JPH09145415A - 計器用表示装置の指針 - Google Patents

計器用表示装置の指針

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JPH09145415A
JPH09145415A JP7298742A JP29874295A JPH09145415A JP H09145415 A JPH09145415 A JP H09145415A JP 7298742 A JP7298742 A JP 7298742A JP 29874295 A JP29874295 A JP 29874295A JP H09145415 A JPH09145415 A JP H09145415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光体による指針において、指針先端への導
光量を相対的に多くし、指針部全体での均一な明るさで
の照明表示を行なえるようにする。 【解決手段】 照明光を受光する受光部17aを軸支部
付近に有しかつ裏面側に受光部の受光面を除いて反射膜
17bを形成した指針本体17を導光性材料で形成す
る。この指針本体の表面および両側面を覆うカバー18
を遮光性材料により形成し、かつ指針本体の表面、両側
面とこれらを覆う内面との間に反射膜18aを設ける。
指針本体を、文字板上での軸支部付近から先端に向って
平面視での幅寸法が徐々に幅狭となる傾斜面17c,1
7cで両側面を形成する。指針本体の表面を斜め下向き
に傾斜する傾斜面17dで形成する。さらに、受光部か
らの照明光を先端側に反射させる反射面17eを軸支部
付近の表面側に形成する。カバーの表面に、軸支部付近
から先端にかけてスリット18cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
走行速度、エンジン回転数、タンク内の燃料の残量、エ
ンジン冷却水温度等を運転者に知らせる速度計、回転
計、燃料計、温度計等の車載用アナログメータを備えた
コンビネーションメータのような計器において、透過照
明式のメータに採用する計器用表示装置の指針に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車の運転者用座席の前面側
に位置するダッシュボードに設けられ自動車の走行中に
運転者に各種情報を伝達するコンビネーションメータに
は、夜間走行時は勿論、日中でも高速走行時、雪道での
走行時等においても、太陽光の入射にかかわらず、各メ
ータの表示を的確に読み取ることができるような視認性
を有することが必要とされている。
【0003】このため、最近のコンビネーションメータ
では、メータの表面パネルに濃いスモークフィルタを用
い、その透過率を小さくし、表示背景をいわゆるブラッ
クフェース化することにより、メータ表示部における指
針、文字(数字)、目盛り等を除いた部分を目立ちにく
くするとともに、上述した指針や文字板上の文字、目盛
り等を裏面側からの透過照明、いわゆるバックライトに
よって、表示背景に対し白色でシャープな表示を行な
い、昼夜共、表示に充分なコントラストや充分な輝度を
確保すことにより確実に判読できるようにする等の対策
を講じることが望まれている。
【0004】従来の計器用表示装置では、透過照明用の
光源として、白熱電球、発光ダイオード(LED)、エ
レクトロルミネセンス(EL)、あるいは冷陰極放電管
のような発光手段を文字板や指針の裏面側に設けること
が考えられている。しかし、上述した白熱電球は充分な
輝度を得ることが難しく、鮮やかな白色を得ることもで
きない。また、発光ダイオードは白色光を得ることがで
きず、しかも多数の素子を用いる必要がある。さらに、
エレクトロルミネセンスは、白色で高輝度の発光が難し
く、耐久性の面でも問題となる。
【0005】これに対し、冷陰極放電管は、高輝度で鮮
やかな白色光を得ることが可能であり、また熱陰極フィ
ラメントがないために輝度劣化が少ない耐振性の高い光
源であり、これをメータの透過照明用として用いたもの
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような冷陰極
放電管を用いて透過照明を行なう従来の計器用表示装置
では、文字板の目盛りや数値を表す数字、文字、記号等
の指示表示部を照明表示するにあたって、文字板の裏面
側に導光板を設け、その一端に冷陰極放電管を配設する
ことにより、文字板を裏面側から全面にわたって透過照
明することができるように構成している。さらに、上述
した計器用表示装置を構成する指針を、細長い棒状の導
光体により形成し、文字板上への軸支部近傍に導光体の
受光部を設け、前記文字板裏面の導光板からの光を受光
し、この光を指針先端部まで導くことにより指針を照明
表示するように構成している。
【0007】しかし、上述したような構造では、特に指
針の輝度を充分に確保することができず、前述したよう
にメータの表面パネルにおける透過率を小さくすること
ができない。
【0008】特に、前述したブラックフェース化を図っ
て表面パネルの透過率を数10%としたものでは、たと
