JPH10267701A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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Publication number
JPH10267701A
JPH10267701A JP7180397A JP7180397A JPH10267701A JP H10267701 A JPH10267701 A JP H10267701A JP 7180397 A JP7180397 A JP 7180397A JP 7180397 A JP7180397 A JP 7180397A JP H10267701 A JPH10267701 A JP H10267701A
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JP
Japan
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guide plate
light guide
light
dial
lamp
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Withdrawn
Application number
JP7180397A
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English (en)
Inventor
Akihiko Makita
明彦 巻田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用光源により背後から透過照明され、且
つ、文字板の文字や目盛等の表示部を透過照明するため
の導光板で導いた光により補助照明されるシフトポジシ
ョンランプ等を通して導光板の背後が見えてしまうのを
防ぐこと。 【解決手段】 導光板25の背後に配置されて開口35
aが導光板25の後面に当て付けられたランプハウジン
グ35内のランプ33からの光により、シフトポジショ
ンランプ11を点灯照明し、且つ、このシフトポジショ
ンランプ11を、表示部17を透過照明するために文字
板15の背後に配設した導光板25の上端面25aから
導光板25の内部に入射させて導いた、CCT27から
の光により、ランプ33の消灯時に補助照明するに当た
り、ランプハウジング35の開口35aが当て付けられ
る導光板25の後面箇所に、前面及び後面のそれぞれに
形成した段部25b,25cにより構成される薄肉部2
5dを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字板の文字や目
盛を透過照明すると共に、ウォーニングやシフトポジシ
ョン等を点灯表示する車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のダッシュボード等に配置される計
器においては、速度計やタコメータ等の文字板の文字や
目盛等の表示部を透過照明するために、文字板の基材の
前面を覆う遮光部に表示部に対応する意匠抜きのスリッ
トを形成すると共に、文字板の背後に導光板を配設し、
照明用光源からの光を導光板に入射させてその前面から
出射させて、この出射光のうち一部を、文字板の基材を
透過した後に前記スリットから文字板の前方に出射させ
ている。
【0003】また、上述した車両用計器においては、シ
フトポジションのシンボルマークを、導光板の背後に配
置した専用光源を点灯させた部分だけ目立って視認でき
るように点灯表示させている。
【0004】そして、特にアナログ式の場合、専用光源
が消灯している部分は、昼間では外光により照明されて
専用光源を点灯させた部分よりも目立たずに見えるとこ
ろを、夜間においては外光による照明が期待できず、周
辺の文字板部分と見分けがつかなくなって全く視認でき
なくなるのを防ぐために、文字板の表示部の透過照明に
用いる照明用光源からの光を流用して、専用光源が点灯
しているシンボルマーク部分よりも目立たなくなるよう
に表示させている。
【0005】また、昼夜に関係なく文字板の表示部を透
過照明する、所謂ブラックフェイスタイプの計器やデジ
タル式の計器では、専用光源が消灯している部分を、専
用光源が点灯している部分とは区別して視認できるよう
にするために、文字板の表示部の透過照明に用いる照明
用光源からの光を常時流用して、専用光源が点灯してい
るシンボルマーク部分よりも目立たなくなるように表示
させている。
【0006】ところで、前記文字板の表示部の透過照明
に用いる光を、文字板における表示部の配置に合わせて
導光板の全体に万遍なく導くためには、導光板の端面や
前後両面で光を効率よく乱反射させることができるよう
に、導光板の周端面から光を入射させることが望まし
く、且つ、周端面から導光板の内部に入射される光量を
多くする必要がある。
【0007】そこでこの頃では、冷陰極管等の線状光源
を用い、これを導光板のいずれか1つの辺、或は、複数
の辺の端面全体に亘って臨ませて、導光板の端面から表
