JP2005345287A - 指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導光体の構成に工夫を凝らして、扇型のみならず種々の形状の表示意匠部を少ない数の点状光源にて効率良く照明可能な指針計器を提供することを目的とする。
【解決手段】 反射部31を互いに隣接して配置された複数の反射面311、312、313から構成した。このような構成とすれば、各反射面311、312、313の形状および姿勢、つまり各反射面311、312、313と発光ダイオード4および文字板2との位置関係を適宜設定して、各反射面311、312、313の各照射範囲S1、S2、S3形状を個別に調整できるので、発光ダイオード4からの光による照射範囲形状を文字板2の被照明領域の形状に容易に対応させることが可能となる。
したがって、目盛21、数字22および文字23を少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、たとえば自動車等に搭載されて各種情報を指示する指針計器に関するものである。
従来の指針計器としては、たとえば、回転軸によって軸回り駆動される指針に対応して設けられる透光性の表示意匠部を有する表示部材と、この表示部材の背後に配置され表示意匠部を透過照明する点状の光源と、この光源と表示部材との間に配置され光源からの光を表示意匠部に導く導光体とを備え、導光体が光源からの光を導入する受光面と、この受光面から導入した光を放射方向に反射する第1の円錐面と、この第1の円錐面を取り巻くとともに少なくとも表示意匠部を含む大きさに形成され第1の円錐面からの光を表示意匠部側に反射する第2の円錐面とを有するものがある(特許文献1参照)。
このような構成の導光体によれば、受光面から導光体内に入射した光源からの光は、第1の円錐面によって放射方向に略均一に反射・拡散され、この反射光、拡散光は、表示意匠部を含む大きさに形成された第2の円錐面を通じて表示意匠部側に反射され、表示意匠部を効率良く照らす。これにより、光源が発する光を高効率で表示意匠部へ導くことができる。
特開2003−130693号公報
上述の、従来の指針計器においては、第2円錐面からの反射光の文字板上の照射範囲は単純な扇型となり、この範囲の照度はほぼ均一となっている。
ところで、指針計器の見映え向上化を図る手段の一つとして、表示意匠部のデザインを、単純な円弧形状ではなくて異型形状あるいは複雑な形状とすることがある。従来の指針計器においては、導光体における表示意匠部へ向けて光を照射する発光面である第2円錐面は単一の円錐面であり、それによる光照射範囲も単純な扇型となっている。このため、従来の指針計器の構成では、異型形状あるいは複雑な形状の表示意匠部を少数の光源で均一な明るさで照明することは困難である。したがって、従来の指針計器の構成によって異型形状あるいは複雑な形状の表示意匠部を均一な明るさで照明するためには、光源、第1の円錐面および第2の円錐面からなる照明ユニットを多数組設ける必要がある。
また、従来の指針計器の構成では、光源が発する光を導光体内において第1の円錐面および第2の円錐面で反射させて表示意匠部を透過照明している。すなわち光源からの光は、導光体内において2回反射した後に導光体から出射している。このため、光源からの光の利用効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、導光体の構成に工夫を凝らして、扇型のみならず種々の形状の表示意匠部を少ない数の点状光源にて効率良く照明可能な指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の指針計器は、表示意匠部を備え透光性材料からなる文字板と、文字板に形成された貫通孔を挿通する回転軸に固定され且つ文字板表面に沿って回動可能に配置された指針と、文字板の背後に配置され表示意匠部を透過照明する光源と、光源と文字板との間に配置され光源からの光を表示意匠部へ導く導光体とを備え、導光体は光源が発する光を導光体内へ導入する受光部と受光部から導入された光を表示意匠部へ向けて反射する反射部とを備え、反射部を互いに隣接して配置された複数の反射面から構成した構成としている。
このような構成によれば、1つの光源により照明される文字板上の領域は、各反射面からの反射光が照射する領域の集合領域となる。1つの反射面からの反射光が照射する文字板上の領域の形状は、この反射面の形状および姿勢、つまり反射面と光源および文字板との位置関係とによって定まる。したがって、反射部を構成する各反射面の形状および姿勢を適宜設定することにより、一つの反射部である複数の反射面により照射される文字板上の領域形状を所望の形状に自由に設定することが可能となる。同時に、一つの反射部である複数の反射面により照射される文字板上の領域の明るさをより均一にすることが可能となる。
これにより、文字板上の表示意匠部形状が単純な扇型以外の形状、すなわち異型形状あるいは複雑な形状の場合においても、少ない数の点状光源にて効率良く照明可能な指針計器を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の指針計器は、複数の反射面の少なくとも一つを円錐面としている。
