JP4667896B2 - 指針計器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光部材を備える指針計器に関するものである。
近年、自動車に装備される車両用指針計器において、見映えのある斬新な視認性を確保するため、様々な方法が採られている。
例えば、指針基部の前面に遮光性を備えた遮光体設け、この指針基部の外周に、この遮光体の外周から延出するリング形状の発光部材を設けるもので、文字盤の背後に配置された光源からの光により、指針本体部とこの発光部材を発光させるものが提案されている。これは、指針本体部と発光部材を発光表示することにより、指針表示のデザイン性と装飾性を高めるものである。(特許文献1を参照)。
特開2003−42816号公報
しかし、特許文献1では、指針本体部と発光部材が、透光性樹脂により一体形成されているため、指針本体部の発光色と発光部材の発光色が同一となり、見映えのある斬新な視認性を実現することはできない。また、指針本体部と発光部材が、同一平面内に構成されているため、この視認性は、平凡なものとなる。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、発光部材の表示に変化を与え、見映えのある斬新な視認性を実現できる指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の指針計器は、文字盤と、文字盤の表面に沿って回動する指針と、指針を発光させる光源と、指針の先端のうち文字盤と対向する側面とは反対側の側面に対向配置された発光部材とを備え、指針の先端のうち、文字盤に対向する側の側面に傾斜して設けられた傾斜面と、指針内に導光された光源からの光を反射して傾斜面に導き傾斜面で反射させて指針の反対側の側面より出射させる指針の回動中心側に形成された反射面を、指針に形成し、発光部材が、指針の反対側の側面と対向する部位に、反対側の側面から出射する光を受光する受光部を備えるとともに、受光部と対向して受光部からの光を出射させる出光部を備える構成とする。
この構成では、発光部材が指針の先端のうち文字盤と対向する側面とは反対側の側面に対向配置され、光源が発する光を受けて指針が発する光を入光する受光部と受光部から入光した光を前方へ発する出光部とを有する。
これにより、指針と発光部材との配置関係により立体的な装飾効果を与えることができると共に、指針の回動に応じて指針の先端が発する光が発光部材へ入光する位置が変動する。このため、発光部材の表示に斬新な変化を与えることができ、その結果、見映えのある斬新な視認性を実現できる。
請求項に記載の指針計器は、受光部と出光部の一方が受光部から入光した光の色調を
変化させる着色層を備える構成とする。
この構成では、受光部から入光した光の色調(色相、明度、彩度)を変化させる着色層を設けるため、発光部材の表示の変化に、色調の変化を加えることができる。これによりさらに見映えのある斬新な視認性を実現できる。
請求項に記載の指針計器は、指針の反対側の側面に対向配置されるとともに、指針の中央部に配置された化粧部材を備え、発光部材を化粧部材の外周に配設する構成とする。
この構成では、指針の反対側の側面に対向配置されるとともに、指針の中央部に配置された化粧部材を備え、発光部材を化粧部材の外周に配設する。この構成においても、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の指針計器は、発光部材がその外周側の全側面に不透光層と非反射層の
少なくとも一方を備える構成とする。
この構成では、発光部材がその外周側の全側面に不透光層と非反射層の少なくとも一方を備える。指針の発する光が発光部材の側面で反射することにより、指針が側面に映るが、非反射層を備える場合、この指針が側面に映ることを防止できる。これにより、さらに見映えのある斬新な視認性を実現できる。
また、不透光層を備える場合、発光部材内の導光効率が高くなるため、発光部材の表示の変化を効率的に高めることができる。これにより、さらに見映えのある斬新な視認性を実現できる。
請求項に記載の指針計器は、発光部材がその外周側の側面に凹部と凸部の少なくとも一方を備える構成とする。
この構成では、発光部材がその外周側の側面に凹部と凸部の少なくとも一方を備えるため、発光部材の表示の変化に、凹部や凸部による凹凸の形状変化を加えることができる。これによりさらに見映えのある斬新な視認性を実現できる。
請求項に記載の指針計器は、化粧部材が開口部を有し、化粧部材と指針との間に配設
