JP4744204B2 - 計器照明構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載される計器を照明する構造に関し、特に、文字板に設けたリング部材を照明するための計器照明構造に関する。
近年、高級感や高品位感を増長させる等の目的で、例えば車両用計器は、様々な改良がなされている。下記特許文献1に開示された技術はそのうちの一つとして知られている。図8において、下記特許文献1に開示されたメータ装置は、所定のトリガーによって光源101が点灯すると、その光源101から上方へ向かう光が文字板102の開口部103を通過して、指針基端部から指針104の内部に入射する。その入射光は、指針104の内部に形成された反射面等を経由して指針104の先端方向に導光され、ホットスタンプ層105が光輝する。これにより、指針104は、ホットスタンプ層105の色調及び光源101に依存した色調で視認されるようになる。
一方、光源101から上方へ向かう光は、図中の光R1、R2、R3で示されるように、文字板102の開口部103から漏れてリング部材106の方向へ進行する。そして、例えば、光R1、R2がリング部材106の曲線的な断面凸状の内壁107に反射して、上方に向かうと、ドライバーのアイポイントEP1、EP2に到達する。また、光R3も特に図示しないが、内壁107に反射して、上方に向かいドライバーのアイポイントに到達する。
尚、図中の引用符号108は指針本体、109は指針キャップ、110は指針軸部、111は回転軸、112はモータ、113はベースプレート、114はバランサ、115は表示意匠、116は係止片、117は縁取り部材、118は係止穴、119は見返し板、120は表ガラス、121は小孔部を示している。
特開2003−222539号公報 (第6頁、第3図)
上記従来技術にあっては、開口部103からの漏れ光R1、R2、R3を利用して、リング部材106を光輝させるように構成されている。しかしながら、漏れ光R1、R2、R3は、比較的弱い光であるために、十分にリング部材106を光輝させることができないという問題点を有している。
上記問題点を解消するために、リング部材自体を発光させるという対策案があるが、リング部材に直接、導光部材を設けなければならず、スペースの確保が困難であることや、重量が嵩むこと、さらには構造が複雑になること等の幾つかの問題点を有している。
また、リング部材に向けて光を導光する導光部材を指針に一体化するという対策案もあるが、指針の指針軸に対する打ち込み高さによって導光部材の発光する部分が、文字板の開口部を介して内側に隠れてしまう恐れがあることから、計器毎に比べてみると、発光する部分の面積にバラツキが生じ、その結果、計器全体としての均一なリング部材照明が得られないという問題点を有している。
その他、リング部材に向けて光を導光する導光部材を指針に設けた場合、導光部材からの光が指針に漏れると、その漏れた光によって不具合が生じるという問題点も有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、省スペース化が可能であるとともに構造が簡単であり、さらにはリング部材の均一な照明がなされて視認性の向上が図られる計器照明構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の計器照明構造は、リング部材を前面に有する文字板と、前記リング部材の内側において前記文字板上に配置形成されている表示意匠を指示する指針本体指示部と該指針本体指示部に連成し下面にモータに取り付けられる指針軸の先端部を差し込む指針袴を形成してなる指針本体基部とを有する指針を備え、前記文字板の前記表示意匠を指し示す前記指針本体指示部の駆動中心位置に前記指針軸と該指針軸の先端部に挿着する指針袴とを貫装する開口部を設け、前記指針の指針本体基部の下方で更には前記文字板の開口部よりも下に光源を配置してなる計器照明構造であって、
前記指針に対し別体で前記開口部に取り付ける導光部材モジュールを更に備え、
前記導光部材モジュールは、前記光源からの光を前記指針本体基部に向けて導光する指針用導光部と、前記光源からの光を前記リング部材に向けて導光するリング照明用導光部を有する光透過性の導光部材とを含み
前記指針用導光部からの光を通過させる光通過口を有すると共に、前記リング照明用導光部における光の拡散を抑制する遮光カバーを含んで構成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、光源からの光が導光部材モジュールの導光部材に入射すると、入射した光はリング照明用導光部に向けて導光される他に、指針用導光部にも導光される。リング照明用導光部に導光された光は、遮光カバーによって光の拡散が抑制されつつ、その後、リング照明用導光部から出射してリング部材に向けて進行する。リング照明用導光部からの光によってリング部材が照明されると、リング部材は恰も自身が発光したかのような状態になる。そして、リング部材で反射した光は、文字板前方のアイポイントに向けて進行する。
