JP4600234B2 - 車両用計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転席に設置されて乗員に対して各種情報を表示する車両用計器に関するものであり、たとえば自動車等に用いて好適である。
従来の車両用計器として、たとえば指針の支持点が文字盤の外周に位置する構造のものがある(特許文献1参照)。
この場合、文字盤の中央部を表示スペースとして利用できる。
実開昭60−118916号公報
上述の従来の車両用計器においては、計器としての見映えが平面的となり面白味に欠ける可能性がある。
そこで、指針の前面側且つ文字盤の外周側に透光性材質からなるリング状部材を配置し、このリング部材に計器としての表示意匠の一部(たとえば目盛等)を形成し、文字盤の背後に配置された光源からの光を文字盤の外周から照射して透過照明する構成の車両用計器が考えられる。
この場合、文字盤の外周からリング部材に向けて照射される光が直接運転者の目に入射することを防止するために、リング部材と文字盤との位置関係を、運転者から見て文字盤の外周部に文字盤とリング部材とが重なるように設定されている。すなわち、リング部材は、その内周側端部近傍が運転者の視認方向において文字盤と重なっている。言い換えると、透過照明されるリング部材の一部が文字盤と重なっている。
このため、リング部材が文字盤の外周からの光に照射されると、リング部材の文字盤と重なった部分は、上述の光が入射しないため他の部分より暗く見える。したがって、リング部材上に形成された目盛を透過照明する構成においては、目盛の明るさがその内周側部分が暗く不均一になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、車両用計器の構成に工夫を凝らして、リング部材上の表示意匠の発光輝度を均一なものにできる車両用計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用計器は、表示意匠を備える文字盤と、文字盤の前面側に配置され文字盤の表示意匠を指示する指針と、指針を回動させるムーブメントとを備え、指針は、ムーブメントのシャフトに固定されるボス部と、このボス部から文字盤の外周側へ向けて延出される支持腕部と、この支持腕部先端から文字盤の表面に沿い文字盤の内周側へ向けて延出されるポインタ部とを有し、支持腕部とポインタ部とにより断面形状が略コ字状を成し、文字盤は、指針のポインタ部の裏側と支持腕部の表側との間に支持腕部の回転平面と略平行に配置される車両用計器であって、文字盤の外周側且つ指針の前面側に、文字盤との間に空気の層を挟むようにして配置される透光性材質からなるリング部材を備え、このリング部材の前面側には表面から突出する凸部が設けられ、視認方向においてリング部材の内周は文字盤の外周より内側に位置し、リング部材は文字盤の外周から、文字盤とリング部材との間の空気の層を進行して、リング部材の裏面に入射するの光により透過照明され、凸部の表面がリング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって文字盤に近づくように形成されることを特徴としている。
上述した構成における運転者の視線、つまり車両用計器から運転者の眼までの光路を考える。
凸部のリング部材の内周側端部から運転者の眼までの光路について考える。通常、車両運転中に運転者は車両用計器を正面から見ているので、凸部のリング部材の内周側端部からほぼ垂直方向に運転者の眼があることになる。ここで、凸部の表面が水平ではなく、リング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって文字盤に近づくように傾斜しているので、凸部のリング部材の内周側端部からほぼ垂直方向に進行する光は、凸部から空気中に出射するときに屈折している。したがって、上述の光のリング部材中における光路は、凸部表面の出射点から垂直方向ではなく、凸部表面の出射点からリング部材の裏面に向かうに連れてリング部材の外周に近づく方向、言い換えると凸部表面の出射点から文字盤に近づくに連れて文字盤外周側へ向かう方向となっている。
リング部材中において上述したような光路を辿る光は、空気中を進行しリング部材の裏面に入射する際に屈折している。したがって、リング部材中において上述したような光路を辿る光のリング部材裏面側の空気中における光路は、リング部材裏面の入射点から離れるに連れてリング部材の内周から外周へ向かうような方向となる。すなわち、この光路は、文字盤の外側を通ることになる。したがって、運転者は、文字盤の外側の一点を通る上述した光をリング部材の凸部の内周側端部として視認することになり、運転者からはリング部材の凸部の背後に文字盤は見えない。
一方、文字盤の背後に配置された光源からの光を文字盤の外周から照射してリング部材を透過照明する場合も、同様に、運転者からはリング部材の凸部の背後に文字盤は見えない。言い換えると、凸部全体が透過照明されて均一な輝度で視認される。
