JP2016024227A - 反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法 - Google Patents

反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非レンズ面に反射層が形成されてしまうのを極力抑制することができる反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法を提供する。【解決手段】反射スクリーン20は、映像源LSから投射された映像光Lを反射して画面に表示するスクリーンであって、レンズ面232及び非レンズ面233を備え、背面側に凸となる単位レンズ231が複数配列されたリニアフレネルレンズ形状が形成されたレンズ層23と、光を吸収する光吸収層21と、レンズ面232の少なくとも一部と光吸収層21上とに形成され、光を反射する反射層22とを備え、光吸収層21は、非レンズ面233の隣接する単位レンズ231との境界部vから単位レンズ231の頂部tにかけて形成されるとともに、レンズ面232の隣接する単位レンズ231との境界部v近傍に形成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、投射された映像光を反射して映像を表示する反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法に関するものである。
近年、短焦点型の映像投射装置によって投射された映像光を良好に表示するために、単位レンズが複数配列されたリニアフレネルレンズ形状やサーキュラーフレネルレンズ形状を有するレンズ層に反射層を形成した反射スクリーン等が様々に開発されている。
このようなレンズ層を用いた反射スクリーンの中には、単位レンズのレンズ面に、アルミニウム等の光反射性材料を蒸着したり、光反射性材料を含有した塗料をスプレー塗布したりすることによって反射層を形成し、投影された映像光を反射して映像を表示するものがある。また、このような反射スクリーンの中には、映像光の反射に寄与しない非レンズ面に光を吸収する作用を有する保護層を形成し、外光や迷光等を吸収させ、明室環境下であっても映像が明るく、コントラストの向上等を図ったものがある(例えば、特許文献1)。
しかし、このような反射スクリーンは、反射層を形成する場合に、レンズ面だけでなく非レンズ面にも反射層が形成されてしまう場合があった。非レンズ面にも反射層が形成されると、反射スクリーンに入射した外光や迷光等が非レンズ面で反射することとなり、反射スクリーンの明室環境下における像の鮮明さや、コントラストを低下させる原因となったり、黒色の表示部分が強調されなくなり映像の黒味を低下させる原因となったりしていた。
特開2006−330145号公報
本発明の課題は、非レンズ面に反射層が形成されてしまうのを極力抑制することができる反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、映像源(LS)から投射された映像光(L)を反射して画面に表示する反射スクリーン(20)であって、レンズ面(232)及び非レンズ面(233)を備え、背面側に凸となる単位レンズ(231)が複数配列されたリニアフレネルレンズ形状が形成されたレンズ層(23)と、光を吸収する光吸収層(21)と、前記レンズ面の少なくとも一部と前記光吸収層上とに形成され、光を反射する反射層(22)とを備え、前記光吸収層は、前記非レンズ面の隣接する前記単位レンズとの境界部(v)から前記単位レンズの頂部(t)にかけて形成されるとともに、前記レンズ面の隣接する前記単位レンズとの境界部(v)近傍に形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射スクリーン(20)において、前記レンズ面(232)に形成された前記光吸収層(21)は、前記レンズ面の面積の10%以下の範囲で形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーン(20)において、前記非レンズ面(233)に形成された前記光吸収層(21)は、前記非レンズ面の面積の90%以上の範囲で形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーン(20)と、前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源(LS)と、を備える映像表示システム(1)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーン(20)の製造方法であって、前記レンズ層(23)を形成するレンズ層形成工程と、互いに隣接する前記単位レンズ(231)間の境界部(v)に前記光吸収層(21)を形成する樹脂を充填する樹脂充填工程と、前記単位レンズ間の境界部に充填された樹脂を前記単位レンズの配列方向に掻いて、前記光吸収層を形成する光吸収層形成工程と、前記レンズ面(231)上及び前記光吸収層上に前記反射層(22)を形成する反射層形成工程と、を備える反射スクリーンの製造方法である。
