JP3895996B2 - メータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に搭載されるメータ装置に関し、特に、文字板に周設されたリング部材を有するメータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載されるこの種のメータ装置においては、指針、及び文字、数字、目盛り等の表示意匠が形成された文字板を背面側から専用光源で照明するようにしている。また、近年、高級感、高品位感を増長させる等の目的で、この表示意匠を周回するように導光体のリング部材を設置して、同様に背面側から専用光源でこれを照明するようにしたメータ装置が知られている。ところが、このようなメータ装置では、上記リング部材に専用光源を必要とするため、構造の複雑化及びこれに伴うコスト高を招いていた。この問題を以下に図面を用いて説明する。
【0003】
図4は、この種の従来のメータ装置の概要を理解するための要部断面図である。このメータ装置は、スピードメータ部やタコメータ部の他、方向指示部、各種ウォーニング表示部等が一体化されたコンビネーションメータの一部を示すものである。
【0004】
図4の要部断面図に示すように、指針91は導光性を有する細長い先細り形状の樹脂で形成されており、指針軸部91aを中心にして指示部が文字板92の前面側を回動するように配置されている。指針91の下面には、通常、指針91を所定色に光輝させるためのホットスタンプ層が形成されるがここでは省略している。また、指針軸部91aの上面側には黒色の指針キャップ91bが被せられている。
【0005】
文字板92は、透明生地の薄い円板状のシート板に、所定の数字、文字等の表示意匠を中抜きにして、黒色塗装した円板状のシート板である。上記指針軸部91aが挿通されると共に指針用の光源96aからの光が指針軸部91aの周囲に入射するように、指針軸部91aの外径よりもやや大きい内径を有する開口部92aが形成されている。また、リング透光部材93に光源96bからの光が入射するように窓部92bも形成されている。また、文字板92の背面には、文字板用光源(不図示)からの光を導光させるための導光板が重着されることが多いが、ここでは省略されている。
【0006】
リング透光部材93は、表示意匠の取り巻くように周設された導光性枠体であり、下面から受光して、光源色又はリング透光部材の色調に依存してリング状に光輝する。このリング透光部材93は、見返し板97に熱溶着等により固定されている。ベースプレート94は、文字板92やモータ95をメータ内の所定位置に固定する。モータ95は、ベースプレート94に固定されて指針91を回動させる。このモータ95の回転軸95aは、指針91の指針軸部91aに挿着されている。また、モータ95は、ここでは図示しない各種センサによって検出されたセンサ出力に基づいて指針91を所定角度だけ回動させて、文字板92に形成された所定の表示意匠を指示する。
【0007】
光源96a及び96bは、文字板92の背面から所定距離だけ離間してベースプレート94に固定されている。光源96aからの光は上方に向かい、文字板92の開口部92aを通過して、指針91を光輝させるために指針軸部91aの周辺部に供給される。また、光源96bはリング透光部材93を光輝させるために、光源96aとは独立して設けられている。更に、ここでは図示しないが、文字板92を背面から照明する光源も設けられている。なお、ここではベースプレート94上に配置される他の回路類や構造は省略している。そして、上記文字板92、リング透光部材93及び見返し板97の前方を覆うように暗色系の半透過性の表ガラス98が取り付けられている。
【0008】
このような構成において、所定のトリガーによって光源96aが点灯すると、この光源96aからの上方に向かう光は、文字板92の開口部92aを通過して、指針軸部91aの周辺部から指針91の内部に入射する。この入射光は、指針91の内部に形成された反射面等を経由して指針91の先端方向に導光され、指針91をホットスタンプ層の色調で光輝させる。また、光源96aから上方に向かう光の一部は、図中、R9で示すように、上記開口部92aから漏れてリング透光部材93の方向に進行する。これと同時に光源96bが点灯すると、リング透光部材93も所定の色調で光輝する。そして、これらは表ガラス98を通過して、図中、上方に位置するドライバ等のアイポイントに到達する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような従来のメータ装置は、指針91用及びリング透光部材93用にそれぞれ専用光源が必要である。そして、これに伴ってメータ構造の複雑化や組立工数増加等を招き、メータ装置がコスト高になるという問題がある。