これにより、リング部材上の表示意匠である凸部の発光輝度を均一なものにできる車両用計器を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用計器は、表示意匠を備える文字盤と、文字盤の前面側に配置され文字盤の表示意匠を指示する指針と、指針を回動させるムーブメントとを備え、指針は、ムーブメントのシャフトに固定されるボス部と、このボス部から文字盤の外周側へ向けて延出される支持腕部と、この支持腕部先端から文字盤の表面に沿い文字盤の内周側へ向けて延出されるポインタ部とを有し、支持腕部とポインタ部とにより断面形状が略コ字状を成し、文字盤は、指針のポインタ部の裏側と支持腕部の表側との間に支持腕部の回転平面と略平行に配置される車両用計器であって、文字盤の外周側且つ指針の前面側に、文字盤との間に空気の層を挟むようにして配置される透光性材質からなるリング部材を備え、このリング部材の前面側には表面から突出する凸部が設けられ、視認方向においてリング部材の内周は文字盤の外周より内側に位置し、リング部材は文字盤の外周から、文字盤とリング部材との間の空気の層を進行して、リング部材の裏面に入射するの光により透過照明され、リング部材の裏面がリング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって文字盤から遠ざかるように形成されることを特徴としている。
上述した構成における運転者の視線、つまり車両用計器から運転者の眼までの光路を考える。
凸部のリング部材の内周側端部から運転者の眼までの光路について考える。通常、車両運転中に運転者は車両用計器を正面から見ているので、凸部のリング部材の内周側端部からほぼ垂直方向に運転者の眼があることになる。ここで、リング部材の裏面が水平ではなく、リング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって文字盤から遠ざかるように傾斜しているので、凸部のリング部材の内周側端部からほぼ垂直方向に進行する光は、凸部から空気中に出射するときにはほとんど屈折しない。したがって、上述の光のリング部材中における光路は凸部表面の出射点からほぼ垂直方向となっている。
リング部材中において上述したような光路を辿る光は、空気中を進行しリング部材の裏面に入射する際に屈折している。したがって、リング部材中において上述したような光路を辿る光のリング部材裏面側の空気中における光路は、リング部材裏面の入射点から離れるに連れてリング部材の内周から外周へ向かうような方向となる。すなわち、この光路は、文字盤の外側を通ることになる。これにより、運転者は、文字盤の外側の一点を通る上述した光をリング部材の凸部の内周側端部として視認することになり、運転者からはリング部材の凸部の背後に文字盤は見えない。
一方、文字盤の背後に配置された光源からの光を文字盤の外周から照射してリング部材を透過照明する場合も、同様に、運転者からはリング部材の凸部の背後に文字盤は見えない。言い換えると、凸部全体が透過照明されて均一な輝度で視認される。
これにより、リング部材上の表示意匠である凸部の発光輝度を均一なものにできる車両用計器を提供することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用計器は、凸部は計器の目盛であることを特徴としている。
この場合、目盛を均一な輝度で発光表示することができるので、車両用計器の見映えを良好なものにできる。
以下、本発明による車両用計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。図1においては、タコメータT部を示している。
図2は、図1中のII−II線断面図である。図2において、左側が運転席側であり、コンビネーションメータ1は、左方から視認される。
図3は、図2中のIII部拡大図である。
図4は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に設置されている。タコメータTは、このコンビネーションメータ1内に形成され、当該自動車のエンジン回転速度を指針の回動角度により指示するものである。
以下に、コンビネーションメータ1の構成、すなわちタコメータTの構成について説明する。
タコメータTは、大きくは、表示意匠である数字2bを備えた文字盤2、凸部としての目盛3aを備えたリング部材である外周リング3、数字2bおよび目盛3aを指示する指針8等から構成されている。
