JP6597561B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の状態を表示する車両用表示装置に関する。
従来、車両の状態を表示する車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の車両用表示装置は、指針を用いて車両の状態を表示する機械式表示部と、当該機械式表示部の隣に配置され、画像を表示する画像表示部を備えたコンビネーションメータとなっている。
特開2016−13813号公報
こうした車両用表示装置において、機械式表示部の可視範囲の周囲には、機械式表示部のための構造を配置する必要があり、また、画像表示部の可視範囲の周囲にも、画像表示部のための構造を配置する必要がある。例えばこうした構造により、機械式表示部の可視範囲と画像表示部の可視範囲との間(すなわち境界部分)には、表示を行なえない無表示範囲が生じ得る。このような無表示範囲は概して暗くなる傾向があり、境界部分における当該無表示範囲の存在により、車両用表示装置の見栄えが悪いものとなっていた。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、見栄えが良好な車両用表示装置を提供することにある。
本発明は、車両の状態を表示する車両用表示装置であって、
指針(24)を用いて状態を表示する機械式表示部(22a,22b)と、
機械式表示部の隣に配置され、画像を表示する画像表示部(27)と、
機械式表示部及び画像表示部よりも視認側に配置され、透光性を有する板状に形成された発光板(30,230,330)と、を備え、
発光板は、視認側へ向けて発光可能に形成された発光領域(EA)を有し、
発光領域は、機械式表示部の可視範囲と画像表示部の可視範囲との境界部分(PA)に対応する領域を含んで設けられ
画像表示部は、
画像表示部の可視範囲を構成し、光学的に露出することで画像を視認側へ向けて表示する表示露出面(28b)と、
表示露出面を囲み、遮光性を有する表示枠(21b)と、を有し、
発光領域は、表示露出面と表示枠との境界線(PL)を跨いで設けられ、境界線よりも内側まで達している。
このような発明によると、機械式表示部の可視範囲と画像表示部の可視範囲との境界部分と重なる領域を含むように、発光領域が設けられる。この発光領域は視認側へ向けて発光可能に形成されているので、当該境界部分が暗く視認されることを抑制することができる。
より詳細に、この発光領域は、機械式表示部及び画像表示部よりも視認側に配置された発光板に形成される。したがって、発光領域が機械式表示部の構造及び画像表示部の構造と機械的に干渉することが回避される。さらには、発光板の透光性により機械式表示部及び画像表示部の表示の視認が遮られることも回避できる。以上により、見栄えが良好な車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態における車両用表示装置の正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII部を拡大した図である。 図2のIV部を拡大した図である。 図4において発光板をV方向に見た図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 発光板の発光領域による図柄を説明するための図である。 第2実施形態における車両用表示装置の正面図である。 図9のX−X線断面図である。 図10のXI部を拡大した図である。 図11のXII部を拡大した図である。 第2実施形態における発光板の正面図である。 第3実施形態における車両用表示装置の正面図である。 図14のXV−XV線断面図である。 図15のXVI部を拡大した図である。 第3実施形態における発光板の正面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における車両用表示装置100は、車両に搭載され、当該装置100を視認する乗員が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。図1に示すように、車両用表示装置100は、乗員が位置することとなる視認側へ向けて車両の状態を表示可能となっている。
このような車両用表示装置100は、図2にも示すように、ケース部10、表示本体部20、発光板30、発光板用光源部50、及び複数の外縁部材70を備えている。
