JP2017156451A - プロジェクタ・スクリーン - Google Patents
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Abstract
【課題】拡散性および軽量化を充たす拡散部材を用いたプロジェクタ・スクリーンを提供する。【解決手段】プロジェクタ・スクリーン10は、プロジェクタ・スクリーン10を所定の透明体に剥がして貼るためのライナー15と,第一の接着材層13と,プロジェクタから発せられた光を拡散させる空隙を持つ拡散層11と、第2の接着層14と、保護基材12aとハードコート層12aからなる表面保護層12と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明の一側面は、プロジェクタから発せられた光を映し出すプロジェクタ・スクリーンに関する。
従来から、プロジェクタから発せられた光を映し出すプロジェクタ・スクリーンが知られている。例えば下記特許文献1には、映像源から投影された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンが記載されている。この反射スクリーンは、光を透過可能な光透過部と、その光透過部とスクリーン面に沿って交互に複数配列され、空気が存在する空洞部とを備える。
一般に、上記の反射スクリーンのようなプロジェクタ・スクリーンは、プロジェクタから発せられた光を拡散させる拡散部材を備え、これにより一定の視野角が確保される。店舗等で使用されるこれらのプロジェクタ・スクリーンは大型化する傾向にある。しかし、従来の拡散部材は、アクリル樹脂などで形成された、一定以上の厚さを有する板状の部材を多く利用するため、大型化するほど重くなってしまい、これはそのままプロジェクタ・スクリーンの重さに影響する。そこで、プロジェクタ・スクリーン用としての拡散性および軽量化を充たす拡散部材が望まれている。
本発明の一側面に係るプロジェクタ・スクリーンは、プロジェクタから発せられた光を拡散させるシート状拡散部材を備え、拡散部材が、空隙を持つ拡散層を有する。
このような側面においては、拡散部材が空隙を持つ拡散層を有し、この空隙の存在が拡散部材の拡散性と軽量化に寄与する。
本発明の一側面によれば、拡散性および軽量性を併せ持つ拡散部材を備えるプロジェクタ・スクリーンを提供できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照しながら、第1実施形態に係るプロジェクタ・スクリーン10の構成を説明する。プロジェクタ・スクリーン10は、プロジェクタから発せられた光(より具体的には映像光)を映し出すシート状の物品である。プロジェクタ・スクリーン10は所定の透明性を有する。
図1〜図3を参照しながら、第1実施形態に係るプロジェクタ・スクリーン10の構成を説明する。プロジェクタ・スクリーン10は、プロジェクタから発せられた光(より具体的には映像光)を映し出すシート状の物品である。プロジェクタ・スクリーン10は所定の透明性を有する。
本明細書において「シート状」とは、板状のもののみならず、可とう性のあるフィルム状のものも含む概念である。また、本明細書において「透明性」とは、可視域の光波長範囲(380nm〜780nm)において少なくとも60%以上または70%以上の光透過性を有することをいう。
図1はプロジェクタ・スクリーン10の利用例を示す。この例では、プロジェクタ・スクリーン10はリア・プロジェクション・システムの一構成要素として用いられ、ガラス窓やアクリル板などの透明体に貼り付けることができる。プロジェクタ・スクリーン10は、その背面に配されたプロジェクタ20から発せられた映像光を投影する。図1は矩形のプロジェクタ・スクリーン10が窓Wに貼られた形態を示すが、プロジェクタ・スクリーン10の形状および設置箇所は任意に定めてよい。例えば、床に立てた人型のプロジェクタ・スクリーンにも本発明を適用できる。プロジェクタ・スクリーン10を透明体に貼り付けることは必須ではなく、例えばプロジェクタ・スクリーン10は垂れ幕式であってもよい。
プロジェクタ20は、パーソナル・コンピュータ(PC)などの情報処理装置から入力された映像信号を映像光に変換し、その映像光を光源から出力する装置である。映像光として出力される映像は静止画でもよいし動画でもよい。プロジェクタ20の一例として超短焦点プロジェクタが挙げられるが、これに限定されるものではなく、任意の種類のプロジェクタを用いてよい。
