JP4796720B2 - 自発光指針及び指針式表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自発光指針及び指針式表示装置に関し、より詳細には、文字板の前面側に設けられ、該文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を観測者から視認可能に表示するための指示部を、該指示部内を導いた光によって発光させる自発光指針、及び、計測量に応じて指針を移動させ、観測者から常時視認可能な文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を表示する指針式表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に車両には、車両速度及びエンジン回転数等の計測値を表示する指針式表示装置が搭載されている。この指針式表示装置は、表面に目盛及び数字、文字または記号等の指標が設けられた文字板と、この文字板の前面に配置される指針と、計測量に応じて指針を駆動する内機と、回路パターンが設けられ内機が固定される配線板とを有して構成している。
【0003】
この指針式表示装置では、文字板の後方に配置された冷陰極管、ダイオードなどの光源からの光を指針の支持部や指標から透過させて発光させることで、運転者等の観測者に前記計測量を視認させている。このように暗所でも視認できるように発光させる自発光指針は、斯界で良く知られている。この自発光指針は、その指示部の文字板との対向面側を着色し、この着色面を発光させるようにしている。ところが、指針の指示部による指示表示を極力細くしたいとの要求から、前記指示部の観測者から視認可能な表面部分の一部に指示部内を導いた光を観測者方向に出射させるスリット等を形成するように、カバー部材、塗料等によって前記指示部を覆っていた。
【0004】
また、上述した指針式表示装置は、車両の走行速度やエンジン回転数、残燃料や冷却水の温度といった各種状態を表示する装置としてコンビネーションメータに集約されて設けられる。そして、車両の特にグレードの高い車種においては、例えばイグニッションスイッチのオン中には表示内容が視認可能な発光表示状態とし、オフ中には表示内容が視認不能となるように非発光表示状態とする、所謂ブラックフェース方式とし、そのために、透過率の低いスモークパネル等をコンビネーションメータの前面カバーとして用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したブラックフェース方式の指針式表示装置では、非発光表示状態に表示内容を観測者から視認不能とするために透過率の低い前面カバーを用いてるため、文字板の意匠、材質等にこだわって文字板に高級感を演出しても、前面カバーを通してでは観測者から視認されないと言う問題が生じる。
【0006】
そこで、指針式表示装置を透過率の高い前面カバーを通して表示内容を視認させれば文字板の意匠等は視認させることはできるが、文字板の前方に指針自体が視認されてしまい、特に自発光指針では指示部のスリット以外の指示部分まで視認されてしまうため、指針式表示装置における見栄えが悪くなるという問題が生じる。また、指示部の部分が位置する文字板の意匠は、観測者から視認され難いため、指示部自体を細くして形成することも考えられるが、自発光指針は指示部に十分な光を導く必要があるため、指示部自体を細くすると十分な光量を導くことが困難であるという問題が生じる。
【0007】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げない自発光指針及び指針式表示装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の自発光指針は、文字板の前面側に設けられ、該文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を観測者から視認可能に表示するための指示部を、該指示部内を導いた光によって発光させる自発光指針であって、透明部材で構成される前記指示部の前記観測者から直接目視可能な表面部分に前記指示部の指示方向に延びるように設けた溝と、該溝の底部に施された透過性着色層と、を備え、前記指示部内を導いた光を、前記透過性着色層にて透過させると共に、前記溝の側壁から前記透過性着色層に対して出射させることで、前記透過性着色層を発光させることを特徴とする。
【0009】