文字盤2は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されている。文字盤2は、表示意匠としてエンジン回転速度を表す「1」、「2」等の数字2bを備えている。数字2bは、文字盤2の表面2a(図2において左側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、数字2b以外の部分に不透光性着色層あるいは半透光性着色層を設けると共に、数字2bおよび文字2cを透明なままとする、あるいは半透光性着色層を設ける等の処理を施してある。これにより、文字盤2の裏側に配置される後述する発光ダイオード5が点灯されると、それが発する光により文字盤2は透過照明されて、数字2bが発光表示される。
文字盤2は、図1に示すように、その中央部に円形の開口窓2cが設けられている。この開口窓2dを介して、文字盤2の背後に設けられた液晶表示器9が運転者により視認される。
文字盤2の背後には、図2に示すように、指針8を回動させるムーブメント7が配置されている。ムーブメント7は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(タコメータTにおいてはエンジンの回転速度信号)に対応した角度だけシャフト7aを回動させるものである。ムーブメント7は、図2に示すように、文字盤2中央の開口窓2cに臨んで、すなわち液晶表示器9の背後に配置されている。ムーブメント7のシャフト7aの先端には、図2に示すように、指針8が固定されている。
指針8は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂等により形成されている。指針8は、図2に示すように、ムーブメント7のシャフト7aに固定されるボス部8a、ボス部8aから文字盤2の外周側へ向けて延出される支持腕部8b、支持腕部8b先端から文字盤2の表面2aに沿い文字盤2の内周側へ向けて延出するポインタ部8cとを有している。すなわち、指針8は、図2に示すように、指示腕部8bとポインタ部8cとにより略コ字状を成している。指針8は、指示腕部8bとポインタ部8cとが文字盤2を挟むように配置されている。言い換えると、文字盤2は、指針8のポインタ部8cの裏側と指示腕部8bの表側との間に、支持腕部8b(つまりポインタ部8c)との回転平面と平行に配置されている。
指針8を上述したような形状に形成することにより、ムーブメント7のシャフト7aが文字盤2を貫通する必要が無くなる。したがって、文字盤2上における指針8の回転中心周囲の領域を表示領域として活用する、つまり液晶表示器9を配置することができる。
なお、指針8においては、図2に示すように、ボス部8aの支持腕部8bの反対側に、釣合錘部8dを設けている。釣合錘部8dは、指針8のシャフトa回りの不釣合い量を小さくして、指針8の回転運動を滑らかにするためのものである。釣合錘部8dには、比重量の大きい材質、たとえば金属材料等からなる錘を付加してもよい。
指針8のポインタ部8cより前面側(図2において左側)且つ文字盤2の外周側には、図2に示すように、リング部材としての外周リング3が配置されている。外周リング3は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されている。外周リング3は、図2に示すように、その表面3bから前面側に突出する凸部を備え、これらの凸部が、図1に示すように、タコメータTの目盛を構成している。目盛3aの前面側の表面3aaは、図2に示すように、外周リング3の外周側から内周側へ向かうにしたがって(図2において上から下へ向かうに連れて)文字盤2に近づくように形成されている。つまり、目盛3aの表面3aaは、目盛盤2の外周側から中心部へ向かって傾斜する斜面として形成されている。外周リング3の目盛3aを除く部分である表面3bには、印刷あるいはホットスタンプにより不透光性着色層が施されている。これにより、文字盤2の裏側に配置される発光ダイオード5が点灯されると、その光により透過照明されて、目盛3aのみが発光表示される。
文字盤2の背後、すなわち指針8の支持腕部8bの背後には、図2に示すように、文字盤2、外周リング3および指針8を照明するための導光板4および発光ダイオード5が配置されている。導光板4は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されている。発光ダイオード5からの光は、導光板4に入射しその内部で反射を繰り返し発光面4aから出射して文字盤2を照明する。これにより、数字2bが透過照明される。また、発光ダイオード5からの光は、導光板4に入射しその内部で反射を繰り返し発光面4bから出射して外周リング3を照明する。これにより、目盛3aが透過照明される。指針8は、導光板2の発光面4aおよび発光面4bからの光に照射されて照明される。
文字盤2の裏側には、図2に示すように、開口窓2cに臨んで液晶表示器9が配置されている。液晶表示器9は、たとえばマトリクス型液晶表示器が用いられている。液晶表示器9には、図1に示すように、オド・トリップメータSが画像(数字等)として形成されている。オド・トリップメータSは、液晶表示器9に内蔵されるバックライト(図示せず)により透過照明されて発光表示される。