また、指針用導光部に導光された光は、指針用導光部から出射して遮光カバーの光通過口を通過し、そして、指針本体基部に入射する。指針本体基部に入射した光は、指針本体基部の反射面等を経由して指針本体指示部に導光され、これに伴って例えば指針本体のホットスタンプ層が光輝する。この時、指針本体は、ホットスタンプ層の色調及び光源に依存した色調に光輝する。
請求項記載の本発明の計器照明構造は、請求項に記載の計器照明構造において、前記遮光カバーは、前記光通過口を有して前記指針本体基部側に位置する上遮光カバーと、前記導光部材の本体部を収容して前記光源側に位置する下遮光カバーとを備え、該下遮光カバーは、前記導光部材モジュールを前記開口部に取り付けるための取り付け手段を一体に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、導光部材モジュールは、導光部材が遮光カバーに収容された状態で、下遮光カバーの取り付け手段を介して、文字板の開口部に取り付けられる。導光部材モジュールは、取り付け専用の部品の新設が不要になる構造を有する。
請求項記載の本発明の計器照明構造は、請求項に記載の計器照明構造において、前記取り付け手段は、前記開口部の縁部に引っ掛かる環状の鍔部と、前記開口部の下方で引っ掛かりを生じさせる可撓性の係止突起とを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、導光部材モジュールは、下遮光カバーの鍔部が文字板の開口部縁部に引っ掛かり、下遮光カバーの係止突起が例えば文字板の後ろでその文字板を支持するケースに引っ掛かることによって、文字板の開口部に取り付けられる。導光部材モジュールは、文字板の前面側から差し込まれるようにして開口部に取り付けられる。
請求項記載の本発明の計器照明構造は、請求項に記載の計器照明構造において、前記下遮光カバーは、前記本体部を保持する保持突起を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、導光部材は遮光カバーに収容されると、保持突起によって保持され、その結果、位置ズレが防止される。リング部材に向けて出射する光の光量は、導光部材の位置ズレがないことから安定する。
請求項1に記載された本発明によれば、リング部材に向けて光を導光する他に、指針用導光部にも導光する導光部材モジュールを文字板の開口部に取り付けてなる構造であることから、構造の簡素化を図ることができるのは勿論のこと、省スペース化も図ることができる。また、導光部材モジュールを指針に対して別体にする構造であることから、導光部材モジュールの取り付け位置を指針の打ち込み高さに関係なく決めることができる。
さらに、遮光カバーを有する導光部材モジュールであることから、不要な箇所へ漏れようとする光を遮光カバーによって抑制することができる。従って、本発明によれば、簡単な構造で省スペース化も可能な計器照明構造を提供することができる。また、本発明によれば、リング照明用導光部からリング部材に向けて出射する光を同サイズの他の計器と同じ光量にすることができる。そして、これにより、計器全体としての均一なリング照明を図ることができる。
そして、本発明によれば、遮光カバーを有する導光部材モジュールを文字板の開口部に取り付けても、光源からの光を確実に指針本体基部へ導光することができる。これにより、指針本体を従来と同様に光輝させることができる。
このようにして、本発明によれば、従来よりも視認性のよい計器照明構造を提供することができる。
請求項に記載された本発明によれば、導光部材モジュールの取り付けを簡単に行うことができる。
請求項に記載された本発明によれば、鍔部と係止突起とを有する取り付け手段によって、導光部材モジュールの取り付けを簡単に行うことができる。
請求項に記載された本発明によれば、保持突起によって、遮光カバーに収容した導光部材の位置ズレを防止することができる。これにより、リング部材に向けて出射する光の光量を安定させることができる。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の計器照明構造の一実施の形態であり、コンビネーションメータに適用された場合の状態を示す正面図である。
図1において、引用符号1は本発明の計器照明構造が適用される一例としてのコンビネーションメータを示している。そのコンビネーションメータ1は、自動車に搭載されるものであって、燃料計部2、タコメータ部3、ウォーニング表示部4、方向指示部5、スピードメータ部6、オドメータ部7、及び水温計部8等を含んで構成されている。上記各部2〜8は、後述の数字、文字、キャラクタ等の表示意匠や意匠パターンを表示する文字板を有している。
