JP3747452B2 - メータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばオートバイや自動車をはじめとする各種車両に搭載されるメータ装置に関し、詳しくはその照明構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
各種車両に搭載されるメータ装置は、回路基板に駆動軸を突設した計器本体を装着し、駆動軸の先端に装着し、この指針の背後に目盛や文字等の指標部のみが光透過性に形成され、他の部分が遮光性を有するように形成された前面パネルを配置し、この前面パネルの背後に配置した光源により、前面パネルの指標部を透過照明する構造が一般的である。
【0003】
この種メータ装置の中には、指標部のみを発光させるのではなく、指標部を含んで連続する所定領域を光透過性の発光面として設け、この発光面を光源を通じて透過照明する、いわゆる面発光タイプのものが知られている。
【0004】
このように前面パネルを面発光させるメータ装置にあっては、発光面の照明ムラを低減するため、光源と前面パネルとの間に拡散板や導光体を介在させるものや前面パネルの背後にEL(エレクトロルミネッセンス)等の面発光光源を配置したものが知られている(例えば特開平11−118535号公報、特開平11−143412公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光源と前面パネルとの間に拡散板や導光体を介在させるものは、部品点数並びに重量の増加や構造の複雑化を招くだけでなく、設計時において厄介な照明チューニングを必要とし、コストダウンを図る際の大きなネックとなる。またEL等、面状光源は高価であるため、面状光源の使用はそのままコスト上昇につながるという問題を有している。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、前面パネルを面発光させるにあたり、コストダウンを達成し得るメータ装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、駆動軸が前方に延びる計器本体と、前記駆動軸の先端側に装着される指針と、この指針の指示対象となる指標部とこの指標部を含んで連続する所定領域を光透過性に形成してなる第1のパネル領域とこの第1のパネル領域に隣接する遮光性の第2のパネル領域とを有する前面パネルと、この前面パネルの背後で前記第1のパネル領域よりも前記駆動軸側であって前記駆動軸の周囲近傍に、発光面が前記駆動軸の軸方向を向くように配置される複数の光源と、前記前面パネルの背後に配置され、前記駆動軸を取り巻くと共に前記複数の光源と対向し前記光源からの照明光を外周に反射する第1の反射部と前記前面パネルとは適宜空間を空けて外側に延長し前記照明光を前記前面パネル側に反射する第2の反射部とを有する反射体と、を備えることを特徴とする
【0008】
また本発明は、前記指針が前記第1のパネル領域内に延びる非発光指針からなることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記前面パネルは前記駆動軸と前記指針とを連結するための貫通孔を有し、この貫通孔の周囲から前記第2のパネル領域部分が前記第1のパネル領域まで延び、この第2のパネル領域部分に前記光源が配置されることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記指標部が遮光性を有することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記反射体の背後に回路基板が配置され、前記計器本体は前記駆動軸が前記回路基板を貫通するように前記回路基板の背後に配置されることを特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記反射体が前記駆動軸と前記光源との間に位置して前方側に延びる壁部を有し、この壁部に前記第1の反射部が形成されることを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記光源が前記駆動軸を中心とした同心円上に複数個配置されることを特徴とする。
【0014】
また本発明は、前記第1の反射部が前記前面パネルに対して所定角度傾斜した傾斜面または傾斜曲面からなることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、前記傾斜面または傾斜曲面が前記駆動軸を取り巻く円錐面に形成されることを特徴とする。
