JP2008116391A - 計器装置の指針 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でありながら移動体の乗員の視認性に優れた計測装置の指針を提供する。
【解決手段】計器装置1の指針12は指針本体21等を備えている。指針本体21は出力軸8が回転する際に回転中心となる基端部13と基端部13から該基端部13の外周方向に延在する指示部14とを備えている。基端部14は光を受光するとともに指示部14に向かって光を反射する受光部33とを備えている。指針本体21はさらに指示部14の文字板6と相対する面上の中央部に該指示部14の全長に亘って設けられた着色層40と指示部14の乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに光を反射する反射層16とを備えている。着色層40と反射層16とは反射面34からの光を反射する。着色層40は鮮明に反射層16は淡く光輝して移動体の乗員に視認される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の移動体に搭載される計器装置の指針に関し、特に、指針本体を光輝させて観測者に視認させる計器装置の指針に関する。
自動車や船舶等の移動体には、各種の計測手段が計測した情報を移動体の乗員に対し表示するために計器装置が搭載されている。このような計器装置類のうち指針を用いるアナログ式の計器装置においては、光源の光により指針を光輝させる形式のものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種の計器装置の指針は、導光材料から形成される。指針は、回転中心となる基端部と、基端部から該基端部の外周方向に延在する指示部と、基端部に設けられた受光部と、を備えている。指針は、受光部が光源からの光を受光するとともに指示部に向かって光を反射し、指示部を均一に光輝させる。指針は単色で光輝するため、周囲から際立たせてより移動体の乗員の注意をひくように改善の余地があった。
この種の課題を解決するために、様々な計測装置の指針が用いられている(例えば、特許文献2参照)。この種の指針において、指示部は、該指示部の幅方向に列設された複数の導光部材と、各導光部材内を導かれる光が隣り合う他の前記導光部材へ入射するのを阻止する阻止手段と、を備えている。
光源の光は、一つの導光部材に入射すると、阻止手段によって隣り合う他の導光部材に入射することはない。よって最初に入射した導光部材の内部のみを通過し、所望の導光部材のみを光輝させることができる。また、各導光部材毎に光源の光の色や光源の光輝するタイミングを変化させること等により、複数の導光部材を互いに異なった色やタイミングで光輝させることができる。指針は周囲からより際立ち、指示先も明瞭になって移動体の乗員の視認性を向上させることができる。
特開2005−265835号公報 特開2005−121376号公報
前述した特許文献2等に記載された計測装置の指針は、指示部に複数の導光部材や反射面を備えており、構造が複雑になる傾向があった。また、複数の光源を使用したり、更に光源の点灯及び消灯を制御する装置等が必要になる場合もあり、計器装置の構造が複雑になる傾向があった。
したがって、本発明の目的は、簡単な構造でありながら移動体の乗員の視認性に優れた計測装置の指針を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の計器装置の指針は、出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを内部に収容した計器ケースと、移動体の状況を示す表示部を有する文字板と、を備えた計器装置に用いられ、光源からの光が入射して光輝することによって前記移動体の乗員に前記計測量を視認させるようにした計器装置の指針において、導光材料から形成され、前記出力軸が回転する際に回転中心となる基端部と、前記基端部から該基端部の外周方向に延在する指示部と、前記基端部に設けられ且つ前記光を受光するとともに前記指示部に向かって前記光を反射する受光部と、を有した指針本体を備えるとともに、前記指示部の前記文字板と相対する面上の中央部に該指示部の全長に亘って設けられた着色部と、前記指示部の前記乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに前記光を反射する反射部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の計器装置の指針は、請求項1に記載の計器装置の指針において、前記指示部の前記文字板と相対する面の中央部から凸に且つ該指示部の全長に亘って設けられた凸部を更に備え、前記凸部の外面に前記着色部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の計器装置の指針は、請求項1に記載の計器装置の指針において、前記指示部の前記文字板と相対する面の中央部から凹に且つ該指示部の全長に亘って設けられた凹部を更に備え、前記凹部の内面に前記着色部が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の計器装置の指針によれば、指示部の文字板と相対する面上の中央部に指示部の全長に亘って着色部が設けられ、指示部の移動体の乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに光を反射する反射部が設けられている。このため、指示部の中央部は着色部の色に光輝するとともに着色部の両横部は反射部の反射光によって光輝し、指針は三分割されているかのように光輝する。
