JP6894780B2 - 車両表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両表示装置に関する。
車両に適用される従来の車両表示装置に関する技術として、例えば、特許文献1には、文字板と、導光体と、立体意匠部と、凹形状部と、色印刷とを備えることを特徴とする自動車用メータの立体意匠部構造が開示されている。導光体は、文字板の裏側に配設されて基端側より光源からの光が入射される。立体意匠部は、導光体の先端側に突設されて文字板に穿設された貫通孔より突出する。凹形状部は、文字板と反対側となる導光体の導光体裏面において立体意匠部を包囲して形成される。色印刷は、導光体裏面において立体意匠部を包囲するように凹形状部を含んで施される。
特開2014−178279号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の自動車用メータの立体意匠部構造は、例えば、突状目盛を構成する立体意匠部が複数設けられると共に、そのうちの幾つかに着色が施される場合がある。このような場合に、当該立体意匠部構造は、当該着色された発光部位をより適正に発光させるべく、更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、着色された発光部位を適正に発光させることができる車両表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両表示装置は、軸線方向に沿った回動軸線を回動中心として回動する指針と、板状に形成され、可視光域成分の光を遮光する遮光領域内に前記軸線方向に沿って貫通して設けられた露出孔を有する板状部材と、可視光域成分の光を透過する材料によって形成され、前記軸線方向に沿って前記露出孔を介して前記板状部材の前記指針側に突出して設けられ前記指針によって指し示される突状目盛、前記軸線方向に対して前記板状部材の前記指針側とは反対側に前記板状部材と間隔をあけて位置し入射された可視光域成分の光を前記突状目盛に導光する導光部、前記突状目盛の周囲に当該突状目盛を囲うように設けられ前記導光部から前記軸線方向に沿って前記板状部材側に向けて突出して形成され前記軸線方向に対して前記導光部と前記板状部材との間に介在する段状部、及び、前記突状目盛の表面と前記段状部の前記軸線方向の前記板状部材側の表面とに施された着色層を有する導光体とを備えることを特徴とする。
また、上記車両表示装置では、前記板状部材は、前記遮光領域内に設けられ可視光域成分の光を透過させることで発光表示される発光表示部を有し、前記段状部は、前記発光表示部側の縁が前記軸線方向と交差する方向に対して当該発光表示部と前記突状目盛との間に位置するものとすることができる。
また、上記車両表示装置では、前記導光体は、前記軸線方向に沿った前記板状部材と前記段状部との間隔が前記軸線方向に沿った前記板状部材と前記導光部との間隔より狭いものとすることができる。
本発明に係る車両表示装置は、板状部材の露出孔から指針側に突出して設けられた突状目盛を指針によって指し示すことで車両に関する計測値を表示する。このとき、車両表示装置は、光源から照射された可視光域成分の光が導光体に入射し導光部を介して突状目盛まで導光されることで当該突状目盛が発光部位として発光表示される。そして、車両表示装置は、突状目盛の周囲に導光部から板状部材側に向けて突出して形成された段状部が設けられると共に突状目盛の表面と当該段状部の板状部材側の表面とに着色層が施される。この構成により、車両表示装置は、着色層を施す範囲を相対的に小さな範囲に抑制した上で発光部位である突状目盛を着色層に応じた色で発光表示することができる。この結果、車両表示装置は、着色された発光部位である突状目盛を適正に発光させることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両表示装置の概略構成を示す正面図である。 図2は、実施形態に係る車両表示装置の概略構成を示す部分断面図(図1に示すA−A断面図)である。 図3は、実施形態に係る車両表示装置の概略構成を示す部分分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る車両表示装置の突状目盛の着色作業を説明する模式的な部分断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1に示す本実施形態に係る車両表示装置1は、いわゆる車載メータを構成するものである。車両表示装置1は、例えば、車両のダッシュボードに設けられたインストルメントパネルに搭載され、車両の運転に供される情報として当該車両に関する種々の情報を表示する。