【0016】
また本発明は、前記第2の反射部または前記反射部が外側に向かうに従い前記前面パネルに近接する傾斜面もしくは傾斜曲面からなることを特徴とする。
【0017】
また本発明は、前記傾斜面もしくは前記傾斜曲面が前面パネルに対する傾斜角が外側に向かうに従い次第に大きくなるように形成されることを特徴とする。
【0018】
また本発明は、前記反射体が白色系の合成樹脂材料からなることを特徴とする。
【0019】
また本発明は、前記反射体の壁面を光沢面としたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明によるメータ装置は、回路基板に駆動軸が前方に延びる計器本体を装着し、駆動軸の先端側に指針を装着し、この指針と回路基板との間に、指針の指示対象となる指標部、この指標部を含んで連続する所定領域を光透過性に形成してなる第1のパネル領域、この第1のパネル領域に隣接する遮光性の第2のパネル領域で構成される前面パネルを配置し、第1のパネル領域よりも駆動軸側に位置する回路基板の前方側に、発光面が駆動軸の軸方向を向くように光源を配置し、前面パネルと回路基板との間に、光源と対向しその照明光を外周に反射する第1の反射部と前面パネルとは適宜空間を空けて外側に延長し照明光を前面パネル側に反射する第2の反射部とを有する反射体を備えるもので、光源から発せられた照明光は、反射体の第1の反射部で外周に反射され、このように第1の反射部で外周に反射された照明光は、さらに反射体の第2の反射部で前面パネル側に反射され、第1のパネル領域を透過照明する。このように第1,第2の反射部を通じて前面パネルを照明することで、前面パネルの背後に光源、第1,第2の反射部、これら各反射部間に介在する空気層でなる照明室を形成でき、これにより、シンプルな構成で、前面パネルの背後に面状光源を配置することなく第1のパネル領域を略均一に面発光させることができ、コストダウンを達成できる。
【0021】
また本発明によるメータ装置は、回路基板、計器本体、指針、前面パネル、光源、反射体でなる基本構成において、発光面が駆動軸の位置に対して反対側を向くように光源を配置し、反射体には前面パネルとは適宜空間を空けて外側に延長し光源からの照明光を前面パネル側に反射する反射部を設けてもよく、このように構成することで前述構成と同様、前面パネルの背後に光源、反射部、空気層でなる照明室を形成でき、これにより、シンプルな構成で、面状光源を用いることなく第1のパネル領域を略均一に面発光させることができ、コストダウンを達成できる。
【0022】
また前述各実施形態において、指針を第1のパネル領域内に延びる非発光指針とし、この非発光指針を第1のパネル領域上で影または透過像として視認させることで、指針照明用の光源や指針照明に係わる種々の部品並びに構造設定が不要となり、更なるコストダウンにつながる。この際、指針は遮光性に設けても光透過性に設けてもよいが、光透過性に設ける場合は、第1のパネル領域の発光色とは異なる透過色に設定したり、一部を遮光性に設ける等、指針の透過像が背景となる第1のパネル領域と区別できるように設定するのが望ましい。
【0023】
また前述各実施形態において、前面パネルに駆動軸と指針とを連結するための貫通孔を設け、この貫通孔の周囲から第1のパネル領域まで延びる前面パネル部分を第2のパネル領域部分として設定し、この第2のパネル領域部分に光源を配置すると、不要な領域を不可視とすることができる。
【0024】
また前述各実施形態において、指標部を遮光性に形成すると、発光する背景中に指標部を影として高コントラスト表示でき、視認性を向上させることができる。なお、指標部は光透過性に形成し、透過像として表示することもできるが、指標部を光透過性に設ける場合は、指針の場合と同様、指標部の透過像が背景となる第1のパネル領域と区別できるように設定するのが望ましい。
【0025】
また前述各実施形態において、計器本体を駆動軸が回路基板を貫通するように回路基板の背後に配置すると、回路基板の前方側における駆動軸まわりの空間スペースを確保でき、これにより第1のパネル領域を駆動軸方向に広げることができ、発光面の拡大が可能となる。
【0026】
また前述各実施形態において、反射体に第1の反射部を設ける場合、駆動軸と光源との間に位置して前方側に延びる壁部に第1の反射部を形成すると有利である。また第1の反射部は前面パネルに対して所定角度傾斜した傾斜面または傾斜曲面から形成するのが望ましく、第1の反射部を傾斜面または傾斜曲面に設定する場合、駆動軸を取り巻く円錐形に形成すると、光源からの光を外周方向にバランスよく反射することができる。
