JP2014106470A - 投映スクリーン - Google Patents

投映スクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP2014106470A
JP2014106470A JP2012261214A JP2012261214A JP2014106470A JP 2014106470 A JP2014106470 A JP 2014106470A JP 2012261214 A JP2012261214 A JP 2012261214A JP 2012261214 A JP2012261214 A JP 2012261214A JP 2014106470 A JP2014106470 A JP 2014106470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection screen
light
resin
sheet
brightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012261214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6142251B2 (ja
Inventor
Toshiya Karino
俊也 狩野
Kanako Suda
加奈子 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiraoka and Co Ltd filed Critical Hiraoka and Co Ltd
Priority to JP2012261214A priority Critical patent/JP6142251B2/ja
Publication of JP2014106470A publication Critical patent/JP2014106470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142251B2 publication Critical patent/JP6142251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンを提供する。
【解決手段】多層構造を有する光透過性樹脂シートにおいて、この多層構造の一部として少なくとも、1)熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2)熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層とを含み、マンセル明度、0〜3.5(マンセル表色系)に着色した投映スクリーン。
【選択図】図1

Description

本発明は投映スクリーン用の樹脂製シートに関するものであり、特にスクリーン背面からスクリーン裏面にプロジェクター投映した画像をスクリーンの表面に透過投映させるデジタルディスプレイ及びデジタルサイネージにおいて、明るい環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映スクリーンと、さらに不燃性を有する投映スクリーンとに関する。
デジタルデータを直接、またはコンピュータ経由で画像表示、もしくは動画表示するデジタルディスプレイやデジタルサイネージなどが普及している。このようなデジタルメディアはポスターや看板などの具現物を必要としないため、コンピュータ処理された画像や動画表示をリアルタイムで自由自在に表現すること、すなわち大量の情報を発信することを可能とする。その一形態として大画面のディスプレイやデジタルサイネージでは、システムの背面にプロジェクターを配置した背面投映がなされている。このような投映スクリーンには適度な透光性と光拡散性を兼備する透過型スクリーンを用いることで、プロジェクター光源を隠蔽しながらの鮮明な大画面映像表示を可能とする。また別の使用形態ではこのような透過型スクリーンを店舗、駅舎構内、公共施設ロビー、冠婚式場、博物館などの天井や壁、透明ガラス壁の一部に組み入れ、天井面や壁面などに映像や動画を投映するビジュアル演出も可能である。また特にアミューズメント分野では、ドーム状膜構造物の一部または全部を、織物を芯材として含む透過型スクリーンで構成し、多数のプロジェクターを使用することでドーム状膜構造物内部壁面に映像や動画を360°全方向に投映し、さらに透過画像や動画をドーム状膜構造物外壁面にも同時現出させるようなアメージング空間の演出も構想されている。
このような透過型スクリーンで、特に背面にあるプロジェクターの光源が透けて見えず、かつプロジェクターからの映像を鮮明に写すことができるスクリーンの具体例として、プラスチックフィルムを支持体として、これに光拡散性粒子(無機顔料)を含む光拡散層を設けてなる、ヘーズ80%以上、全光線透過率60%以上、鏡面光沢度10%以下である透過型スクリーン(特許文献1)、光拡散体を通して光源を見たときに光源光の色調がシフトすることを抑え、光拡散体を通したときに白色光源が着色して見えることをなくすようなスクリーンとして、透明樹脂と、透明樹脂とは屈折率の異なる特定条件を満たす球状微粒子とから形成される透過型スクリーン(特許文献2)、ホットスポット(プロジェクター光源の映り込み)の発生を防止しつつ、十分なコントラストおよび輝度を得ることができるスクリーンとして、ヘーズ(JIS K7136:2000)が65%以上である前方散乱性フィルム上に、平均粒子径6μm超〜12μmの黒色ビーズとバインダー樹脂とを含む黒色層を有してなる透過型スクリーン(特許文献3)などが開示されている。
しかしこれら特許文献1及び2の透過型スクリーンは、コントラスト性が弱過ぎて、明所や暗所を問わずに鮮明な色彩画像を再現するにはまだ不十分であった。また特許文献3の透過型スクリーンは、平均粒子径6μm超〜12μmの黒色ビーズの存在が背面からの投映映像情報を遮断することで、ホットスポット(プロジェクター光源露出)の発生防止効果は良好であっても透過する画像情報量が不十分となって解像度を悪くし、投映映像の明度も低くする傾向となる。また、一方でこのような透過型スクリーンを、織物を芯材として含む光透過拡散シートで構成し、ドーム状構造物の一部または全部に用いることで映像や動画をドーム状構造物内外に投映するような大規模なビジュアル演出においては、透過型スクリーンには建築基準法に適合する不燃特性(ISO5660Part1)が必要であるが、通常の大型透過型スクリーンには建築基準法に適合する不燃特性を持ち合わせるものが存在していなかった。
従って、明るい環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れ、さらに不燃性を有する投映用スクリーンが存在すれば、それらを街中のウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、博物館、冠婚葬祭式場、及び各種公共施設などの壁面利用による大画面告知案内やビジュアル演出などにも利用でき、特に建築基準法に適合する不燃特性の大型透過型スクリーンが存在すれば、ドーム状膜構造物などによる大規模なアメージング空間の演出を可能とする。
特開2005−024942号公報 特開2007−249185号公報 特開2010−250288号公報