され且つ開口部を通して情報を表示する表示器を備える構成とする。
この構成では、化粧部材と指針との間に配設され且つ開口部を通して情報を表示する表示器を備え、この構成においても、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の指針計器は、車両用の指針計器であって、表示器が自車両に関する異常内容を告知する情報を表示する構成とする。
この構成では、表示器が自車両に関する異常内容を告知する情報を表示するものであり、この構成においても、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の指針計器は、出光部が凹部と凸部の少なくとも一方を備える構成とする。
この構成では、出光部が凹部と凸部の少なくとも一方を備えるため、発光部材の表示の変化に、凹部や凸部による前後方向の変化(浮き沈みの変化)を加えることができる。これによりさらに見映えのある斬新な視認性を実現できる。
請求項に記載の指針計器は、発光部材が文字盤と指針の前面を覆う透光性フロントカバーの一部として形成され、受光部が透光性フロントカバーから指針に向かって延出する延出部の端部として形成される構成とする。
この構成では、発光部材が文字盤と指針の前面を覆う透光性フロントカバーの一部として形成されるため、上述の効果を簡易な構成で得ることができる。
以下、本発明による指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。図1の矢印が示す上下方向が自動車の上下方向と同じである。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する速度計と、その中央部の表面側に配置され自車両に備わる機器の異常を警告する表示器であるウォーニング20とから構成される。
速度計は、走行速度を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備え、文字盤2は、透光性を有する材料、例えば透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成される。
文字盤2の表面または裏面には、文字(数字を含む)2aと目盛2bが透光状態になるように、これらの文字2aと目盛2bの背景部分がつや消しの不透光状態(または、つや消しの透光性が低い状態)になるように印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成される。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント4のシャフト4aを挿通させるための貫通孔2cが設けられ、文字盤2の背後(図2の矢印が示す右側)には、リフレクタ6、ムーブメント4、光源である発光ダイオード5a、発光ダイオード5b、およびプリント基板7が配置される。プリント基板7は、速度計の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント4と発光ダイオード5a、5bは、プリント基板7に実装される。
ムーブメント4は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト4aを回動させるものである。シャフト4aは、文字盤2の貫通孔2cを通して表面側、つまり図2の矢印が示す左側へ延出し、その先端に指針3が固定される。
リフレクタ6は、発光ダイオード5aからの例えば白色光を指針3へ導くものであり、発光ダイオード5bからの例えば白色光を文字盤2へ導くものである。ここで、文字盤2は、発光ダイオード5bからの白色光により、文字2aと目盛2b(図1)が例えば黄色で発光表示されるように構成され、文字2aと目盛2bの背景部分が例えば青色表示されるように構成される。
指針3は、アクリル樹脂等の透光性材料により形成され、反射面3aとシボ面3bを有する。反射面3aは、指針3内に入射した発光ダイオード5aの例えば白色光を、シボ面3bへ反射するものである。シボ面3bは、微細な凹凸のピッチが密であるように形成されたものであり、反射面3aからの白色の反射光を、指針3の前方(図中の矢印が示す左側の方向)へ白色光として反射するものである。これにより、指針3は、白色で発光表示される。
コンビネーションメータ1の筐体は、図2に示すように、文字盤2や指針3の表面側(図2の矢印が示す左側)を覆う透光性フロントカバーである透明なフロンとカバー10と、文字盤2の端部を覆う意匠板11とケース12とから構成される。
