカレンダー成形を行い、厚さ0.1mmの透明フィルムを得た。球状粒子含有率は11質量%であった。この透明フィルムを軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロスの両面に170℃の熱ロール条件による熱溶着ラミネートを行い、厚さ0.27mm、質量370g/mの透光性積層体を得た。
〈配合2:軟質ポリ塩化ビニル樹脂組成〉
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
ジオクチルフタレート(可塑剤) 30質量部
トリクレジルフォスフェート(防炎可塑剤) 25質量部
エポキシ化大豆油 3質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 3質量部
球状粒子 20質量部
※球状粒子:架橋ポリメタクリル酸メチル球状粒子(平均粒子径8μm):登録商標「テクポリマー」:品番MBX−8:積水化成品工業社製:屈折率1.49
〈光乱反射層〉
透光性積層体の両面に光乱反射層〈配合3/配合4〉を80メッシュのグラビアロールコート法により形成し、厚さ0.27mm、質量377g/mのスクリーン用膜材を得た。
〈配合3:プロジェクターに対向する面への塗工:3.5g/m
アクリル樹脂 12質量部
パール顔料粒子 3.5質量部
MEK(溶剤) 100質量部
※パール顔料粒子:酸化チタン被覆率43%、粒子径5〜15μm反射光がシルク銀白調の粒子:登録商標「イリオジン」:品番111:メルクジャパン社製
〈配合4:観察者に対向する面への塗工:3.5g/m
アクリル樹脂 12質量部
酸化ケイ素粒子 3.5質量部
MEK(溶剤) 100質量部
※酸化ケイ素粒子:平均粒子径1.5μm、屈折率1.45の非晶質シリカ:商標「ニップシール」:品番E200A:日本シリカ工業社製
[実施例2]
〈ガラスクロス〉
実施例1で使用したガラスクロスを使用した。
〈軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロス〉
実施例1の配合1による軟質塩化ビニル樹脂プラスチゾルを用い、実施例1と同様にして軟質塩化ビニル樹脂による樹脂含浸被覆(質量55g/m)を形成したガラスクロス(空隙率0%:質量160g/m)を得た。
〈光拡散層〉
下記配合5による軟質塩化ビニル樹脂組成物を配合調製し、165℃の熱ロール条件でカレンダー成形を行い、厚さ0.1mm、マンセル明度5の着色フィルムを得た。球状粒子含有率は11質量%であった。この着色フィルムを軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆ガラスクロスの両面に170℃の熱ロール条件による熱溶着ラミネートを行い、厚さ0.27mm、質量370g/mの透光性積層体を得た。
〈配合5:軟質ポリ塩化ビニル樹脂組成〉
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
ジオクチルフタレート(可塑剤) 30質量部
トリクレジルフォスフェート(防炎可塑剤) 25質量部
エポキシ化大豆油 3質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 3質量部
黒色色素(C.I. Pigment Black7) 0.3質量部
球状粒子 20質量部
※球状粒子:架橋ポリメタクリル酸メチル球状粒子(平均粒子径8μm):登録商標「テクポリマー」:品番MBX−8:積水化成品工業社製:屈折率1.49
〈光乱反射層〉
透光性積層体の片面に光乱反射層〈配合4〉を、もう一方の面に光沢樹脂層〈配合6〉を、それぞれ80メッシュのグラビアロールコート法により形成し、厚さ0.27mm、質量377g/mのスクリーン用膜材を得た。
〈配合4:プロジェクターに対向する面への塗工:3.5g/m
アクリル樹脂 12質量部
酸化ケイ素粒子 3.5質量部
MEK(溶剤) 100質量部
※酸化ケイ素粒子:平均粒子径1.5μm、屈折率1.45の非晶質シリカ:商標「ニップシール」:品番E200A:日本シリカ工業社製
〈配合6:観察者に対向する面への塗工:3.5g/m
アクリル樹脂 12質量部
MEK(溶剤) 100質量部
[実施例3]
実施例2の光拡散層〈配合5〉を〈配合7〉に変更した以外は実施例2と同様として、厚さ0.27mm、質量377g/mのスクリーン用膜材を得た。光拡散層のマンセル明度は5、球状粒子含有率は11質量%であった。
〈配合7:軟質ポリ塩化ビニル樹脂組成〉
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
ジオクチルフタレート(可塑剤) 30質量部
トリクレジルフォスフェート(防炎可塑剤) 25質量部
エポキシ化大豆油 3質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 3質量部
