JP6638503B2 - 反射スクリーン、映像表示システム - Google Patents

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本発明は、投射された映像光を反射して映像を表示する反射スクリーン、映像表示システムに関するものである。
従来、様々な構成を有する反射スクリーンが開発され、映像表示システムに用いられている。近年では、反射スクリーンに対して至近距離から比較的大きな投射角度で映像光を投写して大画面表示を実現する短焦点型の映像投射装置(プロジェクタ)等が広く利用されており、このような短焦点型の映像投射装置によって投射された映像光を良好に表示するための反射スクリーン等も開発されている。
短焦点型の映像投射装置は、反射スクリーンに対して、上方又は下方から従来の映像源よりも大きな投射角度で映像光を投射することができ、映像投射装置と反射スクリーンとの奥行き方向の距離を短くすることができるので、反射スクリーンを用いた映像表示システムの省スペース化等に寄与できる。
このような映像投射装置に用いられる反射スクリーンは、視野角を持たせるために光を拡散する光拡散層がレンズ層の観察者側の面に設けられているものがある(例えば、特許文献1)。
このような反射スクリーンは、正面輝度を向上させるために、この光拡散層に含有される拡散剤の量を減らすことが考えられるが、拡散剤を減らしてしまうと、光拡散層内における拡散剤の位置が局在化しやすくなってしまい、映像にぎらつき(シンチレーション)が生じてしまう場合があった。
特開2013−130837号公報
本発明の課題は、映像のぎらつきが生じてしまうのを抑制するとともに、正面輝度を向上させることができる反射スクリーン、映像表示システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、映像源から投射された映像光を反射して画面に表示する反射スクリーン(20)であって、レンズ面(232)及び非レンズ面(233)を備え、背面側に凸となる単位レンズ(231)が複数配列されたレンズ層(23)と、前記レンズ面の少なくとも一部に、複数の鱗片状の金属薄膜(22a)が含有された樹脂により形成され、光を反射する反射層(22)と、前記反射層の前記映像源側に設けられ、光を拡散する光拡散層(241)とを備え、該反射スクリーンの厚み方向における前記反射層と前記光拡散層との最短距離pがp≧450μmであり、シンチレーションの値SがS≦7%を満たし、かつ、ピークゲインPGがPG≧0.8を満たすこと、を特徴とする反射スクリーンである。
第2の発明は、第1の発明の反射スクリーン(20)において、前記最短距離pがp≦1370μmであること、を特徴とする反射スクリーンである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の反射スクリーン(20)において、前記光拡散層(241)及び前記反射層(22)間には、光の透過率を調整する着色層(242)が形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの反射スクリーン(20)と、前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源(LS)と、を備える映像表示システム(1)である。
本発明によれば、映像のぎらつきが生じてしまうのを抑制するとともに、正面輝度を向上させることができる。
実施形態の映像表示システムを説明する図である。 実施形態の反射スクリーンの層構成を説明する図である。 実施形態のレンズ層及び反射層の詳細を説明する図である。 実施形態のレンズ層に形成された反射層の断面を示す拡大写真である。 実施形態の反射スクリーンの製造方法の一例を説明する図である。 各実施例及び各比較例の反射スクリーンの映像のぎらつき及びピークゲインの評価結果をまとめた図である。 輝度分布における半値角を説明する図である。 変形形態の反射スクリーンのレンズ層及び反射層の詳細を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
また、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
さらに、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、シート面(板面,フィルム面)とは、各シート(板,フィルム)において、そのシート(板,フィルム)全体として見たときにおける、シート(板,フィルム)の平面方向となる面を示すものであるとする。
(実施形態)
図1は、本実施形態の映像表示システム1を説明する図である。図1(a)は、映像表示システム1の斜視図であり、図1(b)は、映像表示システム1の側面図である。
映像表示システム1は、反射スクリーン20を備える反射スクリーンユニット10と、映像源LS等とを有している。本実施形態の映像表示システム1は、映像源LSから投影された映像光Lを反射スクリーン20が反射して、その画面上に映像を表示する。
この映像表示システム1は、例えば、映像光Lを映像源LSから投射するフロントプロジェクションテレビシステム等として用いることが可能である。
映像源LSは、映像光Lを反射スクリーン20へ投射する映像光投射装置である。本実施形態の映像源LSは、汎用の短焦点型プロジェクタである。映像源LSは、使用状態において、反射スクリーン20の画面を法線方向(スクリーン面の法線方向)から見た場合に、反射スクリーン20の画面左右方向において中央であって、反射スクリーン20の画面(表示領域)よりも下方側となる位置に配置されている。
なお、スクリーン面とは、この反射スクリーン20全体として見たときにおける、反射スクリーン20の平面方向となる面を示すものである。
この映像源LSは、反射スクリーン20の画面に直交する方向(反射スクリーン20の厚み方向)における反射スクリーン20との距離が、従来の汎用プロジェクタに比べて大幅に近い位置から映像光Lを投射できる。即ち、映像源LSは、従来の汎用プロジェクタに比べて、反射スクリーン20までの投射距離が短く、映像光Lの反射スクリーン20のスクリーン面に対する入射角度も大きい。
反射スクリーン20は、映像源LSが投射した映像光Lを観察者O側へ向けて反射し、映像を表示するスクリーンである。使用状態において、反射スクリーン20の観察画面は、観察者O側から見て、長辺方向が画面左右方向となる略矩形状である。
以下の説明中において、画面上下方向、画面左右方向、厚み方向とは、特に断りが無い場合、この反射スクリーン20の使用状態における画面上下方向(鉛直方向)、画面左右方向(水平方向)、厚み方向(奥行き方向)であるとする。
