JP2007101358A - 車両用計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字盤の照明構造に工夫を凝らして、文字盤が備える2種類の表示意匠を独立して発光表示することができる車両用計器を提供する。
【解決手段】文字盤2上に2つの表示意匠である文字2aおよび目盛3aを備え、それらが文字盤2の背後に配置された発光ダイオード4および発光ダイオード5によりそれぞれ透過照明され、各目盛3aは1個の共通の目盛リング3に一体的に形成され、目盛リング3には、入射面3dおよび目盛3aの表面3cを除く部分にアルミ蒸着膜3eが施されている。これにより、目盛リング3内への発光ダイオード4からの光の入射および目盛リング3外への発光ダイオード5からの光の出射が阻止されるしたがって、文字2aおよび目盛3aの発光色が両発光ダイオード4、5の発光色の混合色となり、コンビネーションメータ1の見映えが低下するという不具合を防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば自動車に搭載されて各種情報を表示する車両用計器に関するものである。
従来の車両用計器としては、たとえば、文字盤の背後に配置されるプリント基板に文字盤照明用光源および指針照明用光源を実装し、文字盤とプリント基板との間に両光源を互いに遮る仕切り部材を設けている(特許文献1参照)。
特開平11−160111号公報 このような構成により、文字盤および指針の発光輝度あるいは発光色を独立して設定することができる。
車両用計器の見映えを斬新なものとするために、文字盤が備える2種類の表示意匠の発光色を異なるものとすること、各表示意匠の点灯消灯を独立して制御すること、あるいは各表示意匠の発光輝度を独立して制御すること等への要求がある。
しかしながら、上述した特開平11−160111号公報に開示される車両用計器においては、文字盤および指針の発光表示においては、上述した要求を満足させることができるものの、文字盤を透過照明する光源は一種類であり、文字盤が備える2種類の表示意匠に対する上述した要求を満足させる手段についての記載は無い。
文字盤が備える2種類の表示意匠を異なる色で混色無しに独立して発光表示するための方法として、たとえば、上述した特開平11−160111号公報に開示される車両用計器における仕切り部材を用いることが考えられるが、文字盤照明用の仕切り部材を新設しなければならず、部品点数が増加し組付け工数が増大するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、文字盤の照明構造に工夫を凝らして、文字盤が備える2種類の表示意匠を独立して発光表示することができる車両用計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用計器は、文字盤と、文字盤の背後に配置されて文字盤の第1表示意匠を透過照明する第1光源と、文字盤の背後に配置されて文字盤の第2表示意匠を透過照明する第2光源と、文字盤の背後に配置されて第2光源が発する光を第2表示意匠へ導く透光性材質から形成された導光体とを備え、導光体の第1光源からの光に照射される部分の表面に遮光性皮膜を形成したことを特徴としている。
上述した構成によれば、第1光源から出射した光は遮光性皮膜に遮られて導光体に入射することがない。一方、第2光源から出射して導光体内を進行する光は遮光性皮膜の外方へ出射することがない。これにより、第1表示意匠は第1光源からの光のみにより照明され且つ第2表示意匠は第2光源からの光のみにより照明される。
これにより、仕切り板等の部品を新規に採用せずに、導光体表面に遮光性皮膜を設けるという容易な手段の採用により、文字盤が備える2種類の表示意匠を独立して発光表示することができる車両用計器を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用計器は、第1光源と第2光源とは発光色が異なることを特徴としている。
上述した構成によれば、第1光源から出射した光と第2光源から出射した光とが混ざり合い見映えが低下することを容易な構成により阻止して、第1表示意匠および第2表示意匠をそれぞれ異なる色で鮮やかに発光表示することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用計器は、遮光性皮膜は高光反射率特性を備えることを特徴している。
第1光源から出射した光の多くは文字盤向けて進行して文字盤の第1表示意匠を透過照明するが、一部の光は導光体を照射する。上述した構成によれば、遮光性皮膜が高光反射率を具備しているため導光体を照射した光はそこで反射し、文字盤へ向けて進行して文字盤の第1表示意匠の透過照明に寄与する。すなわち、第1光源から発する光の文字盤照明に関する利用率を高めて第1表示意匠の発光輝度を高めることができる。
本発明の請求項4に記載の車両用計器は、遮光性皮膜は金属被膜あるいは明色塗装膜であることを特徴としている。