円錐面は、光源からの光を放射方向に略均一に反射・拡散するので、文字板の広い範囲を均一な明るさで効率よく照明することができる。
本発明の請求項3に記載の指針計器は、複数の反射面の少なくとも一つに、この部分を通じて導光体外へ透過する光量を制限する反射手段を形成している。
このような構成により、複数の反射面を透過して導光体外へ出射する光を反射手段により文字板に向けて反射して、文字板の照明効率を向上することができる。また、複数反射面を介して導光体外へ向かう漏光を遮断して、文字板の見映えを良好に維持することができる。
以下、本発明による指針計器を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ100に搭載される速度計1適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による指針計器である速度計1を備えたコンビネーションメータ100の部分正面図である。なお、図1において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図2は、本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左方が運転席であり、速度計1は、図2において、左側から視認される。
図3は、本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のIV−IV線断面図である。
図5は、図4中のV矢視図であり、導光体3の受光部32の正面図である。
図6は、本発明の第1実施形態による速度計1の導光体3の正面図である。
図7は、本発明の第1実施形態による速度計1の導光体3の外観矢視図である。
図11は、本発明の第1実施形態における発光ダイオード4および反射部31による照射範囲S1、S2、S3を示す模式図である。
図12は、本発明の第1実施形態による速度計1を備えたコンビネーションメータ100の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ100は、当該自動車の車室内の運転席前方に運転者が視認可能に設けられ、当該自動車の作動状態に関する情報(走行速度、エンジン回転数等)およびその他の各種情報を表示するものである。
指針計器である速度計1は、大きくは、図1に示すように、目盛や数字等を備えた文字板2および文字板2の表面に沿って回動する指針5を備え、この指針5の回動角度により当該自動車の走行速度を運転者に視認可能に指示するものである。
文字板2は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されるとともに、運転者から視認可能に、運転席(図示せず、図2の左側にある)に対向して配置されている。また、文字板2は、表示意匠部である目盛21、数字22および文字23を備えている。これらの目盛21、数字22および文字23は、後述する指針5とともに当該自動車の走行速度を指示するためのものである。目盛21、数字22および文字23は、文字板2の表面に目盛21、数字22および文字23を除いて遮光性皮膜を塗装あるいは印刷等により施して形成されている。すなわち、目盛21、数字22および文字23のみが透光性となり、それらの周囲は遮光性となっている。これにより、目盛21、数字22および文字23は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されて文字板2を透過照明する光源としての後述する発光ダイオード4からの光により透過照明されて発光表示される。
また、文字板2において、目盛21は、図1に示すように、後述する指針5の回転軸であるシャフト61を中心とした放射線状に形成されているが、目盛21の外周側端部であるシャフト61と反対側の端部および数字22は、図1に示すように、略長方形の各辺に沿うように配列されている。すなわち、本発明の第1実施形態による速度計1においては、文字板2の被照明領域である目盛21、数字22および文字23は、一般的な扇型ではなくて、略コ字状となっている。
なお、本発明の第1実施形態による速度計1においては、目盛21、数字22および文字23を無色透明のままとし、且つそれらの周囲に遮光性黒色塗装を施しているが、このような組み合わせに限定する必要はなく、目盛21、数字22および文字23に透光性着色層を施してもよい。この場合は、目盛21、数字22および文字23は着色された色で発光表示されることになる。
文字板2の裏側(図2において右側)には、光源である発光ダイオード4からの光を表示意匠部である目盛21、数字22および文字23に導く導光体3が配置されている。導光体3は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されている。導光体3は、図2に示すように、発光ダイオード4が発する光を導光体3内へ導入する受光部32と、受光部32から導入された光を文字板2の目盛21、数字22および文字23へ向けて反射する反射部31を備えている。また、本発明の第1実施形態による速度計1においては、導光体3は、文字板2の表示意匠部である目盛21、数字22および文字23の配列形状に対応させて、図6に示すように、略コ字状に形成されている。
