JP6615156B2 - 車両表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両表示装置に関する。
車両に適用される従来の車両表示装置に関する技術として、例えば、特許文献1には、文字板と、導光体と、立体意匠部と、凹形状部と、色印刷とを備えることを特徴とする自動車用メータの立体意匠部構造が開示されている。導光体は、文字板の裏側に配設されて基端側より光源からの光が入射される。立体意匠部は、導光体の先端側に突設されて文字板に穿設された貫通孔より突出する。凹形状部は、文字板と反対側となる導光体の導光体裏面において立体意匠部を包囲して形成される。色印刷は、導光体裏面において立体意匠部を包囲するように凹形状部を含んで施される。
特開2014−178279号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の立体意匠部構造が適用される自動車用メータは、例えば、ターン表示部等、光源からの光によって発光表示される意匠図柄が設けられる場合がある。このような場合に、この自動車用メータは、意匠図柄が消灯非表示状態である際には当該意匠図柄が目立たないようにすることが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、消灯非表示状態にある意匠図柄を目立ち難くすることができる車両表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両表示装置は、可視光域成分の光を遮光する遮光樹脂部、及び、意匠図柄を構成し軸線方向に沿って可視光域成分の光を透過させることで前記意匠図柄を発光表示させる発光樹脂部が一体で形成され、前記軸線方向に対して前記遮光樹脂部の一方側の表面と前記発光樹脂部の一方側の表面とが揃って意匠面を構成する樹脂部材と、前記意匠面に前記遮光樹脂部と前記発光樹脂部との境界に跨って設けられ、入射する可視光域成分の光の一部を反射すると共に、入射する可視光域成分の光の他の一部を透過させるハーフミラー層とを備え、前記発光樹脂部は、可視光域成分の光を減光して透過させることを特徴とする。
また、上記車両表示装置では、前記意匠面は、前記遮光樹脂部と前記発光樹脂部との境界に跨って一方向に沿ったヘアライン模様が付されているものとすることができる。
本発明に係る車両表示装置は、樹脂部材において、可視光域成分の光を遮光する遮光樹脂部、及び、意匠図柄を構成する発光樹脂部が一体で形成され、遮光樹脂部の表面と発光樹脂部の表面とが揃って意匠面を構成する。そして、車両表示装置は、意匠面に遮光樹脂部と発光樹脂部との境界に跨ってハーフミラー層が設けられるので、遮光樹脂部と発光樹脂部との境界を目立ち難くすることができる。この結果、車両表示装置は、消灯非表示状態にある意匠図柄を目立ち難くすることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両表示装置の概略構成を示す正面図である。 図2は、実施形態に係る車両表示装置の概略構成を示す部分断面斜視図(図1に示すA−A断面図)である。 図3は、実施形態に係る車両表示装置の意匠図柄を表す部分平面図である。 図4は、参考例に係る車両表示装置の概略構成を示す部分断面斜視図である。 図5は、参考例に係る車両表示装置の意匠図柄を表す部分平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1に示す本実施形態に係る車両表示装置1は、いわゆる車載メータを構成するものである。車両表示装置1は、例えば、車両のダッシュボードに設けられたインストルメントパネルに搭載され、車両の運転に供される情報として当該車両に関する種々の情報を表示する。
なお、図1に示す車両表示装置1の第1方向としての奥行き方向Xとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の前後方向に相当する。ここでは、奥行き方向Xは、発光樹脂部が光を透過させる際の軸線方向に相当する。また、車両表示装置1の前面側とは、奥行き方向Xにおいて車両の運転席と対面する側であり、典型的には、当該運転席に座った運転者によって視認される側である。さらに言えば、車両表示装置1の奥行き方向Xの前面側は、目視位置EP(図2参照)が位置する側である。ここで、目視位置EPは、典型的には、車両表示装置1が適用される車両におけるいわゆるアイレンジ内に位置するものとして予め想定される。ここで、アイレンジとは、「自動車の運転者アイレンジ」であり、車両に応じて予め定まる運転者の視点が位置する領域に相当する。