【0010】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、光源数を減少させてメータ構造を簡素化しつつ、より一層の高級感を持たせるようにしたメータ装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車載メータは、表示意匠32cが形成された文字板32と、前記文字板32の背面側に配置された光源36と、導光性を有し指針軸部31bを中心にして前記文字板32の前面側を回動するように配置された指針31と、前記指針軸部31bが挿通されると共に前記光源36からの光が前記指針31の基端部に入射するように、前記文字板32の中央部に前記指針軸部31bの外径よりもやや大きい内径を有して形成された開口部32aと、を具備するメータ装置において、前記文字板32の前方は黒色系統の表ガラス11で覆われ、前記文字板32の背面側に光を供給して、前記表示意匠32cを照明するための前記光源36とは異なる文字板用光源を更に具備し、前記指針31が光輝している際には、前記文字用専用光源は消灯状態であり、前記表示意匠32cを周回するように前記文字板32の前面側に設置された枠体であって、外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状で光沢性のある内壁を有するとともに前記開口部32aからの前記光源36による漏れ光を利用して環状の反射照明を生ずるリング部材33、を具備し、前記文字板32と前記リング部材33との間には、前記リング部材33の内径よりやや小さな内径を有する黒色系統の縁取り部材9aが、前記リング部材33の内側を縁取るように介設されており、更に前記縁取り部材9aは前記指針31の回動範囲よりやや大きな表示窓を有した見返し板9のうち、前記表示窓の周縁近傍からなること、を特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、文字板32の背面側に配置された光源36からの光は、指針軸部31bの周辺部に入射して指針31の先端部に向かって進行する。この光源36からの光はまた、文字板32の開口部32aから漏れて、リング部材33の内壁33aに向けて進行する。リング部材33の内壁33aは光沢性があり、外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状であるので、漏れ光はこの内壁33aで反射して文字板32前方のアイポイントに向かう。すなわち、漏れ光を利用してリング状の反射照明を発生させる。また、内壁33aは外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状をしているので、反射光はある程度の角度範囲をもって文字板32の前方に向かうことになり、多少のアイポイントの変動も吸収する。また、文字板32の前方は黒色系透明の表ガラスで覆われ、表示意匠32cを照明するために文字板32の背面側に配置された光源36とは異なる文字板用光源が具備されているので、光源36の消灯時にはブラックフェイス化され、光源36の点灯時には文字用光源は消灯状態になり、指針31とリング部材33とが黒色系統の背面に鮮やかに浮かび上がって視認される。
また、見返し板9の表示窓の周縁近傍が上記縁取り部材9aとして利用されるので、縁取りのための専用部材を追加することなく、鮮やかなリング照明を提供できる。また、文字板32とリング部材33との間には、リング部材33の内径よりやや小さな内径の縁取り部材9aが、リング部材33の内側を縁取るように介設され、この縁取り部材9aは黒色系統に形成されるので、リング状の輪郭がくっきりと縁取られて光輝する。
【0013】
上記課題を解決するためになされた請求項2に記載の車載メータは、請求項1記載のメータ装置において、前記光沢性は、メッキ処理によるものであることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、また、リング部材33の光沢性は、メッキ処理したものであるので、メッキ自体の装飾効果と相乗的に、メッキの光沢性を利用したリング照明効果が付加される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示し、本発明のメータ装置がコンビネーションメータに適用された例を示す正面図である。
【0024】