この反射スクリーン20は、例えば、対角100インチや、120インチ等の大きな画面(表示領域)を有している。
なお、本実施形態の映像表示システム1は、短焦点型のプロジェクタである映像源LSと、この映像源LSから投射された映像光を反射して映像を表示する反射スクリーン20とを備えるものとしたが、これに限らず、映像源LSを、投射距離が長く、映像光の投射角度(即ち、スクリーンへの映像光の入射角度)の小さい従来の汎用プロジェクタとし、反射スクリーン20をそのような映像源LSに対応するものとしてもよい。
反射スクリーンユニット10は、図1に示すように、反射スクリーン20と、その背面側に配置される平板状の支持板30と、接合層40とを有している。反射スクリーン20と支持板30とは、接合層40を介して一体に接合されている。
この支持板30は、高い剛性を有する部材であれば、特にその材料等は限定しないが、例えば、アルミニウム等の金属製の板材や、アクリル系樹脂等の樹脂製の板材等が好適に用いられる。また、表裏面をアルミニウム等の薄板とし、内部の芯材としてアルミニウム等の薄板により形成されたハニカム構造を備えることにより、板材全体としての軽量化を図った金属製の板材(所謂、ハニカムパネル)等を用いてもよい。また、支持板30は、外光の映り込みや外光によるコントラスト低下等を防止する観点から、光透過性を有しない部材であることが好ましい。
支持板30の厚みは0.2〜5.0mmが好適であり、より好ましくは1.0〜3.0mmである。厚みが0.2mmよりも薄いと、平面性を支持できるだけの剛性の付与が不十分であり、5.0mmよりも厚くなると、支持板30の重量が重くなるという問題がある。
反射スクリーン20は、薄く、それ単独では平面性を維持するだけの十分な剛性を有していない場合が多い。そのため、反射スクリーン20は、支持板30に一体に接合される形態とすることにより、その画面の平面性を維持している。
接合層40は、反射スクリーン20と支持板30とを一体に接合する機能を有する層である。接合層40は、粘着剤や接着剤等により形成する。
図2は、本実施形態の反射スクリーン20の層構成を説明する図である。
図2では、反射スクリーン20の観察画面(表示領域)の幾何学的中心(画面中央)となる点A(図1(a),(b)参照)を通り、画面上下方向に平行であって、スクリーン面に垂直(厚み方向に平行)な断面の一部を拡大して示している。
反射スクリーン20は、図2に示すように、その厚み方向において、映像源側(観察者側)から順に、表面層25、基材層24、レンズ層23、反射層22を備えている。
基材層24は、レンズ層23を形成する基材となるシート状の部材である。この基材層24の映像源側には、表面層25が一体に形成され、背面側(裏面側)には、レンズ層23が一体に形成されている。
基材層24は、拡散剤を含有する光拡散層241と、顔料や染料等の着色材を含有する着色層242とを有している。本実施形態の基材層24は、光拡散層241と着色層242とが共押出成形されることにより、一体に積層されて形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、基材層24において、光拡散層241が映像源側であり、着色層242が背面側に位置する、すなわち、レンズ層23の映像源側の面に着色層、光拡散層が順次積層されている。
光拡散層241は、光透過性を有する樹脂を母材とし、光を拡散する拡散剤を含有する層である。光拡散層241は、視野角を広げたり、明るさの面内均一性を向上させたりする機能を有する。
光拡散層241の母材となる樹脂は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂や、PC(ポリカーボネート)樹脂、MS(メチルメタクリレート・スチレン)樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、アクリル系樹脂等が好適に用いられる。
光拡散層241に含まれる拡散剤としては、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂等、シリコン系等の樹脂製の粒子や無機粒子等が好適に用いられる。なお、拡散剤は、無機系拡散剤と有機系拡散剤とを組み合わせて用いてもよい。この拡散剤は、略球形であり、平均粒径が約1〜50μmであるものを用いることが好ましい。また、使用に適した拡散剤の粒径の範囲は、5〜30μmであるのが好ましい。
光拡散層241の厚さは、反射スクリーン20の画面サイズ等にも依るが、約100〜2000μmとすることが好ましい。光拡散層241は、そのヘイズ値が、85〜99%の範囲であることが望ましい。
ここで、従来よく用いられている反射スクリーン(以下、従来の反射スクリーンという)は、スクリーンの黒味を強調する観点等から、レンズ層の映像源側に順次、光拡散層、着色層が設けられており、スクリーンの厚み方向において反射層と光拡散層とが近接していた。この構成において反射スクリーンの正面輝度を向上させようとすると、光拡散層に含有される拡散剤を減少させることが考えられるが、拡散剤を減少させてしまうと、光拡散層内における拡散剤の位置が局在化してしまい、映像にぎらつき(シンチレーション)が発生して良好な映像を表示することができなくなる場合がある。
そこで、本実施形態の反射スクリーン20は、レンズ層23の映像源側に順次、着色層242、光拡散層241を設け、厚み方向における光拡散層241と反射層22との距離を所定の距離だけ離している。これにより、本実施形態の反射スクリーン20は、上述のように光拡散層内の拡散剤の位置が局在化している場合であっても、正面輝度を向上するとともに、映像のぎらつきの発生を抑制することができる。
ここで、反射スクリーン20は、スクリーンの厚み方向における光拡散層241と反射層22との最短距離pが、450≦p≦1370であることが望ましい。最短距離pとは、スクリーン面の法線方向(厚み方向)における反射層22が形成される単位レンズ231間の谷底となる点vから光拡散層241の背面側の面までの距離をいう(図2参照)。
仮に、厚み方向における光拡散層と反射層との最短距離pが450μm未満の場合、光拡散層と反射層とが近接しすぎてしまい、映像のぎらつき(シンチレーション)の抑制効果が低減してしまうので望ましくない。最短距離pが1370μmより大きい場合、反射スクリーンの厚みが厚くなり、反射スクリーンの重量が増えすぎてしまうので望ましくない。
また、本実施形態の反射スクリーン20は、正面輝度を十分に確保して明室環境下においても明るく良好な映像を表示する観点から、そのピークゲインPGがPG≧0.8であるのが望ましい。
また、本実施形態の反射スクリーン20は、正面輝度を向上させるとともに、映像のぎらつきの発生を抑制する観点から、シンチレーションの値Sが、S≦7.0%であることが望ましい。
