JP2014085260A - 指針式計器 - Google Patents

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雅人 小幡
Yasushi Takahashi
泰史 高橋
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Abstract

【課題】指針部の小型化を図ることが可能な構成の指針式計器を提供する。
【解決手段】指針式計器1は、指針51と、指標部を透過表示する指標表示板10と、導光板21と、第1導光体80と、第2導光体90と、を備える。第1導光体80は、第1光源61からの光を導光して、第1出射部82から受光部51aに向けて出射する。これにより、指針51は発光する。第2導光体90は、第2光源62からの光を導光して、第2出射部92から第2貫通孔21aを形作る内壁部21bに向けて出射する。これにより指標部は透過照明される。第1出射部82は、第2出射部92よりも回転軸41の近くに位置し、第1貫通孔11aの径は、第2貫通孔21aの径よりも小さく、指針キャップ52は、軸線AX方向から見て、第1貫通孔11aを覆う。
【選択図】図3

Description

本発明は、指針式計器に関する。
従来の指針式計器として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に係る指針式計器は、指針部と、透過照明される目盛や数字などからなる指標部が施された表示板と、光源からの光を指針と表示板とに導光する導光部材と、を備え、光源及び導光部材を指針用と表示板用として共有化したものである。
特開2003−270003号公報
ところで、特許文献1に係る指針式計器のように光源及び導光部材を指針用と表示板用として共有化する構成として、例えば、表示板に設けられた指針の回転軸を通す貫通孔を形作る内壁部に、導光部材からの光を取り込ませる構成が考えられる。この場合、導光部材には、内壁部と対向し、光源から取り込んだ光を出射する出射部を設ければよい。しかし、このような構成では、貫通孔の内部に前記出射部を配設するスペースが必要になるため、貫通孔が比較的大きいものになってしまう。貫通孔が大きくなると、これを覆い隠すための遮光性部材(指針キャップ等)が必要となり、指針部が大型化してしまうため、見栄えの点で改良の余地があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、指針部の小型化を図ることが可能な構成の指針式計器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る指針式計器は、
導光材料からなる指針と、前記指針の回転軸近傍を前面側から覆う遮光性部材と、を有し、前記回転軸と共に所定の軸線周りに回転する指針部と、
前記指針の指示対象である指標部を透過表示する指標表示板と、
前記指標表示板の背面側に位置する導光板と、
前記導光板の背面側に位置し、前記指針を照明するための光を出射する第1光源と、
前記導光板の背面側に位置し、前記指標部を照明するための光を出射する第2光源と、
前記第1光源からの光を前記指針に向けて導光する第1導光体と、
前記第2光源からの光を前記導光板に向けて導光する第2導光体と、を備え、
前記指標表示板には、前記指針の回転軸を通過させる第1貫通孔が形成され、
前記導光板には、前記指針の回転軸を通過させる第2貫通孔が形成され、
前記第1導光体は、前記第1光源と対向し、前記第1光源からの光が入射する第1入射部と、前記軸線方向において前記第1入射部とは反対側に形成され、前記第1入射部に入射した前記第1光源からの光を前記指針に向けて出射する第1出射部と、を有し、
前記指針は、前記回転軸の近傍に形成され、前記第1出射部と対向する受光部を有し、該受光部で、前記第1出射部が出射した前記第1光源からの光を受けることにより発光し、
前記第2導光体は、前記第2光源と対向し、前記第2光源からの光が入射する第2入射部と、前記第2貫通孔を形作る前記導光板の内壁部と対向し、前記第2入射部に入射した前記第2光源からの光を前記内壁部に向けて出射する第2出射部と、を有し、
前記指標部は、前記第2出射部から出射されて前記内壁部に入射した前記第2光源からの光であって前記導光板が導光した光によって、透過照明され、
前記第1出射部は、前記第2出射部よりも前記回転軸の近くに位置し、
前記第1貫通孔の径は、前記第2貫通孔の径よりも小さく、
前記遮光性部材は、前記軸線方向から見て、前記第1貫通孔を覆う、
ことを特徴とする。
本発明によれば、指針部の小型化を図ることが可能な構成の指針式計器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る指針式計器の平面図である。 (a)は、指標表示板の平面図である。(b)は、導光拡散部の平面図である。 図1に示す指針式計器のA−A線概略断面図である。 (a)及び(b)は、図1に示す指針式計器のA−A線概略断面図である。 第1導光体及び第2導光体の概略平面図である。 変形例に係る混入防止遮光部の一例を説明するための図である。 (a)は、変形例に係る意匠部を説明するための図である。(b)は、変形例に係る光透過拡散部を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る指針式計器を、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る指針式計器1は、車両に搭載されるものであり、後述する指針部50と指標部100とを対比判読させることによりユーザ(主に車両の運転者)に、所定の計測値(例えば車速)を報知する。また、指針式計器1は、後述する意匠部200を点灯させることで、所定の警告情報をユーザに報知する。