上記請求項1に記載した本発明の自発光指針によれば、指示部の観測者から直接視認可能な表面部分には、指示部の指示方向に延びる溝が設けられ、この溝の底部には透過性着色層が施される。そして、指示部内を導かれた光は、透過性着色層にて透過して指示部の外部に出射されると共に、溝の側壁から透過性着色層に対して出射され、これらの光によって透過性着色層が発光させられる。よって、透明部材で構成される指示部の表面部分に溝を設け、その溝の底部に施した透過性着色層を発光させることで、指示部の溝が設けられた部分のみが観測者から視認され、その他の部分は透明なため、観測者は指示部の溝以外の部分を通して文字板を視認することができる。また、本発明では透過性着色層を透過した光だけではなく、溝の側壁から出射する光によっても透過性着色層を照らすため、十分な輝度を得ることができる。さらに、観測者が視認する指示部の太さは溝の太さに依存するため、溝の太さを細くすることで指示部をより鋭く視認させることができる。また、従来の自発光指針のように、指示部の周囲をカバーや塗料等で覆う必要もなくなるので、指示部の製造、組付等を簡単化することができる。従って、透明部材に溝を設けるという簡単な構造で、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針を提供することができる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1に記載の自発光指針において、前記透過性着色層で前記指示部の裏面部分側に反射した前記光が、当該裏面部分から発散して前記指示部の外部に出射することを防止するように、前記裏面部分を略平面状に形成することを特徴とする。
【0011】
上記請求項2に記載した本発明の自発光指針によれば、指示部の溝の底部に施された透過性着色層で指示部の裏面部分方向に反射した光は、裏面部分で発散することなく指示部の外部に出射される。よって、指示部の裏面部分の幅方向の断面が丸形状となっているとレンズ効果となってしまい、裏面から出射される光が発散してしまうが、本発明のように指示部の裏面部分を略平面状に形成することで、透過性着色層で裏面部分方向に反射された光を裏面部分で発散することなく指示部の外部に出射させることができる。従って、指示部の裏面部分から出射する光が文字板に映り込んでしまう範囲を小さくすることができる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の自発光指針において、前記文字板の前記目盛は、前記観測者から前記指標の外側に視認されるように付す構成とし、前記溝は、前記観測者が前記溝と前記指標とを重畳して視認しないように、前記表示部に設けられ、前記目盛の前方に位置する前記指示部の先端は、到達した前記光を前記指示部の表面部分から出射させるように反射面とすることを特徴とする。
【0013】
上記請求項3に記載した本発明の自発光指針によれば、指標の外側に目盛が付された文字板に自発光指針を用いる場合、溝を観測者が指標と重畳して視認しないように指示部に設け、目盛の前方に位置する指示部の先端は、この先端に到達した光を指示部の表面部分から出射させるように反射面として成形される。よって、自発光指針が文字板の前方に配置されて指示部が目盛及び指標を指示しても、指標の前方を溝が覆わないので、観測者は指示部の表面部分を通して指示対象となる指標を視認することができる。また、目盛の前方に位置する指示部の先端部である反射面で反射した光を表面部分から出射させることで、観測者に反射面の形状に応じたポインタが目盛を指示しているように視認させることができる。従って、指示部の先端を反射面とし、文字板の意匠に応じて溝の長さを設計することで、観測者は指示部が指示している指標等をその指示部を通して速やかに視認することが可能となり、指示部による指示表示の付加価値も向上させることができる。
【0014】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の自発光指針は、
文字板の前面側に設けられ、該文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を観測者から視認可能に表示するための指示部を、該指示部内を導いた光によって発光させる自発光指針であって、前記観測者から直接目視可能な前記指示部の表面部分における前記指示部の幅方向の一部を通って前記指示部の指示方向に延びる所定領域から、前記指示部内を導いた光を出射させるための反射部を、透明部材で形成される前記指示部の裏面部分に設け、前記反射部は、前記指示部の指示方向に間隔をとって設けられて、前記指示部内を導いた光を前記指示部の表面部分の前記所定領域に対して反射させる複数の反射面と、前記観測者が光を導いていない前記指示部の表面を視認した際に前記反射部を通して前記文字板を視認可能なように、互いに隣り合う前記反射面同士の間の各々に形成された複数の傾斜面と、を備え、前記所定領域を出射する光によって前記発光を行うことを特徴とする。
【0015】
