JP2019008906A - 波長変換フィルム及びバックライトユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】波長変換層(QD層)の上下にガスバリアフィルムを積層してなるQDフィルムの最外面に備える上下コーティング層について、バックライトユニット内で接触して配置される他の光学部材との表面硬度差を考慮した設計仕様に基づくQDフィルムを提示する。【解決手段】量子ドットを含有する波長変換層と、前記波長変換層を挟むように上下に配置されたガスバリアフィルムと、を備え、上下2枚のガスバリアフィルムは、反波長変換層側のそれぞれ最外面にコーティング層を備えており、一方のコーティング層の硬度は、他方のコーティング層の硬度とは異なる構成。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ(LCD)のバックライトユニットの一部を構成する色変換フィルム(あるいは、光学フィルム)の改良に関する。
CCFL(冷陰極管),EEFL(外部電極蛍光管),FFL(平板蛍光ランプ),LED(発光ダイオード)等をバックライト光源とするLCDでは、4K2K(水平画素数3840×垂直画素数2160)や8K4K(水平画素数7680×垂直画素数4320)と称される水平画素数が3000以上の超高精細な表示パネルを備えた液晶表示装置等の画像表示装置が開発されており、このような超高精細な表示パネルを備えた画像表示装置では、表示パネルの光の透過率が低下するため、これまで以上にバックライトの高輝度化が求められる。
中でも、白色LED光源は、他タイプ光源に比べて応答速度が速く、消費電力が少ないということで普及が著しいが、昨今の一層の高輝度化への要求に応えるための手法として、量子ドット(Quantum Dot:QD)を含む光波長変換層を、QD励起光源(青色LED)上に備えたバックライト光源(以下、QD光源ともいう)が注目されている。
QDは、電子励起状態から特定の波長の発光を作り出す、数nm〜数十nm径の半導体の微粒子のことであり、電子の状態密度(エネルギー準位)が離散化される「量子サイズ効果」が発現することに応じて、量子ドットの大きさを変化させることにより、光の吸収波長・発光波長を制御できる。
特許文献1には、青色LEDと導光板間に蛍光体として赤色光及び緑色光を放出する量子ドット(QD)を利用して白色光を具現することで高輝度と色彩再現性向上を実現する方法が記載されている。
LCD分野においては、QDを光学フィルムシート的な素材(形態)に加工して、バックライトとなる白色LEDモジュールに貼り合わせる方式や、液晶パネル全体に貼り合わせるような形で適用する方式での取り組みが主流となっている。(特許文献2参照)
前者の場合、直下型バックライト上(液晶パネル側)に配置される拡散板,エッジライトに近接配置される導光板などの面光源に、QDを有する光学フィルム(以下、QDフィルムと称する)が積層されて用いられ、バックライト(面光源)/QDフィルム/光路制御部材/液晶パネル(→観察者側)の配置構成となる。
光路制御部材としては、3M社の製品(登録商標)であるBEF(Brightness Enhancement Film:微細なプリズム構造を持つ輝度上昇フィルム),反射型偏光性フィルム DBEF ( Dual Brightness Enhancement Film:多層薄膜技術に基づく反射型偏光性フィルム),反射フィルムESR(Enhanced Specular Reflector:ポリエステル系樹脂を用いた多層膜構造により可視光範囲において高い反射率を有するフィルム)などのLCD分野での普及が著しい。
量子ドットは水分や熱で劣化しやすいので、QDフィルムに対し耐久性試験の一つである耐湿熱性試験を行っても、試験によって量子ドットが劣化してしまい、試験前後において、QDフィルムから出射される光の輝度が大幅に変化してしまうことがあるほどであり、QDフィルムの実用に際しては、高分子フィルムにガスバリア層が形成されてなるガスバリアフィルムをQD層の保護部材として積層して用いられることが一般的である。(特許文献3参照)
特許文献3における光波長変換シート(QDフィルム)10は、図4に示される様に、光波長変換層(QD層)11と、光波長変換層11の両面に設けられたバリアフィルム12,13と、バリアフィルム12,13における光波長変換層11側の面とは反対側の面に設けられた光拡散層14,15とを備えている。光波長変換シート10においては、光拡散層14,15の表面が光波長変換シート10の表面を構成している。
