JP2003214912A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2003214912A
JP2003214912A JP2002019820A JP2002019820A JP2003214912A JP 2003214912 A JP2003214912 A JP 2003214912A JP 2002019820 A JP2002019820 A JP 2002019820A JP 2002019820 A JP2002019820 A JP 2002019820A JP 2003214912 A JP2003214912 A JP 2003214912A
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display
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JP2002019820A
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Masaharu Watanabe
政晴 渡辺
Koji Toyama
耕治 遠山
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、指標部の透過照明に加え、表示板
の全面の見栄えを良好としえる斬新な照明装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 表示板5に設けられている指標部4の領
域と離れた位置にて不透過部分14の適所に点刻状の抜
き印刷表示部23を設けるとともに、この抜き印刷表示
部23位置の背後側に位置した導光体15箇所には、前
記照射光線の一部を前記点刻状の抜き印刷表示部23を
介して露光する光線の明るさを視線方向によって異なら
せる傾斜面24を形成してなる照明装置である。これに
より、指標部4箇所は印刷による透過照明によって明る
く照らし出され、その指標部4箇所以外に設けた点刻状
の抜き印刷表示部23箇所は導光体15の傾斜面24を
介して出射される光量が異なるため、煌めきながら輝く
現象として目に入るため幻想的で見栄えの良好な表示板
5の照明効果を醸し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの照射光
線で表示板を透過照明する照明装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば建設機械などの特殊車輌
や船舶、あるいは自動車、オートバイ等の計器装置とし
て、速度計,回転計や燃料計などの運転状況を指示する
計器が設けられている。
【0003】この計器装置において、光源からの照射光
線で表示板を透過照明する照明装置の一般的な構成とし
ては、図6および図7に示すように、計器本体1の回転
軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心に回転する指
針3と、この指針3の背面側に位置し透過照明される目
盛や数字や記号などからなる指標部4が施された表示板
5と、この表示板5の背面側に位置する硬質の回路基板
6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ指針3と
表示板5を照明する光源である発光ダイオード7,8
と、それぞれの計器本体1を区画するとともに、指針3
を照明するための発光ダイオード7と表示板5側を照明
するための照明領域を区画する合成樹脂製の枠体9に設
けられた円筒形の仕切壁9Aと、によってそれぞれ照明
する区域に区画されて構成されている。なお、前記回路
基板6の背後には前記回転軸2を回動する計器本体1が
取付固定されている。
【0004】指針3は指示部10と回転軸2に固定され
る指針基部11が透明な合成樹脂で一体に形成されてお
り、指針基部11は遮光性の合成樹脂からなる指針キャ
ップ12で覆われている。指示部10は発光ダイオード
7の光を受けて発光するものである。
【0005】表示板5は透明な合成樹脂からなる平板状
の基板13からなり、その表面(図中上側の面)に、目
盛や数字あるいは記号などの指標部4箇所に例えば白色
の透過性表示層4Aを形成し、その指標部4箇所を除い
て表示板5の表面全体に遮光性の黒色の地色層14が施
されている。
【0006】指針発光用としての発光ダイオード7は円
筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸2の近傍に回
転軸2を中心とした円上に複数設けられ、この発光ダイ
オード7の照射光線を円筒形の仕切壁9Aの内部側にて
指針基部11側へと導くように設けている。また、表示
板5の指標部4を透過照明する発光ダイオード8は円筒
型の仕切壁9Aの外側を取り巻いて回転軸2を中心とし
て円上に複数設けられ、この発光ダイオード8からの照
射光線を表示板5の指標部4側へと導くための導光体1
5が配設され、この導光体15は前記枠体9と一体に形