上記請求項4に記載した本発明の自発光指針によれば、観測者から直接目視可能な指示部の表面部分における指示部の幅方向の一部を通って指示部の指示方向に延びる、例えば略長方形状、略三角形等の所定領域から指示部内を導いた光を出射させるための反射部が、指示部の裏面部分に設けられる。そして、指示部内を導かれた光は、反射部にて表面部分の所定領域に向かって反射され、この所定領域部分から指示部の外部に出射される。よって、観測者に視認させるべき指示部の所定領域に応じた反射部を指示部の裏面部分に設け、この反射部にて反射した光に所定領域から外部に出射させることで、光が出射する指示部の所定領域を観測者に認識させることができる。また、反射部を指示部の裏面部分に設けるだけで良いため、指示部を容易に成形することが可能となり、指示部に着色する必要もないので、指示部内を光が導かれていない時は、透明な指示部として観測者に視認させることができる。さらに、発光時は指示部の所定領域以外の部分は透明なため、観測者は指示部の所定領域以外の部分を通して文字板を視認することができる。また、観測者が視認する指示部の太さは反射部の形状に依存するため、指示部の幅方向における反射部の太さを細くすることで指示部をより鋭く視認させることができる。さらに、指示部内を導いた光は反射部によって指示部の表面部分に向かって反射されるので、指示部の裏面部分から光が出射することを防止できるため、文字板に対する映り込みを防止することができる。従って、透明部材に反射部を設けるという簡単な構造で、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針を提供することができる。
【0017】
また、指示部の指示方向に微細な間隔で設けられた反射面を有して反射部が指示部の裏面部分に設けられる。そして、反射部に導かれた光は、複数の反射面の各々で所定領域方向に対して反射され、所定領域から指示部の外部に出射される。よって、指示部内を導いた光を前記指示部の表面部分の前記所定領域に対して反射させる複数の反射面を有する反射部を設けることで、指示部の所定領域の全てから均等な光量にて光を出射させることができる。従って、指示部の所定領域をより明確に観測者に視認させることができる。
【0018】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項5記載の指針式表示装置は、計測量に応じて指針を移動させ、観測者から常時視認可能な文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を表示する指針式表示装置において、前記指針を、請求項1〜4の何れかに記載の自発光指針とすることを特徴とする。
【0019】
上記請求項5記載した本発明の指針式表示装置によれば、指示部の表面部分に溝を設け、その溝の底部に施した透過性着色層を発光させる自発光指針や、指示部の裏面部分に反射部を設け、この反射部にて反射した光を指示部の表面部分から出射させることで指示部を発光させる自発光指針が、観測者から常時視認可能な文字板の前方に設けられる。そして、自発光指針を計測量に応じて移動させ、文字板の目盛及び指標と協働して計測量を表示する。よって、自発光指針の指示部は透明部材で構成しているため、観測者は指示部の指示表示すべき以外の部分を通して文字板の目盛、指標等の意匠を視認することができる。従って、透明部材で構成された透明感のある明るい自発光指針を用いることで、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることがなくなるため、指針式表示装置における視認性の向上を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自発光指針を適用した指針式表示装置の一実施の形態を、図1〜図14の図面を参照して説明する。
【0021】
ここで、図1は本発明に係る指針式表示装置を採用したコンビネーションメータの正面図であり、図2は図1の本発明に係る自発光指針の指示方向に対する断面図であり、図3は図2の自発光指針の分解斜視図であり、図4は図3のA−Aを通る矢印方向の指示部の断面図であり、図5は第1の実施の形態における指針式表示装置の表示例を説明するための図であり、図6は指示部の先端形状及び溝の第2の実施の形態を説明するための図であり、図7は図6の自発光指針を適用した指針式表示装置の表示例を説明するための図であり、図8は第1の実施の形態に係る自発光指針からの文字板に対する映り込みを説明するための図であり、図9は第3の実施の形態に係る指示部材の斜視図であり、図10は図9におけるB−Bを通る矢印方向の指示部材の断面図であり、図11は第4の実施の形態における指示部11の先端部付近の斜め下方向からの拡大斜視図であり、図12は図11の上面図であり、図13は図12のC−Cを通る矢印方向の断面図であり、図14は図12のD−Dを通る矢印方向の断面図である。
【0022】
図1において、車室内に設けられたコンビネーションメータ1は、運転席に着座した運転者(観測者に相当)がステアリングホイールを介してそれぞれの指針式表示装置の表示を視認できるように、運転席前方のインストルメントパネル内に配置されている。
【0023】
透過率の高い前面カバーを通して運転者(観測者)から常時視認が可能なコンビネーションメータ1は、車両の走行速度を示す速度計2と、エンジンの単位時間当りの回転数を示す回転計3と、燃料タンクの燃料の残量を示す燃料計と、エンジンの冷却水の温度を示す温度計を兼ね備えた車両用計器装置4等のゲージ類、及び車両にある機器類の状態を示す種々のインジケータ・ウォーニングランプ5とを含む構成となっている。そして、コンビネーションメータ1を構成するそれぞれの指針式表示装置は、運転者が一目で車両の状態を理解できるように、同一ケースに効率よく配置されている。
