JP4232706B2 - 計器 - Google Patents

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Description

本発明は、計器に関するもので、たとえば自動車に用いて好適である。
従来の計器である計器では、計器の見映えを向上させるために、文字板の表面に枠状部材としてのリング部材を装着している。これにより、文字板上において、指針計器の輪郭を際立たせて指針計器の存在感を強調する、あるいは指針計器の視認性を向上することを目指している。
なお、リング部材は、その端部に設けられた係止片を文字板に設けられた係止孔に挿通させるとともに、係止片の先端の爪部を文字板の裏面に当接させて、文字板に固定されている。(特許文献1参照)。
特開2003−222539号公報
上述した従来の計器において、文字板に設けられた係止孔の幅寸法は、係止片を弾性変形させて先端の爪部を該係止孔を容易に通過させる必要があるために、爪部の張り出し方向の長さを大きく設定されている。
このため、係止孔の幅寸法が大きい分、リング部材の係止片がその係止孔内において移動可能であるので、リング部材の位置保持力という点で難点があり、リング部材の文字板上での位置精度が落ちるという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的は、リング部材のような枠状部材の位置保持力を高めて、枠状部材の取り付け位置精度を高めようとするものである。
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の計器は、表示意匠を表示する表示体を備える計器であって、表示体の目視側に配置された枠状部材と、枠状部材の端部に形成された固定部材と、表示体に設けられ枠状部材を固定部材を介して固定する開口孔とを備え、固定部材は、開口孔の一辺に当接するガイド部と、開口孔の一辺に対向する他辺に当接し且つ表示体の裏面に係止する係止部を有するストッパ部とから構成され、枠状部材は固定部材のガイド部およびストッパ部を開口孔に嵌合させることにより表示体に固定されていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、枠状部材が表示体に装着された状態において、固定部材はそのストッパ部およびガイド部を介して表示体の開口孔の対向する2辺に当接しているので、固定部材は開口孔内を移動することが規制される。
これにより、枠状部材の固定部材の開口孔への位置保持力を高めて枠状部材の表示体への取り付け位置精度を高めることができる。
本発明の請求項2に記載の計器においては、請求項1の表示体に替えて該表示体の目視側に配置された見返し部材に請求項1と同様な構成にて枠状部材を固定したことを特徴とするものである。
このような構成によれば、請求項1の場合と同様に、見返し部材に対する枠状部材の取り付け位置精度を高めることができる。
本発明の請求項3に記載の計器においては、固定部材のガイド部およびストッパ部の少なくともいずれか一方が、枠状部材の開口孔への組付け時に他方に近づくように変形可能としたものである。
これにより、固定部材を開口孔に挿入する際に、固定部材が開口孔に及ぼす力を低減して表示体または見返し部材が損傷を受けることを防止するとともに、挿入に要する押し込み力を低減して組付け作業性を向上することができる。
本発明の請求項4に記載の計器においては、ガイド部およびストッパ部は、枠状部材の開口孔への組付け時におけるガイド部およびストッパ部の少なくともいずれか一方の変形方向において、互いに重ならずに配置される構成としている。
これにより、請求項3の場合と同様に枠状部材の開口孔への組付け時おける見返し部材の損傷防止および組付け作業性向上を可能としつつ、開口孔の幅寸法を小さくすることができる。
以下、本発明による計器を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ100に搭載される燃料計1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の部分正面図である。なお、図1において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図2は、本発明の第1実施形態による燃料計1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左方が運転席であり、燃料計1は、図2において、左側から視認される。
図3は、本発明の第1実施形態による燃料計1の拡大断面図であり、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、本発明の第1実施形態による燃料計1の拡大断面図であり、図1中のIV−IV線断面図である。