コンビネーションメータ1の前面側を形成する見返し板9は、上記各部2〜8に対応する表示窓を有しており、側面及び後面側を構成するメータケース10と一体化されて、コンビネーションメータ1の外形を構成している。上記各部2〜8の前方は、黒色系透明の表ガラス11で覆われている。その表ガラス11の色調と各文字板や見返し部の色調とが相まって、消灯時には、コンビネーションメータ1がブラックフェイス化されるように構成されている。
上記各文字板の後面側には、燃料計部2、タコメータ部3、スピードメータ部6、及び水温計部8の各指針を所定角度回転させるモータが各々配設されている。そのモータは、制御機構からの指令を受けて作動するように構成されている。オドメータ部7には、上記制御機構からの指令を受けて所定の累積走行距離を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置が設けられている。上記各文字板の後面側には、その各文字板及び上記指針に光を供給して照明する光源が配設されている。
燃料計部2は、その指針12が文字板13上に形成された表示意匠である燃料残量を指示するものとして構成されている。また、タコメータ部3は、その指針14が文字板15上に形成された表示意匠であるエンジン回転数を指示するものとして構成されている。ウォーニング表示部4は、オイル不足、ブレーキ警告、充電警告等の各警報をそれらに応じたキャラクタを照明することにより警報表示するものとして構成されている。方向指示部5は、車両走行方向の変更を指示するものとして構成されている。スピードメータ部6は、その指針16が文字板17上の走行スピードを指示するものとして構成されている。
ここで、スピードメータ部6の駆動機構について簡単に説明すると、指針16が文字板17上の該当する車両速度に対応する文字又は目盛りを指示することにより、走行スピードが表示されるようになっている。指針16は、車両速度を計測するセンサによって検出された走行スピードに対応する値に基づき、上記制御機構及び上記モータを含む指針駆動機構により、所定角度だけ回動制御されるように構成されている。
オドメータ部7は、累積走行距離を表示するものとして構成されている。水温計部8は、その指針18が文字板19上の水温を表示するものとして構成されている。これら各部2〜8の駆動機構は公知のものであり、本発明の要旨を理解するには必要がないので、ここではその説明を省略するものとする。尚、各文字板13、15、17、及び19は、それぞれ一枚の板状に形成してもよいし、近接する部位毎に一枚の板状に形成してもよいものとする。ここでは各文字板が独立しているものとする。
各文字板13、15、17、及び19は、所定のトリガー信号に応答して各文字板に対する文字板用光源から供給される光により、後面から照明されるようになっている。また、各文字板13、15、17、及び19に対応する指針12、14、16、及び18も所定のトリガー信号に応答して、指針用光源から供給される光により光輝するようになっている。尚、文字板用光源及び指針用光源を有することから、コンビネーションメータ1は、指針、文字板の順に時差点灯させたり、指針及び文字板を同時に点灯させたりすることができるように構成されている。これにより、点灯に応答して、ブラックフェイス化されていたメータ前面から鮮やかに各表示意匠が浮かび上がり、その浮かび上がった表示意匠がドライバーによって視認されるようになっている。
燃料計部2、タコメータ部3、スピードメータ部6、及び水温計部8には、それぞれ円形状のアナログタイプの表示意匠を周回するようなリング部材20、21、22及び23が設けられている。その各リング部材20、21、22及び23は、例えば蒸着や印刷等により金属調に仕上げられている。また、光沢性を有するように仕上げられている。各リング部材20、21、22及び23は、後述する導光部材モジュールを用いて光源からの光が供給され、そして、照明されるようになっている。各リング部材20、21、22及び23は、それぞれ照明されることにより、ドライバーに向けてリング状に光を発するようになっている。
次に、図2ないし図7を参照しながら、上記スピードメータ部6を代表例として、リング部材22の照明に関する構成及び作用効果を順に説明する。図2は図1のスピードメータ部の分解斜視図、図3は図2の指針及び導光部材モジュールの拡大図、図4は図1のスピードメータ部の断面図、図5は図4の要部拡大図、図6は上遮光カバーの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はA−A線断面図、図7は下遮光カバーの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はB−B線断面図である。