【0027】
また前記各実施形態において、光源を駆動軸を中心とした同心円上に複数個配置すると、明るく且つバランスのとれた照明を行うことができる。また光源の種類は任意であるが、小型で発熱量の小さい発光ダイオードが好適である。
【0028】
また前記各実施形態において、第2の反射部または反射部は、外側に向かうに従って序々に前面パネルに近接する傾斜面か傾斜曲面にて構成すると、照明の均一化の点で有利である。
【0029】
この際、傾斜面もしくは傾斜曲面は、前面パネルに対する傾斜角が外側に向かうに従い次第に大きくなるように形成するとさらに有利である。
【0030】
また前記各実施形態において、反射体は白色系の合成樹脂材料から形成すると、軽量化やコストダウンに好適である。この際、反射体の壁面を光沢面とすると、照明効率の点で有利である。
【0031】
【実施例】
以下、添付図面に基づき、本発明によるメータ装置の実施例を説明する。
【0032】
図1から図5は本発明の第1実施例を示し、図1はメータ装置の分解斜視図、図2は図1の組み付け状態を示す要部平面図、図3は反射体の要部斜視図、図4は図2のA−A線に沿った断面図、図5は図2のB−B線に沿った断面図である。
【0033】
図1において、本実施例による計器装置は、回路基板1と、この回路基板1に導通装着され駆動軸2が前方に延びる計器本体3と、駆動軸2の先端側に装着される指針4と、この指針4と回路基板1との間に配置される前面パネル5と、駆動軸2の周囲に近接して回路基板1の前方側位置に配置される光源6と、前面パネル5と回路基板1との間に配置される反射体7とから構成される。
【0034】
回路基板1は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、計器本体3の駆動・制御を行う駆動手段(図示せず)や例えば抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
【0035】
計器本体3は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、駆動軸2が回路基板1に形成した軸孔11を貫通するように、回路基板1の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(前記駆動手段)に電気接続される。
【0036】
指針4は、遮光性の合成樹脂からなり、図2,図4に詳しく示すように、駆動軸2の先端に連結されるボス部41と、このボス部41から前面パネル5の板面に沿って延びる指示部42とを有し、指示部42はその先端側が前面パネル5の後述する第1のパネル領域内に延びている。
【0037】
前面パネル5は、図2に詳しく示すように、指針4の回動軌道に沿った円弧状の配列形状を有して配置され、指針4の指示対象となる目盛や文字、マークからなる指標部51と、この指標部51に沿うように指標部51を含んで帯状に連続する光透過性領域からなる第1のパネル領域52と、この第1のパネル領域52を囲むように隣接する遮光性領域からなる第2のパネル領域53とを備える。
【0038】
第2のパネル領域53は、前面パネル5の基材となる透明合成樹脂からなる基板5aの表面に印刷形成された遮光性インク層5bからなり、この遮光性インク層5bを形成しない帯状の抜き部によって第1のパネル領域53が形成されている。なお本実施例では第1のパネル領域52の形状を帯状に設定しているが、指標部51を内包する所定の連続領域として形成されていれば、形状については任意である。また第1のパネル領域52は光透過性を有していれば、例えば光透過性の着色インクにて着色することもできる。また照明効率の向上を目的として、前面パネル5の反射体7に対向する側に白色系の反射印刷層を設けてもよい。
【0039】
指標部51は、遮光性インク層5bにて第2のパネル領域53の印刷形成と同時に第1のパネル領域52内に位置するように印刷形成されている。
【0040】
前面パネル5にはまた、駆動軸2に対応した位置に貫通孔54が設けられ、この貫通孔54を通じて駆動軸2と指針4のボス部41とが連結できるようになっている。
【0041】
光源6は、例えばチップ型発光ダイオードからなり、回路基板1の前方側であって、前面パネル5の第1のパネル領域52よりも駆動軸2側で貫通孔54の周囲から第1のパネル領域52に向けて延びる第2のパネル領域53内に位置するよう、この場合、軸孔11または駆動軸2の周囲近傍に複数、駆動軸2を中心とした同心円上に略等間隔に複数個配置されている。この際、光源6は、その発光面6aが駆動軸2の軸方向を向くように配置されれている。