アイレンジは、典型的には、車両において運転者の目の位置の分布を統計的に表したものであり、例えば、運転者が運転席に座った状態で所定割合(例えば、95%)の運転者の目の位置が含まれる領域に相当する。一方、車両表示装置1の背面側とは、奥行き方向Xにおいて前面側とは反対側であり、典型的には、インストルメントパネルの内部に収容される側である。また、車両表示装置1の第2方向としての幅方向Yとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の車幅方向に相当する。以下の説明では、車両表示装置1の幅方向Yにおいて、当該車両表示装置1の前面に向かって左側(図1中左側)を幅方向Y左側、向かって右側(図1中右側)を幅方向Y右側という場合がある。車両表示装置1の第3方向としての高さ方向Zとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の車高方向に相当し、例えば、当該車両が水平面に位置した状態で鉛直方向に沿った方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、車両表示装置1の各構成が相互に組み付けられ当該車両表示装置1がインストルメントパネルに組み付けられた状態での方向を表す。
本実施形態の車両表示装置1は、車両に関する情報を表示する表示部として、例えば、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等を備える。速度計2は、車速を表示する。回転計3は、走行用動力源の出力回転数を表示する。画像表示部4は、画像情報を表示する。方向指示表示部5は、車両の方向指示器(ウインカ)の動作状態を表示する。車両表示装置1は、各部を収容する筐体6を備え、当該筐体6内に速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等が配置されると共に各種情報の表示面が奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出する。車両表示装置1は、筐体6において、速度計2が幅方向Y右側に配置される一方、回転計3が幅方向Y左側に配置され、さらに、画像表示部4、方向指示表示部5がこれらの間に配置される。
速度計2、回転計3は、それぞれ車両に関する計測値である車速、出力回転数を指針7によって指し示す車両用アナログ式計器である。画像表示部4は、例えば、薄型の液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いることができる。画像表示部4は、車両に関する情報として、例えば、積算走行距離、冷却水温、燃料残量、バッテリ蓄電量、ナビゲーション情報、地図情報、各種の警告灯(ウォーニングランプ、いわゆるテルテール)、シフトポジションインジケータ等、車両の運転に際して時々刻々と変化する様々な運転に関する運転情報の画像等を表示する。方向指示表示部5は、光源13の点灯、消灯に応じて、左右のそれぞれの矢印形状(方向指示記号)を表す意匠図柄50の表示、非表示が切り替えられることで車両の方向指示器の動作状態を表示する。すなわち、方向指示表示部5は、光源13が点灯し、当該意匠図柄50の部位に対して当該光源13から可視光域成分の光が照射され、当該意匠図柄50の部位において当該照射された光が透過されることで、矢印形状を表す意匠図柄50が点灯表示状態される。一方、方向指示表示部5は、光源13が消灯されることで、当該矢印形状を表す意匠図柄50が消灯非表示状態とされる。ここで、可視光域成分の光とは、人が視認できる可視光領域の波長成分の光であり、例えば、波長が360〜830nmの範囲の成分の光である。
そして、本実施形態の車両表示装置1は、方向指示表示部5が遮光樹脂部51と発光樹脂部52とを含んで構成されると共にこれら遮光樹脂部51、発光樹脂部52の奥行き方向Xの前面側の面にハーフミラー層56(図2参照)が設けられる。この構成により、車両表示装置1は、消灯非表示状態にある意匠図柄50を目立ち難くする構成を実現している。以下、各図を参照して、車両表示装置1の構成について詳細に説明する。
車両表示装置1は、図1、図2に示すように、さらに、背面カバー8と、基板9と、ケース10と、文字板11と、押え部材12と、光源13とを備える。車両表示装置1は、奥行き方向Xの背面側から前面側に向かって、背面カバー8、基板9、ケース10、文字板11、押え部材12の順で積層された構造となっている。そして、車両表示装置1は、基板9に光源13が実装される。車両表示装置1は、押え部材12の奥行き方向Xの前面側に、さらにいわゆる見返し板や透明カバー(表ガラス)等を備えていてもよい。
