JP4583818B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転席に設置され、乗員に対して各種情報を表示す車両用表示装置に関するものであり、自動車等に用いて好適である。
近年、たとえば自動車等に搭載される車両用表示装置において、そこで表示される情報の個数が増加している。また、これらの情報の表示手段も多様化し、一般的な指針計器によるのみならず、数字、文字あるいは図形を画面上に表示する表示器を併用されるようになっている。
たとえば、並列配置された2個の指針計器の間に数字、文字あるいは図形を画面上に表示する表示器を配置したものがある(特許文献1参照)。
この場合、表示器としては、たとえば蛍光表示管あるいは液晶表示器が用いられ、通常の指針計器と数字、文字あるいは図形を画面上に表示する表示器を併用して良好な視認性が得られる斬新な見映えの車両用表示装置の実現を図っている。
特許第2685063号公報
ところで、自動車において車両用表示装置が設置される部位であるダッシュボード部には、車両用表示装置のほかにも、たとえば車室内空調装置やエアバッグ等が搭載されている。
近年は、これら機器や装置の種類が増加する傾向にあり、ダッシュボード部に各種機器や装置を収納するために、車両用表示装置に対しても小型化の強い要求がある。
上述した、従来の車両用表示装置においては、表示器として、たとえば蛍光表示管あるいは液晶表示器等が用いられている。蛍光表示管および液晶表示器は、情報を表示する表示画面の周囲に多数の電極が配置されている。これにより、蛍光表示管および液晶表示器の平面形状は、その表示画面よりも大きくなっている。
その結果、車両用表示装置において表示器を指針計器と並べて配置する場合、指針計器と表示器をできるだけ近接させて配置しても、上述した表示器の電極のためのスペースにより、車両用表示装置の表示面において、指針計器の表示意匠(目盛や数字等)と表示器の表示画面との間には所定のスペースが生じてしまい、車両用表示装置の表示用スペースを有効に利用することが困難となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、表示器の搭載構成に工夫を凝らして、表示用スペースを有効に利用でき且つ車両への搭載性に優れる車両用表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用表示装置は、開口窓を有する化粧板と、指針計器と、化粧板の背後に開口窓に臨んで配置されて所定の情報をその表示領域に表示する表示器と、表示器の前面側に配置される光学的拡大手段と、を備え、表示器は開口窓および光学的拡大手段を介して視認される車両用表示装置であって、光学的拡大手段は化粧板の裏側に開口窓を塞ぐように配置され、開口窓の形状は、視認者から見て表示領域の外縁よりも内側部分が視認されるように設定される構成としている。
本発明の請求項1に記載の車両用表示装置において、光学的拡大手段としては、たとえば凸レンズまたはフレネルレンズ等が使用可能である。
運転者等の乗員がこの車両用表示装置を見る際には、表示器は、化粧板の開口窓を通して光学的拡大手段、たとえば凸レンズ等の向こう側に、表示器の実体よりも大きく拡大された虚像として視認される。このとき、乗員に視認される表示領域の範囲は、表示領域の外縁よりも内側部分となっている。すなわち、表示器の表示領域の外側に配置されている電極等は一切視認されない。
このような構成とすることにより、乗員に視認される表示領域の大きさを、表示器の実際の平面形状とほぼ等しくすることができる。したがって、車両用表示装置において、表示器を他の表示手段、たとえば指針計器と隣接して配置したときに、指針計器の表示意匠(目盛や数字等)と表示器の表示領域、すなわち化粧板の開口窓とを十分接近させることができるので、表示用スペースを有効に利用でき且つ車両への搭載性に優れる車両用表示装置を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用表示装置は、開口窓を有する化粧板と、指針計器と、化粧板の背後に開口窓に臨んで配置されて所定の情報をその表示領域に表示する表示器と、表示器の前面側に配置される光学的拡大手段と、表示器と光学的拡大手段との間に配置され表示器の表示領域の外縁よりも内側部分を露出させる開口部を有する縁板とを備え、表示器は開口窓および光学的拡大手段を介して視認される車両用表示装置であって、光学的拡大手段は化粧板の裏側に開口窓を塞ぐように配置され、開口窓の形状は、視認者から見て表示領域の縁板の開口部よりも内側部分が視認されるように設定される構成としている。
本発明の請求項2に記載の車両用表示装置において、光学的拡大手段としては、たとえば凸レンズまたはフレネルレンズ等が使用可能である。