図1に示す利用例では、プロジェクタ・スクリーン10は、プロジェクタ20の光源から発せられた映像光を裏面で受け、当該裏面の反対側の表示面に向けてその映像光を透過させる。図2はプロジェクタ・スクリーン10が供給される際の層構造の一例を示す断面図である。この例では、プロジェクタ・スクリーン10はシート状の拡散部材を含む。拡散部材は、プロジェクタ20から発せられた光(映像光)を拡散させる部材である。
拡散部材は、空隙を持つ拡散層11を有するが、さらにプロジェクタ・スクリーン10を透明体(例えば、図1に示す窓W)に貼り付けるための第1の接着剤層13を備えてもよい。拡散部材はさらに、拡散層11の保護のため、第2の接着剤層14を介して、拡散層11の表面に表面保護層12を備えてもよい。第1の接着剤層13はライナー15で保護される。プロジェクタ・スクリーン10を利用する際には、ユーザはそのライナー15を剥がしてプロジェクタ・スクリーン10を所定の透明体に貼る。
第1の接着剤層13および第2の接着剤層14の例として感圧接着剤(PSA)層が挙げられるが、これら二つの接着剤層の材料は限定されない。第1の接着剤層13と第2の接着剤層14として同じ感圧接着剤を用いてもよいし異なったものを用いてもよい。第1の接着剤層13および第2の接着剤層14は拡散層11の面全体に形成されていてもよいし、部分的に形成されていてもよい。各接着剤層は接着剤を塗布することで形成してもよいし、感圧接着剤シート等を貼り合わせて形成してもよい。
拡散層11における空隙の存在は、拡散層11の拡散性に寄与するとともに、拡散層11の軽量化に寄与する。拡散層11は入射面111と、その反対側の面である出射面112とを有する。入射面111はプロジェクタ20から発せられた光を受ける面であり、出射面112はその光を出射する面である。なお、拡散層11は、可とう性を持つシートやフィルムで構成されてもよい。拡散層11が可とう性を有する場合は、拡散部材およびプロジェクタ・スクリーン自体に可とう性を与えることができ、拡散部材およびプロジェクタ・スクリーンをロール状に収納したり、曲面を持つ基材上にそれらを設置したりすることが容易になる等の利点が得られる。
本実施形態の拡散層11は不織布により形成される。不織布は繊維間に空隙を有し、その構造のため、拡散層11に光拡散性を持たせるとともに、拡散層11を軽量化することができる。また、拡散層11として不織布を用いることで、拡散部材およびプロジェクタ・スクリーン10に可とう性を付与することができる。不織布の繊維材料の例として、透明性を有するPET、アクリル、ポリプロピレン(PP)、およびポリカーボネートが挙げられるが、これらに限定されない。単一の材料を用いることもできるし、複数の材料を用いることもできる。
拡散層11の坪量は、プロジェクタ・スクリーン用としての光拡散性を発揮するため、10g/m2以上、20g/m2以上、あるいは30g/m2以上であってもよい。一方、透過型プロジェクタ・スクリーンとして必要な透過性と軽量化とを図るため、その坪量は150g/m2以下、100g/m2以下、あるいは90g/m2以下であってもよい。
透過型プロジェクタ・スクリーンとしての透過性を確保するうえで、拡散層11の厚さは100μm以下または90μm以下であってもよい。また、透過型プロジェクタ・スクリーンとしての光拡散性を確保するうえで、拡散層11の厚さは50μm以上、60μm以上、あるいは70μm以上でもよい。
拡散層11の可視域での拡散透過率は90%以上であってもよい。例えば、上記のように拡散層11の坪量または厚さを設定することでその拡散透過率を実現することができる。
不織布の繊維のメジアン径は10μm以上でも20μm以上でもよく、また、50μm以下でも40μm以下でもよい。このように繊維の平均径を設定することで、繊維が人の目に見えないようにさせつつ光を均一に拡散させることができる。すなわち、透過性と拡散性との間の良好なバランスを取ることができる。
なお、上述する坪量および厚みは不織布ウエブを加圧成型することで調整することも可能である。
拡散層11が不織布で形成される場合は、図3に示すように、拡散層11内に多数の空隙が形成される。この空隙は不織布の繊維113の間にできるものであり、言い換えると、その空隙は不織布の繊維113により形成される。不織布の繊維と空気との屈折率の差を大きくするほど光の拡散度合いを大きくすることができる。例えば、不織布の繊維113として利用できるPETの屈折率は1.63であり、アクリルは1.49〜1.53であり、PPは1.48であり、ポリカーボネートは1.59である。いずれにしても、屈折率の差の基準となる空気の屈折率は1であるので、空気と不織布の繊維113との間の屈折率を大きくすることができ、その結果、プロジェクタ20からの光を拡散層11により十分に拡散させることができる。このような拡散層11を導入することで光の放射範囲を広げることができるので、短焦点または超短焦点プロジェクタからの映像を鮮明に映すことができる。