ケース部10は、背面ケース12、ウインドプレート14、及び透光板16を有している。背面ケース12は、例えば遮光性を有する合成樹脂により形成され、表示本体部20を背面側から覆っている。ウインドプレート14は、例えば遮光性を有する合成樹脂により形成され、表示本体部20の外周輪郭に沿って視認側及び背面側に開口部を有する筒状に形成されている。透光板16は、例えば着色されたアクリル樹脂等の半透光性樹脂により、ウインドプレート14の視認側開口部を塞ぐ板状に形成されている。これにより、発光板30は透光板16に視認側から覆われている。本実施形態の透光板16は、スモーク調の着色により、透過率が30%程度に設定されているが、30%以上の任意の値に設定されていてもよい。
表示本体部20は、表示板21を用いて、車両の状態を表示する。表示板21は、一般的に文字板とも呼ばれており、背面ケース12と発光板30との間に配置されている。表示板21は、例えば透光性を有する合成樹脂からなる基材の表面に、半透光性又は遮光性の印刷が部分的に施されて、平板状に形成されている。なお、印刷に代えて、塗装が施されていてもよい。
表示本体部20は、複数の機械式表示部22a,22b、及び画像表示部27を有している。特に本実施形態では、画像表示部27が2つの機械式表示部22a,22bに左右に挟まれた配置となっている。
ここで、2つの機械式表示部22a,22bは互いに同様の構成となっている。各機械式表示部22a,22bは、指針24を用いて車両の状態を表示する。各機械式表示部22a,22bは、ステッピングモータ23、指針24、指針用光源部25、指標21a、及び指標用照明部26を有している。ステッピングモータ23は、背面ケース12と表示板21との間に、すなわち表示板21よりも背面側に配置されたメイン回路基板18に保持されている。
指針24は、連結部24a及び指示部24bを一体的に有している。連結部24aは、表示板21に開けられた貫通穴21dを通して配置されており、ステッピングモータ23の回転軸23aと連結されている。指示部24bは、表示板21と発光板30との間に、すなわち表示板21よりも視認側に配置されており、針状を呈している。指針24は、ステッピングモータ23の出力に応じて回動するようになっている。
指針用光源部25は、貫通穴21dより背面側のメイン回路基板18上に配置された複数の発光素子25aを有している。特に本実施形態において発光素子25aは、発光ダイオードであり、制御回路を通じて電源と接続されることで発光する。指針用光源部25の光が背面側から指針24を照明することで、指針24が発光するようになっている。
指標21aは、表示板21上に配置され、貫通穴21dを中心とした部分円環状に配置されている。詳細に、指標21aは、目盛及び数字を含んでいる。目盛は、一定間隔で配列されている。数字は、目盛のうち一部に対応して設けられ、対応する目盛よりも内周側に配置されている。これら目盛及び数字は、遮光性の印刷に囲まれて、半透光性の印刷が施されることにより輪郭を構成している。
指標用照明部26は、指針用光源部25より外周側かつ指標21aの背面側に配置された複数の発光素子を有している。発光素子により指標用照明部26が背面側から指標21aを照明することで、指標21aが発光するようになっている。
こうした指標21aを指針24が指示することにより、各機械式表示部22a,22bは、それぞれ指針24を用いて車両の状態を表示する。なお、本実施形態において、左側の機械式表示部22aは、車両の状態として、車速を表示するようになっている。右側の機械式表示部22bは、車両の状態として、エンジン回転数を表示するようになっている。
したがって、各機械式表示部22a,22bにおいて、円環状の指標21aから内周側の円状領域が実質的に各機械式表示部22a,22bの可視範囲を構成していることとなる。
画像表示部27は、機械式表示部22aの隣かつ機械式表示部22bの隣に配置され、画像を表示する。画像表示部27は、表示板21よりも背面側に、表示板21と近接して配置された液晶表示器28を有している。本実施形態の液晶表示器28には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた液晶パネルであって、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。液晶表示器28は、視認側に画像を表示する矩形状の液晶表示面28aを有している。
