WO2004097343A1

WO2004097343A1 - 計器装置

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Publication number: WO2004097343A1
Application number: PCT/JP2004/005518
Authority: WO
Inventors: Hideto Baba; Atsushi Fujita
Original assignee: Nippon Seiki Co. Ltd.
Priority date: 2003-04-25
Filing date: 2004-04-16
Publication date: 2004-11-11
Also published as: EP1619479A1; US7343687B2; US20060236915A1; JP4329061B2; JP2004325299A; EP1619479A4

Abstract

斬新な照明を行うことが可能な計器装置を提供するものであり、目盛６を備えた文字板３と、目盛６を指示するとともに文字板３の前方に設けられる指針２と、文字板３の背後に位置し指針２に光を供給し指針２を発光させる光源１０と、指針２の前方に設けられるカバー１３とを備え、カバー１３を介して目盛６と指針２とを視認する計器装置において、カバー１３の指針２の回転中心部２ｂに対応する部分に反射部材１４を設け、文字板３に反射部３ａを設け、指針２からの光と反射部材１４で反射拡散させた指針２からの光とで反射部３ａを照明するものである。

Description

明細書計器装置技術分野

本発明は、例えば、自動車等の車両に搭載される計器装置に関し、特に、その照明構造に特徴を有する計器装置に関する。背景技術

従来、この種の計器装置として、例えば、アナログ式の指示計器を備えており、この指示計器は表示板と指針とを備えている。この表示板には指針の回動位置に対応して目盛や数字などが形成されている。この表示板は透光性の基板に目盛や文字などの表示を行う部分のみを残して他の部分は黒色の印刷などによって遮光されている。そして、表示板の裏側に設けられた光源によって前記目盛や文字などの表示が透過照明されるものである。この指示計器の前面に喑色系の着色処理を施した半透明の保護カバ一を設けてある。この保護カバ一は指示計器を保護するとともに、外部からの光の入射量あるいは内部からの光量を減ずるものである。そして、明るい発光輝度を有する指示計器の表示光は保護カバーによって減光されるので、保護力パー内部を見せることなく目盛や文字などの表示と指針のみが暗闇に浮き出て表示されるものであった（例えば、特開平 7 — 9 8 2 3 5号公報を参照）。

しかしながら、従来の計器装置の場合、目盛や文字などの表示と指針のみが暗闇に浮き出て表示されるものであり、表示の照明のおもしろみや斬新さに欠けるものであった。

そこで、本発明は、この点に鑑みてなされたもので、その主な目的は、斬新な照明を行うことが可能な計器装置を提供するものである。発明の開示

本発明は前記目的を達成するため、目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられ発光する指針と、前記指針の前方に設けられる力パーとを備え、このカバ一を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記力パーの前記指針の指針対応部分に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針から光とで前記反射部を照明するものである。また、本発明は、目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられる指針と、前記文字板の背後に位置し前記指針に光を供給し前記指針を発光させる光源'と、前記指針の前方に設けられるカバーとを備え、このカバ一を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記力パーの前記指針の指針対応部分に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射部を照明するものである。

また、本発明は、目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられ発光する指針と、前記指針の前方に設けられる力パーとを備え、このカバ一を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記指針の回転中心部に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射部を照明するものである。

また、本発明は、目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられる指針と、前記文字板の背後に位置し前記指針に光を供給し前記指針を発光させる光源と、前記指針の前方に設けられる力パーとを備え、このカバーを介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記指針の回転中心部に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射部を照明するものである。

また、本発明は、前記反射部を前記反射部材側に傾斜させたものである。また、本発明は、前記反射部をすり鉢状としたものである。

また、本発明は、前記すり鉢状の反射部を前記文字板の目盛部分に対応する位置に設けたものである。また、本発明は、前記カバーは光透過率を低くしたものである。図面の簡単な説明

