JP4075282B2 - 指針計器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は指針計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の指針計器としては、例えば、実用新案登録第2528466号公報に示すような透過照明式メータがある。このメータでは、円盤状指針が、円盤状部材の一部に長手状発光指針部を設けて構成されており、この指針では、円盤状部材の裏面側から発光指針部内に導光することで当該発光指針部を発光させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記メータでは、円盤状指針が円盤状部材を有するものの、単に、当該円盤状部材の裏面から発光指針部内に導光しているのみである。従って、目盛り盤の照明は、通常の一般的な透過照明に頼っており、見栄えが単純で面白みがない。
【0004】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、指針計器において、円盤状指針を採用し、その発光指針本体への光を目盛り盤の表面にも反射により入射することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1に記載の発明に係る指針計器では、透光性目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光指針本体(80a)と、この発光指針本体にその表面側から目盛り盤に対向するように指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80bと、目盛り盤の裏面側に配設されて光を上記貫通穴部を通して遮光性円盤部材の裏面及び上記回動基部に向け入射すると共に目盛り盤の裏面に入射する光源体(70、20)とを備える。
【0006】
当該指針計器において、発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(84、86)から露しており、遮光性円盤部材は、断面円弧板状に形成されたものであって、その裏面には、貫通穴部からの光を目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面円弧形状の反射層(85)が形成されている
【0007】
これにより、発光指針本体が光源体からの光を入射されて発光している状態において、目盛り盤が、その裏面側から光源体により照明され、当該目盛り盤の表面が上記相互反射光の漏出でもって照明される。従って、単に光源体のみにより目盛り盤を照明するのに比べて、従来にない斬新な面白みのある見栄えを確保できる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(86)から露出しており、遮光性円盤部材は、断面略コ字状に形成されたものであって、その裏面には、貫通穴部からの光を目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面略コ字形状の反射層(87)が形成されている。また、請求項に記載の発明では、請求項1または2に記載の指針計器において、光源体は、目盛り盤の裏面に沿い設けた導光板(20)と、目盛り盤の裏面側にて指針軸の周りに配設された複数の指針用光源(70)とを備え、導光板は、指針軸を上記貫通穴部に向け挿通させると共に各指針用光源に向け延出する環状部(21)を備えて、各指針用光源は、導光板内に上記環状部から光の一部を入射するとともに、残りの光を上記環状部及び上記貫通穴部を通して遮光性円盤部材の裏面及び上記回動基部に入射することを特徴とする。
【0009】
これにより、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層具体的に達成できる。
【0010】
また、請求項に記載の発明に係る指針計器では、透光性目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光指針本体(80a)と、この発光指針本体にその表面側から目盛り盤に対向するように指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80bと、目盛り盤の裏面側にて指針軸の周りに配設されて光を貫通穴部を通して遮光性円盤部材の裏面及び回動基部に向け入射する指針用光源(70)と、目盛り盤の裏面側に沿い指針用光源の外周側にて設けられて目盛り盤に光を入射する目盛り盤用光源(100)とを備える。
【0011】
当該指針計器では、発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(84から露しており、遮光性円盤部材は、断面円弧板状に形成されたものであって、その裏面には、貫通穴部からの光を目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面円弧形状の反射層(85)が形成されている
【0012】
このように、光源を指針用と目盛り盤用と別々に採用しても、請求項1に記載の発明と実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0015】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1及び図2は、本発明に係る乗用車用指針計器の一実施形態を示しており、この指針計器は、当該乗用車の車室内に設けたインストルメントパネルに配設されている。