さらに表示板21において液晶表示面28aと重なる箇所には、印刷が施されないことで透光性を有する表示板透光部21cが液晶表示面28aよりも僅かに小さなサイズで配置されている。表示板透光部21cの周囲は、印刷が施されることで遮光性を有する矩形状の表示枠21bに囲まれている。したがって、液晶表示面28aに表示された画像の光は、表示板透光部21cと表示枠21bとの境界線PLより内側であって、表示板透光部21cと重なる部分のみ視認側へ透過して視認され得る。すなわち、液晶表示面28aのうち表示板透光部21cと重なる部分が表示露出面28bとして、光学的に露出することで画像を視認側へ向けて表示することとなる。本実施形態では、この表示枠21bに囲まれた表示露出面28bが実質的に画像表示部27の可視範囲を構成している。
発光板30は、図2に示すように、例えば透光性を有する合成樹脂により、平板状に形成されている。発光板30は、機械式表示部22a,22b及び画像表示部27よりも視認側に配置され、表示板21と実質平行に設けられている。発光板30は、視認側へ向けて発光可能に形成された発光領域EAを有している。
発光板用光源部50は、光源光を発する複数の発光素子52を有している。特に本実施形態において発光素子52は、発光ダイオードであり、制御回路を通じて電源と接続されることで発光する。各発光素子52は、点灯又は消灯を切り替え可能に設けられている。各発光素子52は、互いに同じ色で発光するようになっている。そして光源部50は、各発光素子52により、発光板30の外縁部32を介して、光源光を発光板30に入射させる。本実施形態において、発光板30よりも外周には、全周を囲むように複数の光源用基板19が配置されている。各発光素子52は、この光源用基板19上に、発光板30の外縁部32を全周に囲むように配置されている。
各外縁部材70は、平板状の発光板30の外縁部32と各発光素子52との間に配置されている。各外縁部材70は、外縁導光部72と遮光部76とを、2色成形により一体的に有している。外縁導光部72は、例えば透光性を有する合成樹脂により、光源光を導光可能に形成されている。図3に示すように、外縁導光部72は、発光板30の外縁部32と対向する板対向面74、及び発光素子52と対向する光源対向面73を有している。光源対向面73及び板対向面74は、それぞれ滑らかな平面状に形成されている。
遮光部76は、例えば遮光性を有するエストラマにより形成され、外縁導光部72のうち対向面73,74を除く箇所を囲い込む筒状を呈している。これにより、発光素子52が発した光源光が、外縁導光部72に導光される際、遮光部76より外側に漏れ難くなる。遮光部76は、板対向面74よりも発光板30側へ延伸している。
また外縁部材70は、背面ケース12とウインドプレート14との間に挟まれて保持されている。さらに遮光部76の発光板側端部が発光板30を挟むことによって、外縁部材70が発光板30を保持している。遮光部76のエストラマの柔軟性により、車両の振動に応じて発生し得る発光板30とケース部10との衝突音等の異音が抑制される。
発光板30は、発光領域EAにおいて反射部36を有している。反射部36には、発光板30の背面側表面から内部に凹んで形成された凹状の傾斜面37aが設けられている。光源部50から導光された光源光を、反射部36の傾斜面37aが視認側へ反射することにより、発光板30は発光するようになっている。
より詳細に反射部36は、図4〜7に示すように、発光板30の背面側から発光板30の内部に突出する複数の反射素子37を有している。各反射素子37の突出寸法は、15μmである。傾斜面37aは、こうした各反射素子37に、それぞれ1つずつ設けられている。傾斜面37aは、発光板30の板厚方向TDに対して、45°の角度をなすことにより、発光板30内部を導光された光源光を視認側へ反射可能な平面状に形成されている。なお、本実施形態の板厚方向TDは、発光板30の最も面積の大きな表面の法線方向に実質一致している。
また、各反射素子37には、傾斜面37aとは背中合わせに設けられた傾斜壁面37bが設けられている。傾斜壁面37bは、発光板30の板厚方向TDに対して5°以下の角度をなしており、平面状に形成されている。各反射素子37において、傾斜面37a及び傾斜壁面37bが延伸する方向の寸法は75μmとなっている。
また、傾斜面37aの側端部と傾斜壁面37bの側端部との間には、傾斜側面37cが設けられている。両側に設けられた各傾斜側面37cは、発光板30の板厚方向TDに対して5°以下の角度をなしており、平面状に形成されている。
こうした複数の反射素子37は、1つずつ、発光板30の平坦部38を介して離間して、所定の配列ピッチPED,PNDで2次元方向に配列されている。具体的に、方向EDの配列ピッチPEDは、150μmであり、当該方向EDと直交する方向NDの配列ピッチPNDは、75μmとなっている。
