JP2005024648A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源の点灯・非点灯あるいは昼夜の区別なく表示部の視認性が良好な表示装置を提供する。
【解決手段】筒状の灯室15と、この灯室15内に配置される発光ダイオード16(表示灯)と、灯室15の前面開口側に配置され、光透過性の表示部21と、この表示部21を除いた不透過性の地部22とを有する表示板7と、この表示板7の背後に配置される光透過性の導光板17と、灯室15外に配置され導光板17を照明する発光ダイオード18(照明灯)と、導光板17と発光ダイオード16(表示灯)との間に配置される半透明部材19とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】筒状の灯室15と、この灯室15内に配置される発光ダイオード16(表示灯)と、灯室15の前面開口側に配置され、光透過性の表示部21と、この表示部21を除いた不透過性の地部22とを有する表示板7と、この表示板7の背後に配置される光透過性の導光板17と、灯室15外に配置され導光板17を照明する発光ダイオード18(照明灯)と、導光板17と発光ダイオード16(表示灯)との間に配置される半透明部材19とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の計器装置に備えられ、シフトポジションなどを表示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オートマチック車のシフトレバーの操作位置を表示する表示装置として、例えば特開平10−222109号公報がある。この装置は前記公報の図1に示す様に、透光性部材からなる文字板5の表面に文字意匠部7を形成し、裏面には透光性の白色印刷11を施し、文字板5の裏面側に導光板2とレンズ3を配置したものである。この様に構成することによって、昼間においては、文字板5の裏面に施した白色印刷11により文字意匠部7が白色で視認(表示)され、夜間においては、一般照明用バルブ10からの光が導光板2を通り、一般照明用バルブ10の色で文字意匠部7が照明される。また、シフトポジション表示時には、シフトポジション表示用バルブ9が発光し、レンズ3を通してレンズ3の色(例えば緑色)で文字意匠部7が照明(表示)されるというものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−222109号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例においては、一般照明用バルブ10およびシフトポジション表示用バルブ9が点灯していない昼間時は、文字意匠部7が白色で明瞭に視認されるものの、一般照明用バルブ10あるいはシフトポジション表示用バルブ9が点灯した時には、文字板5の裏面に白色印刷11が施してあるために、白色印刷11層を透過した光は弱まってしまう。すなわち、文字意匠部7の輝度が低下してしまう。
【0005】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、光源の点灯・非点灯あるいは昼夜の区別なく表示部の視認性が良好な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置される光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯と、前記導光板と前記表示灯との間に配置される半透明部材とを備えたものである。
【0007】
また、筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置され、前記表示部に対応した裏面に半透明層を設けてなる光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯とを備えたものである。
【0008】
また、前記表示部周囲の前記地部に対応した前記導光板の表面に反射層を設けたものである。
【0009】
また、前記表示灯を発光ダイオードとするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による表示装置を車両用の計器装置に適用した場合を実施形態として説明する。図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は計器装置の要部(回転計部分および表示装置)を示す断面図であり、図2は表示装置の断面を示す。図3は表示装置に用いられる表示板の部分正面図である。
【0011】
計器装置は、計器としての例えば回転計1を備えており、硬質な回路基板2と、この回路基板2の裏面側に回路基板2と導通状態で装着され、回路基板2を貫通して前方に延びる回動軸3を有する回転計1用の計器本体4と、回動軸3の先端側に固着された指示部5を有する指針6と、この指針6の後方に配置され指示部5の動作に対応する指標部(図示せず)を設けた表示板7と、回路基板2上に実装され指針6や指標部を背後から照明する光源としての発光ダイオード8,8Aと、表示板7と回路基板2との間に配置されたケース9と、回路基板2の裏面側を覆うカバー10と、表示板7の前方側に配置され表示板7の可視領域を定める開口部11を有する合成樹脂からなる黒色の見返し部材12と、指針6や表示板7などの前方側に配置された暗色系の透視板13を有している。なお、透視板13は無色透明でも良い。
【0012】
また、計器装置には、例えばオートマチック車のシフトレバーの操作位置を表示する表示装置を備えている。この表示装置は、前述したケース9を仕切壁14で区画形成した筒状の灯室15と、この灯室15内に配置される表示灯としての発光ダイオード16と、灯室15の前面開口側に配置される表示板7(前述した回転計1用の表示板7と一体のもの)と、この表示板7の背後に配置される導光板17と、灯室15外に配置され導光板17を照明する照明灯としての発光ダイオード18と、導光板17と発光ダイオード16(表示灯)との間に配置される例えば乳白色の光透過性の合成樹脂からなる半透明部材19を備えている。なお、灯室15の内外に設けられた発光ダイオード16,18は前述した回路基板2上に実装されている。
【0013】