請求項2に記載した本発明の計器装置の指針によれば、指示部の文字板と相対する面の中央部から凸に、該指示部の全長に亘って設けられた凸部を更に備え、凸部の外面に着色部が設けられている。このため、突部の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色部を設ければよい。
請求項3に記載した本発明の計器装置の指針によれば、指示部の文字板と相対する面の中央部から凹に、該指示部の全長に亘って設けられた凹部を更に備え、凹部の内面に着色部が設けられている。このため、突部の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色部を設ければよい。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、指示部の文字板と相対する面上の中央部に指示部の全長に亘って着色部が設けられ、指示部の移動体の乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに光を反射する反射部が設けられている。このため、指示部の中央部は着色部の色に光輝するとともに着色部の両横部は反射部の反射光によって光輝し、指針は三分割されているかのように光輝する。したがって、簡単な構造の指針でありながら移動体の乗員の視認性に優れている。また、移動体の乗員に斬新感を与えることができる。
請求項2に記載の本発明は、指示部の文字板と相対する面の中央部から凸に、該指示部の全長に亘って設けられた凸部を更に備え、凸部の外面に着色部が設けられている。このため、突部の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色部を設ければよい。したがって、着色部を所望の位置、サイズ及び形状に簡単に設けることができる。
請求項3に記載の本発明は、指示部の文字板と相対する面の中央部から凹に、該指示部の全長に亘って設けられた凹部を更に備え、凹部の内面に着色部が設けられている。このため、突部の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色部を設ければよい。したがって、着色部を所望の位置、サイズ及び形状に簡単に設けることができる。
以下、本発明の第一の実施形態にかかる計器装置の指針を図1ないし図5及び図9を参照して説明する。本発明の第一の実施形態にかかる図1に示す計器装置の指針(以下、単に指針と呼ぶ)12は、図9に示す計器装置としての車両用コンビネーションメータ1に用いられる。
車両用コンビネーションメータ1は、自動車等の移動体に搭載されて、移動体の乗員に対し、移動体の状況を表示する装置である。車両用コンビネーションメータ1は、図9に示すように、計器ケースとしてのケーシング3と、表示計器4と、文字板6と、見返し板10と、透明カバー11と、を備えている。
ケーシング3は、表ケース3aと、裏ケース3bと、を備えている。表ケース3aは、箱状に形成されている。裏ケース3bは、表ケース3a側に開口した箱状に形成されている。表ケース3aが裏ケース3bの外縁に取り付けられて、ケーシング3が組み立てられる。
ケーシング3内には、後述するムーブメント7a、7b、7c、7dや、文字板6用の光源としてのLED(図示せず)等や、指針12用の光源としてのLED(図示せず)等が収容される。ケーシング3内には、さらに、ムーブメント7a、7b、7c、7dやLED等と電気的に接続するプリント基板36が収容される。プリント基板36は、ムーブメント7a、7b、7c、7d等の動作を制御するためのマイコン等の電子部品が実装されている。
表示計器4は、車両の速度を表示するスピードメータ4aと、エンジンの回転数を表示するタコメータ4bと、燃料の残量を表示するヒューエルゲージ4cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージ4dと、を備えている。
スピードメータ4a、タコメータ4b、ヒューエルゲージ4c及びテンパラチャゲージ4dとは、それぞれ、計器ユニットとしてのムーブメント7a、7b、7c、7dと、指針12a、12b、12c、12dと、文字板6a、6b、6c、6d等によって構成されている。
ムーブメント7a、7b、7c、7dは、それぞれ、車両に搭載された図示しない車速計測手段、エンジン回転数計測手段、燃料残量計測手段及び冷却水温度計測手段等と接続されている。ムーブメント7a、7b、7c、7dは、ぞれぞれ、これらの計測手段が計測した計測量等に応じて回転する出力軸8a、8b、8c、8dを備えている。