発光ダイオード5、ムーブメント7は、図2に示すように、文字盤2の裏側(図2において左側)に配置されたプリント基板6に実装されている。プリント基板6は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、タコメータTを含むコンビネーションメータ1の電気回路部を形成している。液晶表示器9も、フレキシブルプリント基板(図示せず)等により、プリント基板6に電気的に接続されている。
プリント基板6には、発光ダイオード5の点灯・消灯制御、ムーブメント7の駆動制御、液晶表示器9の表示駆動制御を行なうコントローラ10が実装されている。コントローラ10は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
以上説明した、文字盤2、外周リング3、導光板4、プリント基板6、ムーブメント7等は、図2に示すように、樹脂材料から成形されるケーシング11内に収容保持されている。
また、文字盤2の前面側には、図2に示すように、略枠状の見返し板12が装着され、さらに見返し板12の先端部には透明カバー13が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成されている。透明カバー12は、透明な樹脂の薄板あるいはガラス等から形成されている。見返し板12および透明カバー13は、コンビネーションメータ1の見映えを整えると同時に、コンビネーションメータ1内部への埃、水分等の侵入を防止している。
一方、ケーシング11の背後には、図2に示すように、ロアカバー14が装着されている。ロアカバー14は、たとえば樹脂材料から形成されている。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成および作動について、図4に基づいて説明する。
図4の電気回路構成図に示すように、コントローラ10には、バッテリ19から電力が常時供給されている。また、コントローラ10は、イグニッションスイッチ18が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ10には、各種のセンサ類、すなわち当該自動車のエンジン回転速度を検出するエンジン回転センサ15、当該自動車の走行距離を検出する距離センサ16が、検出信号を入力可能に接続されている。
一方、コントローラ10には、その制御対象である、発光ダイオード5、ムーブメント7、液晶表示器9が接続されている。コントローラ10には、ライトコントロールスイッチ17がその設定ポジションを検出可能に接続されている。
(1)イグニッションスイッチ18がONされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ18がONされると、コントローラ10はイグニッションスイッチ18がONされたことを検知して、コンビネーションメータ1の表示制御作動を開始する。
コントローラ10は、先ずライトコントロールスイッチ17からの信号に基づいてライトコントロールスイッチ17の設定ポジションを検出する。ライトコントロールスイッチ17がOFFポジションに設定されている場合、コントローラ10は発光ダイオード5を消灯状態にする。このとき、コンビネーションメータ1は、外来光、たとえば太陽光により照射されて運転者に視認される。ライトコントロールスイッチ17が車幅灯ポジションあるいは前照灯ポジションに設定されている場合、コントローラ10は発光ダイオード5を点灯状態する。このとき、文字盤2の数字2b、外周リング3の目盛3aおよび指針8は発光ダイオード5からの光により透過照明されて発光表示される。
同時に、コントローラ10は、エンジン回転センサ15からの検出信号に基づきムーブメント7を駆動して、シャフト7aを所定角度、すなわち当該自動車のエンジン回転速度に対応する角度に回動させる。これにより、タコメータT部においては、指針8、詳しくはポインタ部8cが文字盤2の数字2bおよび外周リング3の目盛3aを指示してエンジン回転速度が表示される。
続いて、コントローラ10は、距離センサ16からの信号に基づいて当該自動車の走行距離を算出し、液晶表示器9を駆動してその画面に当該自動車の走行距離、つまり、図1に示すように、累積走行距離(ODO)および区間走行距離(TRIP)を表示する。
(2)イグニッションスイッチ18がOFFされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ18がOFFされると、コントローラ10は、そのことを検知して、発光ダイオード5が点灯状態の場合はそれを消灯状態とする。また、コントローラ10は、ムーブメント7および液晶表示器9の駆動を停止する。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である外周リング3の構成、すなわち目盛3aの形状の視認性におよぼす作用効果について、図3に基づいて説明する。なお、図3は、分り易さのために指針8を省略している。