ここで、シンチレーションの値Sとは、映像のぎらつきの評価の指標となる値であり、以下の式(1)によって求められる値である。
式(1) S[%]=100×σ[cd/m]/M[cd/m
ここで、式(1)中のσは、反射スクリーン20の幾何学的中心Aを中心に画面上下方向に40mm、画面左右方向に60mmmの範囲を、画面上下方向及び画面左右方向にそれぞれ255μmピッチの線分をひいて各線分の交点を測定点とし、この反射スクリーンに白色画像を表示したときにおける各測定点の輝度の標準偏差の値である。また、Mは、上述の測定点の各輝度の平均値を示すものである。各測定点の輝度は、色彩輝度計(ラディアントイメージング社製、Prometric PM series)を反射スクリーン20の幾何学的中心からスクリーン面の法線方向の観察者側へ1.0m離れた位置に配置し、また、映像源(キャノン株式会社製のLV−8235US)を反射スクリーンの観察者側の幾何学的中心Aから下方に650mm、シート面から法線方向の観察者側へ450mm離れた位置に配置することによって測定されたものである。
仮に、反射スクリーンのシンチレーションの値Sが7.0よりも大きい場合、映像のぎらつきが顕著に発生してしまい望ましくない。
着色層242は、黒色等の暗色系の着色剤等により、所定の光透過率となるように着色が施された層である。着色層242は、反射スクリーン20に入射する照明光等の不要な外光を吸収したり、表示される映像の黒輝度を低減させたりして、映像のコントラストを向上させる機能を有する。
着色層242の着色剤としては、グレー系や黒色系等の暗色系の染料や顔料等や、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩等が好適に用いられる。
着色層242の母材となる樹脂は、PET樹脂や、PC樹脂、MS樹脂、MBS樹脂、TAC樹脂、PEN樹脂、アクリル系樹脂等を用いることができる。
着色層242は、反射スクリーン20の画面サイズ等にも依るが、その厚さを約430〜1350μmとすることが好ましい。
図3は、本実施形態のレンズ層23及び反射層22の詳細を説明する図である。
図3(a)は、レンズ層23を背面側正面方向から観察した様子を示しており、理解を容易にするために、反射層22は省略して示している。図3(b)は、図2に示す断面の一部をさらに拡大して示している。図3(c)は、反射層が形成されたレンズ層の拡大斜視図を示している。なお、図3(b)及び図3(c)は、理解を容易にするために、レンズ層23の映像源側に位置する基材層24や表面層25は省略して示している。
レンズ層23は、基材層24の背面側に設けられた光透過性を有する層であり、図3(a)等に示すように、点Cを中心として単位レンズ231が同心円状に複数配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状をその背面側の面に有している。このサーキュラーフレネルレンズ形状は、その光学的中心(フレネルセンター)である点Cが、反射スクリーン20の画面(表示領域)の領域外であって、反射スクリーン20の下方に位置している。
本実施形態では、レンズ層23は、その背面側の面にサーキュラーフレネルレンズ形状を有する例を上げて説明するが、これに限らず、単位レンズ231がスクリーン面に沿って画面上下方向等に配列されたリニアフレネルレンズ形状を有する形態としてもよい。
単位レンズ231は、図2や図3(b)に示すように、スクリーン面に直交する方向(反射スクリーン20の厚み方向)に平行であって、単位レンズ231の配列方向に平行な断面における断面形状が、略三角形形状である。
単位レンズ231は、背面側に凸であり、レンズ面232と、このレンズ面232と対向する非レンズ面233とを備えている。
本実施形態では、反射スクリーン20の使用状態において、単位レンズ231は、レンズ面232が頂点tを挟んで非レンズ面233よりも鉛直方向上側に位置している。
図3(b)に示すように、単位レンズ231のレンズ面232が、スクリーン面に平行な面となす角度は、αである。また、非レンズ面233がスクリーン面に平行な面となす角度は、β(β>α)である。さらに、単位レンズ231の配列ピッチは、Pであり、単位レンズ231のレンズ高さ(スクリーンの厚み方向における頂点tから単位レンズ231間の谷底となる点vまでの寸法)は、hである。
理解を容易にするために、図2等では、単位レンズ231の配列ピッチP、角度α,βは、単位レンズ231の配列方向において一定であるように示している。しかし、本実施形態の単位レンズ231は、実際には、配列ピッチP等が一定であるが、角度αが単位レンズ231の配列方向においてフレネルセンターとなる点Cから離れるにつれて次第に大きくなっている。また、それに伴いレンズ高さhも変動している。本実施形態の単位レンズ231は、その配列ピッチPが50〜200μmの範囲で形成され、レンズ高さhが0.5〜60μmの範囲で形成され、レンズ面232の角度αが0.5〜35°の範囲で形成され、非レンズ面233の角度βが45〜90°の範囲で形成されている。
なお、これに限らず、配列ピッチPは、単位レンズ231の配列方向に沿って次第に変化する形態等としてもよく、映像光Lを投影する映像源LSの画素(ピクセル)の大きさや、映像源LSの投射角度(反射スクリーン20のスクリーン面への映像光の入射角度)、反射スクリーン20の画面サイズ、各層の屈折率等に応じて、適宜変更可能である。
レンズ層23は、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等の紫外線硬化型樹脂により、基材層24の背面側の面(本実施形態では、光拡散層241側の面)に一体に形成されている。なお、レンズ層23は、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
また、レンズ層23は、熱可塑性樹脂を用いてもよく、レンズ層23のフレネルレンズ形状に応じて、プレス成形法等により形成してもよい。このようなレンズ層23の場合には、不図示の接合層等を介して、その映像源側に基材層24(光拡散層241)等を積層する形態としてもよい。また、押出成形法が可能な場合には、レンズ層23と基材層24とを一体に積層した状態で成形してもよい。
図4は、実施形態のレンズ層に形成された反射層の断面を示す拡大写真である。
反射層22は、光を反射する作用を有する層である。この反射層22は、光を反射するために十分な厚さを有し、単位レンズ231のレンズ面232の少なくとも一部に形成されている。