えば特開平6−201410号公報に示すように、指針
や文字板の光源としてそれぞれ別々に冷陰極放電管を用
いている。すなわち、文字板上の指示表示部を照明する
ために従来一般には、文字板の裏面側に目盛りに沿って
略環状に形成した水銀冷陰極放電管を用いるとともに、
指針を極細の冷陰極放電管、その他の発光手段を用いて
いる。なお、この指針を発光手段で構成したものは、た
とえば特開平3−77016号公報、実公昭41−12
380号公報等に開示されている。
【0009】しかし、このような構造では、メータにお
ける文字板の指示表示部と指針とを照明表示するにあた
って、二種類の光源を用いる必要があり、メータを構成
する部品点数が多く、構造が複雑となるとともに、組立
作業も面倒で、コスト高となる。さらに、上述した構造
では、それぞれの光源に対して電力を供給するための装
置が別個に必要であるばかりか、それぞれの光源を所要
の状態で発光させて文字板の指示表示部と指針とを均一
に照明表示することが難しい。
【0010】このため、このようなメータの文字板や指
針を照明表示するにあたっては、上述した不具合を一掃
できる対策を講じるとともに、特に指針での根元部から
先端部にかけての照明表示を行なう光量を必要量確保
し、指針の照明輝度を必要かつ充分に、しかも均一に得
られる何らかの対策を講じることが望まれる。
【0011】すなわち、従来は、指針として細長い指針
状の導光体を用い、この導光体の基端部分を軸支部材に
よって保持する構造のものが用いられている。しかし、
このような指針では、導光体による指針部が細すぎて導
光量が不足するばかりでなく、この指針部には何らの遮
光対策は講じられておらず、漏れる光が多く、特に指針
部先端での照明輝度が基端側と比べて小さくなり、指針
の照明表示にあたって、視認性が損なわれるという不具
合があった。
【0012】上述した導光体による指針部での導光量を
増大させるには、指針部の断面積を大きくし、指針全体
を大きくすることが考えられるが、それでも光の漏れか
ら導光量不足を招くもので、これらの点を考慮し、指針
部での有効な導光を可能とし、指針先端での照明輝度を
大きくすることが望まれる。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、メータの指針を照明表示するにあたって、
軸支部に近接する受光部から取り込んだ照明光を、指針
先端にまで有効に導き、導光量を充分に確保し、指針先
端での照明輝度を基端側に比べて相対的に大きくし、指
針部全体での均一な明るさでの照明表示を行なうことが
でき、しかも構造が簡単で、コスト低減を図れる計器用
表示装置の指針を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る計器用表示装置の指針は、全体が導
光性材料により形成され文字板上での軸支部付近に文字
板の裏面側から照射される照明光を受光する受光部を有
しかつ少なくとも裏面側に受光部の受光面を除いて反射
膜を形成した指針本体と、この指針本体の少なくとも表
面および両側面を覆うように遮光性材料により形成する
とともに指針本体の表面、両側面とこれらを覆う内面と
の間に反射膜を設けたカバーを備え、指針本体を、文字
板上での軸支部付近から先端に行くにしたがって、平面
視における幅寸法が徐々に幅狭となるような傾斜面をも
って両側面を形成し、かつ表面を先端に向って斜め下向
きに傾斜するような傾斜面をもって形成するとともに、
受光部から導入した照明光を先端側に反射させるための
反射面を軸支部付近の表面側に形成し、カバーの指針本
体の表面を覆う部分に、軸支部付近から先端にかけてス
リットを形成したものである。
【0015】ここで、本発明に係る計器用表示装置の指
針は、カバーにおける指針の軸支部付近に、指針の回動
に伴なう受光部の回動軌跡よりも大きなフランジ部を設
けた構成としている。また、本発明に係る計器用表示装
置の指針は、指針本体の受光部から導入した照明光を先
端側に反射させるための反射面を、傾斜角度が同一の単
一面によって、あるいは上、下方向において傾斜角度が
異なるか、または左、右方向において傾斜方向、傾斜角
度が異なる複数の領域によって形成している。
【0016】さらに、本発明によれば、照明光を受光す
るための指針本体の受光部を、この受光部からの照明光
を指針本体の先端側に反射させるための反射面および両
側面の反射膜を介して反射させることにより指針本体の
先端側に集中させて導くように、左、右方向においての
傾斜方向、傾斜角度が異なる複数の領域をもつ受光面に
よって形成している。
【0017】本発明によれば、導光性材料からなる指針
本体に設けた受光部において受光した照明光を、反射面
により指針部先端側に向って反射させ、さらに指針本体
の指針部での両側面での反射膜、表面での傾斜面、裏面
側の反射膜で順次反射させることにより、指針本体の先
端部に至るまでの導光量を増大させることができる。特
に、このような指針本体内での導光量は、この指針本体
での導光性能に加えて、その外側を覆う遮光性のカバー
や指針本体の裏面に設けた反射膜、さらには指針本体の
断面積によって充分に確保できる。
