JP5182216B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者に対して警告表示などを行うインジケータを備える車両用表示装置に関するものである。
従来、この種の装置として、下記の特許文献1および2に示されるものがある。特許文献1の車両用計器は、目盛り盤の表面に沿って導光板が設けられており、その導光板の端面に配置されて導光板内に端面から光を入射させる導光板用光源を備えている。そして、車両のイグニッションスイッチのオンに伴い、目盛り盤用光源は導光板用光源に対して遅延発光するように時差発光制御されている。
また、特許文献2の計器装置は、計測量を表示する計器表示部の発光表示像を暗色系の半透過パネルを通して視認させる計器装置において、計器表示部の背後に光源を配置し、計器表示部と半透過パネルとの間に、計器表示部の周囲を取り巻いて半透過パネル側に延び、光源からの照明光供給を受けて枠状に光輝する導光体を設けている。
そして、この導光体の一端は計器表示部を越えて光源と対向する位置まで延長され、この延長部分から入光する光源の照明光で光輝する導光体の発光表示像を、半透過パネル上で計器表示部の発光表示像を囲む表示像として視認させるものである。そして、計器表示部の発光表示像の発光色と、導光体の発光表示色像の発光色とを異ならせて、導光体の発光表示像にて警報表示をアンビエント(周囲、環境)表示にて行うものである。
特開2002−71394号公報 特許第3714640号公報
上述した特許文献1の車両用計器で、警告表示を行うための各種のインジケータは、目盛り盤、もしくは見返し板の図示されていない開口部に配置するレンズなどにシンボルマークを抜き印刷して、そのシンボルマークを光らせることとなる。しかしながら、このシンボルマークの抜き印刷では光る面積が小さくなるため、警告のために光っていても運転者が認識し難いという問題点がある。
また、上述した特許文献2の計器装置では、計器表示部の発光表示像を取り囲む導光体の発光表示像にて、警報表示をアンビエント表示しているが、対応する計器表示部の無いインジケータについては、上記した特許文献1の車両用計器と同様の対応となり、同様の問題点となる。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、運転者に認識させ易いインジケータを備える車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、指標(21)を形成してなる文字板(20)と、文字板(20)の表面側に配置されて指標(21)を指し示す指針(25)と、文字板(20)の表面側に配置されて文字板(20)の意匠部以外の部分を隠蔽する隠蔽部材(30)と、文字板(20)と隠蔽部材(30)との間から延出されて文字板(20)の一部の領域上に配置された導光板(50)による表示部(53)と、導光板(50)の隠蔽部材(30)で隠蔽された部分の端面(51)に配置されて端面(51)から導光板(50)内に光を入光させる導光板用光源(61)と、導光板用光源(61)の発光を制御する制御手段(11)と、車両の情報を表示する液晶表示パネル(40)と、を備え、
液晶表示パネル(40)中央側の表示領域(40a)は、文字板(20)に開設された開口部(20c)から視認可能なように配置され、液晶表示パネル(40)周縁の非表示領域(40b)は、文字板(20)の開口部(20c)の外周部で隠蔽されるように配置されており、導光板(50)の表示部(53)は、液晶表示パネル(40)周縁の非表示領域(40b)を隠蔽している文字板(20)の開口部(20c)の外周部と重なるように配置され、
制御手段(11)は、車両の状態に応じて導光板用光源(61)の発光を制御して、導光板(50)の表示部(53)を点灯表示、もしくはアンビエント表示させることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、文字板(20)の一部の領域上で、導光板(50)の表示部(53)が広い面積で点滅表示、もしくはアンビエント表示することにより、車両の状態を運転者に認識させ易くすることができる。また、液晶表示パネル(40)の表示領域(40a)の周縁には非表示領域(40b)があり、この非表示領域(40b)上に従来構造のインジケータは配置できないことより、従来はデッドスペースとなっていた。しかし、請求項1に記載の発明によれば、非表示領域(40b)を隠蔽している文字板(20)の開口部(20c)の外周部に、導光板(50)の表示部(53)を重ねて配置することにより、従来配置できなかった場所にインジケータを配置することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用表示装置において、導光板(50)の表示部(53)に、表示する表示内容と関連したシンボルマーク(54a、54b)を配して、シンボルマーク(54a、54b)も一緒に光輝させて表示していることを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、導光板(50)の表示部(53)の中でシンボルマーク(54a、54b)も一緒に光輝させることにより、車両の何の状態であるかを運転者に認識させ易くすることができる。