本実施形態の反射層22は、図2や図3(b)に示すように、レンズ面232及び非レンズ面233に形成されている。具体的には、反射層22は、レンズ層23の背面側を覆い、背面側に凸となる単位レンズ231間の境界、すなわち、谷底となる点vを埋めるようにして形成されている。これにより、反射層22は、レンズ層の背面側の凹凸を略平坦にすることができ、接合層40を介して支持板30をより安定して貼付することができる。
図4は、フレネルセンターとなる点Cから1100mmの位置における断面図であり、この図に示す反射層22は、単位レンズ231のレンズ高さh=20μmに対して、単位レンズ231間の谷底となる点vにおけるレンズ層23の厚み方向の厚みが、24μmで形成されており、反射層22の背面側に安定して支持板30を貼付することができる。
ここで、単位レンズ231のレンズ高さhは、上述したように、単位レンズ231の配列方向においてフレネルセンターとなる点Cから離れるにつれて変動するが、各単位レンズ231間の谷底となる点vにおけるレンズ層23の厚み方向の反射層22の厚みは、上述の効果をより効果的に奏するために、各単位レンズ231のレンズ高さhに対して10〜120%の範囲内の寸法で形成されていることが好ましい。
反射層22は、レンズ面232上に、アルミニウム等の光反射性の高い鱗片状の金属薄膜22aが含有された塗料(樹脂)をレンズ面232に対してスプレー塗布することによって形成される。反射層22は、図4に示すように、この鱗片状の金属薄膜22aの厚み方向に垂直な面がレンズ面232に対して略平行に配置されており、レンズ面232に入射した映像光Lを観察者側へと適正に反射させることができる。ここで、略平行とは、金属薄膜22aの厚み方向に垂直な面が、レンズ面232に対して完全に平行な場合だけでなく、レンズ面232に対する傾きが−10°〜+10°の範囲にある場合をも含むものをいう。また、鱗片状の金属薄膜22aとは、金属薄膜22aの厚み方向から見た形状(外形形状)が鱗片状であることをいい、この鱗片状とは、鱗状の形状だけでなく、楕円状や、円状、多角形状、薄膜を粉砕して得られる不定形な形状等を含むものをいう。
ここで、鱗片状の金属薄膜の性質区分としては、リーフィングタイプ、ノンリーフィングタイプ、樹脂コーティングタイプ等があり、金属光沢、隠蔽性、密着性、配向性等にそれぞれ特徴があるが、本実施形態としては、金属光沢も重要であるが、密着性、配向性等考慮し樹脂コーティングタイプが好適である。
この金属薄膜22aは、映像光の反射効率を維持、向上させるとともに、反射層22の背面側が透けてしまうのを防ぐために、複数ある各単位レンズのレンズ面上において平均で8層以上、積層されていることが望ましい。なお、上述の金属薄膜22aを8層以上設けた反射層22は、複数ある単位レンズ231のレンズ面232のうち一部のレンズ面232に対して設けてもよく、また、全てのレンズ面232に対して設けてもよい。
ここで、図4に示す反射層22は、正反射率Rtが57.8%であり、拡散反射率Rdが43.9%であるので、入射した映像光を効率よく観察者側に反射させることができる。なお、反射層22は、入射した映像光を効率よく反射させるために、正反射率Rtが50%<Rt<70%であり、拡散反射率Rdが10%<Rd<50%であることが望ましい。
この反射層22を形成する塗料は、鱗片状の金属薄膜22a、バインダー、乾燥補助剤、制御剤等から構成されている。この塗料は、スプレーガンによる塗布容易性の観点から、粘度が50〜1000[cp](測定温度摂氏23度)の範囲内であることが望ましい。
この金属薄膜22aは、鱗片状に形成されたアルミニウムであり、その厚み寸法は、15〜150nmの範囲に、より好ましくは20〜80nmの範囲に形成されている。また、金属薄膜22aは、厚み方向に直交する縦方向及び横方向における寸法(以下、縦寸法、横寸法という)の平均値が、単位レンズ231のレンズ高さhと同等の寸法、すなわち、0.35〜78μmに形成されているのが好ましい。ここで、レンズ高さhと同等とは、金属薄膜の縦寸法及び横寸法がレンズ高さhに等しい場合だけでなく、レンズ高さhに近似する場合(例えば、レンズ高さhに対して−30%〜+30%の寸法範囲)も含むものをいう。
ここで、この金属薄膜22aが非レンズ面233に略平行に配置されてしまうと、外光が非レンズ面233に入射した場合に、その外光が非レンズ面233で反射して観察者側に届いてしまう場合があり、その場合、映像のコントラスト低下の要因となる。そのため、金属薄膜22aの縦寸法及び横寸法を、上述のようにレンズ高さhと同等にすることによって、塗料がレンズ層23の背面側に塗布された場合に、金属薄膜22aが、非レンズ面233に対して略平行に配置されてしまうのを抑制することができる。これにより、反射層22は、外光が非レンズ面233に入射したとしても、金属薄膜の端部で拡散させることができ、観察者側に反射させてしまうのを極力抑制することができる。
金属薄膜22aは、反射層としての光反射機能の確保の観点から、塗料全体の重量に対して重量比で3〜15%の範囲内で含有されるのが望ましい。
バインダーは、熱硬化性樹脂から構成される透明な接合剤であり、反射層22を形成する母材である。本実施形態では、バインダーは、ウレタン系の熱硬化性樹脂を用いるが、これに限定されるものでなく、エポキシ系の熱硬化性樹脂を用いてもよく、また、紫外線硬化性樹脂等を用いてもよい。なお、バインダーは、硬化剤を添加し2液硬化型として使用してもよく、ウレタン系樹脂であれば、ポリイソシアネート等を使用することができ、また、エポキシ系樹脂であれば、アミン類等を使用することができる。
乾燥補助剤は、レンズ層に塗布された塗料の乾燥時間を所定の時間に調整する溶剤であり、いわゆる遅乾溶剤である。本実施形態では、乾燥補助剤は、レンズ層23の背面側に塗布された塗料の乾燥までの時間をおよそ1時間となるように、所定の量が塗料に含まれている。乾燥補助剤は、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジイソブチルケトン、3−メトキシ−1−ブチルアセテートの混合溶剤を使用することができる。
制御剤は、塗料に含有される金属薄膜22aの配向を制御する溶剤である。制御剤は、塗料に含まれることによって、金属薄膜22aをレンズ面232に対して略平行に配置させることができる。制御剤は、例えば、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、アクリルオリゴマー、シリコン等を使用することができる。
反射層22は、その光反射特性を良好に確保する観点と、反射スクリーン20の背面側の外観を良好に保つ観点から、図3(b)に示すように、単位レンズ231の配列方向におけるレンズ面232の中央部Qにおいてレンズ面232に垂直な方向の厚みT(膜厚)が、8μm≦T≦15μmの範囲で形成されているのが望ましい。