図1に示すように、本発明のメータ装置は、例えば、車載されるコンビネーションメータ1に適用されるものとする。このメータ1は、燃料計部2、タコメータ部3、ウォーニング表示部4、方向指示部5、スピードメータ部6、オドメータ部7、及び水温計部8等を含んで構成される。これら各部2〜8は、後述の数字、文字、キャラクタ等の表示意匠や意匠パターンを表示する文字板を有する。このメータ1の前面側を形成する見返し板9は、上記各部2〜8に対応する表示窓を有しており、側面及び背面側を構成するメータケース10と一体化されて、メータ1の外径を構成する。更に、各部2〜8の前方は、黒色系透明の表ガラス11で覆われている。この表ガラス11の色調と各文字板や見返り部の色調とが相まって、消灯時には、このメータ1はブラックフェイス化される。
【0025】
各文字板の背面側には、燃料計部2、タコメータ部3、スピードメータ部6及び水温計部8の各指針をここでは図示しない制御機構に指令されて所定角度回動させるモータが配備されている。また、制御機構に指令されてオドメータ部7に所定の累積走行距離を表示するここでは図示しないLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置も配備されている。更に、裏側から上記各文字板及び指針に光を供給して照明するここでは図示しない光源が配備されている。
【0026】
上記燃料計部2はその指針21が、文字板22上に形成された表示意匠である燃料残量を指示するものである。タコメータ部3はその指針31が文字板32上のエンジン回転数を指示するものである。これに関する駆動機構を簡単に説明すると、指針31がこの文字板32上の該当するエンジン回転数に対応する数字又は目盛りを指示することにより、エンジン回転数が表示される。この指針31は、ここでは図示しないエンジン回転数センサによって検出されたエンジン回転数に対応する値に基づいて、制御機構及び上記モータを含む指針駆動機構により、所定角度だけ回動制御される。ウォーニング表示部4はオイル不足、ブレーキ警告、充電警告等の各警報をそれらに応じたキャラクタを照明することにより警報表示するものである。方向指示部5は車両走行方向の変更を指示するものである。スピードメータ部6はその指針61が文字板62上の走行スピードを指示するものである。オドメータ部7は累積走行距離を表示するものである。水温計部8はその指針81が文字板82上の水温を指示するものである。これら各部2〜8の駆動機構は公知のものであり、本発明の要旨を理解するには、必要ないのでここでは説明を省略する。また、各文字板22、32、42、52、62、72、及び82は一枚の板状に形成してもよいし、近接する部位毎に一枚の板状に形成するようにしてもよいが、ここでは各文字板を独立するものとして記載する。
【0027】
各文字板22、32、62、及び82は、所定のトリガー信号に応答して各文字板に対応する文字板用光源から供給される光により背面から照明される。また、各文字板22、32、62、及び82に対応する各指針21、31、61、及び81も他のトリガー信号に応答して、指針用光源から供給される光により光輝する。すなわち、このメータ1は、指針、文字板の順に時差点灯させることができる。もちろん、指針及び文字板を同時に光輝、照明させることも可能である。これにより、点灯に応答して、ブラックフェイス化されていたメータ前面から鮮やかに各表示意匠が浮かびあがるようにして視認される。
【0028】
また、円形状のアナログタイプの上記燃料計部2、タコメータ部3、スピードメータ部6及び水温計部8は、それぞれ各表示意匠を周回するようにリング部材23、33、63、及び83を有している。各リング部材23、33、63、及び83は光沢性を有し、指針照明時には上記文字板の背面側に配置された指針用光源からの光の漏れを利用してリング状に照明される。これに関する構成及び作用効果は、代表してタコメータ部3を例にしながら、以下に図2及び図3を用いて説明する。
【0029】
図2及び図3は共に本発明の一実施形態を示し、図2は図1のタコメータ部の正面図であり、図3はタコメータ部の要部断面図である。
図2の正面図に示すように、文字板32は、例えば、ポリカーボネイトシートからなる透明生地の薄い円板状のシート板である。この文字板32には、エンジン回転数を示す数字「0」、「1」、「2」、…、やキャラクタ「×1000rpm」等の表示意匠が形成されている。この表示意匠部は、上記数字やキャラクタを中抜きにして、文字板32に、例えば、黒系統色のインクを塗布することによって形成される。上記エンジン回転数を示す数字「0」、「1」、「2」、…、は、この文字板32上を指針軸31aを中心として回動する指針31の先端部により指示される。また、エンジン回転数を示す数字「0」、「1」、「2」、…、を周回するように、文字板32の前面側にはリング部材33が設置されている。
