JP2001208571A - 計器の照明装置 - Google Patents

計器の照明装置

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JP2001208571A
JP2001208571A JP2000021341A JP2000021341A JP2001208571A JP 2001208571 A JP2001208571 A JP 2001208571A JP 2000021341 A JP2000021341 A JP 2000021341A JP 2000021341 A JP2000021341 A JP 2000021341A JP 2001208571 A JP2001208571 A JP 2001208571A
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JP
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JP2000021341A
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English (en)
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Kazuhiro Ishii
一弘 石井
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストをかけずにハレーション対策を行うこ
とのできるようにする。 【解決手段】 光源35からの光を導光体36を介して
指針基部24へ導くようにした計器の照明装置であっ
て、導光体36の出光部39光路上に指針22の照明色
とほぼ同色の透光性着色層40を設けるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの車
両に設けられる計器の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両には、インストルメン
トパネルの部分にスピードメータや回転計(タコメー
タ)や燃料計や油温計などを備えた指示計器が取付けら
れている。この指示計器は、図5に示すように、文字や
目盛などを表示された文字板1と、文字板1上で回動す
る指針2とを備えている。文字板1には指針軸孔3が形
成され、この指針軸孔3に指針基部4から延設された指
針軸5が挿通されている。また、指針基部4の指針軸5
との結合部には表面側から指針キャップ6が嵌着されて
いる。
【0003】一方、文字板1の裏面側には、回路基板1
6が所要の間隙を有してほぼ平行に配設され、回路基板
16における指針基部4の直下位置には指針軸5を回動
するムーブメント7が取付けられている。また、回路基
板16には、ムーブメント7から離れた位置に白熱バル
ブ(タングステン電球)などの光源8が実装されてい
る。そして、文字板1の裏面側には、光源8からの光を
指針2の基部へ導く導光体9が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の計器の照明装置では、図6に示すように、導
光体9から出射された光源8の光の一部が指針基部4の
受光面で反射して指針キャップ6と文字板1との間から
漏れる(反射光10)ことにより、文字板1上の指針キ
ャップ6の周囲がぼんやりと光る、いわゆるハレーショ
ンを起こしてしまうという問題があった。
【0005】このハレーションを防止するために、指針
2のスタッド部や指針キャップ6のフランジ部を軸方向
に延長し(延長部11,12)、反射光10が指針キャ
ップ6の周囲の文字板1表面に照射されないようにする
ことが行われているが、このようにすると、指示計器の
厚さ寸法が大きくなり、指示計器の薄型化を図れなくな
ってしまう。また、指針2と文字板1との距離が離れる
ため、デザイン的にも好ましくない。
【0006】また、実公平6−20097号公報に開示
されているように、文字板1の指針軸孔3の周囲に指針
キャップ6からの光漏れを防止する遮光リングを取付け
ることも考えられるが、このようにすると、遮光リング
が必要になる分だけ部品コストが上がると共に、組付け
工数も増大し、コスト増を招くという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、コストをかけずにハレーション対策を行うこと
のできる計器の照明装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、光源からの光を導
光体を介して指針基部へ導くようにした計器の照明装置
において、前記導光体の出光部光路上に指針の照明色と
ほぼ同色の透光性着色層を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、前記導光体の出光部光路上に透光性着色層
を設けて導光体から出た光を指針の照明色とほぼ同色に
着色するようにしているので、照明時に指針キャップと
文字板との間から光漏れが生じても、漏れた光は指針の
照明色とほぼ同色の暗色系の色となっているので、目立
ちにくいものとすることができる。
【0010】しかも、指針を照明する光を透光性着色層
によって赤色光のみとすることにより、光量を必要最小
限に制限することができ、指針キャップと文字板との間
から漏れる光をより少なくすることができる。
【0011】以上により、ハレーションの問題をほぼ解
消することができるようになる。
【0012】しかも、導光体の出光部光路上に透光性着
色層を設けるだけで良いため、部品の新設や型変更を行
わずに済み、コストをかけずに有効なハレーション対策
を行うことが可能となる。
【0013】請求項2に記載された発明では、光源から