表示板7は、図2および図3に示す様に、無色透明な樹脂からなる基板20の表面側にシフトレバーの操作位置を表示する「P,R,N,D,2,L」の文字,数字からなる表示部21となる箇所を除いて、地部22となる例えば黒色(不透過性)の地色層23を印刷する。すなわち、表示部21は地色層23に抜き部Xを設けることによって形成されるものである。なお、詳細は図示しないが回転計1用の指標部には、車両のエンジン回転数を現す目盛,数字,文字などの指標部となる白色の透光性表示層が基板20の表面側に設けてあり、指標部を除いて黒色(不透過性)の地色層が印刷されている。この地色層は上述した地色層23と同一工程で印刷すればよい。また、基板20の表面側には地部22,表示部21,指標部の表面を保護するための無色透明な保護層24が設けてある。
【0014】
導光板17は、光透過性で無色透明な合成樹脂からなり、発光ダイオード18の光を内部に効率よく導くために反射面25が形成してある。また、表示板7に形成された表示部21周囲の地部22に対応した導光板17の表面箇所には、例えば白色の反射層26が設けてある。この反射層26は、導光板17内に入射した光が反射しやすいような色なら、白以外の色調でも良い。
【0015】
ケース9は、遮光性のある白色の合成樹脂からなり、回動軸3周囲に配置された指針6照明用の発光ダイオード8を囲む筒部27と、表示板7が載置される前面部28と、回転計1用の指標部(図示せず)を照明する発光ダイオード8Aと導光板17を照明する発光ダイオード18との光干渉を防ぐ遮光壁29などを有している。また、本実施形態においては、前述した様に灯室15を形成するための仕切壁14が一体に設けられている。
【0016】
この様に構成された計器装置においては、透視板13が暗色系である黒色半透明であるために内部は通常視認されないが、指針6照明用の例えば赤色で発光する発光ダイオード8が点灯すると、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の例えば白色で発光する発光ダイオード8Aが点灯すると、表示板7に設けられた回転計1用の指標部が白色で透過照明(透過表示)される。
【0017】
また、表示装置のシフトレバーの操作位置を表示する表示部21は、例えば白色で発光する導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、照明光が導光板17内に入射し、反射面25で反射して導光板17の中心側に向かう。また、反射面25で反射した後、反射層26に反射して導光板17の中心側に向かう光や導光板17内に入り(反射面25に向かわずに)導光板17の上面と下面間で反射を繰り返しながら中心側に向かう光もある。これらの光が半透明部材19を照射して表示部21が白色で視認される。
【0018】
また、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示される。D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は前述した様に白色で視認される。
【0019】
この様に、表示部21に対応した表示板7の裏面側あるいは導光板17の表面側に従来例の様に白色の印刷層が施されていない(無色透明である)ため、発光ダイオード18,16が点灯しても透過輝度が低下してしまうということがなく、表示部21の視認性が良い。
【0020】
また、導光板17の表面側に反射層26を設けることにより、発光ダイオード18からの強い光で半透明部材19を照らすことができるため、表示部21がより明るく白く視認される。なお、反射層26は表示部21の全周囲に対応した箇所に設ける必要はなく、表示部21の少なくとも発光ダイオード18側に対応した導光板17の表面箇所に設けてあればよい。
【0021】
また、表示灯を発光ダイオード16とすることにより、表示部21の透過色が発光ダイオード16の発光色となるため、乳白色の半透明部材19を透過した光の輝度が従来例の様なカラーレンズ3を使ったほどに低下しない。更に乳白色の半透明部材19は拡散作用もあるため、均一な透過照明となる。
【0022】
なお、透視板13が無色透明の場合、昼間時の指針6および指標部は外光により視認される。表示部21は、外光が無色透明な表示板7および導光板17を透して半透明部材19に差すことによって乳白色で視認される。あるいは、導光板17を照明する発光ダイオード18を点灯させることによって、表示部21が白色で視認されるようにしても良い。
【0023】
夜間時は、指針6照明用の発光ダイオード8の点灯により、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の発光ダイオード8Aの点灯により、回転計1用の指標部が白色で透過照明される。また、表示装置の表示部21は、導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、表示部21が白色で視認される。さらに、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示される。D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は白色で視認される。
【0024】
この様に昼夜共に、シフトレバーの位置を表示する表示部は灯室15内の発光ダイオード16(表示灯)の点灯によって良好な視認性で透過表示され、それ以外のシフトレバーの操作位置を表示する表示部は外光あるいは灯室15外の発光ダイオード18(照明灯)の点灯によって良好に視認される。
【0025】
図4は、本発明の第2実施形態を示す表示装置の断面図である。本実施形態における表示装置は、表示部21に対応した導光板17の裏面箇所に半透明層30を設け、前記第1実施形態における半透明部材19を廃止したものである。他は前記第1実施形態と同様であるため、同一もしくは相当箇所については同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0026】
導光板17は、前記第1実施形態と同様に、反射面25を有する無色透明な合成樹脂からなり、表示板7に形成された表示部21周囲の地部22に対応した導光板17の表面箇所には、例えば白色の反射層26が設けてある。また、表示部21に対応した導光板17の裏面箇所には、例えば白色の半透明層30が設けてある。
【0027】
この様に構成された計器装置においては、前記第1実施形態と同様に、透視板13が黒色半透明であるために内部は通常視認されないが、指針6照明用の発光ダイオード8が点灯すると、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の発光する発光ダイオード8Aが点灯すると、表示板7に設けられた回転計1用の指標部が白色で透過照明(透過表示)される。
【0028】