本実施形態の複数の反射素子37は、こうしたピッチ設定により発光領域EA内に所定かつ一定の密度で配置されることにより、反射部36を形成している。
図8に示すように、発光板30において、複数の反射素子37が反射部36として発光領域EAに設けられることで、図柄が形成されている。こうした発光板30において発光領域EAは、機械式表示部22aの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAに対応する領域を含んで設けられている。さらに発光領域EAは、機械式表示部22bの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAに対応する領域を含んで設けられている。ここで、境界部分PAに対応する領域とは、当該境界部分PAと、表示板21の垂直方向又は発光板30の板厚方向TDに重なる発光板30上の領域である。
より詳細に、本実施形態における発光領域EAは、機械式表示部22aの可視範囲、22bの可視範囲及び画像表示部27の可視範囲にそれぞれ対応して設けられている。発光領域EAのうち機械式表示部22aに対応する部分EA1は、機械式表示部22aの可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、円環状に設けられている。発光領域EAのうち機械式表示部22bに対応する部分EA2は、機械式表示部22bの可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、円環状に設けられている。
発光領域EAのうち画像表示部27に対応する部分EA3は、画像表示部27の可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、矩形環状に設けられている。ここで当該部分EA3は、境界線PLを全周に亘って跨ぐように設けられている。
機械式表示部22a,22bの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAのうち、機械式表示部22aと画像表示部27が近接している箇所に対応する領域では、発光領域EAが全域に設けられており、発光領域EAの各部分EA1とEA3又はEA2とEA3は、互いにつながっている。
こうした発光領域EAは、光源部50が点灯されているときには、発光して明るく視認されるが、光源部50が消灯しているときには、反射素子37のサイズ及び密度の設定により、視認側からは殆ど視認されない。なお、図1,8では、発光領域EAの範囲が斜線のハッチングにより示されている。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、機械式表示部22a,22bの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAと重なる領域を含むように、発光領域EAが設けられる。この発光領域EAは視認側へ向けて発光可能に形成されているので、当該境界部分PAが暗く視認されることを抑制することができる。
より詳細に、この発光領域EAは、機械式表示部22a,22b及び画像表示部27よりも視認側に配置された発光板30に形成される。したがって、発光領域EAが機械式表示部22a,22bの構造及び画像表示部27の構造と機械的に干渉することが回避される。さらには、発光板30の透光性により機械式表示部22a,22b及び画像表示部27の表示の視認が遮られることも回避できる。以上により、見栄えが良好な車両用表示装置100を提供することができる。
また、第1実施形態によると、発光板30は、発光領域EAにおいて、発光板30に凹状の傾斜面37aが設けられることにより、導光された光源光を視認側へ反射する反射部36を有する。こうした傾斜面37aでの反射により発光領域EAでの発光が実現される構成では、光源部50を消灯した場合に、傾斜面37aが視認され難くなり、発光領域EAの存在を認識され難くできるので、見栄えが向上する。
また、第1実施形態によると、画像表示部27は、画像表示部27の可視範囲を構成し、光学的に露出することで画像を視認側へ向けて表示する表示露出面28bと、表示露出面28bを囲み、遮光性を有する表示枠21bと、を有し、発光領域EAは、表示露出面28bと表示枠21bとの境界線PLを全周に亘って跨いで設けられる。こうした発光領域EAの領域設定では、画像表示部27の可視範囲における外周輪郭を、視認者に認識され難くすることができる。したがって、画像表示部27を実際の大きさよりも大きく認識させることが可能となり、見栄えが向上する。