同図において、QD層11は、ホストマトリクス16(バインダ樹脂,ガラス,シリカゲルのいずれか)に量子ドット(QD)17A,17Bが分散されてなる。光散乱性粒子18は必要に応じて添加され、QDフィルムの内部ヘイズを高めることができる。
LCDバックライトユニットに適用される光学フィルムでは、QDフィルム以外のフィルムでも、表示画面(面光源)内でのバックライト輝度の均一化,バックライト出射方向(範囲)の制御,ノイズとなる不要な光線の排除などの機能が要求される。
また、表面が平滑な樹脂フィルムでは、バックライトユニット内の他の光学部材(面光源や光路制御部材,あるいは、他の光学フィルム)との密着に伴い、他の光学部材の表面反射光との干渉で干渉斑(虹彩状色彩)や、海島状の気泡が発生し、LCDの表示品質に悪影響を及ぼすこともある。
図4で示される光拡散層14,15(本発明におけるコーティング層に該当。以後、マット層と称する場合もある。)は、表面に微細な凹凸が略均一に形成されており、透過する光線を均一に(強度,方向で)拡散させることができるだけでなく、上記の干渉斑や気泡による弊害が解消されるため、光学フィルムの最外面では好適に採用されている。
図2は、本発明の実施形態による表示装置100の一例を示す概略説明図である。
同図に示すように、表示装置100は、画像表示装置(液晶パネル)200と、この画像表示素子200への光の入射側に配置された照明装置300(バックライトユニット)とを備えたエッジライト方式のものである。
画像表示素子200は、1組の偏光板と、その間に挟持された液晶層とで構成されている。
照明装置300は、光拡散性板,光路制御部材,QDフィルム,導光板の順に配置した積層体と、導光板の側面に配置された光源を少なくとも含んで構成される。この照明装置300は、光拡散板が液晶表示素子200と対向するように配置される。
QDフィルムは、導光板から射出される光線の波長を変換する機能を有する。光路制御部材は波長変換された光を、観察者側(正面)へと集光する機能を有する。光拡散板は、光路制御部材によって集光された光を拡散し、面内の輝度分布を均一化し、また光路制御部材を保護する機能、及び光路制御部材に形成されるプリズム周期構造と液晶パネル200の周期構造との関係に起因するモアレ干渉縞の発生を抑制する機能を有する。あるいは、光路制御部材によって集光された光の偏光を分離する機能を有していても良い。
特開2012−169271号公報 特開2015−111518号公報 特開2017−076482号公報
表裏の最外面に表面に微細な凹凸(マット面)が形成された光拡散層を有するQDフィルムでは、バックライトユニット内で接触して配置される他の光学部材との各種物性との関係での考慮も要求される。ブロッキングを抑えるための凹凸形状を有するマット層(光拡散層)は、これに対向する部材と重ね合わされると、マット層及びこれと対向する他の部材の表面が傷付く場合があった。また、このような凹凸形状を有するマット層を有する色変換フィルムが複数枚重ねられた状態で輸送等されると、マット層などが同様に傷付く場合があった。更に、バックライトユニットの製造工程において、マット層などに塵埃等の異物が存在すると、マット層などの表面に傷が付く場合があった。マット層及びこれに対向する他の部材の表面が傷付くと、ディスプレイの表示性能が低下する。
図2に示す構成では、QDフィルムのバックライト光の入光側では導光板表面と、出光側では光路制御部材(プリズムシート)の反プリズム側の裏面と接触する。
部材同士の各接触面での表面硬度差に起因する弊害のうち、表示品質に多大な悪影響を及ぼす欠陥は、入光側での導光板表面の傷付き(→輝度ムラを招くことになる)と、出光側での光拡散層の傷付き(→微粒子の剥落により、干渉斑(虹彩状色彩)や海島状の気泡が発生を招くことになる)である。
本発明では、波長変換層(QD層)の上下にガスバリアフィルムを積層してなるQDフィルムの最外面に備える上下コーティング層(マット層,光拡散層)について、バックライトユニット内で接触して配置される他の光学部材との表面硬度差による傷付き等を防止する波長変換フィルムおよびバックライトユニットを提供することを目的とする。
本発明による波長変換フィルムは、
