JP2007121038A - 計器用文字盤 - Google Patents

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    • G01D11/00Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D11/28Structurally-combined illuminating devices

Abstract

【課題】金属調模様を備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な計器用文字盤を提供する。
【解決手段】溝部20の一対の側面20aを、互いに交差する2個の平面である文字盤2に近い側の平面20aaおよび文字盤2から遠い側の平面20abから構成し、さらに、各平面20aaおよび平面20abと視認方向(図3において、左右方向)との成す角度θ1、θ2との間に、θ1>θ2なる関係を設定した。これにより、溝部20内における反射回数を増やして入射光の光量減少度合いを増大させ、且つ入射光の出射方向を様々な方向に拡散させることができる。したがって、スピン模様Sを備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な文字盤2を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、たとえば自動車に搭載されて各種情報を表示するコンビネーションメータ等に用いられる計器用文字盤に関するものである。
従来の計器用文字盤としては、たとえば、指針計器の文字板であって、金属から形成されるとともに、表面に旭光目付けが施されたものがある(特許文献1参照)。
計器としての表示意匠、たとえば目盛、数字等は旭光目付けを背景として設けられている。
上述の、従来の計器用文字盤においては、計器用文字盤表面が外来光あるいは照明用光源光に照射されたときに、計器用文字盤表面からの反射光により視認者に対して金属の質感を感じさて高級感のある見映えをえることができる。
特開2003−4495号公報
しかしながら、上述の、従来の計器用文字盤において、その表面に設けられた旭光目付けは、幅および深さが非常に小さい溝を隣接して放射状に配置して形成している。このため、計器用文字盤の光反射率が高く、外来光あるいは照明用光源光に照射されたときの反射光が、視認者に眩しく感じられて、計器の視認性が低下する可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、計器用文字盤に金属調模様を備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な計器用文字盤を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の計器用文字盤は、視認側表面に多数の筋状に形成された細かい溝部からなる金属調模様を備えた計器用文字盤であって、溝部における側面を互いに交差し且つ計器用文字盤の視認方向と成す角度が異なる複数の平面から構成したことを特徴としている。
金属調模様を構成する溝は、一般的には断面が略V字状に形成されている。言い換えると、溝は、視認方向に対して傾斜し且つ互いに対向する2つの面から構成されている。金属調模様を形成する溝に入射した光は、2つの斜面のどちらか一方に入射し、そこで反射して他方の斜面に入射し、さらに反射して最初の入射方向とほぼ反対方向へ進行する。つまり、金属調模様を形成する溝に入射した光は2回反射した後、入射方向とほぼ対の方向へ進行する。このため、従来の計器用文字盤においては、金属調模様からの反射光の光量減少は少ない、言い換えると金属調模様は光反射率が高くなっている。したがって、計器用文字盤への光の照射状態によっては、金属調模様が視認者にとっては眩しく感じられて計器の視認性が低下する可能性があった。
これに対して、本発明の請求項1に記載の計器用文字盤は、溝の各斜面をそれぞれ単一の平面からではなく、互いに交差し且つ計器用文字盤の視認方向と成す角度が異なる複数の平面から構成した。言い換えると、金属調模様を形成する溝は、少なくとも4個の平面から構成されている。
このため、金属調模様を形成する溝に入射した光は、その一部は2つの平面を経由して、つまり2回反射して最初の入射方向とほぼ反対方向へ進行する。また、金属調模様への入射光の一部は、3回以上反射を繰り返した後溝から出射する。光が平面で反射する場合その反射率は100%未満であり、反射光の光量は入射光光量よりも少なくなる。すなわち、反射回数が増えるほど、反射光の光量は減少する。
本発明の請求項1に記載の計器用文字盤は、金属調模様を形成する溝に入射した光が再び溝から出射するまでの反射回数を従来の計器用文字盤の場合よりも増加させることにより、金属調模様における光反射率を従来の計器用文字盤における金属調模様の光反射率よりも低減させることができる。それにより、金属調模様が視認者にとって眩しく感じられることを防止できる。したがって、金属調模様を備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な計器用文字盤を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の計器用文字盤は、平面と計器用文字盤の視認方向との成す角度は計器用文字盤から遠い平面ほど小さくなるように設定されたことを特徴としている。
