JP2003106875A - 指針式表示装置 - Google Patents

指針式表示装置

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JP2003106875A
JP2003106875A JP2001301077A JP2001301077A JP2003106875A JP 2003106875 A JP2003106875 A JP 2003106875A JP 2001301077 A JP2001301077 A JP 2001301077A JP 2001301077 A JP2001301077 A JP 2001301077A JP 2003106875 A JP2003106875 A JP 2003106875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示板を面発光させるにあたり、照明意匠に
立体感や奥行き感を付与することが可能な指針式表示装
置を提供する。 【解決手段】 本発明は、例えばオートバイや自動車を
はじめとする各種車両に搭載される指針式表示装置に関
するもので、指針4と、この指針4の指示対象となる指
標部51及びその背景となる地色部52を有する表示板
5と、この表示板5を背後から照明する光源6と、表示
板5の背後に配置され光源6からの光を表示板5側に反
射する反射体7とを備えており、表示板5の地色部52
が光源6の光を透過できるように光透過性に形成され、
反射体7に空隙部Sを隔てて表示板5に対向する反射壁
(第2の反射壁)77が形成されことにより、空隙部S
を隔てて表示板5の奥に位置し、光源6からの光で照ら
される反射壁(第2の反射壁)77が地色部52を通し
て透けて視認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオートバイ
や自動車をはじめとする各種車両に搭載される指針式表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種車両に搭載される指針式表示装置と
して、回転軸を突設した計器本体を回路基板上に装着
し、回転軸の先端に指針を装着し、この指針の背後に目
盛や文字等からなる指標部と有する表示板を配置し、こ
の表示板の背後に光源を配置し、この光源の点灯によ
り、指針や表示板の指標部を背後から照明する構造が知
られている。
【0003】表示板には、指標部と合わせてこの指標部
の背景を形成する地色部が形成され、この地色部を遮光
性とし、指標部を光透過性とすることで、光源が点灯時
には指標部のみを明るく発光させる構成が一般的である
が、地色部あるいは指標部と地色部の双方を光透過性と
し、表示板自体を面発光させるタイプの指針式表示装置
も知られている(例えば特開平11−118535号公
報、特開平11−143412公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに表示板の地色部が面発光するタイプの指針式表示装
置は、明るく面発光する地色部内に指標部が存在する照
明意匠となるが、指標部と地色部とを形成した板材から
なる表示板をその背後に配置された光源でバックライト
照明する構成に過ぎないことから、照明意匠に立体感や
奥行き感が乏しく、平面的な照明意匠とならざるを得な
いという問題がある。
【0005】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、表示板を面発光させるにあた
り、照明意匠に立体感や奥行き感を付与することが可能
な指針式表示装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、指針と、この指針の指示対象となる指標部と
この指標部の背景となる地色部とを有する表示板と、こ
の表示板を背後から照明する光源と、前記表示板の背後
に配置され前記光源からの光を前記表示板側に反射する
反射体とを備え、前記表示板は前記地色部が光透過性に
形成され、前記反射体は空隙部を隔てて前記表示板に対
向する反射壁を有することを特徴とする。
【0007】本発明は前記目的を達成するため、駆動装
置の回転軸に装着される指針と、この指針の指示対象と
なる指標部とこの指標部の背景となる地色部とを有する
表示板と、この表示板を背後から照明する光源と、前記
表示板の背後に配置され前記光源の光を反射する反射体
とを備え、前記表示板は前記地色部が光透過性に形成さ
れると共に前記回転軸を露出する貫通孔とこの貫通孔の
周囲に広がる遮光部とが形成され、前記光源は前記遮光
部に対応する前記表示板の背面領域に配置され、前記反
