JP4984847B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4984847B2
JP4984847B2 JP2006317180A JP2006317180A JP4984847B2 JP 4984847 B2 JP4984847 B2 JP 4984847B2 JP 2006317180 A JP2006317180 A JP 2006317180A JP 2006317180 A JP2006317180 A JP 2006317180A JP 4984847 B2 JP4984847 B2 JP 4984847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
light source
light
gradually
peripheral side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006317180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008128959A (ja
Inventor
晃 鷲見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006317180A priority Critical patent/JP4984847B2/ja
Publication of JP2008128959A publication Critical patent/JP2008128959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4984847B2 publication Critical patent/JP4984847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Description

本発明は、たとえば自動車に搭載される表示装置に関するものである。
従来の表示装置として、たとえば、文字盤の裏面に透過光調整層を形成し、透過光調整層により文字盤の裏面側から表面側に透過する光の透過量を文字盤の表面に沿って徐々に変化させて、文字盤の見映えを奥行き感に富むものとすることを目指したものがある(特許文献1参照)。
特許第3136395号公報
上述の従来の表示装置では、透過照明される文字盤表面の照度が均一ではなくて部分的に徐々に変化して見える、いわゆるグラデーション調の見映えが得えられる。しかし、この場合、照度の変化は文字盤の場所によるものであって、時間的には変化せずに一定である。このため、グラデーションによる立体感は得られるものの、文字盤の見映えが単調なものになる可能性があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、文字盤の照度を場所により変化させると同時に、時間的にも変化させることにより、より斬新な見映えが得られる表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の表示装置は、文字盤と、文字盤の表面に沿って回動する指針と、文字盤の裏面側に配置され文字盤を透過照明する光源と、光源の点灯・消灯を制御する制御手段と、文字盤に円弧状に形成された計器の指標部と、文字盤において指標部の形成される領域よりも内周側の領域に、円形あるいは扇形に形成された模様部とを備え、光源は模様部の外周側あるいは中心側に配置され、制御手段は光源の発光光量を徐々に変化させるように制御し、模様部は、文字盤の裏面側から表面側へ透過する光に対する透過率が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に減少するように形成されることで、発光光量の徐々に変化する前記光源の光を透過させることにより、当該光源による照明部分が徐々に拡大又は縮小する動的なグラデーションを表示することを特徴している。
上述した構成において、光源の発する光の照度が一定の場合、模様部を透過する光量は模様部の外周側において最も多く、模様部の内周側に向かうに連れて徐々に減少している。このため、模様部は、その外周側が最も明るく視認され、内周側に向かうほど徐々に暗くなるように視認される。つまり、模様部は、その明るさがグラデーション状態として表示されている。
さらに、光源の発光光量が徐々に変化するように制御されている。たとえば、初め光源が消灯状態にあり、次いで発光光量がわずかな状態で点灯され、徐々に発光光量を増大させるように制御される場合を考える。この場合、光源が消灯状態の時は模様部は全体が暗く黒色で視認され、光源の発光光量がわずかな状態で点灯されると模様部は外周部分のみが仄明るく視認される。続いて光源の発光光量が徐々に増大されると、模様部はより内周部まで透過照明されるようになる。言い換えると、光源の発光光量が徐々に増大されるに連れて、模様部全体の明るさが増すと同時に模様部の透過照明されて視認される範囲が内周側に向かって広がってくる。すなわち、模様部の透過照明されて見える部分が外周側から内周側へ広がるように移動して見える。一方、上述の例と反対に、初め光源の発光光量が十分明るい状態に点灯されており、続いて光源の発光光量が徐々に減少され、やがて消灯されると、模様部の透過照明される範囲が内周側から徐々に暗くなっていく。言い換えると、光源の発光光量が徐々に減少されるに連れて、模様部全体の明るさが低下すると同時に模様部の透過照明されて視認される範囲が外周側に向かって狭まってくる。すなわち、模様部の透過照明されて見える部分が内周側から外周側へ縮小するように移動して見える。これにより、本発明の請求項1に記載の表示装置では、模様部の見映えを、単なる静的なグラデーション表示とするのみならず、グラデーション表示範囲が拡大あるいは縮小する動的な表示、つまり時間的に変化する表示とすることができる。したがって、より斬新な見映えが得られる表示装置を提供することができる。