それに加えて、不織布は微細な繊維の集合であり、多数の繊維の表面積の和、すなわち、光が屈折する面の総面積が大きい。例えば、その総面積は、例えば、従来品である拡散剤を混ぜたアクリル板からなる拡散部材と比較して大きい。このことも光を十分に拡散させることに貢献する。
上述したように、拡散層11を傷または埃から守るため拡散層11上に表面保護層12を積層してもよい。表面保護層12の例として粘着剤付保護フィルムが挙げられる。図2に一例として示す粘着剤付保護フィルムは、コーティング剤により形成されたハードコート層12aと、そのコーティング剤が拡散層11に浸み込むのを防止するための透明な保護基材12bと、拡散層11と接する面に設けられた第2の接着剤層14とを備える。コーティング剤の例としてアクリル系ハードコートが挙げられるが、これに限定されない。また、保護基材12bの材料としてポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられるが、保護基材12bの材料も限定されない。
なお、プロジェクタ・スクリーン10の最外層に、帯電防止処理または反射防止処理された層を設けてもよい。
(第2実施形態)
図4を参照しながら、第2実施形態に係るプロジェクタ・スクリーン10Aの構成を説明する。第1実施形態と同様に、プロジェクタ・スクリーン10Aは、空隙を持つ拡散層を有するシート状の拡散部材を含む。第1実施形態と異なる点は拡散層の構造であり、他の点については第1実施形態と同様である。以下では、拡散層の構造について特に説明する。
図4を参照しながら、第2実施形態に係るプロジェクタ・スクリーン10Aの構成を説明する。第1実施形態と同様に、プロジェクタ・スクリーン10Aは、空隙を持つ拡散層を有するシート状の拡散部材を含む。第1実施形態と異なる点は拡散層の構造であり、他の点については第1実施形態と同様である。以下では、拡散層の構造について特に説明する。
図4は、プロジェクタ・スクリーン10Aが供給される際の層構造の一例を示す。この例では、プロジェクタ・スクリーン10Aは、空隙を持つ拡散層11Aを有するシート状の拡散部材を有する。さらに、プロジェクタ・スクリーン10Aは透明体(例えば、図1に示す窓W)に貼り付けるための第1の接着剤層13を備えてもよい。第1の接着剤層13はライナー15で保護される。さらに、拡散層11Aを保護する表面保護層12を備えてもよい。表面保護層12は、例えば、第2の接着剤層14で拡散層11A上に貼り付けることができる。プロジェクタ・スクリーン10Aを利用する際には、ユーザはライナー15を剥がしてプロジェクタ・スクリーン10Aを所定の透明体に貼ることができる。第1の接着剤層13および第2の接着剤層14の具体的な構成については、第1実施形態と同様に様々な形態が考えられる。
プロジェクタ・スクリーン10Aでは、拡散層11Aは樹脂中に多数の中空微小粒子114を含むシート状の層である。中空微小粒子内の空隙の存在が拡散層11Aの拡散性に寄与するとともに、拡散層11Aの軽量化に寄与する。透明な樹脂および透明な中空微小粒子114を使用することで、拡散層11Aに透明性を付与することもできる。
拡散層11Aは入射面111Aと、その反対側の面である出射面112Aとを含む。入射面111Aはプロジェクタ20から発せられた光を受ける面であり、出射面112Aはその光を出射する面である。
拡散層11Aの作製に用いられる樹脂の材料の例は特に限定されない。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、二軸延伸を行ったポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリビニルナフタレン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、セルロースアシレート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースダイアセテート等が使用できる。このうち、特に透明性、柔軟性、取り扱い性の観点から、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)およびアクリル樹脂を用いてもよい。なお、これらの樹脂には、カーボンなどの他の着色剤を添加してもよいし、中空微小粒子の分散性をあげるために分散剤を含めたりしてもよい。さらに、拡散層11Aに可塑性を付与するためにポリエステル系、アジピン酸系、またはフタル酸系の可塑剤を添加してもよい。