射体は前記光源に対向しその光を前記回転軸を中心とし
た外周方向に反射する第1の反射壁と、空隙部を隔てて
前記表示板に対向し前記第1の反射壁からの光を前記表
示板側に反射する第2の反射壁とを有することを特徴と
する。
【0008】また本発明は、前記反射壁が前記指標部に
対応する位置に光反射率を低下させる低反射処理部を有
することを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記指標部が前記指針の動
作に応じて複数配列され、これら複数の前記指標部に応
じて前記低反射処理部が複数形成されることを特徴とす
る。
【0010】また本発明は、前記低反射処理部が前記反
射壁にあけられた開口部であることを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記低反射処理部が前記反
射壁に被着された低反射性皮膜からなることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態として指針式
表示装置は、指針と、この指針の指示対象となる指標部
及びその背景となる地色部を有する表示板と、この表示
板を背後から照明する光源と、表示板の背後に配置され
光源からの光を表示板側に反射する反射体とを備えてい
る。表示板の地色部は光源の光を透過できるように光透
過性に形成され、反射体には空隙部を隔てて表示板に対
向する反射壁が形成され、この反射壁は指標部及び地色
部を覆うように表示板の背面に沿って延びている。
【0013】このような構成において、光源が点灯する
と、その光は反射体の反射壁と空隙部を通じて表示板を
背後から照らし、光透過性の地色部を面状に発光させ
る。このとき、空隙部を隔てて表示板の奥に位置する反
射壁が光源からの光で照らされ、光透過性の地色部を通
して透けて見えるため、地色部の背後に奥行き感が生
じ、これにより奥行き感を伴って発光する地色部中に指
標部が浮かぶように視認され、照明意匠に立体感あるい
は奥行き感を付与することができる。
【0014】なおこの実施形態では、反射体(反射壁)
が空隙部を介して表示板を照らす構成であれば、光源の
配置位置や照明手法は任意であり、例えば指標部の外側
にサークル状の光源を設けてもよいし、光源と空隙部と
の間に導光体を介在させてもよい。
【0015】また他の実施形態として本発明による指針
式表示装置は、駆動装置の回転軸に装着される指針と、
この指針の指示対象となる指標部及びその背景となる地
色部を有する表示板と、この表示板を背後から照明する
光源と、表示板の背後に配置され光源の光を反射する反
射体とを備えている。表示板の地色部は光透過性に形成
され、しかも表示板には回転軸を露出する貫通孔とこの
貫通孔の周囲に広がる遮光部とが形成され、光源は遮光
部に対応する表示板の背面領域に配置され、反射体には
光源に対向しその光を回転軸を中心とした外周方向に反
射する第1の反射壁と、空隙部を隔てて表示板に対向し
第1の反射壁からの光を表示板側に反射する第2の反射
壁とが形成され、第2の反射壁は指標部及び地色部を覆
うように表示板の背面に沿って延びている。
【0016】このような構成において、光源が点灯する
と、その光は反射体の第1の反射壁、第2の反射壁、空
隙部を通じて表示板を背後から照らし、光透過性の地色
部を面状に発光させる。このとき、前記実施形態と同
様、空隙部を隔てて表示板の奥に位置する反射壁が光源
からの光で照らされ、光透過性の地色部を通して透けて
見えるため、地色部の背後に奥行き感が生じ、これによ
り奥行き感を伴って発光する地色部中に指標部が浮かぶ
ように視認され、照明意匠に立体感、奥行き感を付与す
ることができる。
【0017】またこの実施形態では、表示板の貫通孔周
囲に遮光部を設け、この遮光部の背後に光源を配置し、
この光源からの光を第1の反射壁を通じて回転軸を中心
とした外周方向に反射する構成を採用しているため、回
転軸付近からその外周に光供給を行い、表示板を面発光
させることができるため、少ない数の点状光源で表示板
を面発光させることができ、コスト削減を達成すること
ができる。この際、2つの反射壁(第1,第2の反射
壁)は、単一の反射体に2つの反射壁を設けてもよい
し、表示板の背後に互いに独立部品からなる2つの反射
体を配置し、これら反射体の各々に一つずつ反射壁(第
1の反射壁と第2の反射壁)を設けることもできる。
【0018】また本発明を実施するにあたり、反射壁
(第2の反射壁)の指標部に対応する箇所に、周囲より
も光反射率の小さい低反射処理部を設けてもよい。この
ように構成することにより、反射壁が光源からの光を受