背面カバー8とケース10とは、上述した筐体6を構成するものである。背面カバー8、ケース10は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料等によって構成される。筐体6は、奥行き方向Xの背面側に背面カバー8が位置し、奥行き方向Xの前面側にケース10が位置して、背面カバー8とケース10とが相互に組み付けられる。筐体6は、背面カバー8とケース10とによって区画される空間部内に光源13が実装された基板9等の各部が組み付けられこれらを収容する。筐体6は、ケース10に形成されている開口等を介して速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等における各種情報の表示面を奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出させる。また、ケース10は、壁部によって光源収容室10aが形成されている。光源収容室10aは、後述する光源13を収容するための空間部である。
基板9は、略矩形板状に形成され、車両表示装置1の各部を制御し各種機能を実現するための種々の電子部品、配線が実装されるものである。基板9は、光源13を含む各種光源や指針7を駆動するためのモータ等が実装される。基板9は、奥行き方向Xに対して背面カバー8とケース10との間に挟持されるようにして保持される。
文字板11は、奥行き方向Xが板厚方向となる板状に形成され、車両表示装置1において表示する車両に関する情報に応じた種々の目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれた板状の部材である。文字板11は、車両表示装置1において、奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出し運転者を含む乗員の視界にはいりうる部分の意匠部材ともなるものである。文字板11は、例えば、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5の各表示面に対応して個別に設けられてもよいし、一体で設けられてもよい。文字板11は、筐体6のケース10の目視位置EP側に設けられ、奥行き方向Xに対してケース10と押え部材12との間に挟持されるようにして保持される。文字板11は、種々の目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれた部分が押え部材12から目視位置EP側に露出し種々の情報を表示する表示面を構成する。上述した指針7は、奥行き方向Xに対して文字板11の前面側、すなわち、目視位置EP側に位置する。文字板11は、例えば、少なくとも可視光域成分の光を透過し拡散させる光透過性生地のポリカーボネイト製シートの基材に、遮光性を有する暗色系のインクによって上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等に対応した形状が中抜きされた印刷が施される。この構成により、文字板11は、上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれている。文字板11は、奥行き方向Xの背面側の光源(光源13とは別の光源)から光が照射され、上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれた部分において当該照射された光が透過されることで、当該目盛、図柄、記号、文字、装飾等が点灯表示される。なお、文字板11は、奥行き方向Xに対してケース10と押え部材12との間に位置する領域の一部に遮光性を有する暗色系のインクが施されておらず、当該領域が光を透過し拡散させる光拡散領域11aを構成する。
押え部材12は、文字板11の端部等を奥行き方向Xの前面側から覆い、ケース10との間に文字板11を挟持し保持する部材である。押え部材12は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料等によって構成される。押え部材12は、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等における各種情報の表示面を奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出させつつ、ケース10との間に文字板11を挟持した状態でケース10に組み付けられる。ここでは、押え部材12は、例えば、速度計2側と回転計3側とで個別に設けられるものとして図示しているがこれに限らず、これらが一体で設けられていてもよい。押え部材12は、例えば、速度計2、回転計3それぞれの表示面を囲う略円環形状の加飾リング14等が一体で形成されている。