量子ドットを含有する波長変換層と、
前記波長変換層を挟むように上下に配置されたガスバリアフィルムと、を備え、
上下2枚のガスバリアフィルムは、波長変換層と反対側のそれぞれ最外面に少なくとも光拡散機能を有するコーティング層を備えており、
一方の前記コーティング層の鉛筆硬度は、他方の前記コーティング層の鉛筆硬度とは異なることを特徴とする。
表面に微細な凹凸が略均一に形成されており、透過する光線を均一に(強度,方向で)拡散させることを主たる機能とするコーティング層には、干渉縞防止,反射防止,帯電防止,ハードコート,防汚,紫外線吸収から選択される少なくとも1種の機能が付加されても良い。
コーティング層の硬度としては、一方のコーティング層の鉛筆硬度が2H以上,他方のコーティング層の鉛筆硬度が1H以下とすることが好ましい。
鉛筆硬度が高い方では2H〜4H,鉛筆硬度が低い方では1B〜1Hの範囲での規定が好適である。
上記波長変換フィルムのバックライトユニットへの適用にあたっては、
少なくとも、光源,面光源(拡散板または導光板),波長変換フィルム,光路制御部材をこの順に配置し、
上下のコーティング層の鉛筆硬度が、光路制御部材側≧2Hかつ面光源側≦1Hの関係を満たす様にすることが好ましい。
バックライトユニット内での他部材との接触に伴って生じる弊害のうち、ディスプレイの表示品質に及ぼす悪影響の大きい、導光板表面の傷付きによる輝度ムラ,QDフィルム最表面のコーティング層の傷付きにより、コーティング層内に分散混合される各種微粒子(光拡散剤を始めとする各種機能材料)の剥落に伴うノイズ感(不要な界面反射が抑制されず、干渉班,気泡に起因する違和感)が発生することが低減される。
本発明によるQDフィルムを適用したバックライトユニットの一例を示す概略説明図。 本発明によるQDフィルムを適用した表示装置の一例を示す概略説明図。 QDフィルムに積層するバリアフィルムを拡大して示す説明図。 最外面にコーティング層を備える光波長変換シート(QDフィルム)の構成例を示す説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[QDフィルム]
本発明においても、図4に示される層構成と同様のQDフィルムが採用される。
QDフィルム10は、光波長変換層(QD層)11と、QD層11の両面に積層一体化されたバリアフィルム12,13を具備しており、バリアフィルム12,13の基材19,20それぞれのQD層11側にはバリア層21,22を、QD層11側とは反対側の面にはコーティング層14,15を備えている構成である。
QDフィルム10を構成する各層については、主に同図上側のバリアフィルム12により代表して説明する。
図3は、バリアフィルム12を拡大して示す説明図である。
図3(a)は基材19上にバリア層21が形成されてなるフィルムの反バリア層側にコーティング層14が形成されてなる積層構成のバリアフィルム12に係る図示であり、図3(b)はバリア機能の向上および厚さを確保する上で、バリア層(バリア層を形成したフィルム)を2層構造とし、さらに嵩増しの目的で第二基材としてのPETを積層してなる積層構成のバリアフィルムに係る図示である。この場合、バリア層がお互い対向するように2枚のバリアフィルム12を配置しても良いし、同じ向き(コーティング層側又はQD層側)となるように配置しても良い。積層一体化にあたっての層間接着層(粘着層)では、接着(粘着)対象,要求機能に応じて、OCA(Optically Clear Adhesive),バリア接着剤,プライマーなどが適宜に選択されて用いられる。
本実施形態によるQDフィルム10の最表面を構成するコーティング層14の硬さは、QDフィルムとバックライトユニットのとの間での損傷を抑制するために、両面で異なるものとされる。特に一方のコーティング層の鉛筆硬度が2H以上,他方のコーティング層の鉛筆硬度が1H以下とすることが好ましい。後述するバックライトユニットにおいて、導波路側に接するコーティング層の鉛筆硬度が1H以下とすることで、コーティング層によって導光板を傷つけることを防ぐことができる。逆に導波路側によってQDフィルムが傷付けられないためには、導波路側に接するコーティング層の鉛筆硬度は2B以上であることが好ましい。また、他方のコーティング層の鉛筆硬度を2H以上とすることによって、光路制御部材(プリズムシート)によってQDフィルムが傷付けられることを防ぐことができる。逆にQDフィルムによって光路制御部材を傷付けないために、光路制御部材側のコーティング層の鉛筆硬度を4H以下とすることが好ましい。