けた際、光反射率の小さい低反射処理部が指標部の影と
して、表示板から奥まった位置に視認され、空隙部を隔
てて離間する指標部と影(低反射領域)との距離差によ
って、立体感あるいは奥行き感を強調することができ、
確実で良好な立体表示を行うことができる。なおこのよ
うな低反射処理部は、指標部に対応する位置に形成され
るものであれば、その形状は任意である。
【0019】このような低反射処理部の採用にあって
は、指標部が指針の動作に応じて複数配列される場合、
これら複数の指標部に応じて複数の低反射領域部を設け
ればよい。
【0020】また低反射処理部自体は、指標部の影(陰
影)を形成できる程度に、部分的に光反射率の低い領域
を形成できれば、その構成は任意であり、例えば、反射
壁(第2の反射壁)にあけられた開口部によって形成す
ることもできるし、反射壁(第2の反射壁)に被着され
た低反射性皮膜によって形成することもできるし、反射
壁(第2の反射壁)の壁面に形成された拡散反射部によ
って形成することもできるし、反射壁(第2の反射壁)
の壁面が光沢面に形成されている場合、光沢面内に非光
沢面を部分的に設けることによって形成することもでき
るし、反射壁(第2の反射壁)の壁面に光反射性皮膜が
被着されている場合、光反射性皮膜を部分的に除去した
皮膜除去部から形成することもできるし、反射壁(第2
の反射壁)の壁面の造形、例えば壁面の傾きや壁面自体
の形状を指標部の陰影を生ずるよう工夫することによっ
ても形成できる。
【0021】なお本発明において、指標部は地色部と差
別化されていれば、遮光性であっても光透過性であって
もよい。また反射体は光反射率が良好な材料であれば、
任意の材料を使用できる。また光源は任意形式のものを
使用することができる。また地色部は光源によって反射
壁が照らされた際、少なくとも反射壁(第2の反射壁)
のおおよその形状が文字板を通して確認できる程度の透
過性を持たせることが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明による指針
式表示装置の実施例を説明する。
【0023】図1から図5は本発明の第1実施例を示
し、図1は指針式表示装置の分解斜視図、図2は図1の
組み付け状態を示す要部平面図、図3は反射体の要部斜
視図、図4は図2のA−A線に沿った断面図、図5は図
4中、矢印B領域を拡大して示す要部断面図である。
【0024】図1において、本実施例による指針式表示
装置は、回路基板1と、この回路基板1に導通装着され
回転軸2が前方に延びる計器本体3と、回転軸2の先端
側に装着される指針4と、この指針4と回路基板1との
間に配置される表示板5と、回転軸2の周囲に位置して
回路基板1の前方側位置に配置される光源6と、表示板
5と回路基板1との間に配置される反射体7とから構成
されている。
【0025】回路基板1は、例えばガラスエポキシ系基
材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板か
らなり、計器本体3の駆動・制御を行う駆動手段(図示
せず)や例えば抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図
示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
【0026】計器本体3は、可動磁石式計器またはステ
ッピングモータからなり、この例では回転軸2が回路基
板1に形成した軸孔11を貫通するように、回路基板1
の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段によ
り前記配線パターン(前記駆動手段)に電気接続されて
いるが、回路基板1の前方側に計器本体3を配置しても
よい。
【0027】指針4は、光透過性の合成樹脂からなり、
図2,図4に詳しく示すように、光透過性合成樹脂から
なり後述する指標部を指示する指示部41と、この指示
部41の回転中心を覆う遮光性合成樹脂よりなるカバー
部42とで構成され、回転軸2の先端に連結されてお
り、指示部41はその先端側が表示板5の後述する地色
部内に延びている。
【0028】表示板5は、図2に詳しく示すように、指
針4の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有して配置
され、指針4の指示対象となる目盛や文字、マークから
なる指標部51と、この指標部51含んで帯状に延び指
標部51の背景となる光透過性の地色部52と、この地
色部52の内側及び外側を取り巻く遮光部53とを備え