示部の透過照明用の光を高い光量で入射させるようにし
ているが、この場合に重要なのは、線状光源の表面から
出射される光を如何に無駄なく、つまり、ロスなく導光
板に入射させるかということである。
【0008】そして、その対策として、リフレクタ(反
射板)を用いて線状光源からの出射光を導光板の端面に
向けさせることと並んで従来から行われている対策は、
線状光源の断面寸法に比べて導光板の前後方向の厚みを
大きくして端面の前後幅を大きく確保することであっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た導光板の前後方向の厚みを大きくするという従来の構
成には、次のような不具合があった。
【0010】つまり、図5に要部拡大横断面図で示すよ
うに、シフトポジション等のシンボルマークを点灯表示
させるための一般的な構成においては、文字板1の表示
部を形成する意匠抜きのスリット1aに臨む導光板2部
分の後面に、シフトポジションを表す例えば「R」の文
字2aを印刷し、内部に点灯表示用の光源であるランプ
4を固設したランプハウジング3の開口部3aを、この
印刷した文字2aを囲むように当て付け、この開口部3
aと導光板2の後面とにより、ランプ4の消灯時に暗色
系の色調を呈する目隠し及び点灯色決定用のカラーレン
ズ5を挟んで固定するようにしている。
【0011】従って、ランプ4が点灯して、カラーレン
ズ5の透過により着色された光で導光板2の文字2aが
照明され、この文字2aがカラーレンズ5に応じた色で
視認されるようになる点灯表示時であっても、また、ラ
ンプ4が消灯して、導光板2の文字2aがカラーレンズ
5により目立たなくされて視認できなくなる非表示時で
あっても、ランプハウジング3の内部はカラーレンズ5
により視界を遮られて視認されてしまうことがない。
【0012】ところが、導光板2の前後方向の厚みが大
きくなると、文字板1のスリット1aの周縁とランプハ
ウジング3の外縁とを結ぶ直線の、文字板1の前後面に
対する傾斜角度θが大きくなり、つまり、スリット1a
を通してランプハウジング3の外側部分をのぞき見しよ
うとする場合の文字板1に対する視線のなす角度が緩く
なり、その分だけ、文字板1の表示部を透過照明するた
めの線状光源を点灯した際に、意識していなくてもラン
プハウジング3の外側が見え易くなり見栄えが悪くなっ
てしまうという不具合があった。
【0013】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、シフトポジションを示すシフトポジシ
ョンランプ等の状態表示部を導光板の背後の専用光源の
点灯により表示すると共に、文字板の文字や目盛等の表
示部を透過照明するために文字板の背後の導光板で導い
た光により、この状態表示部を専用光源の消灯時に補助
照明するに当たり、表示部の透過照明のための光量を落
とさずに、状態表示部を通して導光板の背後が見えてし
まうのを防ぐことができる車両用計器を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の車両用計器は、導光板の周
端面から内部に入射された光を前記導光板の前面から該
導光板の前方に配置された文字板側に出射させ、該文字
板側に出射された光により前記文字板の文字や目盛等の
表示部を透過照明すると共に、前記文字板の状態表示が
行われる状態表示部を、該状態表示の際に点灯する前記
導光板の背後の状態表示用光源から該導光板を透過して
前記状態表示部に照射される表示光により透過照明し、
さらに、前記表示光による透過照明を行わない前記状態
表示部を、前記導光板の周端面から内部に入射された前
記光により補助照明する車両用計器において、前記導光
板の前記状態表示光が透過する導光板部分に、該導光板
部分を除く他の導光板部分よりも前後方向における厚み
が小さい薄肉部を設けたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器は、前記薄肉部が、前記状態表示光が透過する導光
板部分と前記他の導光板部分との間の段差により形成さ
れており、該段差が前記導光板の前後両面に各々設けら
れているものとした。
【0016】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器は、前記薄肉部に、前記状態表示用光源を囲むラ
ンプハウジングの前記状態表示光が出射される開口端が
当て付けられているものとした。
【0017】請求項1に記載した本発明の車両用計器に
よれば、状態表示用光源から状態表示部に照射される表
示光か透過する導光板部分に設けた薄肉部が、この薄肉
部部分を除く他の導光板部分よりも前後方向の厚みが小
さいため、導光板の端面の前後方向における厚みは大き
くしておいて、表示部の透過照明用の光を高い光量で導
光板に入射させることが可能な構成としておき、その上
で、状態表示部を通して導光板の背後の状態表示用光源
の周囲の部分を見ようとする際の視線方向の、文字板に
対してなす角度をきつくして、導光板の周端面から内部
に入射された光により状態表示部を補助照明している際