なお、図1に示す車両表示装置1の第1方向としての奥行き方向Xとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の前後方向に相当する。ここでは、奥行き方向Xは、指針7の回動中心をなす回動軸線Cに沿った軸線方向にも相当する。また、車両表示装置1の前面側とは、奥行き方向Xにおいて車両の運転席と対面する側であり、典型的には、当該運転席に座った運転者によって視認される側である。さらに言えば、車両表示装置1の奥行き方向Xの前面側は、目視位置EP(図2参照)が位置する側である。ここで、目視位置EPは、典型的には、車両表示装置1が適用される車両におけるいわゆるアイレンジ内に位置するものとして予め想定される。ここで、アイレンジとは、「自動車の運転者アイレンジ」であり、車両に応じて予め定まる運転者の視点が位置する領域に相当する。アイレンジは、典型的には、車両において運転者の目の位置の分布を統計的に表したものであり、例えば、運転者が運転席に座った状態で所定割合(例えば、95%)の運転者の目の位置が含まれる領域に相当する。一方、車両表示装置1の背面側とは、奥行き方向Xにおいて前面側とは反対側であり、典型的には、インストルメントパネルの内部に収容される側である。また、車両表示装置1の第2方向としての幅方向Yとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の車幅方向に相当する。以下の説明では、車両表示装置1の幅方向Yにおいて、当該車両表示装置1の前面に向かって左側(図1中左側)を幅方向Y左側、向かって右側(図1中右側)を幅方向Y右側という場合がある。車両表示装置1の第3方向としての高さ方向Zとは、典型的には、この車両表示装置1が適用される車両の車高方向に相当し、例えば、当該車両が水平面に位置した状態で鉛直方向に沿った方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、車両表示装置1の各構成が相互に組み付けられ当該車両表示装置1がインストルメントパネルに組み付けられた状態での方向を表す。
本実施形態の車両表示装置1は、車両に関する情報を表示する表示部として、例えば、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等を備える。速度計2は、車速を表示する。回転計3は、走行用動力源の出力回転数を表示する。画像表示部4は、画像情報を表示する。方向指示表示部5は、車両の方向指示器(ウインカ)の動作状態を表示する。車両表示装置1は、各部を収容する筐体6を備え、当該筐体6内に速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等が配置されると共に各種情報の表示面が奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出する。車両表示装置1は、筐体6において、速度計2が幅方向Y右側に配置される一方、回転計3が幅方向Y左側に配置され、さらに、画像表示部4、方向指示表示部5がこれらの間に配置される。
速度計2、回転計3は、それぞれ車両に関する計測値である車速、出力回転数を指針7によって指し示す車両用アナログ式計器である。速度計2、回転計3は、それぞれ指針7と、目盛部8とを備える。指針7は、棒状に形成され、奥行き方向(軸線方向)Xに沿った回動軸線Cを回動中心として回動するものである。目盛部8は、指針7によって指し示される指標部である。目盛部8は、指針7の先端の回動軌跡方向Rに沿って間隔をあけて並んで設けられる複数の突状目盛9を含んで構成される。速度計2、回転計3は、筐体6内に設けられた駆動モータが回転駆動することで指針7が回動し、目盛部8の所定の位置の突状目盛9を指し示すことで、車両に関する計測値として、車速、出力回転数を表示する。画像表示部4は、例えば、薄型の液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いることができる。画像表示部4は、車両に関する情報として、例えば、積算走行距離、冷却水温、燃料残量、バッテリ蓄電量、ナビゲーション情報、地図情報、各種の警告灯(ウォーニングランプ、いわゆるテルテール)、シフトポジションインジケータ等、車両の運転に際して時々刻々と変化する様々な運転に関する運転情報の画像等を表示する。方向指示表示部5は、光源の点灯、消灯に応じて、左右のそれぞれの矢印形状を表す意匠図柄を構成する光透過部位の表示、非表示が切り替えられることで車両の方向指示器の動作状態を表示する。
