JP2002357463A - 計器用発光指針及び計器 - Google Patents

計器用発光指針及び計器

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JP2002357463A
JP2002357463A JP2001165261A JP2001165261A JP2002357463A JP 2002357463 A JP2002357463 A JP 2002357463A JP 2001165261 A JP2001165261 A JP 2001165261A JP 2001165261 A JP2001165261 A JP 2001165261A JP 2002357463 A JP2002357463 A JP 2002357463A
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JP2001165261A
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Seigo Tane
盛吾 種
Yoshimi Kondo
芳実 近藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指針本体の構造により一層の工夫を凝らし、
漏光を防止しつつ発光時と非発光時とにおいて異なる形
状に基づく態様でもって指示するようにした計器発光指
針及びこの発光指針を用いる計器を提供する。 【解決手段】 発光指針の指針本体80は、導光部材8
1と、この導光部材81を被覆する斜光層82と、この
斜光層82を被覆する金属調の色のハーフミラー層83
とを有する。斜光層82は、スリット部82aを有して
おり、導光部材81にその後部から入射する光は、斜光
層82により斜光反射されながらスリット部82a及び
ハーフミラー層83のスリット対応部83aから出射す
る。このため、発光指針は、スリット対応部83aにて
筋状に鋭く発光することで指示する。また、発光指針
は、その非発光時には、ハーフミラー層83のハーフミ
ラー層対応部83bにて金属調の色により指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計器用発光指針及び
この発光指針を用いる計器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計器としては、例えば、
特開2000−18980号公報にて示すようなものが
ある。当該計器の発光指針は、無色透明の導光材料から
なる長手状指針本体と、この指針本体の表面に金属調材
料で形成したハーフミラー層と、当該指針本体の裏面に
形成した着色層と、指針本体内にその後部から光を入射
する発光ダイオードとを備えている。
【0003】これにより、発光ダイオードの光が指針本
体に入射すると、この入射光は指針本体内にて着色層に
より反射されてハーフミラー層を透過するため、発光指
針は着色層の反射光の色でもって発光する。従って、発
光指針は、その発光時には、ハーフミラー層を介し、着
色層の反射光の色でもって指示することで視認される。
一方、発光ダイオードの非発光時には、発光指針は、発
光せず、ハーフミラー層にてその金属調の色でもって指
示することで視認される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記計器の
発光指針では、ハーフミラー層が指針本体の表面全体に
亘り形成されているため、発光ダイオードの発光の有無
にかかわらず、発光指針は、指針本体の表面全体に対応
するハーフミラー層にて視認されることとなる。従っ
て、発光指針が発光してもしなくても、発光指針が直接
視認される部位の範囲は、ハーフミラー層の全体であっ
て、変化はない。その結果、発光指針の視認性に面白み
や斬新さに欠けるという不具合が生ずる。
【0005】また、指針本体の両側面は外部に露呈した
ままであるから、指針本体内の光が当該指針本体の両側
面から漏洩する。このため、発光指針を見たとき、ハー
フミラー層だけでなく指針本体の両側面も発光して見え
てしまい、発光指針による指示としての視認性がよくな
いという不具合もある。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、指針本体の構造により一層の工夫を凝ら
し、漏光を防止しつつ発光時と非発光時とにおいて異な
る形状に基づく態様でもって指示するようにした計器用
発光指針及びこの発光指針を用いる計器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る計器用発光指針は、指
針部(80b)を後部(80a)から長手状に延出して