本発明は、街中のウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、博物館、及び各種公共施設など、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンの提供をしようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明者らが検討を行った結果、多層構造を有する光透過性樹脂シートにおいて、この多層構造の一部として少なくとも、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層とを含み、光透過性樹脂シートのマンセル明度を、0〜3.5(マンセル表色系)とすることによって、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンが得られること、及び光拡散性樹脂シートがガラス織布を含むことによって、建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンが得られることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の投映スクリーンは、多層構造を有する光透過性樹脂シートであって、この多層構造の一部として少なくとも、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層とを含み、前記光透過性樹脂シートのマンセル明度が、0〜3.5(マンセル表色系)であることが好ましい。これによって明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記輝度調整層が、さらに黒色色素を含んでいることが好ましい。これによって明るい使用環境での透過投映像のより優れた発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果により優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記輝度調整層が、さらに平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子を含んでいることが好ましい。これによって明るい使用環境での透過投映像のより優れた発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果により優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記コントラスト調整層が、前記イエロー系色素を含有する層、前記マゼンタ系色素を含有する層、及び前記シアン系色素を含有する層、の3層を順不同で含むことが好ましい。これによって明るい使用環境での透過投映像のより優れた発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果により優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記熱可塑性樹脂が環状オレフィンコポリマーであることが好ましい。これによって明るい使用環境での透過投映像のより優れた発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果により優れ、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記光拡散性樹脂シートが光透過性織布を含んでいることが好ましい。これによって投映スクリーンの大型化及び寸法安定性を得ることを可能とする。
本発明の投映スクリーンは、前記光拡散性樹脂シートがガラス織布を含み、コーンカロリーメーター試験法(ASTM−E1354)において前記光拡散性シートに対して輻射電気ヒ−タ−による輻射熱を、50kW/mで照射した時に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ加熱開始後20分間、10秒以上継続して最高発熱速度が200kW/mを超えないことが好ましい。これによって建築基準法に適合する不燃性を有する投映スクリーンを得ることを可能とする。
本発明によれば、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映用スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有し、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることができるので、本発明による投映スクリーンをショーウインドウのガラス面に貼着設置し、リアプロジェクター投映するだけで、デジタルディスプレイやデジタルサイネージなどの表現を容易に可能とする。従って本発明による投映スクリーンは、街中のウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、総合病院、及び各種公共施設などで広く利用することができる。
本発明の投映スクリーンの断面の一例を示す図 本発明の投映スクリーンの断面の一例を示す図 本発明の投映スクリーンの断面の一例を示す図 本発明の投映スクリーンの断面の一例を示す図 本発明の投映スクリーンの断面の一例を示す図
本発明の投映スクリーンにおいて、輝度調整層、及びコントラスト調整層を構成する熱可塑性樹脂としては、環状オレフィンコポリマーであることが透明性に優れて好ましい。このような環状オレフィンコポリマーは、エチレン及び/又は炭素数3〜20のα−オレフィン化合物(例えばプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンなど)のモノマーと、ノルボルネン、テトラシクロドデセンなどのシクロオレフィンモノマーとの共重合体による非結晶性ポリマー(シクロオレフィンモノマー含有量60〜85質量%)である。また、上記モノマーに加え、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、ビニルフェナンスレン、ビニルフルオランテン、ビニルピレンなどの第3成分モノマーを含むコポリマーであってもよい。また、輝度調整層、及びコントラスト調整層を構成する熱可塑性樹脂としては、軟質〜半硬質塩化ビニル樹脂、塩化ビニル系共重合体樹脂、オレフィン樹脂(PE,PPなど)、オレフィン系共重合体樹脂(EVA,EMMAなど)、ウレタン樹脂、ウレタン系共重合体樹脂、アクリル樹脂、アクリル系共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル系共重合体樹脂、スチレン樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル樹脂(PET,PEN,PBTなど)、ポリエステル系共重合体樹脂、フッ素含有共重合体樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステルなどの熱可塑性樹脂などが使用できるが、投映スクリーンに不燃性が要求される場合には、特に軟質塩化ビニル樹脂、またはフッ素含有共重合体樹脂を用いることが好ましい。