図5は、本発明の第1実施形態による燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ100は、当該自動車の車室内の運転席前方に運転者が視認可能に設けられ、当該自動車の作動状態に関する情報(残存燃料量、走行速度、エンジン回転数等)およびその他の各種情報を指針計器等により表示するものである。
計器である燃料計1は、大きくは、図1に示すように、表示意匠としての目盛や数字等を備えた表示体である文字板2および文字板2の表面に沿って回動する指針5を備え、この指針5の回動角度により当該自動車の燃料タンク(図示せず)内の残存燃料量を運転者に視認可能に指示するものである。
表示体である文字板2は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されるとともに、運転者から視認可能に、運転席(図示せず、図2の左側にある)に対向して配置されている。また、文字板2は、表示意匠としての目盛21、文字22および図形23を備えている。これらの目盛21および文字22は、後述する指針5とともに当該自動車の燃料タンク(図示せず)内の残存燃料量を指示するためのものである。また、図形23は、本計器が燃料残量を指示する計器であることを表示しており、その形状は、日本工業規格により定められているものである。目盛21、文字22および図形23は、文字板2の表面25に、目盛21、文字22および図形23を除いて遮光性皮膜を印刷等により施して形成されている。すなわち、目盛21、文字22および図形23のみが透光性となり、それらの周囲は遮光性となっている。これにより、目盛21、文字22および図形23は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されて文字板2を透過照明する光源としての後述する発光ダイオード4からの光により透過照明されて発光表示される。
また、文字板2には、図2に示すように、後述する駆動装置としてのムーブメント6の回転軸であるシャフト61を挿通させるための貫通孔24が設けられている。
さらに、文字板2には、図2に示すように、後述する枠状部材としての装飾リング8を係止固定するための開口孔としての貫通孔26が設けられている。本発明の第1実施形態による燃料計1においては、貫通孔26は、その平面形状を、図1に示すように、長方形状に形成されている。また、本発明の第1実施形態による燃料計1においては、貫通孔26は、図1に示すように、等角度間隔で3個設けている。
なお、本発明の第1実施形態による燃料計1においては、目盛21、文字22および図形23に透光性白色塗装を施し、且つそれらの周囲に遮光性黒色塗装を施している。しかしながら、上述のような組み合わせに限定する必要はなく、目盛21、文字22および図形23を無色透明のままとしてもよい。この場合は、目盛21、文字22および図形23は発光ダイオード4の発光色で発光表示されることになる。
文字板2の裏側(図2において右側)には、発光ダイオード4からの光を表示意匠である目盛21、文字22および図形23に導く導光体3が配置されている。導光体3は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成されている。導光体3は、図2に示すように、発光ダイオード4が発する光を導光体3内へ導入する受光部32と、受光部32から導入された光を文字板2の目盛21、文字22および図形23へ向けて反射する反射部31を備えている。
文字板2の背後、つまり導光体3の背後には、図2に示すように、光源である発光ダイオード4が受光部32に光を入射可能に配置されている。
指針5は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図2に示すように、文字板2の目視側、すなわち表面25に沿って配置されている。指針5は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置される後述する駆動装置であるムーブメント6の回転軸であるシャフト61に固定されている。これにより、ムーブメント6が駆動されてシャフト61が回動すると、指針5はシャフト61と一体的に回動する。また、指針5の裏面51には、印刷あるいはホットスタンプ等により赤色に着色されている。これにより、指針5は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されている指針5を照明する光源としての発光色が白色の白色発光ダイオードである発光ダイオード7からの光により照明されて赤色で発光表示される。