【0018】そして、このように導光された光は、カバ
ーに形成したスリットから細くシャープな光として外部
に射出され、指針を照明表示することができ、このとき
指針の根元部から先端までの充分でしかも均一な照明輝
度を得ることができる。ここで、指針を構成する指針本
体とカバーとは、指針部先端が幅狭になるように形成さ
れており、文字板の指示表示部を指示する際に指示表示
部を遮ることが少なくなるように構成されている。
【0019】さらに、本発明によれば、指針本体の受光
部から導入した照明光を先端側に反射させるための反射
面を、一般には同一の傾斜角度による単一面によって形
成するが、指針本体の先端までの導光量を増加させた
り、指針本体の先端までの長さが長くなったときでも、
反射面を上、下方向での傾斜角度の異なる複数の領域に
よる面で構成してたり、左、右方向での傾斜方向、傾斜
角度の異なる複数の領域による面で構成したり、あるい
はこの指針本体への照明光の取り入れ部分である受光部
を、左、右方向においての傾斜方向、傾斜角度の異なる
複数の領域による受光面で形成することによって、この
受光部からの照明光を指針本体の先端側に効率的な集中
させて導くことができる。
【0020】また、本発明によれば、カバーの指針軸支
部に対応する部分に設けたフランジ部によって、指針本
体の受光部に対向して文字板に形成された開口を塞ぐこ
とにより、この部分からの光の漏れを防止することがで
きる。
【0021】さらに、本発明によれば、指針本体の受光
部から導入した光を指針部先端に向けて反射させる反射
面を、傾斜角度の異なる複数の領域により形成すること
により、指針部先端に向かう光路を多くし、導光量を増
大させることにより、指針部の基端部から先端部に至る
までの照明輝度を均一にしかも充分にする。
【0022】ここで、文字板とは、たとえば透光性材料
によるパネルであって表面に指示表示部を除いて遮光部
を形成したものを言うが、このようなパネル構造には限
定されない。また、文字板の指示表示部は、目盛りや数
値を表す数字、文字、記号等からなる。さらに、指針
は、導光性材料からなる指針本体と、その表面を覆う遮
光性をもつカバーとからなり、そのうち軸支部から延設
した部分が指針部となり、この指針部の表面にスリット
を有する。なお、カバーとしては、遮光性を有する塗料
を塗布することにより構成したものも含む。さらに、指
針の軸支部は、指針本体、カバーとは別部材である軸支
部材によって構成しているが、指針本体またはカバーに
一体に設けてもよい。
【0023】また、計器用表示装置としては、たとえば
車載用のコンビネーションメータであって、速度計、回
転計、燃料計、温度計等を有するアナログメータの組み
合わせ計器において、透過照明を行なうための装置をい
うが、これらの一部の計器、または他の分野に用いる種
々の計器に適用可能であり、これに限定されない。さら
に、指針を構成する指針本体の裏面には、受光部を除い
て反射膜が形成されるが、これは塗料の塗布、反射シー
トの貼着によって形成するとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1ないし図8は本発明に係る計
器用表示装置の指針の一つの実施の形態を示すものであ
り、これらの図において、この実施の形態では、本発明
を透過照明式メータである車載用のコンビネーションメ
ータにおける指針に適用した場合を以下に説明する。
【0025】ここで、本発明を適用するコンビネーショ
ンメータ1について、図5〜図7を用いて説明すると、
このコンビネーションメータ1は、自動車の走行速度を
表示するアナログ式の速度計2、エンジン回転数を表示
する回転計3、燃料の残量表示を行なう燃料計4、エン
ジン冷却水の温度を表示する温度計5を備えている。ま
た、図5中符号6で示すものは速度計2の一部に露呈し
て設けられた自動車の走行距離を表示する距離計、7は
詳細な図示は省略したが自動車の変速機のセレクトレバ
ーのシフト位置を表示するトランスミッションインジケ
ータ表示灯、あるいは各種警告灯を設ける表示部であ
る。
【0026】8は前面が開口して形成されたメータケー
ス、9はこのケース8の開口端部分に設けられ各メータ
の文字板部分のみを前方に露呈する開口部9aを有する
メータカバーで、このカバー9の前端側は前方に開口さ
れ、その前面開口を覆うように透過率を小さくした、い
わゆるスモークフィルタによる表面カバー(図示せず)
が設けられ、メータ内部を文字板の指示表示部や指針を
除いてブラックフェース化している。
【0027】前記速度計2、回転計3、燃料計4、温度
計5による透過照明式のアナログメータは、以下の構成
とされている。なお、この実施の形態では、速度計2と
燃料計4、回転計3と温度計5とを一体的に構成した場
合を例示している。
【0028】これら各メータの構造を図5〜図7により
説明すると、11は各メータの文字板で、この文字板1
1は、透光性を有する材料によりシート状に形成される
とともに、メータに必要な目盛り、数値を表す数字、文
字、記号等による指示表示部12が透過部として形成さ
れ、それ以外の全面には遮光膜11aが印刷、その他の
方法により形成されている。なお、このシート状の文字