ウォーニング20は、図1と図2において、液晶パネル21と発光ダイオード22と拡散板23とリフレクタ24とプリント基板25とから構成される。ウォーニング20は、円形の開口部11bを有する円形の化粧部材である化粧部11aの背後(図2の矢印が示す右側)であって指針3の前面(図2の矢印に示す左側)に配置される。
意匠板11は、化粧部11a、これを支持する支持部11c、及び接続部11dを有し、これらは、樹脂材料等で一体に形成される。ウォーニング20は、液晶パネル21が開口部11bを通して運転席側(図2の矢印が示す左側)から視認できるように構成される。
液晶パネル21の背後(図2の矢印が示す右側)に配置される発光ダイオード22は、例えば白色光で液晶パネル21を透過照明するバック光源であり、リフレクタ24は、発光ダイオード22からの白色光を、拡散板23を介して液晶パネル21に導くものである。拡散板23は、発光ダイオード22からの白色光を液晶パネル21へ均一に導くものである。
プリント基板25、ウォーニング20の電気回路部を形成するものであり、液晶パネル21は、このプリント基板25にリード線(図示せず)等により接続され、発光ダイオード22は、プリント基板25に実装される。
液晶パネル21は、例えば、電圧無印加時には遮光性となると共に電圧印加時には透光性となる表示セグメントであるドットセグメントにより構成される。液晶パネル21は、は、その全体が電圧無印加時には全体が黒色(遮光状態)となり、図1では、一例として、所定のドットセグメントに電圧を印加することにより、バッテリ電圧が所定値より低いことを運転者に警告するバッテリ電圧警告を表示している。尚、液晶パネル21は、必要に応じて、他の図示しない警告を表示する。
次に、本発明の特徴である発光部材8について説明する。
発光部材8は、アクリル樹脂等の透光性材料により形成され、意匠板11に対してその化粧部11aと支持部11cの外周に接着や引っかけ等で固定される。発光部材8は、受光部である受光面8aと、出光部である出光面8bとを有し、着色層8dが受光面8a上に形成され、凸部8eが側面8cに形成される。
着色層8dは、光の色調(色相、明度彩度、)を変化させるもので、具体的に、発光ダイオード5aが発する白色光を受けて指針3が発する白色光を、例えば赤色に変化(着色)させものである。受光面8aは、この着色された赤色光を発光部材8へ入光するものである。出光面8bは、受光面8aから入光した赤色光を、前方(図2の矢印が示す左側の方向)へ発するものである。
凸部8eは、後述する見映えのある斬新な視認性を実現する機能に加えて、これを文字2aの「0、20、40、60・・・」に対応する位置に形成することで、目盛2bを補完する機能も有するものである。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図3に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置9には、バッテリ29から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ28がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続される。また、制御装置9には当該自動車の走行速度を検出する車速センサ26、バッテリ29の電圧を測定する電圧センサ27、および図示しないセンサ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、車速センサ26からの検出信号に応じて制御装置9によって駆動されるムーブメント4、発光ダイオード5a、5b、22および電圧センサ27等の各種センサからの検出信号に応じて制御装置9により駆動される液晶パネル21も、制御装置9に接続される。
以下に、上記構成において、第1実施形態によるコンビネーションメータ1の作動を説明する。
運転者によってイグニッションスイッチ28がオンされると、図3において、制御装置9は、それを検出して作動を開始し、発光ダイオード5a、5b、22を点灯させると共に、ムーブメント4と液晶パネル21とを駆動する。
即ち、制御装置9は、速度センサ26からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト4aを回動させるように、ムーブメント4を駆動する。また、制御装置9は、電圧センサ27等のセンサの出力信号に基づき、液晶パネル21を駆動し、所定の条件で、液晶パネル21に必要な警告を表示させる。