すなわち、指針5に入射した発光ダイオード7から発せられた光は、指針5の反射面52で指針5の先端方向に向けて反射され、さらにこの反射光が裏面51で運転者の視認方向に反射される。すなわち、本発明の第1実施形態による燃料計1においては、発光ダイオード7として白色発光ダイオードを用いることにより、指針5を、指針5の裏面51に施した着色層の色で発光表示している。この場合、指針5の裏面51に施した着色層の色を赤色に限定する必要はなく、他の色、たとえば、橙色、緑色等に着色してもよい。一方、指針5の裏面51に白色着色層を設けるとともに、発光ダイオード7として発光色が白以外の色の発光ダイオードを用いてもよい。この場合は、指針5は、発光ダイオード7の発光色により発光表示される。
また、指針5には、指針5の反射面52およびその近傍を覆う遮光キャップ11が、図図2に示すように取り付けられている。遮光キャップ11は、遮光性を有する材質、たとえば黒色の樹脂材料等から形成され、発光ダイオード7からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
指針5を回動させるための駆動力を発生する駆動装置であるムーブメント6は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント6は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生し回転軸であるシャフト61を回動させる。これにより、シャフト61先端に固定された指針5が、文字板2の表面25に沿って回動する。
上述した、発光ダイオード4、ムーブメント6および発光ダイオード7は、文字板2の裏側(図2の右側)に配置されているプリント基板9上に実装されている。プリント基板9は、たとえばガラスエポキシ基板等から形成され、コンビネーションメータ100の電気回路部を形成している。また、プリント基板9には、指針5照明用の発光ダイオード7を囲むように筒状の遮光筒10が装着されている。遮光筒10は、遮光性部材、たとえば金属あるいは黒色の樹脂から形成され、図2に示すように、その両端部を文字板2の裏面およびプリント基板9に密着させて取り付けられている。これにより、発光ダイオード7が発する光が指針5以外の部分を照射する、あるいは、発光ダイオード4が発する光が文字板2の貫通孔24を介して外部へ洩れることを防止している。また、プリント基板9には、図2に示すように、発光ダイオード4および発光ダイオード7の点灯・消灯制御および指針5を回動させるためのムーブメント6の駆動制御を行うためのコントローラ14が実装されている。このコントローラ14は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
また、文字板2の目視側(図2の左側)には、図2に示すように、枠状部材である装飾リング8が装着されている。装飾リング8は、たとえば樹脂材料から形成され、図1に示すように、円環状に形成されるとともにシャフト61と同心上に配置されて、燃料計1の輪郭線を形成している。これにより、コンビネーションメータ100内における燃料計1の存在感を強調し、その視認性を高める役割を果たしている。
また、装飾リング8には、装飾リング8を文字板2に固定するための固定部材としてのガイド部81およびストッパ部82が、図2および図3に示すように、設けられている。すなわち、一個のガイド部81および一個のストッパ部82が対をなし、図1に示すように、一つの貫通孔26に嵌合、係止している。なお、本発明の第1実施形態による燃料計1においては、対を成すガイド部81およびストッパ部82は、文字板2の貫通孔26に対応して3対設けられている。
ガイド部81は、図3に示すように、真っ直ぐな形状をなし、その先端部(図3の右端)は滑らかに形成されている。一方、ストッパ部82は、その先端部(図2の右端部)に、係止部82aが形成されている。係止部82aは、装飾リング8が文字板2へ取り付けられると、文字板2の裏面27に係止して装飾リング8の移動、つまり図2における左方への移動を規制している。これによって、装飾リング8が文字板2から外れることが阻止される。
次に、本発明の第1実施形態による燃料計1の特徴である、装飾リング8の文字板2への組付け構造、すなわち、装飾リング8のガイド部81およびストッパ部82の構成および作用効果について説明する。
先ず、従来の計器において、表示体である文字板の開口孔の幅寸法は、枠状部材の文字板への組付け工程において固定部材先端に設けられた係止部を容易に通過させるために、固定部材の一般部分の厚さ寸法より大きく形成されている。