そして、本実施形態の車両表示装置1は、目盛部8を構成する複数の突状目盛9を発光表示させると共に、複数の突状目盛9のうちの幾つかに着色が施されることで、当該突状目盛9を着色層22に応じた色で発光表示させる。以下の説明では、複数の突状目盛9のうち着色が施されたものを着色突状目盛10という。ここでは、着色突状目盛10は、赤色の着色が施され、回転計3の目盛部8においてレブリミットを表す位置(いわゆるレッドゾーンを表す位置)に設けられる。図1の例では、着色突状目盛10は、7000rpm、7500rpm、8000rpmの位置に1つずつ合計3つが設けられている。以下、各図を参照して、車両表示装置1の構成について詳細に説明する。
車両表示装置1は、図1、図2に示すように、さらに、板状部材としての文字板11と、押え部材12と、光源13(図1中に点線で図示)と、導光体14とを備える。車両表示装置1は、奥行き方向Xの背面側から前面側に向かって、筐体6、導光体14、文字板11、押え部材12の順で積層された構造となっている。車両表示装置1は、押え部材12の奥行き方向Xの前面側に、さらにいわゆる見返し板や透明カバー(表ガラス)等を備えていてもよい。そして、車両表示装置1は、筐体6に光源13、導光体14が保持される。筐体6は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料等によって構成される。筐体6は、例えば、複数の部材を組み合わせることで構成されてもよい。筐体6は、内部に区画される空間部内に光源13や導光体14等、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5を構成する各部が組み付けられこれらを収容する。筐体6は、開口等を介して速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等における各種情報の表示面を奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出させる。
文字板11は、奥行き方向Xが板厚方向となる板状に形成され、車両表示装置1において表示する車両に関する情報に応じた種々の目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれた板状の部材である。文字板11は、車両表示装置1において、奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出し運転者を含む乗員の視界にはいりうる部分の意匠部材ともなるものである。文字板11は、例えば、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5の各表示面に対応して個別に設けられてもよいし、一体で設けられてもよい。文字板11は、筐体6の目視位置EP側に設けられ、奥行き方向Xに対して筐体6と押え部材12との間に挟持されるようにして保持される。文字板11は、種々の目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれた部分が押え部材12から目視位置EP側に露出し種々の情報を表示する表示面を構成する。上述した指針7は、奥行き方向Xに対して文字板11の前面側、すなわち、目視位置EP側に位置する。文字板11は、例えば、少なくとも可視光域成分の光を透過し拡散させる光透過性生地のポリカーボネイト製シートの基材に、遮光性を有する暗色系のインクによって上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等に対応した形状が中抜きされた印刷が施される。この構成により、文字板11は、上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等が描かれている。ここで、可視光域成分の光とは、人が視認できる可視光領域の波長成分の光であり、例えば、波長が360〜830nmの範囲の成分の光である。