輝度調整層において、上記熱可塑性樹脂中に含有する光拡散性粒子は、ガラスビーズ、ガラス中空ビーズ、ガラスパウダー、シリカビーズ、シリカ中空ビーズ、シリコーンレジンビーズ、シリコーンゴムビーズ、アクリル樹脂ビーズ、架橋アクリル樹脂ビーズ、スチレン樹脂ビーズ、架橋スチレン樹脂ビーズ、メラミン樹脂ビーズ、及びこれらの表面処理ビーズなどから選ばれた1種以上で、平均粒子径は5〜50μmの範囲である。特に投映スクリーンのタテとヨコのサイズが1m未満の場合は5〜20μmの粒子が画像の鮮明さに優れ近距離での映像演出に適している。また投映スクリーンのタテとヨコのサイズが1mを越える場合には21〜50μmの粒子が画像の明度に優れ遠距離での映像演出に適している。表面処理ビーズとは、上記ビーズの表面をシランカップリング剤やチタンカップリング剤の反応物、加水分解物で被覆したもの、シリカ微粒子で被覆したもの、ビーズ構成樹脂と異種の樹脂で被覆したものなどが挙げられる。これら光拡散性粒子の均粒子径が50μmを超え、例えば80μm程度であっても投映画像に大きな影響をもたらすことはないが、至近距離での観察で画質が粗くなったり、明度が高くなり画像が白っぽくなったりすることがある。また平均粒子径が5μm未満だと光拡散効果が不十分となり投映画像の明度と彩度が不十分となることがある。光拡散性粒子の含有量は熱可塑性樹脂100質量部に対して5〜30質量部、特に7.5〜20質量部であることが好ましい。光拡散性粒子の含有量が5質量部未満だと光拡散効果が不十分となり、プロジェクターの光源(ホットスポット)が映り込むなどの不具合を生じることがある。また光拡散性粒子の含有量が30質量部を越えると明度が高くなり画像が白っぽくなったりするだけでなく、光透過性樹脂シート(投映スクリーン)本体の折曲げ強度を脆くすることがある。光拡散性粒子の形状は球形が最も好ましいが、歪んだ球状、じゃが芋状、碁石状、ラグビーボール状など、更には無定型であってもよい。上記熱可塑性樹脂の屈折率と光拡散性粒子の屈折率とは屈折率差0.01以上、特に0.05以上を有する条件で光拡散性粒子の光拡散効果を十分に確保することができる。屈折率差が0.05以上であれば、熱可塑性樹脂の屈折率と光拡散性粒子の屈折率の何れ側が高い値であってもよい。屈折率はD線を光源とするアッベ屈折率計により求めた値を適用する。
コントラスト調整層は、イエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素の混用により、マンセル明度0〜3.5(マンセル表色系)の範囲内に着色されている。これら色素としては、有機顔料、分散性染料、油溶性染料、水溶性染料、無機顔料などである。有機顔料では、不溶性アゾ系、溶性アゾ系、高分子量アゾ系などのアゾ系顔料、キナクリドンレッド系、キナクリドンマゼンタ系などのキナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔料、ペリレン系顔料、フタロシアニンブルー系、フタロシアニングリーン系などのフタロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジンバイオレットなどのジオキサジン系顔料、キノフタロンイエロー顔料、ニッケルアゾエローなどの錯体顔料など、従来公知の顔料が使用できる。黒色色素を形成する顔料としては、カーボンブラック顔料、複合酸化物系黒色顔料、酸化鉄ブラック顔料、酸化チタン系黒色顔料、アゾメチンアゾ系黒色顔料、ペリレン系黒色顔料などが使用できる。
また平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子が使用できる。このような光半透過性黒色粒子は上記黒色色素を含有する樹脂粒子、またはガラス粒子で、可視光透過率(JIS Z8722)が25〜65%であることが好ましい。平均粒子径5〜50μmの黒色粒子の可視光透過率が25%未満だと、背面からの投映画像情報の一部を遮断して解像度よ低くしたり、あるいは黒色粒子が影となって画面輝度を下げたりすることがある。また、可視光透過率が65%を越えると、コントラスト性に劣り画質が見劣りすることがある。樹脂粒子の種類はアクリル樹脂ビーズ、架橋アクリル樹脂ビーズ、スチレン樹脂ビーズ、架橋スチレン樹脂ビーズ、メラミン樹脂ビーズ、及びこれらをシランカップリング剤で処理したビーズなどから選ばれた1種以上で、平均粒子径は5〜50μm、特に5〜20μmのものである。ガラス粒子は中実、中空のいずれであってもよく、粒子の形状は球形が最も好ましいが、歪んだ球状、じゃが芋状、碁石状、ラグビーボール状など、更には無定型であってもよい。
上記顔料としてカラーインデックス (Colour Index International 略称C.I.)の代表例としては、イエロー系色素(Pigment Yellow)として例えば、C.I. Pigment Yellow群の1、2、3、12、13、14、16、17、20、24、62、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、113、114、117、125、128、129、138、139、150、151、154、155、180、185などを挙げることができ、特にC.I. Pigment Yellow群の74、110、128などが好ましい。マゼンタ系色素(Pigment Red)として例えば、C.I. Pigment Red群の5、7、9、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、97、112、122、123、146、168、177、184、202、216、224、226、242、254、Pigment Vioret19などを挙げることができ、特にC.I. Pigment Red群の122、Pigment Vioret19などが好ましい。また、シアン系色素(Pigment Blue)として例えばC.I. Pigment Blue群の1、2、3、15:3、15:4、15:615:34、16、22、60、VatBlue4、VatBlue60、Pigment Green群の7、36、Pigment Violet群の19、23などを挙げることができ、特にC.I. Pigment Blue群の15:3、15:4などが好ましい。また黒色色素(Pigment Black)として例えばC.I. Pigment Black群の6、7、11、26などが挙げられる。さらに上記したマゼンタ系色素とイエロー系色素との共沈顔料、イエロー系色素とシアン系色素との共沈顔料との共沈顔料、固溶体顔料あるいは混晶顔料などが挙げられる。
本発明の投映スクリーンの態様A−1).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層、の2層を少なくとも含む構成で、最少構成は「輝度調整層/コントラスト調整層」の2層構成である。
本発明の投映スクリーンの態様B−1).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子、及び黒色色素とを含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層、の2層を少なくとも含む構成で、最少構成は「輝度調整層/コントラスト調整層」の2層構成である。
本発明の投映スクリーンの態様C−1).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子、及び平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子とを含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層、の2層を少なくとも含む構成で、最少構成は「輝度調整層/コントラスト調整層」の2層構成である。
本発明の投映スクリーンの態様A−1〜C−1において、光透過性樹脂シート全体としてのマンセル明度0〜3.5(マンセル表色系)、及び可視光透過率(JIS Z8722)20〜60%を満たすことが好ましい。可視光透過率が20%未満であると背面から投映した映像が暗く充分な輝度が得られないことがあり、また60%を超えると投映映像のコントラスト不足や色相の再現性が不充分となる問題のみならず、プロジェクターの光源が顕わとなって投映に支障をきたすことがある。輝度調整層とコントラスト調整層との層厚比は8:2〜2:8、特に6:4〜4:6が好ましい。また輝度調整層とコントラスト調整層とは必ずしも接着されている必要はない。また各々を構成する熱可塑性樹脂の種類は異種(屈折率に差を有する組み合わせ)であってもよい。またマンセル明度0〜3.5、及び可視光透過率20〜60%を満たせば光透過性樹脂シートの厚さに特に制限は無いが、好ましくは0.1mm〜3mmの範囲である。本発明の投映スクリーンは、その表裏何れの面をプロジェクターに対向させて使用してもよい。