本発明によれば、非レンズ面に反射層が形成されてしまうのを極力抑制することができる反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法を提供することができる。
実施形態の映像表示システムを説明する図である。 実施形態の反射スクリーンの層構成を説明する図である。 実施形態のレンズ層、反射層、光吸収層の詳細を説明する図である。 実施形態の反射スクリーンの製造方法を説明する図である。 変形形態の反射スクリーンのレンズ層、反射層、光吸収層の詳細を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
また、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
さらに、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
(実施形態)
図1は、本実施形態の映像表示システム1を説明する図である。図1(a)は、映像表示システム1の斜視図であり、図1(b)は、映像表示システム1の側面図である。
映像表示システム1は、反射スクリーン20を備える反射スクリーンユニット10と、映像源LS等とを有している。本実施形態の映像表示システム1は、映像源LSから投影された映像光Lを反射スクリーン20が反射して、その画面上に映像を表示する。
この映像表示システム1は、例えば、映像光Lを映像源LSから投射するフロントプロジェクションテレビシステム等として用いることが可能である。
映像源LSは、映像光Lを反射スクリーン20へ投射する映像光投射装置である。本実施形態の映像源LSは、汎用の短焦点型プロジェクタである。映像源LSは、使用状態において、反射スクリーン20の画面を法線方向(スクリーン面の法線方向)から見た場合に、反射スクリーン20の画面左右方向において中央であって、反射スクリーン20の画面(表示領域)よりも下方側となる位置に配置されている。
なお、スクリーン面とは、この反射スクリーン20全体として見たときにおける、反射スクリーン20の平面方向となる面を示すものである。
この映像源LSは、反射スクリーン20の画面に直交する方向(反射スクリーン20の厚み方向)における反射スクリーン20との距離が、従来の汎用プロジェクタに比べて大幅に近い位置から映像光Lを投射できる。即ち、映像源LSは、従来の汎用プロジェクタに比べて、反射スクリーン20までの投射距離が短く、映像光Lの反射スクリーン20のスクリーン面に対する入射角度も大きい。
反射スクリーン20は、映像源LSが投射した映像光Lを観察者O側へ向けて反射し、映像を表示するスクリーンである。使用状態において、反射スクリーン20の観察画面は、観察者O側から見て、長辺方向が画面左右方向となる略矩形状である。
以下の説明中において、画面上下方向、画面左右方向、厚み方向とは、特に断りが無い場合、この反射スクリーン20の使用状態における画面上下方向(鉛直方向)、画面左右方向(水平方向)、厚み方向(奥行き方向)であるとする。
この反射スクリーン20は、例えば、対角100インチや、120インチ等の大きな画面(表示領域)を有している。
なお、本実施形態の映像表示システム1は、短焦点型のプロジェクタである映像源LSと、この映像源LSから投射された映像光を反射して映像を表示する反射スクリーン20とを備えるものとしたが、これに限らず、映像源LSを、投射距離が長く、映像光の投射角度(即ち、スクリーンへの映像光の入射角度)の小さい従来の汎用プロジェクタとし、反射スクリーン20をそのような映像源LSに対応するものとしてもよい。
図2は、本実施形態の反射スクリーン20の層構成を説明する図である。
図2では、反射スクリーン20の観察画面(表示領域)の幾何学的中心(画面中央)となる点A(図1(a),(b)参照)を通り、画面上下方向に平行であって、スクリーン面に垂直(厚み方向に平行)な断面の一部を拡大して示している。
反射スクリーンユニット10は、図1に示すように、反射スクリーン20と、その背面側に配置される平板状の支持板30と、接合層40とを有している。反射スクリーン20と支持板30とは、接合層40を介して一体に接合されている。