また、本発明の請求項1に記載の表示装置において、光源を模様部の外周側に配置し他場合、光源から模様部までの光源から発せられた光の光路長さは、模様部の外周において最短となり、模様部の内周側になるほど光路長さが長くなっている。これにより、模様部のグラデーション表示の一端である外周部の明るさを常に最高として、模様部のグラデーション表示の見映えを確実に良好なもの、つまり外周部において明るさが最高であり且つ内周側になるに連れて徐々に暗くなるものとすることができる。
本発明の請求項2に記載の表示装置は、模様部は、指針の径方向に伸びる放射状部および該放射状部周囲の背景部から構成され、放射状部における透過率は背景部における透過率より大きく設定されることを特徴としている。
上述の構成によれば、放射状部と背景部は模様部の周方向において交互に配置されている。つまり、明るい放射状部と暗い背景部が交互に配置されている。したがって、光源の発光光量を徐々に変化させてグラデーション表示範囲を時間とともに拡大あるいは縮小する動的な表示を行う場合、放射状部においてはグラデーション表示の動的変化がより顕著に視認され、さらに放射状部と背景部とが交互に配置されていることにより、グラデーション表示の動的変化が複数箇所で同心状且つ同期的に進行して見える。これにより、本発明の請求項1に記載の表示装置の効果をより高めて、斬新な見映えが得られる表示装置を提供することができる。
本発明の請求項3に記載の表示装置は、放射状部は模様部の周方向における寸法が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に小さくなるように形成されることを特徴としている。
上述した構成によれば、たとえば、光源を消灯状態から徐々に発光光量を増大模様部の明るい部分を外周側から内周側へ拡大するように見せる場合、放射状部の明るい部分は内周側へ行くほど周方向の幅が狭くなるので、視認者に対して、グラデーション表示の動的な変化の変化方向をより鮮明に印象付けることができる。
本発明の請求項4に記載の表示装置は、模様部は、多数の微細な黒色の丸点の配列ピッチ及びこの丸点の直径の少なくとも一方を徐々に変化させることにより、透過率が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に減少するように形成されることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の表示装置は、制御手段は、光源に電源を接続するときに光源の発光光量を時間の経過とともに徐々に増加させることを特徴としている。
上述した構成によれば、光源が電源に接続されると、文字盤においてグラデーション照明部分が徐々に拡大しグラデーション範囲が最大の状態になって拡大が停止するような見映えを実現することができる。
本発明の請求項6に記載の表示装置は、制御手段は、光源に電源を遮断するときに光源の発光光量を時間の経過とともに徐々に減少させることを特徴としている。
上述した構成によれば、光源が電源から遮断されると、文字盤においてグラデーション照明部分が徐々に縮小し最後には完全に照明が消える見映えを実現することができる。
以下、本発明による表示装置を、自動車のコンビネーションメータ100内に設置されるスピードメータSに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
コンビネーションメータ100は、自動車の車室内の運転席前方に設けられ、自動車に関わる各種情報、たとえば走行速度等を表示装置、警告灯等により表示するものである。スピードメータSは、自動車の走行速度を指針9の回動角度により指示する、いわゆる表示装置として構成されている。以下に、スピードメータSの構成について説明する。
文字盤2は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されている。文字盤2は、計器であるスピードメータSの指標部である目盛21および文字22を備えている。目盛21は、図1に示すように、円弧状に形成され、文字22も、目盛21に沿って円弧状に配列されている。目盛21および文字22には遮光性着色層が施されるとともに、目盛21および文字22の周囲の地の部分には透光性着色層が施されている。目盛21および文字22の遮光性着色層、および地の部分の透光性着色層は印刷あるいはホットスタンプ等により施される。本発明の一実施形態によるスピードメータSでは、目盛21および文字22の遮光性着色層は黒色、地の部分の透光性着色層は乳白色となっている。文字盤2は、図2に示すように、後述するムーブメント8のシャフト81あるいは指針9のボス部91を挿通させるための貫通孔23を備えている。