導光体の材質としては、一般に透光性樹脂が用いられているが、金属被膜あるいは明色塗装膜は樹脂表面に容易に施すことができるので、導光体表面の光反射率を容易に高めることができる。
本発明の請求項5に記載の車両用計器は、第2表示意匠は計器の目盛であり且つ該目盛は導光体と一体的に形成され、目盛は文字盤の孔部を介して文字盤の前面側に突き出していることを特徴としている。
上述した構成によれば、目盛が文字盤表面よりも視認者側に突き出させることで目盛の見映えを立体感豊かなものにして、車両用計器の見映えを斬新なものにできる。さらに、この目盛を導光体と一体的に形成することにより、車両用計器の組付け工数を低減することができる。
以下、本発明による車両用計器を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による車両用計器であるコンビネーションメータ1の部分正面図であり、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータT部を示している。図1において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図2は、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左方が運転席であり、コンビネーションメータ1は、図2の左側から視認される。
図3は、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、当該自動車の車室内の運転席前方に運転者が視認可能に設けられ、当該自動車の作動状態に関する情報(エンジン回転速度、走行速度、エンジン冷却水温度等)およびその他の各種情報を表示している。
コンビネーションメータ1は、大きくは、図1に示すように、表示意匠である目盛や数字等を備えた文字盤2および文字盤2の表面に沿って回動する指針8を備え、この指針8の回動角度により当該自動車に関する物理量、たとえばタコメータTにおいては当該自動車のエンジン回転速度、を運転者に視認可能に指示している。
文字盤2は、図2に示すように、透光性材質からなる薄板、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されている。文字盤2は、第1表示意匠としての文字2aおよび第2表示意匠としての目盛3aを備えている。
文字2aは、文字盤2の表面に印刷あるいはホットスタンプを施して形成されている。すなわち、文字2aの周囲部分である背景部に黒色遮光性着色層を施すとともに、文字2aを無色透明のままとする、あるいは透光性着色層を施して形成されている。
目盛3aは、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されており、文字盤2に設けられた貫通孔である目盛孔2bから文字盤の前面側、つまり図2において左側に突き出している。目盛3aは、後述する導光体である目盛リング3と一体的に形成されている。すなわち、図1に示す各目盛3aは1個の目盛リング3として形成されている。
文字盤2は、図2に示すように、その中央部に、後述するムーブメント9のシャフト9aあるいは指針8のボス部8aを挿通させるための貫通孔2cを備えている。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、文字盤2の第1表示意匠である文字2aを透過照明するための第1光源としての発光ダイオード4が配置されている。本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード4は、発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。
導光体である目盛リング3は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等により、図1に示すように、略C字状に形成されている。目盛リング3には、第2表示意匠である目盛3aが、図2に示すように、一体的に設けられている。目盛リング3は、文字盤2の裏側(図2において右側)に各目盛3aを文字盤2の目盛孔2bを介して文字盤2の前面側に突き出させつつ配置されている。目盛リング3の両端部には、図3に示すように、文字盤2から離れる方向に折り曲げられて導光部3cが形成され、導光部3cの先端に入射面3dが形成されている。文字盤2の裏側(図2において右側)には、目盛3aを透過照明するための第2光源としての発光ダイオード5が、図3に示すように、目盛リング3の入射面3dに対向して光を入射可能に配置されている。本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード5は、発光色が橙色の橙色発光ダイオードが用いられている。発光ダイオード5から出射し入射面3dから目盛リング3内に入った光は、図3中に矢印で示すように各部で反射を繰り返しながら進行し、目盛3aの表面3bから出射する。これにより、目盛3aが発光表示される。