また、請求項に記載の発明では、請求項1または2に記載の車両用表示装置において、導光板用光源(61)は、色の異なる少なくとも2つの光源(61a、61b)から成り、制御手段(11)は、車両の状態に応じて2つの光源(61a、61b)の発光を制御して、導光板(50)の表示部(53)の発光色を変化させることを特徴としている。
この請求項に記載の発明によれば、運転者はインジケータ(54)の表示を注視しなくとも、視界に入る発光色およびその変化により、車両の状態およびその変化を認識することができる。なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の一実施形態におけるコンビネーションメータ1の正面図である。 図1中のII−II断面図である。 本発明の実施形態における電気回路模式図である。 車両での省エネルギー度と、ECOインジケータ54aの両発光ダイオード61a、61bでの輝度(光量)との関係を表した特性例である。
以下、本発明の一実施形態について、図1ないし図4を用いて詳細に説明する。本実施形態は、本発明の車両用表示装置を、車両に搭載されるコンビネーションメータに適用したものである。図1は、コンビネーションメータ1の正面図であり、図2は、図1中のII−II断面図である。
コンビネーションメータ1は、自動車などの車両にて、車室内の運転席前方の図示しないインストルメントパネル内の、視認者である運転者から視認し易い位置に配置されていて、各種車両情報を表示するものである。本実施形態のコンビネーションメータ1は、図1に示すように、左側に配置した速度計20a、右側に配置した回転計20b、中央に配置した液晶表示パネル40、および各種のインジケータ54などをその構成に備えている。
速度計20aは、車両の走行速度を表示するものであり、回転計20bは、走行用エンジンの回転数を表示するものである。また、本実施形態の液晶表示パネル40は、瞬間燃費を表示する瞬間燃費計41と、累積走行距離および走行距離を表示するオド/トリップメータ42とを表示するものとなっている。
また、インジケータ54の例として、瞬間燃費計41の表示と対応して、車両の省エネルギー度をアンビエント表示するECOインジケータ54aと、ブレーキ警告として点灯表示するブレーキインジケータ54bとを図示している。なお、ECOインジケータ54aとブレーキインジケータ54bは、本発明で言うシンボルマークと対応するものである。
コンビネーションメータ1は、図1および図2に示すように、主な構成部材としてケーシング10、文字板20、見返し板(本発明で言う隠蔽部材)30、プリント基板80、および図示しないフロントパネルなどを備えている。文字板20は、例えば透明なポリカーボネート樹脂、あるいはアクリル樹脂など、光の透過性を有する薄板にて形成されている。
図1に示すように、文字板20の視認側表面には、指標21としての目盛21aおよび数字21bと、文字などが意匠として施されている。これらの意匠は、文字板20の表面に、遮光性の塗料で抜き印刷を施して、意匠部以外の部分の透光性を消失させることによって形成されている。
そして、文字板20は、図2に示すように、速度計20aの文字板部分から回転計20bの文字板部分までを一体に形成して、ケーシング10の視認側(車両後方側)に装着されている。なお、文字板20の裏面側には、文字板用光源として図示しない発光ダイオードが配置され、この発光ダイオードにより、文字板20の意匠が、例えば白色で発光表示されるようになっている。
また、図2において、文字板20の裏面側となるケーシング10の車両前面側には、文字板20の意匠を透過照明するための図示しない発光ダイオードや、後述する他の発光ダイオードやマイクロコンピュータなど、各種の電子機器が実装されるプリント基板80が配置されている。
速度計20aと回転計20bの文字板20の表面側には、文字板20の指標21を指し示す指針25が配置されている。指針25は、指標21を指し示すポインタ部と、指針固定部とにより構成されている。指針固定部は、文字板20の図示しない開孔部から表面側に延出する指針軸の先端に固定されており、図示しない回動内機により、文字板20の表面に沿って、指針軸と一体的に回動される。なお、回動内機もプリント基板80に実装されている。