点灯された発光ダイオード5bの白色光は、図2において、リフレクタ6により導かれ、図示しない拡散板で均一化されて、文字盤2を透過照明する。これにより、文字2aと目盛2bは、黄色で発光表示され、文字2aと目盛2bの背景部分は、青色で表示される。
一方、点灯された発光ダイオード5aの白色光は、図2中の矢印Pの光路に従って、リフレクタ6により導かれて指針3に入射し、反射面3aとシボ面3bで反射して、指針3を白色で発光表示させる。
また、制御装置9は、電圧センサ27の出力信号に基づきバッテリ29の電圧が所定値より低いと判断した場合、液晶パネル21を駆動し、図1に示すバッテリ電圧警告を表示させる。
具体的には、図1に示すバッテリ電圧警告の形状の位置のドットセグメントのみ、電圧が印加される。これにより、液晶パネル21において、バッテリ電圧警告の形状の領域は、透光性の状態となり、その背景領域は、遮光性の状態となる。一方、点灯された発光ダイオード22の白色光は、リフレクタ24により導かれ、拡散板23で均一化され、液晶パネル21を透過照明する。
これにより、液晶パネル21は、バッテリ電圧警告の形状を、黒色の背景領域に対して白色で表示する。
以下に、発光部材8の表示について詳細に説明する。
上述したように、点灯された発光ダイオード5aの白色光は、図2中の矢印Pの光路に従って、リフレクタ6により導かれて指針3に入射し、反射面3aとシボ面3bで反射して、指針3から前方(図1中の矢印が示す左側の方向)へ、白色光として出射する。その出射光の一方は、矢印P2の光路に従って、フロントカバー10を透過し、これにより、指針3は、白色で発光表示される。
指針3から前方へ出射した白色の出射光の他方は、矢印P1の光路に従って、発光部材8を透過し、これにより、指針3の一部は、赤色で発光表示される。
具体的には、指針3から前方へ出射した白色の出射光の他方は、矢印P1の光路に従って、発光部材8の着色層8dにより赤色に変化し(着色され)て受光面8aから発光部材8に入射する。この赤色の入射光は、出光面8bから前方(図2の矢印が示す左側の方向)へ出射し、これにより、指針3の一部は、赤色で発光表示される。
即ち、図1において、指針3は、発光部材8と重ならない部分が白色で発光表示されるが、発光部材8と重なる部分が赤色で発光表示される。なお、この赤色で発光表示された部分は、白色で発光表示された部分より浮いて見えるため、立体的な装飾効果を得ることもできる。
また、指針3が回動すると、発光部材8と重なる指針3の部分がこの回動に従って回動するため、この赤色で発光表示された部分が回動する。しかも、凸部8eにより、この赤色で発光表示される部分の大きさが、より大きくなる方向へ変動する。
これにより、発光部材8を備える指針計器であるコンビネーションメータ1において、発光部材8の赤色の発光表示は、指針3の回動に応じて、その位置とその大きさが変化する。その結果、指針3の発光表示と文字盤2の表示とのコントラスト等(立体的な装飾効果を含む)と相俟って、発光部材8の表示に斬新な変化を与え、見映えのある斬新な視認性を実現できる。
以上説明した本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、発光部材8が、指針3の前方であって指針3が回動する領域に配設され、光源である発光ダイオード5aが発する光を受けて指針3が発する光を入光する受光部である受光面8aと受光面8aから入光した光を前方へ発する出光部である出光面8bとを有する。
これにより、指針3と発光部材8との配置関係により、立体的な装飾効果を与えることができると共に、指針3の回動に応じて指針3が発する光が発光部材8へ入光する位置が変動するため、発光部材8の表示の位置や大きさに斬新な変化を与えることができる。その結果、見映えのある斬新な視認性を実現できる。
尚、指針3の発する白色光が発光部材8の側面8cで反射することにより、指針3が側面8cに映る効果もある。逆に、この効果を除去するため、発光部材8の側面8c上に黒色の塗料等を塗装等してもよい。例えば、不透光層である白色や銀色等の反射率の高い塗料で塗装した後に非反射層である黒色等の塗料で塗装する。この場合、発光部材8内の導光効率が高くなるという効果も得られ、発光部材8の表示の変化を効率的に高めることができる。
また、凸部8eを、発光部材8の側面8cの代わりに、出光面8bに形成してもよい。この場合、発光部材8と重なる指針3の部分は、凸部8eにより、その大きさが変動する代わりに、浮いて見える度合いが、より浮いて見える方向へ変動する。