【0042】
反射体7は、白色系の合成樹脂にてケース形状に形成された射出成形体からなり、図3,図4に詳しく示すように、前面パネル5の指標部51を含む第1のパネル領域52を取り巻くように前方側に延びる周壁部71と、この周壁部71の前方側から部分的に前面パネル5に沿って中央側(駆動軸2側)に延びる延長部72と、この延長部72に支持され前面パネル5の貫通部54に対応した開口部73を有する筒状の壁部74と、この壁部74を所定間隔を空けて取り巻くと共に光源6と対向するように壁部74の背後側端部より斜め方向に伸長する第1の反射部75と、この第1の反射部75及び壁部74に対応して底部側に形成されこれら第1の反射部75及び筒状部74を型形成する際の型抜き部となる環状の開放部76と、延長部72を除く周壁部71の前方側より光源6側(開放部側)に延びる第2の反射部77とを有している。
【0043】
なおこの場合、少なくとも筒状部74内側外壁面、第1の反射部75の光源6側外壁面、第2の反射部77の前面パネル5側外壁面は、成形金型の面研磨あるいは成形後のクリア塗装等により光沢面として形成されている。また本実施例では反射体7は、計器本体3の個数に対応した反射体部分を複数個備える1ピース部品にて形成されている。なお本実施例では第1の反射部75を第2の反射部77と連続して設けているが、これら各反射部75,77は別部品から設けることもできる。
【0044】
第1の反射部75は、壁部74を取り巻いて前面パネル5側が径大、光源6側が径小となる略円錐状の傾斜面からなり、所定間隔を空けて光源6の発光面6aに対向している。またその傾斜角は、前面パネル5の板面に対して略45度に設定され、光源6からの照明光を外周方向(第2の反射部77側)に反射するように形成されている。また第1の反射部75は、筒状部74と共に延長部72に支持され、それらの断面形状は、図4,図5に示すように略「V」字形である。
【0045】
第2の反射部77は、光源6の周囲を取り巻くように前面パネル5とは空気層Sを隔てて外側(周壁部71の前面側)に延長すると共に、外側に向かうに従って次第に前面パネル5に近接する傾斜面であって、前面パネル5に対する傾斜角が外側に向かうに従って次第に大きくなる曲面(傾斜曲面)に形成され、第1の反射部75にて反射された照明光を前面パネル5側に反射するように形成されている。なお第2の反射部77と第1の反射部75とは、光源6対応箇所(開放部76)を通じて分断されていて、これにより光源6からの直接光と第1の反射部75による反射光を外周方向となる第2の反射部77側に通過させることができるようになっている。またこのように第1,第2の反射部75,77を互いに分断することにより、空気層Sは、光源6(第1の反射部75)に連続しており、この結果、第1の反射部75、第2の反射部77、空気層S、光源6の4者で照明光を前面パネル5に導く照明室を構成する。
【0046】
このような構成において、光源6が発光すると、その照明光は、反射体7の第1の反射部75によって外周方向(第2の反射部77側)に反射され、第2の反射部77に到達した照明光は、第2の反射部77によって更に前面パネル5側に反射され、これにより前面パネル5の第1のパネル領域52が発光する。この際、指標部51と指針4の指示部42は共に遮光性に形成されているため、明るく発光する第1のパネル領域52が背景、指標部51及び指示部42が影となってコントラスト表示される。
【0047】
以上のように本実施例によれば、回路基板1に駆動軸2が前方に延びる計器本体3を設け、駆動軸2の先端側に指針4を装着し、この指針4と計器本体3(回路基板1)との間に、指針4の指示対象となる指標部51、この指標部51を含んで連続する所定領域を光透過性に形成してなる第1のパネル領域52、この第1のパネル領域52に隣接する遮光性の第2のパネル領域53で構成される前面パネル5を配置し、第1のパネル領域52よりも駆動軸2側に位置する回路基板1の前方側に、発光面6aが駆動軸2の軸方向を向くように光源6を配置し、前面パネル5と光源6(回路基板1)との間に、光源6の発光面6aと対向しその照明光を外周に反射する第1の反射部75と前面パネル5とは空気層(適宜空間)Sを空けて外側に延長し照明光を前面パネル5側に反射する第2の反射部77とを有する反射体7を備えたことにより、光源6から発せられた照明光は、第1の反射部75で外周に反射され、第1の反射部で外周に反射された照明光はさらに第2の反射部77で前面パネル5側に反射されて、第1のパネル領域52に到達するため、シンプルな構成で、前面パネル5の背後に面状光源を配置することなく第1のパネル領域52を略均一に面発光させることができ、コストダウンを達成できる。