【0030】
このリング部材33の表面、特に、内壁33aは光沢性を有する。この光沢性は、例えば、反射率の高いメッキ処理によるものが好ましいが他の処理方法を用いてもよい。要は、内壁33aにある程度の反射率を持たせればよい。但し、メッキ処理によると、メッキ自体の装飾効果と相乗的に、メッキの光沢性を利用したリング照明効果が付加されることになり、非常に高品位感及び商品性を高めることができる。その色調は、表ガラス11の色調とコントラストのある薄白色系統が好ましいが、指針照明時に表ガラス11を通して視認可能である色調であれば、意匠的な観点から他の色調にしてもよい。
【0031】
また、上記文字板32とリング部材33との間には、リング部材33の内径よりやや小さな内径を有する縁取り部材9aが、上方から見てリング部材33の内側を縁取るように介設されている。この縁取り部材9aは、例えば、黒色系統であり、通常、この種のメータに具備される見返し板9の一部を利用して形成してもよいし、専用の縁取り用リングを用いてもよい。この縁取り部材9aにより、リング状の輪郭がくっきりと縁取られて光輝するようになり、更に高品位感を提供することができる。
【0032】
図3の要部断面図に示すように、指針31は、導光性を有する細長い先細り形状の透過性の樹脂で形成された指針本体31aの基端部近傍に接着された指針軸部31bを中心にして、文字板32の前面を回動するように配置されている。この指針本体31aの下面には、指針31を所定色に光輝させるため、赤や白等の所定色のホットスタンプ層31a1が形成されている。また、指針軸部31bの上面側には黒色の指針キャップ31cが被せられている。この指針キャップ31cは、上記ホットスタンプ層31a1に対応するスリット部を除いて、指針本体31aに覆設される。更に、指針本体31aと指針キャップ31cとの間にはバランサ31dが挟持されている。
【0033】
文字板32には、上記指針軸部31bが挿通されると共に指針用の複数個の光源36からの光が指針本体31aの基端部に入射するように、その中央部に指針軸部31bの外径よりもやや大きい内径を有する円形の開口部32aが形成されている。また、後述するリング部材33の係止片33bに対応して小孔部32bも形成されている。なお、32cは、中抜き塗装された表示意匠を示す。また、文字板32の背面には、現実的には、文字板用光源(不図示)からの光を導光させるための導光板が重着されるが、ここでは省略されている。
【0034】
リング部材33は、文字板32に形成された表示意匠32cを周回するように、文字板32の前面側に設置されている。このリング部材33は、外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状の内壁33aを有している。そして、リング部材33の表面のうちで、少なくともこの内壁33aはメッキ処理等が施されて光沢性を有している。もちろん、処理の容易性からリング部材33の表面全体が光沢性を有するようにしてもよい。その色調は、上述したように薄白色系統が好ましいが、意匠的な観点から他の色調にしてもよい。更に、このリング部材33は、先端に爪部が形成されて下方に延びる係止片33bを有している。この係止片33bは、見返し板9にリング部材33を固定される際に利用される。
【0035】
ベースプレート34は、文字板32やモータ35をメータ内の所定位置に固定する。このベースプレート34は、メータケース10の一部として形成されるようにしてもよい。
【0036】
モータ35は、ベースプレート34に固定されて指針31を回動させる。このモータ35の回転軸35aは、上記指針軸部31bに挿着されている。また、モータ35は、ここでは図示しないエンジン回転数センサによって検出されたエンジン回転数に基づき指針31を所定角度だけ回動させて、文字板32に形成された所定の表示意匠32c、すなわち、エンジン回転数を示す数字を指示させて、エンジン回転数を知らせる。
【0037】
光源36は、文字板32の背面から所定距離だけ離間するように、ベースプレート34に固定されている。この光源36としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が利用される。この光源36の色調は、例えば、赤色、又は黄色系統である。この光源36から光は上方に向かい、文字板32の開口部32aを通過して、指針31を光輝させるために指針軸部31bの周辺部、すなわち、指針基端部に供給される。この光は、上記リング部材33を光輝させるのにも利用されるが、この作用効果については後述する。