このため、枠状部材が文字板に取り付けられた状態で、開口孔の幅方向において固定部材と文字板の間に隙間が形成され、それにより、固定部材が開口孔内で移動する、言い換えると、枠状部材の文字板への位置保持力が小さいという問題がある。
これに対して、本発明の第1実施形態による燃料計1では、装飾リング8の文字板2への組付け作業時においてガイド部81およびストッパ部82を文字板2の貫通孔26に挿入し押し込む(図2において、左から右へ押し込む)と、ガイド部81は図3中の矢印で示す方向、ストッパ部82は図2中の矢印で示す方向、言い換えると、文字板2の面沿い方向(図2における上下方向)に互いに近づくようにそれぞれ弾性変形する。さらに、ガイド部81およびストッパ部82を押し込むと、ストッパ部82の係止部82aが貫通孔26を通り抜けて文字板2の裏面27に係止する。同時に、ガイド部81は文字板2の貫通孔26の一辺である辺26aに、またストッパ部82は、辺26aに対向する他辺である辺26bに、それぞれ当接する。以上で、装飾リング8の文字板2への取り付けが完了する。
装飾リング8の文字板2への取り付けが完了した時点では、ガイド部81およびストッパ部82が文字板2の貫通孔26の対向する2辺26a、26bにそれぞれ当接しているため、一対のガイド部81およびストッパ部82は貫通孔26内において移動することが抑制される。すなわち、装飾リング8がストッパ部82の係止部82aを支点として図4中の矢印Bに示す方向に回転すること、および図4中の矢印Bに示す方向に移動することが阻止される。
これにより、装飾リング8の位置保持力を高めて、装飾リング8の取り付け位置精度を高めることができる。
また、装飾リング8の文字板2への組付け作業時において、ガイド部81およびストッパ部82の少なくともいずれか一方が、他方に近づくように変形可能としている。
これにより、ガイド部81およびストッパ部82を貫通孔26に挿入する際に、ガイド部81およびストッパ部82が貫通孔26に及ぼす力を低減して文字板2が損傷を受けることを防止するとともに、挿入に要する押し込み力を低減して組付け作業性を向上することができる。
また、ガイド部81およびストッパ部82は、文字板2への取り付け作業時における変形方向、つまり図1における上下方向から見ると、互いに重ならずに配置されている。この場合、文字板2の貫通孔26の幅寸法A、すなわち、ガイド部81およびストッパ部9の変形方向(図2における上下方向)の寸法は、図4に示すように、ガイド部81の厚さ寸法Pと文字板2の貫通孔26への取り付け作業時におけるガイド部81の変形代Qの和、言い換えると、ストッパ部82の厚さ寸法Rと文字板2の貫通孔26への取り付け作業時におけるストッパ部82の変形代Sの和になる。
これにより、貫通孔26の一部が装飾リング8の背後に覗くことを防止可能である装飾リング8の径方向の長さ寸法を小さくできるので、装飾リング8の形状設計自由度を向上することが可能になる。
以上説明した、装飾リング8が装着された文字板2および電気回路を構成するプリント基板9は、たとえば樹脂材料等から形成されるケーシング13に収容固定されている。ケーシング13は、文字板2の目視側(図2の左側)へ延長され、その先端部分には、図2に示すように、透明カバー12が設置されている。透明カバー12は、透明な樹脂あるいはガラス等の薄板から形成されて、コンビネーションメータ100内部への埃、水分の侵入を防止している。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態による燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の電気回路構成について、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、コントローラ14には、バッテリ17から電力が常時供給されている。また、コントローラ14は、イグニッションスイッチ16が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
また、コントローラ14には、図5に示すように、自動車に搭載される燃料タンク内の燃料液面位置を検出するための液面検出センサ15が検出信号を入力可能に接続されている。
また、コントローラ14には、図5に示すように、発光ダイオード4、発光ダイオード7およびムーブメント6が接続されている。
コントローラ14は、イグニッションスイッチ16の作動状態を検出し、イグニッションスイッチ16がON状態の時には、各発光ダイオード4、7を点灯させるとともに、液面検出センサ15からの検出信号に基づいて当該自動車の燃料タンク内の残存燃料量を算出し、算出した残存燃料量を指針5が文字板2上に指示するようムーブメント6を駆動する。一方、イグニッションスイッチ16がOFF状態の時には、各発光ダイオード4、7を消灯させるとともに、指針5が文字板2上において残存燃料量0、つまりE(Empty)を指示するようムーブメント6を駆動する。あるいは、ムーブメント6への通電を停止する。ムーブメント6への通電を停止した場合は、ムーブメント6のシャフト61は、リターンスプリング(図示せず)の弾性力等により指針5がEを指示する位置まで回転する。