平面と視認方向との成す角度は、平面と視認方向とが直交するときに90度で最大となり、その状態から平面が傾斜するに連れて角度は減少していき、平面が視認方向と平行であるときに0度で最小となる。このため、平面と視認方向との成す角度が大きいと、平面に入射した外来光の反射光のうち、直接視認者方向へ進行する光の光量が多く、より眩しく感じられる。
本発明の請求項2に記載の計器用文字盤の構成によれば、計器用文字盤に、視認方向に対して斜めの方向から光が入射した場合、溝の一方側の各平面には光が入射するが他方側の平面には光が入射しなくなる。
これにより、金属調模様における光反射率低減効果をより高めることができる。
本発明の請求項3に記載の計器用文字盤は、視認側表面に多数の筋状に形成された細かい溝部からなる金属調模様を備えた計器用文字盤であって、溝部における表面を計器用文字盤の視認方向において凹である曲面から構成したことを特徴している。
これは、上述の本発明の請求項2に記載の計器用文字盤において、平面と平面の交差部を滑らかに繋ぐとともに、平面の個数を無限に増やした構成にほぼ相当する。
したがって、この場合も、金属調模様を備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を効果的に低減して良好な視認性を確保することが可能な計器用文字盤を提供することができる。
本発明の請求項4に記載の計器用文字盤は、多数の溝部は略直線状に形成されることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の計器用文字盤は、多数の溝部は略同心円状に配置されることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の計器用文字盤は、多数の溝部は放射状に配置されることを特徴としている。
金属調模様を構成する溝の配置状態を、略直線状、略同心円状、あるいは放射状とすることにより、金属調模様の見映え向上効果を高めることができる。
以下、本発明による計器用文字盤を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ1内の計器であるエンジンタコメータAに装着される文字盤2に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の部分正面図である。なお、図1において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図2は、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左方が運転席であり、コンビネーションメータ1は、図2の左側から視認される。
図3は、本発明の一実施形態による文字盤2の部分拡大断面図であり、図2に相当する。
図4は、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、当該自動車の車室内の運転席前方に運転者が視認可能に設けられ、当該自動車の作動状態に関する情報(走行速度、エンジン回転速度等)およびその他の各種情報を表示するものである。
エンジンタコメータAは、大きくは、図1に示すように、目盛や数字等を備えた文字盤2および文字盤2の表面に沿って回動する指針7を備え、この指針7の回動角度により当該自動車のエンジン回転速度を運転者に視認可能に指示するものである。
計器用文字盤である文字盤2は、金属、たとえばアルミニウムあるいはステンレス鋼等の薄板から形成されている。文字盤2は、指針7とともに当該自動車のエンジン回転速度を指示する、目盛21、数字22および文字23を備えている。目盛21、数字22および文字23は、図1に示すように、金属薄板にプレス加工等を施して目盛21、数字22および文字23の各形状の貫通孔として形成されている。文字盤2には、指針7を回転させるシャフト81を挿通させるためのシャフト孔24が、図2に示すように、設けられている。
文字盤2には、金属調模様であるスピン模様Sが、図1に示すように、文字盤2の全面に亘って形成されている。スピン模様Sは、多数の筋状の溝部20から構成されている。スピン模様Sを形成する多数の溝部20は、図1に示すように、シャフト孔24と同心円状且つ互いに隣接して配置されている。
溝部20は、図3に示すように、その内壁である互いに対向する一対の側面20aを備えている。この側面20aは、互いに交差する複数の平面である平面20aaおよび平面20abから構成されている。すなわち、図3に示すように、文字盤2に近い側から平面20aa、平面20abの順に配置されている。平面20aaおよび平面20abは、それぞれが視認方向(図3において、左右方向)と成す角度が互いに異なっている。すなわち、図3に示すように、文字盤2に近い側の平面20aaと視認方向との成す角度は角度θ1、文字盤2から遠い側の平面20abと視認方向との成す角度は角度θ2である。ここで、角度θ1と角度θ2との間には、θ1>θ2なる関係が成立している。