光源13は、意匠図柄50を発光させるためのものである。光源13は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子等によって構成されるがこれに限らない。光源13は、白色光に限らず、赤色光、青色光、緑色光等、他の明色系の光を照射するものであってもよい。光源13は、奥行き方向Xに対して文字板11の押え部材12側とは反対側、すなわち、文字板11の背面側に位置して設けられる。光源13は、基板9の奥行き方向Xの前面側の実装面に実装され駆動制御される。光源13は、基板9と共に筐体6内に収容された状態で、ケース10に設けられた光源収容室10a内に位置する。光源13は、奥行き方向Xの前面側に向けて可視光域成分を含む光を照射する。つまりここでは、光源13による光の照射方向、言い換えれば、光源13の光軸方向は、奥行き方向Xに沿った方向である。光源13は、発光表示させる意匠図柄50の数に応じて複数、ここでは2つ設けられる。
そして、本実施形態の車両表示装置1は、方向指示表示部5において左右のそれぞれの矢印形状を表す意匠図柄50が上述した押え部材12に設けられている。本実施形態の押え部材12は、方向指示表示部5の一部を構成するものであり、遮光樹脂部51、及び、発光樹脂部52が一体で形成された樹脂部材である。
遮光樹脂部51は、可視光域成分の光を遮光する遮光性を有する樹脂材料等によって構成される。遮光樹脂部51は、押え部材12の主たる部分を構成する本体部である。遮光樹脂部51は、例えば、暗色系の樹脂材料等によって構成される。
一方、発光樹脂部52は、可視光域成分の光を透過する光透過性を有する樹脂材料等によって構成される。発光樹脂部52は、遮光樹脂部51によって構成される押え部材12の本体部において、意匠図柄50を構成し奥行き方向Xに沿って可視光域成分の光を透過させることで意匠図柄50を発光表示させる部分である。ここでは、発光樹脂部52は、各押え部材12の遮光樹脂部51に対してそれぞれ1つずつ、合計2つ設けられている。2つの発光樹脂部52は、目視位置EPから奥行き方向Xに沿って視て、左右のそれぞれの矢印形状に形成され、それぞれ左右の矢印形状を表す意匠図柄50を構成する。ここでは、一方の意匠図柄50は、幅方向Yの右側を指し示す矢印形状であり、車両において右側に方向指示がなされていることを表す。他方の意匠図柄50は、幅方向Yの左側を指し示す矢印形状であり、車両において左側に方向指示がなされていることを表す。本実施形態の発光樹脂部52は、可視光域成分の光を透過する光透過性を有しかつ透過させる際に可視光域成分の光を減光して透過させる樹脂材料、いわゆるスモーク材によって構成される。発光樹脂部52は、所定の透過率で光を透過する。つまり、発光樹脂部52は、入射する光の光量に対して出射する光の光量を低減する。発光樹脂部52は、可視光域成分のうち、より減光したい成分の色彩、ここでは一例として遮光樹脂部51と同色系の暗色系のスモーク材を使用することが好ましい。
そして、遮光樹脂部51と発光樹脂部52とは、例えば、インサート成形等によって一体で形成され押え部材12を構成する。すなわち、押え部材12は、遮光樹脂部51に発光樹脂部52が埋め込まれたような状態でインサート成形され全体が形成される。発光樹脂部52は、遮光樹脂部51に埋め込まれかつ奥行き方向Xの両端面が露出した状態で遮光樹脂部51と一体化される。言い換えれば、遮光樹脂部51は、発光樹脂部52の周りを囲うようにして発光樹脂部52と一体化される。各発光樹脂部52は、それぞれ奥行き方向Xに沿って光源13と対向する位置に設けられる。
そして、押え部材12は、奥行き方向Xに対して遮光樹脂部51の一方側の表面と発光樹脂部52の一方側の表面とが揃って意匠面53を構成する。意匠面53は、遮光樹脂部51の奥行き方向Xの前面側の表面と発光樹脂部52の奥行き方向Xの前面側の表面とが同面で連続することで略平面状に形成される。そして、押え部材12は、意匠面53において、遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54が意匠図柄50の輪郭線を構成する。言い換えれば、押え部材12は、遮光樹脂部51の発光樹脂部52側の界面が発光樹脂部52によって構成される意匠図柄50の見切り面を構成する。つまり、遮光樹脂部51の発光樹脂部52側の界面は、樹脂成形品による意匠図柄50の見切り面を構成する。また、本実施形態の意匠面53は、遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54に跨って一方向に沿ったヘアライン模様55が付されている。ヘアライン模様55は、意匠面53において境界54に跨って遮光樹脂部51と発光樹脂部52とに渡って一方向、ここでは、幅方向Yに沿って形成される複数の直線状の微細溝によって構成される。