文字板11は、遮光性を有する暗色系のインクが施された部分が可視光域成分の光を遮光する遮光領域15(図3も参照)を構成する。一方、文字板11は、上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等に対応した形状で中抜きされた部分が発光表示部16(図3も参照)を構成する。つまり、文字板11は、遮光領域15内に設けられ可視光域成分の光を透過させることで発光表示される発光表示部16を有する。この発光表示部16は、文字板11において遮光領域15内に設けられ、上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等の意匠図柄を構成する領域であり、光源(光源13とは別の光源)から照射された可視光域成分の光を目視位置EP側に透過させることで当該意匠図柄を発光表示させる。発光表示部16が構成する意匠図柄は、計測値に関する数字、単位の文字の他、運転者等に対して種々の情報を報知するための報知記号等を含んでいてもよい。報知記号は、例えば、警告記号(テルテールともいわれる警告灯)、シフトポジション記号等である。文字板11は、光源から照射された可視光域成分の光が当該発光表示部16を透過することで上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等の意匠図柄が点灯表示状態となる。一方、文字板11は、光源が消灯されることで上記目盛、図柄、記号、文字、装飾等の意匠図柄が消灯非表示状態となる。
そして、本実施形態の文字板11は、さらに、上記遮光領域15内に設けられた露出孔17を有する。露出孔17は、遮光領域15内に奥行き方向(軸線方向)Xに沿って当該文字板11を貫通して設けられる。この露出孔17は、突状目盛9を奥行き方向Xに沿って文字板11の指針7側、すなわち、目視位置EP側に露出させるための孔である。露出孔17は、着色突状目盛10を含む複数の突状目盛9に対してそれぞれ1つずつ設けられ、対応する突状目盛9の位置、形状に応じて略矩形状に形成される。つまりここでは、露出孔17は、突状目盛9と同様に、指針7の先端の回動軌跡方向Rに沿って間隔をあけて並んで複数設けられる。
押え部材12は、文字板11の端部等を奥行き方向Xの前面側から覆い、筐体6との間に文字板11を挟持し保持する部材である。押え部材12は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料等によって構成される。押え部材12は、速度計2、回転計3、画像表示部4、方向指示表示部5等における各種情報の表示面を奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に露出させつつ、筐体6との間に文字板11を挟持した状態で筐体6に組み付けられる。ここでは、押え部材12は、例えば、速度計2側と回転計3側とで個別に設けられるものとして図示しているがこれに限らず、これらが一体で設けられていてもよい。押え部材12は、奥行き方向Xに対して各露出孔17と対向する位置にそれぞれ切り欠き部18が設けられる。切り欠き部18は、複数の露出孔17に対してそれぞれ1つずつ設けられ、対応する露出孔17の位置、形状に応じて略矩形状に形成される。つまりここでは、切り欠き部18は、突状目盛9、露出孔17と同様に、指針7の先端の回動軌跡方向Rに沿って間隔をあけて並んで複数設けられる。また、押え部材12は、例えば、速度計2、回転計3それぞれの表示面を囲う略円環形状の加飾リング19等も一体で形成されている。
光源13は、突状目盛9を発光させるためのものである。光源13は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子等によって構成されるがこれに限らない。ここでは、光源13は、白色光を照射するものである。光源13は、奥行き方向Xに対して文字板11の指針7側とは反対側、すなわち、文字板11の背面側に位置して設けられる。光源13は、基板に実装され駆動制御される。光源13は、基板と共に筐体6内に収容される。光源13は、奥行き方向Xの前面側に向けて可視光域成分を含む光を照射する。つまりここでは、光源13による光の照射方向、言い換えれば、光源13の光軸方向は、奥行き方向Xに沿った方向である。ここでは、光源13は、速度計2、回転計3それぞれの目盛部8に対して、回動軸線Cを中心とした円環状に沿って間隔をあけて複数設けられる。