通常、運転中において運転者の眼Eの位置は、図3に示すように、コンビネーションメータ1のほぼ正面にある。この姿勢における、目盛3aの視認性、つまり運転者からの見え方について説明する。
運転者が目盛3aの内周側端部を見るときの光路P1を考える。目盛3aの前面側の表面3aaは、図2に示すように、外周リング3の外周側から内周側へ向かうにしたがって文字盤2に近づくように、つまり、外周リング3の外周側から内周側へ向かって傾斜する斜面として形成されている。このため、光路P1を辿る光は、外周リング3を通過する際に、目盛3aの表面3aaおよび外周リング3の裏面3cの2箇所で屈折し、図3に示すような経路となり、文字盤2を通過しない。一方、文字盤2から目盛3aの内周側端部へ向かう光の光路P2は、図3に示すように、外周リング3を通過する際に目盛3aの表面3aaで屈折し、運転者の眼Eからそれた方向へ進む。
以上により、運転者が目盛3aを見たときに、目盛3aの背後に文字盤2が見えることがない。言い換えると、目盛3aの見映えが一様なものとなる。
したがって、発光ダイオード5が消灯状態のときには、目盛3aは、外来光、たとえば太陽光により照明されて均一な明るさ且つ一様な見映えとなる。一方、発光ダイオード5が点灯状態のときには、目盛3aは、発光ダイオード5からの光によって透過照明されて均一な明るさで発光表示される。
これにより、従来の車両用計器においてリング部材の一部が文字盤と重なってリング部材上に形成された目盛の背後に文字盤の一部が見える、あるいは目盛を透過照明する光が部分的に文字盤で遮られて目盛の明るさが不均一になるという問題を解消して、外周リング3上に形成された目盛3aの発光輝度が均一となるようなコンビネーションメータ1を実現することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分拡大図であり、図2中のIII部拡大図である。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、外周リング3の形状を変えている。すなわち、図5に示すように、外周リング3の裏面3cは、図5に示すように、外周リング3の外周側から内周側へ向かうにしたがって(図5において上から下へ向かうに連れて)文字盤2から遠ざかるように形成されている。つまり、外周リング3の裏面3cは、目盛盤2の外周側から中心部へ向かって傾斜する斜面として形成されている。
上記以外の構成は、すなわち構造は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1と全く同じである。
上述した構成の本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1において、運転者が目盛3aの内周側端部を見るときの光路P1を考える。光路P1を辿る光は、外周リング3を通過する際に、外周リング3の裏面3cで屈折し、図5に示すような経路となり、文字盤2を通過しない。一方、文字盤2から目盛3aの内周側端部へ向かう光の光路P2は、図5に示すように、外周リング3を通過する際に外周リング3の裏面3cおよび目盛3aの表面3aaの2箇所で屈折し、運転者の眼Eからそれた方向へ進む。
以上により、運転者が目盛3aを見たときに、目盛3aの背後に文字盤2が見えることがない。言い換えると、目盛3aの見映えが一様なものとなる。
これにより、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においても、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、発光ダイオード5が消灯状態のときには、目盛3aは、外来光、たとえば太陽光により照明されて均一な明るさ且つ一様な見映えとなる。一方、発光ダイオード5が点灯状態のときには、目盛3aは、発光ダイオード5からの光によって透過照明されて均一な明るさで発光表示される。
したがって、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においても、外周リング3上に形成された目盛3aの発光輝度が均一となるようなコンビネーションメータ1を実現することができる。
なお、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード5の点灯・消灯をライトコントロールスイッチ17の選択ポジションに連動して切替えているが、必ずしも連動させる必要は無く、たとえば、イグニッションスイッチ18がONの場合は、必ず発光ダイオード5を点灯状態として、文字2b、目盛3aおよび指針8を発光表示するようにしてもよい。
また、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、文字2b、目盛3aおよび指針8照明用の光源として発光ダイオード5を用いているが、他の種類の光源、たとえば電球、放電管、ELパネル等を用いても良い。
