JP2005345873A - 光拡散シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光拡散シートを提供すること。
【解決手段】20〜70重量%のガラス繊維織物と、80〜30重量%の一対の樹脂層とを含む光拡散シート。ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と一対の樹脂層を構成する樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下であり、アッベ数の差が30以下である。全光線透過率が80%以上であり、かつ、ヘーズが70%以上である。上記光拡散シートの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、光拡散シート及びその製造方法、並びに、この光拡散シートを用いた光透過型スクリーンに関する。
面照明装置や内照式看板などの照明装置としての光透過型スクリーンにおいて、スクリーンでの輝度が充分に高いこと、及び輝度分布が発光面全体に充分に均一であることが求められる。また、拡散シートを積層したバックライトユニットを有する液晶表示装置についても、拡散シートについては同様の性能が求められている。さらに、プロジェクター用又はテレビ用の光透過型スクリーン装置においては、発光面において上記の他に鮮明な映像が投影されることが求められている。
光拡散シートに用いられるものとして、例えばアクリル樹脂シートなどの樹脂シートや、艶消しガラスなどが一般に用いられている。さらに、ガラス繊維織物を基布として用いたガラス繊維シートについても、このような光拡散シートへの利用がすすめられている。光拡散用ガラス繊維シートに関する文献としては例えば、特許文献1〜5が挙げられる。特許文献1〜5の全ての内容は、本出願に援用される。
特開平8−195114号公報、 特開平8−259637号公報 特開平8−290528号公報 特開平8−306215号公報 特開2001−55646号公報
近年、光拡散シートによって均一な光照射を実現する照明装置に対して、その大型化・大面積化及び軽量化の要求が増してきている。例えば、絵画等の展示を行う展示室などに用いる照明装置では、各展示品に均一に光を当てる必要がある。この場合、天井面の広範囲から均一に光が照射されることが好ましく、したがって、充分な照明の均一性を有するとともに大面積の照明装置が望まれる。このような照明装置を用いた場合、蛍光灯などの光源の形状・位置が視認されずに光拡散シートからなる発光面全体から照明光が出射されるために照明が柔らかく、様々な施設・用途において、上記した均一照明で大面積の照明装置が望まれている。
このような要求に対して、樹脂シートや艶消しガラスからなる光拡散シートではいずれも、大面積化と、軽量化に必要な薄型化とを両立させることがシートの強度やその作製工程等の面から困難である。また、樹脂シートを用いた場合には、可燃材であるために防火上の問題から法規制によって充分に大面積化して天井面に用いることができない。
これに対して、ガラス繊維シートからなる光拡散シートは、高い光拡散性を有すると同時に、素材の柔軟性・耐久性などの特質から大面積化と軽量・薄型化とを両立することが可能である。また、ガラス繊維基布の表面に不燃透光性樹脂をコーティングしたガラス繊維シートとすることによって、不燃性・防汚性に優れた光拡散シートとなることが、上記の文献に記載されている。
しかしながら、従来の光拡散用ガラス繊維シートでは、照明装置において必要とされる照明性能が充分に得られていない、という問題がある。すなわち、上記の照明装置において必要とされる高輝度、及び輝度分布の均一性と鮮明な映像の投影は、光拡散用ガラス繊維シートの光透過性、及び光拡散性にそれぞれ対応している。これら2つの光透過特性について、高い光拡散性を得て照明の均一性を確保するため、もう一方の光透過性が充分には高く設定・確保されていない、という問題があった。
例えば、特許文献1に示された光源光拡散用透光材においては透過率50%弱とされており、また、光拡散性については具体的な検討はなされていない。また、特許文献2及び特許文献3に記載されたガラス繊維シートにおいても、全光線透過率は38〜45%程度である。また、特許文献4に記載されたガラス繊維シートはその機械的特性等を改善するものであり、光透過性及び光拡散性についての検討は具体的にはなされていない。更に、特許文献5では、全光線透過率が55〜60%程度と比較的高い値を達成できているが、更なる向上が望まれている。
すなわち、従来の光拡散用ガラス繊維シートにおいては、その構造・機械的特性や、不燃性・防汚性などについては改善が行われているものの、光透過特性・照明特性に関して、輝度分布を均一化させるために充分な光拡散性を有するという条件の下において、同時にその光透過性を最適化し向上・改善させる構成の検討・開発が充分でなかった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、高い光拡散性を有すると同時に光透過性が向上されて、均一かつ明るい照明を実現することが可能な光拡散用ガラス繊維シート、及びそれを用いた光透過型スクリーン装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面では、少なくとも1枚のガラス繊維織物と、前記ガラス繊維織物を挟む一対の樹脂層と、を含む光拡散シートであって、前記ガラス繊維織物が20〜70重量%であり、前記一対の樹脂層が80〜30重量%であり、前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と前記一対の樹脂層を構成する樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下であり、前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と前記一対の樹脂層を構成する樹脂組成物とのアッベ数の差が30以下であり、全光線透過率が80%以上であり、かつ、ヘーズが70%以上である、光拡散シートが提供される。
本発明において、前記外表面の算術平均粗さRaの平均が、0.6μm以上であることが好ましい。
また、前記外表面の最大粗さRmaxが、2.5μm以上であることが好ましい。