受光部32は、図2に示すように、導光体3の裏面(図2において右側表面)から外方に突出して形成され、その先端部には、図4、図5に示すような互いに同心状の溝が形成されている。これらの溝により発光ダイオード4から放射状に発せられた光を屈折させて、略平行光線として導光体3内を反射部31へ向けて進行させる機能を果たしている。
反射部31は、複数の反射面から構成されている。すなわち、図6に示すように、反射面311、反射面312および反射面313から構成されている。反射面311および反射面312は平面として、また反射面313は円錐面として形成されている。反射部31は、受光部32から入射した発光ダイオード4からの光のほぼ全量が各反射面311、312、313に入射させるべく、図2に示すように、受光部32とは運転者の視認方向(図2の上下方向)において対向するように配置されている。本発明の第1実施形態による速度計1においては、導光体3は、反射部31を、図6に示すように、3個備えている。したがって、光源である発光ダイオード4も、それらに対応して3個設けられている。反射部31、すなわち各反射面311、312および313は、図7に示すように、導光体3の文字板2側表面(図2において左側表面)に、凹部を形成するように設けられている。
文字板2の背後、つまり導光体3の背後には、図2および図3に示すように、光源である発光ダイオード4が受光部32に光を入射可能に配置されている。
指針5は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図2に示すように、文字板2の表面25に沿って配置されている。指針5は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置される後述するムーブメント6の回転軸であるシャフト61に固定されている。これにより、ムーブメント6が駆動されてシャフト61が回動すると、指針5はシャフト61と一体的に回動する。また、指針5の裏面51には、印刷あるいはホットスタンプ等により赤色に着色されている。これにより、指針5は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されている指針5を照明する光源としての発光色が白色の白色発光ダイオードである発光ダイオード7からの光により照明されて赤色で発光表示される。すなわち、指針5に入射した発光ダイオード7から発せられた光は、指針5の反射面52で指針5の先端方向に向けて反射され、さらにこの反射光が裏面51で運転者の視認方向に反射される。すなわち、本発明の第1実施形態による速度計1においては、発光ダイオード7として白色発光ダイオードを用いることにより、指針5を、指針5の裏面51に施した着色層の色で発光表示している。したがって、着色層の色を赤色に限定する必要はなく、他の色、たとえば、橙色、緑色等に着色してもよい。一方、指針5の裏面51に白色着色層を設けるとともに、発光ダイオード7として発光色が白以外の色の発光ダイオードを用いてもよい。この場合は、指針5は、発光ダイオード7の発光色により発光表示される。
また、指針5には、指針5の反射面52およびその近傍を覆う遮光キャップ10が、図図2に示すように取り付けられている。遮光キャップ10は、遮光性を有する材質、たとえば黒色の樹脂材料等から形成され、発光ダイオード7からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
指針5を回動させるための駆動力を発生させるムーブメント6は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント6は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生しシャフト61を回動させる。これにより、シャフト先端に固定された指針5が、文字板2の表面25に沿って回動する。
上述した、発光ダイオード4、ムーブメント6および発光ダイオード7は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されているプリント基板8上に実装されている。プリント基板8は、たとえばガラスエポキシ基板等から形成され、コンビネーションメータ100の電気回路部を形成している。また、プリント基板8には、指針5照明用の発光ダイオード7を囲むように筒状の遮光筒9が装着されている。遮光筒9は、遮光性部材、たとえば金属あるいは黒色の樹脂から形成され、図2に示すように、その両端部を文字板2の裏面およびプリント基板8に密着させて取り付けられている。これにより、発光ダイオード7が発する光が指針5以外の部分を照射する、あるいは、発光ダイオード4が発する光が文字板2の貫通孔24を介して外部へ洩れることを防止している。また、プリント基板8には、図2に示すように、発光ダイオード4および発光ダイオード7の点灯・消灯制御および指針5を回動させるためのムーブメント6の駆動制御を行うためのコントローラ14が実装されている。このコントローラ14は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