仮に、反射層22の上記厚みTが8μm未満である場合、反射層22の反射率が低下してしまい、十分に映像光を反射することができなくなるおそれがあり、また、反射スクリーン20の背面側に表出する反射層22において、塗膜のある部分と無い部分とが生じてしまい、外観にムラや掠れなどが生じ、反射スクリーン20の背面側の外観を損なうおそれがあるため、好ましくない。
また、反射層22の上記厚みTが15μmよりも大きい場合、反射層22に含まれる金属薄膜22aの一部が、レンズ面に略平行に配列されず、部分的にレンズ面に対して略垂直に配列され、反射層22の背面側の外観にムラが生じてしまい、反射スクリーン20の背面側の外観を損なう恐れがあるため好ましくない。
表面層25は、基材層24の映像源側(観察者側)に設けられる層である。本実施形態の表面層25は、反射スクリーン20の映像源側の最表面を形成している。
本実施形態の表面層25は、ハードコート機能及び防眩機能を有しており、基材層24の映像源側の表面に、ハードコート機能を有する紫外線硬化型樹脂(例えば、ウレタンアクリレート)等の電離放射線硬化型樹脂を塗膜の膜厚約10〜100μmとなるように塗布し、微細な凹凸形状(マット形状)をその樹脂膜表面に転写する等して硬化させ、表面に微細凹凸形状が賦形されて形成されている。
なお、表面層25は、上記の例に限らず、反射防止機能や防眩機能、ハードコート機能、紫外線吸収機能、防汚機能や帯電防止機能等、適宜必要な機能を1つ又は複数選択して設けることができる。また、表面層25としてタッチパネル層等を設けてもよい。
また、表面層25は、反射防止機能や紫外線吸収機能、防汚機能や帯電防止機能等を有する層を、表面層25と基材層24との間に、さらに別層として設けてもよい。
さらに、表面層25は、基材層24とは別層であって不図示の粘着材等により基材層24に接合される形態としてもよいし、基材層24のレンズ層23とは反対側(映像源側)の面に直接形成してもよい。
図2に戻り、本実施形態の反射スクリーン20へ入射する映像光及び外光の様子を説明する。図2では、理解を容易にするために、表面層25、着色層242、光拡散層241、レンズ層23の屈折率は等しいものとし、映像光L1及び外光Gに対する光拡散層241の光拡散作用等は省略して示している。
図2に示すように、映像源LSから投影された大部分の映像光L1は、反射スクリーン20の下方から入射し、表面層25及び基材層24を透過してレンズ層23の単位レンズ231へ入射する。
そして、映像光L1は、レンズ面232へ入射して反射層22によって反射され、観察者O側に向かい、略正面方向へ反射スクリーン20から出射する。従って、映像光L1は、効率よく反射されて観察者Oに届くので、明るい映像を表示できる。このとき、映像光は、反射層22で反射し、着色層242を透過した後に、光拡散層241に入射するので、光拡散層241に含有される拡散剤の位置が顕在化していたとしても、正面輝度を低下させることなく均一にすることができ、映像のぎらつきが生じてしまうのを抑制することができる。
なお、映像光L1が反射スクリーン20の下方から投射され、かつ、角度β(図3(b)参照)が反射スクリーン20の画面上下方向の各点における映像光L1の入射角度よりも大きいので、映像光L1が非レンズ面233に直接入射することはなく、非レンズ面233は、映像光L1の反射には影響しない。
一方、照明光等の不要な外光G(G1、G2)は、図2に示すように、主として反射スクリーン20の上方から入射し、表面層25及び基材層24を透過してレンズ層23の単位レンズ231へ入射する。
そして、一部の外光G1は、非レンズ面233へ入射するが、非レンズ面233の背面側に形成された反射層22の金属薄膜22aの端部で拡散され、観察者O側に届いたとしてもその光量は、映像光L1に比べて大幅に少ない。また、一部の外光G2は、レンズ面232で反射して、主として反射スクリーン20の下方側へ向かうので、観察者O側には直接届かず、また、届いた場合にもその光量は、映像光L1に比べて大幅に少ない。さらに、一部の外光は、反射スクリーン20に入射して、着色層242に吸収される。従って、反射スクリーン20では、外光G1,G2等による映像のコントラスト低下を抑制することができる。
以上のことから、本実施形態の反射スクリーン20によれば、明室環境下であっても、コントラストが高く明るく良好な映像を表示できる。
ここで、本実施形態の反射スクリーン20の製造方法の一例について説明する。
図5は、本実施形態の反射スクリーン20の製造方法の一例を説明する図である。
図5(a)に示すように、拡散剤を含有する樹脂と着色材を含有する樹脂とを、それぞれ所定の厚さで共押出成形することにより、光拡散層241及び着色層242を一体に成形し、基材層24を形成する。ここでは、基材層24は、ウェブ状であるとする。
次に、図5(b)に示すように、基材層24の映像源側となる面(光拡散層241側の面)上に、ウレタンアクリレート等の紫外線硬化型樹脂を塗布し、微細な凹凸形状(マット形状)をその樹脂膜表面に転写する等して硬化させ、表面に微細凹凸形状を有する表面層25を形成する。本実施形態では、表面層25は、その表面の表面粗さが0.1〜3μmの範囲であり、ヘイズ値が5〜20%の範囲で形成されている。
なお、表面層25上に不図示のマスキング材を剥離可能に貼合して、次工程に流してもよい。このマスキング材としては、例えば、透明又は略透明なシート状の部材を用いることができ、以降の製造過程における表面層25の表面の汚れや傷つきを防止する機能を有している。
次に、表面層25及び基材層24を、所定の大きさに裁断し、枚葉状とする。
そして、図5(c)に示すように、基材層24の背面側となる面(着色層242側の面)に、紫外線成形法等により、レンズ層23を形成する。
レンズ層23は、基材層24の表面層25が積層された面とは反対側の面(着色層242側の面)を、アクリル系の紫外線硬化型樹脂が充填されたサーキュラーフレネルレンズ形状を賦形する成形型に押圧し、紫外線を照射して硬化させた後に成形型から離型する等により、形成される。なお、レンズ層23の形成方法は、適宜選択してよく、この限りではない。
次に、図5(d)に示すように、レンズ層23の背面側に、不図示のスプレーガンにより鱗片状の金属薄膜22aが含有された塗料(樹脂)を吹き付けて反射層22を形成する。塗料の塗布は、スプレーガンを、レンズ層23の画面左右方向に平行移動させながら、画面上下方向の下端部から上端側へ所定の移動ピッチ(例えば、70mmピッチ)で移動させることによって行う。このとき、スプレーガンの向きは、金属薄膜22aをレンズ面232に対して略平行に配置させ易くするために、レンズ面232に対して略垂直であることが好ましい。