ポインタ部は、例えば透明なアクリル樹脂などの透光性材料から形成されている。これに対して、指針固定部は、透光性の無い樹脂などによって形成されている。指針固定部の裏面側にあたるプリント基板80の表面には、ポインタ部を発光させるための図示しない発光ダイオードが配置されている。この指針用の発光ダイオードが放出する光は、文字板20に設けられた図示しない開孔部から透光性材料によるポインタ部に入射し、ポインタ部が、例えば赤色で発光する構成となっている。
液晶表示パネル40は、図1に示すように、コンビネーションメータ1の視認面中央部に配置されている。液晶表示パネル40は、表示面中央側の表示領域40aと、表示面周縁の非表示領域40bとを有している。そして、表示領域40aは、文字板20の中央部に開設された略矩形の開口部20cから、文字板20と略同一の表示面位置で視認できるように配置され、非表示領域40bは、開口部20cの外周部の文字板20で隠蔽されるように配置されている。
また、図2に示すように、液晶表示パネル40の裏面方向であって、且つプリント基板80の表面には、液晶表示パネル40の表示を制御する図示しないマイクロコンピュータと、液晶表示パネル40のバックライトである、例えば白色の発光ダイオード60が実装されている。発光ダイオード60周りのケーシング10は、発光ダイオード60からの光を液晶表示パネル40へ導くためのリフレクタ10aとなっている。
また、液晶表示パネル40の裏面には、液晶表示パネル40へ入る光を均一化するための拡散板70が配置されている。これらの液晶表示パネル40と拡散板70とは、文字板20の裏面側でケーシング10に支持されている。なお、本実施形態の液晶表示パネル40は、図1に示すように、電圧を印加する単位(セグメント)を小さい領域に分割し、その領域毎に外部から電圧を印加する、セグメント表示タイプであり、電圧の印加によってセグメントが透光性を示すネガタイプのものを採用している。
図2に示すように、文字板20の表面側には、ABS樹脂などで形成された見返し板30が配置されている。この見返し板30の視認側表面には、暗い黒色を示す塗装が施されているとともに、シボが設けられて外部光を乱反射することで防眩性を向上させる構造となっている。
見返し板30は、その底壁31の外周部にてケーシング10の視認側(車両後方側)に装着され、底壁31には、速度計20aを視認させるための開口部31a、回転計20bを視認させるための開口部31b、および液晶表示パネル40を視認させるための開口部31cが開設されている。これらの開口部31a〜31cはそれぞれ円形状であり、これらの開口部31a〜31cの外周部には、底壁31から視認側へ略台形状に突出させて、その突出面がメッキ色に輝く環状の装飾リング部32が形成されている。
そして、見返し板30の外周部は視認側に突出しており、その先端開口部33には、図示しないフロントパネルが被せて装着されている。フロントパネルは、透光性を有する材料、例えば透明なアクリル樹脂またはガラスなどの薄板によって形成されている。また、ケーシング10の背面側(車両前方側)には、図示しないリヤケースが装着され、プリント基板80の裏面に実装される回動内機などを覆う構造となっている。これらのケーシング10およびリヤケースは、例えばPP樹脂などにより形成されている。
次に、本実施形態のコンビネーションメータ1において特徴的であるインジケータ54部分の構成について説明する。本実施形態におけるインジケータ54は、図2に示すように、文字板20と見返し板30との間、本実施形態では見返し板30に形成された装飾リング部32の下から文字板20の一部の領域上に導光板50を延出して配置し、この文字板20上に配置した導光板部分を表示部53としている。導光板50は、透光性を有する材料、例えば透明なアクリル樹脂などによって形成されている。
図2に断面構成を示すECOインジケータ54a部分で説明を行う。ECOインジケータ用の導光板50Aは、可視範囲を含む平面部と、平面部から車両前側に延びた入光部から成り、平面部の外周や入光部からの光を平面部方向に曲げる反射面52を装飾リング部32の下に配置し、可視範囲の部分を見返し板30の開口部31c内に配置している。また、平面部の部分の中央には、液晶表示パネル40の表示領域40aを視認可能とするための開口部53cが開設されている。この開口部53cは、文字板20の開口部20cと略同じ大きさで開設されている。
導光板50Aの装飾リング部32で隠蔽された入光部の端面(本発明で言う第1端面)51と対向するプリント基板80の表面には、この端面51から導光板50A内に光を入光させる発光ダイオード(本発明で言う導光板用光源)61a、61bが複数色でセットとなって複数箇所に配置されている。