以上説明した、本発明の第1実施形態による燃料計1では、文字板2の目視側に固定される装飾リング8を、装飾リング8から突出して形成されるガイド部81およびストッパ部82を文字板2の貫通孔26に嵌合させて、ガイド部81を文字板2の貫通孔26の一辺である辺26aに、またストッパ部82を、辺26aに対向する他辺である辺26bに、それぞれ当接させると同時に、ストッパ部82の係止部82aを文字板2の裏面27に係止させて、文字板2に固定する構成としている。
これにより、装飾リング8の文字板2への取り付けが完了すると、一対のガイド部81およびストッパ部82が貫通孔26内で移動することが抑制されるので、装飾リング8の位置保持力を高めて、装飾リング8の取り付け位置精度を高めることができる。
また、装飾リング8の文字板2への組付け作業時において、ガイド部81およびストッパ部82の少なくともいずれか一方が、他方に近づくように変形可能としている。
これにより、ガイド部81およびストッパ部82を貫通孔26に挿入する際に、ガイド部81およびストッパ部82が貫通孔26に及ぼす力を低減して文字板2が損傷を受けることを防止するとともに、挿入に要する押し込み力を低減して組付け作業性を向上することができる。
また、本発明の第1実施形態による燃料計1では、ガイド部81およびストッパ部82は、文字板2への取り付け作業時における変形方向において、互いに重ならずに配置されている。
これにより、貫通孔26の一部が装飾リング8の背後に覗くことを防止可能である装飾リング8の径方向の長さ寸法を小さくできるので、装飾リング8の形状設計自由度を向上することが可能になる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態による燃料計1においては、ガイド部81およびストッパ部82を、文字板2への取り付け作業時における変形方向において、互いに重ならないように配置しているが、装飾リング8の形状によっては、ガイド部81およびストッパ部82を、互いに重なるように配置してもよい。
この場合、文字板2の貫通孔26の幅寸法Aは、図4におけるガイド部81の厚さ寸法P、ガイド部81の変形代Q、ストッパ部82の厚さ寸法Rおよびストッパ部82の変形代Sの総和となる。つまり、上述した本発明の第1実施形態による燃料計1における幅寸法Aより大きくなるものの、上述した本発明の第1実施形態による燃料計1の場合と同様に、装飾リング8の位置保持力を高めて、装飾リング8の取り付け位置精度を高めることができる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態による燃料計1の断面図を示す。図6は、図1のII−II線断面図に相当するものである。
本発明の第2実施形態による燃料計1においては、上述した第1実施形態による燃料計1に対して、装飾リング8が固定される部材を変更している。
すなわち、本発明の第2実施形態による燃料計1においては、図6に示すように、文字板2の目視側(図6において左方)に見返し板18が設けられ、装飾リング8は、この見返し板18に固定されている。見返し板18には、開口孔である貫通孔18aが設けられて、装飾リング8のガイド部81およびストッパ部82が貫通孔18aに嵌合、係止している。
本発明の第2実施形態による燃料計1において、装飾リング8のガイド部81およびストッパ部82と、見返し板18の貫通孔18aとの位置関係は、上述した第1実施形態による燃料計1における装飾リング8のガイド部81およびストッパ部82と、文字板2の貫通孔26との位置関係と同じに設定されている。
したがって、本発明の第2実施形態による燃料計1においても、装飾リング8の位置保持力を高めて、装飾リング8の取り付け位置精度を高めることができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態による燃料計1においては、装飾リング8は文字板2に3箇所で係止している。言い換えると、装飾リング8にガイド部81およびストッパ部82を3対設けるとともに文字板2に貫通孔26を3個設けているが、係止箇所の個数を3箇所に限る必要は無く、2箇所、あるいは4箇所以上でもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態による燃料計1においては、文字板2照明用光源として発光ダイオード4を、指針5照明用光源として発光ダイオード7をそれぞれ用いているが、両者のうち少なくとも一方を他の種類の光源、たとえば電球、放電等あるいはELパネル等に置き換えてもよい。