【0017】
この指針計器は、図2にて示すごとく、計器板ユニットUを備えており、この計器板ユニットUは、計器板10及び導光板20により構成されている。
【0018】
計器板10は、図1にて示すごとく、左右両文字盤10a、10bを備えており、これら両文字盤10a、10bには、それぞれ、各略円環状パターン表示部11、12が形成されている。
【0019】
ここで、略円環状パターン表示部11は、目盛り盤10aの外周部に位置し、透明の目盛り及び文字を除き黒色に形成されている。また、目盛り盤10aのうち略円環状パターン表示部11を除く部分、即ち目盛り盤10aの中央部は透明となっている。また、略円環状パターン表示部12は、目盛り盤10bの外周部に位置し、透明の目盛り及び文字を除き黒色に形成されている。また、目盛り盤10bのうち略円環状パターン表示部12を除く部分、即ち目盛り盤10bの中央部は、透明となっている。
【0020】
なお、パターン表示部11は当該乗用車の車速を表すパターンであり、パターン表示部12は当該乗用車のエンジンの回転数を表すパターンである。また、図1にて符号10cは、インジケータ部を示しており、このインジケータ部10cは当該乗用車のオートマチックトランスミッションの変速位置を表すパターンである。
【0021】
導光板20は、透明のアクリル樹脂やポリカーボネード等の導光材料により形成されており、この導光板20は、計器板10の裏面に沿い両文字盤10a、10bに亘るように装着されている。導光板20は、左右両環状部21(図2では左側環状部21のみを示す)を備えており、この左側環状部21は、左側文字盤10aの貫通穴部13(図1及び図2参照)と同軸的に位置している。ここで、左側環状部21は、図2にて示すごとく、下方に向け末すぼまり状にかつ貫通穴部13側へ凸な断面彎曲形状にて延出形成されている。一方、導光板20の右側環状部21は、右側文字盤10bの貫通穴部と同軸的に位置している。なお、右側環状部21も、左側環状部21と同様の形状に形成されている。
【0022】
また、指針計器は、ケーシング30を備えており、このケーシング30は、その開口部内に、計器板ユニットUを収容するように、当該開口部にて、環状の見返し板40の下端環状壁部と装着されている。なお、計器板ユニットUは、その外周部にて、見返し板40の下端環状壁部にその裏面側から装着されている。
【0023】
また、指針計器は、ケーシング30に収容した左右両側駆動装置50(図2では左側駆動装置50のみを示す)を備えており、これら各駆動装置50は、その装置本体51にて、各文字盤10a、10bに対応する位置にて、ケーシング30の底壁に装着されている。
【0024】
左側駆動装置50は、図2にて示すごとく、指針軸52を備えており、この指針軸52は、装置本体51から配線板60の貫通穴部61、導光板20の左側環状部21の中空部及び計器板10の貫通穴部13を同軸的に通り回動可能に延出している。なお、右側駆動装置50も、左側駆動装置50と同様に構成されている。
【0025】
また、指針計器は、上記配線板60と、各複数の左右両側指針用光源70(図2では、左側指針用光源のみを示す)と、左右両側指針80を備えている。配線板60はプリント配線板等からなるもので、この配線板60は、計器板10と並行となるように、両回動内機51の上端面に亘り装着されている。
【0026】
複数の左側指針用光源70は、左側指針軸52の軸周りにて設けられており、これら各左側指針用光源70は、その発光面にて、導光板20の左側環状部21の延出端開口部21aに対向するように、互いに間隔をおいて配線板60の表面に設けられている。これにより、各左側指針用光源70は、導光板20内にその左側環状部21を通して光の一部を入射するとともに、残りの光を当該左側環状部21及び貫通穴部13を通して後述する左側指針80の回動基部81の裏面及び円盤部材80bの裏面に入射する。右側指針用光源70も、右側指針軸の軸周りにて、同様に、配線板60の表面に設けられている。
【0027】
左側指針80は、図2にて示すごとく、長手状発光指針本体80aと、円盤部材80bとにより構成されている。発光指針本体80aは、導光材料からなるもので、この発光指針本体80aは、その回動基部81のボス部にて、左側指針軸52の先端部に同軸的に支持されている。また、発光指針本体80aは、回動基部81から目盛り盤10aの表面に沿い延出する指針部82を備えている。
【0028】
円盤部材80bは、遮光材料により断面円弧板状に形成されており、この円盤部材80bは、その頂部83にて、発光指針本体80aの回動基部81上に装着されている。これにより、円盤部材80bは、発光指針本体80aをその表面側から被っている。但し、発光指針本体80aは、その指針部82にて、図2にて示すごとく、円盤部材80aに形成したスリット状開口部84を通り延出している。これにより、発光指針本体80aは、その回動基部81内に上述のように入射した光を、回動基部81の傾斜状後端面81aにより指針部82内に反射してこの指針部82の表面から出射する。
【0029】
また、円盤部材80aの裏面は反射層85として形成されており、この反射層85は、導光板20の左側環状部21及び計器板10の左側貫通穴部13を通り左側指針80の回動基部81側へ進む各光源70の光の一部を入射されて目盛り盤10aの表面に向けて反射する。右側指針80も、左側指針80と同様に構成されて、右側回動内機51の指針軸の先端部に支持されている。なお、図1及び図2にて符号90は、フロントパネルを示す。