そして、本実施形態の車両表示装置1は、さらに、押え部材12の奥行き方向Xの前面側の意匠面53にハーフミラー層56を備える。つまり、車両表示装置1は、奥行き方向Xの背面側から前面側に向かって、背面カバー8、基板9、ケース10、文字板11、押え部材12、ハーフミラー層56の順で積層された構造となる。ハーフミラー層56は、入射する可視光域成分の光の一部を反射すると共に、入射する可視光域成分の光の他の一部を透過させる層である。ハーフミラー層56は、意匠面53に遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54に跨って遮光樹脂部51と発光樹脂部52とに渡って設けられる。ハーフミラー層56は、例えば、意匠面53に蒸着等により成膜された金属又は無機多層薄膜などである。
上記のように構成される車両表示装置1は、方向指示表示部5において、光源13の点灯、消灯に応じて、意匠図柄50の表示、非表示が切り替えられることで車両の方向指示器の動作状態を表示する。車両表示装置1は、光源13が点灯すると、当該光源13から奥行き方向Xの前面側に照射された可視光域成分の光が文字板11の光拡散領域11aを介して拡散され、当該拡散された光が意匠図柄50を構成する発光樹脂部52の奥行き方向Xの背面側に入射される。そして、車両表示装置1は、発光樹脂部52に入射した光が当該発光樹脂部52を透過し奥行き方向Xの前面側から目視位置EP側に向けて出射されることで、意匠図柄50が目視位置EPから視認可能なように発光表示され、点灯表示状態となる。一方、車両表示装置1は、光源13が消灯すると、意匠図柄50が消灯非表示状態となる。
以上で説明した車両表示装置1は、押え部材12において、可視光域成分の光を遮光する遮光樹脂部51、及び、意匠図柄50を構成する発光樹脂部52が一体で形成され、遮光樹脂部51の表面と発光樹脂部52の表面とが揃って意匠面53を構成する。そして、車両表示装置1は、意匠面53に遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54に跨ってハーフミラー層56が設けられるので、遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54を目立ち難くすることができる。この結果、車両表示装置1は、消灯非表示状態にある意匠図柄50を目立ち難くすることができる。
さらに、以上で説明した車両表示装置1は、意匠図柄50を構成する発光樹脂部52が可視光域成分の光を減光して透過させる材料により構成されるので、意匠図柄50の消灯非表示状態において、当該意匠図柄50を構成する発光樹脂部52と遮光樹脂部51とのコントラストを抑制することができる。特に、車両表示装置1は、遮光樹脂部51と発光樹脂部52とが同色系の暗色系の材料によって構成されることで、当該発光樹脂部52と遮光樹脂部51とのコントラストをより好適に抑制することができる。この結果、車両表示装置1は、遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54をより目立ち難くすることができ、消灯非表示状態にある意匠図柄50をより目立ち難くすることができる。
さらに、以上で説明した車両表示装置1は、意匠面53に遮光樹脂部51と発光樹脂部52との境界54に跨ってヘアライン模様55が付されているので、意匠図柄50の消灯非表示状態において、境界54を当該ヘアライン模様55によってぼやけさせることができる。この点でも、車両表示装置1は、境界54をより目立ち難くすることができ、消灯非表示状態にある意匠図柄50をより目立ち難くすることができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両表示装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、意匠図柄50は、方向指示表示部5において、左右のそれぞれの矢印形状を表す方向指示記号であるものとして説明したがこれに限らない。意匠図柄50は、警告記号、シフトポジション記号等の報知記号であってもよい。警告記号は、運転者等に対して報知すべき警告の内容を表すものであり、いわゆるテルテールともいわれる警告灯である。シフトポジション記号は、車両におけるシフトポジションを表すものであり、例えば、「P」、「R」、「N」、「D」、「B」等の文字を表す記号である。つまり、意匠図柄50を構成する発光樹脂部52は、上記種々の報知記号を表す形状に形成されていてもよい。