なお、以下では、指針式計器1の構成の理解を容易にするため、指針式計器1を正視するユーザ側を指針式計器1の前面側とし、その反対側を背面側として、指針式計器1を構成する各部を適宜説明する。
指針式計器1は、図1〜図4(a)、(b)に示すように、指標表示板10と、導光拡散部20と、回路基板30と、モータ40と、指針部50と、第1光源61と、第2光源62と、第3光源63と、ホルダ70と、第1導光体80と、第2導光体90と、を備える。
なお、図3及び図4(a)、(b)は、指針式計器1のA−A線(図1参照)概略断面図である。図3は、第1導光体80及び第2導光体90近傍を示し、図4(a)は、指標部100近傍(図1における上側に対応)を示し、図4(b)は、意匠部200近傍(図1における下側に対応)を示している。また、これらの概略断面図においては、見やすさを考慮して、第1導光体80、第2導光体90、後述する指針51等の断面を示すハッチングを省略している。
指標表示板10は、透明板11と、遮光部12と、低透過率部13と、光透過拡散部14と、を備え、指標部100を表現(表示)する板状の部分である。また、指標表示板10は、意匠部200も表現する。
図4(a)、(b)に示す透明板11は、所定の樹脂材料からなる透明な板状部材である。透明板11は、無色透明でも有色透明でもよい。透明板11には、図2(a)及び図3に示すように、モータ40の後述する回転軸41を通すための第1貫通孔11aが形成されている。つまり、指標表示板10には第1貫通孔11aが形成されている。
遮光部12は、透明板11の裏面上に遮光性のインク等を、印刷、塗装等することによって、形成される層である。遮光部12は、例えば、黒色、濃紺色等である。遮光部12は、単色であってもよいし、複数色で形成されていてもよい。
指標表示板10は、透明板11において遮光部12が形成されていない部分において、指標部100及び意匠部200を表現する。これにより、指標部100及び意匠部200は、いわゆる抜き文字状に表現され、透光性を有する。つまり、指標表示板10は、指標部100及び意匠部200を透過表示している。
指標部100は、指針部50と協同してユーザに所定の計測値(例えば車速)を報知するための部分であり、指針部50の指示箇所に対応して設けられている。具体的には、本実施形態に係る指標部100は、図1、図2(a)に示すように、指針部50を囲むように円弧状に配列された複数の目盛101及び数字102からなる。図示しないが、指標部100は、計測値の単位を表す文字(例えば、「km/h」)や、記号等を含んでいてもよい。後述するように、指標部100は、第1光源61からの光で透過照明される。
意匠部200は、所定の警告情報を報知するための意匠部である。具体的には、意匠部200は、図1、図2(a)に示すように、記号201からなる。本実施形態では、記号201は、車両のサイドブレーキをかけた状態において点灯するエクスクラメーションマークを表している。図示しないが、意匠部200は、その他の記号、文字(数字を含む)、図形等を含んでいてもよい。後述するように、意匠部200は、第3光源63からの光で透過照明される。
低透過率部13は、透明板11における意匠部200形成箇所の前面上に、例えば、スモーク塗料を印刷、塗装等を施すことによって、形成される層である。低透過率部13は、図2(a)、図4(b)に示すように、透明板11の主面法線方向(図4における上下方向)において意匠部200形成箇所を覆う第1の領域D1に渡って形成されている。低透過率部13は、一例として、図2(a)に示すように矩形状に形成されている。なお、低透過率部13は、その他の形状であってもよく、例えば、意匠部200の記号201の形状に併せて形成されていてもよい。低透過率部13は、それが設けられていない場合の意匠部200の透過率よりも、それが設けられた場合の意匠部200の透過率を低くする。この低透過率部13は、第3光源63の点灯時には、十分にその光を前面側に透過させることで意匠部200を照明できるが、第2光源62の非点灯時には、意匠部200がほとんどユーザに視認(識別)されなくなる程度の透過率を有するように適宜調整されている。
光透過拡散部14は、透明板11における意匠部200形成箇所の背面上に、光透過性及び光拡散性を有する材料を、印刷、塗装等を施すことによって、形成される層である。光透過拡散部14は、図2(a)、図4(b)に示すように、透明板11の主面法線方向において意匠部200の形成箇所を覆う第1の領域D1に渡って形成されている。第1の領域D1は、一例として、図2(a)に示す矩形状の領域である。なお、第1の領域D1は、その他の形状であってもよく、例えば、意匠部200の記号201の形状に併せて形成されていてもよい。
導光拡散部20は、図3に示すように、指標表示板10の背面側に位置する板状の部分であり、導光板21と、第1光拡散部22と、第2光拡散部23と、第1低屈折率部24と、第2低屈折率部25と、遮光部26と、を備える。
導光板21は、所定の樹脂材料からなる透明な板状部材である。具体的には、導光板21は、ポリカーボネート系樹脂(光の屈折率は約1.6)、アクリル系樹脂(光の屈折率は約1.49)、シリコン系樹脂(光の屈折率は約1.5)等から形成されている。導光板21には、モータ40の後述する回転軸41を通すための第2貫通孔21aが形成されている。導光板21のうち、第2貫通孔21aを形作る内壁部21bは、第1導光体80が出射した光を、導光板21内部に入光させる入光部として機能する。