運転者等の乗員がこの車両用表示装置を見る際には、表示器は、化粧板の開口窓を通して光学的拡大手段、たとえば凸レンズ等の向こう側に、表示器の実体よりも大きく拡大された虚像として視認される。このとき、乗員が視認する表示領域の範囲は、表示領域の外縁よりも内側且つ縁板の開口部よりも内側の部分が視認される。すなわち、運転者が、普通の運転姿勢をとっている場合は、表示器と光学的拡大手段との間に配置される縁板は視認されない。
このような構成とすることにより、乗員に視認される表示領域の大きさ、すなわち化粧板の開口窓の大きさを、表示器の実際の平面形状とほぼ等しくすることができる。したがって、車両用表示装置において、表示器を他の表示手段、たとえば指針計器と隣接して配置したときに、指針計器の表示意匠(目盛や数字等)と表示器の表示領域、すなわち化粧板の開口窓とを十分接近させることができるので、表示用スペースを有効に利用でき且つ車両への搭載性に優れる車両用表示装置を実現することができる。
また、運転者が姿勢を変化させたとき、あるいは車外の状況確認のために頭を動かしたとき等においては、化粧板の開口窓を見る運転者の視線が変化して、表示器の通常見える表示領域の外側が見えることになる。このような場合、本発明の請求項2に記載の車両用表示装置では、縁板が視認され、その背後の電極等は視認されない。すなわち、縁板を配置することにより、運転者の姿勢が変化しても、表示器の電極等を常に運転者の視線から遮ることができるので、車両用表示装置の見映えを向上させることができる。
本発明の請求項3に記載の車両用表示装置は、表示器は指針計器の外側に配置される構成としている。
この場合、指針計器と表示器を互いに相手の機能を妨げないような位置関係を維持しつつ、指針計器の表示意匠(目盛や数字等)と表示器の表示領域、すなわち化粧板の開口窓とを十分接近させることができるので、表示用スペースを有効に利用でき且つ車両への搭載性に優れる車両用表示装置を実現することができる。
本発明の請求項4に記載の車両用表示装置は、表示器は指針計器の内側且つ指針計器が備える指針の回転範囲外に配置される構成としている。
この場合、指針計器と表示器を互いに相手の機能を妨げないような位置関係を維持しつつ、指針計器の表示意匠(目盛や数字等)の内側に表示器を配置することできるので、車両用表示装置のデザイン設計自由度を向上することができる。また、表示用スペースを有効に利用でき且つ車両への搭載性に優れる車両用表示装置を実現することができる。
本発明の請求項5に記載の車両用表示装置は、表示器は液晶表示器である構成としている。
液晶表示器は、その画面に表示される表示意匠の選択自由度が広く、また、複数の情報を同時あるいは順番に表示することが可能である。
したがって、表示スペースの有効利用を図りつつ、視認性に優れ且つ斬新な見映えの車両用表示装置を提供することができる。
以下、本発明による車両用表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。なお、図1において、液晶パネル2の表示画面21は、実際の大きさではなく運転者が視認するときの大きさ、すなわち拡大された虚像の大きさで示している。
図2は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。図2において、右側が運転席側であり、コンビネーションメータ1は、右方から視認される。
図3は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のIII−III線断面図である。図3において、右側が運転席側であり、コンビネーションメータ1は、右方から視認される。
図4は、図1中のIV部拡大図である。
図5は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、自動車に関する各種情報を表示するものである。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、図1に示すように、当該自動車の走行速度を指示する速度計A、当該自動車の累積走行距離を示す距離計Bおよび当該自動車のエンジン回転数を指示するタコメータCを備えている。ここで、速度計AおよびタコメータCは、図1に示すように、指針計器として形成され、一方、距離計Bは、表示器である液晶パネル9を用いたいわゆるデジタルメータとして形成されている。
先ず、指針計器である速度計Aの構成について説明する。なお、もう一つの指針計器であるタコメータCの構成も速度計Aと同様であるため、タコメータCについては説明を省略する。
速度計Aは、指針6を備え、その回動角度により速度を指示するものであり、この指針6の回動位置を運転者に視認させるための文字盤2を備えている。