更にまた、前記ガラス繊維織物の経糸の間隔が0.5mm以下であり、又は、前記ガラス繊維織物の緯糸の間隔が0.5mm以下であることが好ましい。
更に、前記ガラス繊維織物の経糸の間隔が0.5mm以下であり、かつ、前記ガラス繊維織物の緯糸の間隔が0.5mm以下であることが更に好ましい。
輻射電気ヒーターから光拡散シートの表面に50kW/m2の輻射熱を照射する発熱性試験において、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、且つ加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えないことが好ましい。
本発明の第2の側面では、第1フィルムに未硬化の樹脂組成物を塗布する工程と、ガラス繊維織物を前記樹脂組成物に接触させる工程と、前記第1フィルム及び第2フィルムが前記ガラス繊維織物を挟む工程と、前記第1フィルム及び前記第2フィルムが前記ガラス繊維織物を挟んだ状態で、前記樹脂組成物を硬化する工程と、を含む、光拡散シートの製造方法であって、前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と硬化後の樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下であり、前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と硬化後の樹脂組成物とのアッベ数の差が30以下であり、前記第1フィルムは、前記ガラス繊維織物側の第1表面を有し、前記第2フィルムは、前記ガラス繊維織物側の第2表面を有し、前記第1表面又は前記第2表面の算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上である、光拡散シートの製造方法が提供される。
更に、前記外表面の最大粗さRmaxが、2.5μm以上であることが好ましい。
本発明の第3の側面では、上記のいずれかに記載の光拡散シートと、前記光拡散シートの背面に位置する光源と、を備えた光透過型スクリーン装置が提供される。
本発明の光拡散シートは、ガラス繊維織物と樹脂層との屈折率の差が0.02以下であるので、ガラス繊維織物を視認できなくなる。また、ガラス繊維織物と樹脂層とのアッベ数の差が30以下であるので、ガラス繊維織物と樹脂層との界面で、着色も抑えることができる。また、不燃性のガラス繊維織物を用い、かつ、樹脂層の重量が所定範囲内であるので、不燃性になる。更に、全光線透過率が80%以上であり、かつ、ヘーズが70%以上であるので、光を充分に透過し、かつ、光を拡散ないし散乱することができる。
本発明の光拡散シートの製造方法では、上記の光拡散シートを効率的に製造することができる。
本発明の光透過型スクリーン装置は、この光拡散シートを発光面としてのスクリーンとするため、発光面を均一に明るく照らすことができ、また、鮮明な映像も投影することができる。そのため、照明装置や、プロジェクター用若しくはテレビ用の光透過型スクリーン装置や、反射シート、光拡散シート、プリズムシートを積層したバックライトユニットとして液晶ディスプレイ装置として有用である。
図1は、本発明の一実施態様の光拡散シートを示す。光拡散シート10は、ガラス繊維織物20と、ガラス繊維織物20を挟む一対の樹脂層32、34とを含む。一対の樹脂層32及び樹脂層34が、ガラス繊維織物20の隙間を充填し、互いに連続している。
ガラス繊維織物20では、複数の経糸22と、複数の緯糸24とが組み合わさっている。ガラス繊維織物とは、ガラス繊維を経糸及び緯糸に用いて、織った布をいう。ガラス繊維織物は、ガラスクロスと呼ばれることもある。
ガラス繊維織物の織組織としては、平織、朱子織、綾織、斜子織、畦織等が挙げられる。本発明の光拡散シートに用いられるガラス繊維織物としては、平織、斜子織、畦織が好ましい。
ガラス繊維織物20中の隣接する経糸22の間の隙間28が0.5mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることが更に好ましい。また、ガラス繊維織物20中の隣接する緯糸24の間の隙間が0.5mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることが更に好ましい。ガラス繊維織物の経糸22又は緯糸24の隙間が狭い場合には、炎がガラス繊維織物を通過し難くなるからである。なお、後述の建築基準法の評価法に基づく不燃性の認定に合格するためには、ガラス繊維織物20中の隣接する経糸22の間の隙間28が0.5mm以下であり、かつ、ガラス繊維織物20中の隣接する緯糸24の間の隙間が0.5mm以下であることが好ましく、ガラス繊維織物20中の隣接する経糸22の間の隙間28が0.2mm以下であり、かつ、ガラス繊維織物20中の隣接する緯糸24の間の隙間が0.2mm以下であることが更に好ましい。
ガラス繊維織物中のガラス繊維としては、汎用の無アルカリガラス繊維(Eガラス)、耐酸性の含アルカリガラス繊維(Cガラス)、高強度・高弾性率ガラス繊維(Sガラス、Tガラス等)、耐アルカリ性ガラス繊維(ARガラス)等があげられるが、汎用性の高い無アルカリガラス繊維の使用が好ましい。
ガラス繊維のフィラメント直径は、1〜20μmであることが好ましく、3〜12μmであることが更に好ましい。
ガラス繊維の番手は、5tex〜70texが好ましく、10tex〜35texが更に好ましい。なお、ガラス繊維のtex番手は、1000m当たりのグラム数に相当している。
ガラス繊維織物は、一種類のガラス繊維で織られていてもよいし、2種類以上のガラス繊維で織られていてもよい。例えば、経糸と緯糸は別個のガラス繊維であってもよい。2種類以上のガラス繊維で織られている場合には、ガラス繊維のフィラメント直径、番手は、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、ガラス繊維の組成が同じであり、ガラス繊維のフィラメント直径及び番手が異なっていてもよい。
ガラス繊維織物には、透明不燃性シートの耐久性を向上させる目的で、ガラス繊維処理剤として通常使用されているシランカップリング剤で表面処理しておくことが好ましい。これによって、ガラス繊維織物と樹脂層とを良好に接合させることができる。なお、シランカップリング剤は、各ガラス繊維の表面に付着するので、ガラス繊維織物の光透過特性や通気度等には実質上影響するものではない。