成されたライトケース16に支持されている。
【0007】この場合、導光体15は光源となる発光ダ
イオード8の光線を指標部4に導くものであり、受光部
17で受光し導光体15の内部に導光された光線を反射
面18で指標部4に対応する表示板5の裏面側へと照射
光線を導き、導光体15の裏面側にて反射させて表示板
5の指標部4を透過照明するように構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の照明
装置にあっては、表示板5の表面側において指標部4で
ある文字,数字,目盛あるいは記号などのみを背面側か
ら光源により透過照明するものであるため、あるいは図
示しないが指標部である文字,数字,目盛,記号などと
表示板の背景部分である表示板の全面を表示板の背面側
に設けた光源によって透過照明するものであったり、ま
たは表示板の前面側に光源を設けて直接的に照明したり
あるいは間接光により表示板を照明するようにしたもの
や、これらの照明方式を組み合わせたものなど様々な照
明手段が知られているが、いずれも平面的で単調な照明
形態となってしまい、斬新性に欠ける結果となってい
る。
【0009】そこで本発明は、前述の課題に対して対処
するため、指標部の透過照明に加え、表示板の全面の見
栄えを良好としえる斬新な照明装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による照
明装置では、透光性の基板に不透過部分と透過部分とか
らなる印刷を施して指標部を設けた表示板と、この表示
板の背後に設けられた光源と、この光源からの照射光線
を前記表示板に設けた指標部側へと案内する導光体と、
を備えてなる照明装置において、前記表示板に設けられ
ている指標部の領域と離れた位置にて前記不透過部分の
適所に点刻状の抜き印刷表示部を設けるとともに、この
抜き印刷表示部位置の背後側に位置した前記導光体箇所
には、前記照射光線の一部を前記点刻状の抜き印刷表示
部を介して露光する光線の明るさを視線方向によって異
ならせる傾斜面を形成してなることを特徴とする照明装
置。
【0011】これにより、指標部箇所は印刷による透過
照明によって明るく照らし出すことができるとともに、
その指標部箇所以外に設けた点刻状の抜き印刷表示部箇
所が導光体の傾斜面を介して視線方向によって露光され
る光量が異なるため、キラキラと輝く現象として目に入
るため幻想的な見栄えの良好な表示板の照明効果をもた
らすことができ、斬新な照明装置を提供することができ
る。
【0012】また請求項2の発明によれば、請求項1に
記載の照明装置において、前記導光体に設けられた前記
傾斜面を、前記表示板側に面した表面部分に設けてな
る。
【0013】これにより、導光体の内部から傾斜面を介
して外部へと露光する際に、傾斜面の角度や位置関係に
よって視線位置が変化することで目に入ってくる光線の
光量が異なるため、輝きが異なるために見栄えが良い表
示板の照明効果を期待することができる。
【0014】また請求項3の発明によれば、請求項1に
記載の照明装置において、前記導光体に設けられた前記
傾斜面を、前記表示板側と相反する側に面した表面部分
に設けてなる。
【0015】これにより、導光体の背面側に形成された
傾斜面によって導光体の内部に導光されている光線の一
部が、傾斜面箇所にて内面反射して表示板側へと出射
し、表示板に施された点刻状の抜き印刷表示部を介して
表面側へと露光する。この際、傾斜面の角度や位置関係
によって視線位置が変化することで目に入ってくる光線
の光量が異なるとともに、導光体の背面側に設けられた
傾斜面と表示板との間隔において奥行きがあるために立
体感のある照明効果も期待することができる。
【0016】また請求項4の発明によれば、請求項2ま
たは請求項3に記載の照明装置において、前記傾斜面と
して、断面が連続した鋸歯状凸部からなる。
【0017】これにより、傾斜面として断面形状が細か
い連続した鋸歯状凸部によって導光体内部から外部へと
露光し、次いで表示板の点刻状の抜き印刷表示部箇所に
出射する光量も視線方向を変えることにより、鋸歯状凸
部が細かいために視線位置の変化に富み輝きの変化が増
し、見栄えも良好となる表示板の照明効果が期待でき
る。
【0018】また請求項5の発明によれば、請求項2ま
たは請求項3に記載の照明装置において、前記傾斜面と
して、ダイヤカット模様による凹凸形状からなる。
【0019】これにより、傾斜面としては、ダイヤカッ
ト模様による四方からの傾斜面の集合により導光体の内
部での光線の反射導光の向きが方々に広がりやすくなる
ために、表示板の点刻状の抜き印刷表示部箇所から出射
される光線の向きも広がりがあり、視線位置の変化に応
じて輝く変化も富み、立体感のある見栄えの良好な表示
板の照明効果が期待できる。
【0020】また請求項6の発明では、計器本体に設け
られた回転軸の先端側に固着された指針と、この指針の
回動指示する位置に対応して配設され、透光性の基板に
不透過部分と透過部分とからなる印刷を施して文字,数