【0048】
また本実施例では、指針4を第1のパネル領域52内に延びる非発光指針とし、この非発光指針を第1のパネル領域52上で影として視認させることができるため、指針照明用の光源や指針照明に係わる種々の部品並びに構造設定が不要であり、これにより更なるコストダウンを達成できる。
【0049】
また本実施例では、前面パネル5に駆動軸2と指針4とを連結するための貫通孔54を設け、この貫通孔54の周囲から第1のパネル領域52まで延びる前面パネル5部分を第2のパネル領域53部分として設定し、この第2のパネル領域63部分に光源6を配置することで、光源6が配置される不要な領域を不可視とすることができる。
【0050】
また本実施例では、指標部51を遮光性に形成したことにより、発光する背景中に指標部51を影として高コントラスト表示でき、視認性を向上させることができる。
【0051】
また本実施例では、計器本体4を駆動軸2が回路基板1を貫通するように回路基板1の背後に配置したことにより、回路基板1の前方側における駆動軸2まわりの空間スペースを確保でき、これにより第1のパネル領域52を駆動軸方向に広げることが可能となり、発光面の拡大に有利である。
【0052】
また本実施例では、第1の反射部75を前面パネル5に対して所定角度傾斜した傾斜面として駆動軸を取り巻く円錐面に形成したことにより、光源6からの光を外周方向にバランスよく反射することができる。
【0053】
また本実施例では、光源6を駆動軸2を中心とした同心円上に複数個配置したことにより、明るく且つバランスのとれた照明を行うことができる。
【0054】
また本実施例では、第2の反射部77を外側に向かうに従って序々に前面パネル5に近接する傾斜曲面にて構成したことにより、照明の均一化に有利であり、特にその傾斜曲面を前面パネル5に対する傾斜角が外側に向かうに従い次第に大きくなるように形成したことにより、前面パネル5を均一に照明することができる。なお第2の反射部77は傾斜曲面のみに限らず傾斜平面、または前面パネル5に対する傾斜角が異なる複数の傾斜平面を組み合わせたもの、また傾斜平面と傾斜曲面を組み合わせたものでもよい。。
【0055】
また本実施例では、反射体7を白色系の合成樹脂材料から形成したことにより、軽量化やコストダウンに好適となる。この際、反射体7の壁面を光沢面とすると、照明効率を高めることができる。
【0056】
図6は、本発明の第2実施例として計器本体配置の変形例を示すものである。
【0057】
すなわち、前記第1実施例においては計器本体3を回路基板1の背後に設け、駆動軸2が回路基板1を貫通する構成となしたが、本実施例では、計器本体3を回路基板1の前方側に配置したものであり、かかる構成によっても照明に際しては、前記第1実施例と同様の効果を期待できる。
【0058】
図7は、本発明の第3実施例を示す断面図であり、本実施例では、光源並びに反射体の変形例を示すものである。
【0059】
すなわち、前記第1,第2の実施例では、光源6としてチップ型発光ダイオードを用い、その発光面6aを駆動軸2の軸方向に向けて配置したが、本実施例では、光源6を樹脂モールド部61とリード電極62からなるランプ型発光ダイオードを用い、その発光面6bを駆動軸2の位置とは反対側に向けて配置している。また反射体7は、前記第1,第2の実施例にて採用した第1の反射部75を廃止し、前面パネル5とは空気層(適宜空間)Sを空けて外側に延長し光源6からの照明光を前面パネル5側に反射する単一の反射部78のみとしたもので、かかる構成によっても前記各実施例と同様の効果を期待できる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように、駆動軸が前方に延びる計器本体と、前記駆動軸の先端側に装着される指針と、この指針の指示対象となる指標部とこの指標部を含んで連続する所定領域を光透過性に形成してなる第1のパネル領域とこの第1のパネル領域に隣接する遮光性の第2のパネル領域とを有する前面パネルと、この前面パネルの背後で前記第1のパネル領域よりも前記駆動軸側であって前記駆動軸の周囲近傍に、発光面が前記駆動軸の軸方向を向くように配置される複数の光源と、前記前面パネルの背後に配置され、前記駆動軸を取り巻くと共に前記複数の光源と対向し前記光源からの照明光を外周に反射する第1の反射部と前記前面パネルとは適宜空間を空けて外側に延長し前記照明光を前記前面パネル側に反射する第2の反射部とを有する反射体と、を備えることにより、前面パネルを面発光させるにあたり、コストダウンを達成し得るメータ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例となるメータ装置の分解斜視図。