なる指針本体(80、80A、80B)を備え、この指
針本体に対する後部から指針部への入射光に基づき当該
指針部の表面にて発光する。
【0008】当該発光指針において、指針本体は、長手
状導光部材(81、84)と、この導光部材のうち入射
光の入射部以外の部位を被覆して導光部材内にその後端
面から入射する光を斜光する斜光層(82、85)と、
この斜光層のうち少なくとも指針部の表面に対する対応
部及びその近傍部を被覆するハーフミラー層(83、8
6)とを備え、斜光層は、その指針部の表面に対する対
応部にて、指針部の表面の幅方向中央にその長手方向に
沿い開口するスリット部(82a、85a)を有してお
り、ハーフミラー層のうちスリット部に対する対応部
(83a、86a)は、スリット部内をも被覆している
ことを特徴とする。
【0009】これにより、発光指針は、指針本体に対す
る上記後部から指針部への光の入射時には、スリット部
にて筋状に発光する。このため、発光指針は、スリット
部にて筋状の鋭い形状でもって指示することで視認され
る。また、発光指針は、上記光の非入射時には、スリッ
ト部よりも幅広である指針部の表面全体にてハーフミラ
ー層の色でもって指示することで視認される。
【0010】このように、発光指針の発光時と非発光時
とにおいて異なる形状に基づく態様でもって指示するこ
とで、当該発光指針は面白みのある斬新な視認性を提供
できる。ここで、導光部材のうちスリット部及び上記光
の入射部に対する対応部以外は斜光層により被覆されて
いるので、発光指針の指針部のうちスリット部以外の部
位から漏光することはない。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の計器用発光指針において、ハーフミラー
層は、金属調材料で形成されていることを特徴とする。
【0012】これにより、発光指針が、その光の非入射
時に、スリット部よりも幅広である指針部の表面全体に
てハーフミラー層の色でもって指示するにあたり、当該
ハーフミラー層の色が金属調となるので、請求項1に記
載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0013】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の計器用発光指針において、ハーフミラー
層は、指針部の先端から指針本体の後部側にかけて徐々
に色調を変化させる材料で形成されていることを特徴と
する。
【0014】これにより、発光指針が、その光の非入射
時に、スリット部よりも幅広である指針部の表面全体に
てハーフミラー層の色でもって指示するにあたり、ハー
フミラー層は、指針部の先端から指針本体の後部側にか
けて徐々に色調を変化させるので、請求項1に記載の発
明の作用効果をより一層向上できる。
【0015】また、請求項4に記載の発明に係る計器で
は、環状の見返し板(20)と、この見返し板の先端側
開口部(22)に組み付けたスモーク材料からなるフロ
ントパネル(30)と、見返し板の底壁(21)の開口
部(21a)に設けた目盛り盤(40)と、この目盛り
盤の表面に沿い回動する発光指針(P)とを備えて、こ
の発光指針は、指針部(80b)を後部(80a)から
長手状に延出してなる指針本体(80、80A、80
B)を備え、この指針本体に対する後部から指針部への
入射光に基づき当該指針部の表面にて発光する。
【0016】当該計器において、見返し板内にて支持さ
れて発光指針及び目盛り盤の表面を照明する光源(12
0)を備え、指針本体は、長手状導光部材(81、8
4)と、この導光部材のうち入射光の入射部以外の部位
を被覆して導光部材内にその後端面から入射する光を斜
光する斜光層(82、85)と、この斜光層のうち少な
くとも指針部の表面に対する対応部及びその近傍部を被
覆するハーフミラー層(83、86)とを備え、斜光層
は、その指針部の表面に対する対応部にて、指針部の表
面の幅方向中央にその長手方向に沿い開口するスリット
部(82a、85a)を有しており、ハーフミラー層の
うちスリット部に対する対応部(83a、86a)は、
スリット部内をも被覆していることを特徴とする。
【0017】これにより、請求項1に記載の発明の作用
効果を達成し得る計器の提供が可能となる。
【0018】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項4に記載の計器において、ハーフミラー層は、指針
部の先端から指針本体の後部側にかけて徐々に色調を変
化させる材料で形成されていることを特徴とする。
【0019】これにより、請求項3に記載の発明の作用
効果を達成し得る計器の提供が可能となる。