図2において、文字板17は、例えばポリカーボネートシートからなる光透過性を有する円板状の薄いシート部材からなるものであって、このような文字板17には、走行スピードを示す数字「0」、「20」、「40」…やキャラクタ「km/h」等の表示意匠が形成されている。その表示意匠は、上記数字やキャラクタを中抜きにして、文字板17の前面に例えば黒系統色のインクを塗布することにより形成されている。走行スピードを示す数字「0」、「20」、「40」…は、指針軸24(図4及び図5参照)を中心として文字板17上を回動する指針16の先端部により指示されるように配置形成されている。文字板17上には、車両速度を示す数字「0」、「20」、「40」…を周回するようにリング部材22が設けられている。
図2ないし図5において、指針16は、光透過性を有する合成樹脂材料により成形された導光性を有する細長い先細り形状の指針本体25を有している。指針本体25の下面には、指針16を所定の色に光輝させるためのホットスタンプ層が形成されている。このような指針本体25は、指針本体基部26と、その指針本体基部26に連成される指針本体指示部27とを有している。
指針本体指示部27は、指針16の上記先端部となる部分として形成されている。指針本体基部26の下面には、指針軸24の先端部が差し込まれる指針袴28が取り付けられている。指針本体25は、指針軸24及び指針袴28を中心にして文字板17の前面側を回動するように取り付けられている。指針袴28の反対側となる指針本体基部26の上面側には、黒色の指針キャップ29が取り付けられている。その指針キャップ29は、指針本体基部26を覆うことができる形状に形成されている。
指針本体基部26には、水平方向の面となり、光源30からの光が入射する入射面31と、所定の角度で傾斜して入射面31から入射した光32を反射する反射面33とが形成されている。反射面33は、指針本体指示部27に向けて光32を反射するために形成されている。入射面31及び反射面33は、指針本体25の長手方向において、指針軸24の位置よりも前方に配置形成されている。
文字板17は、ケース34により配線板35から所定の間隔を有するように配設されている。文字板17とケース34との間には、拡散板36が設けられている。ケース34には、文字板17及び拡散板36の各周縁部を載置するための載置部37が形成されている。また、載置部37の外側には、リング部材22を載置するための載置部38が形成されている。リング部材22は、文字板17の上記周縁部を押さえ付けるような状態でケース34に固定されている。ケース34の上面側であってリング部材22の外側には、見返し板9(図1参照)が配設されている。尚、ケース34は、メータケース10(図1参照)の一部として形成してもよいものとする。
配線板35の上面には、指針用の複数個の光源30と、文字板用の複数個の光源39とが設けられている。その光源30及び39は、文字板17の後面から所定の間隔だけ離間するように配設されている。光源30及び39としては、例えばLED(Light Emitting Diode)が利用可能であるものとする。配線板35の下面には、上記指針駆動機構を構成するモータ40が固定されている。モータ40には、指針軸24が取り付けられている。
文字板17には、指針袴28が差し込まれるとともに、指針用の複数個の光源30からの光32等が通過する円形の開口部41が貫通形成されている。その開口部41は、配線板35の複数個の光源30の上方に開口、且つ、指針本体基部26の下方に開口するように形成されている。このような開口部41には、本発明の要旨となる導光部材モジュール42が取り付けられている。
導光部材モジュール42は、光源30からの光の一部、すなわち光32を指針本体基部26の入射面31に向けて導光するための部材として構成されている。また、導光部材モジュール42は、光源30からの光の一部、すなわち光43をリング部材22の内周面44に向けて導光するための部材としても構成されている。このような導光部材モジュール42は、光を透過する性質を有する導光部材45と、光を遮光する性質を有する遮光カバー46とを備えて構成されている。以下、図2ないし図7を参照しながら説明する。
導光部材45は、光透過性を有する合成樹脂材料により成形された導光性を有する略筒状の部材であって、本体部47と指針用導光部48とリング照明用導光部49とを有している。本体部47は、光源30からの光32及び43が入射する部分として形成されている。指針用導光部48は、光源30からの光32が導光された後、その光32を指針本体基部26の入射面31に向けて導光する部分として形成されている。リング照明用導光部49は、光源30からの光43が導光された後、その光43をリング部材22の内周面44に向けて導光する部分として形成されている。
本体部47、指針用導光部48、及びリング照明用導光部49は、一体に形成されている。本体部47は、開口部41から下方に位置するように形成されている。一方、指針用導光部48及びリング照明用導光部49は、開口部41から上方に位置するように形成されている。指針用導光部48及びリング照明用導光部49は、指針用導光部48の方が内側となるように配置形成されている。指針用導光部48及びリング照明用導光部49は、リング照明用導光部49の反射面を形成するようなテーパ部50によって隔てられている。