文字盤2は、透光性材質、たとえば透明なポリカーボネート樹脂等の薄板から形成されている。また、文字盤2の表面2aには、図1に示すように、表示意匠である目盛2d、数字2eおよび文字2fが形成されている。目盛2dおよび数字2eは、後述する指針6とともに当該自動車の走行速度を指示するためのものであり、図1に示すように、それぞれ円弧上且つ指針軸5aと同心上に配置されている。目盛2d、数字2eおよび文字2fは、文字盤2の表面2a(図2において左側の面)あるいは裏面2b(図2において右側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、目盛2d、数字2eおよび文字2f以外の部分に不透光性着色層あるいは半透光性着色層を設けると共に、数字21を透明なままとする、あるいは半透光性着色層を設ける等の処理を施してある。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、目盛2d、数字2eおよび文字2fは半透光性の黄色に、目盛2d、数字2eおよび文字2f以外の部分は半透光性の濃青色にそれぞれ着色されている。したがって、後述する、文字盤2の裏側に配置される光源である発光ダイオード3が点灯されると、それが発する光により文字盤2は透過照明されて、濃青色の背景中に目盛2d、数字2eおよび文字2fが黄色で発光表示される。
また、文字盤2には、図2に示すように、貫通孔2cが設けられている。この貫通孔2cは、文字盤2の裏側(図2において右側)に配設される回動内機であるムーブメント5の指針軸5aを文字盤2の表側(図2において左側)に延出させるためのものである。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、プリント基板8が配置されている。プリント基板8は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成している。
プリント基板8には、図2に示すように、文字盤2を透過照明するための光源である発光ダイオード3および後述する指針6を発光表示させるための光源である発光ダイオード7が実装されている。なお、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、両発光ダイオード3、7として、白色発光ダイオードが用いられている。
また、プリント基板8には、ムーブメント5が実装されている。ムーブメント5は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の速度計Aにおいては自動車の速度信号、タコメータCにおいてはエンジン回転信号)に対応した角度だけ指針軸5aを回動させるものである。ムーブメント5の指針軸5aは、文字盤2の貫通孔2cを通して外方(図2において右方向)へ延出し、その先端には指針6が固定されている。
指針6は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂等により形成され、プリント基板8上に実装される発光ダイオード7が発する光により発光表示される。また、指針6には、図2に示すように、指針6の発光ダイオード7に対向する部分およびその近傍を覆う遮光キャップ23が取り付けられている。遮光キャップ23は、遮光性を有する材質、たとえば黒色の樹脂材料等から形成され、発光ダイオード7からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
また、プリント基板8には、両発光ダイオード3、7の点灯・消灯制御およびムーブメント5の駆動制御を行なうコントローラ18が実装されている。コントローラ18は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。なお、コントローラ18は、後述する液晶パネル9の駆動制御、および液晶パネル9のバックライトである発光ダイオード10の点灯・消灯制御も行っている。
文字板2とプリント基板8との間には、図2に示すように、発光ダイオード3が発する光を文字板2に向けて反射するリフレクタ4が配置されている。リフレクタ4は、発光ダイオード3が発する光のうち、文字板2以外の方向に進む光を文字板2へ向けて反射するので、発光ダイオード3が発する光を文字板2の照明に効率良く利用できる。このため、リフレクタ4の外形形状は、文字板2上の全ての目盛2d、数字2eおよび文字2fを完全に覆うように形成されている。なお、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、リフレクタ4は、後述するケーシング16と一体的に形成されている。
以上説明した、文字盤2、プリント基板8等は、図2に示すように、樹脂材料から成形されるケーシング16内に収容保持されている。ケーシング16は、たとえば樹脂材料から形成されている。