字,記号,目盛などの指標部が設けられた表示板と、こ
の表示板の背後側に設けられた光源と、この光源からの
照射光線を前記表示板に設けた指標部側へと案内する導
光体と、を備えてなる指示計器における照明装置におい
て、前記表示板に設けられている指標部の領域と離れた
位置にて前記不透過部分の適所に点刻状の抜き印刷表示
部を設けるとともに、この抜き印刷表示部位置の背後側
に位置した前記導光体箇所には、前記照射光線の一部を
前記点刻状の抜き印刷表示部を介して露光する光線の明
るさを視線方向によって異ならせる傾斜面を形成してな
る。
【0021】これにより、表示板上の指標部箇所が透過
照明によって明るく照らし出されるとともに、その指標
部箇所に沿って指示計器の指針の動きと、表示板上にお
ける点刻状の抜き印刷表示部箇所から光線の一部が露光
し出射される光線の向きが視線方向によって光量が異な
るために、煌びやかに輝く現象として目に入るため幻想
的で見栄えが良好な表示板の照明効果をもたらすことが
できる。
【0022】また請求項7の発明によれば、請求項6に
記載の照明装置において、前記導光体の傾斜面は、前記
光源から照射光線を受光し、その受光した光線を前記表
示板に設けた指標部側へと反射導光するための反射面に
よって形成してなる。
【0023】これにより、導光体内部に入射した光線
は、表示板に設けた指標部へと反射同行するための傾斜
面を有する反射面からの一部の光線を利用して表示板に
施した点刻状の抜き印刷表示部箇所から出射するように
構成することによって、導光体の形状を大きく設計変更
することなく形成でき、見栄えの良好な表示板の照明効
果も得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の照明装置を車輌用の指示
計器に適用した実施形態として説明する。なお前述した
従来例と同一あるいは相当箇所には同一符号を用いて説
明する。
【0025】本発明の照明装置を採用した指示計器とし
て、第1の実施形態を図1から図3に示すように、計器
本体1の回転軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心
に回転する指針3と、この指針3の背面側に位置し透過
照明される目盛や数字や記号などからなる指標部4が施
された表示板5と、この表示板5の背面側に位置するガ
ラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板6と、この回
路基板6上に設けられ、それぞれ指針3と表示板5を照
明する光源である発光ダイオード7,8と、それぞれの
計器本体1を区画するとともに、指針3を照明するため
の発光ダイオード7と表示板8側を照明するための照明
領域を区画する合成樹脂製の枠体9に設けられた円筒形
の仕切壁9Aと、によってそれぞれ照明する区域に区画
して構成している。なお、前記回路基板6の背後には前
記回転軸2を回動する計器本体1が取付固定されてい
る。
【0026】また指針発光用としての発光ダイオード7
は円筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸2の近傍
に回転軸2を中心として円形状に取り巻いて複数設けら
れ、この発光ダイオード7の照射光線を指針3側へと導
くための導光体19が前記円筒形の仕切壁9Aの内側に
配設されている。
【0027】また、表示板5の指標部4を透過照明する
発光ダイオード8は円筒形の仕切壁9Aの外側を円形状
に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード8から
の照射光線を表示板5の指標部4側へと導くための導光
体15が配設され、この導光体15と前記指針照明用の
導光体19とは連結部20を介して一体に形成されると
ともに、導光体15,19は前記枠体9と一体に形成さ
れたライトケース16に支持されている。
【0028】また表示板照明用の導光体15と指針照明
用の導光体19とは表示板5と回路基板6との間に位置
し、ポリカーボネートやアクリルなどの透光性の合成樹
脂からなり、本実施例では色の付いていない無色透明の
材料を使用している。
【0029】この場合、図1に示すように、中央に位置
した速度計からなる指示計器にあっては、導光体15は
発光ダイオード8からの光を受ける受光部17と、受光
部17で受光した光線を表示板5に施した指標部4側へ
と導くように反射面18を備えている。受光部17は発
光ダイオード8に対応した部分にのみ発光ダイオード8
方向に突出形成されている。反射面18は回転軸2を取
り巻く逆円錐面形でその断面形状は受光部17で受光し
た光線を指標部4の方向へ反射する複数の傾斜平面で形
成されている。本実施形態における反射面18は、表示
板5に対する傾斜角の異なる3つの反射面18A,18
B,18Cを備えている。なお、反射面18の個数は任
意であり、適宜設定可能である。また、場合によって
は、断面形状が曲面であってもよい。また導光体15に
は、導光体15の反射面18によって反射された光線が