また、ガラス繊維織物20に対して開繊処理が施されていることがさらに好ましい。開繊処理によってガラス繊維のフィラメント同士をばらけさせて、ガラス繊維の断面形状が扁平化されるなど、経糸22、緯糸24のガラス繊維がそれぞれ占める面積範囲を増大させることが可能である。このとき、各ガラス繊維間の隙間部分の光源側から見た面積が減少するので、上記の処理によって通気度を減少させて、平行光線透過率を低減させ、ヘーズを高めることができる。また、このとき一般にガラス繊維織物20の厚さも低減される。
開繊処理の具体的な方法としては、例えば、高圧ウォータージェットによる方法、バイブロウォッシャーによる方法、超音波振動による方法、など様々な方法を用いることができる。
図1では、樹脂層32及び樹脂層34が、ガラス繊維織物20を両側から挟んでいる。また、樹脂層32及び樹脂層34が、ガラス繊維織物20の隙間を充填し、互いに連続している。さらに、樹脂層32及び樹脂層34は、ガラス繊維織物20に接触している。
樹脂層は、熱可塑性樹脂で構成されてもよいし、熱硬化性樹脂で構成されていてもよいし、光硬化性樹脂で構成されていてもよい。しかしながら、本発明の光拡散シートにおいては、熱硬化性樹脂及び光硬化性樹脂は未硬化の状態では粘度が低く、ガラス繊維織物に含浸しやすいので好ましい。
熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロプレン、ポリノルボルネンなどのポリオレフィン;ポリスチレン;ポリ塩化ビニル;アクリル樹脂;メタクリル樹脂;ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)、エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー、パーフルオロエチレン−プロペンコポリマー等のフッ素樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のポリエステル;脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド等のポリアミドなどが好ましい。
熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又は、エポキシ樹脂が好ましく、耐熱性、耐薬品性、機械的強度、硬化特性に優れている点で、ビニルエステル樹脂が更に好ましい。
光硬化性樹脂は、紫外線等の光の照射で硬化する樹脂をいう。なお、未硬化の樹脂組成物は、熱でも紫外線照射でも硬化するものがある。
樹脂層32、34には、難燃剤、紫外線吸収剤、充填剤、帯電防止剤などの添加物が含まれていてもよい。難燃剤としては、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、トリクロロエチルホスフェート、トリアリルホスフェート、ポリリン酸アンモニウム、リン酸エステルなどが挙げられる。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、タルクなどが挙げられる。帯電防止剤としては、例えば、界面活性剤が挙げられる。
これらの添加物は粒子形状であってもよく、粒子の場合には粒径が10μm以下であることが好ましく、5μm以下であることが更に好ましい。粒径が小さいと、全光線透過率の低下を小さくすることができるからである。
本発明の一実施態様では、ガラス繊維織物20が20〜70重量%であり、一対の樹脂層32、34が80〜30重量%である。ガラス繊維織物20が20重量%未満の場合には、樹脂層32、34の量が多くなり、光拡散シートの不燃性が低下する。一方、ガラス繊維織物20が70重量%を越える場合には、樹脂層32、34の厚さが薄くなり、ガラス繊維織物の模様が浮き出てしまう場合があり、また、光拡散シートの透明性が低下する。
なお、後述の建築基準法の評価法に基づく発熱性試験において、変形、溶融、亀裂などの損傷を抑え、不燃性をさらに向上させ、不燃性の認定に合格する水準にするために、本発明の光拡散シートは、ガラス繊維織物20が30〜70重量%であり、一対の樹脂層32、34が70〜30重量%であることが好ましい。
本発明では、ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と樹脂層を構成する樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下である。このように屈折率の差が小さいので、不燃性シートが透明になる。屈折率とは、光が二つの媒質の境界で屈折するとき、入射角の正弦と屈折角の正弦との比をいう。屈折率は、両媒質中の光の速さの比に等しい。
本発明では、ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物の屈折率は、特に制限がないが、例えば、1.4〜1.7の範囲であることが好ましく、1.5〜1.6の範囲であることが更に好ましい。なお、ガラス繊維を構成するガラス組成物が無アルカリガラスの場合には、屈折率を1.55〜1.57の範囲にすることができる。
樹脂層の屈折率測定方法は、JIS K 7142の「プラスチックの屈折率測定方法」(Determination of the refractive index of plastics)に従う。具体的には、ガラス繊維織物が含まれていない硬化性樹脂のフィルムを、ガラス繊維織物を含む場合と同じ条件で作成し、アッベ屈折形を用いて測定する。
本発明では、ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と一対の樹脂層を構成する樹脂組成物とのアッベ数の差が30以下である。アッベ数は、透明体の色収差を評価する数値であり、可視光領域の散乱の評価に用いられる。材料のアッベ数 V は次のように定義される。
Figure 2005345873
nD, nF , nCは材料の波長がそれぞれ D-589.2 nm, F-486.1 nm , C-656.3 nm の光に対する屈折率である。
ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物のアッベ数は、特に制限がないが、例えば、35〜75の範囲であることが好ましく、50〜70の範囲であることが更に好ましい。