また、凸部8eの代わりに凹部を形成してもよい。この場合、発光部材8と重なる指針3の部分は、凹部により、凸部8eによる変動する方向と逆の方向へ変動する。具体的には、凹部を発光部材8の側面8cに形成する場合、発光部材8と重なる指針3の部分は、凹部により、その大きさがより小さくなる方向へ変動する。
また、シボ面3bの代わりに塗装面等の拡散反射層を形成してもよい。または、指針3自体が、例えば赤色で着色された透光性材料でもよい。
また、上述の例では、指針3を白色で発光表示させ、文字盤2の文字2aと目盛2bを黄色で発光表示させ、その背景部を青色で表示させ、指針3と発光部材8の重なる部分を赤色で発光表示させた。しかし、これに限る必要はなく、他の色の組み合わせが種々考えられる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図5は、図4中のV−V線断面図である。
本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、第1実施形態と異なり、発光ダイオード5aの代わりに発光ダイオード5bを光源として用いる。
図5に示すように、文字盤2は、発光ダイオード5bが発する例えば白色光を発光部材8の受光面8aへ透過させる透光部である開口部2dを有し、発光部材8は、受光面8aから入光した白色光を出光面8bへ反射する反射面8fを有する。また、着色層8dを、出光面8b上に形成する。
即ち、点灯された発光ダイオード5bの白色光は、図5中の矢印Qの光路に従って、リフレクタ6により導かれて、発光部材8の受光面8aから入射する。この白色の入射光は、反射面8fで反射して、出光面8bから着色層8dに入射する。この白色の入射光は、着色層8dにより赤色に変化して(着色されて)、前方(図5中の矢印が示す上側の方向)へ、赤色光として出射し、発光部材8を赤色で発光表示させる。
但し、指針3と発光部材8と重なる部分は、矢印Qの光路の白色光が一点差線で示す指針3によって遮断されるため、赤色の発光表示の中で暗い影として表示される。一方、発光部材8の赤色で発光表示された部分は、発光部材8と重ならない指針3の白色で発光表示された部分より浮いて見えるため、立体的な装飾効果を得ることもできる。
指針3が回動すると、発光部材8と重なる指針3の部分がこの回動に従って回動するため、この暗い影となる部分が回動する。
これにより、発光部材8を備える指針計器であるコンビネーションメータ1において、発光部材8の赤色の発光表示は、指針3の回動に応じて、指針3によって発光部材8の発光表示が妨げられる位置が変化する。その結果、指針3の発光表示と文字盤2の表示とのコントラスト等(立体的な装飾効果を含む)と相俟って、発光部材8の表示に斬新な変化を与え、見映えのある斬新な視認性を実現できる。
以上説明した本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1では、発光部材8が、指針3の前方であって指針3が回動する領域に配設され、文字盤2の背後に配設された光源である発光ダイオード5bが発する光を入光する受光部である受光面8aと、受光面8aから入光した光を反射する反射面8fと、反射面8fで反射した光を前方へ発する出光部である出光面8bとを有する。
これにより、指針3と発光部材8との配置関係により立体的な装飾効果を与えることができると共に、指針3の回動に応じて発光ダイオード5bが発する光が発光部材8へ入光するのを指針3が妨げる位置が変動する。このため、発光部材8の表示に斬新な変化を与えることができ、その結果、見映えのある斬新な視認性を実現できる。
上述したように、文字盤2では、文字2aと目盛2bの背景部分を、つや消しの不透光状態(または、つや消しの透光性が低い状態)になるように、透光性板材の表面または裏面に不透光層を印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成する。そこで、開口部2dの代わりに、この不透光層を形成しない開口部を、形成してもよい。
(変形例)
図6は、図2の変形例を示す断面図である。
本変形例による指針計器であるコンビネーションメータ1では、上述の実施形態と異なり、発光部材8を、透光性フロントカバーであるフロントカバー10の一部として形成する。
図6に示すように、発光部材8をフロントカバー10から3指針に向かって延出する延出部として形成し、受光面8aをその延出部の端部に設ける。また、着色層8dを、受光面8a上に形成する。これにより、本変形例でも、上述の効果を得ることができる。