ライトケース16へと射出するように設けられた照射部
21が形成されており、本実施形態ではその断面形状が
垂直面に形成されている。
【0030】またライトケース16の内面側の周辺部に
は反射部22が形成され、この反射部22は、表示板5
側に向けて湾曲しており、その反射部22の内面部分に
よって導光体15の照射部21からの射出された光線を
指標部4側に反射拡散するように構成している。反射部
22をその断面形状を曲面とすることにより、反射した
光が指標部4方向に効率よく反射拡散することができる
ようにしている。
【0031】また図2および図3に示すように、中央に
位置した速度計からなる指示計器の表示板5は、透明な
合成樹脂からなる平板状の基板13によって形成され、
その表面に、目盛や数字あるいは記号などの指標部4箇
所に例えば白色の透過性表示層4Aを形成し、その指標
部4箇所を除いて表示板5の表面全体に遮光性の黒色の
地色層14が施されている。
【0032】また表示板5には、前記指標部4が設けら
れている領域から離れた位置にて不透過部分である前記
地色層14の適所、この実施例では指針3と指標部4と
の間の広い領域からなる地色層14箇所に、地色層14
を除去した丸形状からなる点刻状の抜き印刷表示部23
が複数設けられている。
【0033】表示板5上の点刻状の抜き印刷表示部23
が施された領域の背後側に位置した導光体15箇所に
は、その導光体15の内部から光源である発光ダイオー
ド8からの照射光線の一部が点刻状の抜き印刷表示部2
3を介して露光し、かつ露光する光線の明るさが視線方
向によって異なるように設けられた傾斜面24を形成し
ている。
【0034】この第1の実施形態における導光体15の
傾斜面24としては、光源となる発光ダイオード8から
の照射光線を受光し、その受光した光線を表示板5に設
けた指標部4側へと反射導光するための反射面18によ
って兼用して形成している。
【0035】次に本実施形態における照明方法について
説明する。指針発光用としての発光ダイオード7から照
射される光線は、導光体19の内部へと導かれ、その導
光体19の上端部から射出されて指針3に設けられた指
針基部11へと入光し、指示部10が発光する。
【0036】また発光ダイオード8から照射される光線
は、導光体15の受光部17から上方に向かい導光体1
5内に入り、反射面18で反射されて横方向へと導光さ
れ、照射部21によって光線が射出され、射出された光
線は、ライトケース16の反射部22によって反射拡散
されて、指標部4の透過性表示層4Aが透過照明され
る。またこれと同時に、この実施例における前記反射面
18は、傾斜角度が異なる3つの反射面18A,18
B,18Cを備えて構成しており、この各反射面18
A,18B,18Cによるそれぞれの傾斜面24によっ
て光源である発光ダイオード8からの照射光線の一部が
透過し、その透過した光線を点刻状の抜き印刷表示部2
3へと露光させることにより、露光する光線の明るさが
視線方向によって異なるため、煌びやかに輝く現象とし
て目に入るため幻想的で見栄えが良好な表示板5の照明
効果をもたらすことができる。
【0037】すなわち、指標部4箇所は、印刷による透
過性表示層4Aに光線が照射されると拡散しながら透過
照明し、明るく照らし出されるとともに、その指標部4
箇所以外に設けた表示板5上の点刻状の抜き印刷表示部
23箇所が導光体15の内部から傾斜面24(反射面1
8A,18B,18C)を介して外部へと露光する際
に、傾斜面24の角度や位置関係によって視線位置が変
化することで目に入ってくる光量が異なるため、煌めき
ながら輝く現象として目に入るため斬新で幻想的な表示
板5の照明効果を醸し出すことができる。
【0038】図4は、本発明の第2の実施形態を示す要
部の断面図であり、この場合、図1の計器装置の両側に
位置した指示計器、たとえば左側に位置した回転計の指
示計器では、表示板5上に設けられた数字,文字,目盛
などの指標部4の領域から離れた外縁部分に位置した箇
所に、地色層14を除去した丸形状からなる点刻状の抜
き印刷表示部23を複数設けて構成している。
【0039】また図4に示すように、回転計からなる指
示計器にあっては、導光体15は発光ダイオード8から
光線を受け入れる受光部17と、受光部17で受光した
光線を表示板5に施した指標部4側へと導く第1の反射
面18を備えるとともに、第1の反射面18によって反
射導光された光線を指標部4の方向へ反射するための第
2の反射面25を形成している。
【0040】また前記表示板5に施した点刻状の抜き印
刷表示部23の位置に対応する導光体15の前面側の表
面部分には複数の細かい傾斜面24が形成されており、
本実施形態においては、その傾斜面24として、断面形
状が連続した鋸歯状凸部24Aの集合によって構成され
ている。なお、傾斜面24である鋸歯状凸部24Aの傾
斜角度や奥行き寸法あるいは鋸歯状の凸部24Aの個数
は任意であり、適宜設定可能である。
【0041】上記構成からなる表示板5の照明装置にあ
っては、光源である発光ダイオード8からの照射光線が