本発明の光拡散シートは、全光線透過率が80%以上である。これによって、光透過型スクリーン装置の発光面として充分に明るく照らすことができる。なお、このためには、全光線透過率が85%以上であることが好ましい。
光拡散シートの全光線透過率の測定方法は、JIS K 7105の「プラスチックの光学的特性試験方法」(Testing Methods for Optical Properties of Plastics)、「5.5 光線透過率及び全光線反射率」に従う。具体的には、積分球式測定装置を用いて全光線透過量を測定し、全光線透過率を求める。
また、本発明の光拡散シートは、ヘーズが70%以上である。これによって、光透過型スクリーン装置の発光面として充分に光を拡散するため、光源を視認されることもなく、鮮明な画像を投影することができる。なお、このためには、ヘーズは75%以上であることが好ましい。光拡散シートのヘーズの測定方法は、JIS K 7105の「プラスチックの光学的特性試験方法」(Testing Methods for Optical Properties of Plastics)、「6.4ヘーズ」に従う。具体的には、積分球式測定装置を用いて拡散透過率及び全光線透過率を測定し、その比によって表す。
Figure 2005345873
H:ヘーズ(%)
:拡散透過率(%)
:全光線透過率(%)
本発明の光拡散シートは、輻射電気ヒーターから光拡散シートの表面に50kW/m2の輻射熱を照射する発熱性試験において、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、且つ加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えないことが好ましい。本発明の光拡散シートが、建築部材として用いられる場合には、不燃性であることが好ましいからである。
図1で、樹脂層32の外表面32s及び樹脂層34の外表面34sの算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上であり、好ましくは0.7μm以上である。
これにより、光拡散シートの表面で光を拡散ないし散乱することができる。
算術平均粗さ(Ra)は、JIS B0601の規定に従って求める。具体的には、まず、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さ、lだけ抜き取る。次いで、この抜き取り部分の平均線の方向にx軸を、縦倍率の方向にy軸を取り、粗さ曲線をy=f(x)で表す。そして、算術平均粗さ、Raは、下記式によって求める値をマイクロメートル(μm)で表したものである。
Figure 2005345873
算術平均粗さRaは、典型的には平面形状である光拡散シートのある1つの線上のみで測定するのではなく、複数の線上で測定することが好ましい。この線は,直線である必要はなく、曲線でもよい。1枚の光拡散シート中でも算術平均粗さはばらつきがある場合があるからである。このように複数の線上で、算術平均粗さRaを測定した場合に、得られた値の平均を求める。本発明の光拡散シートにおいては、100mm角の試料について縦方向及び横方向に各3ヶ所、カットオフ値0.8mm、評価長さ2.5mmで測定する。
本発明の他の実施態様では、光拡散シート1m当たり、一対の樹脂層の重量が15〜500gの範囲であり、一対の樹脂層の重量が50〜300gの範囲であることが好ましい。
光拡散シート1m当たり、一対の樹脂層の重量が15g未満の場合には、ガラス繊維織物の目つめが十分に行うことができず、ガラス繊維織物の模様が浮き出てしまう場合があり、また、光拡散シートの透明性が低下する。一方、光拡散シート1m当たり、一対の樹脂層の重量が500gより多い場合には、光拡散シートの不燃性が低下する。
光拡散シート1m当たり、1枚のガラス繊維織物の重量は20〜150g/mであることが好ましい。光拡散シート1m当たり、ガラス繊維織物の重量を150g/m以上にする場合には、2枚以上のガラス繊維織物を用いることが好ましい。
本発明の他の側面では、光拡散シートの製造方法を提供する。この製造方法では、まず、図2に示すように、第1フィルム42に未硬化の樹脂組成物44を塗布する工程を含む。塗布後は、未硬化の樹脂組成物44は層となって第1フィルム42を被覆することが好ましい。
第1フィルム42の表面42sは粗面化処理されている。図2で、第1フィルム42の表面42sの算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上であり、好ましくは0.7μm以上である。第1フィルム42の表面42sの最大粗さRmaxが、2.5μm以上であることが好ましく、3.0μm以上であることが更に好ましい。第1フィルムの表面42sが粗面なので、未硬化の樹脂組成物44の表面44sも相補的な形状の粗面になる。
第1フィルム42の表面42sは、例えば、サンドブラストで粗面化されていてもよい。あるいは、第1フィルム42の表面42sは、アクリル樹脂等からなる微粒子を含むつや消し剤でコーティングされていてもよい。あるいは、第1フィルム42がビーズ等の複数の粒子を含み、この粒子の一部が第1フィルム42の表面42sより隆起することにより、表面42sに凹凸が形成されていてもよい。
未硬化の樹脂組成物は、ペーストであることが好ましい。第1フィルムの表面42sの形状を写し取るためである。具体的には、未硬化の樹脂組成物の粘度は、0.01〜100Pa・sであることが好ましく、0.1〜10Pa・sであることが更に好ましい。
次いで、図3に示すように、ガラス繊維織物20を樹脂組成物44に接触させる。好ましくは、ガラス繊維織物20が樹脂組成物44からなる層を被覆する。
本発明の一実施形態では、次いで、図4に示すように、第1フィルム42の反対側にて、第2フィルム46をガラス繊維織物20に接触させ、第1フィルム42及び第2フィルム44がガラス繊維織物20を挟む。好ましくは、第1フィルム42の反対側にて、第2フィルム46がガラス繊維織物20を被覆し、第1フィルム42及び第2フィルム44がガラス繊維織物20を挟む。