尚、上述の実施形態や変形例の構成に限らず、これらを組み合わせたものであってもよい。
また、上述の実施形態や変形例では、距離計や液晶パネル21を用いたウォーニング20を形成しているが、これらに限る必要は無く、他の計器、例えば回転計、燃料計、自車両に備わる機器の作動状態を知らせるインジケータ等と置き換える、あるいは追加してもよい。
図1は、本発明の第1実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図4は、本発明の第2実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図5は、図4中のV−V線断面図である。 図6は、図2の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(指針計器)
2 文字盤
2a 文字
2b 目盛
2c 貫通孔
2d 開口部(透光部)
3 指針
3a 反射面
3b シボ面
4 ムーブメント
4a シャフト
5a 発光ダイオード(光源)
5b 発光ダイオード(光源)
6 リフレクタ
7 プリント基板
8 発光部材
8a 受光面(受光部)
8b 出光面(出光部)
8c 側面
8d 着色層
8e 凸部(凹部)
8f 反射面
9 制御装置
10 フロントカバー(透光性フロントカバー)
11 意匠板
11a 化粧部(化粧部材)
11b 開口部
11c 支持部
11d 接続部
12 ケース
20 ウォーニング(表示器)
21 液晶パネル
22 発光ダイオード
23 拡散板
24 リフレクタ
25 プリント基板
26 速度センサ
27 電圧センサ
28 イグニッションスイッチ
29 バッテリ

Claims (9)

  1. 文字盤と、
    前記文字盤の表面に沿って回動する指針と、
    前記指針を発光させる光源と、
    前記指針の先端のうち前記文字盤と対向する側面とは反対側の側面に対向配置された発光部材とを備え、
    前記指針の先端のうち、前記文字盤に対向する側の側面に傾斜して設けられた傾斜面と、前記指針内に導光された前記光源からの光を反射して前記傾斜面に導き前記傾斜面で反射させて該指針の前記反対側の側面より出射させる前記指針の回動中心側に形成された反射面とを、前記指針に形成し、
    前記発光部材は、前記指針の前記反対側の側面と対向する部位に、該反対側の側面から出射する光を受光する受光部を備えるとともに、該受光部と対向して該受光部からの光を出射させる出光部を備えることを特徴とする指針計器。
  2. 前記受光部と前記出光部の一方は、該受光部から入光した前記光の色調を変化させる着色層を備えることを特徴とする請求項1に記載の指針計器。
  3. 前記指針の前記反対側の側面に対向配置されるとともに、該指針の中央部に配置された化粧部材を備え、
    前記発光部材を、前記化粧部材の外周に配設することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。
  4. 前記発光部材は、その外周側の全側面に不透光層と非反射層の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項に記載の指針計器。
  5. 前記発光部材は、その外周側の側面に凹部と凸部の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項または請求項に記載の指針計器。
  6. 前記化粧部材は、開口部を有し、
    前記化粧部材と前記指針との間に配設され、前記開口部を通して情報を表示する表示器を備えることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか一項に記載の指針計器。
  7. 車両用の指針計器であって、
    前記表示器は、自車両に関する異常内容を告知する情報を表示することを特徴とする請求項に記載の指針計器。
  8. 前記出光部は、凹部と凸部の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の指針計器。
  9. 前記発光部材は、前記文字盤と前記指針の前面を覆う透光性フロントカバーの一部として形成され、
    前記受光部は、前記透光性フロントカバーから前記指針に向かって延出する延出部の端部として形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の指針計器。
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