本発明の投映スクリーンの態様A−2).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2).イエロー系色素を含有する熱可塑性樹脂層、マゼンタ系色素を含有する熱可塑性樹脂層、及びシアン系色素を含有する熱可塑性樹脂層、の3層を順不同で含むコントラスト調整層の構成である。
本発明の投映スクリーンの態様B−2).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子、及び黒色色素とを含有する輝度調整層、及び、2).イエロー系色素を含有する熱可塑性樹脂層、マゼンタ系色素を含有する熱可塑性樹脂層、及びシアン系色素を含有する熱可塑性樹脂層、の3層を順不同で含むコントラスト調整層の構成である。
本発明の投映スクリーンの態様C−2).光透過性樹脂シートが多層構造を有し、この多層構造の一部として、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子、及び平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子とを含有する輝度調整層、及び、2).イエロー系色素を含有する熱可塑性樹脂層、マゼンタ系色素を含有する熱可塑性樹脂層、及びシアン系色素を含有する熱可塑性樹脂層、の3層を順不同で含むコントラスト調整層の構成である。
本発明の投映スクリーンの態様A−2〜C−2において、光透過性樹脂シート全体としてのマンセル明度0〜3.5(マンセル表色系)、及び可視光透過率(JIS Z8722)20〜60%を満たすことが好ましい。可視光透過率が20%未満であると背面から投映した映像が暗く充分な輝度が得られないことがあり、また60%を超えると投映映像のコントラスト不足や色相の再現性が不充分となる問題のみならず、プロジェクターの光源が顕わとなって投映に支障をきたすことがある。輝度調整層、イエロー系色素を含有する熱可塑性樹脂層、マゼンタ系色素を含有する熱可塑性樹脂層、及びシアン系色素を含有する熱可塑性樹脂層による各層厚比は1:1:1:1、2:1:1:1、3:1:1:1などの比率が好ましい。また輝度調整層とコントラスト調整層とは必ずしも接着されている必要はない。また各々を構成する熱可塑性樹脂の種類は異種(屈折率に差を有する組み合わせ)であってもよい。またマンセル明度0〜3.5、及び可視光透過率20〜60%を満たせば光透過性樹脂シートの厚さに特に制限は無いが、0.2mm〜3mmの範囲、特に0.5mm〜1.5mmが好適である。本発明の投映スクリーンは、その表裏何れの面をプロジェクターに対向させて使用してもよい。
本発明の投映スクリーンの態様A−1〜C−1、A−2〜C−2において、光拡散性樹脂シートは光透過性織布を含んでいるものであってもよい。これらの態様として、光透過性織布を輝度調整層とコントラスト調整層の中間に配置したもの、光透過性織布の表面に輝度調整層とコントラスト調整層を配置したもの、これらに透明無着色層を追加配置したものなどが挙げられる。光透過性樹脂シート全体としてのマンセル明度0〜3.5(マンセル表色系)、及び可視光透過率(JIS Z8722)20〜60%を満たすことが好ましい。可視光透過率が20%未満であると背面から投映した映像が暗く充分な輝度が得られないことがあり、また60%を超えると投映映像のコントラスト不足や色相の再現性が不充分となる問題のみならず、プロジェクターの光源が顕わとなって投映に支障をきたすことがある。またマンセル明度0〜3.5、及び可視光透過率20〜60%を満たせば投映スクリーンの厚さに特に制限は無いが、0.2mm〜3mmの範囲、特に0.5mm〜1.5mmが好適である。光透過性織布を含む本発明の投映スクリーンは、その表裏何れの面をプロジェクターに対向させて使用してもよい。
光透過性織布としては、平織、綾織、繻子織、模紗織など公知の織布が挙げられるが、特に平織織布が得られる投映スクリーンの経緯物性バランスに優れて好ましい。ラッセル編の緯糸挿入トリコットを使用することもできる。これら光透過性織布は、糸間間隔を均等において平行に多数配置した経糸条、及び糸間間隔を均等において平行に多数配置した緯糸条を含んで構成された粗目状織物(空隙率10〜50%)で、糸条自体の光透過性及び、糸条間の間隙で形成された空隙部による光透過性によるもの、もしくは非粗目状織物(空隙率10%未満)で、主に糸条自体の光透過性に依存するものである。中でも、補強効果、光拡散効果の均一性などの点から、経緯糸条の交絡間に形成される空隙率が0〜5%の高密度織物が特に好ましく用いられる。これらの光透過性織布には公知の防炎処理、難燃加工、帯電防止処理、接着剤処理などを施しても良い。
光透過性織布を構成する繊維としては、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維など、合成繊維による長繊維糸条、ジアセテート繊維、トリアセテート繊維など、半合成繊維による長繊維、レーヨン繊維、ポリノジック繊維などの再生繊維糸条、ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維など、無機繊維による長繊維糸条などであり、これらは単独使用または混用、混紡であってもよい。繊維の混用、混紡については双糸、三子撚糸、芯鞘糸、長繊維に短繊維を絡めた糸など、公知の複合糸を用いることができる。また、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維などはモノフィラメント糸条や延伸テープ糸条の形態であってもよい。本発明において、光透過性織布を構成する糸条はマルチフィラメント糸条が好ましく、特にフィラメント数10〜300本、繊度138〜2223dtex(デシテックス)、特に277〜1112dtexのマルチフィラメント糸条が好ましい。
本発明の投映スクリーンにおいて、光透過性織布として特にガラス織布を含むこと、輝度調整層とコントラスト調整層を難燃性とすることによって投映スクリーンを建築基準法に適合する不燃性とすることができ、特に光透過性樹脂シートを構成する熱可塑性樹脂には軟質塩化ビニル樹脂、またはフッ素含有共重合体樹脂を用いることが好ましい。建築基準法に適合する不燃性はコーンカロリーメーター試験法(ASTM−E1354)において前記光拡散性シートに対して輻射電気ヒ−タ−による輻射熱を、50kW/mで照射した時に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ加熱開始後20分間、10秒以上継続して最高発熱速度が200kW/mを超えないことによって達成される。ガラス織布としては、ガラス繊維糸条を経糸及び緯糸とする空隙率3%以下、好ましくは0%の織布である。ガラス繊維糸条は、繊度138〜1111dtex、特に277〜833dtexのマルチフィラメント糸条が好ましく、マルチフィラメント糸条を構成するフィラメント単糸個々の直径は、1μm〜15μm、特に5μm〜12μmで、これらのフィラメント単糸を50〜500本、特に100〜300本で集束してなる糸条が使用できる。本発明の投映スクリーンに用いるガラス織布を構成するマルチフィラメント糸条には断面が扁平である無撚糸条が適しているが、5〜30T/m程度の軽い撚りが掛けられたものであってもよい。このような扁平マルチフィラメント糸条断面のアスペクト比は2:3〜2:9、特に1:2〜1:3が好ましい。ガラス織布には公知のシランカップリング剤で表面改質されたものを使用することができる。