第2フィルム46の表面46sは粗面化処理されている。図4で、第2フィルム46の表面46sの算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上であり、好ましくは0.7μm以上である。第2フィルム46の表面46sの最大粗さRmaxが、2.5μm以上であることが好ましく、3.0μm以上であることが更に好ましい。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム46がガラス繊維織物を挟んだ状態で、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与してもよい。例えば、第2フィルム44の上からローラーをかけて、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与してもよい。あるいは、第1フィルム42及び第2フィルム46を一対のローラーの間を通過させ、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与してもよい。
ここで、ガラス繊維織物20には、経糸と経糸の間、緯糸と緯糸との間、及び、経糸と緯糸の間に若干の隙間がある。そして、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与することにより、未硬化の樹脂組成物がこの隙間を通過する。この結果、未効果の樹脂組成物44がガラス繊維織物20に含浸し、図5に示すように、未硬化の樹脂組成物44a、44bが、ガラス繊維織物20の両側に配置されることになる。
第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与することにより、第1フィルムの表面42sの形状が、未硬化の樹脂組成物44の表面44sの形状に相補的に写し取られる。同様に、第2フィルムの表面46sの形状が、未硬化の樹脂組成物44の表面44tの形状に相補的に写し取られる。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム44がガラス繊維織物20を挟んだ状態で、未硬化の樹脂組成物44a、44bを硬化する。好ましくは、熱により、未硬化の樹脂組成物44a、44bを硬化する。
本発明の他の実施形態では、図2及び図3の状態までは前述の通りである。一方、図6に示されているように、第2フィルム46に未硬化の樹脂組成物47を塗布する。塗布後は、未硬化の樹脂組成物47は層となって第2フィルム46を被覆することが好ましい。
図6で、第2フィルム46の表面46sの算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上であり、好ましくは0.7μm以上である。第2フィルム46の表面46sの最大粗さRmaxが、2.5μm以上であることが好ましく、3.0μm以上であることが更に好ましい。
次いで、図3に示されている、第1フィルム42、未硬化の樹脂組成物44及びガラス繊維織物20の積層体に、図6に示されている、第2フィルム46と未硬化の樹脂組成物47の積層体を、未硬化の樹脂組成物44及び未硬化の樹脂組成物47が両側からガラス繊維織物20に接触するように、重ねる。即ち、図7に示すように、第1フィルム42、未硬化の樹脂組成物44、ガラス繊維織物20、未硬化の樹脂組成物47、第2フィルム46がこの順序で積層された積層体を得る。図7では、第1フィルム42及び第2フィルム46がガラス繊維織物20を挟んでいる。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム46がガラス繊維織物20を挟んだ状態で、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与する。これにより、図8に示すように、未硬化の樹脂組成物44、47がガラス繊維織物の隙間を充填する。
第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与することにより、第1フィルムの表面42sの形状が、未硬化の樹脂組成物44の表面44sの形状に相補的に写し取られる。同様に、第2フィルムの表面46sの形状が、未硬化の樹脂組成物47の表面47sの形状に相補的に写し取られる。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム44がガラス繊維織物20を挟んだ状態で、未硬化の樹脂組成物44、47を硬化する。好ましくは、熱により、未硬化の樹脂組成物44、47を硬化する。
上記の実施態様では、1層のガラス繊維織物20が用いられていた。しかし、複数のガラス繊維織物を重ねて用いても良い。また、1層のガラス繊維織物の上に未硬化の樹脂組成物を塗布し、次いで、1層のガラス繊維織物を置いても良い。
次に、本発明の他の実施態様の光拡散シートの製造方法を示す。この実施態様では、2枚のガラス繊維織物を含む光拡散シートが得られる。
図3に示されている、第1フィルム42、未硬化の樹脂組成物44及びガラス繊維織物20の積層体に、更に、ガラス繊維織物20を重ねる。即ち、図9に示すように、第1フィルム42、未硬化の樹脂組成物44、ガラス繊維織物20、ガラス繊維織物20がこの順序で積層された積層体を得る。
次いで、図9に示されている積層体に、図6に示されている、第2フィルム46と未硬化の樹脂組成物47の積層体を、未硬化の樹脂組成物44及び未硬化の樹脂組成物47が両側からガラス繊維織物20に接触するように、重ねる。即ち、図10に示すように、第1フィルム42、未硬化の樹脂組成物44、ガラス繊維織物20、ガラス繊維織物20、未硬化の樹脂組成物47、第2フィルム46がこの順序で積層された積層体を得る。図9では、第1フィルム42及び第2フィルム46が2枚のガラス繊維織物20を挟んでいる。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム46が2枚のガラス繊維織物20を挟んだ状態で、第1フィルム42及び第2フィルム46に圧力を付与する。これにより、図11に示すように、未硬化の樹脂組成物44、47が2枚のガラス繊維織物20の隙間を通過し、未硬化の樹脂組成物48が2枚のガラス繊維織物20の間を充填する。
次いで、第1フィルム42及び第2フィルム44がガラス繊維織物20を挟んだ状態で、未硬化の樹脂組成物44、47、48を硬化する。好ましくは、熱により、未硬化の樹脂組成物44、47、48を硬化する。
