JP4224751B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、建設機械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ等の車輌などの作動状態を表示したり、あるいは船舶や車輌の異常時において警報表示して知らせる表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばオートバイなどの車輌に装備される各種走行情報を表示する計器装置の一般的な構成としては、図示しないが、計器装置の計器ケース内には、速度計や燃料計などの車輌の運転状況を指示する指示計器が収納され、アナログ的に指示する指示計器として、その計器本体の前面側に文字板を取り付け固定し、計器本体に形成された指針の指示を前記文字板の表面に設けた目盛や数値と対比して読み取るようにした指示計器であったり、あるいは図示しないが液晶表示装置などからなるデジタル表示やバーグラフ表示にて指示する指示計器を前記計器ケース内に収納固定している。
【0003】
また計器ケースの内部には、エンジンの油圧の状態,ライトの点灯状態,エンジンオイルレベルの状態,あるいは燃料残量表示やギヤポジション表示などの各種車輌状態を光源となる表示灯を点灯させて知らせる表示装置などが設けられており、この場合、前記車輌などの状態を知らせる表示項目数と同数に各々区画して表示灯の照射光線が外部へと漏れ出ないように隔絶し、前記表示装置側へ光線を案内する筒状からなる遮光室を設け、この遮光室の下方には前記各表示灯を配設するとともに、計器装置の表面側すなわち筒状の各遮光室の上方には合成樹脂製の透光性材料からなる表示板を配設して前記表示装置を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来装置の表示装置にあっては、光源である表示灯が点灯して前記表示板の表示部を透過照明した際に、表示板と運転者の視線方向が対峙して表示部が設けられている場合には、真下に位置した前記表示灯の照射光線が目に直接的に入ってくるために表示板が明るく照らし出され支障はないが、取り付けスペースの問題や取り付ける向きなどによっては、表示板に照射される筒状の遮光室内に配設された照明灯からの照射光線の方向が視線方向から逸れることがあり、この結果、視線方向から照射光線の方向が逸れることにより表示板の表示面を明るく照らし出すことができないことがある。
【0005】
そこで本発明は、前記従来例の問題を解決するものであって、光源からの照射光線を透光性の合成樹脂表示基板を介して視線方向に向けて屈折導光することによって表示基板の表示部の視認性を良好にして、表示部の透過照明による照明効果を高めることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、筒状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してその表示基板を照明するようにした表示装置において、前記合成樹脂表示基板の表面側に表示部を形成するとともに、前記光源と対向する前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一体に前記光源からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなることを特徴とする表示装置である。
【0007】
また請求項2の発明は、請求項1において、前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面と、前記平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面と、からなることを特徴とする表示装置である。
【0008】
また請求項3の発明は、請求項2において、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視線方向に向けて傾斜してなることを特徴とする表示装置である。
【0009】
また請求項4の発明は、請求項1から請求項3において、前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆うフードを設けてなることを特徴とする表示装置である。
【0010】
また請求項5の発明は、請求項1から請求項4において、前記光源と前記合成樹脂表示基板との間に光拡散板を配設してなることを特徴とする表示装置である。
【0011】
また請求項6の発明は、請求項5において、前記光拡散板には、凹凸形状の光拡散部を施してなることを特徴とする表示装置である。
【0012】
また請求項7の発明は、請求項1から請求項6において、前記表示基板には、その表示基板自体を着色成形または表示基板に着色印刷を施してなることを特徴とする表示装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
筒状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してその表示基板を照明するようにした表示装置において、前記合成樹脂表示基板の表面側に表示部を形成するとともに、前記光源と対向する前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一体に前記光源からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなることにより、光源からの照射光線が合成樹脂表示基板の背面側に設けた断面形状鋸歯状の凸部を介して合成樹脂表示基板の表面側へと屈折しながら導光され、視線方向に向けて光源からの照射光線が導かれて案内されるため、この結果、照射光線が目に直接的に入ってくるために前記表示基板が明るく照らし出され、表示基板の表面側に形成 された表示部の視認性を良好にして透過照明を行うことができる。
【0014】
請求項1において、請求項2の発明では、前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面と、前記平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面と、からなることにより、前記透過面を介して入光された照射光線が屈折導光されながら視線方向に導かれて案内されるため、これにより明るく前記表示基板が照らし出され、表示部の透過照明による照明効果を良好にして視認性を高めることが可能な表示装置を提供することができる。
【0015】
また請求項2において、請求項3の発明では、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視線方向に向けて傾斜してなることを特徴とする表示装置であり、前記立ち上がり壁面を視線方向に向けて傾斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板の裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、裏面側の透過面を介して入光してきた照射光線が屈折されて導かれる方向と平行方向に前記立ち上がり壁面の傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁面に邪魔されることなく直接的に視線方向へと導くことができるため、表示基板が明るく照明表示される。
【0016】
また請求項4の発明では、請求項1から請求項3において、前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆うフードを設けてなることにより、外部光線が前記表示基板に直接照射されて疑似点灯するという問題点を前記フードによって外部光線を遮ることが可能となるため、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制することができるという効果がある。
【0017】
また請求項5の発明では、請求項1から請求項4において、前記光源と前記合成樹脂表示基板との間に光拡散板を配設してなることにより、光拡散板の内部に導光された光線が屈折・反射あるいは拡散・集光して輝くものであり、見栄えの良好な表示基板の表示部箇所の透過照明が可能となる。
【0018】
また請求項6の発明では、請求項5において、前記光拡散板には、凹凸形状の光拡散部を施してなることにより、光拡散板の内部にて光拡散部によって導光される光線が屈折・反射あるいは拡散・集光してきらきらと輝き、その光線と相まって表示基板の表示部箇所が透過照明され、深みのある立体的な見栄えの良好な照明効果を醸し出すことができる表示装置を提供することができる。
【0019】
また請求項7の発明では、請求項1から請求項6において、前記表示基板には、その表示基板自体を着色成形または表示基板に着色印刷を施してなることにより、前記表示基板が着色された色合いにて明るく照らし出され、表示基板の表示部の視認性を良好にして着色透過照明を行うことができる。
【0020】
【実施例】
図1から図3は本発明の第1実施例を示すものであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備される計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説明する。本願発明の表示装置が装備された計器装置としては、下側のケースと上側の透視可能なケースとからなる計器ケーシング1内には、車輌の運転状況を指示する指示計器Mが収納され、指示計器Mの計器本体2の前面側に透光性の合成樹脂基板からなる文字板3が取り付け固定されるとともに、計器本体2の指針軸の上端に取り付けられた指針4の指示を前記文字板3の表面に設けられた目盛や数値と対比して読み取るように構成している。
【0021】
また前記計器装置に装備されるこの実施例における表示装置Dとしては、前記計器ケーシング1内に配設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる光源が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光源の周囲を取り巻いて筒状に区画形成され遮光室7が設けられ、この遮光室7の上方には、たとえばライトの点灯状態や方向指示器の表示状態などの車輌状態を前記発光ダイオード6からなる光源を点灯させて知らせるための透光性の合成樹脂表示基板8が設置されており、前記光源である発光ダイオード6と対向する前記合成樹脂表示基板8の裏面側に、その表示基板8と一体に前記光源(発光ダイオード6)からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部9を並行線状に形成して表示装置Dの主要部を構成している。
【0022】
また、この実施例における表示装置Dにあっては、図3に示すように、透光性を有する前記合成樹脂製の表示基板8の背面側に、その表示基板8と一体に前記断面形状が鋸歯状の凸部9が並行線状に形成され、その鋸歯状の凸部9としては、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、前記平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形成されており、この場合、前記透過面9Aは光源である発光ダイオード6からの照射光線を視線方向へと導くように所定の角度で傾斜するように設定している。
【0023】
また、前記表示基板8の表面部分には、この実施例ではライトの点灯状態や方向指示器の表示状態を示す記号や図形などの表示部10が印刷によって形成されており、前記ライトの点灯状態の表示部10を印刷した表示基板8自体は、青色の顔料が混入されて着色成形されており、また前記方向指示器の表示形態を示す図形を印刷した表示基板8は、緑色の顔料を混入して着色成形するように構成している。
【0024】
また、前記表示基板8の前面側には、その表示基板8の表示部10の周囲を取り巻いて回りを目隠しつつ覆う見返し板からなるフード11が配設されており、前記フード11によって外部光線を遮ることが可能となり、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制することができる。
【0025】
このように構成された表示装置においては、遮光室7内に配置された光源である発光ダイオード6が点灯すると、発光ダイオード6からの照射光線は遮光室7の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板8に照射してその表示基板8の背面側に設けられた断面形状が鋸歯状の凸部9内に照射光線が入光する。この際、断面形状が鋸歯状の凸部9によって前記光源である発光ダイオード6からの照射光線を視線方向へと屈折案内して導くことにより、視線方向に向けて光源6からの照射光線が導かれて案内されるため、この結果、照射光線が目に直接的に入ってくるために前記表示基板8が明るく照らし出され、表示基板8の表面上に設けられた表示部10の視認性を良好にして透過照明を行うことができる。
【0026】
また、この実施例における合成樹脂表示基板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の凸部9として、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形成され、表示基板8の背後に配設された光源6からの照射光線が透過面9Aを介して表示基板8内に入光されて屈折導光され、次いで、表示基板8の媒質内に入光してきた入射光線は、その表示基板8の媒質を透過する際にさらに屈折されながら視線方向に導かれて案内される。
【0027】
また、表示基板8と文字板3との間は、見返し板からなるフード11によって目隠しすることで内部が見えないように構成しているが、この際に見返し板によるフード11により表示基板8の表面部分が奥まった位置に配置され、これにより外光による反射光が視線方向に反射されてくることを予防することが可能となり、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制することができる。
【0028】
なお、この実施例では、表示基板8自体を着色成形することにより、たとえば方向指示器の作動によって表示基板8が緑色に輝いて照明表示されるが、前述の疑似点灯の現象を防ぐために、表示基板8の表面部分にスモーク印刷層からなる暗色半透明層を形成してもよい。
【0029】
図4から図6は本発明の第2実施例を示すものであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備される計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説明する。本願発明の表示装置が装備された計器装置としては、下側のケースと上側の透視可能なケースとからなる計器ケーシング1内には、その計器装置の計器ケーシング1内に、車輌の運転状況を指示する液晶表示器からなる指示計器Mが収納されるとともに、その指示計器Mと隣接して表示装置Dの主要部が前記ケーシング1内に収容されて構成されている。
【0030】
また前記計器装置に装備されるこの実施例における表示装置Dとしては、前記計器ケーシング1内に配設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる光源が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光源の周囲を取り巻いて筒状に区画形成され第1の遮光室7Aが設けられ、この第1の遮光室7Aの上方には、光拡散板12が配設されるとともに、前記第1の遮光室7Aに重ね合わせて第2の遮光室7Bが配設されている。
【0031】
また、前記第2の遮光室7Bの上方側には、たとえば方向指示器の表示状態などの車輌状態を知らせるための透光性の合成樹脂表示基板8が設置されており、この場合、前記第2の遮光室7Bと表示基板8とは前記上側の透視可能なケース(計器ケーシング1)に設けられた開口孔箇所に水密を保つように組み付けられている。
【0032】
また、前記光源である発光ダイオード6と対向する前記合成樹脂表示基板8の裏面側には、その表示基板8と一体に前記光源(発光ダイオード6)からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部9を並行線状に形成している。
【0033】
また、この第2実施例における合成樹脂表示基板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の凸部9としては、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形成され、この実施例における立ち上がり壁面9Bは、視線方向に向けて傾斜して配設されている。
【0034】
前記光拡散板12は、この実施例においては、その背面部分に図5,図6から明らかなように多角形の凸部を連続的に配したダイヤカット模様による凹凸形状の光拡散部12Aを施して構成している。
【0035】
また、上側の透視可能なケース(計器ケーシング1)の前面側は、オートバイのハンドルケーシングを兼ねたフード11によって指示計器Mの判読箇所と表示装置Dの視認窓箇所を除いて覆って構成している。
【0036】
従ってこの第2実施例においては、前述した第1実施例とほぼ同様の作用効果が得られるとともに、表示基板8の背面側に設けられた断面形状鋸歯状の凸部9の立ち上がり壁面9Bを視線方向に向けて傾斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板8の裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、裏面側の透過面を介して入光してきた照射光線が屈折されて導かれる方向とほぼ平行方向に前記立ち上がり壁面9Bの傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁面9Bに邪魔されることなく直接的に視線方向へと導くことができるため、表示基板8の媒質内において立ち上がり壁面9Bを介して内面反射によって視線方向へ導かれる内面反射光線を抑制することができ、これにより目障りな内面反射光線を抑えることができるという効果がある。
【0037】
また、第2実施例においては、光源である発光ダイオード6と表示基板8との間に、多角形の凸部を連続的に配したダイヤカット模様による凹凸形状の光拡散部12Aを施した光拡散板12を配設してなることにより、光拡散板12の内部にて光拡散部12A(ダイヤカット模様)によって導光される光線が屈折・反射あるいは拡散・集光してきらきらと輝き、その光線と相まって表示基板8の表面上に設けられた表示部10箇所が透過照明され、深みのある立体的な見栄えの良好な照明効果を醸し出すことができるものである。また、光拡散板12に設けられる凹凸形状の光拡散部12Aとしては実施例で示した多角形の凸部を連続的に配したダイヤカット模様による凹凸形状の光拡散部12Aに限らず、梨地状の凹凸形状やシボ加工による凹凸形状による光拡散部を光拡散板12の表面や裏面に設けることによって同様な効果を得ることが可能である。
【0038】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、前記実施例では、たとえば車輌などの状態を知らせる表示項目数と同数の透光性の合成樹脂製の表示基板8を配設して構成していたが、一枚基板からなる表示基板8の裏面側の所定の箇所に、それぞれ断面形状鋸歯状の凸部9を一体に設けて構成してもよいものであり、また指示計器の文字板と表示基板8との基板を兼用して構成しても同様な効果を期待することができる。
【0039】
また、実施例においては、表示基板8自体を着色成形し、光源6の照射光線によって表示基板8を着色透過照明表示するように構成していたが、着色照明の手段として、たとえば表示基板8は無色透明に成形し、その表示基板8の表面部分に着色印刷を施してその色合いを透過照明するようにしてもよいものであり、あるいはスモーク印刷層とを重ね合わせて印刷してもよい。
【0040】
また、表示装置Dの取り付け角度や視線方向との位置関係などに合わせて、表示基板8の背面側に一体に設けられる断面形状が鋸歯状の凸部9の透過面9Aの傾斜角度や立ち上がり壁面9Bの角度や寸法あるいは鋸歯状の凸部9による並行線状の寸法間隔などは適宜設定すればよいものである。
【0041】
また、この実施例では車輌などの表示装置を例にして説明したが、リモコンの表示部の照明,表示を行う表示装置やコピー機械の操作スイッチ類の表示部の透過照明用としての表示装置などにも適用することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明による表示装置においては、筒状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してその表示基板を照明するようにした表示装置において、前記合成樹脂表示基板の表面側に表示部を形成するとともに、前記光源と対向する前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一体に前記光源からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなることにより、光源からの照射光線が合成樹脂表示基板に設けた断面形状鋸歯状の凸部を介して合成樹脂表示基板の表面側へと屈折しながら導光され、視線方向に向けて光源からの照射光線が導かれて案内されるため、これにより、照射光線が目に直接的に入ってくるために前記表示基板が明るく照らし出され、表示基板の表面側に形成された表示部の視認性を良好にして透過照明を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例である指示計器に装備される表示装置構造を示す正面図である。
【図2】 図2は図1の主要部であるA−A線矢印箇所を示す断面図である。
【図3】 図3は図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】 図4は本発明の第2実施例である指示計器に装備される表示装置構造を示す正面図である。
【図5】 図5は図4の主要部であるB−B線矢印箇所を示す断面図である。
【図6】 図6は図5の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
D 表示装置
M 指示計器
1 計器ケーシング
2 計器本体
3 文字板
4 指針
5 回路基板
6 発光ダイオード(光源)
7 遮光室
8 合成樹脂表示基板
9 鋸歯状の凸部
9A 透過面
9B 立ち上がり壁面
10 表示部
11 フード(見返し板)
12 光拡散板
12A 光拡散部(ダイヤカット模様)

Claims (7)

  1. 筒状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してその表示基板を照明するようにした表示装置において、前記合成樹脂表示基板の表面側に表示部を形成するとともに、前記光源と対向する前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一体に前記光源からの照射光線を視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなることを特徴とする表示装置。
  2. 前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面と、前記平坦面に対して直交方向に形成された立ち上がり壁面と、からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視線方向に向けて傾斜してなることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲を取り巻いて覆うフードを設けてなることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記光源と前記合成樹脂表示基板との間に光拡散板を配設してなることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記光拡散板には、凹凸形状の光拡散部を施してなることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記表示基板には、その表示基板自体を着色成形または表示基板に着色印刷を施してなることを特徴とする請求項1から請求項6に記載の表示装置。
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