【0030】
以上のように構成した本第1実施形態の作動を、図2にて示す構成を例にとり説明する。左側の各指針用光源70が発光すると、これら各光源70の光は、導光板20の左側環状部21内にその延出端開口部21aから入射する。すると、このように入射した光の一部は、導光板20のうち目盛り盤10aに対応する部分に導光されて目盛り盤10aに面状光として入射する。また、左側環状部21内に入射した光のうち残りの部分は、当該左側環状部21を透過して左側指針80の回動基部81の裏面及び円盤部材80aの反射層85に入射する。
【0031】
上述のように目盛り盤10aに入射した面状光はこの目盛り盤10aを透過することで当該目盛り盤10aをその裏面側から照明する。また、上述のように左側指針80の回動基部81の裏面に入射した光は、当該回動基部81から左側発光指針本体80aの指針部82内に後端面81aによる反射のもと進み指針部82の表面から出射する。これにより、左側発光指針本体80aはその指針部82にて発光する。
【0032】
また、上述のように円盤部材80bの反射層85に入射した光は、当該反射層85の断面円弧形状と、当該反射層85と目盛り盤10aとの間の間隔及び対向位置関係とに基づき、反射層85と目盛り盤10aの表面との間で相互反射されながら、円盤部材80bの外周部から外方へ漏れて出射する。換言すれば、円盤部材80bの裏面と目盛り盤10aの表面との間の相互反射光は、目盛り盤10aの表面のうちパターン表示部11の内周側であって円盤部材80bの外周部に沿い円環状にこもれ火のようにぼんやりとした光として出射する。
【0033】
このように、発光指針本体80aの発光のもと、目盛り盤10aが、その裏面側から導光板20により照明され、当該目盛り盤10aの表面が上記円環状こもれ火のような相互反射漏出光でもって照明される。従って、フロントパネル90を通して目盛り盤10aを見たとき、単に導光板20のみにより目盛り盤10aを照明するのに比べて、従来にない斬新な面白みのある見栄えを確保できる。
【0034】
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた左側円盤状指針80において、円盤部材80bに代えて、円盤部材80cを採用した構成となっている。
【0035】
円盤部材80cは、遮光材料により断面略コ字状に形成されており、この円盤部材80cの上壁には、その中央部から外周部にかけてスリット状開口部86が形成されている。また、円盤部材80cの裏面は、その全面に亘り、反射層87として形成されている。また、発光指針本体80aは、その表面部にて、スリット状開口部86に嵌着されている。なお、右側円盤状指針80も左側指針80と同様の構成に変更されている。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0036】
このように構成した本第2実施形態では、上記第1実施形態と実質的に同様に円盤部材80cの反射層87(反射層85に対応する)に入射した光は、当該反射層87の断面コ字形状と、当該反射層87と目盛り盤10aとの間の間隔及び対向位置関係とに基づき、反射層87と目盛り盤10aの表面との間で相互反射されながら、円盤部材80cの外周部から外方へ漏れて出射する。換言すれば、円盤部材80cの裏面と目盛り盤10aの表面との間の相互反射光は、目盛り盤10aの表面のうちパターン表示部11の内周側であって円盤部材80cの外周部に沿い円環状にこもれ火のようにぼんやりとした光として出射する。
【0037】
これにより、上記第1実施形態と同様に、フロントパネル90を通して目盛り盤10aを見たとき、単に導光板20のみにより目盛り盤10aを照明するのに比べて、従来にない斬新な面白みのある見栄えを確保できる。
【0038】
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態にて述べた導光板20の左側環状部21が左側貫通穴部22に変更されている。これに伴い、目盛り盤10a用の複数の光源100が、目盛り盤10aのパターン表示部11の内周側部分に対応する位置にて、左側指針軸52の軸周りに間隔をおいて配線板60の表面に配設されている。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0039】
このように構成した本第3実施形態においては、各左側指針用光源70の光は、上記第1実施形態とは異なり、導光板20内には導光されず、当該導光板20の左側貫通穴部22及び目盛り盤10aの貫通穴部13と通して左側指針80の回動基部81の裏面及び円盤部材80bの反射層85に入射するが、発光指針本体80aの発光及び目盛り盤10aと反射層85との間における相互反射光の円盤部材80bの外周部側への円環状漏出は上記第1実施形態と同様である。
【0040】
また各目盛り盤用光源100は、その発光により、導光板20のうち目盛り盤10aに対応する部分に面状光として入射する。これにより、目盛り盤10aはその裏面側から照明される。
【0041】
以上のように、上記第1実施形態とは異なり、指針用光源70の光を導光板20に導入することなく、目盛り盤用光源100により導光板20を介し目盛り盤10aを照明するようにしても、上記第1実施形態と実質的に同様の斬新な見栄えを確保できる。
【0042】
なお、本発明の実施にあたり、乗用車用指針計器に限ることなく、その他各種車両、船舶や航空機用指針計器その他一般の指針計器に本発明を適用しても、上記各実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0043】