次に、表面層25からマスキング材等を剥離したり、更なる裁断工程等の後工程を行ったりする等して、反射スクリーン20が完成する。
なお、上述の説明では、反射層の形成工程は、鱗片状の金属薄膜22aが含有された塗料をスプレーガンで塗布することによって反射層22を形成する例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、反射層22は、塗料を塗りつけた回転ロールを被塗装体(レンズ層)に押し付けて塗布する、いわゆるロールコータ方式によって形成されるようにしてもよい。
ここで、従来、主に製造されていた反射スクリーン(以下、他の例の反射スクリーンという)のレンズ層に設けられる反射層は、アルミニウム等の金属を蒸着させる真空蒸着方式によって形成されていた。この蒸着により形成された反射層は、映像光を効率よく反射させることができるが、厚みが非常に薄い(例えば、約800Å)ため、反射スクリーンの背面側が透けてしまうのを防止したり、反射層の酸化を抑制したりするために、反射層の背面側に保護層を設ける必要があった。
そのため、他の例の反射スクリーンは、反射層の形成に、蒸着の処理工程や、保護層の形成工程を設ける必要があった。
これに対して、本実施形態の反射スクリーン20は、塗料に含有される複数の鱗片状の金属薄膜22aをレンズ面232に対して略平行に配置させているので、真空蒸着方式により製造される他の例の反射スクリーンに比して、反射スクリーン20を効率よく簡易に製造することができる。すなわち、上述の他の例の反射スクリーンの反射層は、真空蒸着装置等を使用して、レンズ層を真空環境下に設置した上で蒸着金属を蒸着させているため、レンズ層の形成に多くの時間や複雑な作業を要するが、本実施形態の反射スクリーン20の反射層22は、金属薄膜22aを含有した塗料を塗布しているため、レンズ層の形成にかかる時間をより短時間にし、また、必要な作業をより簡単にすることができる。
また、本実施形態の反射スクリーン20は、反射層22が、単位レンズ231の背面側を覆うようにして形成されているので、他の例の反射スクリーンのように保護層を設ける必要がなく、その点においても他の例の反射スクリーンに比して簡易に製造することができる。また、反射スクリーン20の製造コストを低減することもできる。
さらに、他の例の反射スクリーンは、反射層が蒸着により形成されているため、反射スクリーン全体として黄みがかった色味となるが、本実施形態の反射スクリーン20は、反射層22が複数の鱗片状の金属薄膜により形成されているため、全体として青みがかった色味となる。ここで、映像源から投射される映像光の色味を調整して、反射スクリーンに表示される映像の色味を調整する場合、反射スクリーンが黄みがかっている場合よりも、青みがかっている場合の方が、白色への補正が容易になる。そのため、本実施形態の反射スクリーン20は、他の例の反射スクリーンに比して、映像源の調整による色味の補正を容易に行うことができる。
(映像のぎらつき及びピークゲインの評価)
次に、複数の実施例及び比較例の反射スクリーンを製造し、各反射スクリーンの映像のぎらつき及びピークゲインの評価を行う。
各実施例及び各比較例の反射スクリーンは、対角100インチのサイズに形成されている。
各実施例の反射スクリーン及び比較例4の反射スクリーンは、上述の実施形態の反射スクリーン20と同様の層構成、すなわち映像源側から順に、表面層25、光拡散層241、着色層242、レンズ層23、反射層22が積層されている。
比較例1、比較例2、及び、比較例3の反射スクリーンは、実施例の反射スクリーンに比較して、着色層及び光拡散層の位置が入れ替わっている形態、すなわち映像源側から順に、表面層、着色層、光拡散層、レンズ層、反射層が積層されている形態である。
実施例1〜3、実施例5、比較例2、比較例4の反射スクリーンの光拡散層は、拡散剤の配合率(光拡散層の全体重量に対する配合率(重量比))が7%であり、厚み方向における厚みDが150μmである。
実施例4、比較例3の反射スクリーンの光拡散層は、拡散剤の配合率(光拡散層の全体重量に対する配合率(重量比))が11.6%であり、厚み方向における厚みDが250μmである。
比較例1の反射スクリーンの光拡散層は、拡散剤の配合率が23%であり、厚み方向における厚みDが150μmである。
実施例1の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが430μmであり、最短距離pが450μmであり、その重量が2.65kgである。
実施例2の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1050μmであり、最短距離pが1070μmであり、その重量が4.08kgである。
実施例3の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1350μmであり、最短距離pが1370μmであり、その重量が5.10kgである。
実施例4の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1350μmであり、最短距離pが1370μmであり、その重量が5.44kgである。
実施例5の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1650μmであり、最短距離pが1670μmであり、その重量が6.19kgである。
比較例1の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1350μmであり、最短距離pが20μmであり、その重量が5.10kgである。
比較例2の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1350μmであり、最短距離pが20μmであり、その重量が5.10kgである。
比較例3の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが1250μmであり、最短距離pが20μmであり、その重量が5.10kgである。
比較例4の反射スクリーンは、着色層の厚み方向における厚みTが300μmであり、最短距離pが320μmであり、その重量が1.53kgである。
図6は、実施例及び各比較例の反射スクリーンの映像のぎらつき及びピークゲインの評価結果をまとめた図である。
図6中の映像のぎらつきの評価は、測定者の視覚によって評価されたものであり、従来主に使用されてきた反射スクリーンと同程度に使用に可能な程度に映像のぎらつきが抑制されている場合を「○」とし、映像のぎらつきが顕著に発生している場合を「×」とした。