本体部47の入射面は、光源30に対向するように配置形成されている。指針用導光部48の出射面は、指針本体基部26の入射面31に対向するように配置形成されている。リング照明用導光部49の出射面は、リング部材22の内周面44に向くように配置形成されている。
遮光カバー46は、遮光性を有する合成樹脂材料により成形された部材であって、導光部材45を収容するとともに、リング照明用導光部49における光の拡散を抑制することができるように形成されている。遮光カバー46は、上遮光カバー51と下遮光カバー52とを備えて構成されている。
上遮光カバー51は、光通過口53を有している。その光通過口53には、指針用導光部48の外周先端側に存する溝(符号省略)に引っ掛かる係止突起54が形成されている。上遮光カバー51は、係止突起54によって指針用導光部48に取り付けられるように形成されている。このような上遮光カバー51は、指針用導光部48に対して取り付けられると、上遮光カバー51の外周縁部がリング照明用導光部49の上部を覆うようになっている。
下遮光カバー52は、導光部材45の本体部47を収容することができるように形成されている。下遮光カバー52には、開口部41の縁部に引っ掛かる環状の鍔部55と、ケース34に引っ掛かる可撓性の係止突起56とが形成されている。鍔部55及び係止突起56は、導光部材モジュール42を開口部41に取り付けるための取り付け手段として設定されている。鍔部55は、リング照明用導光部49の下部を覆うようにもなっている。係止突起56の内側には、本体部47を保持する保持突起57が形成されている。保持突起57は、半球状に形成されている。
導光部材モジュール42の組み立ては、導光部材45の本体部47を下遮光カバー52に差し込んで収容するとともに、上遮光カバー51を導光部材45の指針用導光部48に嵌合させて取り付けると完了するようになっている。また、導光部材モジュール42の開口部41に対する取り付けは、導光部材モジュール42を文字板17の前面側から開口部41に差し込むことにより取り付けられるようになっている。すなわち、導光部材モジュール42は、下遮光カバー52の鍔部55が開口部41に引っ掛かり、係止突起56がケース34に引っ掛かって係止されると、開口部41への取り付けが完了するようになっている。
上記構成において、所定のトリガーによって光源30が点灯すると、その光源30から上方へ向かう光32及び43は、導光部材モジュール42の本体部47に入射する。そして、本体部47に入射した光32及び43のうち、光32は指針用導光部48の出射面から出射して指針本体基部26の入射面31に入射する。その入射面31に入射した光32は、指針本体基部26の反射面33等を経由して指針本体指示部27に導光され、これに伴ってホットスタンプ層が光輝する。この時、指針本体25は、ホットスタンプ層の色調及び光源30に依存した色調でドライバーに視認されるようになる。
一方、導光部材モジュール42の本体部47に入射した光43は、リング照明用導光部49に導光される。この時、リング照明用導光部49に導光された光43は、遮光カバー46によって光の拡散が抑制される。リング照明用導光部49に導光された光43は、リング照明用導光部49の出射面から出射し、そして、その出射した光43は、リング部材22の内周面44に向けて進行する。リング部材22の内周面44で反射された光43は、上方に向かってドライバーのアイポイントに到達する。リング部材22は、本形態において、メタリック調に発光する(一例であるものとする)。
尚、リング部材22の内周面44は、図示の如く外側に向かって開口するような傾斜(又は湾曲でもよい)を有するように形成されている。従って、このような内周面44により反射された光43は、ある程度の角度範囲を持って文字板17の前方に向かうようになる。多少のアイポイントの変動は、吸収されるようになる。これにより、ドライバーの姿勢や体型に依存することなく高品位感を与えることが可能になるのは言うまでもない。
リング部材22の内周面44に関しては、特に図示しないが、反射層を設けてリング部材22全体を均一に照明するとともに、アイポイント以外への反射を抑制するような構造にしてもよいものとする。ここでの反射層は、例えばシボ、セレーション、ブラッシング等の加工を施すことにより設けられるものとする(この限りではないものとする。反射層は塗装等でも代用可能である)。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明は、リング部材22に向けて光43を導光する導光部材モジュール42を文字板17の開口部41に取り付けてなる計器照明構造であることから、リング部材22を従来よりも格段に明るい状態に照明することができる。また、上述の説明からも分かるように、構造の簡素化を図ることができるのは勿論のこと、省スペース化も図ることができる。さらに、導光部材モジュール42を指針16に対して別体にする計器照明構造であることから、導光部材モジュール42の取り付け位置を指針16の打ち込み高さに関係なく決めることができる。さらにまた、遮光カバー46を有する導光部材モジュール42を備えた計器照明構造であることから、不要な箇所への光漏れを遮光カバー46によって抑制することができる。