指針12a、12b、12c、12dは、それぞれ、ムーブメント7a、7b、7c、7dそれぞれの出力軸8a、8b、8c、8dと一体となって回転する。そして、文字板6a、6b、6c、6dの中央部に後述する基端部13が位置した状態で取り付けられる。なお、指針12a、12b、12c、12dの構成については後述する。
文字板6は、車速表示用文字板6aと、エンジン回転数表示用文字板6bと、燃料残量表示用文字板6cと、冷却水温度表示用文字板6dと、を備えている。これらの文字板6a、6b、6c、6dは、表ケース3aの取付面3cに取り付けられる。
文字板6a、6b、6c、6dは、互いに略同等の構造をなしているため、以下、車速表示用文字板6aを代表して説明する。車速表示用文字板6aは、平面形状が略円形に形成されている。車速表示用文字板6aには、表示部としての車速を表示する車速表示用の目盛り9aが形成されている。
また文字板6b、6c、6dには、それぞれ、移動体の乗員と相対する表面に、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示用目盛り9bと、燃料の残量を表示する燃料残量表示用目盛り9cと、冷却水の温度を表示する冷却水温度表示用目盛り9dと、が形成されている。
文字板用導光板5は、車速用導光板5aと、エンジン回転数用導光板5bと、燃料残量用導光板5cと、冷却水温度用導光板5dと、を備えている。これらの導光板5a、5b、5c、5dは、各文字板6b、6c、6dに対応して設けられている。導光板5a、5b、5c、5dは、文字板6用のLEDと、対応する文字板6b、6c、6dとの間に配される。各導光板5a、5b、5c、5dは、文字板6用のLEDからの光を、各文字板6b、6c、6dまで導く。
前述した構成によって、表示計器4は、前述した計測手段が計測した計測量に応じて出力軸8a、8b、8c、8d及び指針12a、12b、12c、12dを回転させる。そして、指針12a、12b、12c、12dが、それぞれ、文字板6a、6b、6c、6dの目盛り9a、9b、9c、9dを指示することによって、移動体の乗員に対し自動車の状況を表示する。
見返し板10は、表ケース3aに取り付けられる。見返し板10は、文字板6a、6b、6c、6dをそれぞれ移動体の乗員に対して露出させるスピードメータ露出窓10aと、タコメータ露出窓10bと、ヒューエルゲージ露出窓(図示せず)と、テンパラチャゲージ露出窓10dと、を備えている。見返し板10は、表示計器4等の表示部分以外を移動体の乗員に対して遮蔽する。
透明カバー11は、板状に形成され、且つ透明性を有する樹脂等から形成されている。透明カバー11は、見返し板10の開口面を覆うように表ケース3a、見返し板10に取り付けられ、車両用コンビネーションメータ1内へ埃等が侵入するのを防ぐ。
前述した指針12a、12b、12c、12dは、互いに略同等の構造をなしているため、以下、スピードメータ用の指針12a(以下、単に指針12と呼ぶ)を代表して、図1ないし図5を参照して説明する。
指針12は、各計測手段が計測した計測量等に応じて、ムーブメント7a、7b、7c、7dによって回転されて、文字板6に設けられた目盛り9a、9b、9c、9d等と協働して計測量を表示する。指針12は、図1に示すように、指針本体21と、指針本体21が取り付けられて出力軸8a、8b、8c、8dに取り付けられるベース部材20と、を備えている。
指針本体21は、導光材料としてのアクリル樹脂等の合成樹脂等から形成されている。指針本体21は、ベース部材20の後述する下面部材22と上面キャップ23との間に挟み込まれる基端部13と、基端部13から該基端部13の外周方向に延在した指示部14と、を一体に備えている。
基端部13は、平板状の基端部本体31と、基端部本体31を貫通する第一の貫通孔32と、受光部33と、を備えている。第一の貫通孔32は、基端部本体31の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の第一の貫通孔32は、指示部14の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。
受光部33は、受光孔47と、反射面34と、を備えている。受光孔47は、基端部13の文字板6と相対する側に開口して設けられている。受光孔47は、指針12用のLEDから出射された光を受光する。反射面34は、受光孔47の奥に設けられている。反射面34は、受光孔47で受光した光を、指示部14の先端に向かって反射する。
指示部14は、基端部13から離れるにしたがって徐々に先細となる錐状に形成されている。指示部14は、断面が台形状に形成されている。指示部14は、移動体の乗員と相対する表面37と、文字板6と相対する裏面38と、を備えている。指示部14の長手方向に交差する方向の表面37の幅は、指示部14の長手方向に交差する方向の裏面38の幅より広く設けられている。裏面38には、凸部39が設けられている。
凸部39は、図5に示すように、指示部14の裏面38から凸に設けられている。凸部39は、指示部14の裏面38の中央部に、指示部14の全長に亘って設けられている。凸部39は、指示部14の幅方向の両端から間隔をあけて、指示部14の長手方向に沿って設けられている。凸部39には、着色部としての着色層40が設けられている。