【0038】
また、見返し板9は黒色樹脂製であり、このメータ装置1の前面側を形成する。見返し板9は、指針31の回動範囲よりやや大きな表示窓を有して、文字板32の表示領域以外を覆う。この見返し板9の表示窓の周辺部には、上記リング部材33の係止片33bに対応した係止穴9bが形成されている。この係止穴9bと上記係止片33bとは対になっており、例えば、90度毎に均等に4対設けられている。このようなリング部材33の係止片33b及び見返し板9の係止穴9bにより、容易にリング部材33を組み付けることができる。
【0039】
更に、この見返し板9の表示窓の周辺部は、上記縁取り部材9aとして利用することも可能である。すなわち、この部分はリング部材33の内径よりやや小さな内径に成るように形成されており、上方から見てリング部材33の内側を縁取るように視認される。このように見返し板9の一部を縁取り部材9aとして利用することにより、部材追加をすることなく上述のような鮮やかなリング照明を提供することができる。もちろん、縁取り部材9aとして専用の縁取り用リングを用いてもよい。
【0040】
この見返し板9、文字板32、及びリング部材33の前方を覆って暗色系の半透過性の表ガラス11が取り付けられている。この表ガラス11は、例えば、見返し板9の一部を利用して固定され、メータの一部を構成する。この表ガラス11は、暗色系のであるので、光輝した文字板32上の表示意匠、指針31及びリング部材33が浮かび上がるように見え、それらの視認性が向上する。また、消灯時にはブラックフェイス化されるので、更に高品位感を提供することができる。なお、ここでは本発明の要旨を理解するのに必要でないベースプレート34上に配置される他の回路類や構造は省略している。
【0041】
このような構成において、所定のトリガーによって光源36が点灯すると、この光源36からの上方に向かう光は、文字板32の開口部32aを通過して、指針基端部から指針31(厳密には指針本体31a)の内部に入射する。この入射光は、指針31の内部に形成された反射面等を経由して指針31の先端方向に導光され、これに伴い上記ホットスタンプ層31a1が光輝される。これにより、指針指針31はホットスタンプ層31a1の色調及び光源36に依存した色調で視認されることになる。
【0042】
一方、光源36から上方に向かう光は、図中、R1、R2、R3で示すように、上記開口部32aから漏れてリング部材33の方向に進行する。そして、例えば、光R1、R2は、上記リング部材33の曲線的な断面凸状の内壁33aに反射して、上方に向かいアイポイントEP1、EP2に到達する。このアイポイントEP1、EP2は、例えば、ドライバのアイポイントを想定している。すなわち、異なるドライバ、或いは、ドライバの姿勢等により、アイポイントが変動しうることを示している。なお、光R3もここでは図示しないが、同様に、リング部材33の内壁33aに反射して、ドライバのアイポイントに到達する。このように、内壁33aは外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状をしているので、反射光R1、R2はある程度の角度範囲を持って文字板32の前方に向かうことになり、多少のアイポイントの変動も吸収する。すなわち、メータ視認者の姿勢や体型に依存することなく高品位感を与えることが可能になる。
【0043】
以上、本実施形態によれば、文字板32の開口部32aからの漏れ光を利用してリング部材33にリング状の反射照明を発生させることにより、メータ視認者に高品位感を与える。すなわち、この種のメータに発生する漏れ光を積極的に利用することにより、リング部材を照明するための専用光源を用いることなく、簡単な構成でリング状の反射照明を提供して、高品位感を演出することができる。
【0044】
また、指針31と文字板32とを時差点灯させることにより、指針31とリング部材33のみが、黒色系統の背景に鮮やかに浮かび上がって視認されるようにすることも可能で、更に高品位感を提供することができる。
【0045】