ており、これら指標部51、地色部52、遮光部53
は、図3,図4に示すように、表示板5の基材(母材)
となる基板5aに印刷形成された第1〜第3の着色層L
1〜L3によって形成されている。なお基板5aは本例
では乳白色を有する半透明(半透過性)の合成樹脂から
なるが、透明材から形成することもできる。
【0029】第1の着色層L1は、例えば白色の光透過
性(半透過性)着色インクでなり、指針4の動作に応じ
た所定の目盛、文字、マークでなる指標部51を形成す
るように、基板5aの前面に印刷形成されている。
【0030】第2の着色層L2は、例えば紺色の光透過
性(半透過性)着色インクでなり、指標部51を露出す
るように、基板5aの前面側略全面に印刷形成されてい
る。
【0031】第3の着色層L3は、例えば黒色の遮光性
着色インクでなり、第2の着色層L2上に重なるよう
に、基板5aの前面側略全体面に形成されているが、第
3の着色層L3には、第2の着色層L2を帯状に露出す
る抜き領域Rが形成されており、この抜き領域Rによっ
て光透過性を有した帯状の地色部52が形成されてい
る。
【0032】なお本実施例では、地色部52の形状を帯
状に設定しているが、指標部51を内包する領域として
形成されていれば、任意の形状を採用できる。また照明
効率の向上を目的として、表示板5の反射体7に対向す
る側に白色系の反射印刷層を設けてもよく、この際、反
射印刷層は、地色部52(着色層L2)を覆わないよう
に、遮光部53(着色層L3)に対応させて設けるのが
好ましい。
【0033】表示板5にはまた、回転軸2に対応した位
置に貫通孔54が設けられ、この貫通孔54を通じて回
転軸2と指針4とが連結できるようになっている。
【0034】光源6は、回路基板1の前方側に配置され
た例えばチップ型発光ダイオードからなり、指針4と表
示板5との各々に対応して複数個配置されている。
【0035】これら光源6は、表示板5の地色部52よ
りも回転軸2側で、表示板5の貫通孔54の周囲から地
色部52に向かって広がる遮光部53領域によってカバ
ーされる回路基板1の前面側領域に集中配置され、指針
4を照らす光源6が回路基板1の軸孔に近接し、その外
側に表示板5を照らす光源6が配置されている。なお指
針4を照らす光源6は、指針4(指示部41)の回転中
心に形成された図示しない入光部の回転動作に応じて複
数個配置され、表示板5を照らす光源6は、反射体7の
後述する第1の反射壁に対向するよう回転軸2を中心と
した同心円上に複数個に配置されている。
【0036】反射体7は、白色系の合成樹脂にてケース
形状に形成された射出成形体からなり、図3,図4に詳
しく示すように、表示板5の指標部51外周を取り巻く
ように前後方に延びる周壁部71と、この周壁部71の
前方側から表示板5に沿い回転軸2側に向かって部分的
に延びる延長部72と、この延長部72に支持され表示
板5の貫通部54に対応した開口筒73を有する筒状部
74とを備えており、この筒状部74は、回転軸2の周
囲を取り巻くと共に指針4照明用の光源6を内部に収納
できる円筒形に形成され、その外壁部には表示板5照明
用の光源6と対向するように斜め前方に延びる第1の反
射壁75が形成されている。
【0037】この第1の反射壁75の外壁面は、壁部7
4を取り巻いて表示板5側が径大、光源6側が径小とな
る、回転軸2を中心とした円錐側面からなり、その傾斜
角は、表示板5の板面に対して略45度に設定され、光
源6からの光を回転軸2を中心とした外周方向に向けて
放射状に反射するよう構成されている。
【0038】反射体7には更に、第1の反射壁75及び
壁部74に対応して底部側に形成され、これら第1の反
射壁75及び筒状部74を型形成する際の型抜き部とな
る環状の開放部76と、延長部72を除く周壁部71の
前方側より光源6側(開放部側)に延びる第2の反射壁
77とを有している。
【0039】第2の反射壁77は、光源6の周囲を取り
巻くように回転軸2を中心とした外周方向に延びてお
り、表示板5との間には空隙部Sが形成されている。こ
の反射壁77は外側に向かうに従って次第に表示板5に
近接する傾斜曲面からなり、少なくとも表示板5の指標
部51と地色部52とを覆うように設けられている。
【0040】そして指標部51、本実施例の場合、数字
からなる各指標部51に対応する箇所には、略楕円形状
の貫通孔状の開口部78からなる低反射処理部が部分形
成されており、この開口部78によって、各指標部51
に対応する第2の反射壁77の光反射率が他の部分より
も小さくなるようにしている。なおこの開口部78は反
射体7の型成形と同時に形成されるものである。
【0041】なお本実施例では反射体7が計器本体3の