本発明の実施において輝度調整層は、平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子(及び黒色色素または平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子)を配合した熱可塑性樹脂(例えば環状オレフィンコポリマー、不燃性が必要な場合は軟質塩化ビニル樹脂またはフッ素系共重合体樹脂を用いる)をカレンダー成型機またはTダイス押出成型機などの公知のフィルム・シート製造機により、厚さ0.1mm〜2.8mmの範囲内で製造されたものである。またコントラスト調整層は、イエロー系色素、マゼンタ系色素、シアン系色素を配合した熱可塑性樹脂(例えば環状オレフィンコポリマー、不燃性が必要な場合は軟質塩化ビニル樹脂またはフッ素系共重合体樹脂を用いる)をカレンダー成型機またはTダイス押出成型機などの公知のフィルム・シート製造機により、厚さ0.1mm〜2.8mmの範囲内で製造されたものである。また本発明の実施において光透過性織布(厚さ0.1〜1.0mm)を含む光透過性樹脂シートは、ポリエステル繊維織布やガラス織布などの片面、または両面に対し、厚さ0.1mm〜2.8mmの上記フィルムまたはシートを積層した厚さ0.5mm〜3.0mmの範囲の投映スクリーンである。
本発明の投映スクリーンには、表面の傷つきを防止し、付着汚れの除去性を向上する目的で、上述の光拡散透過性シートが、その一方の面もしくは両面上に保護樹脂層を有していてもよい。保護樹脂層は防汚性を有する樹脂層であることが好ましく、これらは例えばアクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらにシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケートを含んでなる樹脂層である。このような保護樹脂層の形成例としては、防汚コーティング剤の塗工による被膜形成及びフッ素含有樹脂またはフッ素含有共重合体樹脂フィルムを積層する方法が挙げられる。また、これらの保護樹脂層上には更に、光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステン)を含む光触媒層を設けることができる。保護樹脂層には帯電防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、防黴剤などを含むことができる。
本発明の投映スクリーンの用例において、映像投映装置は、スライド投映機、フィルム投映機、プラネタリウム投映機、レーザー投映機、オーバーヘッドプロジェクター及びビデオプロジェクターなどの映像投映装置を用いることができるが、特にビデオプロジェクターが好ましい。ビデオプロジェクターはコンピュータと連動し、コンピュータ内(ハードディスク)に保存されたPOP広告や動画、または無線やインターネット回線を通じて入手した情報、画像や動画をコンピュータ制御により効果的に投映する。これらの映像投映装置は投映スクリーン背面中央に配置することが好ましいが、奥行が狭い空間では反射ミラーを併用して斜目方向から投映することもできる。さらに、映像や動画をドーム状構造物内壁面全体、及びその透過映像をドーム状構造物内壁面全体に投映するようなビジュアル演出においては、複数のビデオプロジェクターを用いたり、ビデオプロジェクターの首振運動や回転運動などの機械的制御によって360°全方向の投映を実現することができる。また、本発明の投映スクリーンには、スピーカー、平面スピーカー、電子音声装置などの音響装置を付帯することが好ましい。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例及び比較例で作成した投映スクリーンについて以下の評価を行った。投映スクリーンのサイズはたて1.5m×よこ2.0mとして、背面に映像投映装置として液晶式ビデオプロジェクター(セイコーエプソン(株)社製EH−TW400)を使用した。
<プロジェクター光源の視認性:ホットスポットの有無>
たて1.5m×よこ2.0mの投映スクリーンの裏面2mの距離にビデオプロジェクターを配置した。投映映像をシート真正面から観察し、以下の基準で評価した。
1:ホットスポット無:プロジェクター光源位置が認知できない
2:軽微なホットスポットを認める:おぼろにプロジェクター光源位置が認知できる
3:ホットスポット有:プロジェクター光源位置がはっきりと認知できる
<映像の発色鮮明性(コントラスト性)>
1:輝度が高く鮮明
2:輝度が高く不鮮明
3:輝度が低く不鮮明
<可視光透過率>
投映スクリーンの可視光透過率を、分光側色計CM−3600d(コニカミノルタ(株)
製)を使用しJISZ 8722に従って測定した。
<マンセル明度>
投映スクリーンのマンセル明度(JIS Z8721)を、MUNSELL BOOK OF COLOR標準色見本に照合させた。
<燃焼試験>(ASTM−E1354:コーンカロリーメーター試験法)
輻射電気ヒーターによる50kW/mの輻射熱を産業資材構造物に20分間照射し、
この発熱性試験において、20分間の総発熱量と発熱速度を測定し、試験後の膜材外観
を観察した。
(a)総発熱量:8MJ/m以下のものを適合とした。
(b)発熱速度:10秒以上継続して200kW/mを超えないものを適合とした。
(c)外観観察:直径0.5mmを超えるピンホール陥没痕の発生がないものを適合と
した。
[実施例1]
[輝度調整層]
環状オレフィンコポリマーとして、エチレンとノルボルネンとの共重合体(ノルボルネン含有率78質量%):登録商標「TOPAS」:品番6015:ポリプラスチックス(株):屈折率1.53(ISO489):光線透過率(2mmt)91(ISO13468−2)、光拡散性粒子として、架橋ポリメタクリル酸メチル球状粒子(平均粒子径20μm):登録商標「テクポリマー」:品番MBX−20:積水化成品工業(株):屈折率1.49を用いた。下記配合1により、165℃の熱ロール条件でカレンダー成形を行い、厚さ0.15mmのシートを得た。
<配合1>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
光拡散性粒子 15質量部
[コントラスト調整層]
環状オレフィンコポリマーとして、エチレンとノルボルネンとの共重合体(ノルボルネン含有率78質量%):登録商標「TOPAS」:品番6015:ポリプラスチックス(株):屈折率1.53(ISO489):光線透過率(2mmt)91(ISO13468−2)、イエロー系色素としてC.I.PY110、マゼンタ系色素としてC.I.PR122、シアン系色素としてC.I.PB15:3を用いた。下記配合2により、165℃の熱ロール条件でカレンダー成形を行い、厚さ0.15mmのシートを得た。
<配合2>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
イエロー系色素 1.5質量部
マゼンタ系色素 1質量部
シアン系色素 1質量部
[光透過性樹脂シート]
輝度調整層とするシートとコントラスト調整層とするシートとを150℃の熱ラミネートにより積層し、厚さ0.3mm、可視光透過率55%、マンセル明度2.5のシートを得た。
[実施例2]
実施例1の配合2に、黒色色素C.I.