また、文字板2の視認者側(図2の左側)には、図2に示すように、略枠状の見返し板11を介して透明カバー12が設置されている。見返し板11は、たとえば樹脂材料から形成されている。また、透明カバー12は、透明な樹脂あるいはガラス等の薄板から形成されている。見返し板11をおよび透明カバー12は、コンビネーションメータ100の見映えを整えるとともに、コンビネーションメータ100内部への埃、水分の侵入を防止している。
次に、本発明の第1実施形態による速度計1の特徴である、導光体3の構成による作用効果、詳しくは、導光体3の反射部31の作用効果について説明する。
図8には、従来の指針計器における一個の光源Pによる文字板上の照射範囲Sを示す。
図9、図10には、従来の指針計器における複数の光源Pの配置例を示す。
図11には、本発明の第1実施形態における発光ダイオード4および反射部31による照射範囲S1、S2、S3を示す。
従来の指針計器においては、導光体における表示意匠部へ向けて光を照射する発光面である第2円錐面は単一の円錐面として形成されているので、それによる光照射範囲は、図8に示すように、単純な扇型となっている。このため、従来の指針計器の構成では、異型形状あるいは複雑な形状の表示意匠部を照明する場合、図9に示すように、隣り合う2つの光源2による照射範囲Sの間に、暗い部分である低照度領域Kが生じ、表示意匠部の明るさに斑が生じ私心計器の見映えが低下してしまう。一方、図10に示すように光源Pを配置すれば、表示意匠部の明るさ斑をなくすことは可能であるが、多数の光源Pが必要となるため、指針計器の消費電力増加、コスト増大といった問題が生じる。
これに対して、本発明の第1実施形態による速度計1では、導光体3は光源である発光ダイオード4が発する光を導光体3内へ導入する受光部32と受光部32から導入された光を表示意匠部である目盛21、数字22および文字23へ向けて反射する反射部31とを備え、反射部31を互いに隣接して配置された複数の反射面311、312、313から構成した。すなわち、文字板2を照射する反射部の構成を、従来の指針計器における一個の単一な円錐面から複数の反射面311、312、313に変更している。
このような構成によれば、一個の発光ダイオード4により照明される文字板2上の領域は、図11に示すように、各反射面311、312、313からの反射光が照射する領域である照射範囲S1、S2、S3の集合領域となる。本発明の第1実施形態による速度計1においては、各反射面311、312、313の形状および姿勢、つまり各反射面311、312、313と発光ダイオード4および文字板2との位置関係を、各照射範囲S1、S2、S3の集合領域が、文字板2の被照明領域である目盛21、数字22および文字23を完全に覆うように設定している。言い換えると、反射部32を複数の反射面311、312、313から構成することにより、発光ダイオード4からの光による照射範囲形状を文字板2の被照明領域の形状に容易に対応させることが可能となる。
これにより、文字板2上の表示意匠部である目盛21、数字22および文字23が単純な扇型以外の形状、すなわち異型形状あるいは複雑な形状を成すように配置される場合においても、少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。
なお、本発明の第1実施形態による速度計1においては、各反射面311、312、313と発光ダイオード4との位置関係を、発光ダイオード4から発せられた光による各反射面311、312、313への入射角が導光体3における全反射角度(たとえば、アクリル樹脂の場合は約45度)以上となるように設定している。これにより、各反射面311、312、313に入射した発光ダイオード4からの光を全反射させる、言い換えると、入射光の大部分を文字板2へ向けて文字板2の透過照明に利用することができる。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態による速度計1の電気回路構成について、図12に基づいて説明する。
図12に示すように、コントローラ14には、バッテリ17から電力が常時供給されている。また、コントローラ14は、切り替え手段であるイグニッションスイッチ16が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
また、コントローラ14には、図12に示すように、自動車の走行速度検出用の速度センサ15が検出信号を入力可能に接続されている。速度センサ15は、たとえば、当該自動車のトランスミッション出力軸の回転数を検出するものである。
また、コントローラ14には、図12に示すように、発光ダイオード5、発光ダイオード7およびムーブメント6が接続されている。