導光体14は、光源13から照射された可視光域成分の光が入射され突状目盛9まで導光し当該突状目盛9を発光させる光学系を構成するものである。導光体14は、上述した着色突状目盛10を含む複数の突状目盛9、及び、導光部20を有し、可視光域成分の光を透過する材料によってこれらが一体で形成される。導光体14は、例えば、アクリル樹脂等の光透過性を有する樹脂材料によって形成されるものであり、プリズムと呼ばれることもある。導光体14は、奥行き方向Xに対して文字板11の指針7側とは反対側、すなわち、文字板11の背面側に位置して設けられる。導光体14は、筐体6に保持される。
導光体14の突状目盛9は、上述したように目盛部8を構成するもの、すなわち、指針7によって指し示される立体物である。突状目盛9は、奥行き方向(軸線方向)Xに沿って露出孔17を介して文字板11の指針7側、すなわち、目視位置EP側に突出して設けられる。突状目盛9は、図2、図3では、1つを図示しているが、露出孔17の数に応じて複数設けられる。突状目盛9は、回動軌跡方向Rが板厚方向でかつ回動軸線Cに向かう方向に沿って延在する略矩形板状に形成される。言い換えれば、複数の突状目盛9は、回動軸線Cを中心として略放射状に設けられる(特に図1参照)。またここでは、突状目盛9は、文字板11からの突出量が回動軸線C側で相対的に小さくなるようなテーパ面が付されている。
導光体14の導光部20は、光源13から照射された可視光域成分の光が入射され、当該入射された光を突状目盛9に導光する部分である。導光部20は、奥行き方向Xが板厚方向となる略平板状に形成される。ここでは、導光部20は、奥行き方向Xの前面側の面、及び、背面側の面の双方が当該奥行き方向Xと直交する方向に沿って略平面状に形成される。導光部20は、奥行き方向Xに対して光源13の前面側でかつ文字板11の指針7側とは反対側、すなわち、背面側に位置する。導光部20は、奥行き方向Xに沿って当該光源13、及び、当該文字板11と対向して位置する。導光部20は、光源13から照射された可視光域成分の光が奥行き方向Xの背面側に入射される。また、導光部20は、奥行き方向Xの前面側の面に上述した突状目盛9が形成される。つまり、突状目盛9は、導光部20の奥行き方向Xの前面側の面から当該奥行き方向Xの前面側に向けて突出して形成される。
そして、本実施形態の導光体14は、図2、図3に示すように、複数の突状目盛9のうち着色突状目盛10の部分に、さらに、段状部21、及び、着色層22を有することで、当該突状目盛9を着色層22に応じた色で発光表示させる構成となっている。段状部21、及び、着色層22は、複数の突状目盛9のうち着色突状目盛10の部分に設けられ、他の突状目盛9の部分には設けられていない。なお、段状部21については、着色突状目盛10以外の他の突状目盛9の部分にも設けられていてもよい。
導光体14の段状部21は、着色突状目盛10の周囲に設けられ導光部20から奥行き方向(軸線方向)Xに沿って文字板11側、すなわち、奥行き方向Xの前面側に向けて突出して形成される部分である。段状部21は、着色突状目盛10を含む複数の突状目盛9、及び、導光部20と一体で形成される。つまり、導光体14は、可視光域成分の光を透過する材料によって突状目盛9、導光部20、及び、段状部21が一体で形成される。段状部21は、導光部20の奥行き方向Xの前面側の面から当該奥行き方向Xの前面側に突出するようにして形成される。段状部21は、着色突状目盛10の基端部を中心として当該着色突状目盛10を囲うように略矩形状の突状面として形成される。段状部21は、奥行き方向Xの前面側の面が当該奥行き方向Xと直交する方向に沿って略平面状に形成される。また、段状部21は、奥行き方向Xと回動軌跡方向Rとに交差する方向の両端面21aが導光部20の奥行き方向Xの前面側の面から略垂直に立ち上がるようにして形成され、当該導光部20の前面側の面との間に段差を形成している。一方、段状部21は、回動軌跡方向Rの両端面21bが導光部20の奥行き方向Xの前面側の面からなだらかな傾斜面によって立ち上がるようにして形成され、当該導光部20の前面側の面との間に段差を形成している。