第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、図4(a)に示すように、各々、導光板21の面上に、光拡散性を有する材料を、印刷、塗装等を施すことによって、形成される層である。第1光拡散部22は、導光板21の前面上に形成され、第2光拡散部23は、導光板21の背面上に形成されている。第1光拡散部22と第2光拡散部23とのうち、少なくとも第1光拡散部22は、透光性を有して形成されている。
なお、ここでいう拡散とは、乱反射、散乱、屈折、反射等によって、光の進路が変更されることを適宜含む。例えば、導光板21の前面上に形成された第1光拡散部22は、散乱、屈折等によって、光を拡散する。また、例えば、導光板21の背面上に形成された第2光拡散部23は、反射、乱反射、散乱等によって、光を拡散する(前述した透明板11の背面上に形成された光透過拡散部14についても同様)。このように、第1、第2光拡散部22、23の拡散の性質は、拡散する光を、表裏の何れの方向に進ませるかによって、適宜、変更可能である。
第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、各々、図2(b)、図4(a)に示すように、導光板21の主面法線方向において指標部100の形成箇所を覆う第2の領域D2に渡って形成されている。第2の領域D2は、一例として、図2(b)に示すように略扇形状に形成されている。なお、第2の領域D2は、その他の形状であってもよく、例えば、指標部100を構成する複数の目盛101、数字102各々の形状に併せて形成されていてもよい。第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、導光板21の主面法線方向において、指標表示板10の指標部100と重なる領域に設けられているが、意匠部200と重なる領域には設けられていない。このようにした理由は、後に説明する。
第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25は、第1光拡散部22及び第2光拡散部23が形成された導光板21を挟んで、その両面を覆うように設けられる。第1低屈折率部24は、導光板21の前面上に設けられ、第2低屈折率部25は、導光板21の背面上に設けられている。
第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25は、導光板21よりも光の屈折率が低い合成樹脂を用いて、印刷、塗装等によって形成される透明の層である(有色透明であってもよい)。具体的には、第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25は、アクリル系樹脂(光の屈折率は約1.49)、シリコン系樹脂(光の屈折率は約1.5)、テトラフルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン(ポリエチレンの一種、光の屈折率は約1.35)等によって形成されている。なお、第1低屈折率部24と第2低屈折率部25とは、それぞれ異なる材料により形成されてもよい。
第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25は、各々、図4(a)に示すように導光板21の主面法線方向から見て指標部100の形成箇所を覆うように形成されているが、図4(b)に示すように第1の領域D1近傍には形成されていない。つまり、第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25は、導光板21の主面法線方向において、指標表示板10の指標部100と重なる領域に設けられているが、意匠部200と重なる領域には設けられていない。このようにした理由は、後に説明する。
ここで、第1低屈折率部24と導光板21との界面、又は、第2低屈折率部25と導光体21との界面で、導光板21によって導光された光は全反射する。全反射とは、屈折率が大きい媒質(導光板21)から小さい媒質(第1、第2低屈折率部24、25)に光が入射しようとするときに、入射しようとする光が界面を透過せず、その全て(略全てを含む)が反射する現象をいう。全反射は、光の入射角が、隣り合う媒質(ここでは、導光板21と第1低屈折率部24、導光板21と第2低屈折率部25)の各屈折率により決まる角度(臨界角)よりも大きい場合に起こる。導光板21に内壁部21bから入射した光は、その殆どが、臨界角よりも大きい入射角で第1低屈折率部24又は第2低屈折率部25に到達するので、導光板21と第1低屈折率部24又は第2低屈折率部25との界面に到達した光は、全反射する。
遮光部26は、第2の領域D2以外の領域(つまり、第1低屈折率部24、第2低屈折率部25、第1光拡散部22、及び、第2光拡散部23が形成されていない領域)における、導光板21の両面上(表面及び裏面上)に遮光性のインク等を印刷、塗装等を施すことによって、形成される層である。遮光部26は、例えば、黒色、濃紺色等である。
但し、導光板21の主面法線方向から見て、意匠部200と重なる領域には、遮光部26は、形成されていない(いわゆる抜き文字状)。これにより、第3光源63から出射された光は、導光拡散部20(導光板21)を透過し、意匠部200を照明することが可能となっている。具体的には、遮光部26は、導光板21の主面法線方向から見て意匠部200と重なる領域では、図2(b)に示すように、意匠部200を構成する記号201の形状より一回り大きい形状でくり抜かれている。これにより、導光拡散部20の意匠部200と対応する領域は、第1低屈折率部24、第2低屈折率部25、第1光拡散部22、及び、第2光拡散部23に加え、遮光部26も形成されていない非形成領域Uになっている。