【0020】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づき説明する。
【0022】(第1実施形態)図1は、本発明に係る乗
用車用計器の第1実施形態を示しており、この計器は、
当該乗用車の車室内に設けたインストルメントパネル
(図示しない)にスピードメータとして取り付けられて
いる。当該計器は、図2にて示すごとく、断面コ字状の
ケーシング10、環状の見返し板20及びフロントパネ
ル30からなるハウジング内に、目盛り盤40、導光板
50、配線板60、回動内機70、発光指針P、複数の
目盛り盤用発光ダイオード110及び目盛り盤用直線状
冷陰極放電管120を組み付けて構成されている。
【0023】見返し板20は、その底壁21にて、ケー
シング10の開口部11に組み付けられている。フロン
トパネル30は、見返し板20の周壁20aの先端側開
口部22に嵌着されており、このフロントパネル30
は、透過率20%程度のスモーク材料によりブラックフ
ェイスとして形成されている。
【0024】目盛り盤40は、図1及び図2にて示すご
とく、ケーシング10の開口部11内にて、見返し板2
0の底壁21の開口部21aにその裏面側から装着され
ている。この目盛り盤40は、目盛り部40aを備えて
おり、この目盛り部40aは、目盛り盤40の外周部に
略円弧状に形成されている。ここで、目盛り盤40は、
目盛り部40aの各目盛り42及び各文字43を除き、
不透光の暗色になるように形成されている。なお、上記
各目盛り42及び各文字43の輪郭の内側は透明となっ
ている。
【0025】導光板50は、無色透明の導光材料からな
るもので、この導光板50は、目盛り盤40に沿いその
裏面側から併設されている。これにより、当該導光板5
0は、その裏面から入射される光を導光し目盛り盤40
にその裏面から入射する。
【0026】回動内機70は、内機本体71及び指針軸
72を備えており、内機本体71は、目盛り盤40に対
応する位置において、ケーシング10内にてその底壁1
2に装着されている。また、指針軸72は、内機本体7
1から配線板60の貫通穴部61、導光板50の貫通穴
部51及び目盛り盤40の貫通穴部41を通り回動可能
に延出している。
【0027】発光指針Pは、指針本体80と、指針用発
光ダイオード90と、断面コ字状の遮光性キャップ10
0とにより構成されている。指針本体80は、その回動
基部である後部80aにて、指針軸72の先端部に支持
されており、この指針本体80の指針部80bは、後部
80aから目盛り盤40の表面に沿い長手状に延出して
いる。
【0028】指針本体80は、図3及び図4にて示すご
とく、導光部材81と、斜光層82と、ハーフミラー層
83とを備えている。導光部材81は、断面台形状を有
するように無色透明の導光樹脂材料により長手状に形成
されており、この導光部材81は、図4にて示すように
図示下方程幅狭となっている。斜光層82は、導光部材
81を、その後端面(発光ダイオード90に対向する
面)を除き、被覆するように反射斜光材料により形成さ
れている。この斜光層82は、スリット部82aを有し
ており、このスリット部82aは、導光部材81の表面
81aのうち幅方向中央部に対応する位置にて導光部材
81の長手方向に沿い筋状に開口するように形成されて
いる。
【0029】ハーフミラー層83は、金属調の色(例え
ば、銀色或いは金色)を示す印刷材料により、斜光層8
2を介し導光部材81を、その後端面(発光ダイオード
90に対向する面)を除き、被覆するように形成されて
おり、このハーフミラー層83のうちスリット部82a
に対する対応部83a(以下、スリット対応部83aと
いう)は、上述した導光部材81の表面81aのうち幅
方向中央部に沿い位置している。なお、指針本体80の
導光部材81、斜光層82及びハーフミラー層83のう
ちスリット部82aに対応する各部位とその他の各部位
とが、それぞれ、指針本体80の指針部80bと後部8
0aとに対応する。
【0030】キャップ100は、指針本体80の後部8
0aをその表面側から被覆するように、当該後部80a
に取り付けられている。発光ダイオード90は、キャッ
プ100内にて指針本体80の後部80aの後端面(導
光部材81の後端面)に対向するように配設されてお
り、この発光ダイオード90は、その発光により、指針
本体80内に後部80aから入射する。
【0031】複数の発光ダイオード110は、目盛り盤
40の円弧状目盛り部40aに導光板50を介し対向す
るように、配線板60の表面に間隔をおいて円弧状に配
列されており、これら各発光ダイオード110は、その
発光により、導光板50内にその裏面から光を入射す
る。