コントローラ14は、イグニッションスイッチ16の作動状態を検出し、イグニッションスイッチ16がON状態の時には、各発光ダイオード5、6を点灯させるとともに、速度センサ15からの検出信号に基づいて自動車の速度を算出し、算出した速度を指針5が文字板2上に指示するようムーブメント6を駆動する。一方、イグニッションスイッチ16がOFF状態の時には、各発光ダイオード5、6を消灯させるとともに、指針5が文字板2上において速度0、つまり0km/hを指示するようムーブメント6を駆動する。あるいは、ムーブメント6への通電を停止する。ムーブメント6への通電を停止した場合は、ムーブメント6のシャフト61は、リターンスプリング(図示せず)の弾性力等により指針5が0km/hを指示する位置まで回転する。
以上説明した、本発明の第1実施形態による速度計1においては、導光体3は光源である発光ダイオード4が発する光を導光体3内へ導入する受光部32と受光部32から導入された光を表示意匠部である目盛21、数字22および文字23へ向けて反射する反射部31とを備え、反射部31を互いに隣接して配置された複数の反射面311、312、313から構成した。すなわち、文字板2を照射する反射部を、従来の指針計器における一個の単一な円錐面ではなくて複数の反射面311、312、313により構成している。
このような構成とすれば、各反射面311、312、313の形状および姿勢、つまり各反射面311、312、313と発光ダイオード4および文字板2との位置関係を適宜設定して、各反射面311、312、313の各照射範囲S1、S2、S3形状を個別に調整できるので、発光ダイオード4からの光による照射範囲形状を文字板2の被照明領域の形状に容易に対応させることが可能となる。
したがって、文字板2上の表示意匠部である目盛21、数字22および文字23が単純な扇型以外の形状、すなわち異型形状あるいは複雑な形状を成すように配置される場合においても、少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態による速度計1においては、複数の反射面311、312、313のうち、反射面313を円錐面として形成している。
円錐面は、発光ダイオード4からの光を放射方向に略均一に反射・拡散するので、文字板2の所望の範囲を均一な明るさで効率よく照明することができる。
(第2実施形態)
図13に、本発明の第2実施形態による速度計1の部分断面図を示す。図13は、図1のIV−IV線断面図に相当する。
本発明の第2実施形態による速度計1においては、導光体3の反射部31を形成する各反射面311、312、313に反射手段として金属膜18を設けている。この金属膜18は、たとえばアルミニウム箔からなり、ホットスタンプ等により各反射面311、312、313に貼着されている。
導光体3においては、各反射面311、312、313と発光ダイオード4との位置関係を、発光ダイオード4から発せられた光による各反射面311、312、313への入射角が導光体3における全反射角度(たとえば、アクリル樹脂の場合は約45度)以上となるように設定し、発光ダイオード4が発する光の文字板2照明への利用効率向上を図っている。
しかしながら、発光ダイオード4は光を放射状に発するため、その一部の光は、反射板311、312、313のいずれかへの入射角が全反射角以下となり、反射板311、312、313を介して導光体3外へ出射し、いわゆる漏光が発生する。このため、発光ダイオード4が発する光の文字板2照明への利用効率低下、漏光による文字板2の見映え低下という問題が発生する可能性がある。
そこで、本発明の第2実施形態による速度計1のような構成とすれば、金属膜18により、発光ダイオード4が発する光の一部が反射板311、312、313を介して導光体3外へ出射することを阻止するとともに、この光を金属膜18で文字板2へ向けて反射して文字板2の照明に利用することができる。
(第3実施形態)
図14に、本発明の第3実施形態による速度計1における導光体3の部分正面図を示す。
本発明の第3実施形態による速度計1においては、本発明の第1実施形態による速度計1に対して、導光体3の反射部31の構成、すなわち反射面の個数を変更している。
本発明の第1実施形態による速度計1では、反射部31を3個の反射面311、312、313から構成しているのに対して、本発明の第3実施形態による速度計1においては、図14に示すように5個の反射面A、B、C、D、Eから構成している。また、本発明の第1実施形態による速度計1においては、反射面311、312を平面として、反射面313を円錐面として形成しているのに対して、本発明の第3実施形態による速度計1においては、5個の反射面A、B、C、D、Eを平面として形成している。
この構成においても、各反射面A、B、C、D、Eの各照射範囲形状を個別に調整できるので、発光ダイオード4からの光による照射範囲形状を文字板2の被照明領域の形状に容易に対応させることが可能となる。