【0024】
また、コンビネーションメータ1を構成するそれぞれの指針式表示装置は、互いの測定対象が異なるため、文字板の表示内容等が若干相違するが、主要な構成はほぼ同様となっている。したがって、以下、速度計2を参照して説明する。
【0025】
[第1の実施の形態]
速度計2を構成する指針式表示装置は、本発明に係る自発光指針10を文字板7の前面側に設け、この文字板7に付した目盛7a及び数字、文字または記号等の指標7bと協働して計測量を表示している。
【0026】
自発光指針10は、図2〜4に示すように、文字板7の裏面側に設けられる内機の回転軸(図示せず)に固定される指針袴11を有しており、この指針袴11の上には、略円盤状の基台12が設けられている。そして、この基台12の上には、指示部材13及びバルブ、LED等の光源14を保持する保持部材15が設けられている。
【0027】
ここで、指示部材13は、アクリル樹脂、MMA樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン系樹脂等の透明材料で構成され、先端に行くにしたがって細くなるように略円錐形状に成形され、その先端部は針状に成形された指示部131を有している。そして、運転者(観測者に相当)から直接視認可能な指示部131の表面部分に、その指示部131の指示方向に延びる溝132を設けている。この溝132の成形は、金型によって指示部材13に予め成形したり、成形された指示部材13に対して掘削する等の種々異なる成形方法を用いることができる。
【0028】
溝132の底部132aには、指示部131内を導いた光を指示部131の外部に透過させる例えば白色の半透過性インク等によって透過性着色層133を施している。そして、指示部131内を導いた光を、透過性着色層133にて透過させると共に、溝132の側壁132bから透過性着色層133に対して出射させることで、透過性着色層133を発光させる。
【0029】
このように透過性着色層133を透過した光と、溝132の側壁132bから透過性着色層133に向かって出射した光によって透過性着色層133を発光させているので、指示部131の表面部分に透過性の着色面を設けるよりも、十分な輝度を得ることができる。そのため、溝132の深さについては、自発光指針10が必要とする輝度を考慮して設計するようにしている。また、溝132の長さについては、指針式表示装置1の表示内容の意匠、その装置に用いる指針の長さ等を考慮して設計するようにしている。
【0030】
自発光指針10はさらに、非透過性の合成樹脂からなる指針キャップ16を有している。この指針キャップ16は、指示部材13の端部133及び光源14を覆って保持する断面が逆U字状、かつ内部が中空なカバー部材161と、このカバー部161に連接し、指針キャップ16を基台12に固定する固定部材162と、を有している。そして、カバー部材161から指示部材13を突出させる開口部161aと保持部材15との形状を、指示部材13の幅方向の断面に対応する形状とすることで、指針キャップ16内に配置される光源14から文字板7に対して光りが漏れることを防止する構造となっている。
【0031】
また、指示部材13は、光源14からの光が入射する端部134近傍の指示部131の表面部分から延在し、組み付けられた時にカバー部材161の内壁と係合すると共に、光源14を係止する係合部135を有しており、この係合部135は、カバー部材16aの内壁に設けられた突起161bが嵌合される嵌合孔135aを有している。
【0032】
固定部材162における基台12との対向面には突起162bを設けており、この突起162bに対応する基台12の位置には貫通孔12aを設けている。さらに、基台12は、光源14に電力を供給する一対のリード部材14aを貫通させるリード部材用貫通孔12bを有している。そして、光源14のリード部材14aをリード部材用貫通孔12bに貫通させることで、文字板7の裏面側にリード部材14aを導いている。
【0033】
次に、自発光指針10の組付の一例を説明する。
基台12のリード部材用貫通孔12bに光源14のリード部材14aを貫通させながら、光源14を保持部材15に当接させる。そして、指示部材13の係合部135の嵌合孔135aにカバー部材161の突起161aを嵌合させることで、指示部材13を指針キャップ16に位置決めして組み付ける。そして、この状態で、指針キャップ16の固定部材162に設けた突起162aを基台12の貫通孔12aに貫通させ、貫通して突出した突起162aの先端を潰すことで、指示部材13の端部134の光の入射面が光源14と対向させ、指示部材13及び光源14を基台12と指針キャップ16とによって保持させて固定するようにしている。
【0034】
自発光指針10を上述した構造とすることで、指示部材13の溝132を運転者(観測者に相当)から視認可能となる位置に、容易に位置決めすることができるため、容易に組み付け作業を行うことが可能となり、かつ組み付け後に指示部材13が移動することもない。