<コーティング層>
コーティング層14は主に光を拡散させる機能を有する層であり、「マット層」などと称されることもある。コーティング層14は、バインダー樹脂26内に微粒子28を分散混合してなるインキ状の塗液を塗布〜乾燥硬化してなる構成である。
コーティング層14に含有される少なくとも一部の微粒子28がコーティング層14の第一フィルム基材19と反対側の表面に突出している。コーティング層14中の複数の微粒子28のうちの少なくとも一部の微粒子がコーティング層14の表面に突出していることにより、コーティング層14は表面に凹凸形状を有することができる。コーティング層14が第一フィルム基材19と反対側の表面に凹凸形状を有し、凹凸面を有することにより、QDフィルム10のコーティング層14の表面上に他の部材を重ねた場合に、当該他の部材とのブロッキング(貼り付き)を抑制することができる。なお、微粒子28がコーティング層14の表面上に「突出する」とは、コーティング層14の微粒子28のない部分の表面を基準面として、微粒子28の表面の少なくとも一部の領域が当該基準面外側に位置していればよい。突出した微粒子28の表面はむき出しになっていてもよく、バインダー樹脂26等で覆われていてもよい。
微粒子28の平均粒子径は0.5μm以上10.0μm以下であり、1.0μm以上10.0μm以下であることが好ましく、2.0μm以上8.0μm以下であることがより好ましい。微粒子28の平均粒子径が0.5μm以上であると、コーティング層14とこれと接する他の部材とのブロッキングの発生を抑制し易くなる。一方、微粒子28の平均粒子径が10.0μm以下であると、突出した微粒子28によってコーティング層14の表面の凹凸形状を小さく制御し易くなるので、コーティング層14の凹凸面と接する他の部材が傷付くことを抑制し易くなる。
微粒子28の粒子径の標準偏差は、微粒子28の平均粒子径の1/2未満であり、1/3未満であることが好ましく、1/4未満であることがより好ましい。この値が1/2未満であると、コーティング層14におけるヘイズ値(曇り度)の面内バラツキを十分に小さくすることができる。また、微粒子28の粒子径の標準偏差が微粒子28の平均粒子径の1/2未満であるということは粒子径が過剰に大きい粒子が十分に少ないということを意味するから、QDフィルム10の製造過程において、粒径の大きい粒子が塗布後に離脱することによる粉っぽさ(粉落ち)や外観の問題を十分に抑制できる。これに加え、ウェットコーティングによってコーティング層14を形成する場合、塗布量を調整することによってコーティング層14の厚さを管理することができるため、所望の厚さのコーティング層14を形成しやすいという利点がある。なお、この値の下限値は、微粒子28の製造技術の観点から、1/5程度である。
上述のとおり、コーティング層14からの微粒子の離脱(粉落ち)はコーティング層14に粒子径が過剰に大きい粒子が少なければ十分に抑制できる。コーティング層14に大きい粒子が多いか否か(粉落ちが生じやすいか否か)はコーティング層14の算術平均粗さRaを測定することによって把握することができる。粉落ちを十分に抑制する観点から、コーティング層14の算術平均粗さRaは好ましくは0.4μm以下であり、より好ましくは0.3μm以下である。
コーティング層14の厚さは0.5μm〜30μmであることが好ましい。本明細書において、コーティング層14の厚さは、凹凸形状を含んだ平均の厚さとする。コーティング層14の厚さは、JIS K5600に則り、質量法により測定される。コーティング層14が、この範囲の厚さを有すると、微粒子28がコーティング層14の表面に突出し易くなり、コーティング層14に凹凸面が形成され易くなる。
コーティング層14中の微粒子28の含有量は、コーティング層14の全量を基準として2〜80質量%であることが好ましく、5〜50質量%であることがより好ましい。微粒子28の含有量が2質量%以上であると、微粒子28がコーティング層14の表面に突出し易くなり、コーティング層14とこれと接する他の部材とのブロッキングの発生を抑制し易くなる。一方、微粒子28の含有量が80質量%以下であると、コーティング層14の凹凸面と接する他の部材が傷付くことを抑制し易くなる。