【0032】冷陰極放電管120は、見返し板20の隔
壁23に沿いその裏面側にて支持されており、この冷陰
極放電管120は、その点灯により、発光指針P及び目
盛り盤40を照明する。なお、隔壁23は、見返し板2
0の周壁20aの図1及び図2に図示上側壁部24の図
2にて図示左右方向中間部位から見返し板20の内側へ
突出形成されている。
【0033】以上のように構成した本第1実施形態で
は、冷陰極放電管120の消灯状態において、発光指針
Pの発光ダイオード90が発光すると、この発光ダイオ
ード90からの光は、指針本体80内にその後端面(導
光部材81の後端面)から入射する。すると、このよう
に入射した発光ダイオード90からの光は、指針本体8
0の導光部材81の内部を指針部80bの先端に向けて
導光される。
【0034】このような導光過程において、指針部80
bでは、導光部材81のうちスリット部82aに対する
対応部以外が斜光層82により被覆されていることか
ら、当該導光部材81内の光は、斜光層82により導光
部材81内に反射されてスリット部82a及びハーフミ
ラー層83のスリット対応部83aを通り出射する。こ
のため、発光指針Pは、スリット部82aにて筋状に鋭
く発光することで指示する。
【0035】このような状態において、各発光ダイオー
ド110がその発光により光を導光板50内にその裏面
から入射すると、この導光板50は、その入射光を拡散
導光して目盛り盤40にその裏面から入射する。これに
伴い、目盛り盤40への入射光は、目盛り部40aの各
目盛り42及び各文字43を透過する。このことは、目
盛り盤40は、その裏面側から、各目盛り42及び各文
字43にて照明されることを意味する。
【0036】以上のようにして発光指針Pが発光すると
ともに目盛り盤40aがその裏面側から照明された状態
において、フロントパネル30を通して発光指針P及び
目盛り盤40aを見ると、目盛り盤40aが各目盛り4
2及び各文字43にて光った状態で、発光指針Pがスリ
ット部82aにて筋状に鋭く発光することで指示してい
る状態が視認される。
【0037】この場合、発光指針Pの指針部80bにお
いては、導光部材81のうちスリット部82aに対する
対応部以外は、斜光層82により被覆されているから、
導光部材81内の光が、指針部80bの両側面から漏洩
することはない。このため、発光指針Pによる指示をス
リット部82aのみでもって目盛り盤40の表面上にて
鋭い筋状にて明確に視認できる。
【0038】一方、発光指針Pの発光ダイオード90の
非発光状態において、各発光ダイオード110が発光す
ると、目盛り盤40は、その各目盛り42及び各文字4
3にて、上述と同様に、各発光ダイオード110により
導光板50を介し照明される。また、このような状態
で、冷陰極放電管120が点灯すると、この冷陰極放電
管120の光は、発光指針P及び目盛り盤40に入射す
る。このため、目盛り盤40はその表面にて冷陰極放電
管120の光により照明されるとともに発光指針Pの指
針部80bがその表面側から冷陰極放電管120の光に
より照明される。
【0039】ここで、指針部80bは断面台形形状であ
って、当該指針部80bは目盛り盤40の表面に近づく
程幅狭となっている。このため、発光指針Pをフロント
パネル30を通してみたとき、発光指針Pの指針部80
bは、冷陰極放電管120による照明のもと、ハーフミ
ラー層83のうち導光部材81の表面全体に対する対応
部(以下、ハーフミラー層対応部83bという)にて金
属調の色による指示でもって視認され得る。
【0040】以上説明したように、発光指針Pは、冷陰
極放電管120の消灯状態における発光ダイオード90
の発光時には、スリット部82a(ひいてはスリット対
応部83a)にて筋状に発光する。このため、発光指針
Pは、図5(a)にて示すごとく、スリット部82aに
て筋状の鋭い形状でもって指示することで視認される。
また、発光指針Pは、発光ダイオード90の非発光時に
は冷陰極放電管120による照明のもと、図5(b)に
て示すごとく、スリット部82aよりも幅広である指針
部80bの表面全体(ハーフミラー層対応部83b)に
て金属調の色でもって指示することで視認される。
【0041】このように、発光指針Pが図5(a)或い
は(b)にて示す形状にて視認されるように指示するの
で、当該発光指針Pは面白みのある斬新な視認性を提供
できる。この場合、発光指針Pによる図5(a)及び
(b)にて示す各形状の指示は、それぞれ、夜間及び昼
間になされてもよく、逆に昼間及び夜間になされてもよ
い。
【0042】なお、発光ダイオード90及び各発光ダイ
オード110が共に発光せず、かつ冷陰極放電管120
も消灯状態にあれば、フロントパネル30がブラックフ