したがって、文字板2上の表示意匠部である目盛21、数字22および文字23が単純な扇型以外の形状、すなわち異型形状あるいは複雑な形状を成すように配置される場合においても、少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態による速度計1においては、文字板2照明用光源として発光ダイオード4を、指針5照明用光源として発光ダイオード7をそれぞれ用いているが、両者のうち少なくとも一方を他の種類の光源、たとえば電球、放電等あるいはELパネル等に置き換えてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態による速度計1においては、文字板2上の表示意匠部である目盛21、数字22および文字23の配列を略コ字状としているが、目盛21、数字22および文字23が円弧状に配列される一般的な文字板2に対しても、当然ながら適用可能である。この場合も、少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。少ない数の発光ダイオード4にて効率良く照明可能な速度計1を提供することができる。
また、以上説明した各実施形態は、本発明による指針計器を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ100に搭載される速度計1適用した場合を例に説明しているが、速度計1に限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ100内に、本発明による指針計器を複数個備えてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態による指針計器を自動車用以外の用途の各種機器、たとえば民生用機器等に適用してもよい。
本発明の第1実施形態による指針計器である速度計1を備えたコンビネーションメータ100の部分正面図である。 本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のIII−III線断面図である。 本発明の第1実施形態による速度計1の断面図であり、図1中のIV−IV線断面図である。 図4中のV矢視図であり、導光体3の受光部32の正面図である。 本発明の第1実施形態による速度計1の導光体3の正面図である。 本発明の第1実施形態による速度計1の導光体3の外観矢視図である。 従来の指針計器における一個の光源Pによる文字板上の照射範囲Sを示す模式図である。 従来の指針計器における複数の光源Pの配置例を示す模式図である。 従来の指針計器における複数の光源Pの配置例を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における発光ダイオード4および反射部31による照射範囲S1、S2、S3を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による速度計1を備えたコンビネーションメータ100の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態による速度計1の部分断面図である。 本発明の第3実施形態による速度計1における導光体3の部分正面図である。
符号の説明
1 速度計(指針計器)
2 文字板
21 目盛(表示意匠部)
22 数字(表示意匠部)
23 文字(表示意匠部)
24 貫通孔
25 表面
3 導光体
31 反射部
311 反射面
312 反射面
313 反射面(円錐面)
32 受光部
4 発光ダイオード(光源)
5 指針
51 裏面
52 反射面
6 ムーブメント
61 シャフト(回転軸)
7 発光ダイオード
8 プリント基板
9 遮光筒
10 遮光キャップ
11 見返し板
12 透明カバー
13 ケーシング
14 コントローラ
15 速度センサ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 金属膜(反射手段)
100 コンビネーションメータ
A、B、C、D、E 反射面

P 光源
S 照射範囲
S1 照射範囲
S2 照射範囲
S3 照射範囲

Claims (3)

  1. 表示意匠部を備え透光性材料からなる文字板と、
    前記文字板に形成された貫通孔を挿通する回転軸に固定され且つ前記文字板表面に沿って回動可能に配置された指針と、
    前記文字板の背後に配置され前記表示意匠部を透過照明する光源と、
    前記光源と前記文字板との間に配置され前記光源からの光を前記表示意匠部へ導く導光体とを備え、
    前記導光体は前記光源が発する光を前記導光体内へ導入する受光部と前記受光部から導入された光を前記表示意匠部へ向けて反射する反射部とを備え、
    前記反射部を互いに隣接して配置された複数の反射面から構成したことを特徴とする指針計器。
  2. 複数の前記反射面の少なくとも一つは円錐面であることを特徴とする請求項1に記載の指針計器。
  3. 複数の前記反射面の少なくとも一つに、この部分を通じて前記導光体外へ透過する光量を制限する反射手段を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。
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