の光を導光体を介して指針基部へ導くようにした計器の
照明装置において、前記導光体の入光部に指針の照明色
とほぼ同色の透光性着色層を設けたことを特徴としてい
る。
【0014】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、前記導光体の入光部に透光性着色層を設け
て導光体から出た光を指針の照明色とほぼ同色に着色す
るようにしているので、請求項1と同様の作用効果を得
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0016】図1、図2は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0017】まず、構成を説明すると、自動車などの車
両のインストルメントパネルの部分に設けられた、スピ
ードメータや回転計(タコメータ)や燃料計や油温計な
どの指示計器は、図1に示すように、文字や目盛などを
表示された文字板21と、文字板21上で回動する指針
22とを備えている。文字板21には指針軸孔23が形
成され、この指針軸孔23に指針基部24から延設され
た指針軸25が挿通されている。
【0018】文字板21は、ポリカーボネート樹脂など
の透明材料からなる文字板本体26を備え、文字板本体
26の表面には、全面に光透過性の白色インクによる透
光層27が印刷形成され、その上に文字や目盛などの光
透過部28を除いて遮光性を有する黒色などの遮光層2
9が印刷形成されている。文字板21の裏面には照明が
不均一になるのを防止するための照明調整層30が網点
印刷などにより形成されている。
【0019】また、指針22はアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などの透明樹脂で構成され、その表面側ま
たは裏面側には赤色などのホットスタンプによる着色層
31が形成されている。指針基部24の指針軸25との
結合部には表面側から指針キャップ32が嵌着されてい
る。
【0020】一方、文字板21の裏面側には、回路基板
33が所要の間隙を有してほぼ平行に配設され、回路基
板33における指針基部24の直下位置には指針軸25
を回動するムーブメント34が取付けられている。ま
た、回路基板33にはムーブメント34から離れた位置
に白熱バルブ(タングステン電球)などの光源35が実
装されている。そして、文字板21の裏面側には、光源
35からの光を指針基部24へ導く導光体36が配設さ
れている。
【0021】導光体36の入光部37には、導光体36
の内部に光源35からの光を平行光として取込むため、
例えば、放物面が形成されている。また、導光体36の
指針軸孔23の直下部にはほぼ45度に傾斜した反射面
38を有している。
【0022】この実施の形態1のものでは、導光体36
の出光部39光路上に指針22の照明色とほぼ同色の透
光性着色層40を設ける。
【0023】即ち、文字板21の指針軸孔23の周囲の
部分に、赤色などの暗色系の透光性着色層40を設け
る。この場合、文字板本体26における反射面38の直
上部に透光層27および遮光層29のない部分を設け、
この部分に透光性着色層40を形成するようにする。
【0024】なお、この透光性着色層40は、文字板2
1の表面側または裏面側のどちら側に設けてもよい。
【0025】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0026】文字板21は、白色インクによる透光層2
7の上に、文字や目盛などの光透過部28を除いて遮光
性を有する黒色などの遮光層29が印刷形成されている
ため、昼間などには、黒色の地色の文字板21に対し、
文字や目盛などが白く視認される。また、指針22の表
面側または裏面側には赤色などのホットスタンプによる
着色層31が形成されているため、昼間などには、指針
22は赤く視認される。
【0027】夜間などに、光源35を点灯させると、光
源35からの光は、導光体36の入光部37から導光体
36内へ導かれる。この際、導光体36の入光部37に
形成された放物面により、光源35からの光は平行光と
して取込まれる。導光体36内へ導かれた光は、その
後、指針軸孔23の直下部に形成されたほぼ45度の反
射面38で反射されて指針基部24へ導かれる。指針基
部24へ導かれた光は指針22内へ取込まれ、ホットス
タンプによる着色層31に反射されて指針22を赤く発
光させる。
【0028】また、文字板21は、表面に黒色などの遮
光層29が形成されているため地色が黒色に視認され、
光源35からの光は文字板21の光透過部28を透過し
て、文字や目盛などを白色に透過照明させる。
【0029】この実施の形態1では、導光体36の出光
部39光路上に透光性着色層40を設けて導光体36か
ら出た光を指針22の照明色とほぼ同色に着色するよう
にしているので、照明時に指針キャップ32と文字板2
1との間から光漏れが生じても、漏れた光は指針22の
照明色とほぼ同色の暗色系の色となっているので、目立
ちにくいものとすることができる。
【0030】即ち、文字板21の指針軸孔23の周囲
に、赤色などの暗色系の透光性着色層40を設けること
により、導光体36から出た光は透光性着色層40で赤
色などの暗色系の色に着色され、その後に指針基部24
へ導かれることとなり、指針基部24の受光面で反射し
て指針キャップ32と文字板21との間から漏れる一部
の光も赤色となる。赤色は文字板21の黒色と近似色で
あるため、コントラストが小さくなって目立ちにくくな
る。
【0031】しかも、指針22を照明する光を透光性着
色層40によって赤色光のみとすることにより、光量を
必要最小限に制限することができ、指針キャップ32と
文字板21との間から漏れる光をより少なくすることが
できる。
【0032】以上により、ハレーションの問題をほぼ解