ェイスとして機能するため、発光指針Pや目盛り盤40
は視認されない。
【0043】(第2実施形態)図6は、本発明の第2実
施形態を示しており、この第2実施形態では、上記第1
実施形態にて述べた発光指針Pにおいて、指針本体80
に代えて、指針本体80Aを採用した構成となってい
る。
【0044】この指針本体80Aは、導光部材84と、
斜光層85と、ハーフミラー層86とを備えている。導
光部材84は、断面円柱状を有するように無色透明の導
光樹脂材料により長手状に形成されている。斜光層85
は、導光部材84を、その後端面(発光ダイオード90
に対向する面)を除き、被覆するように反射斜光材料に
より形成されている。この斜光層85は、スリット部8
5aを有しており、このスリット部85aは、導光部材
84の外周面のうち図6の図示細幅状上部(指針本体8
0のスリット部82aに対応する)に対応する位置に
て、導光部材84の長手方向に沿い筋状に開口するよう
に形成されている。
【0045】ハーフミラー層86は、金属調の色(例え
ば、銀色或いは金色)を示す印刷材料により、斜光層8
5を介し導光部材84を、その後端面(発光ダイオード
90に対向する面)を除き、被覆するように形成されて
おり、このハーフミラー層86のうちスリット部85a
に対する対応部86a(以下、スリット対応部86aと
いう)は、上述した導光部材84の上記細幅状上部に沿
い筋状に位置している。なお、指針本体80の導光部材
84、斜光層85及びハーフミラー層86のうちスリッ
ト部85aに対応する各部位とその他の各部位とは、そ
れぞれ、指針本体80Aの指針部(指針部80bに対応
する)と後部(後部80aに対応する)とに対応する。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0046】以上のように構成した本第2実施形態にお
いて、冷陰極放電管120の消灯のもと、発光指針Pに
おける発光ダイオード90からの光が指針本体80A内
にその後端面(導光部材84の後端面)から入射する
と、このように入射した発光ダイオード90からの光
は、指針本体80Aの導光部材84の内部をその先端に
向けて導光される。
【0047】このような導光過程において、指針本体8
0Aの指針部では、導光部材84のうちスリット部85
aに対する対応部以外は斜光層84により被覆されてい
ることから、当該導光部材84内の光は、斜光層85に
より導光部材84内に反射されてスリット部85a及び
ハーフミラー層86のスリット対応部86aを通り出射
する。このため、発光指針Pは、スリット部85a(ひ
いては、スリット対応部86a)にて筋状に鋭く発光す
ることで指示する。また、上記第1実施形態と同様に、
目盛り盤40aがその裏面側から各発光ダイオード11
0により導光板50を介し照明される。
【0048】このような状態にて、フロントパネル30
を通して発光指針P及び目盛り盤40aを見ると、目盛
り盤40aが各目盛り42及び各文字43にて光った状
態で、発光指針Pがスリット部85aにて筋状に鋭く発
光することで指示している状態が視認される。この場
合、本第2実施形態における発光指針Pの指針部におい
ては、導光部材84のうちスリット部85aに対する対
応部以外は斜光層85により被覆されているから、導光
部材84内の光が、上記指針部の外周面のうちスリット
対応部86a以外の部位から漏洩することはない。この
ため、発光指針Pによる指示を、スリット部85aのみ
にて目盛り盤40の表面上にて鋭い筋状でもって明確に
視認できる。
【0049】一方、発光ダイオード90の非発光状態に
て目盛り盤40が、その各目盛り42及び各文字43に
て、各発光ダイオード110により、上記第1実施形態
と同様に導光板50を介し照明されている状態におい
て、冷陰極放電管120が点灯すると、この冷陰極放電
管120は、目盛り盤40の表面を照明するとともに発
光指針Pの指針部をその表面側から照明する。
【0050】ここで、発光指針Pの指針部は断面円柱形
状であるため、発光指針Pをフロントパネル30を通し
てみたとき、発光指針Pの指針部は、冷陰極放電管12
0による照明のもと、ハーフミラー層86のうち導光部
材84の外周面の上部に対する対応部(以下、ハーフミ
ラー層対応部86bという)にて金属調の色の指示でも
って視認され得る。
【0051】以上説明したように、本第2実施形態で
は、発光指針Pは、冷陰極放電管120の消灯状態での
発光ダイオード90の発光時には、スリット部85aに
て鋭く筋状に発光することで指示し、また、発光ダイオ
ード90の非発光時には冷陰極放電管120による照明
のもと、スリット部85aよりも幅広であるハーフミラ
ー層対応部86bにて金属調の色による指示でもって視