この支持板30は、高い剛性を有する部材であれば、特にその材料等は限定しないが、例えば、アルミニウム等の金属製の板材や、アクリル系樹脂等の樹脂製の板材等が好適に用いられる。また、表裏面をアルミニウム等の薄板とし、内部の芯材としてアルミニウム等の薄板により形成されたハニカム構造を備えることにより、板材全体としての軽量化を図った金属製の板材(所謂、ハニカムパネル)等を用いてもよい。また、支持板30は、外光の映り込みや外光によるコントラスト低下等を防止する観点から、光透過性を有しない部材であることが好ましい。
支持板30の厚みは0.2〜5.0mmが好適であり、より好ましくは1.0〜3.0mmである。厚みが0.2mmよりも薄いと、平面性を支持できるだけの剛性の付与が不十分であり、5.0mmよりも厚くなると、支持板30の重量が重くなるという問題がある。
反射スクリーン20は、薄く、それ単独では平面性を維持するだけの十分な剛性を有していない場合が多い。そのため、反射スクリーン20は、支持板30に一体に接合される形態とすることにより、その画面の平面性を維持している。
接合層40は、反射スクリーン20と支持板30とを一体に接合する機能を有する層である。接合層40は、粘着剤や接着剤等により形成する。
反射スクリーン20は、図2に示すように、その厚み方向において、映像源側(観察者側)から順に、表面層25、基材層24、レンズ層23、光吸収層21、反射層22を備えている。
基材層24は、レンズ層23を形成する基材となるシート状の部材である。この基材層24の映像源側には、表面層25が一体に形成され、背面側(裏面側)には、レンズ層23が一体に形成されている。
基材層24は、拡散材を含有する光拡散層241と、顔料や染料等の着色材を含有する着色層242とを有している。本実施形態の基材層24は、光拡散層241と着色層242とが共押出成形されることにより、一体に積層されて形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、基材層24において、光拡散層241が背面側であり、着色層242が映像源側に位置する例を示したが、これに限らず、光拡散層241が映像源側に位置し、着色層242が背面側に位置する形態としてもよい。
光拡散層241は、光透過性を有する樹脂を母材とし、光を拡散する拡散材を含有する層である。光拡散層241は、視野角を広げたり、明るさの面内均一性を向上させたりする機能を有する。
光拡散層241の母材となる樹脂は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂や、PC(ポリカーボネート)樹脂、MS(メチルメタクリレート・スチレン)樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、アクリル系樹脂等が好適に用いられる。
光拡散層241に含まれる拡散材としては、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂等、シリコン系等の樹脂製の粒子や無機粒子等が好適に用いられる。なお、拡散材は、無機系拡散材と有機系拡散材とを組み合わせて用いてもよい。この拡散材は、略球形であり、平均粒径が約1〜50μmであるものを用いることが好ましい。
光拡散層241の厚さは、反射スクリーン20の画面サイズ等にも依るが、約100〜2000μmとすることが好ましい。
着色層242は、黒色等の暗色系の着色剤等により、所定の光透過率となるように着色が施された層である。着色層242は、反射スクリーン20に入射する照明光等の不要な外光を吸収したり、表示される映像の黒輝度を低減させたりして、映像のコントラストを向上させる機能を有する。
着色層242の着色剤としては、グレー系や黒色系等の暗色系の染料や顔料等や、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩等が好適に用いられる。
着色層242の母材となる樹脂は、PET樹脂や、PC樹脂、MS樹脂、MBS樹脂、TAC樹脂、PEN樹脂、アクリル系樹脂等を用いることができる。
着色層242は、反射スクリーン20の画面サイズ等にも依るが、その厚さを約30〜1000μmとすることが好ましい。
図3は、本実施形態のレンズ層23、反射層22、光吸収層21の詳細を説明する図である。図3は、図2に示す断面の一部をさらに拡大して示している。なお、図3は、理解を容易にするために、レンズ層23の映像源側に位置する基材層24や表面層25は省略して示している。
レンズ層23は、基材層24の背面側に設けられた光透過性を有する層であり、図3に示すように、単位レンズ231が画面上下方向に複数配列されたリニアフレネルレンズ形状をその背面側の面に有している。