目盛リング3は、文字盤2の背後に配置されるため、その表面の大部分が文字2aを透過照明するための発光ダイオード4が発する光に照射される。そこで、図3に示すように、目盛3aの表面3bおよび入射面3dを除いた目盛リング3の表面に、遮光性被膜であり金属被膜としてのアルミ蒸着膜が施されている。アルミ蒸着膜は遮光性を有する。したがって、目盛リング3aが発光ダイオード4からの光に照射されても、その光が目盛リング3内に入射することが阻止される。同時に、目盛リング3内を進行する発光ダイオード5からの光が目盛3aの表面3b以外の部位、特に文字盤2の裏側にある部位から出射することが抑制される。また、アルミ蒸着膜の表面は滑らかな金属面であり高い光反射率を有する。したがって、目盛リング3aに入射した発光ダイオード4からの光は、高反射率で反射される。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成しているプリント基板7が配置されている。
プリント基板7は、たとえばガラスエポキシ基盤等からなり、文字盤2の文字2aを透過照明するための光源である発光ダイオード4、目盛3aを透過照明するための光源である発光ダイオード5が実装されている。プリント基板7には、後述する指針8を照明するための光源である発光ダイオード6が実装されている。
文字盤2とプリント基板7との間には、図2に示すように、遮光筒部11aおよび反射部11bが配置されている。遮光筒部11aは略円筒状に形成されて発光ダイオード6を覆うように配置され、発光ダイオード6が発する光が指針8以外の方向に漏れることを防止している。反射部11bは、発光ダイオード4が発する光を文字盤2に向けて反射して発光ダイオード4が発する光を文字2a照明に有効に利用しようとするものである。遮光筒部11aおよび反射部11bは、後述するケーシング11と一体的に設けられている。目盛リング3は、図2に示すように、反射部11bの表面に密着して配置されている。また、目盛リング3の導光部3cは、図3に示すように、反射部11bに設けられた貫通孔11cを介して反射部11bの背後へ延出してプリント基板7に臨んでいる。
プリント基板7には、指針8を回動させるためのムーブメント9が実装されている。ムーブメント9は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント9は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生しシャフト9aを回動させる。シャフト9aは、その先端が、図2に示すように文字盤2の表面側(図2の左側)に延出されている。シャフト9aの先端には、指針8が固定されている。
指針8は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図2に示すように、文字盤2の表面に沿って配置されている。指針8は、ムーブメント9が駆動されてシャフト9aが回動すると、シャフト9aと一体的に回動する。また、指針8の裏面8bには、印刷あるいはホットスタンプ等に着色(たとえば赤色)されている。指針8に入射した発光ダイオード5から発せられた光は、指針8の反射面8cで指針8の先端方向に向けて反射され、さらにこの反射光が裏面8bで運転者の視認方向に反射される。これにより、指針8は、赤色で発光表示される。
本発明の一実施形態による文字盤2を備えるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード6として白色発光ダイオードを用いることにより、指針8を、指針8の裏面8bに施した着色層の色で発光表示している。したがって、裏面8bに施す着色層の色を赤色に限定する必要はなく、他の色、たとえば、橙色、緑色等に着色してもよい。一方、指針8の裏面8bに白色着色層または銀色着色層を設けるとともに、発光ダイオード6として発光色が白以外の色の発光ダイオードを用いてもよい。この場合は、指針8は、発光ダイオード6の発光色により発光表示される。
また、指針8には、指針8の反射面8cおよびその近傍を覆う遮光キャップ10が、図2に示すように取り付けられている。遮光キャップ10は、遮光性を有する材質、たとえば黒色の樹脂材料等から形成され、発光ダイオード6からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
プリント基板7には、図2に示すように、発光ダイオード4、発光ダイオード5および発光ダイオード6の点灯・消灯制御およびムーブメント9の駆動制御を行うためのコントローラ15が実装されている。このコントローラ15は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