コーティング層14に含有される微粒子28のうち、コーティング層14の表面に突出した微粒子28の割合は、10〜100%であることが好ましく、50〜100%であることがより好ましい。突出した微粒子28の割合が10%以上であると、ブロッキングの発生を抑制し易くなる。
コーティング層14の表面硬度を規定することになる微粒子28の硬さは、ロックウェルR硬さスケールで100以下であり、90以下であることが好ましい。微粒子18のロックウェルR硬さスケールにおける硬さが100以下であると、コーティング層14の凹凸面と接する他の部材が突出した微粒子28によって傷付くことを抑制し易くなる。また、同様の観点から、微粒子28の硬さは、ロックウェルM硬さスケールにおいて、50以下であることが好ましい。
微粒子28は、ロックウェル硬さが上記範囲内にあれば特に限定されず、無機微粒子であってもよく、有機微粒子であってもよい。ロックウェル硬さを上記範囲内とするためには、微粒子28は有機微粒子であることが好適である。有機微粒子としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂;ナイロン等のポリアミド樹脂;アクリルウレタン樹脂;スチレン樹脂;ウレタン樹脂;ベンゾグアナミン樹脂;シリコーン樹脂;アクリル樹脂等が挙げられる。微粒子28は、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、及びシリコーン樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の有機微粒子であることがより好ましく、ポリプロピレン樹脂粒子又はウレタン樹脂粒子であることがさらに好ましい。また、微粒子28が有機微粒子であると、微粒子28が球状粒子となり易く、また、滑らかな凹凸形状への形状制御が容易となる。微粒子28は、1種単独で使用されてもよく、複数種を組み合わせて使用されてもよい。なお、コーティング層14は、本発明の効果を阻害しない範囲において、微粒子28以外に、ロックウェル硬さが上記範囲内にない粒子を含有することもできる。
コーティング層14には、上述の光拡散,ブロッキング防止,干渉縞防止,ハードコートのみならず、反射防止,帯電防止,防汚,紫外線吸収から選択される少なくとも1種の機能を付加することも可能である。
反射防止では、コーティング層14を低屈折率化する。防汚,紫外線吸収では、周知の各種添加剤(フッ素系樹脂,イミダゾール系などの色素材料)を添加して、所望の機能を追加させることによる。
コーティング層14は導電性材料を含有していてもよい。コーティング層14が導電性材料を含有すると、コーティング層14の表面抵抗率が低下する傾向がある。コーティング層14の表面抵抗率は1.0×1013Ω/□以下であることが好ましい。コーティング層14の表面抵抗率が1.0×1013Ω/□以下であると、コーティング層14に帯電防止性能が好適に付与されるので、コーティング層14への塵埃等の付着又は混入が減少する傾向がある。このため、バックライトユニットの製造工程などにおいて、塵埃に起因するコーティング層14又は他の部材の傷付きが減少する傾向がある。導電性材料としては、例えば、四級アンモニウム塩化合物、導電性高分子、金属酸化物等が挙げられる。導電性材料は、1種単独で使用されてもよく、複数種を組み合わせて使用されてもよい。
コーティング層14はバインダー樹脂26を含有している。バインダー樹脂26は光学的透明性に優れた樹脂であり、熱可塑性樹脂の成形体であってもよく、熱硬化性樹脂又は放射線硬化性樹脂の硬化物であってもよい。バインダー樹脂を構成する樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂等が挙げられる。
コーティング層14は、例えば、コーティング層組成物を第一フィルム基材19上に塗布し、必要に応じて塗膜を乾燥及び硬化する、又は、成形することにより、形成される。コーティング層組成物は、例えば、上述の微粒子28、導電性材料、及び、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は放射線硬化性樹脂を含んで構成される。コーティング層組成物は、さらに、溶剤、光重合開始剤、レベリング剤、又は滑剤を含んでいてもよい。コーティング層組成物の塗布には、例えば、ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、ナイフコーター、バーコーター、ワイヤーバーコーター、ダイコーター、ディップコーター等が用いられる。