また、文字盤2の表側には、図2に示すように、化粧板である略枠状の見返し板12が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成されている。見返し板12には、文字板2上の目盛2dおよび数字2eが成す円弧と略同心上の開口孔12bが設けられており、文字板2は、この開口孔12bを介して視認される。これにより、見返し板12の開口孔12bが、速度計Aの外形形状として視認される。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の見返し板12の場合、開口孔12bは、速度計A用とタコメータC用の2つが設けられている。これら2つの開口孔12bの間には、図1に示すように、後述する距離計Bを視認させるための開口窓である窓部12aが設けられている。また、見返し板12の先端部(図2において、左端)には透明カバー17が装着されている。透明カバー17は、透明な樹脂の薄板あるいはガラス等から形成されている。見返し板12および透明カバー17は、コンビネーションメータ1の見映えを整えると同時に、コンビネーションメータ1内部への埃、水分等の侵入を防止している。
次に、距離計Bの構成について説明する。
距離計Bは、大きくは、図3に示すように、化粧板である見返し板12の背後(図3において右側)に見返し板12の開口窓である窓部12aに臨んで配置された表示器である液晶パネル9と、液晶パネル9の前面側である視認側(図3において左側)に配置された工学的拡大手段としてのフレネルレンズ13と、液晶パネル9とフレネルレンズ13との間に配置された縁板であるフレーム14とから構成されている。そして、視認者、たとえば運転者は、液晶パネル9の表示画面9aを、フレネルレンズ13により拡大された虚像として見返し板12の窓部12aを通して視認する。以下に、距離計Bの構成について詳細に説明する。
液晶パネル9は、その平面形状が、図4に中に輪郭線9bで示すように、略長方形をなして形成され、電圧を印加されて画像を形成する部位である表示領域としての表示画面91を備えている。表示画面91は、その平面形状は、図4中に輪郭線9bで示すように、液晶パネル9の輪郭線9bの内側に長方形に形成されている。液晶パネル9の表示画面91の外側部分は、表示画面91を構成している多数のセグメント(図示せず)に個別に電圧を印加するための電極(図示せず)を配置するスペースとなっている。
ここで、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1において、液晶パネル9は、図4に示すように、その外形形状である輪郭線9bと、速度計Aの外縁を成すリフレクタ4の輪郭線41およびタコメータCの外縁を成すリフレクタ4の輪郭線41との間に隙間が形成されるように配置されている。
見返し板12には、図3に示すように、液晶パネル9の表示画面9aに臨んで窓部12aが設けられている。窓部12aは、図1に示すように、速度計A用の開口孔12bとタコメータC用の開口孔12bの間に両者に近接して形成されている。
液晶パネル9の前面側(図3の左側)には、図3に示すように、光学的拡大手段であるフレネルレンズ13が配置されている。フレネルレンズ13は、たとえば、無色透明な樹脂材料、あるいはガラスから形成され、見返し板12の窓部12aに密着させて固定されている。
液晶パネル9とフレネルレンズ13の間には、図3に示すように、開口部14aを有する縁板としてのフレーム14が配置されている。フレーム14の液晶パネル9側端部は表示画面91に密着するとともに、フレーム14のフレネルレンズ13側端部はフレネルレンズ13に密着している。開口部14aの輪郭線14bは、図4に示すように、表示画面91の輪郭線9aよりも内側に位置している。フレーム14は、たとえば樹脂材料から形成されている。
液晶パネル9の背後(図3において右側)には、液晶パネル9を透過照明するバックライトとしての、発光ダイオード10および光拡散板11が配置されている。光拡散板11は、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂等から略板状に形成され、液晶パネル9の表示画面91の全域が均一な明るさで表示されるように、発光ダイオード10が発する光を導いている。この発光ダイオード10は、図3に示すように、プリント基板8に実装されている。また、液晶パネル9の各電極(図示せず)も、同様にプリント基板8に実装されている。また、液晶パネル9および光拡散板11は、樹脂製の支持部材15を介してプリント基板8上に支持されている。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図5に基づいて説明する。
図5の電気回路構成図に示すように、コントローラ18には、バッテリ20から電力が常時供給されている。また、コントローラ18には、イグニッションスイッチ19が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
また、コントローラ18には、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ21、当該自動車のエンジン回転数を検出する回転センサ22が、各検出信号を入力可能に接続されている。なお、速度センサ21は、たとえば走行用の駆動輪に動力を伝達するプロペラシャフト(図示せず)の回転数を検出するもので、その出力信号は、走行速度の算出のほかに、走行距離の算出にも用いられている。