認される。このため、本第2実施形態でも、上記第1実
施形態と同様に、発光指針Pは面白みのある斬新な視認
性を提供できる。
【0052】(第3実施形態)本発明の第3実施形態に
つき図7を参照して説明する。この第3実施形態では、
上記第1実施形態にて述べた発光指針Pにおいて指針本
体80及び発光ダイオード90に代えて指針本体80B
を採用し、また、上記第1実施形態にて述べた複数の目
盛り盤用発光ダイオード110に加え、複数の指針用発
光ダイオード130を採用した構成を有する。
【0053】指針本体80Bは、上記指針本体80にお
いて、導光部材81の後部に両傾斜状反射壁87a、8
7bを形成した構成を有しており、両反射壁87a、8
7bは、指針本体80Bの後部を介し目盛り盤40の貫
通穴部41内及び導光部材81内先端部に向け対向して
いる。これにより、両反射壁87a、87bは、指針本
体80Bの後部にその裏面から入射する光を導光部材8
1の先端部内に向け反射する。なお、斜光層82及びハ
ーフミラー層83のうち指針本体80Bの後部裏面に対
する各対応部は、除去され、導光部材81の後部裏面が
露呈している。
【0054】複数の発光ダイオード130は、指針軸7
2の軸周り近傍において配線板60の表面に配列されて
おり、これら各発光ダイオード130は、導光板50の
貫通穴部51及び目盛り盤40の貫通穴部41を通り指
針本体80Bの後部内にその裏面から光を入射する。そ
の他の構成は、上記第1実施形態と同様にである。
【0055】このように構成した本第3実施形態では、
各発光ダイオード130の光が導光板50の貫通穴部5
1及び目盛り盤40の貫通穴部41を通り発光指針Pの
指針本体80Bの後部内にその裏面から入射すると、こ
の入射光は両反射壁87a、87bにより導光部材81
内にその先端部に向け反射される。この反射光は、上記
第1実施形態にて導光部材81内に入射する発光ダイオ
ード90の光と同様の役割を果たすことで、上記第1実
施形態と同様の作用効果を達成できる。このようなこと
は、上記第2実施形態においても、上記第3実施形態と
実質的に同様の構成変更をすることで達成できる。
【0056】なお、本発明の実施にあたり、フロントパ
ネル30を廃止してもよく、この場合には、昼間等の明
るいときには、冷陰極放電管120を消灯状態に維持
し、発光指針Pにおいて発光ダイオード90を非発光状
態にしてハーフミラー層83のハーフミラー層対応部8
3bの金属調の色により指示でもって視認し、夜間等の
暗いときには、冷陰極放電管120の点灯状態における
発光ダイオード90の発光時に筋状に発光するスリット
部82aによる指示でもって視認するようにしてもよ
い。これによっても、上記第1実施形態と実質的に同様
の作用効果を達成できる。
【0057】また、本発明の実施にあたり、発光指針P
のスリット部内の色は、発光ダイオード90の発光色、
導光部材81、84の色、斜光層82、85の色を変更
したり、ハーフミラー層83、86の内面に別の色の層
を設けることで、変更するようにしてもよい。
【0058】また、本発明の実施にあたり、ハーフミラ
ー層83、86は、指針部の先端から指針本体の後部側
にかけて徐々に色調を変化させる材料で形成するように
すれば、発光指針Pの視認性をより一層向上できる。
【0059】また、本発明の実施にあたり、上記第1実
施形態にて述べたスリット部82a或いは上記第2実施
形態にて述べたスリット部85aの幅を調整すること
で、発光指針Pのスリット部による発光形状を調整する
ことができる。
【0060】また、上記第1実施形態にて述べた斜光層
82或いは上記第2実施形態にて述べた斜光層85は、
反射斜光材料で形成する例について説明したが、これに
代えて、斜光層82或いは85を、斜光材料で形成し、
当該斜光層82或いは85の内側に反射層を形成するよ
うにしてもよい。なお、斜光層や反射層は、蒸着、メッ
キ、ホットスタンプ或いは塗装により形成すればよい。
【0061】また、本発明の実施にあたり、導光部材8
1又は84は、冷陰極放電管や単一の合成樹脂製光ファ
イバーで構成してもよい。
【0062】また、本発明の実施にあたり、乗用車用計
器に限ることなく、バスやトラック等の各種車両用計器
や船舶用計器に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す部分破断正面図で
ある。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【図3】図1の発光指針の平面図である。
【図4】図3にて4−4線に沿う断面図である。
【図5】(a)は発光指針の発光時に視認される指示状
態を示す図であり、(b)は、発光指針の非発光時に視