単位レンズ231は、図2や図3に示すように、スクリーン面に直交する方向(反射スクリーン20の厚み方向)に平行であって、単位レンズ231の配列方向(画面上下方向)に平行な断面における断面形状が、略三角形形状である。
単位レンズ231は、背面側に凸であり、レンズ面232と、このレンズ面232と対向する非レンズ面233とを備えている。
本実施形態では、反射スクリーン20の使用状態において、単位レンズ231は、レンズ面232が頂部tを挟んで非レンズ面233よりも鉛直方向上側に位置している。
図3に示すように、単位レンズ231のレンズ面232が、スクリーン面に平行な面となす角度は、αである。また、非レンズ面233がスクリーン面に平行な面となす角度は、β(β>α)である。さらに、単位レンズ231の配列ピッチは、Pであり、単位レンズ231のレンズ高さ(スクリーンの厚み方向における頂部tから単位レンズ231間の谷底となる点vまでの寸法)は、hである。
理解を容易にするために、図2等では、単位レンズ231の配列ピッチP、角度α,βは、単位レンズ231の配列方向において一定であるように示している。しかし、本実施形態の単位レンズ231は、実際には、配列ピッチP等が一定であるが、角度αが単位レンズ231の配列方向(画面上下方向)において上側になるにつれて次第に大きくなっている。また、それに伴いレンズ高さhも変動している。
なお、これに限らず、配列ピッチPは、単位レンズ231の配列方向に沿って次第に変化する形態等としてもよく、映像光Lを投影する映像源LSの画素(ピクセル)の大きさや、映像源LSの投射角度(反射スクリーン20のスクリーン面への映像光の入射角度)、反射スクリーン20の画面サイズ、各層の屈折率等に応じて、適宜変更可能である。
レンズ層23は、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等の紫外線硬化型樹脂により、基材層24の背面側の面(本実施形態では、光拡散層241側の面)に一体に形成されている。なお、レンズ層23は、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
また、レンズ層23は、熱可塑性樹脂を用いてもよく、レンズ層23のフレネルレンズ形状に応じて、プレス成形法等により形成してもよい。このようなレンズ層23の場合には、不図示の接合層等を介して、その映像源側に基材層24(光拡散層241)等を積層する形態としてもよい。また、押出成形法が可能な場合には、レンズ層23と基材層24とを一体に積層した状態で成形してもよい。
反射層22は、光を反射する作用を有する層である。この反射層22は、光を反射するために十分な厚さを有し、単位レンズ231のレンズ面232の少なくとも一部に形成されている。
本実施形態の反射層22は、図2や図3に示すように、レンズ層23の背面側を覆うようにして、単位レンズ231の背面側と、各単位レンズ231間の谷底となる点v上に形成された光吸収層21の背面側とに形成されている。これにより、反射層22は、レンズ層23の背面側の凹凸を略平坦にすることができ、接合層40を介して支持板30をより安定して貼付することができる。
反射層22は、レンズ面232上に、アルミニウム等の光反射性の高い鱗片状の金属薄膜22aが含有された塗料をレンズ面232に対してスプレー塗布することによって形成される。反射層22は、この鱗片状の金属薄膜22aがレンズ面232に対して略平行に配置されており、レンズ面232に入射した映像光Lを観察者側へと適正に反射させることができる。ここで、この金属薄膜22aは、映像光の反射効率を維持、向上させるとともに、反射層22の背面側が透けてしまうのを防ぐために、レンズ面上に8層以上、積層されていることが望ましい。
この反射層22を形成する塗料は、金属薄膜22a、バインダー、乾燥補助剤、制御剤等から構成されている。この塗料は、スプレーガンによる塗布容易性の観点から、粘度が50〜1000[cp](測定温度23℃)の範囲内であることが望ましい。
この金属薄膜22aは、鱗片状に形成されたアルミニウムであり、その厚み寸法は、1〜2μmに形成されている。金属薄膜22aは、反射層としての光反射機能の確保の観点から、塗料全体の重量に対して重量比で3〜15%の範囲内で含有されるのが望ましい。
バインダーは、熱硬化性樹脂から構成される接合剤であり、反射層22を形成する母材である。本実施形態では、バインダーは、ウレタン系の熱硬化性樹脂を用いるが、これに限定されるものでなく、エポキシ系の熱硬化性樹脂を用いてもよく、また、紫外線硬化性樹脂等を用いてもよい。
乾燥補助剤は、塗料の乾燥を調整する溶剤であり、本実施形態では、レンズ層23の背面側に塗布された塗料の乾燥までの時間をおよそ1時間となるように、所定の量が塗料に含まれている。乾燥補助剤は、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジイソブチルケトン、3−メトキシ−1−ブチルアセテートの混合溶剤を使用することができる。