以上に説明した指標表示板10と導光拡散部20とは、本実施形態では、別部材として構成されている。ここで、両者が別部材であるとは、指針式計器1の組み付け前において、物理的に両者を離すことができる等を言う。つまり、この実施形態においては、導光拡散部20に直接印刷等により所定の意匠が形成されてはおらず、指標表示板10は、主に、所定の意匠を表示するために設けられ、導光拡散部20は、主に、第1光源61からの光を導光するために設けられており、両者の役割が異なっている。
なお、図4(a)、(b)においては、見やすさを考慮して、指標表示板10と導光拡散部20とが所定間隔を空けて配置されているように概略的に示したが、両者は当接していてもよい。
回路基板30は、図3等に示すように、導光拡散部20の背面側に所定間隔を空けて位置する。回路基板30は、指針式計器1全体の動作を制御する制御部(図示せず)等が実装されたプリント回路板からなる。この制御部は、CPU(Central Processing Unit)等を含むマイクロコンピュータからなり、例えば、指針式計器1の外部(例えば、指針式計器1が搭載される車両のECU(Electronic Control Unit))から供給される信号(車速等を示す信号)に応じて、モータ40を駆動制御する。また、制御部は、適宜、第1光源61、第2光源62、第3光源63を発光させる。
モータ40は、例えば、ステッピングモータからなり、回路基板30に実装されている。モータ40は、回路基板30の基材に背面側から取り付けられており、基材に設けられた貫通孔31を通過して前面側に向かって延びる回転軸41を有する。モータ40は、前述の制御部の制御のもとで回転軸41を軸線AX(図3参照)周りに回転させる。回転軸41には、指針部50が取り付けられる。
指針部50は、回転軸41の回転に伴って回転する。指針部50は、指標表示板10の前面側で回転し、指標部100の目盛101(または、目盛101の間)を指示する。前述の制御部は、外部から供給される車速のデータに応じた回転角でモータ40の回転軸41を回転させるので、指針部50は車速に応じた角度で回転して目盛101を指示することができる。指針式計器1は、指針部50と指標部100とを対比判読させることで、計測値(例えば、車速)をユーザに報知する。
指針部50は、指針51と、指針キャップ52と、を備える。
指針51は、指標部100を指示する部材であり、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂等の導光性材料から形成され、第1光源61からの光により発光する。指針51には、例えば回転軸41が圧入されており、これにより回転軸41と共に回転する。指針51のうち、回転軸41を受ける軸受部の底面部は、第1光源61から出射され、第1導光体80を介して到達した光を受ける受光部51aとなっている。また、指針51には、受光部51aから入射した光を、指針51の先端側(図3中右側)に効率良く反射させる反射面51bを有する。
指針キャップ52は、指針51の回転軸41近傍を前面側から覆う遮光性部材であり、例えば所定の樹脂材料により形成されている。これにより、余分な光が指針51から漏れ出ることを抑制している。指針キャップ52は、図3に示すように、前面側から軸線AXに沿って見た場合に、第1貫通孔11aを覆う。
図3に示す第1光源61及び第2光源62と、図4(b)に示す第3光源63とは、例えば、LED(Light Emitting Diode)からなり、回路基板30に実装されている。第1光源61、第2光源62、及び第3光源63は、回路基板30の基材前面側に取り付けられており、前述の制御部の制御のもとで、適宜、発光することで、前面側方向に光を出射する。図面では、第1光源61〜第3光源63の各々を1つずつ示しているが、各々が複数あってもよい。
第1光源61は、指針部50を照明するために設けられている。第2光源62は、指標部100を照明するために設けられている。第1光源61と第2光源62とは、異なる色の光を出射する(例えば、第1光源61が青、第2光源62が白)。第3光源63は、例えば赤色に発光し、意匠部200を照明するために設けられている。これらの光源により、どのようにして指針部50、指標部100、意匠部200が照明されるかについては、後に述べる。
ホルダ70は、導光拡散部20と回路基板30との間に位置し、例えば、白色系の合成樹脂からなる部材である。ホルダ70は、その前面側で、導光拡散部20を保持する。ホルダ70の背面側は、回路基板30に取り付けられている。
ホルダ70は、互いに独立した空間部である第1照明室71(図3参照)と第2照明室72(図4(b)参照)とを有して形成されている。第1照明室71内には、第1光源61及び第2光源62が位置する。また、ホルダ70は、第1照明室71近傍(例えば、図示しない内壁部)で、第1導光体80及び第2導光体90を保持している。これにより、図3に示すように、第1導光体80及び第2導光体90の大部分が第1照明室71内に位置する。第2照明室72内には、第3光源63が位置する。第2照明室72は、第3光源63からの光を効率良く前面側に導く。
第1導光体80と第2導光体90とは、同一の材料で形成され、例えば、各々ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂等からなる。