図6中の総合評価は、映像のぎらつきの評価が「○」であり、かつ、ピークゲインPGが上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たし、更に、反射スクリーンの重量が比較例1の反射スクリーンと同等以下(5.10kg以下)である場合を「◎」とした。
また、映像のぎらつきの評価が「×」であるか、ピークゲインPGが上述の好ましい範囲を満たさないか、又は、反射スクリーンの重量が5.1kgよりも大きい場合を「○」とした。
ここで、図6中の「黒輝度」とは、明室環境下において、反射スクリーンに映像を表示させていない状態のスクリーン面の輝度をいう。この黒輝度は、明室環境下において、スクリーン面の幾何学的中心からスクリーン面の法線方向の観察者側に3.2m離れたところに輝度計(コニカミノルタ製、LS−110)を設置して、スクリーン面の幾何学的中心A(図1参照)を測定した結果の平均値である。
ピークゲインPGとは、反射スクリーンに対して、光(白色光)を映像源から投射し、反射スクリーンに光が入射する入射面での照度と、反射層で反射されて反射スクリーンから出射する光の輝度とから求められるゲイン(=k・輝度/照度、kは比例係数)の最大値を示すものである。ここで、照度の測定は、照度計(コニカミノルタ社製、T−10A)を反射スクリーンのスクリーン面の幾何学的中心A上に配置して測定したものであり、輝度の測定は、輝度計(コニカミノルタ製、LS−110)を反射スクリーンの幾何学的中心Aからスクリーン面の法線方向の観察者側に3.2m離れた位置に配置して測定したものである。また、映像源は、反射スクリーンの観察者側の幾何学的中心Aから下方に650mm、シート面から法線方向の観察者側へ400mm離れた位置に配置されている。
図7は、輝度分布における半値角を説明する図である。図7に示す輝度分布の縦軸はゲインであり、横軸は左右方向又は上下方向における観察角度である。
視野角とは、図7に示すように、上述のゲインの値が最大値となる反射スクリーンのスクリーン面の位置から、画面左右方向のいずれか一方の方向において、ゲインの値が最大値の半分の値になる観察角度、いわゆる半値角をいう。
図6に示すように、比較例1の反射スクリーンは、重量が5.10kgとなり、また、シンチレーションの値Sが、S=6.9%となったが、反射層と光拡散層との最短距離が20μmであり、反射層に光拡散層が近接していたため、映像のぎらつきの評価が○となった。また、比較例1の反射スクリーンは、ピークゲインPGがPG=0.61であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たさなかったため、総合評価は○となった。
比較例2の反射スクリーンは、重量が5.10kgとなり5.10kg以下を満たし、また、ピークゲインPGがPG=0.99であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たすが、シンチレーションの値Sが、S=8.5%となり、映像のぎらつきの評価が×となったため、総合評価は○となった。
比較例3の反射スクリーンは、重量が5.10kgとなり5.10kg以下を満たし、また、ピークゲインPGがPG=0.90であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たすが、シンチレーションの値Sが、S=8.1%となり、映像のぎらつきの評価が×となったため、総合評価は○となった。
比較例4の反射スクリーンは、重量が1.5kgとなり5.10kg以下を満たし、また、ピークゲインPGがPG=1.00であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たすが、シンチレーションの値Sが、S=7.6%となり、映像のぎらつきの評価が×となったため、総合評価は○となった。
これに対して、実施例1の反射スクリーンは、シンチレーションの値Sが、S=6.9%となり、映像のぎらつきの評価が○となり、また、ピークゲインPGがPG=0.98であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たし、重量が2.65kgとなり5.10kg以下を満たすため、総合評価は◎となった。
実施例2の反射スクリーンは、シンチレーションの値Sが、S=5.1%となり、映像のぎらつきの評価が○となり、また、ピークゲインPGがPG=1.02であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たし、重量が4.08kgとなり5.10kg以下を満たすため、総合評価は◎となった。
実施例3の反射スクリーンは、シンチレーションの値Sが、S=4.0%となり、映像のぎらつきの評価が○となり、また、ピークゲインPGがPG=1.01であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たし、重量が5.10kgとなり5.10kg以下を満たすため、総合評価は◎となった。
実施例4の反射スクリーンは、シンチレーションの値Sが、S=3.9%となり、映像のぎらつきの評価が○となり、また、ピークゲインPGがPG=0.88であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たすが、重量が5.44kgとなり5.10kgよりも重くなったため、総合評価は○となった。
実施例5の反射スクリーンは、シンチレーションの値Sが、S=3.0%となり、映像のぎらつきの評価が○となり、また、ピークゲインPGがPG=1.02であり、上述の好ましい範囲(PG≧0.8)を満たすが、重量が6.19kgとなり5.10kgよりも重くなったため、総合評価は○となった。
以上の評価結果より、比較例1の反射スクリーンのように、拡散剤の配合率を大きくして映像のぎらつきを抑制しようとすると、ピークゲインPGが小さくなり好ましい範囲(PG≧0.8)から外れてしまうことが確認された。また、逆に、拡散剤の配合率Hを小さくしてピークゲインPGを好ましい範囲内に収めようとすると、比較例2や比較例3の反射スクリーンのように、映像のぎらつきが顕著に生じてしまうことが確認された。
また、比較例4の反射スクリーンのように、光拡散層をレンズ層及び着色層よりも映像源側に配置した各実施例の反射スクリーンと同等の層構成にしたとしても、最短距離pの値が450μm以下である場合、映像のぎらつきが顕著に生じてしまうことが確認された。
これに対して、各実施例の反射スクリーンは、光拡散層をレンズ層及び着色層よりも映像源側に配置して、最短距離pを450μm以上とし、シンチレーションの値Sが7%以下とし、ピークゲインPGを0.8以上とした場合に、拡散剤の位置が顕在化しやすい状態であっても、映像のぎらつきを抑制するとともに、正面輝度を向上させることができることが確認された。