認される指示状態を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す指針本体の断面図
である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
20…見返し板、30…フロントパネル、40…目盛り
盤、80、80A、80B…指針本体、80a…後部、
80b…指針部、81、84…導光部材、82a、85
a…スリット部、82、85…斜光層、83、86…ハ
ーフミラー層、83a、86a…スリット対応部、83
b、86b…ハーフミラー層対応部、120…冷陰極放
電管、P…発光指針。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F074 AA02 AA04 BB02 BB06 DD03 DD04 EE03 FF01 GG03 GG06 GG09 3D044 BA21 BA28 BB01 BD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針部(80b)を後部(80a)から
    長手状に延出してなる指針本体(80、80A、80
    B)を備え、この指針本体に対する前記後部から前記指
    針部への入射光に基づき当該指針部の表面にて発光する
    計器用発光指針において、 前記指針本体は、長手状導光部材(81、84)と、こ
    の導光部材のうち前記入射光の入射部以外の部位を被覆
    して前記導光部材内にその後端面から入射する光を斜光
    する斜光層(82、85)と、この斜光層のうち少なく
    とも前記指針部の表面に対する対応部及びその近傍部を
    被覆するハーフミラー層(83、86)とを備え、 前記斜光層は、その前記指針部の表面に対する対応部に
    て、前記指針部の表面の幅方向中央にその長手方向に沿
    い開口するスリット部(82a、85a)を有してお
    り、 前記ハーフミラー層のうち前記スリット部に対する対応
    部(83a、86a)は、前記スリット部内をも被覆し
    ていることを特徴とする計器用発光指針。
  2. 【請求項2】 前記ハーフミラー層は、金属調材料で形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の計器用
    発光指針。
  3. 【請求項3】 前記ハーフミラー層は、前記指針部の先
    端から前記指針本体の後部側にかけて徐々に色調を変化
    させる材料で形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の計器用発光指針。
  4. 【請求項4】 環状の見返し板(20)と、この見返し
    板の先端側開口部(22)に組み付けたスモーク材料か
    らなるフロントパネル(30)と、前記見返し板の底壁
    (21)の開口部(21a)に設けた目盛り盤(40)
    と、この目盛り盤の表面に沿い回動する発光指針(P)
    とを備えて、 この発光指針は、指針部(80b)を後部(80a)か
    ら長手状に延出してなる指針本体(80、80A、80
    B)を備え、この指針本体に対する前記後部から前記指
    針部への入射光に基づき当該指針部の表面にて発光する
    計器において、 前記見返し板内にて支持されて前記発光指針及び目盛り
    盤の表面を照明する光源(120)を備え、 前記指針本体は、長手状導光部材(81、84)と、こ
    の導光部材のうち前記入射光の入射部以外の部位を被覆
    して前記導光部材内にその後端面から入射する光を斜光
    する斜光層(82、85)と、この斜光層のうち少なく
    とも前記指針部の表面に対する対応部及びその近傍部を
    被覆するハーフミラー層(83、86)とを備え、 前記斜光層は、その前記指針部の表面に対する対応部に
    て、前記指針部の表面の幅方向中央にその長手方向に沿
    い開口するスリット部(82a、85a)を有してお
    り、 前記ハーフミラー層のうち前記スリット部に対する対応
    部(83a、86a)は、前記スリット部内をも被覆し
    ていることを特徴とする計器。
  5. 【請求項5】 前記ハーフミラー層は、前記指針部の先
    端から前記指針本体の後部側にかけて徐々に色調を変化
    させる材料で形成されていることを特徴とする請求項4
    に記載の計器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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