消することができるようになる。
【0033】しかも、導光体36の出光部39光路上に
透光性着色層40を設けるだけで良いため、部品の新設
や型変更を行わずに済み、コストをかけずに有効なハレ
ーション対策を行うことが可能となる。
【0034】これに対し、導光体36の出光部39光路
上に透光性着色層40を設けない従来の場合には、指針
キャップ32と文字板21との間から漏れる光が白色の
ままとなり、白色は文字板21の黒色と反対色であるた
め、コントラストが大きくなって目立ちやすいので、特
にハレーションが問題となる。
【0035】なお、透光性着色層40を、光源35から
の光量や色味などを調整する調整フィルタとして利用す
ることも可能である。
【0036】
【変形例】図3は、実施の形態1の変形例であり、指針
22の照明色とほぼ同色の透光性着色層40を、導光体
36の出光部39表面に対して、直接、設けたものであ
る。
【0037】このようにしても、前記実施の形態1と同
様の作用・効果を得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態2】図4は、この発明の実施の形態
2を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一な
いし均等な部分については、同一の符号を付して説明す
る。
【0039】この実施の形態2のものでは、導光体36
の入光部37に対し、直接、指針22の発光とほぼ同色
の透光性着色層40を設けるようにしている。
【0040】このようにしても、上記、実施の形態1と
同様の作用を得ることができる。
【0041】しかも、指針軸孔23の部分で文字板21
の固定を行うものや立体的な文字板21などにも対応す
ることが可能となる。
【0042】上記以外の部分については、前記実施の形
態1と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得
ることができる。
【0043】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あってもこの発明に含まれる。
【0044】例えば、遮光層29を黒色とする代りに白
色として、昼間は文字板21の地色が白色となり、夜間
は文字板21の地色が黒色となるようにしても良い。白
色の遮光層29は反射率が高いため光が漏れると黒色の
遮光層29より一層目立つが、このような場合でも、有
効にハレーションを抑えることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、導光体の出光部光路上に透光性着色層を設
けて導光体から出た光を指針の照明色とほぼ同色に着色
するようにしているので、照明時に指針キャップと文字
板との間から光漏れが生じても、漏れた光は指針の照明
色とほぼ同色の暗色系の色となっているので、目立ちに
くいものとすることができる。
【0046】しかも、指針を照明する光を透光性着色層
によって赤色光のみとすることにより、光量を必要最小
限に制限することができ、指針キャップと文字板との間
から漏れる光をより少なくすることができる。
【0047】以上により、ハレーションの問題をほぼ解
消することができるようになる。
【0048】しかも、導光体の出光部光路上に透光性着
色層を設けるだけで良いため、部品の新設や型変更を行
わずに済み、コストをかけずに有効なハレーション対策
を行うことが可能となる。
【0049】請求項2の発明によれば、導光体の入光部
に透光性着色層を設けて導光体から出た光を指針の照明
色とほぼ同色に着色するようにしているので、請求項1
と同様の作用効果を得ることができる、という実用上有
益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の側方断面図である。
【図2】図1の文字板の平面図である。
【図3】実施の形態1の変形例の側方断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の側方断面図である。
【図5】従来例の側方断面図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【符号の説明】
22 指針 24 指針基部 35 光源 36 導光体 37 入光部 39 出光部 40 透光性着色層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を導光体を介して指針基部へ
    導くようにした計器の照明装置において、 前記導光体の出光部光路上に指針の照明色とほぼ同色の
    透光性着色層を設けたことを特徴とする計器の照明装
    置。
  2. 【請求項2】光源からの光を導光体を介して指針基部へ
    導くようにした計器の照明装置において、 前記導光体の入光部に指針の照明色とほぼ同色の透光性
    着色層を設けたことを特徴とする計器の照明装置。
JP2000021341A 2000-01-31 2000-01-31 計器の照明装置 Pending JP2001208571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121073A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Yazaki Corp 計器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007121073A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Yazaki Corp 計器

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