第 1 図は、本発明の第 1実施例の正面図であり、第 2図は、第 1 図中の A— A 線の断面図であり、第 3図は、本発明の第 2実施例の断面図であり

本発明の第 3実施例の断面図である。発明を実施するための最良の形態

第 1図、第 2図は本発明の第 1実施例を示すもので、以下、本発明を例えば自動車の計器装置に適用した場合について説明する。

本実施例による計器装置 1 は、第 1図に示すように、指針 2 と、この指針 2の背後に位置する文字板 3 と、この文字板 3が露出するように開口部 4を備えた合成樹脂からなる見返し板 5 とを備えている。

この計器装置 1 は、車両の速度を指示する指示計器であり、指針 2は、棒状の指示部 2 a と指針 2の回転中心となる回転中心部 2 b とで構成されている。指示部 2 aと回転中心部 2 bは透明な合成樹脂にて一体に形成されている。指示部 2 aは文字板 3 の背後に設けた後述する光源からの光を受けて発光するものである。

文字板 3 には、目盛 6 と、この目盛 6 に対応した速度を表す数字や単位を表す文字 7などが設けられている。この文字板 3は、板状の透明な合成樹脂からなる基板に、目盛 6や文字 7などを除いて遮光性の黒色の塗料が印刷されている。目盛 6や文字 7の部分は光が透過するように形成されており、後述する光源の光を受けて、発光するものである。なお、目盛 6や文字 7 の部分を光透過性の着色塗料にて形成してもよい。また、文字板 3の見返し板 5の開口部 4に近接する周辺部分に、すり鉢状の反射部 3 aが形成されている。この反射部 3 aには、文字板 3の目盛 6が設けられている。なお、この反射部 3 aの部分は、その地色が遮光性の銀色で着色されている。

文字板 3の背後には、回路基板 8が設けられ、さらに、この回路基板 8の文字板 3側には、文字板 3の目盛 6や文字 7などを照明する第 1の光源 9 と、指針 2 を照明する第 2の光源 1 0 とを備えている。また、回路基板 8の背後に指針 2を回転駆動する計器本体 1 1が設けられている。

回路基板 8はガラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板であり、その表面に図示しない電極パ夕一ンが形成されている。

5 第 1 、第 2の光源 9、 1 0は、本実施例では、表面実装型のチップ型で、それぞれ赤色と白色の光を発する発光ダイオード 9、 1 0である。

計器本体 1 1 は、本実施例では、交差コイル式の計器本体であるが、交差コィル式の計器本体に限定されるものではなく、例えば、ステッピングモー夕であつてもよい。この計器本体 1 1から駆動軸 1 2が伸びており、この駆動軸 1 2が指 10 針 2の回転中心部 2 bに設けたボス部 2 c に圧入によって指針 2 と接続し、指針 2を駆動するものである。そして、計器本体 1 1 によって駆動された指針 2の指示部 2 aが文字板 3の目盛 6を指示するものである。

なお、第 2図中、 2 1 は白色の合成樹脂からなる遮光壁であり、第 1、第 2の光源 9、 1 0の照明色が混じり合わないようするとともに、第 2の光源 1 0から 15 の光をもれなく指針 2に導くものである。

指針 2は、第 2の光源 1 0からの光を回転中心部 2 bの受光部 2 dで受け、この受けた光を反射面 2 eで指示部 2 a側に反射するものである。

指針 2の前方には、光透過率の低いカバ一 1 3が設けられている。このカバ一 1 3は、黒色の合成樹脂からなり光透過率は 3 0パーセントである。この力パー 20 1 3は、文字板 3の板面にほぼ並行な板状体である。このカバ一 1 3の指針 2の回転中心部 2 bに対応する部分に反射部材 1 4が設けられている。この反射部材 1 4は、その裏面にピン 1 5を備えており、このピン 1 5をカバ一 1 3 に設けた貫通孔 1 6 に揷入後、熱によって溶かして変形させて固定してある。なお、固定方法は、この方法に限定されるものではなく、超音波を用いた溶着であってもよ 25 い。この反射部材 1 4は、その表面側は黒色であるが、その裏面側、つまり、指針 2や文字板 3側は白色である。なお、この白色は、塗料にて実現してもよいし、白色の合成樹脂を用いて実現してもよい。そして、前述した反射部 3 aは、反射部材 1 4側に傾斜している。この反射部材 1 4は、指針 2の回転中心部 2 bを計器装置 1 を視認する運転者から視認できないように、回転中心部 2 bを覆い隠すものである。