第1導光体80は、略筒形状の部材であり、その背面側の端部に位置して第1光源61と対向し、第1光源61からの光が入射する第1入射部81と、軸線AX方向において第1入射部81とは反対側の端部に形成され、第1入射部81に入射した第1光源61からの光を指針51に向けて出射する第1出射部82と、を有する。ここで、指針51の受光部51aは、第1貫通孔11aを通過して指標表示板10の背面側に位置しており、第1出射部82と対向している。第1入射部81と第1出射部82との間には、曲面83a、83bが形成されており、第1入射部81に入射した第1光源61からの光は、曲面83a、83bで反射を繰り返すことにより効率良く、第1導光体80内で導光され、第1出射部82方向に集光される。このようにして、第1導光体80は、第1光源61からの光を、第1出射部82から指針51の受光部51aに向けて出射する。第1導光体80の第1出射部82には、回転軸41を通す孔部82aが形成されている。つまり、第1出射部82は、回転軸41を取り囲んでいる。指針51の受光部51aも回転軸41を取り囲んでおり、且つ、第1出射部82と対向しているため、第1出射部82から出射された光は、効率良く、受光部51aに受光される。
第2導光体90は、図3、図5に示すように、第1導光体80を略取り囲んだ略円筒形状の部材であり、その背面側(底面側)に位置して第2光源と対向し、第2光源62からの光が入射する第2入射部91と、第2貫通孔21aを形作る導光板21の内壁部21bと対向し、第2入射部91に入射した第2光源62からの光を内壁部21bに向けて出射する第2出射部92と、を有する。
なお、図5は、第1導光体80及び第2導光体90の概略平面図である。同図においては、これらの導光体と、指標部100及び意匠部200との配置関係の理解を容易にするため、指標部100及び意匠部200を点線で表した。また、第1光源61及び第2光源62も点線で表した。
第2入射部91と第2出射部92との間には、曲面93が形成されており、第2入射部91に入射した第2光源62からの光は、曲面93で反射することにより効率良く、第2導光体90内で導光され、第2出射部92方向に集光される。このようにして、第2導光体90は、第2光源62からの光を、第2出射部92から導光板21の内壁部21bに向けて出射する。
また、第2導光体90には、図5に示すように、切り欠き部94が設けられており、この切り欠き部94内に第1導光体80が概ね位置する。切り欠き部94は、図5に示すように、指標部100が形成されていない方向に口を開けるようにして形成されている。このようにしたのは、指標部100が形成されていない方向には、第2光源62からの光を導光する必要がないためである。そして、この切り欠き部94を形成したことによって空いたスペースに、指針51照明用の第1導光体80が配置されている。これにより、第1導光体80及び第2導光体90各々の導光機能を犠牲にせずして、第1導光体80及び第2導光体90の配設に必要とされるスペースをコンパクトにすることができる。
また、第1導光体80と第2導光体90とは、図示しない連結部により連結されて一体成形されている。この連結部は、第1導光体80及び第2導光体90の一方が導光した光が他方に伝搬しない位置に設けられ、且つ、強度、成形のしやすさ等を考慮した形状で設けられる。これにより、部品費や組立費の削減が可能となる。
指針式計器1は、上記に説明したものの他、図示しない筐体を有する。この筐体は、所定の樹脂からなる箱形状の部材であり、その内部に、上記各部(指標表示板10、導光拡散部20、回路基板30、モータ40、指針部50、第1光源61〜第3光源63、ホルダ70、第1導光体80、及び第2導光体90)を収納する。筐体の前面側には、可視光透過性のあるガラス又は合成樹脂からなる透過部材が設けられており、指標表示板10、指針部50が視認可能となっている。
ここからは、第1光源61による指針51の照明、第2光源62による指標部100の照明、及び、第3光源63による意匠部200の照明がどのようにしてなされるかを、図3、図4(a)、及び、図4(b)を参照して説明する。なお、図3、図4(a)、及び、図4(b)では、第1光源61〜第3光源63の各々から出射される光を破線矢印で表した。
(指針51の照明)
第1光源61が出射した光は、第1光源61と対向する第1導光体80の第1入射部81に入射する。第1入射部81に入射した光は、曲面83a、83bで反射を繰り返すことにより効率良く第1導光体80内で導光されつつ第1出射部82方向に集光され、第1出射部82から出射される。第1出射部82から出射された光は、指針51の受光部51aで受光され、反射面51bで反射され指針51の先端側に向かう。
このようにして、指針51は、第1光源61からの光により照明され、発光する。
(指標部100の照明)
第2光源62が出射した光は、第2光源62と対向する第2導光体90の第2入射部91に入射する。第2入射部91に入射した光は、曲面93で反射することにより効率良く第2導光体90内で導光されつつ第2出射部92方向に集光され、第2出射部92から出射される。第2出射部92から出射された光は、第2出射部92と対向する導光板21の内壁部21bから導光板21に入射する。導光板21に入射した光は、図4(a)に示すように、導光板21と第1低屈折率部24、又は、導光板21と第2低屈折率部25との界面で全反射を繰り返し、導光板21の内部を進む。このようにして、導光板21は、第2光源62から出射された光を導光する。導光板21の内部を進む光の一部は、第2光拡散部23に到達する。第2光拡散部23に到達した光は、拡散される。第2光拡散部23によって拡散された光のうち前面側(図4における上方)に向かい第1光拡散部22に到達した光、及び、第2光拡散部23を介さずに第1光拡散部22に到達した光は、第1光拡散部22を透過し、且つ、第1光拡散部22で拡散される。ここで、導光板21の前面への入射角が臨界角よりも小さい光は、全反射せず、第1光拡散部22及び第1低屈折率部24を介して、指標部100を透過する。