また、コントローラ18には、速度計AおよびタコメータCとしてのムーブメント5、発光ダイオード3および発光ダイオード7、距離計Bの発光ダイオード10が接続されている。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ19がON状態になると、コントローラ18はそれを検出して、コンビネーションメータ1の作動を開始する。すなわち、発光ダイオード3、7が点灯されて、速度計AおよびタコメータCの文字板2および指針6が発光ダイオード表示され、速度センサ21および回転センサ22からの検出信号に基づき各ムーブメント5が駆動されて、走行速度およびエンジン回転速度が指針6により指示される。同時に、発光ダイオード10が点灯されるとともに、液晶パネル9が駆動されて累積走行距離が表示画面91に数字で表示される。
次に、以上のように構成した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1における距離計Bの視認状態および作用効果について、図4に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の距離計を運転者が見ると、図4に示すように、液晶パネル9の表示画面91中の被視認範囲92が、見返し板12の窓部12aとほぼ等しい大きさに拡大されて視認される。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1は、速度計AとタコメータCとの間のスペースに、速度計AおよびタコメータCと干渉しないような小型の液晶パネル9を配置するとともに、その表示画面91を拡大して表示している。
このような構成とすることにより、速度計AとタコメータCとの間のスペースを情報表示のために有効に活用することができる。すなわち、表示用スペースを無駄なく有効に利用することのできるコンビネーションメータ1を実現することができる。さらに、表示用スペースの利用効率を高めることにより、必要な情報を表示しつつコンビネーションメータ1の体格を小型化することが可能となるので、自動車への搭載性に優れるコンビネーションメータ1を提供することができる。
また、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、フレーム14の開口部14a形状を、運転者が距離計Bを見たときに、表示画面91中の被視認範囲92が開口部14aよりも内側となるように、言い換えると開口部14aは被視認範囲92の外側となるように設定している。したがって、フレーム14の開口部14aは、運転者から通常は視認されない。
これにより、窓部12aを介して液晶パネル9の表示画面91のみを視認させることができるので、コンビネーションメータ1の見映えを良好なものとすることができる。
また、フレーム14の開口部14aの輪郭線14bは、液晶パネル9の表示画面91の輪郭線9aよりも内側にあるように設定されている。すなわち、液晶パネル9の表示画面91の外側部分、つまり多数の電極(図示せず)が配置されている部分は、フレーム14に覆われている。
これにより、運転者の姿勢が変化して距離計Bを見る視認角度が変化した場合においても、表示画面91の外側部分、すなわち多数の電極が配置された部分をフレーム14により運転者の視線から遮ることができるので、コンビネーションメータ1の見映えを良好なものとすることができる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図を示す。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、液晶パネル9の設置場所を変更している。
すなわち、2つの指針計器の外側、つまり速度計AとタコメータCの間から、図6に示すように、速度計Aの内側に変更している。これに伴い、液晶パネル9の表示画面91を視認するための窓部が形成される部材も、見返し板12から文字板2に変更されている。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、液晶パネル9は、文字板2の背後且つ指針6の回動範囲外の場所に設置可能な小型のものが用いられ、その表示画面91をフレネルレンズ13で拡大した虚像として運転者に視認させている。