中空微小粒子114は、真空のまたは空気が存在する空隙114aを備えた微小粒子である。中空微小粒子114は透明体であってもよい。中空微小粒子114の材料は特に限定されず、無機材料あるいは有機樹脂材料いずれの材料を用いてもよい。無機材料としては、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム等が挙げられる。あるいはソーダ石灰ガラスなどのガラスを用いて中空微小粒子114(中空ガラスビーズ)を作製してもよい。また、有機樹脂材料としては、例えば架橋ポリメタクリル酸メチル等を使用できる。なお、中空微小粒子114自体は周知であり、その製造方法は例えば特表2008−521750号公報に記載されている。市販の中空微小粒子としては、スリーエム社製グラスバブルズ等が挙げられる。
一実施形態では、多数の中空微小粒子114は拡散層11A内に略均等に分散した状態で含まれる。拡散層11Aの幅方向に沿って見た場合に中空微小粒子114同士が重なるように複数の中空微小粒子114が配されてもよい。あるいは、多数の中空微小粒子114が二次元状または三次元状に配されてもよい。あるいは、拡散層11A内で多数の中空微小粒子114がランダムに配されてもよい。
中空微小粒子114を含む拡散層11Aは例えば次のように作製できる。まず、塩化ビニル樹脂やアクリルなどの樹脂材料と、中空微小粒子と、可塑剤等とを溶剤とともに混合撹拌することで、溶液を得る。そして、表面を剥離処理した基材上にその溶液をコーティングし、乾燥および加熱硬化させる。このような処理により、中空微小粒子114が分散して配置されたフィルム状の拡散層11Aを形成できる。
中空微小粒子114の空隙率は限定されない。例えば、その空隙率は、良好な光拡散性およびスクリーンの軽量化のために30Vol%以上、40Vol%以上、または50Vol%以上でもよい。一方、中空微小粒子114が十分な形状維持性を得るために、その空隙率は95Vol%以下、85Vol%以下、または80Vol%以下でもよい。なお、この空隙率は、中空微小粒子全体の体積に占める空隙部分の体積を百分率(%)で表した体積比を意味する。例えば、空隙率は、透過型電子顕微鏡で撮影した写真をもとに平均粒子径(外径)及び平均内孔径を測定することで算出することができる。
中空微小粒子114の外径の下限は例えば15μmでもよく、その上限は例えば50μmでもよい。なお、この外径はメジアン径である。中空微小粒子の寸法をこのように設定することで、中空微小粒子が人の目に見えないようにさせつつ光を均一に拡散させることができる。すなわち、透過性と拡散性との間の良好なバランスを取ることができる。中空微小粒子114の外殻の厚さの下限は例えば0.5μmでもよく、その上限は例えば1.5μmでもよい。
拡散層11Aの可視域での拡散透過率は90%以上であってもよい。例えば、上記のように中空微小粒子114を設計することでその拡散透過率を実現することができる。
拡散層11Aの厚さの上限は例えば50μm、60μm、70μm、80μm、90μm、または100μmでもよい。中空微小粒子114を二次元状に配した場合には、拡散層11Aを中空微小粒子114の外径とほぼ同じ程度にまで薄くすることができる。拡散層11Aを薄くするほど拡散部材をより軽量化できる。
拡散層11Aが塩化ビニル樹脂を主成分とし、ソーダ石灰ガラスを主成分とする中空微小粒子を含む場合において、中空微小粒子の含有量は、拡散性と軽量化を備えるため、拡散層11A全体の40Vol%以上、50Vol%以上、または60Vol%以上であってもよい。一方、拡散層11Aの耐久性を考慮すると、その含有量は90Vol%以下、85Vol%以下、または80Vol%以下であってもよい。
また、中空微小粒子の含有量は、拡散性と軽量化を備えるため、拡散層11A全体の0.1重量%以上、0.5重量%以上、1重量%以上、または3重量%以上でもよい。一方、拡散層11Aの耐久性を考慮すると、その含有量は10重量%以下または5重量%以下でもよい。
拡散層11Aは多数の中空微小粒子114を含むので、入射面111Aと出射面112Aとの間には図4に示すように多数の空隙114aが形成される。中空微小粒子114の材料と空気との屈折率の差を大きくするほど光の拡散度合いを大きくすることができる。例えば、ソーダ石灰ガラスの屈折率は1.51である。いずれにしても、屈折率の差の基準となる中空微小粒子114の中心部(真空または空気)の屈折率は1であるので、中空微小粒子114の中心部と外殻との間の屈折率を大きくすることができ、その結果、プロジェクタ20からの光を拡散層11Aにより十分に拡散させることができる。また、その光は中空微小粒子114の外殻に入射した時点、内部(空隙114a)に入った時点、その内部から外殻に出る時点、およびその外殻から出射する時点でそれぞれ屈折する。このように光が中空微小粒子114により何度も屈折することも、プロジェクタ20からの光を十分に拡散させることに貢献する。