文字盤2において、目盛21および文字22より内周側の領域には、図1に示すように、模様部であるグラデーション部3が略半円形に形成されている。グラデーション部3は、文字盤2に形成された乳白色の透光性着色層に重ねて乳白色の透光性着色層よりも視認者側(図2において左側)に、図3に示すように、多数の微細な黒色の丸から構成される網点印刷層を設けて形成されている。つまり、乳白色の透光性着色層が文字盤2の表面24に形成されている場合は、網点印刷層は透光性着色層の上に重ねて施される。乳白色の透光性着色層が文字盤2の裏面25に形成されている場合は、網点印刷層は文字盤2の表面24に施されるか、あるいは、文字盤2の裏面25に先ず網点印刷層を施し、次に文字盤2の裏面25に乳白色の透光性着色層を施して形成される。グラデーション部3を形成する網点印刷層は、文字盤2の裏面から表面へ透過する光の透過率が、その外周側から内周側、すなわちグラデーション部3を成す円の中心へ向かうに連れて、徐々に減少するように形成されている。グラデーション部3は、図1および図3に示すように、その外周から内周に向かって径方向に伸びる放射状部31と、放射状部31の周囲の背景部32とから構成されている。さらに、放射状部31は、図1に示すように、グラデーション部3の周方向における寸法、つまり弧の長さが、外周側から内周側に向かうに連れて徐々に短くなるように形成されている。透過率を徐々に変化されるために、たとえば、網点印刷層における丸点の配列ピッチおよび丸点の直径の少なくとも一方を徐々に変化させている。
放射状部31および背景部32のいずれにおいても、文字盤2の裏面から表面へ透過する光の透過率が、その外周側から内周側に向かうに連れて、徐々に減少するように形成されている。しかし、放射状部31における透過率は、図3に示すように、背景部32における透過率よりも大きく形成されている。詳しくは、グラデーション部3の周方向において、つまり同一半径の円弧上において、放射状部31における透過率は、図3に示すように、背景部32における透過率よりも大きくなるように形成されている。これは、たとえば、放射状部31と背景部32とで、網点印刷層における丸点の配列ピッチおよび丸点の直径の少なくとも一方を徐々に変化させる変化度合いを変えることで実現している。背景部32の中央部においては、すなわち、放射状部31の内周側先端部近傍から内周側の部分においては、丸点と丸点とが重なり合って黒色のベタ塗り状態となっている。
文字盤2の裏面側には、拡散反射板6が重ねて配置されている。拡散反射板6は、光源である発光ダイオード4が発する光をその内部で拡散反射を繰り返させることにより、拡散反射板6の広い範囲から均一な照度で出射させることにより、文字盤2の全域を均一な明るさで透過照明する機能を果たしている。
文字盤2の表面側(図2の左側)には、文字盤2の目盛21および文字22と協働して自動車の走行速度を指示する指針9が配置されている。指針9は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂等により形成されている。指針9は、図2に示すように、そのボス部9aを介してムーブメント8のシャフト81に固定されている。指針9は、文字盤2の裏側に配置される発光ダイオード5が発する光により照射されて発光表示される。指針9のボス部9aの前面側(図2において左側)には、図2に示すように、遮光キャップ10が装着されている。遮光キャップ10は、遮光性を有する材質、たとえば黒色樹脂または金属等から形成され、発光ダイオード5からの光が直接運転者の眼に入射することを防いでいる。
文字盤2の背後には、図2に示すように、指針9を回動させる駆動源としてのムーブメント8が配置されている。ムーブメント8は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(スピードメータSにおいてはエンジンの回転速度信号)に対応した角度だけシャフト81を回動させるものである。
文字盤2の背後には、図2に示すように、プリント基板7が配置されている。プリント基板7は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、スピードメータSを含むコンビネーションメータ100の電気回路部を形成している。プリント基板7には、文字盤2を透過照明する光源である発光ダイオード4が実装されている。発光ダイオード4は、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては6個設けられ、図1に示すように、視認方向から見て文字盤2のグラデーション部3の外側5に実装されている。プリント基板7には、指針9を照明する発光ダイオード5が実装されている。発光ダイオード5の発光面側には、図2に示すように、発光ダイオード5が発する光を指針9へ高効率で導くための導光体16が配置されている。導光体16は、透光性材質、たとえば無色透明のアクリル樹脂等から形成されている。プリント基板7には、指針9を回動させるムーブメント8が実装されている。プリント基板7には、制御手段であるコントローラ15が実装されている。コントローラ15は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成され、発光ダイオード4、5の点灯・消灯制御、ムーブメント8の回転駆動制御を行っている。
上述した、文字盤2、プリント基板7、ムーブメント8等は、図2に示すように、樹脂材料から成形されるケーシング11内に収容保持されている。
また、文字盤2の前面側には、図2に示すように、略枠状の見返し板12が装着され、さらに見返し板12の先端部には透明カバー13が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成され、コンビネーションメータ100の見映えを整えている。透明カバー13は、無色透明あるいはスモーク調に着色された樹脂板・ガラス板等から形成されている。一方、ケーシング11の背後には、図2に示すように、ロアカバー14が装着されている。ロアカバー14は、たとえば樹脂材料から形成されている。見返し板12、透明カバー13およびロアカバー14は、コンビネーションメータ100内部への埃、水分等の侵入を防止している。