以上説明した、文字盤2、目盛リング3およびプリント基板7等は、ケーシング11内に収容・固定されている。ケーシング11は、たとえば樹脂材料等から形成されている。一方、文字盤2の前面側(図2において左側)には、略枠状の見返し板12が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成されている。見返し板12の視認者側端部には、図2に示すように、透明カバー13が装着されている。透明カバー13は、透明な樹脂あるいはガラス等の薄板から形成されている。見返し板12をおよび透明カバー13は、コンビネーションメータ1の見映えを整えるとともに、コンビネーションメータ1内部への埃、水分の侵入を防止している。
一方、ケーシング11の背後には、図2に示すように、ロアカバー14が装着されている。ロアカバー14は、たとえば樹脂材料から形成されている。
次に、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
図4に示すように、コントローラ15には、バッテリ17から電力が常時供給されている。また、コントローラ15は、イグニッションスイッチ16が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ15には、図3に示すように、発光ダイオード4、発光ダイオード5およびムーブメント9が接続されている。
コントローラ15には、図3に示すように、自動車のエンジン回転速度検出用の回転センサ18が検出信号を入力可能に接続されている。回転センサ18は、たとえば、電磁ピックアップ型が用いられており、エンジンのカムシャフト(回転速度がエンジンのクランクシャフトの回転速度の1/2)の回転数を検出可能に設置されている。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ16がON状態に切り替えられると、コントローラ15はそれを検知して、コンビネーションメータ1の作動を開始する。すなわち、発光ダイオード4、5を点灯させる。同時に、回転センサ18からの検出信号に基づいてエンジンの回転速度を算出し、算出した走行速度を指針8が文字盤2上に指示するようにムーブメント9を駆動する。これにより、文字盤2上で、文字2aが白色で、目盛3aが橙色で、指針8が赤色でそれぞれ発光表示されるとともに、指針8がムーブメント9により回動されてエンジンの回転速度を指示する。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ16がOFF状態に切り替えられると、コントローラ15はそれを検知して、コンビネーションメータ1の作動を停止する。すなわち、発光ダイオード4、5を消灯させる。同時に、指針8が文字盤2上において速度0r/min(revolution per minute、毎分回転数)を指示するようムーブメント9を駆動する。あるいは、ムーブメント9への通電を停止する。ムーブメント9への通電を停止した場合は、ムーブメント9のシャフト9aは、リターンスプリング(図示せず)の弾性力等により指針8が0r/minを指示する位置まで回転する。
次に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である文字盤2の構成およびその作用効果、特に視認性におよぼす効果について説明する。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、文字盤2上に2つの表示意匠である文字2aおよび目盛3aを備え、文字盤2の背後に文字2a透過照明用の発光ダイオード4および目盛3a透過照明用の発光ダイオード5が配置され、各目盛3aは1個の共通の目盛リング3に一体的に形成され、目盛リング3は、入射面3dおよび目盛3aの表面3cを除く部分にアルミ蒸着膜3eが施されている。
このアルミ蒸着膜3eは遮光性を有するため、目盛リング3aが発光ダイオード4からの光に照射されても、その光が目盛リング3内に入射することが阻止される。同時に、目盛リング3内を進行する発光ダイオード5からの光が目盛3aの表面3d以外の部位、特に文字盤2の裏側にある部位から出射することが抑制される。
これにより、文字盤2の裏側において、発光ダイオード4から発せられた光と発光ダイオード5から発せられた光とが混ざることを確実に防止できる。したがって、文字2aおよび目盛3aの発光色が両発光ダイオード4、5の発光色の混合色となり、コンビネーションメータ1の見映えが低下するという不具合を防止することができる。
さらに、アルミ蒸着膜3eの表面は滑らかな金属面であり高い光反射率を有するので、目盛リング3aの表面、すなわちアルミ蒸着膜3eに入射した発光ダイオード4からの光は、高反射率で反射される。