導光体15の内部へと導かれ、導光体15の内部に導光
された光線が第1の反射面18や第2の反射面25を介
して断面形状が細かい連続した鋸歯状凸部24Aへと照
射され、その鋸歯状凸部24Aによる傾斜面24から導
光体15の外部へと露光し、露光した光線が表示板5の
点刻状の抜き印刷表示部23箇所を介して出射する。こ
の出射する光量は視線方向が変わることにより変化する
ため、鋸歯状凸部24Aが細かい連続した傾斜面24に
よって視線位置の変化に富み輝きの変化が増し、見栄え
も良好となる表示板5の照明効果を期待することができ
る。
【0042】図5は、本発明の第3の実施形態を示す要
部の断面図であり、前述した第2の実施形態と同様にし
て、表示板5上に設けられた数字,文字,目盛などの指
標部4の領域から離れた外縁部分に位置した箇所に、地
色層14を除去した丸形状からなる点刻状の抜き印刷表
示部23を複数設けて構成している。
【0043】また図5に示すように、導光体15は発光
ダイオード8から光線を受け入れる受光部17と、受光
部17で受光した光線を表示板5に施した指標部4側へ
と導く第1の反射面18を備えるとともに、第1の反射
面18によって反射導光された光線を指標部4の方向へ
反射するための第2の反射面25を形成している。
【0044】また前記表示板5に施した点刻状の抜き印
刷表示部23の位置に対応する導光体15の背面側の表
面部分、この実施形態にあっては第2の反射面25の表
面部分には複数の細かい傾斜面24が形成されており、
その傾斜面24として、ダイヤカット模様24Bによる
凹凸形状(四方からの傾斜面の集合)を施して構成して
いる。なお、ダイヤカット模様24Bである傾斜面24
の形態や傾斜角度あるいは個数は任意であり、適宜設定
可能である。
【0045】上記構成からなる表示板5の照明装置にあ
っては、光源である発光ダイオード8からの照射光線が
導光体15の内部へと導かれ、導光体15の内部に導光
された光線が第1の反射面18を介して導光体15の背
面部分に形成された四方からの傾斜面の集合からなるダ
イヤカット模様24Bの凹凸部に照射された光線は照射
射光線が反射・屈折あるいは拡散・集光などによって導
光体15の前面側から外部へと出射され、その出射した
光線が表示板5の点刻状の抜き印刷表示部23箇所を介
して表示板5の前面側へと出射される。
【0046】この際、この出射する光量は四方からの傾
斜面の集合からなるダイヤカット模様24Bによって視
線方向が変わることにより変化に富むため、表示板5の
点刻状の抜き印刷表示部23箇所から出射される光線の
向きも広がりがあり、視線位置の変化に応じて輝く変化
も富み、立体感のある見栄えの良好な表示板5の照明効
果が期待できる。
【0047】本実施形態にあっては、導光体15の背面
側に設けられた傾斜面の集合からなるダイヤカット模様
24Bと表示板5との間隔において奥行きがあるために
立体感のある照明効果が助長されるため、斬新な表示板
5の照明装置を期待することができる。
【0048】なお本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、たとえば前記実施形態では、光源と
して発光ダイオードを用いていたが、ランプによる光源
であってもよいものであり、また照明時において、表示
板5に設けた点刻状の抜き印刷表示部23箇所の奥行き
感を出すために、表示板5の裏面側に配設した導光体1
5との奥行き寸法の間隔を変えたり、導光体15の肉厚
寸法の厚みを増したりして設定することも可能であり、
また導光体15に設ける傾斜面24の形態や傾斜角度あ
るいは傾斜面の領域なども適宜設定することにより透過
照明による照明効果を変更することが可能であり、また
点刻状の抜き印刷表示部25の形状として各実施形態に
おいては、表示板5の適所に丸形状の抜き印刷を施して
いたが、星形の形状に抜き印刷したり、三角形状あるい
は多角形状に抜き印刷を施しても同様な効果を得ること
ができるものである。
【0049】また照明時において、たとえば表示板5に
設けた点刻状の抜き印刷表示部23箇所の照明色を変更
する場合、光源である発光ダイオード8の発光色を変更
したりあるいは点刻状の抜き印刷表示部23箇所に着色
フィルタを介して透過照明するように構成することによ
り、照明色を適宜設定することも可能である。
【0050】また、本実施形態においては、指針3を照
明する必要のない指示計器であれば、発光ダイオード7
を設ける必要はなく、表示板5専用の発光ダイオード8
のみ設ける構成としてもよいし、計器本体1は回路基板
6の背面側に固定して設けていたが、回路基板6の前面
側に計器本体1を配設するタイプであっても同様に表示
板5の照明装置を適用することが可能である。
【0051】また、各実施形態では車輌などの表示板の
照明装置を例にして説明したが、リモコンの表示パネル
の表示部などの照明,表示を行う照明装置やコピー機械
の操作スイッチ類の表示部の透過照明用としての表示照
明装置などにも適用することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による照明