個数に対応した部分を複数個備える1ピース部品にて形
成されているが、計器本体3あるいは計器の種別に応じ
て複数に分割形成してもよい。また本実施例では、単一
の反射体7に第1の反射壁75と第2の反射壁77と連
続して設けているが、これら各反射壁75,77は別部
品から設けることもできる。
【0042】このような構成において、光源6が発光す
ると、指針4照明用の光源6からの光は、反射体7の筒
状部74、開口筒73、表示板5の貫通孔54を通って
指針4(指示部41)の前記入光部に至り、指示部41
を発光させる。この際、指針4の発光色は例えば赤色で
ある。一方、表示板5照明用の光源6からの光は、反射
体7の各反射壁75,77、空隙部Sを通じて表示板5
を照らし、光透過性の地色部52及び指標部51を発光
させる。この際、本来は紺色の色彩を有する地色部52
は、空隙部S内での光拡散効果、乳白色の基板5aによ
る光拡散効果に伴う拡散光が透過することにより、明る
い水色で面発光し、指標部51はそれ自体の色である白
色に発光する。そして空隙部Sを隔てて表示板5の奥に
位置する第2の反射壁77が光源6からの光で照らされ
ることによって、この反射壁77が光透過性の地色部5
2を通して透けて視認される。
【0043】また第2の反射壁77が光源6からの光を
受けた際、光反射率の小さい開口部78が指標部51の
影として、表示板5から奥まった位置に視認される。
【0044】以上のように本実施例によれば、指針4
と、この指針4の指示対象となる指標部51及びその背
景となる地色部52を有する表示板5と、この表示板5
を背後から照明する光源6と、表示板5の背後に配置さ
れ光源6からの光を表示板5側に反射する反射体7とを
備えており、表示板5の地色部52が光源6の光を透過
できるように光透過性に形成され、反射体7に空隙部S
を隔てて表示板5に対向する反射壁(第2の反射壁)7
7が形成されることにより、空隙部Sを隔てて表示板5
の奥に位置し、光源6からの光で照らされる反射壁(第
2の反射壁)77が地色部52を通して透けて見えるた
め、地色部の背後に奥行き感が生じ、これにより奥行き
感を伴って発光する地色部52中に指標部51が浮かぶ
ように視認され、照明意匠に立体感あるいは奥行き感を
付与することができる。
【0045】また本実施例では、反射壁(第2の反射
壁)77の指標部51に対応する箇所に、周囲よりも光
反射率の小さい開口部(低反射処理部)78を設けたこ
とにより、光反射率の小さい開口部が指標部の影とし
て、表示板から奥まった位置に視認されるため、空隙部
Sを隔てて離間する指標部51と影(開口部78)との
距離差によって、立体感あるいは奥行き感を強調するこ
とができ、確実で良好な立体表示を行うことができる。
なお低反射処理部が開口部78からなることで、反射体
7の型成形と同時に低反射処理部を設けることができの
で、制作が容易であり、コスト低減を図ることができ
る。
【0046】また本実施例では、表示板5が光透過性の
地色部52に加え、回転軸2を露出する貫通孔54と、
この貫通孔54の周囲に広がる遮光部53とを有し、光
源6が遮光部53に対応する表示板5の背面領域に配置
され、反射体7が光源6に対向しその光を回転軸2を中
心とした外周方向に反射する第1の反射壁75と、空隙
部Sを隔てて表示板5に対向し第1の反射壁75からの
光を表示板5側に反射する第2の反射壁77とが形成さ
れることにより、回転軸2付近からその外周に光供給を
行い、表示板5を面発光させることができるため、少な
い数の光源6で表示板5を面発光させることができ、コ
スト削減を達成することができる。
【0047】図6は本発明の第2の実施例として、低反
射処理部の変形例を示すもので、本実施例では、前記第
1の実施例の開口部78からなる低反射処理部に替え
て、照明時には反射壁(第2の反射壁)77の光反射率
を部分的に低下させ、指標部の影を形成する低反射性皮
膜781を形成したものである。
【0048】この低反射性皮膜781は、反射壁77に
被着され他の領域よりも反射率を小さくする低反射性の
皮膜、例えば、印刷膜、転写膜、塗膜から構成されてい
る。
【0049】図7は本発明の第3の実施例として、低反
射処理部の他の変形例を示すもので、本実施例では、前
記第1,第2の実施例にて示した低反射処理部に替え
て、反射壁(第2の反射壁)77の壁面に例えばシボ状
加工を施すことにより、照明時には反射壁(第2の反射
壁)77の光反射率を部分的に低下させ、指標部51の
影を形成する拡散反射部782を設けたものである。な
おこのようなシボ加工からなる拡散反射部782は、反