本発明の一実施態様では、第1フィルム、ガラス繊維織物及び第2フィルムは、連続したシートであってもよい。この実施態様では、連続したシート状の光拡散シートを製造することができる。
第1フィルム及び第2フィルムは同一の素材であってもよく、同一の形状であってもよい。第1フィルム及び第2フィルムは、熱可塑性樹脂から構成されていてもよい。熱可塑性樹脂には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリアミド等が含まれる。
図12は、本発明の他の実施態様の説明図である。第1フィルムロール70から第1フィルム72が引き出され、第1フィルム72はローラー90で屈曲される。
その後、第1フィルム72に未硬化の樹脂組成物74を塗布する。具体的には、未硬化の樹脂組成物74を第1フィルム72上に供給し、次いで、ドクターブレード88により、未硬化の樹脂組成物74を均一の厚さの層に成形し、未硬化の樹脂組成物からなる層を第1フィルム72に被覆する。ここで、未硬化の樹脂組成物74は、ドクターブレード88の前で樹脂溜り76になってもよい。
次いで、ガラス繊維織物ロール60からガラス繊維織物62が引き出され、ガラス繊維織物62を、第1フィルム72上の未硬化の樹脂組成物層層の上に接触させ、好ましくは、ガラス繊維織物62が未硬化の樹脂組成物からなる層を被覆する。そして、ローラー92で、ガラス繊維織物62及び第1フィルム72を屈曲させる。ガラス繊維織物62に加えられる張力により、ガラス繊維織物62は未硬化の樹脂組成物に押し付けられる。未硬化の樹脂組成物の粘度は上述のように低いので、未硬化の樹脂組成物がガラス繊維織物のガラス繊維の隙間に入り込む。
また、第2フィルムロール80から、第2フィルム82が引き出される。そして、第1フィルム72の反対側にて、第2フィルム82をガラス繊維織物62に接触させ、第1フィルム72及び第2フィルム82がガラス繊維織物62を挟む。好ましくは、第1フィルム72の反対側にて、第2フィルム82がガラス繊維織物62を被覆し、第1フィルム72及び第2フィルム82がガラス繊維織物62を挟む。
次いで、第1フィルム72及び第2フィルム82がガラス繊維織物62を挟んだ状態で、第1フィルム72及び第2フィルム82を一対のローラー94、96の間を通過させ、第1フィルム72及び第2フィルム82に圧力を付与する。
ここで、ガラス繊維織物62には、経糸と経糸との間、緯糸と緯糸との間、及び、経糸と緯糸との間に若干の隙間がある。そして、第1フィルム72及び第2フィルム82に圧力を付与することにより、未硬化の樹脂組成物がこの隙間を通過し、また、ガラス繊維織物62と第2フィルム82との間に樹脂溜り78が発生する。そのため、気泡を発生させることなく、未硬化の樹脂組成物をガラス繊維織物に含浸させることができ、未硬化の樹脂組成物が、ガラス繊維織物62の両側に配置されることになる。
次いで、第1フィルム72及び第2フィルム82がガラス繊維織物62を挟んだ状態で、未硬化の樹脂組成物を硬化する。好ましくは、第1フィルム72及び第2フィルム82がガラス繊維織物62を挟んだ状態で、加熱硬化ゾーン98を通過させ、第1フィルム72及び第2フィルムがガラス繊維織物62を挟んだ状態で、樹脂組成物を硬化する。加熱硬化ゾーン98は、未硬化の樹脂組成物を硬化させるのに十分な時間、十分な温度に加熱する。加熱硬化ゾーン98の温度は一定であってもよいし、位置により温度が変化してもよい。例えば、ある一定温度で所望の時間、硬化させ、次いで、その一定温度よりも高い温度で、更に所望の時間、硬化させてもよい。
図13は、本発明の照明装置の一実施形態を示す断面図である。本実施形態の照明装置においては、天井50に窪み52が形成されている。そして、その窪み52に、蛍光灯、白色LEDなどの光源54が配置されている。さらに、光拡散シート10が窪み52内の光源54を覆っている。
図13では、説明の便宜上、天井50に窪み52が形成されている。しかし、天井の代わりに、壁であってもよい。また、窪み52が形成されず、光拡散シート10が天井50から突起して、光源54を覆ってもよい。
以下、本発明について、好適な実施例により詳細に説明するが、本発明の範囲は、以下の実施例に限定されるものでない。
実施例1及び2
実施例1及び2は、同一のガラス繊維織物及び同一の熱硬化性樹脂を用いた。実施例1と実施例2とでは、熱硬化性樹脂の量が異なる。
日東紡績(株)から販売されているガラス繊維織物(商品名 WEA116E)を200mmx200mmの正方形に裁断した。このガラス繊維織物は、American Society for Testing Material(ASTM)のガラス繊維織物の規格2116に対応する。
このガラス繊維織物は、日東紡績(株)から販売されているガラス繊維、ECE225を経糸及び緯糸として織ったものである。60本の経糸が25mmに含まれ、58本の緯糸が25mmに含まれる。このガラス繊維織物の重量は、104g/mであり、厚さは0.095mmであり、通気度は42cm/cm/sである。隣接する経糸の間の隙間及び隣接する緯糸の間の隙間は、それぞれ0.1mm以下である。これらの隙間は80倍ルーペで観察した。
このガラス繊維織物は、経糸及び緯糸が織られた後に、有機物を除去するために熱処理がされ、そして、シランカップリング剤で表面処理がされている。シランカップリング剤としては、CH=C(CH)COOCSi(OCHが用いられている。CH=C(CH)COOCSi(OCHの25℃での比重は1.05であり、沸点は255℃であり、25℃での屈折率は1.43である。
ガラス繊維、ECE225は、Eガラスからなり、フィラメント直径は約7μmである。Eガラスの屈折率は、1.558であり、アッベ数は58である。Eガラスの組成は、52〜56重量%のSiO、12〜16重量%のAl、15〜25重量%のCaO、0より多く6重量%以下のMgO、並びに、0より多く1重量%以下のNaO及びKOを含む。Eガラスの密度は、2.58g/cmであり、引張強度(23℃)は3.43GPaである。