以上の説明では、発光樹脂部52は、可視光域成分の光を透過する光透過性を有しかつ透過させる際に可視光域成分の光を減光して透過させるいわゆるスモーク材によって構成されるものとして説明したがこれに限らない。発光樹脂部52は、可視光域成分の光を透過させる際に当該光を減光させないクリア材によって構成されてもよい。
以上の説明では、意匠面53は、ヘアライン模様55が付されているものとして説明したがこれに限らず、ヘアライン模様55が付されていなくてもよい。
なお、図4、図5は、参考例に係る車両表示装置201を表している。図4、図5に示す参考例に係る車両表示装置201は、方向指示表示部5にかえて方向指示表示部205を備える点で上述の車両表示装置1と異なり、その他の構成は、当該車両表示装置1と略同様の構成である。方向指示表示部205は、押え部材12にかえて樹脂部材としての押え部材212を備える点で上述の方向指示表示部5と異なり、その他の構成は、当該方向指示表示部5と略同様の構成である。
本参考例の押え部材212は、上述した発光樹脂部52を含まず、遮光樹脂部251によって全体が構成される。遮光樹脂部251は、遮光樹脂部51と同様に、可視光域成分の光を遮光する遮光性を有する樹脂材料等によって構成される。ここでは、遮光樹脂部251は、押え部材212の全体を構成する。そして、本参考例の遮光樹脂部251は、意匠図柄250を構成する貫通孔252が形成されている。貫通孔252は、意匠図柄250に応じた所定の形状で、奥行き方向Xに沿って遮光樹脂部251を貫通して形成される。貫通孔252は、樹脂等が充填されていない空間部として形成される。各貫通孔252は、それぞれ奥行き方向Xに沿って光源13と対向する位置に設けられる。ここでは、貫通孔252は、遮光樹脂部251に対して、2つ設けられており(図4、図5ではそのうちの一方を図示)、目視位置EPから奥行き方向Xに沿って視て、左右のそれぞれの矢印形状に形成され、それぞれ左右の矢印形状を表す意匠図柄250を構成する。貫通孔252は、光源13から照射された可視光域成分の光を奥行き方向Xに沿って目視位置EP側に通過させることで意匠図柄250を発光表示させる。
そして、本参考例の貫通孔252は、意匠図柄250の輪郭線(見切り面)を構成する各壁面253が傾斜面として形成される。貫通孔252は、奥行き方向Xの背面側から前面側、すなわち、目視位置EP側に向かって各壁面253間の幅が徐々に広がるように当該各壁面253に傾斜が付されている。さらに言えば、貫通孔252は、奥行き方向Xの前面側から背面側に向かって先細り形状となるように当該各壁面253に傾斜が付されている。さらに詳細には、貫通孔252は、目視位置EPを包含するアイレンジ内のいずれの位置から視た場合でも、奥行き方向Xの前面側の縁が奥行き方向Xの背面側の縁よりも貫通孔252の空間部内方側に位置しないように当該各壁面253に傾斜が付されている。この構成により、車両表示装置201は、目視位置EPを包含するアイレンジ内のいずれの位置から貫通孔252を視た場合であっても、当該貫通孔252が構成する意匠図柄250の形状が崩れて視えないようにすることができる。この結果、車両表示装置201は、貫通孔252が構成する意匠図柄250の視認性を向上することができる。
以上の説明では、奥行き方向Xは、軸線方向に相当するものとして説明したがこれに限らない。
1 車両表示装置
12 押え部材(樹脂部材)
50 意匠図柄
51 遮光樹脂部
52 発光樹脂部
53 意匠面
54 境界
55 ヘアライン模様
56 ハーフミラー層
X 奥行き方向(軸線方向)

Claims (2)

  1. 可視光域成分の光を遮光する遮光樹脂部、及び、意匠図柄を構成し軸線方向に沿って可視光域成分の光を透過させることで前記意匠図柄を発光表示させる発光樹脂部が一体で形成され、前記軸線方向に対して前記遮光樹脂部の一方側の表面と前記発光樹脂部の一方側の表面とが揃って意匠面を構成する樹脂部材と、
    前記意匠面に前記遮光樹脂部と前記発光樹脂部との境界に跨って設けられ、入射する可視光域成分の光の一部を反射すると共に、入射する可視光域成分の光の他の一部を透過させるハーフミラー層とを備え
    前記発光樹脂部は、可視光域成分の光を減光して透過させることを特徴とする、
    車両表示装置。
  2. 前記意匠面は、前記遮光樹脂部と前記発光樹脂部との境界に跨って一方向に沿ったヘアライン模様が付されている、
    請求項に記載の車両表示装置。
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