装置においては、指標部箇所は印刷による透過照明によ
って明るく照らし出すことができるとともに、その指標
部箇所以外に設けた点刻状の抜き印刷表示部箇所が導光
体の傾斜面を介して視線方向によって露光される光量が
異なるため、煌めきながら輝く現象として目に入るため
幻想的で見栄えの良好な表示板の照明効果を醸し出すこ
とができ、斬新な照明装置を提供することができるもの
であり、初期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である車両用の計器装
置を示す正面図である。
【図2】図2は図1の主要部である計器装置における照
明装置を示す概略断面図である。
【図3】図3は図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施形態を示す要部の拡
大断面図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施形態を示す要部の拡
大断面図である。
【図6】図6は従来の計器装置を示す断面図である。
【図7】図7は図6の計器装置における照明装置の要部
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 計器本体 2 回転軸 3 指針 4 指標部 4A 透過性表示層 5 表示板 6 回路基板 7 発光ダイオード(光源) 8 発光ダイオード(光源) 9 枠体 13 基板 14 地色層 15 導光体 16 ライトケース 17 受光部 18 反射面 19 導光体 21 照射部 22 反射部 23 点刻状の抜き印刷表示部 24 傾斜面 24A 鋸歯状凸部 24B ダイヤカット模様 25 第2の反射面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の基板に不透過部分と透過部分と
    からなる印刷を施して指標部を設けた表示板と、この表
    示板の背後に設けられた光源と、この光源からの照射光
    線を前記表示板に設けた指標部側へと案内する導光体
    と、を備えてなる照明装置において、前記表示板に設け
    られている指標部の領域と離れた位置にて前記不透過部
    分の適所に点刻状の抜き印刷表示部を設けるとともに、
    この抜き印刷表示部位置の背後側に位置した前記導光体
    箇所には、前記照射光線の一部を前記点刻状の抜き印刷
    表示部を介して露光する光線の明るさを視線方向によっ
    て異ならせる傾斜面を形成してなることを特徴とする照
    明装置。
  2. 【請求項2】 前記導光体に設けられた前記傾斜面を、
    前記表示板側に面した表面部分に設けてなることを特徴
    とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記導光体に設けられた前記傾斜面を、
    前記表示板側と相反する側に面した表面部分に設けてな
    ることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面として、断面が連続した鋸歯
    状凸部からなることを特徴とする請求項2または請求項
    3に記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜面として、ダイヤカット模様に
    よる凹凸形状からなることを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 計器本体に設けられた回転軸の先端側に
    固着された指針と、この指針の回動指示する位置に対応
    して配設され、透光性の基板に不透過部分と透過部分と
    からなる印刷を施して指標部が設けられた表示板と、こ
    の表示板の背後側に設けられた光源と、この光源からの
    照射光線を前記表示板に設けた指標部側へと案内する導
    光体と、を備えてなる指示計器における照明装置におい
    て、前記表示板に設けられている指標部の領域と離れた
    位置にて前記不透過部分の適所に点刻状の抜き印刷表示
    部を設けるとともに、この抜き印刷表示部位置の背後側
    に位置した前記導光体箇所には、前記照射光線の一部を
    前記点刻状の抜き印刷表示部を介して露光する光線の明
    るさを視線方向によって異ならせる傾斜面を形成してな
    ることを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 前記導光体の傾斜面は、前記光源から照
    射光線を受光し、その受光した光線を前記表示板に設け
    た指標部側へと反射導光するための反射面によって形成
    してなることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
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