これにより、発光ダイオード4から発せられた光を高効率で文字2aの照明に利用して文字2aの発光輝度を高めることができる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、目盛リング3に施す遮光性被膜を金属被膜であるアルミ蒸着膜3eとしているが、他の金属被膜であってもよい。たとえば、クロムめっき膜であってもよい。さらには遮光性被膜を金属被膜に限る必要はなく、他の種類の遮光性を有する被膜であってもよい。たとえば明色(銀色等)の塗料被膜であってもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、発光ダイオード4および発光ダイオード5の発光色を白色、橙色としているが、この組合わせに限る必要はなく、他の異なる色の組合わせとしてもよい。さらには、発光ダイオード4および発光ダイオード5の発光色を同色とし且つ発光輝度を互いに異なるようにしてもよい。この場合も、発光ダイオード4および発光ダイオード5からの出射光が互いに混ざらないので、文字2aおよび目盛3aの発光輝度に明確な差を設けることができる。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、イグニッションスイッチ16のON時に発光ダイオード4および発光ダイオード5を同時に点灯させているが、同時ではなくてどちらか一方を先に点灯させ、所定時間後に他方を点灯させてもよい。この場合、どちらか一方のみが点灯している状態、つまり文字2aおよび目盛3aのどちらか一方のみが発光表示される状態において、文字2aおよび目盛3aの他方は確実に暗い状態、すなわち照明されない状態となるので、斬新な見映えの演出を実施することが可能となる。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、イグニッションスイッチ16のOFF時に発光ダイオード4および発光ダイオード5を同時に消灯させているが、同時ではなくてどちらか一方を先に消灯させ、所定時間後に他方を消灯させてもよい。この場合においても、どちらか一方のみが点灯している状態、つまり文字2aおよび目盛3aのどちらか一方のみが発光表示される状態において、文字2aおよび目盛3aの他方は確実に暗い状態、すなわち照明されない状態となるので、斬新な見映えの演出を実施することが可能となる。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、文字2a照明用光源として発光ダイオード4を、目盛3a照明用光源として発光ダイオード5を、指針8照明用光源として発光ダイオード6をそれぞれ用いているが、3者のうち少なくとも一つを他の種類の光源、たとえば電球、放電等あるいはELパネル等に置き換えてもよい。
また、以上説明した実施形態はコンビネーションメータ1のタコメータTを例に説明してきたが、タコメータTに限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば、当該自動車の走行速度を指示する速度計、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ1内に計器を複数個備え、計器毎に、以上説明した実施形態の構成による目盛リング3を備えてもよい。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用計器)
2 文字盤
2a 文字(第1表示意匠)
2b 目盛孔
2c 貫通孔
3 目盛リング(導光体)
3a 目盛(第2表示意匠)
3b 表面
3c 導光部
3d 入射面
3e アルミ蒸着膜(遮光性皮膜、金属被膜)
4 発光ダイオード(第1光源)
5 発光ダイオード(第2光源)
6 発光ダイオード
7 プリント基板
8 指針
8a ボス部
8b 裏面
8c 反射面
9 ムーブメント
9a シャフト
10 遮光キャップ
11 ケーシング
11a 遮光筒部
11b 反射部
11c 貫通孔
12 見返し板
13 透明カバー
14 ロアカバー
15 コントローラ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 回転センサ
T タコメータ

Claims (5)

  1. 文字盤と、
    前記文字盤の背後に配置されて前記文字盤の第1表示意匠を透過照明する第1光源と、
    前記文字盤の背後に配置されて前記文字盤の第2表示意匠を透過照明する第2光源と、
    前記文字盤の背後に配置されて前記第2光源が発する光を前記第2表示意匠へ導く透光性材質から形成された導光体とを備え、
    前記導光体の前記第1光源からの光に照射される部分の表面に遮光性皮膜を形成したことを特徴とする車両用計器。
  2. 前記第1光源と前記第2光源とは発光色が異なることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記遮光性皮膜は高光反射率特性を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記遮光性皮膜は金属被膜あるいは明色塗装膜であることを特徴とする請求項3に記載の車両用計器。
  5. 前記第2表示意匠は計器の目盛であり且つ該目盛は前記導光体と一体的に形成され、
    前記目盛は前記文字盤の孔部を介して前記文字盤の前面側に突き出していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用計器。
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