射体7の型成形と同時に形成することができるため、制
作が容易であり、コスト低減を図ることができる。
【0050】図8は本発明の第4の実施例として、表示
板の変形例を示すもので、基板5aの背面に半透過層L
4を印刷形成し、この半透過層L4に、指標部51に対
応した抜き部55を設けたものである。半透過層L4
は、任意の色調、例えば暗色系のスモーク層からなり、
少なくとも地色部52をカバーするように設けられてい
る。
【0051】このように半透過層L4に指標部51の形
状に対応した抜き部55を形成することにより、基板5
aの背面に指標部51とは基板5aの板厚ぶん離間する
投影像を形成でき、指標部51自体に奥行き感あるいは
立体感を持たせることができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
所期の目的を達成することができ、立体感あるいは奥行
き感のある指針式表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例となる指針式表示装置の
分解斜視図。
【図2】図1の組み付け状態を示す要部平面図。
【図3】本発明の第1の実施例による反射体の要部斜視
図。
【図4】図2のA−A線に沿った断面図。
【図5】図4中、矢印B領域を拡大して示す要部断面図
である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部断面図。
【図7】本発明の第3の実施例を示す要部断面図。
【図8】本発明の第4の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 回転軸 3 計器本体 4 指針 5 表示板 5a 基板 6 光源 7 反射体 51 指標部 52 地色部 53 遮光部 54 貫通孔 55 抜き部 71 周壁部 72 延長部 73 開口筒 74 筒状部 75 第1の反射壁 76 開放部 77 第2の反射壁 78 開口部(低反射処理部) 781 低反射性皮膜 782 拡散反射部 L1 第1の着色層 L2 第2の着色層 L3 第3の着色層 S 空隙部 R 抜き領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針と、この指針の指示対象となる指標
    部とこの指標部の背景となる地色部とを有する表示板
    と、この表示板を背後から照明する光源と、前記表示板
    の背後に配置され前記光源からの光を前記表示板側に反
    射する反射体とを備え、前記表示板は前記地色部が光透
    過性に形成され、前記反射体は空隙部を隔てて前記表示
    板に対向する反射壁を有することを特徴とする指針式表
    示装置。
  2. 【請求項2】 駆動装置の回転軸に装着される指針と、
    この指針の指示対象となる指標部とこの指標部の背景と
    なる地色部とを有する表示板と、この表示板を背後から
    照明する光源と、前記表示板の背後に配置され前記光源
    の光を反射する反射体とを備え、前記表示板は前記地色
    部が光透過性に形成されると共に前記回転軸を露出する
    貫通孔とこの貫通孔の周囲に広がる遮光部とが形成さ
    れ、前記光源は前記遮光部に対応する前記表示板の背面
    領域に配置され、前記反射体は前記光源に対向しその光
    を前記回転軸を中心とした外周方向に反射する第1の反
    射壁と、空隙部を隔てて前記表示板に対向し前記第1の
    反射壁からの光を前記表示板側に反射する第2の反射壁
    とを有することを特徴とする指針式表示装置。
  3. 【請求項3】 前記反射壁は前記指標部に対応する位置
    に光反射率を低下させる低反射処理部を有することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の指針式表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記指標部が前記指針の動作に応じて複
    数配列され、これら複数の前記指標部に応じて前記低反
    射処理部が複数形成されることを特徴とする請求項3記
    載の指針式表示装置。
  5. 【請求項5】 前記低反射処理部が前記反射壁にあけら
    れた開口部であることを特徴とする請求項3記載の指針
    式表示装置。
  6. 【請求項6】 前記低反射処理部が前記反射壁に被着さ
    れた低反射性皮膜からなることを特徴とする請求項3記
    載の指針式表示装置。
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