板11の裏面には、図6(b)に示すように、略同一形
状を有する透明性を有する光拡散シート13を貼り付け
たり、あるいは塗膜を設けることにより、裏面側からの
照明光を拡散して全体にわたって均一な透過照明により
指示表示部12を表示するように構成されている。ま
た、この文字板11の中央部分には、後述する指針を軸
支する部分に開口14を有する。さらに、速度計2とな
る文字板11において、開口14の下側部分には、矩形
状の表示窓15が形成されている。勿論、これらの開口
14、表示窓15に対応して光拡散シート13には開口
14a,15aが形成されている。
【0029】16は全体が略指針形状を呈するように透
光性材料により形成した指針本体17を有する指針で、
図1〜図3、図6、図7に示すように、導光性材料から
なる指針本体17とその外側を覆う遮光性のカバー1
8、さらに指針軸支部となる軸部材19(図1や図6に
示す)とから構成した場合を示す。ここで、指針本体1
7は、前記文字板11上での軸支部付近に文字板11の
裏面側から照射される照明光を受光するように突出した
受光部17aを有し、かつこの指針本体17の裏面側に
前記受光部17aの受光面を除いて反射膜17bを白色
塗料の塗布や白色シートの貼着等によって形成してい
る。なお、この反射膜17bに併用して、反射光を全面
にわたって均一化するために従来周知の点刻反射部を指
針本体17の裏面側に適宜形成してもよい。
【0030】また、上述した指針本体17の前記指示表
示部12を指示するための指針部は、図2、図3や図5
に示すように、先端に行くにしたがって平面視における
幅寸法が徐々に幅狭となるような傾斜面17c,17c
をもって両側面を形成している。また、この指針部の表
面を、先端に向って斜め下向きに傾斜するような傾斜面
17dを形成している。さらに、前記受光部17aから
導入した照明光を、図1(a)に示すように、指針部の
先端側に反射させるための反射面17eを指針の軸支部
付近の表面側に形成している。なお、17fは前記カバ
ー18、軸部材19と組み付けるための取付片である。
【0031】前記カバー18は、図1〜図3に示すよう
に、上述した指針本体17の形状に合わせて、その少な
くとも表面および両側面を覆うような形状をもって遮光
性を有する材料により形成されている。さらに、このカ
バー18における指針本体17の表面、両側面とこれら
を覆う内面との間に白色塗料または白色シートによる反
射膜18aを設けている。この反射膜18aは、カバー
18の裏面に形成しても、前記指針本体17側に設けて
も、あるいは両者間に介在させてもよい。
【0032】また、このカバー18における指針16の
軸支部付近には、図1、図3、図5〜図7に示すよう
に、指針本体17の回動に伴なう受光部17aの回動軌
跡よりも大きなフランジ部18bを設けている。このフ
ランジ部18bは、文字板11の中央での軸支部付近に
前記受光部17aがいずれの位置に回動しても対向する
程度の大きさで穿設した開口14を覆うためのものであ
る。さらに、このカバー18には、図1、図3や図5〜
図7に示すように、指針本体17における指針部の表面
部分を外部に露呈させるスリット18cが、カバー18
における指針本体17の表面を覆う部分で軸支部付近か
ら先端にかけて形成されている。
【0033】このような文字板11や指針16を用いる
ことにより、文字板11の裏面側からの照明によって、
文字板11の指示表示部12、指針16の指針部を照明
表示するとともに、指針16の軸回りでの回動に伴って
指針部先端で任意の指示表示部12を指し示すことがで
きる。
【0034】なお、上述した図2、図3では、指針16
を構成する指針部を先端に行くにしたがって徐々に幅狭
になるように指針本体17の両側面を単純な直線による
傾斜面17c,17cで形成しており、かつカバー18
の内面をこれに合わせて形成している。しかし、これに
限定されず、たとえば図4(a),(b)に示すように
指針部先端が可能な限り幅狭となるように、いくつもの
変曲点をもち直線、曲線で滑らかに形成した湾曲面によ
って形成してもよい。このようにすれば、この指針16
の指針部先端が文字板11の指示表示部12を指し示す
際に、指示表示部12を覆い隠す部分を少なくすること
ができる。
【0035】ここで、この実施の形態では、上述した構
成によるメータにおいて、文字板11の背面側に、図5
に示すように、導光板20を配置している。この導光板
20は、図5に示すメータ1において、速度計2と燃料
計4との文字板11,11、回転計3と温度計5との文
字板11,11の全面にわたって照明光を導くことがで
きるような形状で形成されている。また、この導光板2
0の側縁部には、図5〜図7に示すように、この側縁部
に沿って配置されることにより導光板20の全面にわた
って光を導くための直管による冷陰極放電管21が、光
源として設けられている。
【0036】そして、前記文字板11における指針16
の軸支部付近に前記受光部17aの回動軌跡よりも大き
くなるように設けた開口14を介して、冷陰極放電管2
1からの光を前記受光部17aに導くために、指針照明