【0035】
次に、自発光指針10の照明について説明する。
指針式表示装置からリード部14aを介して電力が供給されると光源14は発光し、この光は指示部材13の端部134からその内部に入射する。そして、指示部131内を導かれた光は、溝132の底部に施された透過性着色層132aにて透過して指示部131の外部に出射すると共に、溝132の側壁132bから透過性着色層133に対して出射する。これらの出射した光によって運転者(観測者)は、透明部材で成形された指示部材13の指示部131の表面部分に白色の透過性着色層132aを視認することが可能となる。また、指示部131の先端に到達した光によってその先端部分が光るため、運転者は先端部分が点のように光って見える。
【0036】
よって、指示部材13の指示部131は、透過性着色層133が施された溝132の部分以外は透明であるため、運転者(観測者)は自発光指針13の指示部131を通して文字板7に付された目盛7a及び指標7bを視認することができる。例えば、図5に示すように、自発光指針10が0kmを指示している場合、指示部材13の指示部131が文字板7の目盛7a及び指標(”0”)7bを覆っているが、この指示部131の溝132以外の部分は透明であるため、発光している溝132が目盛7a及び指標7bを指示しているように運転者から視認される。そのため、文字板7の目盛7a及び指標7bが自発光指針10の指示部13によって覆われても、運転者が視認しにくいというような問題が発生することもないので、指針式表示装置における視認性を向上させることができる。
【0037】
このように本発明に係る自発光指針10を指針式表示装置に適用することで、指示部131の細い溝132によって文字板7の目盛7a及び指標7bを指示することが可能となり、従来の指針のようにカバーなどで覆わなくても、自発光指針10の指示部131を運転者に対してシャープに視認せることができるため、指針式表示装置における指示部を極力細く見せたいというユーザの要望に対応することができる。また、自発光指針10の指示部131を従来の指針のようにカバー部材などで覆う必要もなくなるため、自発光指針10を低価格にて提供することができる。
【0038】
従って、透明部材で構成された指示部材13に溝132を設けるという簡単な構造で、文字板7の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針10を提供することができる。
【0039】
[第2の実施の形態]
上述した第1の実施の形態では、指示部材13の先端部を針状に成形した場合について説明したが、第2の実施の形態では、図6に示すように、目盛7aの前方に位置する指示部131の先端は、先端に到達した光を指示部131の表面部分から出射させるように反射面131bとして成形している。
【0040】
また、指示部131の表面部分の溝132は、指標7bの全てに重畳して運転者(観測者)から視認されないように指示部131に設けている。例えば、指示部131の先端部が文字板7の目盛7aの前方に配置され、溝132が指針キャップ16の近傍から指標7bの前方付近までの長さとなるように指示部材13を成形する。
【0041】
そうすると、図7に示すように、光源14から指示部13内を導いた光によって発光する溝13は、文字板7の指標7bに重畳されないので、運転者(観測者)は透明部材で成形された指示部131を通して指標7bの全てを視認することができる。また、指示部131の先端部に到達した光は、反射面131bにて指示部131の表面部分方向に反射され、この表面部分を出射した光によって運転者は、反射面131bに応じた略円形状のポインタが目盛7aを指示しているように視認することができる。
【0042】
以上説明したように、自発光指針10が文字板7の前方に配置されて指示部131が目盛7a及び指標7bを指示しても、指標7bの前方を溝が覆わないので、運転者(観測者)は指示部131の表面部分を通して指示対象となる指標7bを視認することができる。また、目盛7aの前方に位置する指示部131の先端部である反射面131bで反射した光を表面部分から出射させることで、運転者は反射面131bの形状に応じたポインタが目盛7aを指示しているように視認させることができる。
【0043】
よって、指示部131の先端を反射面131bとし、文字板7の意匠に応じて溝132の長さを設計することで、運転者(観測者)は指示部131が指示している指標7b等を指示部131を通して速やかに視認することが可能となり、指示部131による指示表示の付加価値も向上させることができる。
【0044】
[第3の実施の形態]
上述した第1及び第2の実施の形態における自発光指針10では、指示部材13を略円錐形状に成形しているため、図8に示すように、指示部131の幅方向の断面の裏面部分が丸形状のためにレンズ効果となってしまい、透過性着色層133で反射した光が指示部131の裏面部分から発散するように出射されてしまう。そのため、指示部131の裏面部分から文字板7の表面に映り込んでしまう映り込み範囲r1が大きくなってしまう。