であっても、状態表示部を通して導光板の背後が見え易
くなってしまうのを防止することが可能となる。
【0018】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、導光板を樹脂による射出成形等の型成形
により製造する場合に、導光板の前後のどちらか片面に
段差を形成して薄肉部を得るのに比べて、型から外した
後の樹脂の熱収縮が導光板の前後各面で各々異なること
により、段差のない導光板面側に膨出部ができで、組み
付け後の文字板部分を圧迫、変形させてしまうのを防止
することが可能となる。
【0019】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器によれば、状態表示用光源を囲むランプハウジン
グの開口端が当て付けられる導光板部分を薄肉部とする
ことで、導光板の背後のうちランプハウジングの内側へ
の視界は、ランプハウジングの開口端に通常配設される
状態表示用の着色レンズにより遮断し、その上で、この
着色レンズがあっても視界が遮断されないランプハウジ
ングの外側部分に向かう視線を、薄肉部により文字板に
対する視線方向のなす角度をきつくして、その結果、ラ
ンプハウジング側の構成と導光板の薄肉部とが協働し
て、導光板の背後が文字板の状態表示部を通して視認さ
れてしまうのを確実に防止することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用計器の実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係る車両用計
器の正面図で、図1中引用符号1で示す本実施形態の車
両用計器は、車両のダッシュボード(図示せず)に配設
されるもので、左右に並べて配置された速度計3及びエ
ンジン回転計5、これら速度計3及びエンジン回転計5
の両脇にそれぞれ配置された燃料計7及びラジエータ水
温計9、速度計3及びエンジン回転計5の間に配置され
たシフトポジションランプ11、並びに、速度計3及び
エンジン回転計5の下方に配置されたウォーニングラン
プ13等を備えている。
【0022】前記速度計3、エンジン回転計5、燃料計
7、及び、ラジエータ水温計9は、いずれも、図2に拡
大縦断面図で基本構成を模式的に示すように、文字板1
5と、この文字板15に形成された目盛や数字の意匠抜
きのスリットからなる複数の表示部17と、これら複数
の表示部17のうち車両の走行速度に応じた箇所を指示
する指針19と、文字板15の裏面に配設され指針19
を車両の走行速度に応じた表示部17箇所に回転駆動す
る内機23とを有している。
【0023】さらに、速度計3、エンジン回転計5、燃
料計7、及び、ラジエータ水温計9は、これらに共用さ
れる構造物として、文字板15の裏面に配置された透明
な樹脂材からなる導光板25と、この導光板25の上端
面25a(導光板の周端面に相当)に臨むように導光板
25に沿って配置された断面略円形で棒状の冷陰極管
(以下、CCTと略記する)27とを有しており、前記
導光板25は、CCT27の直径よりも十分大きい前後
厚さで形成されている。
【0024】このように形成された速度計3、エンジン
回転計5、燃料計7、及び、ラジエータ水温計9は、C
CT27から出射された後に上端面25aから導光板2
5に入射されて導光板25の内部に導かれた光により、
文字板15の表示部17が透過照明されると共に、CC
T27から導光板25を介して導かれる光により、指針
19の指示部21が光輝するように構成されている。
尚、前記文字板15の表面周縁は見返し板29により覆
われており、この見返し板29により、CCT27から
の光が文字板15の周縁から表面側に漏れるのを防いで
いる。
【0025】また、前記見返し板29のウォーニングラ
ンプ13が配置される箇所には開口29aが形成されて
おり、この開口29aの内側の文字板15箇所には、ウ
ォーニング状態を示す「ハイビーム」、「サイドブレー
キ」、「エンジンオイル」、「シートベルト」、「バッ
テリ」等を図案化したマーク15aが、意匠抜きのスリ
ットにより各々形成されている。さらに、前記見返し板
29と文字板15とのシフトポジションランプ11が配
置される箇所には、図1に示すように、互いの位置を合
わせて開口29b,15bが各々形成されている。
【0026】そして、図3に要部拡大横断面図で示すよ
うに、シフトポジションランプ11に対応する見返し板
29と文字板15との各開口29b,15bに臨む導光
板25部分の前面箇所には、開口29b,15bよりも
一回り大きい寸法で、他の前面部分よりも窪んだ段部2
5bが形成されており、この段部25bに対応する導光
板25の後面箇所にも、段部25bと同様の段部25c
が形成されていて、これら両段部25b,25cによ
り、開口29b,15bに臨む導光板25部分に位置す
る薄肉部25dが構成されている。
【0027】前記シフトポジションランプ11(状態表
示部に相当)は、ランプ33と、このランプ33を内部
に収容した状態で保持しランプ33が発する光の出射側
が開放されたランプハウジング35と、このランプハウ