用導光部22を、図5〜図7、さらに図8に示すように
導光板20の一部に一体的に設けている。この指針照明
用導光部22は、一端側に前記文字板の開口14と略等
しい領域をもつ光照射部23を、他端側に前記冷陰極放
電管21に対して少なくとも二つの面(この実施の形態
では三つの面)が対向する光導入面24a,24b,2
4cをもち、前記光照射部23に向って光を導かせるた
めのプリズムを有する形状で形成した光導入部24を備
えている。
【0037】また、この指針照明用導光部22における
光照射部23の裏面側に、前記光導入部24から導かれ
てくる照明光を前記開口14を介して指針16の受光部
17a側に照射させるための反射面25(25a,25
b,25c)を設けている。さらに、この実施の形態で
は、導光板20に一体的に設けた指針照明用導光部22
を、一端の光照射部23から他端の光導入部24にかけ
て平面視が徐々に幅拡となるように導光方向に対して傾
斜する側面26,26を有する形状で形成している。
【0038】ここで、図5におけるメータ1の左側部分
では、導光部22の一部に側面26,26から張り出し
形成することにより矩形状の載置部27を構成した場合
を示している。これは、この指針照明用導光部22上
に、この導光部22からの光を利用して表示を行なう表
示部材としての積算計6を設け、その表示面を、文字板
11の一部に設けた矩形状の表示窓15から露呈させる
ことにより、積算計6としての表示を行なえるようにし
ている。さらに、図8中28,28aは前記指針照明用
導光部22における光照射部23やこれに対応する導光
板20の一部に、指針16の軸支部である軸部材19を
挿通させるために設けた挿通孔である。なお、図6、図
7において、符号29は導光板20の下方でケース8内
に設けた指針16を回動駆動するための指針駆動部であ
る。
【0039】また、上述した導光板20の裏面側や側縁
部、さらにはその一部に設けられる指針照明用導光部2
2の裏面側および反射面25には、白色塗料や白色印
刷、あるいは白色シートの貼着によって反射膜30を形
成している。さらに、これら導光板20の裏面には、点
刻反射部31を形成し、導光特性を向上させ、導光板2
0の全面にわたって均一な輝度での照明が行なえるよう
にしている。このような点刻反射部を、前記指針照明用
導光部22にも設けてもよい。
【0040】図6(a)、図8において、符号32は前
記導光板20の側縁部と指針照明用導光部22の光導入
部24側の端部とに、冷陰極放電管21の外側を取り囲
むように設けた反射部材であり、これにより冷陰極放電
管21での発光量を導光板20、導光部22に効率よく
導入するための部材である。
【0041】以上の構成によれば、冷陰極放電管21か
らの光を導光板20により文字板11の全面にわたって
導き、文字板11の指示表示部12を裏面側から透過照
明する。また、同じく冷陰極放電管21からの光を導光
板20の指針照明用導光部22により指針16の軸支部
に対向する光照射部23に導き、指針16を構成する導
光性材料からなる指針本体17の受光部17aに受光さ
せて指針16の先端にまで導き、指針16を照明するこ
とができる。
【0042】特に、導光板20の指針照明用導光部22
における光導入部24を、冷陰極放電管21の三方向か
らの光を、光導入面24a,24b,24c、反射面2
5(25a,25b,25c)を介して光照射部23に
導くように構成しているので、この導光部22内で三層
の光の導光路を得ることができ、通常の導光部材での導
光に比べて三倍の光を指針16側に導いて照射すること
ができる。そして、これにより指針16側での受光量を
増加させ、指針16の照明輝度を高くすることができ
る。なお、このような受光量は、指針照明用導光部22
の光導入部24の冷陰極放電管21に対向する長手方向
の長さを、傾斜している側面26,26によって徐々に
幅拡に構成して確保することにより、より一層向上させ
ることができる。
【0043】また、上述したように導光板20に設けた
指針照明用導光部22の光照射部23から照射される指
針16側への光は、文字板11に設けた開口14を介し
て指針本体17の受光部17aで受光される。この受光
された照明光は、指針本体17内において、図1(a)
に示すように反射面17eによって指針部先端側に向っ
て反射され、さらに指針本体17の指針部での両側面、
表面での傾斜面で順次反射させることにより、指針16
の先端まで導光される。
【0044】特に、本発明によれば、指針本体17の指
針部を、従来に比べて幅拡に形成し、しかも先端に向っ
て先細りとなるように両側面を傾斜面17c,17cに
よって形成し、さらに指針部表面を先端に向って下向き
に傾斜する傾斜面17dで形成するとともに、裏面に設
けた反射膜17bやカバー18の内面に設けた反射膜1
8aによって、照明光の導光を効率よく行ない、導光量
を増大させることができる。換言すれば、このような指
針本体17内での導光量は、この指針本体17での導光
性能に加え、その外側を覆う遮光性カバー18や指針本
体17の裏面に設けた反射膜17b、さらには指針本体
17の断面積によって充分に確保できる。