【0045】
そこで、映り込み範囲r1を小さくするために第2の実施の形態では、図9及び図10に示すように、透過性着色層133で反射した光が、指示部材13の指示部131の裏面部分から発散して指示部131の外部に出射することを防止するように、裏面131aを略平面状に形成とし、略逆U字状の断面が先端に向かうにしたがって小さくなるように指示部材13を成形している。なお、溝132やその他の構成については、上述した第1の実施の形態と同様の構成となっているため、第1の実施の形態で説明したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0046】
このように指示部131の裏面部分を成形することで、透過性着色層133で裏面部分方向に反射した光は、指示部131の裏面部分で発散することなく指示部131の外部に出射されるため、指示部131から文字板7の表面に映り込んでしまう映り込み範囲r2を、第1の実施の形態における映り込み範囲r1よりも小さくすることができる。
【0047】
よって、指示部131から文字板7の表面に対する映り込みを低減させたい指針式表示装置に自発光指針10を適用する場合は、第2の実施の形態で説明したような形状とすることで対応することができる。
【0048】
[第4の実施の形態]
上述した第3の実施の形態では、指示部131の裏面部分の形状を略平面とすることで、文字板7に対する映り込みを低減させる実施の形態を説明したが、自発光指針10の指示部131を第4の実施の形態のように成形することで、さらなる低減を図ることができる。
【0049】
第4の実施の形態と上述した第1〜3の実施の形態とでは、指示部131の表面部分に溝132が成形されない点が異なり、他の基本構成は同一の構成となっている。この第4の実施の形態では、図11〜図14に示すように、指示部131の裏面に、運転者(観測者)から直接目視可能な指示部131の表面部分における指示部131の幅方向の一部を通って指示部131の長手方向に延びる略長方形状の所定領域Eから前記指示部131内を導いた光を出射させるための反射部136を設けている。
【0050】
所定領域Eに対応する指示部131の裏面部分に設けられる反射部136は、指示部131の指示方向に微細な間隔で連設され、指示部131内を導いた光を指示部131の所定領域Eに対して反射させる反射面P1を形成する複数のプリズムPを有している。
【0051】
このプリズムPは、反射面P1と傾斜面P2を有して構成している。反射面P1の傾斜角は、指示部131内を導いた光が反射面136aにて反射して、この反射した光が所定領域Eから運転者に向かって出射される角度に設定している。また、傾斜部P2の傾斜角は、数度レベルの高さのないものとすることで、運転者(観測者)が指示部131の表面部分からプリズムPを視認した際に透明感を出すようにしている。そのため、光源14が発光していない時に、観測者は反射部136を通しても文字板7を視認することが可能となる。
【0052】
また、第4の実施の形態では、指示部131の裏面部分に反射部136を形成することから、裏面部分を略平面状とし、その裏面部分から反射部136が部分的に突出するように、例えば金型によって一体的に成形している。さらに、指示部131の表面部分から反射部136にて反射された光を出射させるため、表面部分の断面が円形状であると、指示部131の表面部分から出射する光が発散してしまい、運転者からは反射部136が実際よりも大きく見えてしまう、つまり、視認させるべき所定領域Eが太くなってしまい、指示部131によるシャープな表示を実現することが困難であるため、表面部分の形状も略平面状に成形することが望ましい。そうすると、指示部131の表面部分から出射する光が発散することを防止できるため、反射部136が設けられた領域を所定領域Eとして運転者に視認させることが可能となり、指示部131によるシャープな指示表示を実現することができる。
【0053】
第4の実施の形態における自発光指針10では、光源14が発光した光が指示部131内を導かれ、反射部136の反射面P1にて指示部131の表面部分の所定領域Eに向けて反射され、所定領域Eから運転者に向かって出射され、この出射した光によって運転者は出射光量の多い所定領域Eを視認する。
【0054】
以上説明したように、運転者に視認させるべき指示部131の所定領域Eに応じた反射部136を指示部131の裏面部分に設け、この反射部136にて反射した光に所定領域Eから外部に出射させることで、光が出射する指示部131の所定領域Eを運転者に認識させることができる。
【0055】
また、反射部136を指示部131の裏面部分に設けるだけで良いため、指示部131を容易に成形することが可能となり、指示部131に着色する必要もないので、指示部131内を光が導かれていない時は、透明な指示部131として運転者に視認させることができる。さらに、発光時は指示部131の所定領域E以外の部分は透明なため、運転者は指示部131の所定領域E以外の部分を通して文字板7を視認することができる。