なお、第1の実施形態と同様に、拡散層11Aを傷または埃から守るため拡散層11A上に表面保護層12を積層してもよい。表面保護層12の例として粘着剤付保護フィルムが挙げられる。図4に一例として示す粘着剤付保護フィルムは、コーティング剤により形成されたハードコート層12aと、そのコーティング剤が拡散層11Aに浸み込むのを防止するための透明な保護基材12bと、拡散層11Aと接する面に設けられた第2の接着剤層14とを備える。コーティング剤の例としてアクリル系ハードコートが挙げられるが、これらに限定されない。また、保護基材12bの材料としてポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられるが、保護基材12bの材料も限定されない。
図5は、第2実施形態での別の例として示すプロジェクタ・スクリーン10Bが供給される際の層構造の一例を示す。プロジェクタ・スクリーン10Bも、拡散層11Aを有する拡散部材を有する。プロジェクタ・スクリーン10Bは、拡散層11Aの一方の面に例えば第1の接着剤層16を介してPET等の基材層17を貼り合わせた構造を有してもよい。さらに、プロジェクタ・スクリーン10Bは、基材層17の裏面に設けた第2の接着剤層18を備えてもよく、この第2の接着剤層18を介してプロジェクタ・スクリーン10Bをガラス窓や透明体に貼り付けることができる。この第2の接着剤層18はライナー15で保護される。また、拡散層11A上には、アクリルハードコートに替えて、耐薬品性が高いフッ素系保護膜19を表面保護層として拡散層11Aの面に直接コーティングすることも可能である。第1の接着剤層16および第2の接着剤層18の材料は限定されないが、例えば感圧接着剤でもよい。
透明性の高い樹脂と中空微小粒子114とを拡散層11Aのために用いることで、透明性が高いプロジェクタ・スクリーン10A,10Bを提供することも可能である。例えば、スクリーンのヘイズ値が25以下または20以下であれば、良好な透明性を確保できる。また、そのヘイズ値が10以上または15以上であれば、スクリーンとしての良好な投影性も確保できる。このような透明性の高いプロジェクタ・スクリーン10A,10Bは、例えば店舗のウィンドウに貼り付けてもウィンドウの透明性を阻害することが少ないため、店舗用ディスプレイとして優れた効果を発揮できる。
以上説明したように、本発明の一側面に係るプロジェクタ・スクリーンは、プロジェクタから発せられた光を拡散させるシート状拡散部材を備え、拡散部材が、空隙を持つ拡散層を有する。
このような側面においては、拡散部材が空隙を持つ拡散層を有し、この空隙の存在が拡散部材の拡散性と軽量化に寄与する。このことは、プロジェクタ・スクリーンの寸法を大きくした場合に特に有利である。例えば、実店舗のガラス面にプロジェクタの映像を映すために該ガラス面にこのプロジェクタ・スクリーンを貼る場合には、プロジェクタ・スクリーンが軽いのでガラス面に掛かる重量を抑えることができる。また、作業者にとっては、プロジェクタ・スクリーンをそのガラス面に貼る作業が楽になる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層が不織布を有し、空隙が不織布の繊維間に存在してもよい。不織布は軽いので、その不織布で形成された拡散層を備えるプロジェクタ・スクリーンも軽くすることができる。また、不織布は安価なので、プロジェクタ・スクリーンの製造コストを抑えることもできる。加えて、不織布は微細な繊維の集合であり、多数の繊維の表面積の和(すなわち、光が屈折する面の総面積)が大きいので、光を十分に拡散させることができる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、不織布の繊維のメジアン径が10μm〜50μmであってもよい。このように繊維の径を設定することで、繊維を人の目に見えないようにさせつつ光を均一に拡散させることができる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、不織布の坪量が10g/m2〜150g/m2であってもよい。このように坪量を設定することで、光の拡散性と拡散部材の軽量化とを実現することができる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層が複数の中空微小粒子を含んでもよい。