文字盤2の背面側(図2において右側)には、図2に示すように、光源である発光ダイオード5からの光を文字盤2側に導いて文字盤2の目盛21、数字22および文字23を透過照明するための導光板3が文字盤2の裏面に密着させて配置されている。導光板3は、透光性材質である無色透明のアクリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂から作られている。導光板3には、ムーブメント8のシャフト81を挿通させるための貫通孔31が、文字盤2の貫通孔24に対応する位置に設けられている。
導光板3の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成しているプリント基板4が配置されている。
プリント基板4は、たとえばガラスエポキシ基盤等からなり、文字盤2を透過照明するための光源である発光ダイオード5が実装されている。プリント基板4には、後述する指針7を照明するための光源である発光ダイオード6が実装されている。この発光ダイオード6の発光面には、図2に示すように、発光ダイオード6が発する光を効率良く指針7へ導くための導光体17が装着されている。導光体17は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されている。本発明の一実施形態による文字盤2を備えるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード5および発光ダイオード6として白色発光ダイオードが用いられている。プリント基板4には、指針7を回動させるためのムーブメント8が実装されている。
ムーブメント8は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント8は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生しシャフト81を回動させる。シャフト81は、その先端が、図2に示すように文字盤2の貫通孔24を介して文字盤2の表面側(図2の左側)に延出されている。シャフト81の先端には、指針7が固定されている。
指針7は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図2に示すように、シャフト81の先端に固定されている。これにより、指針7は、ムーブメント8が駆動されてシャフト81が回動するとシャフト81と一体的に回動する。指針7の裏面71には、印刷あるいはホットスタンプ等により着色(たとえば赤色)されている。指針7に入射した発光ダイオード6から発せられた光は、指針7の反射面72で指針7の先端方向に向けて反射され、さらにこの反射光が裏面71で運転者の視認方向に反射される。これにより、指針7は、赤色で発光表示される。
本発明の一実施形態による文字盤2を備えるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード6として白色発光ダイオードを用いるので、指針7は、指針7の裏面71に施した着色層の色で発光表示される。したがって、着色層の色を赤色に限定する必要はなく、他の色、たとえば、橙色、緑色等に着色してもよい。一方、指針7の裏面71に白色着色層または銀色着色層を設けるとともに、発光ダイオード6として発光色が白以外の色の発光ダイオードを用いてもよい。この場合は、指針7は、発光ダイオード6の発光色により発光表示される。
また、指針7には、指針7の反射面72およびその近傍を覆う遮光キャップ9が、図2に示すように取り付けられている。遮光キャップ9は、遮光性を有する材質、たとえば金属、または黒色の樹脂材料等から形成され、発光ダイオード6からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
プリント基板4には、図2に示すように、発光ダイオード5および発光ダイオード6の点灯・消灯制御、および指針7を回動させるためのムーブメント8の駆動制御を行うためのコントローラ13が実装されている。このコントローラ13は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
以上説明した、文字盤2、導光板3およびプリント基板4等は、ケーシング10内に収容・固定されている。ケーシング10は、たとえば樹脂材料等から形成されている。一方、文字盤2は、図2に示すように、その外周部において略枠状の見返し板11に保持されるとともに、見返し板11はケーシング10に固定されている。見返し板11は、たとえば樹脂材料から形成されている。見返し板11の視認者側端部には、図2に示すように、透明カバー12が装着されている。透明カバー12は、透明な樹脂あるいはガラス等の薄板から形成されている。ケーシング10の背面側には、図2に示すように、リヤカバー18が固定されている。見返し板11は、文字盤2の輪郭を際立たせてエンジンタコメータAの輪郭を明瞭にしてコンビネーションメータ1の見映えを整えている。一方、透明カバー12およびリヤカバー18は、コンビネーションメータ1の気密を保ちコンビネーションメータ1内部への埃、水分の侵入を防止している。