また、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針計器をタコメータTとしているが、他の計器、たとえば走行速度を指示するスピードメータあるいは残存燃料量を表示する燃料計としてもよい。
また、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、文字盤2の中央部に液晶表示器9を配置しているが、これを省略してもよい。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図2中のIII部拡大図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分拡大図であり、図2中のIII部拡大図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用計器)
2 文字盤
2a 表面
2b 数字(表示意匠)
2c 開口窓
3 外周リング(リング部材)
3a 目盛(凸部)
3aa 表面
3b 表面
3c 裏面
4 導光板
4a 発光面
4b 発光面
5 発光ダイオード
6 プリント基板
7 ムーブメント
7a シャフト
8 指針
8a ボス部
8b 支持腕部
8c ポインタ部
8d 釣合錘部
9 液晶表示器
10 コントローラ
11 ケーシング
12 見返し板
13 透明カバー
14 ロアカバー
15 エンジン回転センサ
16 距離センサ
17 ライトコントロールスイッチ
18 イグニッションスイッチ
19 バッテリ
E 眼
S オド・トリップメータ
T タコメータ

Claims (3)

  1. 表示意匠を備える文字盤と、
    前記文字盤の前面側に配置され前記文字盤の前記表示意匠を指示する指針と、
    前記指針を回動させるムーブメントとを備え、
    前記指針は、前記ムーブメントのシャフトに固定されるボス部と、前記ボス部から前記文字盤の外周側へ向けて延出される支持腕部と、前記支持腕部先端から前記文字盤の表面に沿い前記文字盤の内周側へ向けて延出されるポインタ部とを有し、前記支持腕部と前記ポインタ部とにより断面形状が略コ字状を成し、
    前記文字盤は、前記指針の前記ポインタ部の裏側と前記支持腕部の表側との間に前記支持腕部の回転平面と略平行に配置される車両用計器であって、
    前記文字盤の外周側且つ前記指針の前面側に、前記文字盤との間に空気の層を挟むようにして配置される透光性材質からなるリング部材を備え、
    前記リング部材の前面側には表面から突出する凸部が設けられ、
    視認方向において前記リング部材の内周は前記文字盤の外周より内側に位置し、
    前記リング部材は前記文字盤の外周から、前記文字盤と前記リング部材との間の空気の層を進行して、前記リング部材の裏面に入射する光により透過照明され、
    前記凸部の表面が前記リング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって前記文字盤に近づくように形成されることを特徴とする車両用計器。
  2. 表示意匠を備える文字盤と、
    前記文字盤の前面側に配置され前記文字盤の前記表示意匠を指示する指針と、
    前記指針を回動させるムーブメントとを備え、
    前記指針は、前記ムーブメントのシャフトに固定されるボス部と、前記ボス部から前記文字盤の外周側へ向けて延出される支持腕部と、前記支持腕部先端から前記文字盤の表面に沿い前記文字盤の内周側へ向けて延出されるポインタ部とを有し、前記支持腕部と前記ポインタ部とにより断面形状が略コ字状を成し、
    前記文字盤は、前記指針の前記ポインタ部の裏側と前記支持腕部の表側との間に前記支持腕部の回転平面と略平行に配置される車両用計器であって、
    前記文字盤の外周側且つ前記指針の前面側に、前記文字盤との間に空気の層を挟むようにして配置される透光性材質からなるリング部材を備え、
    前記リング部材の前面側には表面から突出する凸部が設けられ、
    視認方向において前記リング部材の内周は前記文字盤の外周より内側に位置し、
    前記リング部材は前記文字盤の外周から、前記文字盤と前記リング部材との間の空気の層を進行して、前記リング部材の裏面に入射する光により透過照明され、
    前記リング部材の前記裏面が前記リング部材外周側から内周側へ向かうにしたがって前記文字盤から遠ざかるように形成されることを特徴とする車両用計器。
  3. 前記凸部は計器の目盛であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用計器。
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