このようにして、指標部100は、第2光源62からの光により透過照明される(つまり、指標部100が点灯する)。
(意匠部200の照明)
図4(b)に示すように、第3光源63が出射した光は、導光板21の背面に到達する。ここで、第3光源63から出射された光のうち、直接、導光板21に到達しない光も、第2照明室72内で反射を繰り返すことにより、導光板21の背面に到達する。このようにして、第3光源63からの光は、光量の損失が抑えられ、効率良く、導光板21の背面に到達する。導光板21の背面に到達した光は、導光板21を透過して、指標表示板10に向かう。導光拡散部20において、第3光源63と概ね対向する位置は、遮光部26、第1光拡散部22、及び、第2光拡散部23等が形成されていない非形成領域Uとなっているため、第3光源63からの光は、導光板21を透過でき、且つ、第1光拡散部22及び第2光拡散部23によって拡散されない。指標表示板10に到達した光は、光透過拡散部14を透過するとともに、光透過拡散部14で拡散され、透明板11(つまり、意匠部200の形成領域)及び低透過率部13を透過する。
このようにして、意匠部200は、第3光源63からの光により透過照明される(つまり、意匠部200が点灯する)。
ここで、指針式計器1は、第3光源63を消灯して、意匠部200を点灯させたくないときであっても、第2光源62からの光によって意図せず意匠部200が点灯してしまう擬似点灯の発生が効果的に低減される構成となっている。以下、指針式計器1が擬似点灯の発生をどのように低減しているかについて説明する。
前述のように第2光源62から出射された光は、第2導光体90を介して、内壁部21bから導光板21に入射する。導光板21に入射した光のうち、指標部100側に向かう光は(図4(a)参照)、前述のように導光板21と第1低屈折率部24、又は、導光板21と第2低屈折率部25との界面で全反射を繰り返し、導光板21の内部を効率的に進むが、意匠部200側に向かう光は(図4(b)参照)、第1の領域D1近傍には、第1低透過率部24及び第2低屈折率部25が形成されておらず、且つ、遮光部26が形成されているため、導光板21の内部を効率的には進まない(例えば、導光板21の内部を進んで意匠部200側に向かう光の一部は、遮光部26で吸収されたりする)。ここで、例え、第2光源62からの光が、導光板21の内部を進んで意匠部200の背面側に到達したとしても、導光拡散部20の意匠部200と対向する位置は、第1光拡散部22及び第2光拡散部23が形成されていない非形成領域Uとなっているため、第2光源62からの光は、前面側に向かって拡散されないため、意図せず意匠部200を点灯させる光にはなりにくい。さらには、意匠部200には、低透過率部13が設けられている。これにより、仮に、第2光源62からの光の一部が、意匠部200を点灯させる光として寄与してしまっても、これは微量な光であると考えられるため、低透過率部13を十分に透過して、ユーザの目に到達することは困難である。
このようにして、指針式計器1によれば、擬似点灯の発生を低減する(又は、無くす)ことができる。
以上に説明した指針式計器1は、導光材料からなる指針51と、指針51の回転軸41近傍を前面側から覆う指針キャップ52(遮光性部材の一例)と、を有し、回転軸41と共に軸線AX周りに回転する指針部50と、指針51の指示対象である指標部100を透過表示する指標表示板10と、指標表示板10の背面側に位置する導光板21と、導光板21の背面側に位置し、指針51を照明するための光を出射する第1光源61と、導光板21の背面側に位置し、指標部100を照明するための光を出射する第2光源62と、第1光源61からの光を指針51に向けて導光する第1導光体80と、第2光源62からの光を導光板21に向けて導光する第2導光体90と、を備え、指標表示板10には、指針51の回転軸41を通過させる第1貫通孔11aが形成され、導光板21には、指針51の回転軸41を通過させる第2貫通孔21aが形成され、第1導光体80は、第1光源61と対向し、第1光源61からの光が入射する第1入射部81と、軸線AX方向において第1入射部81とは反対側に形成され、第1入射部81に入射した第1光源61からの光を指針51に向けて出射する第1出射部82と、を有し、指針51は、回転軸41の近傍に形成され、第1出射部82と対向する受光部51aを有し、この受光部51aで、第1出射部82が出射した第1光源61からの光を受けることにより発光し、第2導光体90は、第2光源62と対向し、第2光源62からの光が入射する第2入射部91と、第2貫通孔21aを形作る導光板21の内壁部21bと対向し、第2入射部91に入射した第2光源62からの光を内壁部21bに向けて出射する第2出射部92と、を有し、指標部100は、第2出射部92から出射されて内壁部21bに入射した第2光源62からの光であって導光板21が導光した光によって、指標部100を透過照明され、第1出射部82は、第2出射部92よりも回転軸41の近くに位置し、第1貫通孔11aの径は、第2貫通孔21aの径よりも小さく、指針キャップ52は、軸線AX方向から(前面側から)見て、第1貫通孔11aを覆う。
これにより、指針部50の小型化が可能である。というのは、例えば、指標表示板10と導光板21との両者の機能を兼ね備えた板状部材に、第2導光体90で光を導光しようとすると、その板状部材に設けられた貫通孔は、第2導光体90の形状に制約を受け、比較的大きいものとなってしまう。