【0045】さらに、このように導光された光は、カバ
ー18に形成したスリット18cから細くシャープな光
として外部に射出され、指針16を照明表示することが
でき、このとき指針16の根元部から先端までの充分で
しかも均一な照明輝度を得ることができる。ここで、指
針16を構成する指針本体17とカバー18は、指針部
先端が幅狭になるように形成されており、文字板11の
指示表示部12を指示する際に指示表示部12を必要以
上に遮ることはない。
【0046】また、本発明によれば、カバー18の指針
軸支部に対応する部分に設けたフランジ部18bによっ
て、指針本体17の受光部17aに対向して文字板11
に形成された開口14を塞ぐことにより、この部分から
の光の漏れを防止することができる。
【0047】そして、上述した構成によれば、指針16
内での指針部先端までの導光量を増大させることができ
るので、これに照明光を照射する光源として小型のもの
を用いたり、文字板11側の透過照明用光源と兼用した
りすることができる。また、上述した実施の形態におい
ての導光板20の一部に一体的に設けた指針照明用導光
部22での導光量の増大という利点を有するものを、本
発明での指針16に組合わせることにより、透過照明式
メータでの照明表示を行なうにあたっての効果をより一
層発揮することができる。
【0048】図9および図10は本発明による別の実施
の形態を示すものであり、この実施の形態では、指針本
体17の受光部17aから導入した照明光を先端側に反
射させるための反射面17eを、傾斜角度θ1 ,θ2 が
異なる複数の領域(この実施の形態では上、下二つの領
域17e1 ,17e2 )により形成している。
【0049】このような構成によれば、指針本体17に
おいて、反射面を構成する傾斜角度の異なる複数の領域
17e1 ,17e2 によって、図10(a)に示すよう
に指針部先端に向かう光路を多くすることにより、先端
での照明輝度を基端側に比べて相対的に増大させ、これ
により指針部の根元から先端に至るまでの輝度を均一に
しかも充分にすることができる。このような利点は、同
図(a)に示した前述した図1に示した実施の形態での
傾斜角度が同一となる単一面による場合との比較から明
らかとなる。
【0050】しかし、本発明はこのような構造には限定
されず、上述した実施の形態の変形例として、前記反射
面17eを、左、右方向においての傾斜方向、傾斜角度
の異なる複数の領域によって形成してもよい。たとえば
傾斜面17eの中央を稜線として左、右に傾斜する傾斜
面を形成し、これにより指針本体17の先端部に向かう
光路をより適切にしかも集中的に導くことができるよう
に構成してもよい。特に、これらの構造は、指針本体1
7の先端部への導光量を導大させることにより、スリッ
ト18cでの発光輝度を均一にするうえで効果を発揮す
ることができる。
【0051】図11は本発明のさらに別の実施の形態を
示すものであり、この場合には、指針本体17の受光部
17aを、左、右方向において傾斜方向や傾斜角度の異
なる複数の領域とした受光面で形成している。ここで
は、受光部17aの中央部分は幅狭の平坦な帯状部で、
その両側は傾斜方向の異なる傾斜した受光面として形成
している。そして、このような構成によれば、指針本体
17において、受光部17aで受光する照明光を、指針
本体17の先端部に反射面17e(17e1 ,17e2
)によって効率よく導き、先端部への導光量を確保す
るうえで効果的である。
【0052】特に、このような構成を用いると、照明光
の受光部17aでの受光率を増加させ得るとともに、受
光部17aで受光した照明光を、指針本体17の中央部
付近に集中させ、これらを指針本体17の先端部に向っ
て導くことができることから、図11(a)で示すよう
に、指針本体17の指針部を基端部よりも絞って幅狭な
形状で形成することができ、これにより指針による指示
を文字板11側の指示表示部12をより一層必要最小限
で覆う形状で形成することができる。勿論、図11では
図示を省略したが、カバー18を指針本体17の表面を
覆うように設けることは勿論である。
【0053】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、計器用表示装置各部の形状、
構造等を適宜変形、変更することができる。すなわち、
上述した実施の形態では、透過照明を行なう表示装置を
備えた計器である車載用のコンビネーションランプ1に
おいて、速度計2、回転計3等の指針16に適用した場
合を例示したが、これに限定されず、アナログ式の計器
の指針であれば、種々の分野に用いる各種の計器に適用
できることは勿論である。
【0054】また、文字板11としては、たとえば透光
性材料によるパネルであって表面に指示表示部12を除
いて遮光部11aを形成したものを用いるが、本発明は
これに限定されず、遮光板に指示表示部12を打ち抜き
形成し、その裏面に光拡散シートを付設してもよい。
【0055】さらに、指針16への照明光を導くための
指針照明用導光部22として、導光板20に一体的に設
けたものを用いた場合を説明したが、本発明はこれに限
定されず、文字板11の裏面側から開口14を介して光