ジング35の開口35aに取着された着色用のレンズ3
7と、マーク部材39とを有している。
【0028】前記レンズ37は、シフトポジションやウ
ォーニングのマークの表示色に応じて透光可能な程度の
濃さで、ランプ33の消灯時に暗色系を呈する色調に着
色されており、また、マーク部材39には、シフトポジ
ションを示す「1」、「2」、「D」、「N」、
「R」、「P」のマーク(図示せず)が1つずつ印刷さ
れている。
【0029】そして、前記シフトポジションランプ11
は、導光板25の薄肉部25dを構成する後面の段部2
5cにマーク部材39を取着すると共に、レンズ37が
取着されたランプハウジング35の開口35a側の端部
が導光板25の段部25cに当て付くように、導光板2
5にランプハウジング35を取着することで構成されて
いる。
【0030】このように構成されたシフトポジションラ
ンプ11は、現在のシフトポジションに応じたランプ3
3の点灯により、このランプ33からの光がランプハウ
ジング35の開口35aのレンズ37を透過して着色光
となり、さらに、導光板25の後面のマーク部材39の
透過により、現在のシフトポジションを示すマークの着
色された像光となり、この像光が、文字板15及び見返
し板29の両開口15a,29aを通してこの見返し板
29の前方に出射するように構成されている。
【0031】尚、本実施形態の車両用計器1は所謂ブラ
ックフェイスタイプであり、従って、昼夜に関係なくC
CT27を点灯させて、このCCT27から導光板25
を介して導かれる光により、文字板15の表示部17を
透過照明し、且つ、指針19の指示部21を光輝させる
ことにより、CCT27から導光板25を介して導かれ
る光によって、ランプ33が消灯したままの、現在のシ
フトポジション以外のシフトポジションランプ11のレ
ンズ37とマーク部材39とが、ランプ33が点灯した
現在のシフトポジションに対応するシフトポジションラ
ンプ11よりも低い光量で、これよりも目立たないもの
の、後述する文字板15の前方のスモーク処理された前
面カバー43を通しても視認できる程度に補助照明され
る。
【0032】また、前記ウォーニングランプ13は、詳
細な説明を省略するが、内部にランプ(図示せず)が収
容され開放端が文字板15の後面に当て付けられたラン
プハウジング36と、ランプハウジング36の開口に取
着された着色用のレンズと(図示せず)を有している。
【0033】このように構成されたウォーニングランプ
13は、ウォーニング状態の発生時に、対応するランプ
ハウジング36内のランプの点灯により、このランプか
らの光がランプハウジング36の開口のレンズを透過し
て着色光となり、さらに、文字板15のマーク15aの
通過により、現在発生しているウォーニング状態を示す
着色された像光となり、この像光が、見返し板29の開
口29aを通してこの見返し板29の前方に出射するよ
うに構成されている。
【0034】そして、前記速度計3、エンジン回転計
5、燃料計7、ラジエータ水温計9、シフトポジション
ランプ11、並びに、ウォーニングランプ13の文字板
15よりも裏面側の構成部分は、前記コンビネーション
メータ1の前方に開放されたハウジング41内に収容さ
れ、ハウジング41の前面に前記見返し板29が取着さ
れ、この見返し板29の前面に、スモーク処理された樹
脂板からなる前記前面カバー43が取着されている。
【0035】従って、運転者(図示せず)は、前面カバ
ー43を通して速度計3、エンジン回転計5、燃料計
7、並びに、ラジエータ水温計9の透過照明された文字
板15や自身で光輝する指針19の像光、シフトポジシ
ョンランプ11のレンズ37やマーク部材39を透過し
たマークの像光、及び、ウォーニングランプ13のマー
ク15aを通過した像光を視認することとなる。
【0036】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、シフトポジションランプ11用のランプ33
が、請求項中の状態表示用光源に相当しており、シフト
ポジションランプ11用のランプハウジング35が、請
求項中のランプハウジングに相当している。
【0037】次に、上述のように構成された本実施形態
の車両用計器1の、特に、導光板25に薄肉部25dを
設けたことに伴い奏される作用について説明する。
【0038】まず、見返し板29と文字板15の開口2
9b,15bを通してシフトポジションランプ11を運
転席(図示せず)から見た際、導光板25の背後の部分
のうちランプハウジング35の内部は、ランプ33の点
灯、消灯に拘わらず、レンズ37により視界を遮られて
視認することができない。
【0039】これに対し、導光板25の背後の部分のう
ちランプハウジング35の外側の部分は、見返し板29
と文字板15の開口29b,15bを通してシフトポジ
ションランプ11を、開口29b,15bの縁部寄りに
視線を向けて運転席からできるだけ斜めの方向から見る
と、図5に示す従来のランプハウジング3の位置にラン
プハウジング35の開口35aがあれば、点灯中のCC
T27から導光板25により導かれる光によりシフトポ