このように構成したことにより、第 1、第 2の光源 9、 1 0が発する光によつて、文字板 3の目盛 6や文字 7 と、指針 2 とが照明されて発光し、カバ一 1 3を介して、文字板 3の目盛 6や文字 7 と、指針 2 とが視認されるものである。そして、指針 2の回転中心部 2 bは、露出しており、第 2の光源 1 0の光が、回転中心部 2 bから直接反射部 3 aを照明するとともに、指針 2の回転中心部 2 bから反射部材 1 4に照射され、反射部材 1 4にて、反射部 3 a方向に反射拡散され、反射部 3 aを照明する。これによつて、照明された反射部 3 aがカパ一 1 3 を介して、立体的な造形を視認することができる。これによつて、斬新な表示を行うことが可能な計器装置を提供することができる。また、反射部 3 aを照明するのに、指針 2の光を利用するので、構造が簡単で、コストを抑制することが可能となる。

なお、本実施例では、反射部 3 aは反射部材 1 4からの光を良好に反射するために、銀色に着色されていたが、前記実施例に限定されるものではなく、計器装置 1 のデザインによって、その色を自由に設定してよい。また、反射部 3 aはすり鉢状であるが、反射に良好な、例えば、白色、灰色、銀色などの明るい色であれぱ、反射部 3 aは、隆起していない平面であっても良い。

また、本実施例では、反射部材 1 4は、一つの部品であつたが、この構造に限定されるものではなく、反射部 3 aに反射するものであれば、カバー 1 3の背面に印刷によって、形成しても良い。この場合、 2層の印刷層を形成し、この 2層の印刷層のカバ一 1 3側を、例えば黒色などの任意の色とし、他方、指針 2側の印刷層を白色などの光を良好に反射する明るい色とすればよい。

次に、本発明の第 2実施例を第 3図を用いて説明する。なお、前記第 1実施例と同一及び相当箇所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。

前記第 1実施例のカバー 1 3は、文字板 3の板面にほぼ並行な板状体であったが、本実施例のカバ一 1 7は計器装置 1の上下方向に湾曲しており、前記第 1実施例の反射部材 1 4を設けても、良好に反射部 3 aに光を反射することが不可能であった。そこで、本実施例では、指針 2の回転中心部 2 b部分に円盤状の反射部材 1 8を設けたものである。反射部材 1 8は回転中心部 2 bに溶着などの任意の方法によって、固定されている。このように構成したことによって、第 2の光源 1 0の光が、回転中心部 2 bから直接反射部 3 aを照明するとともに、指針 2 の回転中心部 2 bから反射部材 1 8に照射され、反射部材 1 8 にて、反射部 3 a 方向に反射拡散され、反射部 3 aを照明する。これによつて、照明された反射部 3 aがカバ一 1 3を介して、計器装置 1 の表示を視認することができる。これによって、前記第 1実施例と同様の作用効果を得ることができる。

なお、前記各実施例では、反射部 3 aはすり鉢状であつたが、前記各実施例に限定されるものではなく、文字板 3の一部にのみ設けたものであってもよい。次に本発明の第 3実施例を、第 4図を用いて説明する。なお、前記各実施例と同一及び相当箇所には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。