着色層40は、凸部39の外面に形成されている。着色層40は、ホットスタンプ印刷、塗装または蒸着等によって形成される。着色層40は、赤色、橙色等に設けられ、着色層の反射した光が鮮明に光輝するように形成されている。なお、着色層40は、後述する反射層16と異なった色に設けられる。また、赤色、橙色といった色相の色が、移動体の乗員の視認性が高く、好ましい。
ベース部材20は、図1に示すように、指針本体21の基端部13をムーブメント7a、7b、7c、7dの出力軸8a、8b、8c、8dと一体に回転するように支持する下面部材22と、下面部材22から下面部材22の外周方向に延在するカバー部19と、有底筒状に形成され且つ内側に下面部材22が嵌合する上面キャップ23と、錘24と、を備えている。
下面部材22は、非透過性の合成樹脂等から形成されている。下面部材22は、図1に示すように、円盤状の円盤部25と、嵌入管部26と、係合爪35と、を備えている。円盤部25には、指針本体21の基端部13が載置される本体載置部27と、円盤部25を貫通する第二の貫通孔28が形成されている。第二の貫通孔28は、円盤部35の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の第二の貫通孔28は、カバー部19の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。
嵌入管部26は、円盤部25から文字板6側に向かって延びて形成されている。嵌入管部26には、ムーブメント7a、7b、7c、7dの出力軸8a、8b、8c、8dが嵌入される。係合爪35は、円盤部25の縁部から該円盤部25の外周方向に突出して設けられている。係合爪35は、円盤部25の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の係合爪35は、カバー部19の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。
カバー部19は、非透過性の合成樹脂等から形成され、下面部材22と一体に設けられている。カバー部19は、下面部材22から該下面部材22の外周方向に延びる一対の側壁18a、18bと、一対の側壁18a、18bの文字板6側の端部同士を互いに連結する底壁18cと、を備えている。一対の側壁18a、18bは、互いに間隔をあけて相対している。一対の側壁18a、18bは、下面部材22から離れた先端に向かうにしたがって互いの間隔が狭くなるように設けられている。
カバー部19は、図5に示すように、長手方向に交差する方向の断面がコ字状に形成されている。なお、カバー部19の下面部材22から離れた先端には、図1等に示すように、一対の側壁18a、18bと底壁18cとを連結する連結壁が形成されている。カバー部19は、指針本体21が下面部材22に取り付けられると、図2に示すように、指示部14の表面37を除く外面を覆うように指示部14を収容する。カバー部19には、反射部としての反射層16と、溝41と、が設けられている。
反射層16は、図5に示すように、カバー部19の内面全体に亘って形成されている。反射層16は、反射面34からの光を移動体の乗員に向かって反射する。反射層16は、ホットスタンプ印刷、塗装または蒸着等によって形成される。反射層16は、白色、金属調の各色等に設けられ、光の反射効率を高めるように形成されている。
指針本体21が下面部材22に取り付けられると、指示部14の外面とカバー部19の内面とが重なり合い、着色層40と反射層16とが重なり合う。反射層40は、指示部14の表面37を除く外表面を覆うように配置される。着色層40は、反射層16より移動体の乗員に近い側に位置付けられる。着色層40と反射層16とが、指示部14に入射した光を移動体の乗員に向かって出射する。
溝41は、指示部14の裏面38と相対する底壁18cの内面に設けられている。溝41は、カバー部19の底壁18cの内面の中央部に、カバー部19の全長に亘って設けられている。溝41は、カバー部19の幅方向の両端から間隔をあけて、カバー部19の長手方向に沿って設けられている。溝41は、指示部14の凸部39と係合する。
上面キャップ23は、非透過性の合成樹脂等から形成されている。上面キャップ23は、図1等に示すように、上壁部29と、周壁30と、を備えている。上壁部29は、下面部材22から離れた外面から凸に、突出部17を備えている。突出部17は、上面キャップ23が指針本体21に取り付けられた際に、指針本体21の指示部14と略平行になるように設けられている。
上壁部29は、さらに、指針位置決め突起42と、錘位置決め突起43と、を備えている。指針位置決め突起42は、上壁部29の下面部材22に近い内面から凸に設けられている。指針位置決め突起42は、上壁部29の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の指針位置決め突起42は、突出部17の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。指針位置決め突起42は、指針本体21の第一の貫通孔32と下面部材22の第二の貫通孔28と係合する。