イエロー系色素(C.I.PY110) 0.3質量部
マゼンタ系色素(C.I.PR122) 0.3質量部
シアン系色素(C.I.PB15:3) 0.4質量部
球状粒子 20質量部
※球状粒子:架橋ポリメタクリル酸メチル球状粒子(平均粒子径8μm):登録商標「テクポリマー」:品番MBX−8:積水化成品工業社製:屈折率1.49
実施例1〜3の投映スクリーン(膜材)は、何れも透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れ、建築基準法に適合する不燃特性を具備するものであった。
[比較例1]
実施例1の光拡散層〈配合2〉から球状粒子20質量部を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.27mm、質量377g/mの膜材を得た。この膜材は光拡散効果が不足して映像投映性に劣り、しかもプロジェクターの光源(ホットスポット)が露わとなることで、光源が投映画像に終始映り込む不具合を生じるなど、実用性の無いものであった。
[比較例2]
実施例1の光拡散層〈配合2〉において、球状粒子20質量部を1質量部に減量し、光拡散層への球状粒子含有率を0.6質量%とした以外は実施例1と同様として、厚さ0.27mm、質量377g/mの膜材を得た。この膜材は光拡散効果が不足して映像投映性に劣り、しかもプロジェクターの光源(ホットスポット)が露わとなることで、光源が投映画像に終始映り込む不具合を生じるなど、実用性の無いものであった。
[比較例3]
実施例1の光拡散層〈配合2〉において、球状粒子20質量部を60質量部に増量し、光拡散層への球状粒子含有率を27質量%とした以外は実施例1と同様として、厚さ0.27mm、質量377g/mの膜材を得た。この膜材は輝度が増し過ぎて映像投映性のコントラストを欠くもので、しかも膜材を折り曲げた時に表面に亀裂を生じるなど耐久性に劣る光拡散層となり、また可燃性のアクリル樹脂である球状粒子を多量に含むことで不燃性が得られないものとなった。
[比較例4]
実施例1の光乱反射層〈配合3〉と〈配合4〉を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.27mm、質量370g/mの膜材を得た。この膜材は光沢のある映像投映面が反射して観察角度によって見え難い難点を有していた。
本発明の背面投映用スクリーンは、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット隠蔽効果に優れた投映用スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有し、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることができるので、本発明による背面投映用スクリーンをショーウインドウのガラス面に貼着し、リアプロジェクター投映するだけで、容易にデジタルディスプレイやデジタルサイネージなどの表現を可能とする。また本発明による背面投映用スクリーンは不燃特性を有するので、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、総合病院、及び各種公共施設などに利用することができる。また、インターネット通信との連動によるデジタルサイネージの利用として、リアルタイムでのニュース報道や暴風雨警戒警報、災害時の緊急避難誘導の表示利用にも期待できる。
1:背面投映用スクリーン(透光性積層体)
2:樹脂含浸被覆ガラスクロス(基材)
2−1:ガラスクロス
2−2:含浸被覆樹脂
3:光拡散層
3−1:球状粒子
3−2:着色剤
4:光乱反射層
4−1:酸化ケイ素粒子
4−2:パール顔料粒子
5:光沢樹脂層
6:プロジェクター
7:観察者

Claims (3)

  1. 樹脂含浸被覆ガラスクロスを基材として、その両面に光拡散層を有する透光性積層体であって、前記光拡散層が粒子径2.5〜20μmの球状粒子を1〜20質量%含有し、前記透光性積層体の少なくとも一方の最外面上に、酸化ケイ素粒子及び/またはパール顔料粒子を含む光乱反射層が設けられていることを特徴とする背面投映用スクリーン。
  2. 前記光拡散層が着色剤を含み、マンセル明度3〜7(マンセル表色系)を有する請求項1に記載の背面投映用スクリーン。
  3. コーンカロリーメーター試験法(ASTM−E1354)により、輻射電気ヒ−タ−による輻射熱を、50kW/mで照射した時に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ加熱開始後20分間、10秒以上継続して最高発熱速度が200kW/mを超えることのない、請求項1または2に記載の背面投映用スクリーン。
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