また、実施例5の反射スクリーンのように、最短距離pが1370μmよりも大きい場合、着色層の厚みが厚くなりすぎてしまい、スクリーンの重量が大幅に重くなりすぎてしまい、比較例1や比較例2の反射スクリーンのように従来使用されてきたスクリーンよりも重くなってしまうことが確認された。
更に、各実施例の反射スクリーンのように、シンチレーションの値SがS≦7.0であり、かつ、最短距離pが450μm以上である場合に、映像のぎらつきが抑制されているのが確認され、映像のぎらつきの評価が○となることが確認された。
また、実施例3の反射スクリーンは、比較例2の反射スクリーンに比較して、着色層が光拡散層の背面側に位置している点のみで相違しているが、両スクリーンの黒輝度の値は互いに近似しており、また、視野角の値も互いに近似しているので、光拡散層及び着色層の位置の違いによる黒輝度、視野角への影響はほとんどないことが確認された。
以上より、本実施形態の反射スクリーンは、以下の効果を奏する。
(1)反射スクリーン20は、厚み方向における反射層22と光拡散層241との最短距離pがp≧450μmであり、シンチレーションの値SがS≦7%を満たし、かつ、ピークゲインPGがPG≧0.8を満たしている。これにより、反射スクリーン20は、映像のぎらつきを抑制するとともに、正面輝度を向上させることができる。
(2)反射スクリーン20は、最短距離pがp≦1370μmであるので、反射層22及び光拡散層241間の距離が大きくなりすぎることによる反射スクリーンの全体重量が重くなりすぎてしまうのを抑制することができる。また、反射層22及び光拡散層241間の距離が大きくなりすぎることによって、反射スクリーン20に表示される映像がぼやけてしまうのも抑制することができる。
(3)反射スクリーン20は、光拡散層241と反射層22との間に着色層242が設けられているので、反射スクリーン20の光の透過率を調整するとともに、光拡散層及び反射層間の最短距離pを所望の距離にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
図8は、変形形態の反射スクリーンのレンズ層及び反射層の詳細を示す図であり、図3(b)に対応する図である。
(1)上述の実施形態において、反射スクリーン20は、反射層22が、単位レンズ231のレンズ面232及び非レンズ面233を覆うようにして形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、反射層22は、図8に示すように、レンズ面232の一部であって、隣接する単位レンズ231の非レンズ面233側にのみ、すなわち、レンズ面232の映像光の反射に寄与する部分にのみ設けるようにしてもよい。この場合、レンズ面232及び非レンズ面233の一部には、反射層22が形成されなくなるため、反射層22の背面側を隠蔽する隠蔽層(保護層)を設ける必要がある。
(2)上述の実施形態の反射層22の金属薄膜22aは、鱗片状のアルミニウムを使用する例を説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、銀や、ニッケル等の金属を使用することも可能である。
(3)上述の実施形態の反射スクリーン20は、画面の平面性を維持するために、ガラス製や樹脂製の剛性の高い透明基板層を備える形態としてもよい。
(4)上述の実施形態では、レンズ面232及び非レンズ面233は、図2等において直線状で示されるように平面状である例を示したが、これに限らず、レンズ面232や非レンズ面233の一部が曲面状となっていてもよい。
また、本実施形態では、単位レンズ231のレンズ面232及び非レンズ面233は、いずれも1つの面からなる例を示したが、これに限らず、例えば、少なくとも一方の面が、複数の面から構成される形態としてもよい。
さらに、本実施形態では、単位レンズ231は、図2等に示す断面形状が略三角形形状である例を示したが、これに限らず、例えば、断面形状が略台形形状であり、レンズ面と非レンズ面とが、スクリーン面に平行な頂面を挟んで対向する形態としてもよい。このとき、頂面は、映像光の反射に寄与しない領域に形成されることが好ましい。頂面には、反射層を形成してもよいし、保護層で頂面が被覆される形態としてもよい。
(5)光拡散層241と着色層242とは、別々に成形された光拡散層241と着色層242とを粘着剤等で接合して基材層24としてもよい。
(6)上述の実施形態では、映像源LSは、鉛直方向において反射スクリーン20(反射スクリーンユニット10)より下方に位置し、映像光Lが反射スクリーン20の下方から斜めに投射される例を示したが、これに限らず、例えば、映像源LSが、鉛直方向において反射スクリーン20より上方に位置し、映像光Lが反射スクリーン20の上方から斜めに投射される形態としてもよい。
1 映像表示システム
20 反射スクリーン
22 反射層
22a 金属薄膜
23 レンズ層
231 単位レンズ
232 レンズ面
233 非レンズ面
24 基材層
241 光拡散層
242 着色層
25 表面層
LS 映像源

Claims (4)

  1. 映像源から投射された映像光を反射して画面に表示する反射スクリーンであって、
    レンズ面及び非レンズ面を備え、背面側に凸となる単位レンズが複数配列されたレンズ層と、
    前記レンズ面の少なくとも一部に、複数の鱗片状の金属薄膜が含有された樹脂により形成され、光を反射する反射層と、
    前記反射層の前記映像源側に設けられ、光を拡散する光拡散層とを備え、
    該反射スクリーンの厚み方向における前記反射層と前記光拡散層との最短距離pがp≧450μmであり、
    シンチレーションの値SがS≦7%を満たし、かつ、ピークゲインPGがPG≧0.8を満たすこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  2. 請求項1に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記最短距離pがp≦1370μmであること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記光拡散層及び前記反射層間には、光の透過率を調整する着色層が形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンと、
    前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示システム。
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