コーティング層組成物が溶剤を含む場合、加熱又は送風により塗膜が乾燥される。加熱する場合の乾燥温度は、例えば、60〜100℃程度であり、乾燥時間は、例えば、10秒〜10分程度である。上記乾燥により塗膜から溶剤の多くが除去される。
<フィルム基材>
フィルム基材19は、例えば、有機高分子フィルムであることができる。フィルム基材19は透明であることが好ましく、具体的には、フィルム基材19の全光線透過率が80%以上であることが好ましい。フィルム基材19としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム基材、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系フィルム基材、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、セロファン等のセルロース系フィルム基材、6−ナイロン、6,6−ナイロン等のポリアミド系フィルム基材、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系フィルム基材、ポリスチレン系フィルム基材、ポリ塩化ビニル系フィルム基材、ポリイミド系フィルム基材、ポリビニルアルコール系フィルム基材、ポリカーボネート系フィルム基材、及びエチレンビニルアルコール系フィルム基材であることができる。
フィルム基材19の厚さは、例えば、5μm以上300μm以下であることが好ましい。フィルム基材19の厚さが5μm以上であると、フィルム基材19の強度が向上して、例えば、バックライトユニット作製工程等において、フィルム基材19の取り扱いが容易となる傾向がある。一方、フィルム基材19の厚さが300μm以下であると、ロールtoロール方式による成膜工程時において、フィルム基材19の取り扱いが容易となる傾向がある。
<バリア層>
バリアフィルム12の最重要機能であるQD層保護のためのバリア層21は、基材フィルム19の反コーティング層側(QD層側)に形成される。
バリア層21は、気体の侵入を遮断できる層である。バリア層21は無機薄膜層を含むことが好ましい。無機薄膜層は無機化合物を含み、金属又は金属酸化物を含むことが好ましい。上記金属としては、例えば、アルミニウム、銅、及び銀が挙げられる。また上記金属酸化物は、例えば、イットリウムタンタルオキサイド、アルミニウム酸化物、シリコン酸化物、及びマグネシウム酸化物等からなる群より選択される少なくとも1種の金属酸化物であることができ、安価であり、水蒸気等の侵入を遮断するバリア性能に優れる点から、シリコン酸化物であることが好ましい。シリコン酸化物はSiOxで表され、式中のxは1.5以上2.0以下であることが好ましい。xが1.5以上、より好ましくは1.7以上であると、透明性が向上する傾向がある。また、xが2.0以下であると、バリア性に優れる傾向がある。無機薄膜層は、例えば、蒸着法又はスパッタ法によって形成され、蒸着法によって形成された無機蒸着薄膜層であることが好ましい。無機薄膜層の厚さは、10〜300nmであることが好ましく、20〜100nmであることがより好ましい。無機薄膜層の厚さが10nm以上であることにより、均一な膜が得られやすく、ガスバリア性が得られやすくなる傾向がある。一方、無機薄膜層の厚さが300nm以下であることにより、無機薄膜層に柔軟性を保持させることができ、成膜後に折り曲げ、引っ張り等の外力により、亀裂等が生じにくくなる傾向がある。
バリア層21はガスバリア性被覆層(図示せず)を含んでいてもよい。バスバリア性被覆層は下記式(1)で表わされる金属アルコキシド及びその加水分解物からなる群より選択される少なくとも1種を含む組成物から形成されることが好ましい。
M(OR)m(R)n−m ・・・(1)