前記各実施例では、反射部 3 aは文字板 3 に設けてあつたが、前記各実施例に限定されるものではなく、文字板 3は平らな板状体とし、見返し板 5の開口部 4 にリング状部材 1 9を設け、このリング状部材 1 9に反射部材 1 4側に傾斜した反射部 2 0 を設けたものであっても良い。このリング状部材 1 9は、合成樹脂によって形成され、その表面が銀色に着色されている。このように構成したことによって、第 2の光源 1 0の光が、指針 2の回転中心部 2 bから反射部材 1 4に照射され、反射部材 1 4にて、反射部 2 0方向に反射拡散され、反射部 2 0を照明する。これによつて、照明された反射部 2 0がカバ一 1 3を介して、計器装置 1 の表示を視認することができる。これによつて、前記各実施例と同様の作用効果を得ることができる。

なお、本実施例において、文字板 3に前記各実施例のように、文字板 3 に反射部 3 aを形成してあっても良い。このように構成することによって、リング状部材 1 9 と相まってより立体的な造形を視認することができる。

なお、前記各実施例では、第 1 の光源 9 と第 2の光源 1 0 とは、その発光色が異なるために、別々に設けていたが、前記実施例に限定されるものではなく、指針 2 と文字板 3 とを同じ色で照明する場合は、第 1 の光源 9 と第 2の光源 1 0を共通としても良い。

また、前記各実施例では、目盛 6 と指針 2 とも、それぞれ、第 1 、第 2の光源 9 、 1 0からの光を供給されて発光していたが、前記実施例に限定されるものではなく、目盛 6 と指針 2 とが、自ら発光するように構成したものであっても良い。この場合、文字板 3は、エレクトロルミネセンスなどの発光素子にて形成し、目盛 6が発光するようにしてもよい。また、指針 2に関しても、指示部 2 aと回転中心部 2 bの部分にエレク卜ルミネセンスを設け、自らが発光するようにしてもよい。

なお、前記各実施例では、力パー 1 3 、 1 7は光透過率の低いものであつたが、光透過率の高いカバ一であっても、前記各実施例と同様の作用効果を得ることができる。産業上の利用可能性

本発明は、目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられ発光する指針とを備えた計器装置に適用することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられ発光する指針と、前記指針の前方に設けられる力パーとを備え、このカバ —を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記力パーの前記指針の回転中心部に対応する部分に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針から光とで前記反射部を照明することを特徴とする計器装置。

2 . 目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられる指針と、前記文字板の背後に位置し前記指針に光を供給し前記指針を発光させる光源と、前記指針の前方に設けられるカバーとを備え、このカバ一を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記カバーの前記指針の回転中心部に対応する部分に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射を照明することを特徴とする計器装置。

3 . 目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられ発光する指針と、前記指針の前方に設けられるカバーとを備え、このカバ —を介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記指針の回転中心部に反射部材を設け、前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射部を照明することを特徴とする計器装置。

4 . 目盛を備えた文字板と、前記目盛を指示するとともに前記文字板の前方に設けられる指針と、前記文字板の背後に位置し前記指針に光を供給し前記指針を発光させる光源と、前記指針の前方に設けられるカバーとを備え、この力パーを介して前記目盛と前記指針とを視認する計器装置において、前記指針の回転中心部に反射部材を設け、前記反射部材側に傾斜した前記文字板及び、あるいはその近傍に反射部を設け、前記指針からの光と前記反射部材で反射拡散させた前記指針からの光とで前記反射部を照明することを特徴とする計器装置。

5 . 前記反射部を前記反射部材側に傾斜させたことを特徴とする請求項 1から 4 のいずれかに記載の計器装置。

6 . 前記反射部をすり鉢状としたことを特徴とする請求項 5に記載の計器装置。

7 . 前記すり鉢状の反射部を前記文字板の目盛部分に対応する位置に設けたことを特徴とする請求項 6 に記載の計器装置。

8 . 前記カバーは光透過率を低くしたことを特徵とする請求項 1から 4のいずれかに記載の計器装置。