制御剤は、塗料に含有される金属薄膜22aの配向を制御する溶剤である。制御剤は、塗料に含まれることによって、金属薄膜22aをレンズ面232に対して略平行に配置させることができる。
以上の構成により、本実施形態の反射スクリーン20は、反射層22が塗料によって形成されているので、反射層がアルミニウム等の金属の蒸着によって形成される場合に比して、反射層の背面側に蒸着膜の酸化や傷付きを抑制する保護層を設ける必要がなくなり、その製造を簡易にすることができるとともに、製造コストを低減することができる。
光吸収層21は、光を吸収する機能を有した層であり、図2及び図3に示すように、画面上下方向に配列された単位レンズ231間の境界、すなわち谷底となる点v上に設けられている。具体的には、光吸収層21は、非レンズ面233の隣接する単位レンズ231との境界部となる点vから単位レンズ231の頂部tにかけて形成されるとともに、レンズ面232の隣接する単位レンズ231との境界部となる点vの近傍に形成される。
ここで、非レンズ面233に形成される光吸収層21は、非レンズ面233の面積の90%以上の範囲で形成されるのが好ましい。これにより、光吸収層21は、照明光等の外光が非レンズ面233に入射したとしても十分に吸収することができ(図2のG1参照)、反射スクリーン20の観察者側に反射されてしまうのを抑制することができる。
仮に、光吸収層21が非レンズ面233の面積の90%未満の範囲で形成された場合、非レンズ面233上に形成されてしまう反射層22の面積が広くなってしまい、照明光等の外光が観察者側に反射されてしまい、映像のコントラスト等を低下させてしまう場合があり好ましくない。
また、レンズ面232に形成される光吸収層21は、レンズ面232の面積の10%以下の範囲で形成されるのが好ましい。これにより、レンズ面232に形成される反射層22の面積を広くすることができ、映像源LSから投射された映像光を十分に観察者側に反射させることができる。
仮に、光吸収層21がレンズ面232の面積の10%以上で形成された場合、レンズ面232上に設けられる反射層22の面積が狭くなってしまい、映像源から投射され、観察者側に反射する映像光の光量が低下してしまい好ましくない。
このように、反射スクリーン20は、光吸収層21がレンズ面232上に形成されていることによって、黒色がより強調された映像を表示することができる。
光吸収層21は、ウレタン系樹脂やエポキシ系樹脂、これらの混合となる樹脂を母材とし、光吸収材である黒色等の暗色系の塗料等や、黒色等の暗色系の顔料や染料等を含有するビーズ等が添加された材料により形成され、この材料をレンズ層23の背面側(フレネルレンズ形状側)に塗布し、硬化させることにより形成される(詳細は後述する)。
本実施形態では、光吸収層21を形成する材料としては、例えば、カーボンブラックが含有されたエポキシ樹脂等を用いることができる。
表面層25は、基材層24の映像源側(観察者側)に設けられる層である。本実施形態の表面層25は、反射スクリーン20の映像源側の最表面を形成している。
本実施形態の表面層25は、ハードコート機能及び防眩機能を有しており、基材層24の映像源側の表面に、ハードコート機能を有する紫外線硬化型樹脂(例えば、ウレタンアクリレート)等の電離放射線硬化型樹脂を塗膜の膜厚約10〜100μmとなるように塗布し、微細な凹凸形状(マット形状)をその樹脂膜表面に転写する等して硬化させ、表面に微細凹凸形状が賦形されて形成されている。
なお、表面層25は、上記の例に限らず、反射防止機能や防眩機能、ハードコート機能、紫外線吸収機能、防汚機能や帯電防止機能等、適宜必要な機能を1つ又は複数選択して設けることができる。また、表面層25としてタッチパネル層等を設けてもよい。
また、表面層25は、反射防止機能や紫外線吸収機能、防汚機能や帯電防止機能等を有する層を、表面層25と基材層24との間に、さらに別層として設けてもよい。
さらに、表面層25は、基材層24とは別層であって不図示の粘着材等により基材層24に接合される形態としてもよいし、基材層24のレンズ層23とは反対側(映像源側)の面に直接形成してもよい。
図2に戻り、本実施形態の反射スクリーン20へ入射する映像光及び外光の様子を説明する。図2では、理解を容易にするために、表面層25、着色層242、光拡散層241、レンズ層23の屈折率は等しいものとし、映像光L1及び外光Gに対する光拡散層241の光拡散作用等は省略して示している。
図2に示すように、映像源LSから投影された大部分の映像光L1は、反射スクリーン20の下方から入射し、表面層25及び基材層24を透過してレンズ層23の単位レンズ231へ入射する。