【0056】
また、運転者が視認する指示部131の太さは反射部136の形状に依存するため、指示部131の幅方向における反射部136の太さを細くすることで指示部131をより鋭く視認させることができる。さらに、指示部131内を導いた光は反射部によって指示部131の表面部分に向かって反射されるので、指示部131の裏面部分から光が出射することを防止できるため、文字板7に対する映り込みを防止することができる。
【0057】
よって、透明部材で構成される指示部材13に反射部136を設けるという簡単な構造で、文字板7の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針10を提供することができる。
【0058】
なお、上述した第1〜第4の実施の形態で説明した自発光指針を、透過率の高い前面カバーを通して観測者から常時視認が可能な指針式表示装置に適用した場合について説明したが、本発明に係る自発光指針は、十分な輝度にて指示表示が可能なため、ブラックフェース方式の指針式表示装置に適用しても差し支えない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明の自発光指針によれば、透明部材で構成される指示部の表面部分に溝を設け、その溝の底部に施した透過性着色層を発光させることで、指示部の溝が設けられた部分のみが観測者から視認され、その他の部分は透明なため、観測者は指示部の溝以外の部分を通して文字板を視認することができる。また、本発明では透過性着色層を透過した光だけではなく、溝の側壁から出射する光によっても透過性着色層を照らすため、十分な輝度を得ることができる。さらに、観測者が視認する指示部の太さは溝の太さに依存するため、溝の太さを細くすることで指示部をより鋭く視認させることができる。また、従来の自発光指針のように、指示部の周囲をカバーや塗料等で覆う必要もなくなるので、指示部の製造、組付等を簡単化することができる。従って、透明部材に溝を設けるという簡単な構造で、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針を提供することができるという効果を奏する。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、指示部の裏面部分の幅方向の断面が丸形状となっているとレンズ効果となってしまい、裏面から出射される光が発散してしまうが、本発明のように指示部の裏面部分を略平面状に形成することで、透過性着色層で裏面部分方向に反射された光を裏面部分で発散することなく指示部の外部に出射させることができる。従って、指示部の裏面部分から出射する光が文字板に映り込んでしまう範囲を小さくすることができるという効果を奏する。
【0061】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、自発光指針が文字板の前方に配置されて指示部が目盛及び指標を指示しても、指標の前方を溝が覆わないので、観測者は指示部の表面部分を通して指示対象となる指標を視認することができる。また、目盛の前方に位置する指示部の先端部である反射面で反射した光を表面部分から出射させることで、観測者に反射面の形状に応じたポインタが目盛を指示しているように視認させることができる。従って、指示部の先端を反射面とし、文字板の意匠に応じて溝の長さを設計することで、観測者は指示部が指示している指標等をその指示部を通して速やかに視認することが可能となり、指示部による指示表示の付加価値も向上させることができるという効果を奏する。
【0062】
以上説明したように請求項4に記載した本発明の自発光指針によれば、観測者に視認させるべき指示部の所定領域に応じた反射部を指示部の裏面部分に設け、この反射部にて反射した光に所定領域から外部に出射させることで、光が出射する指示部の所定領域を観測者に認識させることができる。また、反射部を指示部の裏面部分に設けるだけで良いため、指示部を容易に成形することが可能となり、指示部に着色する必要もないので、指示部内を光が導かれていない時は、透明な指示部として観測者に視認させることができる。さらに、発光時は指示部の所定領域以外の部分は透明なため、観測者は指示部の所定領域以外の部分を通して文字板を視認することができる。また、観測者が視認する指示部の太さは反射部の形状に依存するため、指示部の幅方向における反射部の太さを細くすることで指示部をより鋭く視認させることができる。さらに、指示部内を導いた光は反射部によって指示部の表面部分に向かって反射されるので、指示部の裏面部分から光が出射することを防止できるため、文字板に対する映り込みを防止することができる。従って、透明部材に反射部を設けるという簡単な構造で、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることなく、透明感のある明るい自発光指針を提供することができるという効果を奏する。
【0063】