次に、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
図3に示すように、コントローラ13には、バッテリ15から電力が常時供給されている。また、コントローラ13は、イグニッションスイッチ14が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ13には、図3に示すように、発光ダイオード5、発光ダイオード6およびムーブメント8が接続されている。
コントローラ13には、図3に示すように、自動車のエンジン回転速度検出用の回転センサ16が検出信号を入力可能に接続されている。回転センサ16は、エンジンのクランクシャフトあるいはそれと同期して回転する軸の回転を検出するもので、たとえば、エンジンのカムシャフトの回転数を検出している。回転センサ16としては、電磁誘導コイル式、あるいは磁気検出素子式等が用いられている。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ14がON状態に切り替えられると、コントローラ13はそれを検知して、エンジンタコメータAの作動を開始する。すなわち、発光ダイオード5、6を点灯させる。同時に、回転センサ16からの検出信号に基づいてエンジンの回転速度を算出し、指針7が文字盤2上に算出した走行速度を指示するようにムーブメント8を駆動する。これにより、文字盤2上で、目盛21、数字22、文字23および指針7が発光表示され、且つ指針7がムーブメント8により回動されてエンジンの回転速度を指示する。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ14がOFF状態に切り替えられると、コントローラ13はそれを検知して、エンジンタコメータAの作動を停止する。すなわち、発光ダイオード5、6を消灯させる。同時に、指針7が文字盤2上において回転速度0r/min(revolution per minute、毎分回転数)を指示するようムーブメント8を駆動する。あるいは、ムーブメント8への通電を停止する。ムーブメント8への通電を停止した場合は、ムーブメント8のシャフト81は、リターンスプリング(図示せず)の弾性力等により指針7が0r/minを指示する位置まで回転する。
次に、本発明の一実施形態による文字盤2の特徴であるスピン模様Sの構成による作用・効果について、特に、文字盤2の視認性におよぼす効果について説明する。
従来の計器用文字盤200においては、溝部201は、図5に示すように、断面が略V字状に形成され、且つその側面201aは単一の平面として形成されている。このため、溝部201に入射した光は、図5中において矢印で示すように進行し、各側面201aで反射して、入射方向と概略反対方向に出射する。すなわち、従来の計器用文字盤200においては、溝部201への入射光は2回反射して溝部201から出射する。このため、反射による入射光の光量減少はわずかで反射光量が多く、視認者にとっては計器用文字盤が眩しく感じられて計器の視認性が低下する可能性があった。
これに対して、本発明の一実施形態による文字盤2は、溝部20の一対の側面20aを、互いに交差する2個の平面から構成している。すなわち文字盤2に近い側の平面20aaおよび文字盤2から遠い側の平面20abから構成している。さらに、各平面20aaおよび平面20abと視認方向(図3において、左右方向)との成す角度θ1、θ2との間には、θ1>θ2なる関係が成立している。
このため、溝部20に入射した光は、図3中において矢印で示すように進行して溝部20から出射する。すなわち、本発明の一実施形態による文字盤2においては、溝部20への入射光は、図3に示すように、4回あるいは5回反射して溝部20から出射する。このため、従来の計器用文字盤200の場合と比べると、溝部20内における反射回数が増大し、それにより溝部20内における入射光の光量減少度合いが増加する。言い換えると、従来の計器用文字盤200の場合と比べて溝部20から出射する光量が大幅に減少する。
また、本発明の一実施形態による文字盤2においては、図3に示すように、溝部20に入射した光の出射方向が様々な方向に拡散される。
以上により、溝部20への入射光の反射光量を大幅に減少させ、且つ反射光の出射方向を拡散させることにより、視認者の目に入射するスピン模様Sからの反射光量を減少させることができる。なお、スピン模様Sからの反射光量が減少しても、視認者は已然としてスピン模様Sを認識できるので、スピン模様Sを設けることにより文字盤2の見映えを斬新なものとする効果は確実に確保できる。
したがって、金属調模様としてのスピン模様Sを備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な文字盤2を提供することができる。
また、溝部20からの反射光量は、溝部20の受光面積が大きいほど多くなる。溝部20に、文字盤2の視認方向に対して斜め方向から光が入射する場合、光の入射方向と文字盤2の視認方向との成す角度が0度、つまり両者が同一方向である状態から両者の成す角度が増大していくと、ある角度以上では溝部20の両平面20aa、20abの一方に光が入射しなくなる。言い換えると、両者の成す角度がある角度以上では、溝部20からの反射光量が半減する。