導光体14の着色層22は、着色突状目盛10の表面と、段状部21の奥行き方向(軸線方向)Xの文字板11側、すなわち、前面側の表面とに施される。本実施形態の着色層22は、可視光域成分の光を透過する光透過性を有する着色インクが着色突状目盛10、及び、段状部21の表面に塗布されることで形成される。着色突状目盛10、及び、段状部21は、着色層22によって着色された色によって発光色が設定される。ここでは、着色突状目盛10、及び、段状部21は、赤色の着色インクが塗布されることで着色層22が施され、これにより、赤色で発光する。
ここで、この導光体14は、着色突状目盛10の表面、及び、段状部21の文字板11側の表面に着色インクを塗布する際に、塗装範囲外の領域にマスキング用の治具100を設ける場合がある。この場合、本実施形態の導光体14は、図4に示すように、当該治具100を段状部21の端面21aに突き当てることで当該治具100を容易に位置決めすることができる。
上記のように構成される導光体14は、各突状目盛9が各露出孔17、及び、各切り欠き部18を介して目視位置EP側に露出しかつ導光部20が光源13と対向する位置関係で筐体6に保持される。そして、導光体14は、段状部21が導光部20と文字板11との間に介在し、導光部20が奥行き方向(軸線方向)Xに対して文字板11と間隔をあけて位置する。この構成により、導光体14は、文字板11と導光部20との間に確実に空気層を確保することができる。ここでは、導光体14は、奥行き方向Xに沿った文字板11と段状部21との間隔D1が奥行き方向Xに沿った文字板11と導光部20との間隔D2より狭くなっている。また、段状部21は、発光表示部16(図3の例では「7」の文字)側の縁を構成する端面21aが奥行き方向Xと回動軌跡方向Rとに交差する方向に対して当該発光表示部16と着色突状目盛10との間に位置する。そして、導光体14は、光源13から照射された可視光域成分の光が導光部20に入射し、当該入射した光を突状目盛9に導光し、当該突状目盛9から奥行き方向Xの前面側、すなわち、目視位置EP側に向けて出射する。この結果、導光体14は、光源13から照射された可視光域成分の光によって、突状目盛9を発光部位として発光表示させることができる。このとき、導光体14は、着色層22が設けられた着色突状目盛10を赤色で発光表示させる。
以上で説明した車両表示装置1は、文字板11の露出孔17から指針7側に突出して設けられた突状目盛9を指針7によって指し示すことで車両に関する計測値を表示する。このとき、車両表示装置1は、光源13から照射された可視光域成分の光が導光体14に入射し導光部20を介して突状目盛9まで導光されることで当該突状目盛9が発光部位として発光表示される。そして、車両表示装置1は、突状目盛9のうち着色突状目盛10の周囲に導光部20から文字板11側に向けて突出して形成された段状部21が設けられると共に着色突状目盛10の表面と当該段状部21の文字板11側の表面とに着色層22が施される。この構成により、車両表示装置1は、着色層22を施す範囲を相対的に小さな範囲に抑制した上で発光部位である着色突状目盛10を着色層22に応じた色で発光表示することができる。つまり、車両表示装置1は、着色突状目盛10の周囲に段状部21が設けられることで、文字板11と段状部21との間隔D1を文字板11と導光部20との間隔D2より狭くすることができる。この構成により、車両表示装置1は、着色突状目盛10の周囲において、露出孔17から文字板11と導光体14との間を介して覗き込みできる範囲を相対的に小さくすることができ、当該着色突状目盛10の周囲において着色層22を設けるべき範囲を相対的に小さく抑制することができる。この結果、車両表示装置1は、着色突状目盛10の表面、及び、段状部21の文字板11側の表面に着色層22が設けられることで、露出孔17から文字板11と導光体14との間を介して覗き込みできる範囲も含めて、着色された発光部位である着色突状目盛10を適正に発光させることができる。
またこのとき、車両表示装置1は、着色突状目盛10の表面、及び、段状部21の文字板11側の表面に着色インクを塗布して着色層22を設ける際に治具100を段状部21の端面21aに突き当てることで当該治具100を容易に適正な位置に位置決めすることができる。この結果、車両表示装置1は、要求される塗装範囲、すなわち、着色突状目盛10の表面、及び、段状部21の文字板11側の表面に対してはみ出さないように精度よく着色層22を施すことができる。またこれにより、車両表示装置1は、塗装作業の作業性を向上することができ、製造効率を向上することができる。つまり、車両表示装置1は、製造効率を向上することができ、その上で、上記のように着色された発光部位である着色突状目盛10を適正に発光させることができる。