ジションランプ11が補助照明されている際に、文字板
15とランプハウジング35との間を通して見えてしま
う。
【0040】ところが、本実施形態の車両用計器1で
は、薄肉部25dを設けた分だけ、図5に示す従来のラ
ンプハウジング3の位置よりもランプハウジング35の
開口35aが前方にせり出しているため、運転席からシ
フトポジションランプ11に最大限斜めにして視線を向
けたとしても、ランプハウジング35の開口35aがそ
の視線を遮って、導光板25の裏側であってランプハウ
ジング35の外側の部分が、CCT27が点灯していて
も、透明な導光板25を透して視認されてしまうことが
ない。
【0041】このように本実施形態の車両用計器1によ
れば、導光板25の背後に配置されて開口35aが導光
板25の後面に当て付けられたランプハウジング35内
のランプ33からの光により、シフトポジションランプ
11を点灯照明し、且つ、このシフトポジションランプ
11を、表示部17を透過照明するために文字板15の
背後に配設した導光板25の上端面25aから導光板2
5の内部に入射させて導いた、CCT27からの光によ
り、ランプ33の消灯時に補助照明する車両用計器1に
おいて、ランプハウジング35の開口35aが当て付け
られる導光板25の後面箇所に、前面及び後面のそれぞ
れに形成した段部25b,25cにより構成される薄肉
部25dを設けた。
【0042】このため、CCT27からの光を上端面2
5aから導光板25の内部に高い光量で入射させるため
に、導光板25の前後方向の厚さを大きくしたとして
も、CCT27の点灯により補助照明されているシフト
ポジションランプ11を見た際に、導光板25の背後で
あってランプハウジング35の外側部分が、文字板15
とランプハウジング35との間を通して見えてしまうの
を、確実に防止することができる。
【0043】尚、導光板25の薄肉部25dは、例え
ば、図4に拡大横断面図で示すように、導光板25の後
面側にのみ段部25cを形成して構成してもよいが、そ
うすると、導光板25を型成形で製造する際に、型から
外した後の樹脂の熱収縮が導光板25の前後各面で互い
に異なることにより、段差25cのない導光板25の前
面側に膨出部25eができる可能性があり、この膨出部
25eが導光板25の前面に万一できてしまうと、組み
付け後の文字板15の開口15b部分を圧迫、変形させ
てしまうおそれがある。
【0044】従って、本実施形態のように、導光板25
の前後両面に段部25b,25cを各々形成して薄肉部
25dを構成する方が、型から外した後の樹脂の熱収縮
の差異が導光板25の前後各面の間になくなり、導光板
25の前後どちらかの面に膨出が起こるのを確実に防止
できるので、有利である。
【0045】また、ランプハウジング35の開口35a
は、その端面が導光板25の後面よりも前方に位置して
いれば、段部25cから多少後方に離して配置してもよ
いが、本実施形態のように、段部25cに開口35aを
当て付ければ、それだけランプハウジング35を文字自
他15に近い前方に配置することができ、その分だけ、
ランプハウジング35の開口35aが遮ることのできる
運転席からシフトポジションランプ11に向けた視線の
角度がより斜めになり、運転席上での運転者の位置が多
少ずれてもその視線を遮ることができる度合いを大きく
することができるので、有利である。
【0046】さらに、本実施形態では、シフトポジショ
ンランプ11に対応する導光板25部分にのみ薄肉部2
5dを設ける構成について説明したが、例えば、一部
の、或は、全部のウォーニングランプ13を、シフトポ
ジションランプ11と同様に、CCT27から導光板2
5を介して導かれる光によって、ランプハウジング36
のランプを消灯させたまま、このランプにより点灯照明
された場合のウォーニングランプ13よりも低い光量で
補助照明する場合等には、ウォーニングランプ13に対
応する導光板25部分についても薄肉部25dを設ける
構成としてもよいのは勿論のことである。
【0047】また、本実施形態では、ブラックフェイス
タイプの計器を例に取って説明したが、本発明は、夜間
時にのみ文字板の表示部を透過照明するデジタル式の計
器にも適用可能であるのは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用計器によれば、導光板の周端面から内部
に入射された光を前記導光板の前面から該導光板の前方
に配置された文字板側に出射させ、該文字板側に出射さ
れた光により前記文字板の文字や目盛等の表示部を透過
照明すると共に、前記文字板の状態表示が行われる状態
表示部を、該状態表示の際に点灯する前記導光板の背後
の状態表示用光源から該導光板を透過して前記状態表示
部に照射される表示光により透過照明し、さらに、前記
表示光による透過照明を行わない前記状態表示部を、前
記導光板の周端面から内部に入射された前記光により補
助照明する車両用計器において、前記導光板の前記状態
表示光が透過する導光板部分に、該導光板部分を除く他
の導光板部分よりも前後方向における厚みが小さい薄肉
部を設ける構成とした。