そして、映像光L1は、レンズ面232へ入射して反射層22によって反射され、観察者O側に向かい、略正面方向へ反射スクリーン20から出射する。従って、映像光L1は、効率よく反射されて観察者Oに届くので、明るい映像を表示できる。
なお、映像光L1が反射スクリーン20の下方から投射され、かつ、角度β(図3参照)が反射スクリーン20の画面上下方向の各点における映像光L1の入射角度よりも大きいので、映像光L1が非レンズ面233に直接入射することはなく、非レンズ面233は、映像光L1の反射には影響しない。
一方、照明光等の不要な外光G(G1、G2)は、図2に示すように、主として反射スクリーン20の上方から入射し、表面層25及び基材層24を透過してレンズ層23の単位レンズ231へ入射する。
そして、一部の外光G1は、非レンズ面233へ入射し、そのほとんどが、非レンズ面233の背面側に形成された光吸収層21によって吸収される。
また、一部の外光G2は、レンズ面232で反射して、主として反射スクリーン20の下方側へ向かうので、観察者O側には直接届かず、また、届いた場合にもその光量は、映像光L1に比べて大幅に少ない。さらに、一部の外光は、反射スクリーン20に入射して、着色層242に吸収される。従って、反射スクリーン20では、外光G1,G2等による映像のコントラスト低下を抑制することができる。
以上のことから、本実施形態の反射スクリーン20によれば、明室環境下であっても、コントラストが高く明るく良好な映像を表示できる。
ここで、本実施形態の反射スクリーン20の製造方法について説明する。
図4は、本実施形態の反射スクリーン20の製造方法を説明する図である。
図4(a)に示すように、拡散材を含有する樹脂と着色材を含有する樹脂とを、それぞれ所定の厚さで共押出成形することにより、光拡散層241及び着色層242を一体に成形し、基材層24を形成する。ここでは、基材層24は、ウェブ状であるとする。
次に、図4(b)に示すように、基材層24の映像源側となる面(本実施形態では、着色層242側の面)上に、ウレタンアクリレート等の紫外線硬化型樹脂を塗布し、微細な凹凸形状(マット形状)をその樹脂膜表面に転写する等して硬化させ、表面に微細凹凸形状を有する表面層25を形成する。
なお、表面層25上に不図示のマスキング材を剥離可能に貼合して、次工程に流してもよい。このマスキング材としては、例えば、透明又は略透明なシート状の部材を用いることができ、以降の製造過程における表面層25の表面の汚れや傷つきを防止する機能を有している。
次に、図4(c)に示すように、基材層24の背面側となる面(本実施形態では、光拡散層241側の面)に、紫外線成形法等により、レンズ層23を形成する(レンズ層形成工程)。
レンズ層23は、基材層24の表面層25が積層された面とは反対側の面(本実施形態では、光拡散層241側の面)を、アクリル系の紫外線硬化型樹脂が充填されたリニアフレネルレンズ形状を賦形する成形型に押圧し、紫外線を照射して硬化させた後に成形型から離型する等により、形成される。なお、レンズ層23の形成方法は、適宜選択してよく、この限りではない。
次に、図4(d)に示すように、レンズ層23の背面側の互いに隣接する単位レンズ231間の境界となる点v上に光吸収層21を形成する樹脂を充填し(樹脂充填工程)、ドクター刃Dを所定の力で単位レンズ231に押し当てて、レンズ面232側から非レンズ面233側へ移動(画面上下方向の上側から下側へ移動)させて、レンズ層23の背面側に充填された樹脂を掻き取り、残った樹脂を乾燥又は硬化させる(光吸収層形成工程)。これにより、図4(e)に示すように、レンズ層23の背面側の各単位レンズ231間の境界となる点v上に光吸収層21が形成される。ここで、単位レンズ231に対してドクター刃Dを押し付ける力は、レンズ層23の材質や、ドクター刃Dの形状及び材質、レンズ面232及び非レンズ面233に形成される光吸収層21の占める面積等に応じて適宜変更することができる。
それから、図4(f)に示すように、レンズ層23のレンズ面232及び光吸収層21の背面側に、不図示のスプレーガンにより金属薄膜22aが含有された塗料を吹き付けて反射層22を形成する(反射層形成工程)。塗料の塗布は、スプレーガンを、レンズ層23の画面左右方向に平行移動させながら、画面上下方向の下端部から上端側へ所定の移動ピッチ(例えば、70mmピッチ)で移動させることによって行う。このとき、スプレーガンの向きは、金属薄膜22aをレンズ面232に対して略平行に配置させ易くするために、レンズ面232に対して略垂直であることが好ましい。
次に、表面層25からマスキング材等を剥離したり、裁断工程等の後工程を行ったりする等して、反射スクリーン20が完成する。