【図2】図1の組み付け状態を示す要部平面図。
【図3】反射体の要部斜視図。
【図4】図2のA−A線に沿った断面図。
【図5】図2のB−B線に沿った断面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図7】本発明の第3実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 回路基板
2 駆動軸
3 計器本体
4 指針
5 前面パネル
6 光源
6a,6b 発光面
7 反射体
51 指標部
52 第1のパネル領域
53 第2のパネル領域第1の光源
54 貫通孔
71 周壁部
72 延長部
73 開口部
74 壁部
75 第1の反射部
76 開放部
77 第2の反射部
78 反射部

Claims (13)

  1. 駆動軸が前方に延びる計器本体と、
    前記駆動軸の先端側に装着される指針と、
    この指針の指示対象となる指標部とこの指標部を含んで連続する所定領域を光透過性に形成してなる第1のパネル領域とこの第1のパネル領域に隣接する遮光性の第2のパネル領域とを有する前面パネルと、
    この前面パネルの背後で前記第1のパネル領域よりも前記駆動軸側であって前記駆動軸の周囲近傍に、発光面が前記駆動軸の軸方向を向くように配置される複数の光源と、
    前記前面パネルの背後に配置され、前記駆動軸を取り巻くと共に前記複数の光源と対向し前記光源からの照明光を外周に反射する第1の反射部と前記前面パネルとは適宜空間を空けて外側に延長し前記照明光を前記前面パネル側に反射する第2の反射部とを有する反射体と、
    を備えることを特徴とするメータ装置。
  2. 前記指針は前記第1のパネル領域内に延びる非発光指針からなることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  3. 前記前面パネルは前記駆動軸と前記指針とを連結するための貫通孔を有し、この貫通孔の周囲から前記第2のパネル領域部分が前記第1のパネル領域まで延び、この第2のパネル領域部分に前記光源が配置されることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  4. 前記指標部が遮光性を有することを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  5. 前記反射体の背後に回路基板が配置され、前記計器本体は前記駆動軸が前記回路基板を貫通するように前記回路基板の背後に配置されることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  6. 前記反射体は前記駆動軸と前記光源との間に位置して前方側に延びる壁部を有し、この壁部に前記第1の反射部が形成されることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  7. 前記光源が前記駆動軸を中心とした同心円上に複数個配置されることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  8. 前記第1の反射部が前記前面パネルに対して所定角度傾斜した傾斜面または傾斜曲面からなることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  9. 前記傾斜面または傾斜曲面が前記駆動軸を取り巻く円錐面に形成されることを特徴とする請求項8記載のメータ装置。
  10. 前記第2の反射部または前記反射部が外側に向かうに従い前記前面パネルに近接する傾斜面もしくは傾斜曲面からなることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  11. 前記傾斜面もしくは前記傾斜曲面は前面パネルに対する傾斜角が外側に向かうに従い次第に大きくなるように形成されることを特徴とする請求項10記載のメータ装置。
  12. 前記反射体が白色系の合成樹脂材料からなることを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
  13. 前記反射体の壁面を光沢面としたことを特徴とする請求項1記載のメータ装置。
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