次に、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSの電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
図4の電気回路模式図に示すように、コントローラ15には、バッテリ17から電力が常時供給されている。コントローラ15には、イグニッションスイッチ18が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。コントローラ15には、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ19が検出信号を入力可能に接続されている。なお、速度センサ19としては、たとえば電磁ピックアップ型、あるいは磁電変換素子(ホール素子、磁気抵抗素子等)型が用いられる。回転検出対象部材は、たとえば変速機の出力軸、つまりプロペラシャフト等である。コントローラ15には、発光ダイオード4、発光ダイオード5、ムーブメント8が接続されている。
次に、本発明の一実施形態によるスピードメータSの特徴である文字盤2のグラデーション部3の作用効果、特に視認性におよぼす効果について、コンビネーションメータ100の作動に基づいて説明する。
(1)イグニッションスイッチ18がONされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ18がONされると、コントローラ15は、イグニッションスイッチ18がONされたことを検知してスピードメータSの表示制御を開始する。
すなわち、発光ダイオード4、5を点灯させるとともに、速度センサ19からの検出信号に基づき当該自動車の走行速度を算出し、続いてムーブメント8を駆動して、シャフト81を所定角度、すなわち当該自動車の走行速度を指示する角度まで回動させて指針9によりそれを指示する。これにより、指針9が発光ダイオード表示されるとともに、文字盤2の目盛21および文字22は、明るい白色を背景に黒く視認される。
ここで、コントローラ15は、発光ダイオード4の点灯制御において、発光ダイオード4の発光光量、つまり発光輝度が徐々に高まるように制御する。すなわち、図5に示すように、消灯状態(印加電圧V=0)から数秒をかけて通常使用時(印加電圧=E)の明るさに達するように制御する。なお、図5は、発光ダイオード4への印加電圧Vと時間Tとの関係を示すグラフである。
これを、運転者から見ると、先ず、グラデーション部3の外周側が仄かに明るくなり、続いて明るい範囲がグラデーション部3の内周側に広がってくる。詳しくは、放射状部31の外周側が仄かに明るくなり、明るい範囲が徐々に内周側に広がってくる。一方、背景部32は、透過率が放射状部31よりも高く形成されているため、その明るさは放射状部31に比べて暗くなっている。したがって、放射状部31において照明範囲が徐々に広がる様子が顕著に視認される。さらに、放射状部31は、グラデーション部3の周方向における寸法である弧の長さが、外周側から内周側に向かうに連れて徐々に短くなるように形成されている。すなわち、放射状部31の形状は、図1および図3に示すように、その先端がグラデーション部3の中心に向かう楔状となっている。このため、コントローラ15による発光ダイオード4の点灯制御時に、放射状部31においては、照明範囲が徐々に広がるとともにその広がる動きの方向が上述した楔形状により明確に視認される。
これにより、本発明の一実施形態によるスピードメータSの文字盤2の照明を、従来の表示装置の文字盤における単なる静的なグラデーション表示、つまり文字盤の明るさが位置により徐々に変化している表示に替えて、
また、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、光源である発光ダイオード4を、グラデーション部3の外周側、言い換えると放射状部31の外側に配置している。このため、発光ダイオード4と放射状部31との距離は、放射状部31の外周側端部において最短となり放射状部31の内周側端部において最長となっている。文字盤2の裏面には拡散反射板6が配置されており、発光ダイオード4からの光は拡散反射により均一化されるものの、放射状部31の明るさは、光源である発光ダイオード4側を頂点とし内周側に向かって低下する勾配状となる。これにより、発光ダイオード4の輝度増加に伴って放射状部31の照明範囲が広がる際に、放射状部31の明るさは、常に外周側端部において最大となり且つ内周側に向かって徐々に暗くなるので、放射状部31の明るさ分布を自然なものとして、スピードメータSの見映えを良好なものとすることができる。
(2)イグニッションスイッチ18がOFFされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ18がOFFされると、コントローラ15は、イグニッションスイッチ18がOFFされたことを検知して、発光ダイオード4、5を消灯させる。同時に、コントローラ15は、ムーブメント8の駆動を停止する。
このとき、コントローラ15は、発光ダイオード4の消灯制御において、発光ダイオード4の発光輝度が徐々に低くなるようにに制御する。たとえば、通常の点灯状態から数秒をかけて完全に消灯するように制御する。すなわち、発光ダイオード4の消灯時は、(1)の点灯時とは逆に、放射状部31は、その内周側端部、つまり楔形状の先端側から外周側に向かって暗くなってゆき、最後に外周部のみが仄かに明るく見え、やがて完全に暗くなる。