本発明の一実施形態による文字盤2においては、溝部20の両側面である平面20aa、20abの両方に光が入射可能な入射光の入射角度範囲が従来の計器用文字盤の場合よりも狭くなる。言い換えると、上述した、溝部20からの反射光量が半減するような入射光の角度範囲が従来の計器用文字盤の場合よりも広くなる。
これにより、金属調模様としてのスピン模様Sを備えて斬新な見映えを得つつ、光反射率を低減して良好な視認性を確保することが可能な文字盤2を提供することができる。
なお、以上説明した本発明の一実施形態による文字盤2においては、金属調模様を筋状の多数の同心円からなるスピン模様Sとしているが、スピン模様Sのみに限定されるものではなく、他の種類の金属調模様、たとえば筋状の多数の直線あるいは緩やかな波型線を略平行に配置したヘアライン模様、あるいは筋状の多数の直線を放射状に配置した旭光模様等としてもよい。
また、以上説明した本発明の一実施形態による文字盤2においては、文字盤2を金属板から形成しているが、文字盤2の材質を金属に限定する必要は無く、他の材質、たとえば樹脂材料から形成してもよい。さらに、金属薄板の裏面に樹脂板を重ねる等、複数種類の材質から形成してもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による文字盤2を備えたエンジンタコメータAにおいては、文字盤2照明用光源として発光ダイオード5を、指針7照明用光源として発光ダイオード6をそれぞれ用いているが、両者のうち少なくとも一方を他の種類の光源、たとえば電球、放電等あるいはELパネル等に置き換えてもよい。
また、以上説明した実施形態は、本発明による文字盤2を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ1に搭載されるエンジンタコメータA適用した場合を例に説明しているが、エンジンタコメータAに限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば、当該自動車の走行速度を指示する速度計、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ1内に計器を複数個備え、各計器に、本発明による文字盤2を備えてもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による文字盤2を自動車用以外の用途の各種計器、たとえば民生用機器等が備える計器に適用してもよい。
本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 本発明の一実施形態による文字盤2の拡大部分断面図であり、図2に相当する。 本発明の一実施形態による文字盤2を備えたコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 従来の計器用文字盤200の拡大部分断面図であり、図2に相当する。
符号の説明
1 コンビネーションメータ
2 文字盤(計器用文字盤)
20 溝部(金属調模様)
20a 側面
20aa 平面
20ab 平面
21 目盛
22 数字
23 文字
24 シャフト孔
3 導光板
4 プリント基板
5 発光ダイオード
6 発光ダイオード
7 指針
71 裏面
72 反射面
8 ムーブメント
81 シャフト
9 遮光キャップ
10 ケーシング
11 見返し板
12 透明カバー
13 コントローラ
14 イグニッションスイッチ
15 バッテリ
16 回転センサ
17 導光体
18 リヤカバー
200 計器用文字盤
201 溝部(金属調模様)
201a 側面
A エンジンタコメータ
S スピン模様(金属調模様)
θ1 角度
θ2 角度

Claims (6)

  1. 視認側表面に多数の筋状に形成された細かい溝部からなる金属調模様を備えた計器用文字盤であって、
    前記溝部における側面を互いに交差し且つ計器用文字盤の視認方向と成す角度が異なる複数の平面から構成したことを特徴とする計器用文字盤。
  2. 前記平面と計器用文字盤の視認方向との成す角度は計器用文字盤から遠い平面ほど小さくなるように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の計器用文字盤。
  3. 視認側表面に多数の筋状に形成された細かい溝部からなる金属調模様を備えた計器用文字盤であって、
    前記溝部における表面を計器用文字盤の視認方向において凹である曲面から構成したことを特徴とする計器用文字盤。
  4. 多数の前記溝部は略直線状に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の計器用文字盤。
  5. 多数の前記溝部は略同心円状に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の計器用文字盤。
  6. 多数の前記溝部は放射状に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の計器用文字盤。
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