従来は、速度計A等の指針計器の内側且つ指針6の回動範囲外の場所は、ムーブメント5との干渉を避ける必要があることから、表示スペースとして活用することが困難であったが、上述したような構成とすることにより、そのような部位も表示スペースとして利用することができるので、表示用スペースを無駄なく有効に利用することのできるコンビネーションメータ1を実現することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、光学的拡大手段としてフレネルレンズ13を用いているが、他の種類の光学的拡大手段、たとえば凸レンズ等に置き換えてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針計器として、速度計AおよびタコメータCを用いているが、この組み合わせに限定する必要は無く、これらの少なくとも一つを他の指針計器、たとえば、燃料計、水温計、バッテリ電圧計、時計等に置き換えたり、追加したりしてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、液晶パネル9上に表示される情報を、距離計Bとしているが、これに限定する必要はなく、他の情報、たとえば車室内温度、外気温度等に置き換える、あるいは追加する等してもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針計器を2個備えているが、指針計器を1個としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、光源として発光ダイオード3、7、10を用いているが、これらの少なくとも一つを他の種類の光源、たとえば電球あるいは放電灯等に置き換えても良い。
また、以上説明した、本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、表示器として液晶パネル9を用いているが、これに限る必要は無く、他の種類の表示器、たとえばELパネル、蛍光表示管等に置き換えてもよい。なお、液晶パネル9を自発光式の表示器に置き換える場合は、バックライトである発光ダイオード10および光拡散板11は不要である。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のIII−III線断面図である。 図1中のIV部拡大図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用表示装置)
2 文字盤(指針計器)
2a 表面
2b 裏面
2c 貫通孔
2d 目盛
2e 数字
2f 文字
3 発光ダイオード
4 リフレクタ
41 輪郭線
5 ムーブメント(指針計器)
5a 指針軸(指針計器)
6 指針(指針計器)
7 発光ダイオード
8 プリント基板
9 液晶パネル(表示器)
91 表示画面(表示領域)
92 被視認範囲
9a 輪郭線(外縁)
9b 輪郭線
10 発光ダイオード
11 光拡散板
12 見返し板(化粧板)
12a 窓部(開口窓)
13 フレネルレンズ(光学的拡大手段)
14 縁板
14a 開口部
14b 輪郭線(外縁)
15 支持部材
16 ケーシング
17 透明カバー
18 コントローラ
19 イグニッションスイッチ
20 バッテリ
21 速度センサ
22 回転センサ
23 遮光キャップ
A 速度計(指針計器)
B 回転計(指針計器)
C 距離計

Claims (5)

  1. 開口窓を有する化粧板と、
    指針計器と、
    前記化粧板の背後に前記開口窓に臨んで配置されて所定の情報をその表示領域に表示する表示器と、
    前記表示器の前面側に配置される光学的拡大手段と、を備え、
    前記表示器は前記開口窓および前記光学的拡大手段を介して視認される車両用表示装置であって、
    前記光学的拡大手段は前記化粧板の裏側に前記開口窓を塞ぐように配置され、
    前記開口窓の形状は、視認者から見て前記表示領域の外縁よりも内側部分が視認されるように設定されることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 開口窓を有する化粧板と、
    指針計器と、
    前記化粧板の背後に前記開口窓に臨んで配置されて所定の情報をその表示領域に表示する表示器と、
    前記表示器の前面側に配置される光学的拡大手段と、
    前記表示器と前記光学的拡大手段との間に配置され前記表示器の前記表示領域の外縁よりも内側部分を露出させる開口部を有する縁板とを備え、
    前記表示器は前記開口窓および前記光学的拡大手段を介して視認される車両用表示装置であって、
    前記光学的拡大手段は前記化粧板の裏側に前記開口窓を塞ぐように配置され、
    前記開口窓の形状は、視認者から見て前記表示領域の前記縁板の開口部よりも内側部分が視認されるように設定されることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記表示器は前記指針計器の外側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示器は前記指針計器の内側且つ前記指針計器が備える指針の回転範囲外に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  5. 前記表示器は液晶表示器であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用表示装置。
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