また、以上説明した各実施形態は、本発明による計器を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ100に搭載される燃料計1に適用した場合を例に説明しているが、適用対象を燃料計1に限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば、当該自動車の走行速度を指示する速度計、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ100内に、本発明による計器を複数個備えてもよい。また、自動車のコンビネーションメータ100に限らず、他の計器、たとえば民生用各種機器に装備される計器に適用してもよい。
また表示体としては、文字板と指針との組み合わせに限らず、たとえば、マトリクス型液晶ディスプレイ等の表示器であってももちろんよい。さらに、枠状部材の形状はリング状に限らず、楕円形状、馬蹄形状等であってもよい。
本発明の第1実施形態による計器である燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 図1中のIV−IV線断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態による計器である燃料計1を備えたコンビネーションメータ100の断面図である。
符号の説明
1 燃料計(計器)
2 文字板(表示体)
21 目盛(表示意匠)
22 数字(表示意匠)
23 文字(表示意匠)
24 貫通孔
25 表面
26 貫通孔(開口孔)
27 裏面
3 導光板
31 反射部
32 受光部
4 発光ダイオード
5 指針
51 裏面
52 反射面
6 ムーブメント
61 シャフト
7 発光ダイオード
8 装飾リング(枠状部材)
81 ガイド部(固定部材)
82 ストッパ部(固定部材)
82a 係止部
9 プリント基板
10 遮光筒
11 遮光キャップ
12 透明カバー
13 ケーシング
14 コントローラ
15 液面検出センサ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 見返し板(表示体)
18a 貫通孔(開口孔)
100 コンビネーションメータ
A 幅寸法
B 矢印
C 矢印
P 寸法
Q 変形代
R 寸法
S 変形代

Claims (4)

  1. 表示意匠を表示する表示体を備える計器であって、
    前記表示体の目視側に配置された枠状部材と、
    前記枠状部材の端部に形成された固定部材と、
    前記表示体に設けられ前記枠状部材を前記固定部材を介して固定する開口孔とを備え、
    前記固定部材は、前記開口孔の一辺に当接するガイド部と、前記開口孔の前記一辺に対向する他辺に当接し且つ前記表示体の裏面に係止する係止部を有するストッパ部とから構成され、
    前記枠状部材は前記固定部材の前記ガイド部および前記ストッパ部を前記開口孔に嵌合させることにより前記表示体に固定されていることを特徴とする計器。
  2. 表示意匠を表示する表示体を備える計器であって、
    前記表示体の目視側に配置された枠状部材と、
    前記枠状部材の端部に形成された固定部材と、
    前記表示体の目視側に配置された見返し部材と、
    前記見返し部材に設けられ前記枠状部材を前記固定部材を介して固定する開口孔とを備え、
    前記固定部材は、前記開口孔の一辺に当接するガイド部と、前記開口孔の前記一辺に対向する他辺に当接且つ前記見返し部材の裏面に係止する係止部を有するストッパ部とから構成され、
    前記枠状部材は、前記固定部材の前記ガイド部および前記ストッパ部を前記開口孔に嵌合させることにより前記見返し部材に固定されていることを特徴とする計器。
  3. 前記ガイド部および前記ストッパ部の少なくともいずれか一方が、前記枠状部材の前記開口孔への組付け時に他方に近づくように変形可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器。
  4. 前記ガイド部および前記ストッパ部は、前記枠状部材の前記開口孔への組付け時における前記ガイド部および前記ストッパ部の少なくともいずれか一方の変形方向において、互いに重ならずに配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の計器。
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