JP2007127858A - 光拡散板とそれを用いた透過型スクリーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラス基板と、該ガラス基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、該光拡散層の表面粗さRaが5μm以下である光拡散板。前記光拡散層が光拡散材を含み、前記光拡散層中に存在する全光拡散材の含有量に対する、前記光拡散層中に存在する平均粒子径が3μm以下の光拡散材の含有量の割合が10〜80体積%である前記光拡散板。
【選択図】図1
Description
ガラス基板と、該ガラス基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、該光拡散層の表面粗さRaが5μm以下である光拡散板。
A:第1光拡散層における小粒径光拡散材の層中体積率
B:第1光拡散層における全光拡散材の層中体積率
C:第2光拡散層における小粒径光拡散材の層中体積率
D:第2光拡散層における全光拡散材の層中体積率
を意味する。
<塗布液Aの調製>
ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製:バイロン220、比重1.26 分子量3000)50g、希釈溶剤(帝国インキ製造(株)製G−004溶剤)50gを混合し、撹拌し固形分濃度が50質量%のポリエステル樹脂溶液aを液た。
30cm角のガラス板(無強化ガラス、厚み3mm、可視光透過率(JIS K7361−1(1997年))91%)の表面に、塗布液Aをスクリーン印刷(メッシュ材質:ポリエステル、メッシュ数:120メッシュ)で塗布し、120℃の乾燥機で10分大気中で乾燥した。これを2回繰り返し、光拡散板を得た。第1光拡散層の膜厚は25μmであり、第2光拡散層の膜厚は25μmであり、全体で50μmであった。上記光拡散板について、以下の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
(1)正面輝度(ピークゲイン):光拡散層が形成された面を光源側にして、光拡散板をプロジェクター((株)日立製作所製:PJ−TX10−J)によって一定の照度で照らした。光源と反対側の面での輝度を分光輝度計(コニカミノルタホールディングス(株)製:CS−1000A)により測定した。1000〜1300cd/m2であることが実用上好ましい。
(2)拡散性(視野角):上記正面輝度の測定条件において、分光輝度計の光拡散板に対する角度をずらしながら輝度を測定し、正面輝度の半分になる角度(α)を測定した。評価基準は以下のとおりである。○であることが実用上好ましい。
○:α>8°
△:5°≦α<8°
×:α<5°
(3)表面粗さRa:レーザー顕微鏡((株)キーエンス製VK−8510)を用い、JIS−B0601(1994年)により測定した。そのときの評価長さは1.5mmであった。
(4)貼合評価:拡散層表面に粘着フィルム(綜研化学(株)製SK2057)をハンドローラーで貼り付け、気泡の入り具合より以下のように評価した。
○:気泡が全く入らない。
△:気泡が若干入る。
×:気泡が多く、映像を映した際に鑑賞しにくい。
<塗布液BおよびCの調製>
塗布液AにおけるSiO2微粒子、アクリル樹脂微粒子およびMS樹脂微粒子の量を、表1に示す量とした以外は、塗布液Aの調製と同様にして、第1層の塗布液として塗布液Bおよび第2層の塗布液として塗布液Cを調製した。
30cm角のガラス板(無強化ガラス、厚み3mm、可視光透過率(JIS K7361−1(1997年))91%)の表面に、塗布液Bをスクリーン印刷(メッシュ材質:ポリエステル、メッシュ数:120メッシュ)で塗布し、120℃の乾燥機で10分大気中で乾燥して第1光拡散層を形成した。第1光拡散層の膜厚は20μmであった。続いて、塗布液Cをスクリーン印刷(メッシュ材質:ポリエステル、メッシュ数:120メッシュ)で塗布し、120℃の乾燥機で10分大気中で乾燥して第2光拡散層を積層し、ガラス板の片面に光拡散層を形成し光拡散板を得た。第2光拡散層の膜厚は25μmであり、全体で45μmであった。上記光拡散板について、以下の評価を行った。層構成を表1に、評価結果を表2に示す。
実施例2において、塗布液BおよびCの塗布順序を逆にした以外は、実施例2と同様に処理してガラス板の片面に光拡散層を形成し、光拡散板を得た。第1光拡散層の膜厚は25μmであり、第2光拡散層の膜厚は20μmであり、全体で45μmであった。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成を表1に、評価結果を表2に示す。
塗布液AにおけるSiO2微粒子、アクリル樹脂微粒子およびMS樹脂微粒子の量を、表1に示す量とした以外は、塗布液Aと同様に処理して、塗布液Dを調製した。塗布液Aの代わりに塗布液Dを用いて実施例1と同様にして光拡散層を形成し、光拡散板を得た。第1光拡散層の膜厚は25μmであり、第2光拡散層の膜厚は25μmであり、全体で50μmであった。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成を表1に、評価結果を表2に示す。
塗布液Bおよび塗布液CにおけるSiO2微粒子、アクリル樹脂微粒子およびMS樹脂微粒子の量を、表1に示す量とした以外は、塗布液B、塗布液Cと同様に処理して、第1層の塗布液として塗布液Eおよび第2層の塗布液として塗布液Fを調製した。塗布液Bおよび塗布液Cの代わりにそれぞれ塗布液Eおよび塗布液Fを用いて、実施例2と同様にして光拡散層を形成し、光拡散板を得た。第1光拡散層の膜厚は25μmであり、第2光拡散層の膜厚は25μmであり、全体で50μmであった。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成を表1に、評価結果を表2に示す。
塗布液AにおけるSiO2微粒子、アクリル樹脂微粒子およびMS樹脂微粒子の量を、表1に示す量とした以外は、塗布液Aと同様に処理して、塗布液Gを調製した。塗布液Aの代わりに塗布液Gを用いて実施例1と同様にして光拡散層を形成し、光拡散板を得た。第1光拡散層の膜厚は25μmであり、第2光拡散層の膜厚は25μmであり、全体で50μmであった。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成を表1に、評価結果を表2に示す。
なお、上記実施例および比較例におけるすべての光拡散板で可視光透過率は85%以上であった。
2:フレネルシート(レンズシート)
3:レンチキュラーシート(レンズシート)
10:透過型スクリーン
11:光学エンジン
12:表面鏡
13:PTV
31:遮光層
100:ガラス基板
101:第1光拡散層(光拡散層)
102:第2光拡散層(光拡散層)
110:光拡散層
Claims (5)
- ガラス基板と、該ガラス基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、該光拡散層の表面粗さRaが5μm以下である光拡散板。
- 前記光拡散層が光拡散材を含み、前記光拡散層中に存在する全光拡散材の含有量に対する、前記光拡散層中に存在する平均粒子径が3μm以下の光拡散材の含有量の割合が10〜80体積%である請求項1に記載の光拡散板。
- 前記光拡散層が2層構成であり、かつガラス基板に近い側の光拡散層の小粒径光拡散材割合は、ガラス基板から遠い側の光拡散層の小粒径光拡散材割合よりも高い請求項1または2に記載の光拡散板。
- フレネルシートおよびレンチキュラーシートとともに請求項1、2または3に記載の光拡散板を含み、フレネルシート、レンチキュラーシートおよび光拡散板の順に、かつ該光拡散板の光拡散層側が前記レンチキュラーシート側に配置された透過型スクリーン。
- 請求項4に記載の透過型スクリーンを用いた背面投射型プロジェクションテレビ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005320903A JP2007127858A (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 光拡散板とそれを用いた透過型スクリーン |
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Publications (1)
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- 2005-11-04 JP JP2005320903A patent/JP2007127858A/ja not_active Withdrawn
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