(第2実施形態)
図9〜13に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の車両用表示装置200において、発光板230は、図9に示すように、分割された複数の部位230a,230b,230cにより、1枚の平板状に形成されている。本実施形態において部位230a,230b,230cは、機械式表示部22a,22b及び画像表示部27の総数に対応して合計3つ設けられている。部位230aは、発光板230のうち、機械式表示部22aの可視範囲に対応する領域を全て含んで配置されている。部位230bは、発光板230のうち、機械式表示部22bの可視範囲に対応する領域を全て含んで配置されている。部位230cは、発光板230のうち、画像表示部27の可視範囲に対応する領域を全て含んで配置されている。
図10〜12に示すように、複数の部位230a,230b,230cは、接合部240にて互いに接合された状態となっている。具体的に、部位230aと部位230cとの間、及び部位230bと部位230cとの間に接合部240が設けられている。各接合部240では、画像表示部27に対応する部位230cから発光板230の視認側表面に沿って突出する突起241と、機械式表示部22a,22bに対応する部位230a,230bから発光板230の背面側表面に沿って突出する突起242とが組み合わされた継手構造が形成されている。そして、部位230cと部位230a又は230bとは、予め接合界面243を紫外線により光酸化処理し、加圧した状態で、超短パルスレーザ光を照射することにより、接合されている。こうした接合方法による接合部240は、乗員により視認側から接合界面243が視認されることを困難としつつも、隣接する部位230a及び230c,230b及び230c間での光源光の透過往来を規制可能な状態となる。
図9,13に示すように、発光板230において発光領域EAは、第1実施形態と同様に、機械式表示部22a,22bの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAに対応する領域を含んで設けられている。ただし第2実施形態の発光領域EAは、各接合部240を挟んで離間して、各部位230a,230b,230cに設けられている。具体的に、発光領域EAのうち機械式表示部22a,22bに対応する部分EA1は、機械式表示部22aの可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、部位230aにて円環状に設けられているが、当該部分EA1の外周輪郭は八角形状となっている。発光領域EAのうち機械式表示部22bに対応する部分は、機械式表示部22bの可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、部位230bにて円環状に設けられているが、当該部分EA2の外周輪郭は八角形状となっている。
発光領域EAのうち画像表示部27に対応する部分EA3は、画像表示部27の可視範囲の周囲を全周に亘って縁取るように、部位230cにて矩形環状に設けられている。ここで各接合部240は、当該部分EA3のうち機械式表示部22a,22bに対応する部分EA1,EA3と近接する辺に沿って延伸する直線状に設けられている。
こうした発光板230に対して、第2実施形態の光源部250は、発光素子252a,252b,252cを光源用基板19上に、各部位230a,230b,230cに対応して、発光板230の外縁部232を全周に囲むように配置している。ただし、部位230a及び230bに対応する発光素子252a,252bと部位230cに対応する発光素子252cとが異なる色で発光することにより、光源部250は、隣接する部位230a及び230c,230b及び230c間で互いに異なる色の光源光を入射させるようになっている。
したがって、発光領域EAは、部位230a,230b,230c毎に異なる色で発光可能となる。各部位230a,230b,230cが各表示部22a,22b,27に対応して分割されているので、各表示部22a,22b,27に合わせた色で発光領域EAを発光させることが可能となる。例えば、部位230a,bを青色で発光するようにし、部位230cを赤色に発光するようにしてもよい。そして、部位230cは、通常時は発光せず、警報を表示する際に、赤色に発光するようにしてもよい。