Pigment Black7を追加した下記配合3とした以外は実施例1と同様にして、厚さ0.3mm、可視光透過率45%、マンセル明度1.0のシートを得た。
<配合3>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
イエロー系色素 1.5質量部
マゼンタ系色素 1質量部
シアン系色素 1質量部
黒色色素 0.3質量部
[実施例3]
実施例1の配合2に、平均粒子径25μmの光半透過性黒色粒子(黒色色素C.I.Pigment Black7をメタクリル酸メチル樹脂に対して1質量%濃度で含有する可視光透過率が35%の球状粒子)を追加した下記配合4とした以外は実施例1と同様にして、厚さ0.3mm、可視光透過率49%、マンセル明度1.5のシートを得た。
<配合4>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
イエロー系色素 1.5質量部
マゼンタ系色素 1質量部
シアン系色素 1質量部
光半透過性黒色粒子 10質量部
[実施例4]
実施例1のコントラスト調整層を、下記イエロー系色素を含有する層(配合5)、マゼンタ系色素を含有する層(配合6)、及びシアン系色素を含有する層(配合7)の3層構成とした以外は実施例1と同様として厚さ0.3mm、可視光透過率55%、マンセル明度2.5のシートを得た。得られたシートの構成は、輝度調整層/コントラスト調整層(イエロー系色素を含有する層/マゼンタ系色素を含有する層/シアン系色素を含有する層)である。
[イエロー系色素を含有する層]厚さ0.05mm
<配合5>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
イエロー系色素 1質量部
[マゼンタ系色素を含有する層] 厚さ0.05mm
<配合6>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
マゼンタ系色素 1質量部
[シアン系色素を含有する層] 厚さ0.05mm
<配合7>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
シアン系色素 1質量部
[実施例5]
実施例1の配合1、及び配合2において、環状オレフィンコポリマーを軟質塩化ビニル樹脂に変更した配合8、及び配合9とした以外は実施例1と同様にして、厚さ0.3mm、可視光透過率53%、マンセル明度2.5のシートを得た。
<配合8>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
光拡散性粒子 15質量部
<配合9>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
イエロー系色素 1.5質量部
マゼンタ系色素 1質量部
シアン系色素 1質量部
[実施例6]
実施例5の配合8を、配合10に変更した以外は実施例1と同様にして、厚さ0.3mm、可視光透過率42%、マンセル明度1.0のシートを得た。
<配合10>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
光拡散性粒子 15質量部
黒色色素(C.I.Pigment Black7) 0.3質量部
[実施例7]
実施例5の配合8を、配合11に変更した以外は実施例1と同様にして、厚さ0.3mm、可視光透過率47%、マンセル明度1.5のシートを得た。
<配合11>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
光拡散性粒子 15質量部
光半透過性黒色粒子 10質量部
※黒色色素C.I.Pigment Black7をメタクリル酸メチル樹脂に対して1質量%濃度で
含有する可視光透過率が35%の球状粒子
[実施例8]
実施例5のシートと下記ガラス織布とを積層し、ガラス織布の片面に光透過性樹脂シートを有する、厚さ0.55mm、可視光透過率40%、マンセル明度2.5のスクリーンを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/コントラスト調整層/ガラス織布」である。「コントラスト調整層/輝度調整層/ガラス織布」の構成も可能である。
<ガラス織布>
375dtexのEガラス(屈折率1.558)無撚扁平マルチフィラメント糸条を経糸及び緯糸として、経糸打込密度32本/inch、緯糸打込密度32本/inchで平織してなる空隙率1.0%未満、質量100g/mのガラス織布(シランカップリング処理)
[実施例9]
実施例6のシートと実施例8で用いたガラス織布とを積層し、ガラス織布の片面に光透過性樹脂シートを有する、厚さ0.55mm、可視光透過率32%、マンセル明度1.0のスクリーンを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/コントラスト調整層/ガラス織布」である。「コントラスト調整層/輝度調整層/ガラス織布」の構成も可能である。
[実施例10]
実施例7のシートと実施例8で用いたガラス織布とを積層し、ガラス織布の片面に光透過性樹脂シートを有する、厚さ0.55mm、可視光透過率35%、マンセル明度1.5のスクリーンを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/コントラスト調整層/ガラス織布」である。「コントラスト調整層/輝度調整層/ガラス織布」の構成も可能である。
[実施例11]
実施例8の積層構成を変更した。ガラス織布の表面側に輝度調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、ガラス織布の裏面側にコントラスト調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、厚さ0.55mm、可視光透過率42%、マンセル明度2.5のシートを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/ガラス織布/コントラスト調整層」である。
[実施例12]
実施例9の積層構成を変更した。ガラス織布の表面側に輝度調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、ガラス織布の裏面側にコントラスト調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、厚さ0.55mm、可視光透過率30%、マンセル明度1.0のシートを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/ガラス織布/コントラスト調整層」である。
[実施例13]
実施例10の積層構成を変更した。ガラス織布の表面側に輝度調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、ガラス織布の裏面側にコントラスト調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、厚さ0.55mm、可視光透過率33%、マンセル明度1.5のシートを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/ガラス織布/コントラスト調整層」である。
[実施例14]
実施例5のコントラスト調整層を3層に変更(配合9を配合12、配合13、配合14の3構成に分割)し、ガラス織布の表面側に輝度調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、ガラス織布の裏面側にコントラスト調整層とするシート3層を150℃の熱ラミネートにより積層した以外は実施例1と同様にして、厚さ0.55mm、可視光透過率41%、マンセル明度2.5のシートを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/コントラスト調整層(イエロー系色素を含有する層/マゼンタ系色素を含有する層/シアン系色素を含有する層)/ガラス織布」である。「コントラスト調整層(イエロー系色素を含有する層/マゼンタ系色素を含有する層/シアン系色素を含有する層)/輝度調整層/ガラス織布」も可能である。
[イエロー系色素を含有する層]厚さ0.05mm
<配合12>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
イエロー系色素 1.5質量部
[マゼンタ系色素を含有する層]厚さ0.05mm
<配合13>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
マゼンタ系色素 1質量部
[シアン系色素を含有する層]厚さ0.05mm
<配合14>
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(可塑剤) 50質量部
リン酸クレジルフェニル(可塑剤) 46質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
シアン系色素 1質量部
[実施例15]