を照射できる光源であればよい。
【0056】
【実施例】光源として冷陰極放電管21を用い、これを
導光板の側縁に沿わせて配置することにより、文字板1
1を透過照明するとともに、この導光板11の一部に設
ける指針照明用導光部22として、一端が冷陰極放電管
21の長手方向の所定長さ範囲に光導入部24として対
向し、かつ他端が指針16側の受光部17aの回動軌跡
範囲を確保できる光照射部23として対向する構成とさ
れ、この光導入部24側にしたがって幅拡となるように
形成している。
【0057】また、導光板20の裏面および側縁部と、
指針照明用導光部22の裏面に、反射膜30や点刻反射
部31を適宜形成している。さらに、冷陰極放電管21
としては、指針16および文字板11を照明するにあた
っては、昼間時は表示が読み取れる充分な輝度をもち、
夜間時は眩しさを感じない輝度が必要であり、その制御
手段を用いる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る計器用
表示装置の指針によれば、文字板上での軸支部付近に文
字板の裏面側から照射される照明光を受光する受光部を
有しかつ少なくとも裏面側に受光部の受光面を除いて反
射膜を形成した導光性材料からなる指針本体と、この指
針本体の少なくとも表面および両側面を覆うように遮光
性材料により形成するとともに指針本体の表面、両側面
とこれらを覆う内面との間に反射膜を設けたカバーを備
え、指針本体を、文字板上での軸支部付近から先端に行
くにしたがって、平面視における幅寸法が徐々に幅狭と
なるような傾斜面をもって両側面を形成し、かつ表面を
先端に向って斜め下向きに傾斜するような傾斜面をもっ
て形成するとともに、受光部から導入した照明光を先端
側に反射させるための反射面を軸支部付近の表面側に形
成し、カバーの指針本体の表面を覆う部分に、軸支部付
近から先端にかけてスリットを形成したので、簡単な構
造であるにもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏
する。
【0059】すなわち、本発明によれば、導光性材料か
らなる指針本体に設けた受光部において受光した照明光
を、反射面により指針部先端側に向って効率よく反射さ
せ、さらに指針本体の指針部での両側面、表面での傾斜
面で順次反射させることにより、指針先端までの導光量
を増大させることができ、これによりカバーのスリット
から細くシャープな光として外部に射出し、指針を照明
表示することができる。特に、このような構成では、指
針の根元部から先端までの充分でしかも均一な照明輝度
を得ることができる。
【0060】ここで、このような指針本体内での導光量
は、この指針本体での導光性能に加えて、その外側を覆
う遮光性のカバーや指針本体の裏面に設けた反射膜、さ
らには指針本体の断面積によって充分に確保することが
できる。また、上述した構成では、指針を構成する指針
本体とカバーを、指針部先端が幅狭になるように形成し
ていることから、文字板の指示表示部を指示する際に指
示表示部を必要以上に遮ることがない。
【0061】さらに、本発明に係る計器用表示装置の指
針によれば、カバーにおける指針の軸支部付近に、指針
の回動に伴なう受光部の回動軌跡よりも大きなフランジ
部を設けた構成としているので、このフランジ部によっ
て指針本体の受光部に対向して文字板に形成された開口
を塞ぎ、この部分からの光の漏れを防止することができ
る。
【0062】また、本発明に係る計器用表示装置の指針
によれば、指針本体の受光部から導入した照明光を先端
側に反射させるための反射面を、傾斜角度が同一の単一
面によって、あるいは上、下方向において傾斜角度が異
なるか、または左、右方向において傾斜方向、傾斜角度
が異なる複数の領域によって形成したりすることによ
り、指針部先端に向かう光路を多くし、先端での照明輝
度を増大し、指針部の根元から先端に至るまでの輝度を
均一にしかも充分にすることができる。
【0063】さらに、本発明によれば、導光性材料から
なる指針本体に設けた受光部において受光した照明光
を、反射面により指針部先端側に向って反射させ、さら
に指針本体の指針部での両側面での反射膜、表面での傾
斜面、裏面側の反射膜で順次反射させることにより、指
針本体の先端部に至るまでの導光量を増大させ、指針部
先端での照明輝度を増大し、指針部の根元から先端に至
るまでの輝度を均一にしかも充分にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計器用表示装置の指針の一つの
実施の形態を示し、(a)は指針の断面図、(b)は指
針軸支部の断面図、(c)は指針部の断面図である。
【図2】 図1の指針において、(a)は指針本体の平
面図、(b)はその底面図である。
【図3】 図1、図2の指針、指針本体において、
(a)は指針本体を覆うカバーの平面図、(b)はその
底面図である。
【図4】 図2、図3で示した指針本体、カバーの変形
例を示し、(a)は指針本体の平面図、(b)はカバー
の平面図である。
【図5】 本発明を適用する計器用表示装置としてのコ
ンビネーションメータの一つの実施の形態を示す正面図