以上説明した第2実施形態によると、発光板230は、複数の部位230a,230b,230cが接合部240にて互いに接合された状態で、接合部240が隣接する部位230a及び230c又は230b及び230c間の光源光の透過往来を規制するように、1枚の板状に形成されている。そして、光源部250は、隣接する部位230a及び230c又は230b及び230c間で互いに異なる色の光源光を入射させる。こうすると、1枚の発光板230で部位230a,230b,230c毎に異なる色の発光を実現可能となるので、見栄えが向上する。
(第3実施形態)
図14〜17に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の車両用表示装置300において、発光板330は、図15に示すように、内部が平板状となっているのに対し、外縁部332が湾曲した形状となっている。より詳細に、第3実施形態の発光板330の外縁部332は全周に亘って屈曲導光部333を有している。
屈曲導光部333は、図16に示すように、屈曲した屈曲経路WPを形成し、光源光を当該屈曲経路WPを通じて発光領域EAへ向けて導光するようになっている。屈曲導光部333は、内部から光源部50側へ向かうに従って視認側へ湾曲して形成されており、平面状の内部に対して90°程度曲がった箇所に外縁部材370と対向する外縁対向面333aが設けられている。
第3実施形態における発光領域EAは、図14,17に示すように、発光板330のうち機械式表示部22a,22bの可視範囲に対応する領域及び画像表示部27の可視範囲に対応する領域を除く略全域に設定されており、屈曲導光部333にも設定されている。ここで第3実施形態の発光領域EAは、当該発光領域EAを実現する反射部36において、反射素子37の密度がグラデーション状に変化する密度変化領域EAGを有している。具体的に、反射素子37の密度は、平面状の内部における発光領域EAにおいて屈曲導光部333よりも低く設定されており、屈曲導光部333における発光領域EAが密度変化領域EAGとなっている。具体的に、屈曲導光部333では、内部から光源部50側へ向かうに従って、反射素子37の密度が増大している。
図16に示すように、第3実施形態の外縁部材370は、第1実施形態と同様に、外縁導光部372と遮光部376とを、2色成形により一体的に有しているが、第3実施形態の外縁導光部372は、断面L字状に屈曲している。外縁導光部372におけるL字の側面が光源対向面373となっており、光源部50の発光素子52は、光源対向面373のうち背面側の端部373aと対向している。外縁導光部372において光源光の入射箇所及び屈曲箇所のそれぞれには反射面372a,372bが設けられており、光源光は反射面372a,372bに順次反射されて、光源部50及び発光板330の内部よりも視認側に位置する板対向面374まで導光されるようになっている。光源光は、外縁導光部372から板対向面374を介して射出され、外縁対向面333aを介して発光板330の屈曲導光部333へ入射する。
光源光が屈曲経路WPを通るにあたって、屈曲導光部333のうち視認側の表面333bは、滑らかに形成されている。このため、屈曲経路WPにおける光源光は視認側の表面333bに反射されつつ、屈曲導光部333のうち背面側の表面333cに達する一部は反射素子37により視認側へ反射され、反射素子37に反射されなかった他部は、内部の発光領域EAへと導光される。
以上説明した第3実施形態によると、発光領域EAは、反射素子37の密度がグラデーション状に変化する密度変化領域EAGを有する。密度変化領域EAGでは、反射素子37の密度に応じて発光輝度がグラデーション状に変化することとなるので、視認者に立体感を感じさせることが可能となり、見栄えが向上する。
また、第3実施形態によると、外縁部332は、屈曲した屈曲経路WPを形成し、光源光を屈曲経路WPを通じて発光領域EAへ向けて導光する屈曲導光部333を有する。光源光が屈曲経路WPを通じて導光されるので、発光領域EAまでの距離を稼ぐことができ、光源光の輝度が当該発光領域EAに到達するまでに均一化されるので、輝度むらが抑制され、見栄えが向上する。
また、第3実施形態によると、機械式表示部22a,22bの可視範囲と画像表示部27の可視範囲との境界部分PAを含むデッドスペース全体が発光することとなり、全体的に明るくなることで見栄えが向上する。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、機械式表示部22a,22bは、1つ又は3つ以上であってもよい。同様に、画像表示部27は、2つ以上であってもよい。