なお、本実施形態では、発光ダイオード61aがグリーン色、発光ダイオード61bがアンバー色となっている。液晶表示パネル40のバックライトである発光ダイオード60と、導光板50Aを発光表示させる発光ダイオード61a、61bとは、図2に示すように、放射する光が混ざらないようにケーシング10によって仕切られている。
そして、入光用の端面51から導光板50A内に入った光は、入光部と平面部との接続部に形成された反射面52で反射して平面部内を開口部53c方向へと進み、表示部53の表面(視認側面)53a、裏面(反視認側面)53b、および端面(開口部)53cの少なくともいずれかで反射して視認側に発光するようになっている。
例えば、表示部53の裏面53bの全面に大きな散乱面を設けて光らせた場合、見返し板30の開口部31c内で液晶表示パネル40の表示領域40a以外に配置された導光板50Aの表示部53全体を広い面積で効率良く光らせることができ、運転者に認識させ易いインジケータ54とすることができる。
また、例えば、裏面53bの発光に合せて表示部53の表面53aの全面に小さな散乱面を設けて光らせた場合、表面53aでの外部光の反射を防ぐことができる。また、表示部53の端面53cに適当な勾配をつけて反射面として光らせた場合、液晶表示パネル40の表示領域40aの周囲が発光することで、運転者に液晶表示パネル40での表示を認識させ易くすることができる。
また、表示部53の例えば裏面53bには、液晶表示パネル40での表示内容と関連したシンボルマーク54a(本実施形態では「ECO」の文字)を、白色ホットスタンプや白色印刷などの高反射な色調で設置している。これにより、発光ダイオード61a、61bを点灯したときに、表示部53全体が光るだけではなく、同時にシンボルマーク54aとしての「ECO」の文字も光らせることができるため、運転者に車両の何の状態であるかを認識させ易くすることができる。
ブレーキインジケータ54bも、上で説明したECOインジケータ54aと同様の構造であり、装飾リング部32の下から速度計20aの文字板20の一部の領域上に導光板50Bを延出して配置し、この文字板20上に配置した導光板部分をブレーキインジケータ54bの表示部53としたものである。表示部53には、ブレーキ警告のシンボルマーク54bが設けられており、表示部53全体と一緒に発光するようになっている。
次に、以上説明した、本実施形態によるコンビネーションメータ1における電気回路構成について、図3の電気回路模式図に基づいて説明する。図3に示すように、マイクロコンピュータ11には、バッテリBから電力が常時供給され、イグニッションスイッチIGが、その作動状態を検出可能に接続されている。
マイクロコンピュータ11には、液晶コントローラ13と、文字板20を発光表示させる発光ダイオード62、指針25を発光表示させる発光ダイオード63、液晶表示パネル40のバックライトである発光ダイオード60、および導光板50を発光表示させる発光ダイオード61a、61bが各光源として接続されている。そして、イグニッションスイッチIGの検出結果に基づいて、マイクロコンピュータ11は、発光ダイオード60、61a、61bなどの点灯制御を行うとともに、液晶コントローラ13へ検出結果を送信し、液晶コントローラは、液晶表示パネル40の駆動制御を行う。
また、マイクロコンピュータ11には、回動内機と、車両の車輪の回転速度を検出する図示しないロータリーエンコーダからの信号を基に、車速を演算する車両制御装置12が接続されている。また、車両制御装置12には、図示しないその他のセンサとして走行用エンジンの回転数を検出するセンサなどが接続されている。車両制御装置12からの信号から、マイクロコンピュータ11は、回動内機を制御し、指針軸を所定の角度に回動させるとともに、液晶表示パネル40に形成される各セグメントへの印加電圧を制御する。
運転者によりイグニッションスイッチIGがONされ、バッテリBの電圧がマイクロコンピュータ11に印加されて、イグニッションスイッチIGがONされたことをマイクロコンピュータ11が検知すると、マイクロコンピュータ11が発光ダイオード60、61a、61bなどへの点灯制御を行い、通電を開始するとともに、液晶コントローラ13へ、信号を送信する。液晶コントローラ13は、この信号を受信して液晶表示パネル40の駆動を行う。
液晶表示パネル40は、液晶コントローラ13による駆動制御により、図1に示す瞬間燃費と、オド/トリップに示す距離の値を表示する。これにより、文字板20の意匠部21は白色に、液晶表示パネル40の表示領域40aは橙色に、指針25は赤色に、それぞれ発光表示される。加えて、マイクロコンピュータ11は、車両制御装置12からの演算結果に基づき、回動内機を駆動して指針軸を所定の角度、即ち車速やエンジン回転数に応じた角度に回動させ、車速とエンジン回転数とを指針表示する。