この場合も、文字盤2のグラデーション部3の照明範囲を時間の経過とともに変化させる、言い換えると動的なグラデーション表示とすることができる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、グラデーション部3の網点印刷層の丸点33の色を黒色としているが黒色に限る必要はなく、他の色を用いても良い。同様に、文字盤2の地の色を透光性乳白色としているが、乳白色に限る必要はなく、透光性の他の色を採用してもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、グラデーション部3に施した網点印刷層を丸点33から形成しているが、点の形状を丸に限る必要はなく、他の形状であってもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、光源である発光ダイオード4を視認方向においてグラデーション部3の外周側に配置しているが、グラデーション部3の中心側に配置してもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、文字盤2の裏側に拡散反射板6を配置しているが、拡散反射板6に替えて、発光ダイオード4と文字盤2間に透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂等から形成された導光体を配置し、この導光体により発光ダイオード4からの光を文字盤2へ導く構成としてもよい。
また、以上説明した実施形態は、本発明による表示装置の用途を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ100に設置されたスピードメータSとしているが、スピードメータSに限る必要は無く、コンビネーションメータ100に備わる他の種類の計器としてもよい。さらに、表示装置、本発明による表示装置の用途を、自動車用以外の用途、たとえば各種民生用機器が備える表示装置に適用してもよい。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII部拡大図である。 本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路を説明する模式図である。 本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1における発光ダイオード4への印加電圧Vと時間Tとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(表示装置)
2 文字盤
21 目盛(指標部)
22 文字(指標部)
23 貫通孔
24 表面
25 裏面
3 グラデーション部(模様部)
31 放射状部
32 背景部
33 丸点
4 発光ダイオード
5 発光ダイオード
6 拡散反射板
7 プリント基板
8 ムーブメント
81 シャフト
9 指針
91 ボス部
10 遮光キャップ
11 ケーシング
12 見返し板
13 透明カバー
14 ロアカバー
15 コントローラ(制御手段)
16 導光体
17 バッテリ
18 イグニッションスイッチ
E 電圧
V 電圧
S スピードメータ
T 時間

Claims (6)

  1. 文字盤と、
    前記文字盤の表面に沿って回動する指針と、
    前記文字盤の裏面側に配置され前記文字盤を透過照明する光源と、
    前記光源の点灯・消灯を制御する制御手段と、
    前記文字盤に円弧状に形成された計器の指標部と、
    前記文字において前記指標部の形成される領域よりも内周側の領域に、円形あるいは扇形に形成された模様部とを備え
    記光源は前記模様部の外周側あるいは中心側に配置され、
    前記制御手段は前記光源の発光光量を徐々に変化させるように制御し、
    前記模様部は、前記文字盤の裏面側から表面側へ透過する光に対する透過率が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に減少するように形成されることで、発光光量の徐々に変化する前記光源の光を透過させることにより、当該光源による照明部分が徐々に拡大又は縮小する動的なグラデーションを表示することを特徴とする表示装置。
  2. 前記模様部は、前記指針の径方向に伸びる放射状部および該放射状部周囲の背景部から構成され、
    前記放射状部における前記透過率は前記背景部における前記透過率より大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記放射状部は前記模様部の周方向における寸法が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に小さくなるように形成されることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記模様部は、多数の微細な黒色の丸点の配列ピッチ及びこの丸点の直径の少なくとも一方を徐々に変化させることにより、透過率が外周側から内周側に向かうに連れて徐々に減少するように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記光源に電源を接続するときに前記光源の発光光量を時間の経過とともに徐々に増加させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記光源に電源を遮断するときに前記光源の発光光量を時間の経過とともに徐々に減少させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置。