上記式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜8の1価の有機基であり、メチル基、エチル基等のアルキル基であることが好ましい。MはSi、Ti、Al、Zr等のn価の金属原子を示す。mは1〜nの整数である。金属アルコキシドとしては、例えば、テトラエトキシシラン[Si(OC]、トリイソプロポキシアルミニウム[Al(O−iso−C]等が挙げられる。金属アルコキシドは、加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定であることから、テトラエトキシシラン又はトリイソプロポキシアルミニウムであることが好ましい。金属アルコキシドの加水分解物としては、例えば、テトラエトキシシランの加水分解物であるケイ酸(Si(OH))、及び、トリプロポキシアルミニウムの加水分解物である水酸化アルミニウム(Al(OH))等が挙げられる。これらは、1種だけでなく、複数種を組み合わせて使用することもできる。
上記組成物はさらに水酸基含有高分子化合物を含んでいてもよい。水酸基含有高分子化合物としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン及びデンプン等の水溶性高分子が挙げられる。水酸基含有高分子化合物はバリア性の観点からポリビニルアルコールであることが好ましい。これらは、1種だけでなく、複数種を組み合わせて使用することもできる。上記組成物における水酸基含有高分子化合物の含有量は、例えば、10〜90質量%である。
ガスバリア性被覆層の厚さは、50〜1000nmであることが好ましく、100〜500nmであることが好ましい。ガスバリア性被覆層の厚さが50nm以上であると、より十分なガスバリア性を得ることができる傾向があり、1000nm以下であると、十分な柔軟性を保持できる傾向がある。
バリア層21が無機薄膜層とガスバリア性被覆層の両方を含む場合、フィルム基材19の表面上に無機薄膜層が形成され、該無機薄膜層の表面上にガスバリア性被覆層が形成されていてもよい。
次に、本実施形態のQDフィルム10の製造方法について説明する。QD層11の形成方法としては、特に限定されず、例えば、特表2013−544018号明細書に記載される方法が挙げられる。バインダー樹脂に蛍光体を分散させ、調製した蛍光体分散液をバリアフィルム12のコーティング層14と反対側の面上に塗布した後、塗布面に別のバリアフィルム13を、コーティング層14がQD層11と反対側を向くように貼り合わせ、QD層11を硬化することにより、QDフィルム10を製造することができる。
<バックライトユニット>
図1は本発明の一実施形態に係るバックライトユニット(図2の表示装置における光拡散板以降の下側)の概略断面図である。
同図において、バックライトユニット40は、光源42と、導光板46と、導光板46上に配置されたQDフィルム30と、光路制御部材(プリズムシート)50を備える。
QDフィルム30は、凹凸面20A(すなわち、コーティング層14の凹凸面14A)が導光板46と接するように配置されている。詳細には、バックライトユニット40は、QDフィルム30の凹凸面20A上に導光板46及び反射板44がこの順で配置され、光源42は上記導光板46の側方(導光板46の面方向)に配置される。
バックライトユニット40は、性能の面内バラツキが十分に小さいQDフィルム30を備えるため、バックライトユニット40の性能(発色,輝度等)のバラツキも十分に小さくすることができる。
本実施形態によるバックライトユニット40では、後述する様に、QDフィルム30の上下に積層一体化されるバリアフィルムのコーティング層14のうち、凹凸面20Aが接する導光板46が傷付くことを抑制することができる。また、光路制御部材(プリズムシート)50の背面と接するバリアフィルムのコーティング層14の凹凸面20B側が傷付くことも抑制されることから、QD層に空気及び水蒸気の侵入が適切に低減されて、バックライトユニットから長期間に亘って良好な白色光を得ることができる。
導光板46及び反射板44は、光源42から照射された光を効率的に反射し、導くものであり、公知の材料が使用される。導光板46としては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、及びシクロオレフィンフィルム等が使用される。導光板46に使用される材料は、大きな硬度を有しないことが多く、他の部材との接触により傷付きやすい傾向がある。特に、ポリカーボネートは透明性の高さと加工の容易さから一般に使用されるが、表面硬度が低く傷付きやすい。このため、QDフィルム30の上下に積層一体化されるバリアフィルムのコーティング層14のうち、低い鉛筆硬度を持つ面を導光板46側に配置し、他方の高い鉛筆硬度を持つコーティング層14を光路制御部材側となるように配置する。光源42には、例えば、青色発光ダイオード素子が複数個設けられている。この発光ダイオード素子は、紫色発光ダイオード、又はさらに低波長の発光ダイオードであってもよい。光源42から照射された光は、導光板46(D1方向)に入射した後、反射及び屈折等を伴ってQD層32(D2方向)に入射する。色変換層32を通過した光は、QD層32を通過する前の光に色変換層32で発生した黄色光が混ざることで、白色光となる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