中実ではなく中空微小粒子を用いることで拡散層の重さを抑えることができ、したがって、プロジェクタ・スクリーンを軽くすることができる。加えて、光は中空微小粒子の外殻に入射した時点、中空微小粒子内部(空隙)に入った時点、その内部から外殻に出る時点、およびその外殻から出射する時点でそれぞれ屈折する。このように光が中空微小粒子により何度も屈折するので、プロジェクタから発せられた光をこの拡散層により均一に拡散させることができる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、中空微小粒子が中空ガラスビーズであってもよい。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層が塩化ビニル樹脂層であってもよい。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層の可視域でのヘイズ値が25以下であってもよい。この場合には、プロジェクタ・スクリーンの良好な透明性を確保できる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層の可視域での拡散透過率が90%以上であってもよい。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層が中空微小粒子を0.1重量%以上含んでもよい。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散層の少なくとも一方の主面の少なくとも一部に接着剤層を有してもよい。この接着剤層によりプロジェクタ・スクリーンを透明体に簡単に貼ることができる。
他の側面に係るプロジェクタ・スクリーンでは、拡散部材が、拡散層上に接着剤層を介して表面保護層を有し、表面保護層が透明基材層およびハードコート層を有してもよい。表面保護層により拡散層を傷または埃から保護することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はそれらに何ら限定されるものではない。
(不織布で形成した拡散層)
不織布で拡散層を作成した。不織布の材料はPETであり、繊維の平均径は約20μmであった。拡散層の坪量は85g/m2であり、厚さは80μmであった。拡散層の面の寸法は210mm×297mm(A4サイズ)とした。この拡散層と、PET製の透明保護基材(東洋紡株式会社)およびアクリル系樹脂ハードコート(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)によるコーティング層とから成る表面保護層とを感圧接着剤で貼り合わせることで、実施例に係るシート状拡散部材からなるプロジェクタ・スクリーンを作製した。このプロジェクタ・スクリーンの厚さは181μmであった。
不織布で拡散層を作成した。不織布の材料はPETであり、繊維の平均径は約20μmであった。拡散層の坪量は85g/m2であり、厚さは80μmであった。拡散層の面の寸法は210mm×297mm(A4サイズ)とした。この拡散層と、PET製の透明保護基材(東洋紡株式会社)およびアクリル系樹脂ハードコート(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)によるコーティング層とから成る表面保護層とを感圧接着剤で貼り合わせることで、実施例に係るシート状拡散部材からなるプロジェクタ・スクリーンを作製した。このプロジェクタ・スクリーンの厚さは181μmであった。
比較例として3種類のプロジェクタ・スクリーンを用意した。比較例1は三菱製紙株式会社製のMRPS−W100A(ホワイトタイプ)であり、比較例2は同社製のMRPS−G100A(グレータイプ)であった。これら二つのフィルムは拡散物質としてキセロゲルを含み、厚さは147μmであった。比較例3は、スリーエム社製のリアプロジェクションフィルム F−RPFであった。このフィルムは拡散物質としてガラスビーズを含み、厚さは323μmであった。これら三つの比較例の面の寸法は実施例と同じにした(すなわち、210mm×297mm)。