完成した反射スクリーン20は、レンズ層23がリニアフレネルレンズ形状に形成されているため、単位レンズ231の配列方向に巻取り可能となる。また、反射スクリーン20は、その製造段階においても、ロール状に巻き取りながらレンズ層を形成する工程を実施することができ、反射スクリーン20の製造がより容易となり、反射スクリーン20のコストを低減することができる。
ここで、従来、主に製造されていた反射スクリーン(以下、比較例の反射スクリーンという)は、レンズ層の背面側に反射層を形成した後に、レンズ層及び反射層の背面側に光の吸収機能や反射層の保護機能等を有した保護層が形成されていた。そのため、レンズ層のレンズ面だけでなく、非レンズ面にも反射層が形成されてしまう場合があり、その場合、照明光等の外光が非レンズ面で反射して観察者側に届いてしまい、反射スクリーン20の像の鮮明さや、コントラストを低減させてしまう。また、反射層を形成した後に保護層を形成するため、保護層を形成する過程において、保護層を形成する樹脂中に含有される着色剤等のフィラーや異物等によって反射層が傷付けられてしまうことがあった。
これに対して、本実施形態の反射スクリーン20は、上述したように、光吸収層21が非レンズ面233に形成された後に反射層22が形成されるので、非レンズ面233に反射層22が形成されてしまうのを極力抑制することができる。
また、本実施形態の反射スクリーン20は、光吸収層21を形成した後に反射層22を形成するので、上述の比較例の反射スクリーンのように保護層の形成によって反射層が傷付けられてしまうのを回避することができる。
以上より、本実施形態の反射スクリーン20は以下の効果を奏する。
(1)反射スクリーン20は、光吸収層21が、非レンズ面233の隣接する単位レンズ231との境界となる点vから単位レンズ231の頂部tにかけて形成されるとともに、レンズ面232の隣接する単位レンズ231との境界となる点v近傍に形成され、また、レンズ面232の少なくとも一部と光吸収層21上とに反射層22が形成されている。
そのため、レンズ層23には、反射層22よりも優先的に光吸収層21が非レンズ面233に形成され、非レンズ面233に反射層22が形成されてしまうのを抑制することができる。これにより、反射スクリーン20は、光吸収層21によって照明光等の外光が非レンズ面233で反射して観察者側に届いてしまうのを抑制することができ、反射スクリーン20の映像の明るさや、コントラストが低減してしまうのを抑制することができる。
(2)反射スクリーン20は、レンズ面232に形成された光吸収層21が、レンズ面232の面積の10%以下の範囲で形成されているので、レンズ面232に形成される反射層22の面積を広くすることができ、映像光の明るさや、コントラストが低下してしまうのを抑制し、映像源LSから投射された映像光を十分に観察者側に反射させることができる。
(3)反射スクリーン20は、非レンズ面233に形成された光吸収層21が、非レンズ面233の面積の90%以上の範囲で形成されているので、非レンズ面233に入射した照明光等の外光をより効率よく吸収することができ(図2のG1参照)、反射スクリーン20のコントラストが低下してしまうのをより効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
図5は、変形形態の反射スクリーンのレンズ層及び反射層の詳細を示す図であり、図3に対応する図である。
(1)上述の実施形態において、反射スクリーン20の非レンズ面233は、図2及び図3等において略平坦である例を示したがこれに限定されるものでない。例えば、非レンズ面は、図5(a)に示すように、レンズ面側に窪むように形成したり、図5(b)に示すように、非レンズ面233のスクリーン面に平行な面となす角度βが90度より大きい角度に傾斜するように形成してもよい。このように非レンズ面233を形成することによって、光吸収層21を形成する樹脂を非レンズ面233に対してより多く充填することができ、非レンズ面233における光の吸収量を増やすことができる。
(2)上述の実施形態において、反射スクリーン20の製造過程において、隣接する単位レンズ231間の境界となる点v上に充填される光吸収層21を形成する樹脂をドクター刃Dによって掻く例を示したが、これに限定されるものでなく、ローラ(ワイピングローラ)によって掻くようにしてもよい。
(3)上述の実施形態において、反射スクリーン20の反射層22は、金属薄膜22aが含有された塗料をスプレー塗布することによって形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、反射層は、アルミニウム等を蒸着させることよって形成されるようにしてもよい。この場合、蒸着膜が非常に薄いため、反射層の背面側に、反射層の酸化や、傷付きを抑制する保護層を設けるようにしてもよい。