一方、本実施形態に係る指針式計器1では、指標表示板10の第1貫通孔11aは、第2導光体90の形状(特に、第2出射部92)に制約を受けずに、第2貫通孔21aよりも小さくすることができる。この結果、指針キャップ52は、比較的小さく形成可能な指標表示板10の第1貫通孔11aを隠すだけでよいことから、指針キャップ52の径が小さくなり、結果として指針部50の小型化が図れる。これにより、デザインの自由度及び商品性向上も可能である。また、指針式計器1では、指標表示板10用と指針51用の照明経路をそれぞれ独立したものとなっているため、各輝度の調整が容易である。これにより、設計自由度の向上や、顧客要求への対応が容易となる。
また、指針51専用の第1導光体80により、指針51の軸受け部分である受光部51aに導光しているため、指標表示板10の第1貫通孔11aの径を、第1導光体80の第1出射部82及び受光部51aの機能が阻害されない限りにおいて、小さくすることができる。
また、第1導光体80と第2導光体90とが一体成形されているため、部品費や組立費の削減が可能である。
また、指針51と指標部100とを、第1光源61、第2光源62という別光源で照明すると共に、両者が出射する光の色を異ならせることができるため、指標表示板10の指標部100と指針51各々の輝度バランスをとるのが容易であることに加え、色調の選択肢を加えることが可能となる。
また、導光拡散部20と指標表示板10とは、別部材である。このように別部材とし、両者の役割(主に意匠を表示するという役割と、第1光源61からの光を導光するという役割)を分けたことにより、両者の役割を1つの部材にもたせた場合に比べ、設計の自由度が高くなる。これにより、例えば、指標表示板10における意匠表現を豊かにすることも可能である。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下にその一例を示す。
例えば、図6に示すように、第1導光体80と第2導光体90との間に、第1導光体80と第2導光体90との一方が導光した光が他方に混入するのを防止する混入防止遮光部85を設けてもよい(同図において破線で表した)。この混入防止遮光部85は、第1導光体80及び第2導光体90とは別部材の遮光壁、遮光膜のようなものであってもよいし、第1導光体80及び第2導光体90の間に遮光性塗料が塗られている等によって、両導光体と一体的になっているものであってもよい。
第1導光体80と第2導光体90とは、共に透明材であって近接した位置にあり、互いの光源色が混入するおそれがあるが、このようにすれば、互いが導光する光が混入することを良好に防ぐことができるため、照明品質を安定させることができる。
以上の説明では、指標表示板10において、意匠部200が、いわゆる抜き文字状に表現され、透光性を有する例を示したがこれに限られない。図7(a)に示すように、意匠部200が表示する記号201の周囲を縁取るように透光性の領域を形成してもよい。この場合においても、意匠部200が、第3光源63からの光で透過照明される(透過表示する)ことには変わりはない。また、この場合においても、図7(a)に示す第1の領域D1に低透過率部13、光透過拡散部14を形成すればよい。
図示しないが、指標部100についても、同様に、目盛101、数字102の各々を縁取るように透光性の領域を形成してもよい。この場合においても、指標部100が、第2光源62からの光で透過照明される(透過表示する)ことには変わりはない。
以上の説明では、指標部100及び意匠部200が、指標表示板10における遮光部12が形成されていない領域により、表現される例を示したが、遮光部12が形成されておらず、且つ、例えば透光性を有する白色印刷等が形成されている領域によって表現されても良い。また、遮光部12は、透明板11の前面にのみ形成されていてもよいし、透明板11の前面と背面との双方に形成されていてもよい。
以上の説明では、第2の領域D2に、第1光拡散部22及び第2光拡散部23を共に設けた例を説明したがこれに限られず、一方のみを設けても良い。つまり、光拡散部は、導光板21の前面と背面とのうち少なくとも一方に設けられていればよい。また、第2の領域D2に、第1低屈折率部24と第2低屈折率部25との一方又は双方を設けなくともよい。例えば、指標部100を第1光源61からの光によって、より光らせたい場合は、このように第1低屈折率部24と第2低屈折率部25との一方又は双方を省略するのが好ましいときがある。また、以上では、第1の領域D1において、光透過拡散部14を、透明板11の背面に設けた例を示したが、これに限られない。光透過拡散部14を、透明板11の前面に設けてもよいし、透明板11の前面と背面との双方に設けてもよい。
また、光透過拡散部14、第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、印刷層等によって形成されていなくともよく、光拡散性を有するフィルム(シート)状の部材であってもよい。また、光透過拡散部14、第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、透明板11又は導光板21に直接成形したものであってもよい。図7(b)に、光透過拡散部14を透明板11の面に直接形成した一例を示す。この光透過拡散部14は、透明板11の面に直接、凹凸部等からなるドットパターン等を、マイクロドット、インプリント、エッチング等で成型したものである。図示しないが、第1光拡散部22及び第2光拡散部23についても同様な構成とすることができる。また、光透過拡散部14、第1光拡散部22及び第2光拡散部23は、透明板11又は導光板21の面に、光拡散性を有する気泡を設けたものであってもよい。