従って、本発明によれば、簡単な構造で省スペース化も可能な計器照明構造を提供することができる。また、本発明によれば、導光部材モジュール42からリング部材22に向けて出射する光43を同サイズの他の計器(タコメータ部3)と同じ光量にすることができる。そして、これにより、計器全体としての均一なリング照明を図ることができる。さらに、従来よりも視認性のよい計器照明構造を提供することができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
尚、上述の計器照明構造は、スピードメータ部6以外にも適用することが可能であるものとする。また、ブラックフェースタイプや時差点灯タイプのメータ装置の計器照明構造のみならず、一般的なメータ装置の計器照明構造としても適用することが可能であるものとする。さらに、リング部材22の形状は完全な円形リング状に限るものではなく、楕円形リング状や一部が切り欠かれたリング状であってもよいものとする。さらにまた、リング部材22の内周面44に、目盛りを設けて目盛り付きリング部材としてもよいものとする。
本発明の計器照明構造の一実施の形態であり、コンビネーションメータに適用された場合の状態を示す正面図である。 図1のスピードメータ部の分解斜視図である。 図2の指針及び導光部材モジュールの拡大図である。 図1のスピードメータ部の断面図である。 図4の要部拡大図である。 上遮光カバーの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はA−A線断面図である。 下遮光カバーの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はB−B線断面図である。 従来例のメータ装置の要部断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ
6 スピードメータ部
16 指針
17 文字板
22 リング部材
24 指針軸
25 指針本体
26 指針本体基部
27 指針本体指示部
28 指針袴
29 指針キャップ
30 光源
32 光
41 開口部
42 導光部材モジュール
43 光
44 内周面
45 導光部材
46 遮光カバー
47 本体部
48 指針用導光部
49 リング照明用導光部
50 テーパ部
51 上遮光カバー
52 下遮光カバー
53 光通過口
54 係止突起
55 鍔部(取り付け手段)
56 係止突起(取り付け手段)
57 保持突起

Claims (4)

  1. リング部材を前面に有する文字板と、前記リング部材の内側において前記文字板上に配置形成されている表示意匠を指示する指針本体指示部と該指針本体指示部に連成し下面にモータに取り付けられる指針軸の先端部を差し込む指針袴を形成してなる指針本体基部とを有する指針を備え、前記文字板の前記表示意匠を指し示す前記指針本体指示部の駆動中心位置に前記指針軸と該指針軸の先端部に挿着する指針袴とを貫装する開口部を設け、前記指針の指針本体基部の下方で更には前記文字板の開口部よりも下に光源を配置してなる計器照明構造であって、
    前記指針に対し別体で前記開口部に取り付ける導光部材モジュールを更に備え、
    前記導光部材モジュールは、前記光源からの光を前記指針本体基部に向けて導光する指針用導光部と、前記光源からの光を前記リング部材に向けて導光するリング照明用導光部を有する光透過性の導光部材とを含み
    前記指針用導光部からの光を通過させる光通過口を有すると共に、前記リング照明用導光部における光の拡散を抑制する遮光カバーを含んで構成する
    ことを特徴とする計器照明構造。
  2. 請求項1に記載の計器照明構造において、
    前記遮光カバーは、前記光通過口を有して前記指針本体基部側に位置する上遮光カバーと、前記導光部材の本体部を収容して前記光源側に位置する下遮光カバーとを備え、該下遮光カバーは、前記導光部材モジュールを前記開口部に取り付けるための取り付け手段を一体に有する
    ことを特徴とする計器照明構造。
  3. 請求項2に記載の計器照明構造において、
    前記取り付け手段は、前記開口部の縁部に引っ掛かる環状の鍔部と、前記開口部の下方で引っ掛かりを生じさせる可撓性の係止突起とを有する
    ことを特徴とする計器照明構造。
  4. 請求項に記載の計器照明構造において、
    前記下遮光カバーは、前記本体部を保持する保持突起を有する
    ことを特徴とする計器照明構造。
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