である。
【図6】 図5のメータにおいて、(a)は指針軸支部
を断面して示す要部の断面図、(b)は文字板部分を断
面した要部の断面図である。
【図7】 図5のメータの左半分を示す横断側面図であ
る。
【図8】 図5〜図7において、導光板に設けた指針照
明用導光部の拡大断面図である。
【図9】 本発明に係る計器用表示装置の指針の別の実
施の形態を示し、(a)は指針本体の正面図、(b)は
その基端側の側面図である。
【図10】 (a)は図9に示した指針本体での光の導
光状態を示す図、(b)は図1に示した指針本体での光
の導光状態を示す図である。
【図11】 本発明に係る計器用表示装置の指針の他の
実施の形態を示し、(a)は指針本体の平面図、(b)
はその側面図、(c)は指針本体の基端部を側部から見
た図である。
【符号の説明】
1…透過照明による表示装置を備えた計器であるコンビ
ネーションメータ、2…速度計、3…回転計、6…積算
計(表示部材)、8…メータケース、9…メータカバ
ー、11…文字板、12…指示表示部、13…光拡散シ
ート、14…開口、15…表示窓、16…指針、17…
指針本体、17a…受光部、17b…反射膜、17c…
傾斜面、17d…傾斜面、17e(17e1 ,17e2
)…反射面、18…カバー、18b…フランジ部、1
8c…スリット、19…軸部材、20…導光板、21…
冷陰極放電管、22…指針照明用導光部、23…光照射
部、24…光導入部、25…反射面、26…側面、27
…表示装置載置部、28…挿通孔、29…指針駆動部、
30…反射膜、31…点刻反射部、32…反射部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板上で軸回りに回動することにより
    先端でこの文字板の指示表示部を指し示す計器用表示装
    置の指針において、 全体が導光性材料により形成され前記文字板上での軸支
    部付近に文字板の裏面側から照射される照明光を受光す
    る受光部を有しかつ少なくとも裏面側にこの受光部の受
    光面を除いて反射膜を形成した指針本体と、 この指針本体の少なくとも表面および両側面を覆うよう
    に遮光性材料によって形成するとともに前記指針本体の
    表面、両側面とこれらを覆う内面との間に反射膜を設け
    ているカバーとを備え、 前記指針本体を、前記文字板上での軸支部付近から先端
    に行くにしたがって、平面視における幅寸法が徐々に幅
    狭となるような傾斜面をもって両側面を形成し、かつ表
    面を先端に向って斜め下向きに傾斜するような傾斜面を
    もって形成するとともに、前記受光部から導入した照明
    光を先端側に反射させるための反射面を軸支部付近の表
    面側に形成し、 前記カバーの指針本体の表面を覆う部分に、軸支部付近
    から先端にかけてスリットを形成したことを特徴とする
    計器用表示装置の指針。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計器用表示装置の指針に
    おいて、 カバーにおける指針の軸支部付近に、指針の回動に伴な
    う受光部の回動軌跡よりも大きなフランジ部を設けたこ
    とを特徴とする計器用表示装置の指針。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の計器用表
    示装置の指針において、 指針本体の受光部から導入した照明光を先端側に反射さ
    せるための反射面を、同一の傾斜角度による単一面によ
    って形成したことを特徴とする計器用表示装置の指針。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の計器用表
    示装置の指針において、 指針本体の受光部から導入した照明光を先端側に反射さ
    せるための反射面を、上、下方向においての傾斜角度の
    異なる複数の領域によって形成したことを特徴とする計
    器用表示装置の指針。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の計器用表示装置の指針において、 指針本体の受光部から導入した照明光を先端側に反射さ
    せるための反射面を、左、右方向においての傾斜方向、
    傾斜角度の異なる複数の領域によって形成したことを特
    徴とする計器用表示装置の指針。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載の計器用表示装置の指針におい
    て、 照明光を受光するための指針本体の受光部を、この受光
    部からの照明光を指針本体の先端側に反射させるための
    反射面および両側面の反射膜を介して反射させることに
    より指針本体の先端側に集中させて導くように、左、右
    方向においての傾斜方向、傾斜角度が異なる複数の領域
    をもつ受光面によって形成したことを特徴とする計器用
    表示装置の指針。
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