また、本発明の実施にあたり、円盤部材80b、80cは、上記各実施形態にて述べた形状に限ることなく、円盤部材の裏面が、目盛り盤との間の相互反射光を指針軸側からその外周部側へ進めるような断面彎曲形状を有しておれば、円盤部材の断面形状に特に限定はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用指針計器の第1実施形態を示す部分破断平面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う部分拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10a、10b…目盛り盤、13…貫通穴部、20…導光板、
21…環状部、52…指針軸、70…指針用光源、80a…発光指針本体、
80b、80c…円盤部材、81…回動基部、82…指針部、
84、86…開口部、85、87…反射層。

Claims (4)

  1. 透光性目盛り盤(10a、10b)と、
    この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光指針本体(80a)と、
    この発光指針本体にその表面側から前記目盛り盤に対向するように前記指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80bと、
    前記目盛り盤の裏面側に配設されて光を前記貫通穴部を通して前記遮光性円盤部材の裏面及び前記回動基部に向け入射すると共に前記目盛り盤の裏面に入射する光源体(70、20)とを備え
    前記発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、前記遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(84から露しており、
    前記遮光性円盤部材は、断面円弧板状に形成されたものであって、その裏面には、前記貫通穴部からの光を前記目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面円弧形状の反射層(85)が形成されていることを特徴とする指針計器。
  2. 透光性目盛り盤(10a、10b)と、
    この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光指針本体(80a)と、
    この発光指針本体にその表面側から前記目盛り盤に対向するように前記指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80c)と、
    前記目盛り盤の裏面側に配設されて光を前記貫通穴部を通して前記遮光性円盤部材の裏面及び前記回動基部に向け入射すると共に前記目盛り盤の裏面に入射する光源体(70、20)とを備え、
    前記発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、前記遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(86)から露出しており、
    前記遮光性円盤部材は、断面略コ字状に形成されたものであって、その裏面には、前記貫通穴部からの光を前記目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面略コ字形状の反射層(87)が形成されていることを特徴とする指針計器。
  3. 前記光源体は、前記目盛り盤の裏面に沿い設けた導光板(20)と、前記目盛り盤の裏面側にて前記指針軸の周りに配設された複数の指針用光源(70)とを備え、
    前記導光板は、前記指針軸を前記貫通穴部に向け挿通させると共に前記各指針用光源に向け延出する環状部(21)を備えて、
    前記各指針用光源は、前記導光板内に前記環状部から光の一部を入射するとともに、残りの光を前記環状部及び前記貫通穴部を通して前記遮光性円盤部材の裏面及び前記回動基部に入射することを特徴とする請求項1または2に記載の指針計器。
  4. 透光性目盛り盤(10a、10b)と、
    この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光指針本体(80a)と、
    この発光指針本体にその表面側から前記目盛り盤に対向するように前記指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80bと、
    前記目盛り盤の裏面側にて前記指針軸の周りに配設されて光を前記貫通穴部を通して前記遮光性円盤部材の裏面及び前記回動基部に向け入射する指針用光源(70)と、
    前記目盛り盤の裏面側に沿い前記指針用光源の外周側にて設けられて前記目盛り盤に光を入射する目盛り盤用光源(100)とを備え
    前記発光指針本体は、少なくともその指針部(82)にて、前記遮光性円盤部材に形成した長手状開口部(84から露しており、
    前記遮光性円盤部材は、断面円弧板状に形成されたものであって、その裏面には、前記貫通穴部からの光を前記目盛り盤との間にて相互反射しながら外周部側へ漏出させる断面円弧形状の反射層(85)が形成されていることを特徴とする指針計器。
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