実施例14の積層構成を変更した。ガラス織布の表面側に輝度調整層とするシートを150℃の熱ラミネートにより積層し、ガラス織布の裏面側にコントラスト調整層とするシート3層を150℃の熱ラミネートにより積層し、厚さ0.55mm、可視光透過率41%、マンセル明度2.5のシートを得た。得られたシートの構成は「輝度調整層/ガラス織布/コントラスト調整層(イエロー系色素を含有する層/マゼンタ系色素を含有する層/シアン系色素を含有する層)」である。
[実施例16〜30]
実施例1〜15のシートに下記配合15による保護樹脂層を設けた。
<配合15>保護樹脂層
ビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体樹脂 20質量部
(商標:カイナー7201:エルフ・アトケム・ジャパン(株))
MEK(溶剤) 80質量部
実施例1〜15の投映スクリーン(シート)は、何れも透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れ、特に実施例8〜15の投映スクリーンは建築基準法に適合する不燃特性を有するものであった。また実施例1〜15にビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体樹脂による保護樹脂層を設けた実施例16〜30の投映スクリーン(シート)は、油汚れなどの生活汚れが付着しても、ペーパータオルやワイピングクロスなどによる拭取で汚れの除去が容易であるなど良好な防汚性を有していた。
[比較例1]
実施例1において、輝度調整層から光拡散性粒子の配合を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率64%、マンセル明度2.5のシートを得た。
[比較例2]
実施例1において、コントラスト調整層からイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素の配合を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率90%、マンセル明度8.5のシートを得た。
[比較例3]
実施例1において、コントラスト調整層からイエロー系色素の配合を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率62%、マンセル明度5.5のシートを得た。
[比較例4]
実施例1において、コントラスト調整層からマゼンタ系色素の配合を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率65%、マンセル明度5.0のシートを得た。
[比較例5]
実施例1において、コントラスト調整層からシアン系色素の配合を省略した以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率67%、マンセル明度5.0のシートを得た。
[比較例6]
実施例1において、コントラスト調整層からイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素の配合を省略し、代わりに黒色色素を用いた配合16とした以外は実施例1と同様として、厚さ0.3mm、可視光透過率35%、マンセル明度1.0のシートを得た。
<配合16>
環状オレフィンコポリマー 100質量部
黒色色素(C.I.Pigment Black7) 2質量部
比較例1のシートは光拡散効果が不足して、プロジェクターの光源(ホットスポット)が露わとなり、光源が投映画像に映り込む不具合を生じた。特に比較例2のシートは、おぼろにプロジェクター光源が映り込む不具合と、投映画像が白飛びしてコントラストを不鮮明とするなど実用的に大きな問題があった。また比較例3〜5のシートは投映画像のコントラストが不鮮明で、しかも色彩再現性に乏しく、違和感のあるものであった。また比較例6のシートは輝度が低くコントラストも不鮮明で色彩再現性にも乏しかった。
本発明の投映スクリーンは、特に明るい使用環境での透過投映像の発色鮮明性と、ホットスポット抑止効果に優れた投映用スクリーンと、さらに建築基準法に適合する不燃性を有し、デジタル投映機用に適した投映スクリーンを得ることができるので、本発明による投映スクリーンをショーウインドウのガラス面に貼着設置し、リアプロジェクター投映するだけで、容易にデジタルディスプレイやデジタルサイネージなどの表現を可能とする。従って本発明による投映スクリーンは、街中のウインドウディスプレイやPOP広告看板などの商業的利用を始め、特に不燃性を有する投映スクリーンは、ステーションビル、エアポート、駅舎構内、地下街通路、大型商業施設、アミューズメント施設、冠婚葬祭式場、総合病院、及び各種公共施設などでの告知やビジュアル演出に利用することができる。また、インターネット通信との連動によるデジタルサイネージの利用として、リアルタイムでのニュース速報や暴風雨警戒警報、災害時の緊急避難誘導の表示も可能である。
1:投映スクリーン(光拡散透過性シート)
2:輝度調整層
3:コントラスト調整層
3−1:イエロー系色素を含有する層
3−2:マゼンタ系色素を含有する層
3−3:シアン系色素を含有する層
4:熱可塑性樹脂
5:光拡散性粒子
6:イエロー系色素(Y)
7:マゼンタ系色素(M)
8:シアン系色素(C)
9:黒色色素
10:光半透過性黒色粒子
11:光透過性織布

Claims (7)

  1. 多層構造を有する光透過性樹脂シートであって、この多層構造の一部として少なくとも、1).熱可塑性樹脂中に平均粒子径5〜50μmの光拡散性粒子を含有する輝度調整層、及び、2).熱可塑性樹脂中にイエロー系色素、マゼンタ系色素、及びシアン系色素との混用によるコントラスト調整層とを含み、前記光透過性樹脂シートのマンセル明度が、0〜3.5(マンセル表色系)であることを特徴とする投映スクリーン。
  2. 前記輝度調整層が、さらに黒色色素を含んでいる、請求項1に記載の投映スクリーン。
  3. 前記輝度調整層が、さらに平均粒子径5〜50μmの光半透過性黒色粒子を含んでいる、請求項1に記載の投映スクリーン。
  4. 前記コントラスト調整層が、前記イエロー系色素を含有する層、前記マゼンタ系色素を含有する層、及び前記シアン系色素を含有する層、の3層を順不同で含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の投映スクリーン。
  5. 前記熱可塑性樹脂が環状オレフィンコポリマーである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の投映スクリーン。
  6. 前記光拡散性樹脂シートが光透過性織布を含んでいる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の投映スクリーン。
  7. 前記光拡散性樹脂シートがガラス織布を含み、コーンカロリーメーター試験法(ASTM−E1354)において前記光拡散性シートに対して輻射電気ヒ−タ−による輻射熱を、50kW/mで照射した時に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ加熱開始後20分間、10秒以上継続して最高発熱速度が200kW/mを超えない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の投映スクリーン。
JP2012261214A 2012-11-29 2012-11-29 投映スクリーン Active JP6142251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261214A JP6142251B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 投映スクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261214A JP6142251B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 投映スクリーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014106470A true JP2014106470A (ja) 2014-06-09
JP6142251B2 JP6142251B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51027983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012261214A Active JP6142251B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 投映スクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6142251B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232630A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2015232629A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2016009150A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2016009149A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