錘位置決め突起43は、上壁部29の下面部材22に近い内面から凸に設けられている。錘位置決め突起43は、上壁部29の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の錘位置決め突起43は、突出部17の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。錘位置決め突起43は、指針位置決め突起42より、指針本体21の指示部14から離れた側に設けられている。
周壁30は、切り欠き44と、爪受け突起45とを備えている。切り欠き44は、周壁30の縁部から上壁部29に向かって、周壁30の一部が切り欠かれて形成されている。切り欠き44は、上面キャップ23に取り付けられた指針本体21の指示部14が通ることのできる大きさに形成されている。
爪受け突起45は、周壁30の内面から凸に設けられている。爪受け突起45は、上壁部29の中心を挟んで互いに相対する位置に一対設けられている。一対の爪受け突起45は、突出部17の長手方向に交差する方向に沿って設けられている。爪受け突起45は、下面部材22の係合爪35と係合し、上面キャップ23と下面部材22とを係合させる。
錘24は、錘本体と、錘本体を貫通する一対の錘位置決め孔46と、を備えている。錘位置決め孔46には、上面キャップ23の錘位置決め突起が43係合する。錘24は、上面キャップ23に取り付けられる。上面キャップ23に取り付けられた錘24と、切り欠き44とは、上壁部29の中心を挟んで互いに相対する位置に配置されている。このような構成によって、錘24と、切り欠き44内を通って外方向に突出する指示部14とのバランスがとられ、指針12の長手方向の重心位置が調整される。
前述した構成の指針12を組み立てる際には、まず、指針本体21を、下面部材22に取り付ける。指示部14は、カバー部19内に収容される。また、基端部13は、下面部材22の円盤部25の本体載置部27に載置される。基端部13の第一の貫通孔32と、下面部材22の第二の貫通孔28とが連通する。
続いて、錘24が取り付けられた上面キャップ23を取り付ける。上面キャップ23の切り欠き44が、指針本体21の指示部14を通るようにする。また上面キャップ23の位置決め突起42を、連通した第一の貫通孔32と第二の貫通孔28とに貫通させる。指針本体21は、上面キャップ23及び下面部材22に対して位置決めされる。さらに、下面部材22の係合爪35は、上面キャップ23の爪受け突起45と係合し、図2に示すように、指針12が組み立てられる。
続いて、車両用コンビネーションメータ1に指針12を取り付ける。下面部材22の嵌入管部26内に出力軸8a、8b、8c、8dが嵌入することによって、指針本体21はムーブメント7a、7b、7c、7dの出力軸8a、8b、8c、8dと一体に回転するように支持される。この時、基端部13は指針本体21の回転中心となる。
指針12の受光部33は、指針12用のLEDと相対する。そして、LEDからの光が受光部33の受光孔47に入射される。光は、受光孔47を通って反射面34に到達し、反射面34によって指示部14の先端に向かって反射される。さらに、光は、指示部14の着色層40とカバー部19の反射層16とによって反射され、指示部14の表面37から移動体の乗員に向かって出射される。
この出射した光は、移動体の乗員に透明カバー11を通して視認される。指示部14の中心部には、指示部14の長手方向に沿って、ホットスタンプ等で赤色、橙色等に形成された着色層40が設けられている。図3及び図4に示すように、着色層40が反射する光(図4中、実線で示す)によって、指示部14の中央部は鮮明に光輝して移動体の乗員に視認される(図3中、左上がりの平行斜線で示す)。また、カバー部19の内面には、ホットスタンプ等で白色等に形成された反射層16が設けられている。着色層40に平行な両横部は、カバー部19の側壁18a、18bに設けられた反射層16や底壁18cに設けられた反射層16が反射する光(図4中、点線で示す)によって、周囲の乱反射を含み、淡く光輝して移動体の乗員に視認される(図3中、右上がりの平行斜線で示す)。このため、移動体の乗員に対しては、指示部14が三分轄されているように、もしくは指示部14が立体的に視認される。移動体の乗員は、各計測手段が計測した計測量を把握し、移動体の状況を把握する。
本実施形態によれば、指示部14の文字板6と相対する面上の中央部に指示部14の全長に亘って着色層40が設けられ、指示部14の移動体の乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに光を反射する反射層16が設けられている。このため、指示部14の中央部は着色層40の色に光輝するとともに着色層40の両横部は反射層16の反射光によって光輝し、指針12は三分割されているかのように光輝する。したがって、簡単な構造の指針12でありながら移動体の乗員の視認性に優れている。また、移動体の乗員に斬新感を与えることができる。