図6を参照しながら、個々のプロジェクタ・スクリーンについて行った実験環境を説明する。プロジェクタ31(BenQ社製の超短焦点プロジェクタ)の前面から0.35m離れた所に厚さ5mmのアクリル板32を立て、そのアクリル板の背面(プロジェクタ31と向かい合う方の面)にプロジェクタ・スクリーン33を感圧接着剤で貼った。鉛直方向に沿った、プロジェクタ31のレンズの中心からプロジェクタ・スクリーン33の上辺までの距離は1.07mであり、プロジェクタ31から発せられた光のプロジェクタ・スクリーン33への入射角は約70°であった。拡散層の性能を検証するために、アクリル板32の前面から2.5m離れた所にカメラ34(ニコン社製の一眼レフカメラ D300)を設置した。具体的には、視野角が0°、30°、および60°の地点にカメラ34を設け、これら三つの場合のすべてにおいて、水平方向に延びるカメラ34の光学中心がプロジェクタ・スクリーン33の中心を向くようにカメラ34の高さおよび向きを調整した。プロジェクタ・スクリーン33には、白地に「3M」という黒の文字が描画された画像を映した。
このような環境下で実施例および比較例1〜3について測定した平均輝度、各視野角における輝度(視野角0°の場合を基準(100%)とする百分率で表現)、およびコントラスト(黒文字部分の輝度に対する白地部分の輝度の比)の結果を表1に示す。この表における丸印は結果が優良であったことを示し、三角印は結果が比較的良好であったことを示し、バツ印は結果が良くなかったことを示す。
実施例および比較例1〜3におけるプロジェクタ・スクリーンのそれぞれについて、寸法が100mm×100mmであり且つ片面に接着剤層の付いた拡散部材の重さを測定し、単位面積あたりの重量を計算した。この結果を表2に示す。
(中空微小粒子を含む拡散層)
3M社製の中空微小粒子(製品名:グラスバブルズ)を用いて、上記第2の実施形態に相当する拡散部材を作製した。具体的には、表3に示す割合にてPVC樹脂、可塑剤、および中空微小粒子を混合攪拌し、中空微小粒子を分散させた溶液をPET製の基材上にコーティングした。そして、その溶液を約200℃で数分間乾燥させ、実施例1に係るフィルム状の拡散層を作製した。この拡散層の構成要素の最終的な構成比は表3に示す通りである。拡散層の厚さは48μmであり、拡散層の面の寸法は210mm×297mm(A4サイズ)とした。この拡散層と、PET製の透明保護基材(50μm、東洋紡株式会社製)およびコーティング層から成る表面保護層(アクリル系ハードコート(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)とを感圧接着剤で貼り合わせることで、シート状拡散部材からなる実施例1に係るプロジェクタ・スクリーンを作製した。このプロジェクタ・スクリーンの厚さは149μmであった。
3M社製の中空微小粒子(製品名:グラスバブルズ)を用いて、上記第2の実施形態に相当する拡散部材を作製した。具体的には、表3に示す割合にてPVC樹脂、可塑剤、および中空微小粒子を混合攪拌し、中空微小粒子を分散させた溶液をPET製の基材上にコーティングした。そして、その溶液を約200℃で数分間乾燥させ、実施例1に係るフィルム状の拡散層を作製した。この拡散層の構成要素の最終的な構成比は表3に示す通りである。拡散層の厚さは48μmであり、拡散層の面の寸法は210mm×297mm(A4サイズ)とした。この拡散層と、PET製の透明保護基材(50μm、東洋紡株式会社製)およびコーティング層から成る表面保護層(アクリル系ハードコート(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)とを感圧接着剤で貼り合わせることで、シート状拡散部材からなる実施例1に係るプロジェクタ・スクリーンを作製した。このプロジェクタ・スクリーンの厚さは149μmであった。
また、実施例1で用いたPVC樹脂、可塑剤、および中空微小粒子に加えてさらに黒色色素(カーボンブラック)を含む、実施例2に係る拡散層を作製した。これらの材料の割合は表3に示す通りである。実施例2に係る拡散層の作製方法は、溶液に黒色色素を加えた点以外は実施例1と同じである。拡散層の厚さおよび面の寸法は実施例1と同じにした。この拡散層と、PET製の保護基材およびコーティング層から成る表面保護層とを感圧接着剤で貼り合わせることで、実施例2に係るプロジェクタ・スクリーンを作製した。
さらに二つの既存のプロジェクタ・スクリーンを比較例として用意した。比較例1は三菱製紙株式会社製のMROS−T100Pであった。このフィルムは拡散物質としてキセロゲルを含み、厚さは114μmであった。比較例2は、スリーエム社製のリアプロジェクションフィルムRPF120であった。このフィルムはガラスビーズを含み、厚さは294μmであった。比較例1および2に係るフィルムの面の寸法も210mm×297mmとした。
個々のプロジェクタ・スクリーンについての実験環境は、図6で示される、不織布で形成した拡散層に関する実験環境と同じであった。