WO2016068087A1 (ja) * 2014-10-27 2016-05-06 旭硝子株式会社 透過型透明スクリーン、映像表示システムおよび映像表示方法
JP7274159B1 (ja) 2022-09-21 2023-05-16 ユニチカ株式会社 ガラスクロス及びガラスクロスの製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075570A (ja) * 1993-04-19 1995-01-10 Keiwa Shoko Kk スクリーン用シート材
JP2004054132A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Daicel Chem Ind Ltd 反射スクリーン
US6747796B1 (en) * 1999-05-11 2004-06-08 Michael G. L. Dorling High contrast screen material
US20050068619A1 (en) * 2003-09-25 2005-03-31 Futoshi Osawa Optically transmitting sheet and screen
JP2005345873A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nitto Boseki Co Ltd 光拡散シート及びその製造方法
JP2007501424A (ja) * 2003-08-04 2007-01-25 レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 安定した背面投射型スクリーン及びその製法
JP2008064951A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Jsr Corp プロジェクター透過スクリーン用拡散板およびその製造方法ならびに用途
JP2011013282A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hiraoka & Co Ltd 背面映写可能な産業資材シート、及びその映写システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075570A (ja) * 1993-04-19 1995-01-10 Keiwa Shoko Kk スクリーン用シート材
US6747796B1 (en) * 1999-05-11 2004-06-08 Michael G. L. Dorling High contrast screen material
JP2004054132A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Daicel Chem Ind Ltd 反射スクリーン
JP2007501424A (ja) * 2003-08-04 2007-01-25 レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 安定した背面投射型スクリーン及びその製法
US20050068619A1 (en) * 2003-09-25 2005-03-31 Futoshi Osawa Optically transmitting sheet and screen
JP2005099479A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 光透過性シートおよびスクリーン
JP2005345873A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nitto Boseki Co Ltd 光拡散シート及びその製造方法
JP2008064951A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Jsr Corp プロジェクター透過スクリーン用拡散板およびその製造方法ならびに用途
JP2011013282A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hiraoka & Co Ltd 背面映写可能な産業資材シート、及びその映写システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232630A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2015232629A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2016009150A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
JP2016009149A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 平岡織染株式会社 透過投映スクリーン
WO2016068087A1 (ja) * 2014-10-27 2016-05-06 旭硝子株式会社 透過型透明スクリーン、映像表示システムおよび映像表示方法
CN107077058A (zh) * 2014-10-27 2017-08-18 旭硝子株式会社 透射型透明屏幕、影像显示系统和影像显示方法
JPWO2016068087A1 (ja) * 2014-10-27 2017-08-31 旭硝子株式会社 透過型透明スクリーン、映像表示システムおよび映像表示方法
US9946147B2 (en) 2014-10-27 2018-04-17 Asahi Glass Company, Limited Transmission-type transparent screen, image display system and image display method
CN107077058B (zh) * 2014-10-27 2019-06-14 Agc株式会社 透射型透明屏幕、影像显示系统和影像显示方法
JP7274159B1 (ja) 2022-09-21 2023-05-16 ユニチカ株式会社 ガラスクロス及びガラスクロスの製造方法
JP2024044911A (ja) * 2022-09-21 2024-04-02 ユニチカ株式会社 ガラスクロス及びガラスクロスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6142251B2 (ja) 2017-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6142251B2 (ja) 投映スクリーン
ES2629447T3 (es) Pantalla de retroproyección
JP4408809B2 (ja) 両面映像フィルムスクリーン
US20150362728A1 (en) Semitransparent diffusion-polarization laminate and usage therefor
JP2011013302A (ja) 背面映写可能な産業資材シート、及びその映写システム
JP6368911B2 (ja) 透過投映スクリーン
JP2016009149A (ja) 透過投映スクリーン
JP5239097B2 (ja) 背面映写可能な産業資材シート
JP6260044B2 (ja) 背面投映用スクリーン
JP2014106469A (ja) 投映スクリーン
JPH09318801A (ja) 平面型レンズとその製造方法
JP2002365731A (ja) 透過型プロジェクションスクリ−ン用前面板およびレンチキュラーシート
JP2004045443A (ja) 透視可能な透過型スクリーン
CN117518699A (zh) 线性抗光背投光学成像膜
JP5376230B2 (ja) 背面映写可能な産業資材シートの製造方法
JPH075570A (ja) スクリーン用シート材
JP6318448B2 (ja) 透過投映スクリーン
JP2010191129A (ja) 背面映写可能な産業資材シート、及びその映写システム
JP6880906B2 (ja) 透過型スクリーンおよび背面投射型表示装置
JP2004061520A (ja) 透過型スクリーンおよび投映装置
WO1999005568A1 (fr) Ecran contenant du mica synthetique
JP2017156451A (ja) プロジェクタ・スクリーン
JP2011011369A (ja) 背面映写可能な産業資材シート、及びその映写システム
JP2004061521A (ja) 反射型スクリーン
JP2016009150A (ja) 透過投映スクリーン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250