JP2006317180A 2006-11-24 2006-11-24 表示装置 Expired - Fee Related JP4984847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006317180A JP4984847B2 (ja) 2006-11-24 2006-11-24 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006317180A JP4984847B2 (ja) 2006-11-24 2006-11-24 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008128959A JP2008128959A (ja) 2008-06-05
JP4984847B2 true JP4984847B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=39554911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006317180A Expired - Fee Related JP4984847B2 (ja) 2006-11-24 2006-11-24 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4984847B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5258092B2 (ja) * 2008-08-20 2013-08-07 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP5795913B2 (ja) * 2011-09-07 2015-10-14 矢崎総業株式会社 メータ表示装置
JP5950300B2 (ja) * 2012-07-30 2016-07-13 矢崎総業株式会社 表示装置
JP6512437B2 (ja) * 2015-05-07 2019-05-15 日本精機株式会社 表示装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136395B2 (ja) * 1995-09-29 2001-02-19 株式会社デンソー 透過照明式指示計器
JP3477995B2 (ja) * 1996-05-23 2003-12-10 株式会社デンソー 車両用指針装置
JP3417535B2 (ja) * 1997-08-11 2003-06-16 矢崎総業株式会社 指示計器
JP3608473B2 (ja) * 2000-05-19 2005-01-12 株式会社デンソー 車両用計器
JP3735862B2 (ja) * 2002-02-28 2006-01-18 日本精機株式会社 指示計器
JP2004191762A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Denso Corp バックライト型表示板およびバックライト型表示装置
JP2004325324A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Denso Corp 車両用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008128959A (ja) 2008-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665691B2 (ja) 表示装置
JP2006201038A (ja) 表示装置
JP2007085858A (ja) 車両用指針計器
JP4984847B2 (ja) 表示装置
JP4305377B2 (ja) 指針計器
JP4437550B2 (ja) 車両用指針計器
JP4977403B2 (ja) 車両用表示装置
KR100660673B1 (ko) 차량용 표시장치
JP5045403B2 (ja) 指針計器
JP2007093366A (ja) 車両用計器
JP4175308B2 (ja) 車両用指針計器
JP4933069B2 (ja) 車両用指針計器
JP2007132818A (ja) 車両用指針計器
JP4858228B2 (ja) 指針計器
JP2007101358A (ja) 車両用計器
JP2007309837A (ja) 表示装置
JP4667896B2 (ja) 指針計器
JP2006118892A (ja) 指針計器
JP4075843B2 (ja) 車両用指針計器
JP4218604B2 (ja) 車両用指針計器
JP4228977B2 (ja) 表示装置
JP2007304066A (ja) 車両用指針計器
JP4259480B2 (ja) 車両用計器
JP2007155613A (ja) 車両用指針計器
JP4265536B2 (ja) 指針計器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4984847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees