JP2002036914A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002036914A
JP2002036914A JP2000231377A JP2000231377A JP2002036914A JP 2002036914 A JP2002036914 A JP 2002036914A JP 2000231377 A JP2000231377 A JP 2000231377A JP 2000231377 A JP2000231377 A JP 2000231377A JP 2002036914 A JP2002036914 A JP 2002036914A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光源からの照射光線を透光性の合
成樹脂表示基板を介して相対的に視線方向に向けて屈折
導光することによって表示基板の表示部の視認性を良好
にして、表示部の透過照明による照明効果を高めること
が可能な表示装置を提供すること。 【解決手段】 筒状に区画された遮光室7と、この遮光
室7の下方に設けられた光源6と、この光源6からの照
射光線を前記遮光室7の上方側に設けられた透光性の合
成樹脂表示基板8に照射してその表示基板8に設けられ
た表示部10を照明するようにした表示装置において、
前記光源6と対向する前記合成樹脂表示基板8の背面側
に、その表示基板8と一体に前記光源6からの照射光線
を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部9
を並行線状に形成してなる表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、建設機
械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ
等の車輌などの作動状態を表示したり、あるいは船舶や
車輌の異常時において警報表示して知らせる表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばオートバイなどの車輌に
装備される各種走行情報を表示する計器装置の一般的な
構成としては、図示しないが、計器装置の計器ケース内
には、速度計や燃料計などの車輌の運転状況を指示する
指示計器が収納され、アナログ的に指示する指示計器と
して、その計器本体の前面側に文字板を取り付け固定
し、計器本体に形成された指針の指示を前記文字板の表
面に設けた目盛や数値と対比して読み取るようにした指
示計器であったり、あるいは図示しないが液晶表示装置
などからなるデジタル表示やバーグラフ表示にて指示す
る指示計器を前記計器ケース内に収納固定している。
【0003】また計器ケースの内部には、エンジンの油
圧の状態,ライトの点灯状態,エンジンオイルレベルの
状態,あるいは燃料残量表示やギヤポジション表示など
の各種車輌状態を光源となる表示灯を点灯させて知らせ
る表示装置などが設けられており、この場合、前記車輌
などの状態を知らせる表示項目数と同数に各々区画して
表示灯の照射光線が外部へと漏れ出ないように隔絶し、
前記表示装置側へ光線を案内する筒状からなる遮光室を
設け、この遮光室の下方には前記各表示灯を配設すると
ともに、計器装置の表面側すなわち筒状の各遮光室の上
方には合成樹脂製の透光性材料からなる表示板を配設し
て前記表示装置を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来装置の表示装置にあっては、光源である表示灯が点灯
して前記表示板の表示部を透過照明した際に、表示板と
運転者の視線方向が対峙して表示部が設けられている場
合には、真下に位置した前記表示灯の照射光線が目に直
接的に入ってくるために表示板が明るく照らし出され支
障はないが、取り付けスペースの問題や取り付ける向き
などによっては、表示板に照射される筒状の遮光室内に
配設された照明灯からの照射光線の方向が視線方向から
逸れることがあり、この結果、視線方向から照射光線の
方向がそれることにより表示板の表示面を明るく照らし
出すことができないことがある。
【0005】そこで本発明は、前記従来例の問題を解決
するものであって、光源からの照射光線を透光性の合成
樹脂表示基板を介して相対的に視線方向に向けて屈折導
光することによって表示基板の表示部の視認性を良好に
して、表示部の透過照明による照明効果を高めることが
可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、筒
状に区画された遮光室と、この遮光室の下方に設けられ
た光源と、この光源からの照射光線を前記遮光室の上方
側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板に照射してそ
の表示基板に設けられた表示部を照明するようにした表
示装置において、前記光源と対向する前記合成樹脂表示
基板の背面側に、その表示基板と一体に前記光源からの
照射光線を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯状
の凸部を並行線状に形成してなることを特徴とする表示
装置である。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂
表示基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾
斜する透過面と、前記平坦面に対してほぼ直交方向に形
成された立ち上がり壁面と、からなることを特徴とする
表示装置である。
【0008】また請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視
線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴とする表示
装置である。
【0009】また請求項4の発明は、請求項1から請求
項3において、前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲を
取り巻いて覆うフードを設けてなることを特徴とする表
示装置である。
【0010】また請求項5の発明は、請求項1から請求
項4において、前記光源と前記合成樹脂表示基板との間
に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光拡
散板を配設してなることを特徴とする表示装置である。
【0011】また請求項6の発明は、請求項5におい
て、前記光拡散板は、その背面部分にダイヤカット模様
による凹凸形状の光拡散部を施してなることを特徴とす
る表示装置である。
【0012】また請求項7の発明は、請求項6におい
て、前記光源として、発光ダイオードを用いてなること
を特徴とする表示装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】筒状に区画された遮光室と、この
遮光室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射
光線を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹
脂表示基板に照射してその表示基板に設けられた表示部
を照明するようにした表示装置において、前記光源と対
向する前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板
と一体に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向へ
と導く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してな
ることにより、光源からの照射光線が合成樹脂表示基板
に設けた断面形状鋸歯状の凸部を介して合成樹脂表示基
板の表面側へと屈折しながら導光され、相対的に視線方
向に向けて光源からの照射光線が導かれて案内されるた
め、この結果、照射光線が目に直接的に入ってくるため
に前記表示基板が明るく照らし出され、表示基板の表示
部の視認性を良好にして透過照明を行うことができる。
【0014】請求項1において、請求項2の発明では、
前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前記合成樹脂表示
基板の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜す
る透過面と、前記平坦面に対してほぼ直交方向に形成さ
れた立ち上がり壁面と、からなることにより、前記透過
面を介して入光された照射光線が屈折導光されながら相
対的に視線方向に導かれて案内されるため、これにより
明るく前記表示基板が照らし出され、表示部の透過照明
による照明効果を良好にして視認性を高めることが可能
な表示装置を提供することができる。
【0015】また請求項2において、請求項3の発明で
は、前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり壁面が、視
線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴とする表示
装置であり、前記立ち上がり壁面を視線方向に向けて若
干傾斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板
の裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、
裏面側の透過面を介して入光してきた照射光線が屈折さ
れて導かれる方向とほぼ平行方向に前記立ち上がり壁面
の傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁面に邪
魔されることなく直接的に視線方向へと導くことができ
るため、表示基板が明るく照明表示される。
【0016】また請求項4の発明では、請求項1から請
求項3において、前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲
を取り巻いて覆うフードを設けてなることにより、外部
光線が前記表示基板に直接照射されて疑似点灯するとい
う問題点を前記フードによって外部光線を遮ることが可
能となるため、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態
を抑制することができるという効果がある。
【0017】また請求項5の発明では、請求項1から請
求項4において、前記光源と前記合成樹脂表示基板との
間に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光
拡散板を配設してなることにより、光拡散板による光源
からの照射光線の乱反射と相まって見栄えも良好な表示
基板の表示部箇所の透過照明が可能となる。
【0018】また請求項6の発明では、請求項5におい
て、前記光拡散板は、その背面部分にダイヤカット模様
による凹凸形状の光拡散部を施してなることにより、ダ
イヤカット模様によって反射導光される光線と相まって
表示基板の表示部箇所が透過照明され、深みのある見栄
えの良好な照明効果を醸し出すことができる表示装置を
提供することができる。
【0019】また請求項7の発明では、請求項6におい
て、前記光源として、発光ダイオードを用いてなること
により、光源を発光ダイオードによって構成することに
より、発熱することもないため、表示装置をコンパクト
に形成できるという効果がある。
【0020】
【実施例】図1から図3は本発明の第1実施例を示すも
のであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備される
計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説明
する。本願発明の表示装置が装備された計器装置として
は、下側のケースと上側の透視可能なケースとからなる
計器ケーシング1内には、車輌の運転状況を指示する指
示計器Mが収納され、指示計器Mの計器本体2の前面側
に透光性の合成樹脂基板からなる文字板3が取り付け固
定されるとともに、計器本体2の指針軸の上端に取り付
けられた指針4の指示を前記文字板3の表面に設けられ
た目盛や数値と対比して読み取るように構成している。
【0021】また前記計器装置に装備されるこの実施例
における表示装置Dとしては、前記計器ケーシング1内
に配設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる
光源が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光
源の周囲を取り巻いて筒状に区画形成され遮光室7が設
けられ、この遮光室7の上方には、たとえばライトの点
灯状態や方向指示器の表示状態などの車輌状態を前記発
光ダイオード6からなる光源を点灯させて知らせるため
の透光性の合成樹脂表示基板8が設置されており、前記
光源である発光ダイオード6と対向する前記合成樹脂表
示基板8の裏面側に、その表示基板8と一体に前記光源
(発光ダイオード6)からの照射光線を相対的に視線方
向へと導く断面形状が鋸歯状の凸部9を並行線状に形成
して表示装置Dの主要部を構成している。
【0022】また、この実施例における表示装置Dにあ
っては、図3に示すように、透光性を有する前記合成樹
脂製の表示基板8の背面側に、その表示基板8と一体に
前記断面形状が鋸歯状の凸部9が並行線状に形成され、
その鋸歯状の凸部9としては、前記合成樹脂表示基板8
の表面側の平坦面に対して設定された角度で傾斜する透
過面9Aと、前記平坦面に対してほぼ直交方向に形成さ
れた立ち上がり壁面9Bとによって形成されており、こ
の場合、前記透過面9Aは光源である発光ダイオード6
からの照射光線を相対的に視線方向へと導くように所定
の角度で傾斜するように設定している。
【0023】また、前記表示基板8の表面部分には、こ
の実施例ではライトの点灯状態や方向指示器の表示状態
を示す記号や図形などの表示部10が印刷によって形成
されており、前記ライトの点灯状態の表示部10を印刷
した表示基板8自体は、青色の顔料が混入されて着色成
形されており、また前記方向指示器の表示形態を示す図
形を印刷した表示基板8は、緑色の顔料を混入して着色
成形するように構成している。
【0024】また、前記表示基板8の前面側には、その
表示基板8の表示部10の周囲を取り巻いて回りを目隠
しつつ覆う見返し板からなるフード11が配設されてお
り、前記フード11によって外部光線を遮ることが可能
となり、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制
することができる。
【0025】このように構成された表示装置において
は、遮光室7内に配置された光源である発光ダイオード
6が点灯すると、発光ダイオード6からの照射光線は遮
光室7の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示基板
8に照射してその表示基板8の背面側に設けられた断面
形状が鋸歯状の凸部9内に照射光線が入光する。この
際、断面形状が鋸歯状の凸部9によって前記光源である
発光ダイオード6からの照射光線を相対的に視線方向へ
と屈折案内して導くことにより、相対的に視線方向に向
けて光源6からの照射光線が導かれて案内されるため、
この結果、照射光線が目に直接的に入ってくるために前
記表示基板8が明るく照らし出され、表示基板8の表面
上に設けられた表示部10の視認性を良好にして透過照
明を行うことができる。
【0026】また、この実施例における合成樹脂表示基
板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の凸部
9として、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に
対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、前記合
成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対してほぼ直交方
向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形成さ
れ、表示基板8の背後に配設された光源6からの照射光
線が透過面9Aを介して表示基板8内に入光されて屈折
導光され、次いで、表示基板8の媒質内に入光してきた
入射光線は、その表示基板8の媒質を透過する際にさら
に屈折されながら相対的に視線方向に導かれて案内され
る。
【0027】また、表示基板8と文字板3との間は、見
返し板からなるフード11によって目隠しすることで内
部が見えないように構成しているが、この際に見返し板
によるフード11により表示基板8の表面部分が奥まっ
た位置に配置され、これにより外光による反射光が視線
方向に反射されてくることを予防することが可能とな
り、疑似点灯表示による紛らわしい表示状態を抑制する
ことができる。
【0028】なお、この実施例では、表示基板8自体を
着色成形することにより、たとえば方向指示器の作動に
よって表示基板8が緑色に輝いて照明表示されるが、前
述の疑似点灯の現象を防ぐために、表示基板8の表面部
分にスモーク印刷層からなる暗色半透明層を形成しても
よい。
【0029】図4から図6は本発明の第2実施例を示す
ものであり、たとえばオートバイなどの車輌に装備され
る計器装置に具備された表示装置の構成を主体にして説
明する。本願発明の表示装置が装備された計器装置とし
ては、下側のケースと上側の透視可能なケースとからな
る計器ケーシング1内には、その計器装置の計器ケーシ
ング1内に、車輌の運転状況を指示する液晶表示器から
なる指示計器Mが収納されるとともに、その指示計器M
と隣接して表示装置Dの主要部が前記ケーシング1内に
収容されて構成されている。
【0030】また前記計器装置に装備されるこの実施例
における表示装置Dとしては、前記計器ケーシング1内
に配設された回路基板5上に発光ダイオード6からなる
光源が取り付けられ、この発光ダイオード6からなる光
源の周囲を取り巻いて筒状に区画形成され第1の遮光室
7Aが設けられ、この第1の遮光室7Aの上方には、光
源6からの照射光線を乱反射するために設けられた光拡
散板12が配設されるとともに、前記第1の遮光室7A
に重ね合わせて第2の遮光室7Bが配設されている。
【0031】また、前記第2の遮光室7Bの上方側に
は、たとえば方向指示器の表示状態などの車輌状態を知
らせるための透光性の合成樹脂表示基板8が設置されて
おり、この場合、前記第2の遮光室7Bと表示基板8と
は前記上側の透視可能なケース(計器ケーシング1)に
設けられた開口孔箇所に水密を保つように組み付けられ
ている。
【0032】また、前記光源である発光ダイオード6と
対向する前記合成樹脂表示基板8の裏面側には、その表
示基板8と一体に前記光源(発光ダイオード6)からの
照射光線を相対的に視線方向へと導く断面形状が鋸歯状
の凸部9を並行線状に形成している。
【0033】また、この第2実施例における合成樹脂表
示基板8の背面側に一体に設けられた断面形状鋸歯状の
凸部9としては、前記合成樹脂表示基板8の表面側の平
坦面に対して設定された角度で傾斜する透過面9Aと、
前記合成樹脂表示基板8の表面側の平坦面に対してほぼ
直交方向に形成された立ち上がり壁面9Bとによって形
成され、この実施例における立ち上がり壁面9Bは、視
線方向に向けて若干傾斜して配設されている。
【0034】前記光拡散板12は、この実施例において
は、その背面部分にダイヤカット模様による凹凸形状の
光拡散部12Aを施して構成している。
【0035】また、上側の透視可能なケース(計器ケー
シング1)の前面側は、オートバイのハンドルケーシン
グを兼ねたフード11によって指示計器Mの判読箇所と
表示装置Dの視認窓箇所を除いて覆って構成している。
【0036】従ってこの第2実施例においては、前述し
た第1実施例とほぼ同様の作用効果が得られるととも
に、表示基板8の背面側に設けられた断面形状鋸歯状の
凸部9の立ち上がり壁面9Bを視線方向に向けて若干傾
斜して設けることによって、前記合成樹脂表示基板8の
裏面側から表面側へと照射光線が抜け出てくる際に、裏
面側の透過面を介して入光してきた照射光線が屈折され
て導かれる方向とほぼ平行方向に前記立ち上がり壁面9
Bの傾斜方向が設定されるため、その立ち上がり壁面9
Bに邪魔されることなく直接的に視線方向へと導くこと
ができるため、表示基板8の媒質内において立ち上がり
壁面9Bを介して内面反射によって視線方向へ導かれる
内面反射光線を抑制することができ、これにより目障り
な内面反射光線を抑えることができるという効果があ
る。
【0037】また、第2実施例においては、光源である
発光ダイオード6と表示基板8との間に、発光ダイオー
ド6からの照射光線を乱反射するために設けたダイヤカ
ット模様による凹凸形状の光拡散部12Aを施した光拡
散板12を配設してなることにより、光拡散部12A
(ダイヤカット模様)によって導光される光線が屈折・
反射あるいは拡散・集光してきらきらと輝き、その光線
と相まって表示基板8の表示部10箇所が透過照明さ
れ、深みのある立体的な見栄えの良好な照明効果を醸し
出すことができるものである。
【0038】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、前記実施例では、たとえば車輌など
の状態を知らせる表示項目数と同数の透光性の合成樹脂
製の表示基板8を配設して構成していたが、一枚基板か
らなる表示基板8の裏面側の所定の箇所に、それぞれ断
面形状鋸歯状の凸部9を一体に設けて構成してもよいも
のであり、また指示計器の文字板と表示基板8との基板
を兼用して構成しても同様な効果を期待することができ
る。
【0039】また、実施例においては、表示基板8自体
を着色成形し、光源6の照射光線によって表示基板8を
着色透過照明表示するように構成していたが、着色照明
の手段として、たとえば表示基板8は無色透明に成形
し、その表示基板8の表面部分に着色印刷を施してその
色合いを透過照明するようにしてもよいものであり、あ
るいはスモーク印刷層とを重ね合わせて印刷してもよ
い。
【0040】また、表示装置Dの取り付け角度や視線方
向との位置関係などに合わせて、表示基板8の背面側に
一体に設けられる断面形状が鋸歯状の凸部9の透過面9
Aの傾斜角度や立ち上がり壁面9Bの角度や寸法あるい
は鋸歯状の凸部9による並行線状の寸法間隔などは適宜
設定すればよいものである。
【0041】また、この実施例では車輌などの表示装置
を例にして説明したが、リモコンの表示部の照明,表示
を行う表示装置やコピー機械の操作スイッチ類の表示部
の透過照明用としての表示装置などにも適用することも
可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による表示
装置においては、筒状に区画された遮光室と、この遮光
室の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線
を前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表
示基板に照射してその表示基板に設けられた表示部を照
明するようにした表示装置において、前記光源と対向す
る前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一
体に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向へと導
く断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなるこ
とにより、光源からの照射光線が合成樹脂表示基板に設
けた断面形状鋸歯状の凸部を介して合成樹脂表示基板の
表面側へと屈折しながら導光され、相対的に視線方向に
向けて光源からの照射光線が導かれて案内されるため、
これにより、照射光線が目に直接的に入ってくるために
前記表示基板が明るく照らし出され、表示基板の表示部
の視認性を良好にして透過照明を行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である指示計器に装備され
る表示装置構造を示す正面図である。
【図2】図2は図1の主要部であるA−A線矢印箇所を
示す断面図である。
【図3】図3は図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】図4は本発明の第2実施例である指示計器に装
備される表示装置構造を示す正面図である。
【図5】図5は図4の主要部であるB−B線矢印箇所を
示す断面図である。
【図6】図6は図5の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】 D 表示装置 M 指示計器 1 計器ケーシング 2 計器本体 3 文字板 4 指針 5 回路基板 6 発光ダイオード(光源) 7 遮光室 8 合成樹脂表示基板 9 鋸歯状の凸部 9A 透過面 9B 立ち上がり壁面 10 表示部 11 フード(見返し板) 12 光拡散板 12A 光拡散部(ダイヤカット模様)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に区画された遮光室と、この遮光室
    の下方に設けられた光源と、この光源からの照射光線を
    前記遮光室の上方側に設けられた透光性の合成樹脂表示
    基板に照射してその表示基板に設けられた表示部を照明
    するようにした表示装置において、前記光源と対向する
    前記合成樹脂表示基板の背面側に、その表示基板と一体
    に前記光源からの照射光線を相対的に視線方向へと導く
    断面形状が鋸歯状の凸部を並行線状に形成してなること
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記断面形状が鋸歯状の凸部として、前
    記合成樹脂表示基板の表面側の平坦面に対して設定され
    た角度で傾斜する透過面と、前記平坦面に対してほぼ直
    交方向に形成された立ち上がり壁面と、からなることを
    特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記断面形状鋸歯状の凸部の立ち上がり
    壁面が、視線方向に向けて若干傾斜してなることを特徴
    とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂表示基板の表示部の周囲を
    取り巻いて覆うフードを設けてなることを特徴とする請
    求項1から請求項3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光源と前記合成樹脂表示基板との間
    に、前記光源からの光線を乱反射するために設けた光拡
    散板を配設してなることを特徴とする請求項1から請求
    項4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記光拡散板は、その背面部分にダイヤ
    カット模様による凹凸形状の光拡散部を施してなること
    を特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記光源として、発光ダイオードを用い
    てなることを特徴とする請求項1から請求項6に記載の
    表示装置。
JP2000231377A 2000-07-27 2000-07-27 表示装置 Expired - Lifetime JP4224751B2 (ja)

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