なお、本メータ装置は、図2で示したタコメータ部以外にも適用可能であることはいうまでもない。また、本メータ装置は、ブラックフェースタイプや時差点灯タイプのメータ装置のみならず、一般的なメータ装置も適用可能である。更に、リング部材33の形状は、完全な円状リングのみならず、例えば、楕円状リング或いは一部切り欠かれたリング状であってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、文字板32の開口部32aからの漏れ光を利用してリング部材33にリング状の反射照明を発生させることにより、メータ視認者に高品位感を与える。このように、この種のメータに発生する漏れ光を積極的に利用することにより、リング部材専用光源を用いることなく、簡単な構成でリング状の反射照明を提供する。更に、内壁33aは外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状をしているので、反射光は鏡面反射によりある程度の角度範囲をって文字板32の前方に向かうことになり、多少のアイポイントの変動も吸収する。すなわち、メータ視認者の姿勢や体型に依存することなく高品位感を与えることが可能になる。また、文字板32の前方は黒色系透明の表ガラスで覆われ、表示意匠32cを照明するために文字板32の背面側に配置された光源36とは異なる文字板用光源が具備されているので、光源36の消灯時にはブラックフェイス化され、光源36の点灯時には文字板用光源は消灯状態になり、指針31とリング部材33とが黒色系統の背景に鮮やかに浮かび上がって視認される。また、見返し板9の表示窓の周縁近傍が上記縁取り部材9aとして利用されるので、縁取りのための専用部材を追加することなく、鮮やかなリング照明を提供できる。文字板32とリング部材33との間には、リング部材33の内径よりやや小さな内径の縁取り部材9aが、リング部材33の内側を縁取るように介設されているので、リング状の輪郭がくっきりと縁取られて光輝するようになり、さらに高品位感を提供することができる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、リング部材33の光沢性は、メッキ処理したものであるので、メッキ自体の装飾効果と相乗的に、メッキの光沢性を利用したリング照明効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、本発明のメータ装置がコンビネーションメータに適用された例を示す正面図である。
【図2】図1のタコメータ部の正面図である。
【図3】図1のタコメータ部の要部断面図である。
【図4】この種の従来のメータ装置の概要を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ
2 燃料計部
3 タコメータ部
4 ウォーニング表示部
5 方向指示部
6 スピードメータ部
7 オドメータ部
8 水温計部
9 見返し板
9a 縁取り部材
9b 係止穴
10 メータケース
11 表ガラス
31 指針
31a 指針本体
31b 指針軸部
32 文字板
32a 開口部
32c 表示意匠
33 リング部材
33a 内壁
34 ベースプレート
35 モータ

Claims (2)

  1. 表示意匠が形成された文字板と、前記文字板の背面側に配置された光源と、導光性を有し指針軸部を中心にして前記文字板の前面側を回動するように配置された指針と、前記指針軸部が挿通されると共に前記光源からの光が前記指針の基端部に入射するように、前記文字板の中央部に前記指針軸部の外径よりもやや大きい内径を有して形成された開口部と、を具備するメータ装置において、
    前記文字板の前方は黒色系統の表ガラスで覆われ、
    前記文字板の背面側に光を供給して、前記表示意匠を照明するための前記光源とは異なる文字板用光源を更に具備し、前記指針が光輝している際には、前記文字用専用光源は消灯状態であり、
    前記表示意匠を周回するように前記文字板の前面側に設置された枠体であって、外側に向かうにしたがって曲線的に徐々に開口する断面凸状で光沢性のある内壁を有するとともに前記開口部からの前記光源による漏れ光を利用して環状の反射照明を生ずるリング部材、を具備し、
    前記文字板と前記リング部材との間には、前記リング部材の内径よりやや小さな内径を有する黒色系統の縁取り部材が、前記リング部材の内側を縁取るように介設されており、
    更に前記縁取り部材は前記指針の回動範囲よりやや大きな表示窓を有した見返し板のうち、前記表示窓の周縁近傍からなること、
    を特徴とするメータ装置。
  2. 請求項1記載のメータ装置において、
    前記光沢性は、メッキ処理によるものであることを特徴とするメータ装置。
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