また、運転者が図示しないスイッチを操作して、走行中の省エネルギー度合いをアンビエント(周囲、環境)表示する「ECO表示」を選択した場合、発光ダイオード61a、61bが点灯してECOインジケータ54aに走行中の省エネルギー度合いがアンビエント表示される。図4は、車両での省エネルギー度と、ECOインジケータ54aの両発光ダイオード61a、61bでの輝度(光量)との関係を表した特性例である。
図4に示すように、省エネルギー度合いが高い状態で走行しているときには、グリーン色の発光ダイオード61aの輝度が高く(つまりは光量が多く)なるため、ECOインジケータ54aは液晶表示パネル40に表示される瞬間燃費計41の周りでグリーン色に光ることとなる。
また逆に、省エネルギー度合い低い状態で走行しているときには、アンバー色の発光ダイオード61bの輝度が高く(つまりは光量が多く)なるため、ECOインジケータ54aは液晶表示パネル40に表示される瞬間燃費計41の周りでアンバー色に光ることとなる。なお、この両発光ダイオード61a、61bの発光は、2色の発光を単純にいずれかの色に切り替えるものであっても良いし、2色の発光を段階的に切り替えるものであっても良い。
これにより運転者は、瞬間燃費計41に直接視線を移さなくとも、ECOインジケータ54aにおける色が、グリーン色が濃いのかアンバー色が濃いのかにより、そのときの走行状態による省エネルギー度合いが高いのか低いのかを容易に認識することができる。また、運転者が車両を停止させてサイドブレーキを引いた場合、ブレーキインジケータ54bが赤色に点灯され、運転者がサイドブレーキを解除した場合、ブレーキインジケータ54bが消灯される。
運転者によりイグニッションスイッチIGがOFFされ、イグニッションスイッチIGがOFFされたことをマイクロコンピュータ11が検知すると、マイクロコンピュータ11が発光ダイオード60、61a、61b、62、63などの消灯制御を行い、通電を停止するとともに、液晶コントローラ13へ、この検知結果を送信する。液晶コントローラ13は、この検知結果を受信して液晶表示パネル40の駆動を停止する。
ネガタイプの液晶表示パネル40は、駆動が停止され、且つバックライトである発光ダイオード60も消灯することから、文字板20と同系色である暗色となる。また、文字板20と指針25の発光ダイオードへの印加電圧もゼロとなることで、意匠部21と指針25も消灯する。加えて、マイクロコンピュータ11は、回動内機の駆動を終了し、指針軸はゼロ点位置の角度まで回動される。
次に、本実施形態の特徴と、その効果について述べる。まず、文字板20と見返し板30との間から延出されて文字板20の一部の領域上に配置された導光板50によって、インジケータ54の表示部53を形成している。この導光板50の見返し板30で隠蔽された部分の端面51には、導光板用光源として発光ダイオード61a、61bを配置し、端面51から導光板50内に光を入光させるようにしている。
マイクロコンピュータ11は、車両の状態に応じて発光ダイオード61a、61bの発光を制御して、導光板50の表示部53を点灯表示、もしくはアンビエント表示させるようにしている。これによれば、文字板20の一部の領域上で、導光板50の表示部53が広い面積で点滅表示、もしくはアンビエント表示することにより、車両の状態を運転者に認識させ易くすることができる。
また、導光板50の表示部53に、表示する表示内容と関連したシンボルマーク54a、54bを配して、このシンボルマーク54a、54bも一緒に光輝させて表示している。これによれば、導光板50の表示部53の中でシンボルマーク54a、54bも一緒に光輝させることにより、車両の何の状態であるかを運転者に認識させ易くすることができる。
また、車両の情報を表示する液晶表示パネル40を備え、液晶表示パネル40中央側の表示領域40aは、文字板20に開設された開口部20cから視認可能なように配置され、液晶表示パネル40周縁の非表示部領域40bは、文字板20の開口部20cの外周部で隠蔽されるように配置されている。そして、導光板50の表示部53は、液晶表示パネル40周縁の非表示領域40bを隠蔽している文字板20の開口部20cの外周部と重なるように配置されている。
これによれば、従来はデッドスペースとなっていた非表示領域40bを隠蔽している文字板20の開口部20cの外周部に、導光板50の表示部53を重ねて配置することにより、従来配置できなかった場所にインジケータを配置することができる。