このような環境下で実施例1,2および比較例1,2について測定した透過率、ヘイズ、平均輝度、各視野角における輝度(視野角0°の場合を基準(100%)とする百分率で表現)、およびコントラスト(黒文字部分の輝度に対する白地部分の輝度の比)の結果を表4に示す。この表における丸印は結果が優良であったことを示し、三角印は結果が比較的良好であったことを示し、バツ印は結果が良くなかったことを示す。
実施例1,2および比較例1,2におけるプロジェクタ・スクリーンのそれぞれについて、寸法が100mm×100mmであり且つ片面に接着剤層の付いた拡散部材の重さを測定し、単位面積あたりの重量を計算した。この結果を表5に示す。
以上、本発明をその実施形態および実施例に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態ではプロジェクタ・スクリーン10,10A,10Bが表面保護層12を備えたが、表面保護層は必須の構成要素ではない。
10,10A,10B…プロジェクタ・スクリーン、11,11A…拡散層、12…表面保護層、12a…ハードコート層、12b…保護基材、13…第1の接着剤層、14…第2の接着剤層、15…ライナー、16…第1の接着剤層、17…基材層、18…第2の接着剤層、19…フッ素系保護膜、111,111A…入射面、112,112A…出射面、113…不織布の繊維、114…中空微小粒子、114a…空隙(中空微小粒子の内部)。
Claims (12)
- プロジェクタから発せられた光を拡散させるシート状拡散部材を備え、
前記拡散部材が、空隙を持つ拡散層を有する、
プロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層が不織布を有し、
前記空隙が前記不織布の繊維間に存在する、
請求項1に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記不織布の繊維のメジアン径が10μm〜50μmである、
請求項2に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記不織布の坪量が10g/m2〜150g/m2である、
請求項2または3に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層が複数の中空微小粒子を含む、
請求項1に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記中空微小粒子が中空ガラスビーズである、
請求項5に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層が塩化ビニル樹脂層である、
請求項5または6に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層の可視域でのヘイズ値が25以下である、
請求項5〜7のいずれか一項に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層の可視域での拡散透過率が90%以上である、
請求項5〜8のいずれか一項に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層が前記中空微小粒子を0.1重量%以上含む、
請求項5〜9いずれか一項に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散層の少なくとも一方の主面の少なくとも一部に接着剤層を有する、
請求項1〜10のいずれか一項に記載のプロジェクタ・スクリーン。 - 前記拡散部材が、前記拡散層上に接着剤層を介して表面保護層を有し、
前記表面保護層が透明基材層およびハードコート層を有する、
請求項1〜11のいずれか一項に記載のプロジェクタ・スクリーン。
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WO2021131393A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | マクセルホールディングス株式会社 | スクリーンフィルム及びそれを備えた投影システム |
CN114624951A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-06-14 | 青岛海信激光显示股份有限公司 | 一种投影屏幕及其制作方法 |
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- 2016-02-29 JP JP2016037838A patent/JP2017156451A/ja active Pending
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