【0049】このため、状態表示用光源から状態表示部
に照射される表示光か透過する導光板部分に設けた薄肉
部が、この薄肉部部分を除く他の導光板部分よりも前後
方向の厚みが小さいため、導光板の端面の前後方向にお
ける厚みは大きくしておいて、表示部の透過照明用の光
を高い光量で導光板に入射させることが可能な構成とし
ておき、その上で、状態表示部を通して導光板の背後の
状態表示用光源の周囲の部分を見ようとする際の視線方
向の、文字板に対してなす角度をきつくして、導光板の
周端面から内部に入射された光により状態表示部を補助
照明している際であっても、状態表示部を通して導光板
の背後が見え易くなってしまうのを防止することができ
る。
【0050】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、前記薄肉部が、前記状態表示光が透過す
る導光板部分と前記他の導光板部分との間の段差により
形成されており、該段差が前記導光板の前後両面に各々
設けられている構成とした。
【0051】このため、導光板を樹脂による射出成形等
の型成形により製造する場合に、導光板の前後のどちら
か片面に段差を形成して薄肉部を得るのに比べて、型か
ら外した後の樹脂の熱収縮により段差のない導光板面側
に膨出部ができで、組み付け後の文字板の表示部部分を
圧迫、変形させてしまうのを防止することができる。
【0052】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器によれば、前記薄肉部に、前記状態表示用光源を
囲むランプハウジングの前記状態表示光が出射される開
口端が当て付けられている構成とした。
【0053】このため、状態表示用光源を囲むランプハ
ウジングの開口端が当て付けられる導光板部分を薄肉部
とすることで、導光板の背後のうちランプハウジングの
内側への視界は、ランプハウジングの開口端に通常配設
される状態表示用の着色レンズにより遮断し、その上
で、この着色レンズがあっても視界が遮断されないラン
プハウジングの外側部分に向かう視線を、薄肉部により
文字板に対する視線方向のなす角度をきつくして、その
結果、ランプハウジング側の構成と導光板の薄肉部とが
協働して、導光板の背後が文字板の状態表示部を通して
視認されてしまうのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用計器の正面
図である。
【図2】図1の車両用計器の内部の基本構成を模式的に
示す拡大縦断面図である。
【図3】図2のシフトポジションランプに対応する導光
板部分の構成を示す要部拡大横断面図である。
【図4】図3に示す段部を前面側にのみ形成した場合の
導光板を示す拡大横断面図である。
【図5】従来例に係る車両用計器のシフトポジションラ
ンプに対応する導光板部分の構成を示す要部拡大横断面
図である。
【符号の説明】
11 シフトポジションランプ(状態表示部) 15 文字板 17 表示部 25 導光板 25a 導光板上端面(導光板周端面) 25b,25c 段部 25d 薄肉部 33 ランプ(状態表示用光源) 35 ランプハウジング 35a ランプハウジング開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光板の周端面から内部に入射された光
    を前記導光板の前面から該導光板の前方に配置された文
    字板側に出射させ、該文字板側に出射された光により前
    記文字板の文字や目盛等の表示部を透過照明すると共
    に、前記文字板の状態表示が行われる状態表示部を、該
    状態表示の際に点灯する前記導光板の背後の状態表示用
    光源から該導光板を透過して前記状態表示部に照射され
    る表示光により透過照明し、さらに、前記表示光による
    透過照明を行わない前記状態表示部を、前記導光板の周
    端面から内部に入射された前記光により補助照明する車
    両用計器において、 前記導光板の前記状態表示光が透過する導光板部分に、
    該導光板部分を除く他の導光板部分よりも前後方向にお
    ける厚みが小さい薄肉部を設けた、 ことを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記薄肉部は、前記状態表示光が透過す
    る導光板部分と前記他の導光板部分との間の段差により
    形成されており、該段差は前記導光板の前後両面に各々
    設けられている請求項1記載の車両用計器。
  3. 【請求項3】 前記薄肉部には、前記状態表示用光源を
    囲むランプハウジングの前記状態表示光が出射される開
    口端が当て付けられている請求項2記載の車両用計器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016205826A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 日本精機株式会社 照明装置

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