変形例2としては、発光領域EAは、機械式表示部22a,22bのうち少なくとも1つの機械式表示部の可視範囲と、画像表示部27の可視範囲(画像表示部27が複数の場合には、画像表示部27のうち少なくとも1つの画像表示部27の可視範囲)との境界部分PAに対応する領域を含んで設けられていればよい。より具体的に、発光領域EAは、各表示部22a,22b,27を全周に亘って縁取るように設けられていなくてもよく、例えば、隣接する表示部22a及び27,22b及び27同士が最も近接する箇所に対応する領域のみに設けられていてもよい。
変形例3としては、反射部36において傾斜面37aは、曲面状に形成されていてもよい。
変形例4としては、車両用表示装置100は、機械式表示部22a,22b及び画像表示部27よりも視認側に、複数の発光板30を互いに重畳配置していてもよい。こうした複数の発光板30の図柄を互いに異なるものとし、各発光板30に対応する光源部50の点灯又は消灯を切り替えることにより、異なる図柄が視認されるようにしてもよい。
変形例5としては、発光板30は、光源部50からの光源光を反射部36が視認側へ反射することにより、発光するものに限られない。例えば、発光板30に発光素子を埋設して、当該発光素子が発光する構成が採用されてもよい。
100,200,300 車両用表示装置、22a,22b 機械式表示部、24 指針、27 画像表示部、30,230,330 発光板、EA 発光領域、PA 境界部分

Claims (7)

  1. 車両の状態を表示する車両用表示装置であって、
    指針(24)を用いて前記状態を表示する機械式表示部(22a,22b)と、
    前記機械式表示部の隣に配置され、画像を表示する画像表示部(27)と、
    前記機械式表示部及び前記画像表示部よりも視認側に配置され、透光性を有する板状に形成された発光板(30,230,330)と、を備え、
    前記発光板は、視認側へ向けて発光可能に形成された発光領域(EA)を有し、
    前記発光領域は、前記機械式表示部の可視範囲と前記画像表示部の可視範囲との境界部分(PA)に対応する領域を含んで設けられ
    前記画像表示部は、
    前記画像表示部の可視範囲を構成し、光学的に露出することで前記画像を視認側へ向けて表示する表示露出面(28b)と、
    前記表示露出面を囲み、遮光性を有する表示枠(21b)と、を有し、
    前記発光領域は、前記表示露出面と前記表示枠との境界線(PL)を跨いで設けられ、前記境界線よりも内側まで達している車両用表示装置。
  2. 前記発光領域へ導光される光源光を、前記発光板の外縁部(32,232,332)を介して前記発光板に入射させる光源部(50,250)をさらに備え、
    前記発光板は、前記発光領域において、前記発光板に凹状の傾斜面(37a)が設けられることにより、導光された前記光源光を視認側へ反射する反射部(36)を有する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記発光領域における前記反射部は、前記傾斜面を有する複数の反射素子(37)を、所定の密度で配置することにより形成され、
    前記発光領域は、前記所定の密度がグラデーション状に変化する密度変化領域(EAG)を有する請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記外縁部は、屈曲した屈曲経路(WP)を形成し、前記光源光を前記屈曲経路を通じて前記発光領域へ向けて導光する屈曲導光部(333)を有する請求項2又は3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記発光板は、複数の部位(230a,230b,230c)が接合部(240)にて互いに接合された状態で、前記接合部が隣接する前記部位間の前記光源光の透過往来を規制するように、1枚の板状に形成され、
    前記光源部は、隣接する前記部位間で互いに異なる色の前記光源光を入射させる請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 記発光領域は、前記境界線を全周に亘って跨いで設けられる請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記発光領域は、前記発光板のうち、前記機械式表示部の可視範囲と、前記画像表示部の可視範囲と、を合わせた範囲に対応する領域以外の全域を含んで設けられる請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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