ビニルエステル樹脂を調整した。昭和高分子(株)から販売されているビニルエステル樹脂、SSP50−C06、100重量部と、化薬アクゾ(株)から販売されているパーカドックスP16、0.5重量部と、日本油脂(株)から販売されているパーキュアHO、0.5重量部とをスターラーを用いて約20分、攪拌した。そして、得られた混合物を約30分真空下に放置して、脱気し、未硬化の樹脂組成物を得た。
SSP50−C06の屈折率は1.558であり、アッベ数は50.5である。SSP50−C06の粘度は、約0.9Pa・sである。
「パーカドックスP16」は、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ−ジカーボネート(bis−(4−t−butylcyclohexyl)peroxy−dicarbonate、(CHC−(c−C10)―O−C(=O)−OO−C(=O)−O−(c−C10)−C(CH)であり、分解温度は44℃である。パーカドックスP16は白色顆粒であり、純度90%以上である。
「パーキュアーHO」は、t−ヘキシルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート(t-hexyl peroxy-2-ethylhexanonate、CH(CHCH(C)−C(=O)−OO−C(CH(CHCH)である。不飽和ポリエステル樹脂の硬化剤として好ましく用いられる。「パーキュアーHO」の純度は、約50%であり、透明液体である。20℃での比重は、0.935である。
エンボス加工した、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを500mmx500mmに2枚、裁断した。そして、図2に示すように、1枚のポリエチレンテレフタレートフィルム42の中央部200mmx200mmに上記の未硬化の樹脂組成物44を塗布した。
次いで、図3に示すように、塗布した樹脂組成物上に、200mmx200mmのガラス繊維織物を載せた。次いで、図4に示すように、ガラス繊維織物20の上に、もう1枚のポリエチレンテレフタレートフィルム46を載せた。2枚のポリエチレンテレフタレートフィルム42、46のサイズは同一であり、その2枚が丁度、重なるようにした。
ポリエチレンテレフタレートフィルム46の上から、ガラス繊維織物20の部分に手でローラーをかけて、圧力を付与した。ローラーの直径は16mmであり、長さは460mmであった。
次いで、正方形形状のアルミ枠に、2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムを挟んだ。アルミ枠の外側は、400mm×400mmであり、内側は320mm×320mmであり、厚さは3mmであった。そして、透明な接着用テープで、2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムをアルミ枠に固定した。このとき、2枚のポリエチレンテレフタレートフィルム及びこのフィルムに挟まれているガラス繊維織物がシワにならないように気を付けた。
そして、アルミ枠に固定されている2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムを80℃の熱風乾燥機中に入れて、30分間放置し、樹脂組成物を硬化させた。次いで、熱風乾燥機の温度を100℃に上げて、10分間放置し、樹脂組成物を更に硬化させた。
熱風乾燥機からアルミ枠に固定されている2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムを取り出した。そして、アルミ枠から2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムを外し、次いで、2枚のポリエチレンテレフタレートフィルムを除去し、光拡散シートを得た。
実施例3
実施例1及び2と同一の方法及び同一のビニルエステル樹脂により、光拡散シートを得た。ただし、実施例3は、ガラス繊維織物の種類及びビニルエステルの量が実施例1及び2と異なる。
日東紡績(株)から販売されているガラス繊維織物(商品名 WLA209)を用いた。このガラス繊維織物は、日東紡績(株)から販売されているガラス繊維、ECG75を経糸及び緯糸として織ったものである。44本の経糸が25mmに含まれ、32本の緯糸が25mmに含まれる。このガラス繊維織物の重量は、209g/mであり、厚さは0.18mmであり、通気度は1.1cm/cm/sである。ガラス繊維、ECG75はEガラスからなり、フィラメント直径は約9μmである。隣接する経糸の間の隙間及び隣接する緯糸の間の隙間は、それぞれ0.1mm以下である。これらの隙間は80倍ルーペで観察した。
このガラス繊維織物も、経糸及び緯糸が織られた後に、有機物を除去するために熱処理がされ、そして、シランカップリング剤で表面処理がされている。シランカップリング剤は、実施例1及び2のガラス繊維織物と同様である。
比較例1
実施例1と同一の方法及び同一のビニルエステル樹脂により、光拡散シートを得た。ガラス繊維織物の種類、ビニルエステルの量も実施例1と同じである。
しかし、比較例1では、フィルム42の表面42、及び、フィルム42の表面46sが滑らかなままであり、粗面化処理されていないことのみが異なる。
比較例2
実施例2と同一の方法及び同一のビニルエステル樹脂により、光拡散シートを得た。ガラス繊維織物の種類、ビニルエステルの量も実施例2と同じである。
しかし、比較例2では、フィルム42の表面42、及び、フィルム42の表面46sが滑らかなままであり、粗面化処理されていないことのみが異なる。
比較例3
実施例1及び2と同一の方法及び同一のガラス繊維織物により、光拡散シートを得た。ただし、実施例5は、ビニルエステルではなく、セントラル硝子(株)のフッ素樹脂(熱可塑性エラストマー)、商品名、セフラルソフトを用いた。セフラルソフトの物性は以下の通りである。引張強度は230〜320kgf/cmであり、伸びは460〜500%であり、柔軟性(ショアーD)は40〜50であり、酸素指数は54であり、融点は162〜165℃である。
まず、日東紡績(株)から販売されているガラス繊維織物(商品名 WEA116E)を200mmx200mmの正方形に裁断した。一方、セフラルソフト20重量部をジメチルホルムアミド100重量部に溶解し、その後イソシアネート5重量部を転化し、セフラルソフトのジメチルホルムアミド溶液を得た。次いで、裁断されたガラス繊維織物をセフラルソフトのジメチルホルムアミド溶液に浸し、そして、加熱することにより、溶媒を除去し、ガラス繊維織物のガラス繊維の表面に樹脂層を形成した。