また、導光板用光源としての発光ダイオード61は、色の異なる少なくとも2つの発光ダイオード61a、61bから成っており、マイクロコンピュータ11は、車両の状態に応じて2つの発光ダイオード61a、61bの発光を制御して、導光板50の表示部53の発光色を変化させるようにしている。これによれば、運転者はインジケータ54の表示を注視しなくとも、視界に入る発光色およびその変化により、車両の状態およびその変化を認識することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。上述の実施形態では、本発明によるインジケータをECOインジケータ54aにおけるアンビエント表示と、ブレーキインジケータ54bでの点灯による警告表示に用いた例を示したが、例えば、エンジンの水温や燃料の残量などのアンビエント表示に用いても良い。
また、ウインカー表示、シフトポジション表示、4WD表示などの表示に用いても良いし、警告表示として、例えば、リヤライト警告、エンジンチェック警告、シートベルト警告、ハイビーム警告、ドア警告、排気温警告、オイル警告、チャージ警告など、各種のインジケータ表示に用いることができる。
また、上述の実施形態では、指針表示部や液晶表示部のために見返し板30に設けた開口部31a、31cの中に、本発明による導光板50での表示部53を延出させる例を示したが、図1中に二点差線で示すように、見返し板30の底壁31に専用の開口部を設けて、そこに本発明の導光板での表示部を配置するようにしても良い。
また、上述の実施形態では、各光源に発光ダイオードを用いているが、例えば、ランプや陰極管などの構成であっても良い。加えて各光源の発光色は、上述の実施形態中の発光色に限定するものではない。また、液晶表示パネル40は、ポジタイプやドットマトリックス表示タイプであっても良い。
1…コンビネーションメータ(車両用表示装置)
11…マイクロコンピュータ(制御手段)
20…文字板
20c…開口部
21…指標
25…指針
30…見返し板(隠蔽部材)
40…液晶表示パネル
40a…表示領域
40b…非表示領域
50…導光板
51…端面(第1端面)
53…表示部
54a…ECOインジケータ(シンボルマーク)
54b…ブレーキインジケータ(シンボルマーク)
61…発光ダイオード(導光板用光源)
61a…グリーン色発光ダイオード(光源)
61b…アンバー色発光ダイオード(光源)

Claims (3)

  1. 指標(21)を形成してなる文字板(20)と、
    前記文字板(20)の表面側に配置されて前記指標(21)を指し示す指針(25)と、
    前記文字板(20)の表面側に配置されて前記文字板(20)の意匠部以外の部分を隠蔽する隠蔽部材(30)と、
    前記文字板(20)と前記隠蔽部材(30)との間から延出されて前記文字板(20)の一部の領域上に配置された導光板(50)による表示部(53)と、
    前記導光板(50)の前記隠蔽部材(30)で隠蔽された部分の端面(51)に配置されて前記端面(51)から前記導光板(50)内に光を入光させる導光板用光源(61)と、
    前記導光板用光源(61)の発光を制御する制御手段(11)と
    車両の情報を表示する液晶表示パネル(40)と、
    を備え、
    前記液晶表示パネル(40)中央側の表示領域(40a)は、前記文字板(20)に開設された開口部(20c)から視認可能なように配置され、前記液晶表示パネル(40)周縁の非表示領域(40b)は、前記文字板(20)の前記開口部(20c)の外周部で隠蔽されるように配置されており、前記導光板(50)の前記表示部(53)は、前記液晶表示パネル(40)周縁の前記非表示領域(40b)を隠蔽している前記文字板(20)の前記開口部(20c)の外周部と重なるように配置され、
    前記制御手段(11)は、車両の状態に応じて前記導光板用光源(61)の発光を制御して、前記導光板(50)の前記表示部(53)を点灯表示、もしくはアンビエント表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記導光板(50)の前記表示部(53)に、表示する表示内容と関連したシンボルマーク(54a、54b)を配して、前記シンボルマーク(54a、54b)も一緒に光輝させて表示していることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記導光板用光源(61)は、色の異なる少なくとも2つの光源(61a、61b)から成り、前記制御手段(11)は、車両の状態に応じて前記2つの光源(61a、61b)の発光を制御して、前記導光板(50)の前記表示部(53)の発光色を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
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