また、指示部内を導いた光を前記指示部の表面部分の前記所定領域に対して反射させる複数の反射面を有する反射部を設けることで、指示部の所定領域の全てから均等な光量にて光を出射させることができる。従って、指示部の所定領域をより明確に観測者に視認させることができるという効果を奏する。
【0064】
以上説明したように請求項5記載した本発明の指針式表示装置によれば、自発光指針の指示部は透明部材で構成しているため、観測者は指示部の指示表示すべき以外の部分を通して文字板の目盛、指標等の意匠を視認することができる。従って、透明部材で構成された透明感のある明るい自発光指針を用いることで、文字板の意匠等に対する観測者からの視認を妨げることがなくなるため、指針式表示装置における視認性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る指針式表示装置を採用したコンビネーションメータの正面図である。
【図2】図1の本発明に係る自発光指針の指示方向に対する断面図である。
【図3】図2の自発光指針の分解斜視図である。
【図4】図3のA−Aを通る矢印方向の指示部の断面図である。
【図5】第1の実施の形態における指針式表示装置の表示例を説明するための図である。
【図6】指示部の先端形状及び溝の第2の実施の形態を説明するための図である。
【図7】図6の自発光指針を適用した指針式表示装置の表示例を説明するための図である。
【図8】第1の実施の形態に係る自発光指針からの文字板に対する映り込みを説明するための図である。
【図9】第3の実施の形態に係る指示部材の斜視図である。
【図10】図9におけるB−Bを通る矢印方向の指示部材の断面図である。
【図11】第4の実施の形態における指示部11の先端部付近の斜め下方向からの拡大斜視図である。
【図12】図11の上面図である。
【図13】図12のC−Cを通る矢印方向の断面図である。
【図14】図12のD−Dを通る矢印方向の断面図である。
【符号の説明】
7 文字板
7a 目盛
7b 指標
10 自発光指針
11 指針袴
12 基台
13 指示部材
14 光源
15 保持部材
16 指針キャップ
131 指示部
131b 反射面
132 溝
133 透過性着色層
136 反射部
Claims (5)
- 文字板の前面側に設けられ、該文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を観測者から視認可能に表示するための指示部を、該指示部内を導いた光によって発光させる自発光指針であって、
透明部材で構成される前記指示部の前記観測者から直接目視可能な表面部分に前記指示部の指示方向に延びるように設けた溝と、該溝の底部に施された透過性着色層と、を備え、
前記指示部内を導いた光を、前記透過性着色層にて透過させると共に、前記溝の側壁から前記透過性着色層に対して出射させることで、前記透過性着色層を発光させる
ことを特徴とする自発光指針。 - 前記透過性着色層で前記指示部の裏面部分側に反射した前記光が、当該裏面部分から発散して前記指示部の外部に出射することを防止するように、前記裏面部分を略平面状に形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の自発光指針。 - 前記文字板の前記目盛は、前記観測者から前記指標の外側に視認されるように付す構成とし、
前記溝は、前記観測者が前記溝と前記指標とを重畳して視認しないように、前記表示部に設けられ、
前記目盛の前方に位置する前記指示部の先端は、到達した前記光を前記指示部の表面部分から出射させるように反射面とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自発光指針。 - 文字板の前面側に設けられ、該文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を観測者から視認可能に表示するための指示部を、該指示部内を導いた光によって発光させる自発光指針であって、
前記観測者から直接目視可能な前記指示部の表面部分における前記指示部の幅方向の一部を通って前記指示部の指示方向に延びる所定領域から、前記指示部内を導いた光を出射させるための反射部を、透明部材で形成される前記指示部の裏面部分に設け、
前記反射部は、前記指示部の指示方向に間隔をとって設けられて、前記指示部内を導いた光を前記指示部の表面部分の前記所定領域に対して反射させる複数の反射面と、前記観測者が光を導いていない前記指示部の表面を視認した際に前記反射部を通して前記文字板を視認可能なように、互いに隣り合う前記反射面同士の間の各々に形成された複数の傾斜面と、を備え、
前記所定領域を出射する光によって前記発光を行う
ことを特徴とする自発光指針。 - 計測量に応じて指針を移動させ、観測者から常時視認可能な文字板に付した目盛及び数字、文字または記号等の指標と協働して計測量を表示する指針式表示装置において、
前記指針を、請求項1〜4の何れかに記載の自発光指針とする
ことを特徴とする指針式表示装置。
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