以上の説明では、低透過率部13を透明板11の前面に形成した例を示したが、背面に設けても良いし、前面及び背面の双方に設けても良い。
第1低屈折率部24と第2低屈折率部25とのうち一方を省略してもよい。なお、導光板21に第1低屈折率部24及び第2低屈折率部25の双方を設けないこともできる。これは、両者が設けられていなくても、導光板21よりも空気の方が、光の屈折率が低いので、導光板21と空気との界面では導光板21に導光された光が全反射するからである。しかし、例えば、導光板21の面に、導光板21よりも屈折率が高い媒質(例えばゴミ等)が付着等した場合や、導光板21の面に傷が付いた場合等に、その部分で光が透過、吸収等されてしまい、その結果、導光板21の導光効率が悪くなってしまうおそれがある。そのため、両者を設けたほうが、設けない場合と比べて導光効率を向上させることができ、好ましい。
以上の説明では、指標表示板10及び導光拡散部20が平板状に形成される例を示したがこれに限られない。前述したように、導光拡散部20と指標表示板10とは、別部材であるため、設計自由度が高く、例えば、指標表示板10のみを、圧空成型や絞り成型等で立体的な形状に加工することもできる。
以上の説明では、指針式計器1が車両に搭載される例を示したがこれに限られない。指針式計器1は、車両以外の乗り物(船舶、航空機等)に搭載されるものであってもよいし、乗り物に搭載されないものであってもよい。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1 指針式計器
10 指標表示板
100 指標部
101 目盛
102 数字
11a 第1貫通孔
20 導光拡散部
21 導光板
21a 第2貫通孔
21b 内壁部
30 回路基板
40 モータ
41 回転軸
50 指針部
51 指針
51a 受光部
52 指針キャップ
61 第1光源
62 第2光源
80 第1導光体
81 第1入射部
82 第1出射部
82a 孔部
90 第2導光体
91 第2入射部
92 第2出射部
85 混入防止遮光部

Claims (6)

  1. 導光材料からなる指針と、前記指針の回転軸近傍を前面側から覆う遮光性部材と、を有し、前記回転軸と共に所定の軸線周りに回転する指針部と、
    前記指針の指示対象である指標部を透過表示する指標表示板と、
    前記指標表示板の背面側に位置する導光板と、
    前記導光板の背面側に位置し、前記指針を照明するための光を出射する第1光源と、
    前記導光板の背面側に位置し、前記指標部を照明するための光を出射する第2光源と、
    前記第1光源からの光を前記指針に向けて導光する第1導光体と、
    前記第2光源からの光を前記導光板に向けて導光する第2導光体と、を備え、
    前記指標表示板には、前記指針の回転軸を通過させる第1貫通孔が形成され、
    前記導光板には、前記指針の回転軸を通過させる第2貫通孔が形成され、
    前記第1導光体は、前記第1光源と対向し、前記第1光源からの光が入射する第1入射部と、前記軸線方向において前記第1入射部とは反対側に形成され、前記第1入射部に入射した前記第1光源からの光を前記指針に向けて出射する第1出射部と、を有し、
    前記指針は、前記回転軸の近傍に形成され、前記第1出射部と対向する受光部を有し、該受光部で、前記第1出射部が出射した前記第1光源からの光を受けることにより発光し、
    前記第2導光体は、前記第2光源と対向し、前記第2光源からの光が入射する第2入射部と、前記第2貫通孔を形作る前記導光板の内壁部と対向し、前記第2入射部に入射した前記第2光源からの光を前記内壁部に向けて出射する第2出射部と、を有し、
    前記指標部は、前記第2出射部から出射されて前記内壁部に入射した前記第2光源からの光であって前記導光板が導光した光によって、透過照明され、
    前記第1出射部は、前記第2出射部よりも前記回転軸の近くに位置し、
    前記第1貫通孔の径は、前記第2貫通孔の径よりも小さく、
    前記遮光性部材は、前記軸線方向から見て、前記第1貫通孔を覆う、
    ことを特徴とする指針式計器。
  2. 前記指針の前記受光部は、前記第1貫通孔を通過して前記指標表示板の背面側に位置し、前記回転軸を取り囲んでおり、
    前記第1導光体の前記第1出射部は、前記回転軸を取り囲んでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針式計器。
  3. 前記第2導光体は、前記軸線方向から見て、前記第1導光体を囲む略円筒形状をなしている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の指針式計器。
  4. 前記第1導光体は、前記第2導光体と一体成形されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の指針式計器。
  5. 前記第1光源が出射する光と前記第2光源が出射する光とは、色が異なる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の指針式計器。
  6. 前記第1導光体と前記第2導光体との間には、前記第1導光体と前記第2導光体との一方が導光した光が他方に混入するのを防止する混入防止遮光部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の指針式計器。
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