(4)本実施形態の反射層22の金属薄膜22aは、光反射材料として鱗片状のアルミニウムを使用する例を説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、銀や、ニッケル等の金属を使用することも可能である。また、反射層22を形成する塗料には、金属薄膜の代わりに、粒状や、繊維状の金属粉を含有するようにしてもよい。
(5)本実施形態の反射スクリーン20は、画面の平面性を維持するために、ガラス製や樹脂製であり、剛性の高い透明基板層を備える形態としてもよい。
(6)本実施形態では、単位レンズ231は、図2等に示す断面形状が略三角形形状である例を示したが、これに限らず、例えば、断面形状が略台形形状であり、レンズ面と非レンズ面とが、スクリーン面に平行な頂面を挟んで対向する形態としてもよい。このとき、頂面は、映像光の反射に寄与しない領域に形成されることが好ましい。
(7)本実施形態では、基材層24は、着色層242と光拡散層241とを備える例を示したが、これに限らず、例えば、基材層24は、着色層242を備えず、光拡散層241のみを備える形態としてもよい。この場合、光拡散層241が拡散材に加えてさらに着色材をも含有する形態としてもよい。
また、基材層24は、着色層242と光拡散層241とを備え、着色層242が着色剤に加えてさらに光拡散材を含有する形態としてもよい。
さらに、光拡散層241と着色層242とは、別々に成形された光拡散層241と着色層242とを粘着剤等で接合して基材層24としてもよい。
(8)本実施形態では、映像源LSは、鉛直方向において反射スクリーン20(反射スクリーンユニット10)より下方に位置し、映像光Lが反射スクリーン20の下方から斜めに投射される例を示したが、これに限らず、例えば、映像源LSが、鉛直方向において反射スクリーン20より上方に位置し、映像光Lが反射スクリーン20の上方から斜めに投射される形態としてもよい。
なお、上述の実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態等によって限定されることはない。
1 映像表示システム
20 反射スクリーン
21 光吸収層
22 反射層
23 レンズ層
231 単位レンズ
232 レンズ面
233 非レンズ面
24 基材層
25 表面層
30 支持板
40 接合層
LS 映像源

Claims (5)

  1. 映像源から投射された映像光を反射して画面に表示する反射スクリーンであって、
    レンズ面及び非レンズ面を備え、背面側に凸となる単位レンズが複数配列されたリニアフレネルレンズ形状が形成されたレンズ層と、
    光を吸収する光吸収層と、
    前記レンズ面の少なくとも一部と前記光吸収層上とに形成され、光を反射する反射層とを備え、
    前記光吸収層は、前記非レンズ面の隣接する前記単位レンズとの境界部から前記単位レンズの頂部にかけて形成されるとともに、前記レンズ面の隣接する前記単位レンズとの境界部近傍に形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  2. 請求項1に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記レンズ面に形成された前記光吸収層は、前記レンズ面の面積の10%以下の範囲で形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記非レンズ面に形成された前記光吸収層は、前記非レンズ面の面積の90%以上の範囲で形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンと、
    前記反射スクリーンに映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示システム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンの製造方法であって、
    前記レンズ層を形成するレンズ層形成工程と、
    互いに隣接する前記単位レンズ間の境界部に前記光吸収層を形成する樹脂を充填する樹脂充填工程と、
    前記単位レンズ間の境界部に充填された樹脂を前記単位レンズの配列方向に掻いて、前記光吸収層を形成する光吸収層形成工程と、
    前記レンズ面上及び前記光吸収層上に前記反射層を形成する反射層形成工程と、
    を備える反射スクリーンの製造方法。
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