また、車両表示装置1は、段状部21が導光部20と文字板11との間に介在することで、上述したように文字板11と導光部20との間に確実に空気層を確保することができる。この構成により、車両表示装置1は、例えば、光源(光源13とは別の光源)から照射された可視光域成分の光が導光部20の一部を介して文字板11の各発光表示部16に照射されるような構成である場合に、導光部20を介して各発光表示部16に照射される光を当該空気層にて適正に拡散させることができる。この結果、車両表示装置1は、各発光表示部16が発光表示された際に輝度ムラが生じることを抑制することができる。
ここでは、以上で説明した車両表示装置1は、段状部21の発光表示部16側の端面21aが発光表示部16と着色突状目盛10との間に位置する。このような構成にあって、車両表示装置1は、段状部21が設けられることで、上記のように露出孔17から文字板11と導光体14との間を介して覗き込みできる範囲を相対的に小さくし着色層22を施す範囲を相対的に小さな範囲に抑制することができる。この結果、車両表示装置1は、段状部21の発光表示部16側の端面21aを発光表示部16側から相対的に離間させて位置させることができるので、着色突状目盛10、及び、段状部21の発光色(ここでは赤色)が発光表示部16側に色映りすることを抑制することができる。さら、車両表示装置1は、上記のように着色突状目盛10の表面、及び、段状部21の文字板11側の表面に対して精度よく着色層22を施すことができるので、この点でも着色突状目盛10、段状部21の発光色が発光表示部16側に色映りすることを確実に抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両表示装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、着色突状目盛10は、赤色の着色層22が施され、回転計3の目盛部8においてレブリミットを表す位置に設けられるものとして説明したがこれに限らない。着色突状目盛10は、他の色の着色層22が施されていてもよい。
以上の説明では、奥行き方向Xは、回動軸線Cに沿った軸線方向に相当するものとして説明したがこれに限らない。
1 車両表示装置
7 指針
9 突状目盛
10 着色突状目盛(突状目盛)
11 文字板(板状部材)
13 光源
14 導光体
15 遮光領域
16 発光表示部
17 露出孔
20 導光部
21 段状部
21a、21b 端面
22 着色層
C 回動軸線
D1、D2 間隔
X 奥行き方向(軸線方向)

Claims (3)

  1. 軸線方向に沿った回動軸線を回動中心として回動する指針と、
    板状に形成され、可視光域成分の光を遮光する遮光領域内に前記軸線方向に沿って貫通して設けられた露出孔を有する板状部材と、
    可視光域成分の光を透過する材料によって形成され、前記軸線方向に沿って前記露出孔を介して前記板状部材の前記指針側に突出して設けられ前記指針によって指し示される突状目盛、前記軸線方向に対して前記板状部材の前記指針側とは反対側に前記板状部材と間隔をあけて位置し入射された可視光域成分の光を前記突状目盛に導光する導光部、前記突状目盛の周囲に当該突状目盛を囲うように設けられ前記導光部から前記軸線方向に沿って前記板状部材側に向けて突出して形成され前記軸線方向に対して前記導光部と前記板状部材との間に介在する段状部、及び、前記突状目盛の表面と前記段状部の前記軸線方向の前記板状部材側の表面とに施された着色層を有する導光体とを備えることを特徴とする、
    車両表示装置。
  2. 前記板状部材は、前記遮光領域内に設けられ可視光域成分の光を透過させることで発光表示される発光表示部を有し、
    前記段状部は、前記発光表示部側の縁が前記軸線方向と交差する方向に対して当該発光表示部と前記突状目盛との間に位置する、
    請求項1に記載の車両表示装置。
  3. 前記導光体は、前記軸線方向に沿った前記板状部材と前記段状部との間隔が前記軸線方向に沿った前記板状部材と前記導光部との間隔より狭い、
    請求項1又は請求項2に記載の車両表示装置。
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