(使用成分)
実施例のコーティング層組成物(塗液)を調製するため、以下の成分を準備した。
・主剤1:ウレタン系微粒子(平均粒子径6.20μm、粒子径の標準偏差2.25μm)とクリア剤の混合剤(DICグラフィックス株式会社製)
・主剤2:ウレタン系微粒子(平均粒子径7.46μm、粒子径の標準偏差13.39μm)とクリア剤の混合剤(DICグラフィックス株式会社製)
・クリア剤:主剤1,2の微粒子濃度を調整するためのニス(DICグラフィックス株式会社製)
・硬化剤:イソシアネート硬化剤(DICグラフィックス株式会社製)
・帯電防止剤:レジスタットPU−101(商品名、第一工業製薬株式会社製)
・溶剤:トルエン(和光純薬工業株式会社製、鹿1級)
(バリアフィルムの作製)
フィルム基材上に、バインダー樹脂の処方(主剤と硬化剤の配合比)を変更してなる2種類のコーティング層組成物を塗布し、ワイヤーバーコーターによって塗膜を形成した。続いて、この塗膜を80℃30秒間加熱して、塗膜を乾燥させた。この乾燥した塗膜に対して、60℃2日間エージングを行ない、表面硬度の異なる2種類のバリアフィルムを作製した。
2種類の処方の相違に伴うバリアフィルムのコーティング層の表面硬度(鉛筆硬度)では、以下の相違が試験により確認された。
<処方1>
主剤:硬化剤=5:1
鉛筆硬度=2H
<処方2>
主剤:硬化剤=7:1
鉛筆硬度=1H
QD層の表裏に積層するバリアフィルムの種類(組み合わせ)を各種変更し、図4に示す構成のバックライトユニットに適用した。
表1に示す3種のバックライトユニットについて、擦り試験(加圧試験,落球試験,スクラッチ試験の3種)を行ない、試験後の導光板表面,光路制御部材(プリズムシート)側のQDフィルム表面(コーティング層)を目視評価した。
QD層の表裏のバリアフィルムが同一種類のコーティング層(同一の鉛筆硬度)である場合が、比較例1,2である。
10,30 光波長変換シート(QDフィルム)
11,32 光波長変換層(QD層)
12,13,20 バリアフィルム
14,15 光拡散層(コーティング層)
16 ホストマトリクス
17(A,B) 量子ドット(QD)
18,28 光散乱性粒子
19 フィルム基材
26 バインダー樹脂
40,300 照明装置(バックライトユニット)
44 反射板
46 導光板
100 表示装置
200 画像表示装置(液晶パネル)
300 照明装置(バックライトユニット)

Claims (4)

  1. 量子ドットを含有する波長変換層と、
    前記波長変換層を挟むように上下に配置されたガスバリアフィルムと、を備え、
    上下2枚のガスバリアフィルムは、波長変換層と反対側のそれぞれ最外面に少なくとも光拡散機能を有するコーティング層を備えており、
    一方の前記コーティング層の鉛筆硬度は、他方の前記コーティング層の鉛筆硬度とは異なることを特徴とする波長変換フィルム。
  2. 前記コーティング層には、干渉縞防止,反射防止,帯電防止,ハードコート,防汚,紫外線吸収から選択される少なくとも1種の機能が付加されてなることを特徴とする請求項1記載の波長変換フィルム。
  3. 一方の前記コーティング層の鉛筆硬度が2H〜4H,他方の前記コーティング層の鉛筆硬度が1B〜1Hの範囲である請求項1または2に記載の波長変換フィルム。
  4. 少なくとも、光源,拡散板または導光板を用いた面光源,波長変換フィルム,光路制御部材をこの順に備えるバックライトユニットであり、
    波長変換フィルムが請求項1〜3の何れかに記載されるものであり、
    上下のコーティング層の鉛筆硬度が、光路制御部材側≧2Hかつ面光源側≦1Hの関係を満たすことを特徴とするバックライトユニット。
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