また、セフラルソフトを約200℃で混練し、熱可塑性樹脂組成物を得た。この熱可塑性樹脂組成物をカレンダー機を通過させ、厚さ約0.1mmのシートを得た。次いで、この2枚のシートの間に樹脂層が形成されたガラス繊維織物を挟み、3層構造にた。そして、この3層構造を一対の熱ローラーの間を通し、ガラス繊維織物と2枚のシートとを貼り合せ、積層シートを得た。熱ローラは約200℃に加熱されている。
Figure 2005345873
Figure 2005345873

Figure 2005345873
発熱性試験
輻射電気ヒーターから実施例1〜5並びに比較例1及び2の何れかで得られた光拡散シートの表面に50kW/m2の輻射熱を照射し、加熱開始後20分間の総発熱量を測定した。また、加熱開始後20分間の間に、200kW/m2を超えた発熱時間を測定した。
表2及び3では、発熱性試験の結果が8MJ/m以下である場合に、不燃性を○とし、発熱性試験の結果が8MJ/mより大きい場合に、不燃性を×とした。
全光線透過率
全光線透過率は、JIS K 7105の「プラスチックの光学的特性試験方法」(Testing Methods forOptical Properties of plastics)、「5.5 光線透過率及び全光線反射率」に従った。具体的には、積分球式測定装置を用いて全光線透過量を測定し、全光線透過率を求めた。
ヘーズ
光拡散シートのヘーズの測定方法は、JIS K 7105の「プラスチックの光学的特性試験方法」(Testing Methods for Optical Properties of Plastics)、「6.4ヘーズ」に従った。具体的には、積分球式測定装置を用いて拡散透過率及び全光線透過率を測定し、その比によって表した。
ガーレ剛軟度
JIS規格L1096「一般織物試験方法」曲げ反発性A法(ガーレ法)に準じて測定した。
拡散性
光拡散シートの背面に位置する光源から光を照射し、光源の視認の程度を目視判定し、評価した。表2及び表3で、視認できれば「×」とし、視認できなければ「○」とした。
本発明の一実施態様の光拡散シートの断面図である。 本発明の一実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施態様の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施態様の照明装置を備えた建築物の一部断面図である。
符号の説明
10 光拡散シート
20 ガラス繊維織物
22 経糸
24 緯糸
28 間隔
32 樹脂層
34 樹脂層
42 第1フィルム
44、44a、44b、47 48 未硬化の樹脂組成物
46 第2フィルム
50 天井
52 窪み
54 光源
60 ガラス繊維織物ロール
62 ガラス繊維
70 第1フィルムロール
72 第1フィルム
74 未硬化樹脂組成物
76、78 樹脂溜り
80 第2フィルムロール
82 第2フィルム
88 ドクターブレード
90、92、94、96 ローラー
98 加熱硬化ゾーン
100 光拡散シート

Claims (6)

  1. 少なくとも1枚のガラス繊維織物と、
    前記ガラス繊維織物を挟む一対の樹脂層と、
    を含む光拡散シートであって、
    前記ガラス繊維織物が20〜70重量%であり、前記一対の樹脂層が80〜30重量%であり、
    前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と前記一対の樹脂層を構成する樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下であり、
    前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と前記一対の樹脂層を構成する樹脂組成物とのアッベ数の差が30以下であり、
    全光線透過率が80%以上であり、かつ、ヘーズが70%以上である、
    光拡散シート。
  2. 前記一対の樹脂層の少なくとも1つの外表面の算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上である、請求項1に記載の光拡散シート。
  3. 前記ガラス繊維織物の経糸の間隔が0.5mm以下であり、又は、前記ガラス繊維織物の緯糸の間隔が0.5mm以下である請求項1又は2に記載の光拡散シート。
  4. 輻射電気ヒーターから光拡散シートの表面に50kW/m2の輻射熱を照射する発熱性試験において、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、且つ加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えない請求項1〜3の何れかに記載の光拡散シート。
  5. 第1フィルムに未硬化の樹脂組成物を塗布する工程と、
    ガラス繊維織物を前記樹脂組成物に接触させる工程と、
    前記第1フィルム及び第2フィルムが前記ガラス繊維織物を挟む工程と、
    前記第1フィルム及び前記第2フィルムが前記ガラス繊維織物を挟んだ状態で、前記樹脂組成物を硬化する工程と、
    を含む、光拡散シートの製造方法であって、
    前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と硬化後の樹脂組成物との屈折率の差が0.02以下であり、
    前記ガラス繊維織物中のガラス繊維を構成するガラス組成物と硬化後の樹脂組成物とのアッベ数の差が30以下であり、
    前記第1フィルムは、前記ガラス繊維織物側の第1表面を有し、
    前記第2フィルムは、前記ガラス繊維織物側の第2表面を有し、
    前記第1表面又は前記第2表面の算術平均粗さRaの平均が0.6μm以上である、
    光拡散シートの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光拡散シートと、
    前記光拡散シートの背面に位置する光源と、
    を備えた光透過型スクリーン装置。
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