指示部14の文字板6と相対する裏面38の中央部から凸に、該指示部14の全長に亘って設けられた凸部39を更に備え、凸部39の外面に着色層40が設けられている。このため、凸部39の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色層40を設ければよい。したがって、着色層40を所望の位置、サイズ及び形状に簡単に設けることができる。
次に、本発明の第二の実施形態にかかる計器装置の指針を、図6を参照して説明する。なお、前述した第一の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第二の実施形態にかかる計器装置の指針12は、図6に示すように、指示部14の裏面38には、凹部48が設けられている。凹部48は、指示部14の裏面38から凹に設けられている。凹部48は、指示部14の裏面38の中央部に、指示部14の全長に亘って設けられている。凹部48は、指示部14の幅方向の両端から間隔をあけて、指示部14の長手方向に沿って設けられている。凹部48には、着色部としての着色層40が設けられている。
また、指示部14の裏面38と相対する底壁18cの内面には、突起部49が設けられている。突起部49は、カバー部19の底壁18cの内面の中央部に、カバー部19の全長に亘って設けられている。突起部49は、カバー部19の幅方向の両端から間隔をあけて、カバー部19の長手方向に沿って設けられている。突起部49は、指示部14の凹部48と係合する。
本実施形態においては、指示部14の文字板6と相対する裏面38の中央部から凹に、該指示部14の全長に亘って設けられた凹部48を更に備え、凹部48の内面に着色層40が設けられている。このため、凹部48の位置や幅等のサイズ、形状にしたがって、着色層40を設ければよい。したがって、着色層40を所望の位置、サイズ及び形状に簡単に設けることができる。
前述した第一及び第二の実施形態では、反射層16は、カバー部19の内面に設けられていた。しかしながら本発明では、図7に示すように、反射層16は指針本体21の指示部14の外面に設けてもよい。またこの場合、ベース部材20にカバー部19が設けられていなくてもよい。
また前述した第一及び第二の実施形態では、着色層40は、指示部14に設けられていた。しかしながら本発明では、図8に示すように、着色層40は、カバー部19の内面に設けられていてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第一の実施形態にかかる計器装置の指針を分解して示す斜視図である。 図1に示された指針の斜視図である。 図2に示された指針の上面図である。 図1中のIV−IV線に沿った断面の切り欠き斜視図である。 図1中のIV−IV線に沿った断面図である。 本発明の第二の実施形態にかかる計器装置の指針の断面図である。 指針の指示部に反射層を設けた状態を示す断面図である。 指針のカバー部に着色層と反射層とを設けた状態を示す断面図である。 図1に示された指針が用いられる車両用コンビネーションメータを分解して示す斜視図である。
符号の説明
1 車両用コンビネーションメータ(計器装置)
3 ケーシング(計器ケース)
4a、4b、4c、4d 表示計器
6a、6b、6c、6d 文字板
7a、7b、7c、7d ムーブメント(計器ユニット)
8a、8b、8c、8d 出力軸
9a、9b、9c、9d 目盛り(表示部)
12a、12b、12c、12d 指針
13 基端部
14 指示部
16 反射層(反射部)
21 指針本体
33 受光部
34 反射面
39 凸部
40 着色層(着色部)
48 凹部

Claims (3)

  1. 出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを内部に収容した計器ケースと、移動体の状況を示す表示部を有する文字板と、を備えた計器装置に用いられ、光源からの光が入射して光輝することによって前記移動体の乗員に前記計測量を視認させるようにした計器装置の指針において、
    導光材料から形成され、
    前記出力軸が回転する際に回転中心となる基端部と、
    前記基端部から該基端部の外周方向に延在する指示部と、
    前記基端部に設けられ且つ前記光を受光するとともに前記指示部に向かって前記光を反射する受光部と、を有した指針本体を備えるとともに、
    前記指示部の前記文字板と相対する面上の中央部に該指示部の全長に亘って設けられた着色部と、
    前記指示部の前記乗員と相対する面を除く外表面全体を覆うとともに前記光を反射する反射部と、を備えたことを特徴とする計器装置の指針。
  2. 前記指示部の前記文字板と相対する面の中央部から凸に且つ該指示部の全長に亘って設けられた凸部を更に備え、前記凸部の外面に前記着色部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の計器装置の指針。
  3. 前記指示部の前記文字板と相対する面の中央部から凹に且つ該指示部の全長に亘って設けられた凹部を更に備え、前記凹部の内面に前記着色部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の計器装置の指針。
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