また、表示装置のシフトレバーの操作位置を表示する表示部21も前記第1実施形態と同様に、例えば白色で発光する導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、照明光が白色の半透明層30を照射して表示部21が白色で視認される。また、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示され、D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は白色で視認される。
【0029】
この様に、表示部21に対応した表示板7の裏面側あるいは導光板17の表面側に従来例の様に白色の印刷層が施されていないため、発光ダイオード18,16が点灯しても透過輝度が低下してしまうということがなく、表示部21の視認性が良い。
【0030】
なお、各実施形態において、導光板17照明用の発光ダイオード(照明灯)と表示板7の指標部を照明する発光ダイオード8Aを別々に設けたが、導光板17照明用の発光ダイオード18で指標部も照明するようにしても良い。また、導光板17に反射面25を形成したが、必ずしも形成する必要はない。但し、反射面25を設けた方が導光板17内に光を導きやすくなる。また、表示装置用の表示板7と回転計1用の表示板7を一体のものとしたが、別々であっても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光源の点灯・非点灯あるいは昼夜の区別なく表示部の視認性が良好な表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す計器装置の要部断面図。
【図2】同実施形態を示す表示装置の断面図。
【図3】同実施形態を示す表示板の部分正面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す表示装置の断面図。
【符号の説明】
7 表示板
15 灯室
16 発光ダイオード(表示灯)
17 導光板
18 発光ダイオード(照明灯)
19 半透明部材
21 表示部
22 地部
26 反射層
30 半透明層
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の計器装置に備えられ、シフトポジションなどを表示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オートマチック車のシフトレバーの操作位置を表示する表示装置として、例えば特開平10−222109号公報がある。この装置は前記公報の図1に示す様に、透光性部材からなる文字板5の表面に文字意匠部7を形成し、裏面には透光性の白色印刷11を施し、文字板5の裏面側に導光板2とレンズ3を配置したものである。この様に構成することによって、昼間においては、文字板5の裏面に施した白色印刷11により文字意匠部7が白色で視認(表示)され、夜間においては、一般照明用バルブ10からの光が導光板2を通り、一般照明用バルブ10の色で文字意匠部7が照明される。また、シフトポジション表示時には、シフトポジション表示用バルブ9が発光し、レンズ3を通してレンズ3の色(例えば緑色)で文字意匠部7が照明(表示)されるというものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−222109号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例においては、一般照明用バルブ10およびシフトポジション表示用バルブ9が点灯していない昼間時は、文字意匠部7が白色で明瞭に視認されるものの、一般照明用バルブ10あるいはシフトポジション表示用バルブ9が点灯した時には、文字板5の裏面に白色印刷11が施してあるために、白色印刷11層を透過した光は弱まってしまう。すなわち、文字意匠部7の輝度が低下してしまう。
【0005】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、光源の点灯・非点灯あるいは昼夜の区別なく表示部の視認性が良好な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置される光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯と、前記導光板と前記表示灯との間に配置される半透明部材とを備えたものである。
【0007】
また、筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置され、前記表示部に対応した裏面に半透明層を設けてなる光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯とを備えたものである。
【0008】
また、前記表示部周囲の前記地部に対応した前記導光板の表面に反射層を設けたものである。
【0009】
また、前記表示灯を発光ダイオードとするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による表示装置を車両用の計器装置に適用した場合を実施形態として説明する。図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は計器装置の要部(回転計部分および表示装置)を示す断面図であり、図2は表示装置の断面を示す。図3は表示装置に用いられる表示板の部分正面図である。
【0011】
計器装置は、計器としての例えば回転計1を備えており、硬質な回路基板2と、この回路基板2の裏面側に回路基板2と導通状態で装着され、回路基板2を貫通して前方に延びる回動軸3を有する回転計1用の計器本体4と、回動軸3の先端側に固着された指示部5を有する指針6と、この指針6の後方に配置され指示部5の動作に対応する指標部(図示せず)を設けた表示板7と、回路基板2上に実装され指針6や指標部を背後から照明する光源としての発光ダイオード8,8Aと、表示板7と回路基板2との間に配置されたケース9と、回路基板2の裏面側を覆うカバー10と、表示板7の前方側に配置され表示板7の可視領域を定める開口部11を有する合成樹脂からなる黒色の見返し部材12と、指針6や表示板7などの前方側に配置された暗色系の透視板13を有している。なお、透視板13は無色透明でも良い。
【0012】
また、計器装置には、例えばオートマチック車のシフトレバーの操作位置を表示する表示装置を備えている。この表示装置は、前述したケース9を仕切壁14で区画形成した筒状の灯室15と、この灯室15内に配置される表示灯としての発光ダイオード16と、灯室15の前面開口側に配置される表示板7(前述した回転計1用の表示板7と一体のもの)と、この表示板7の背後に配置される導光板17と、灯室15外に配置され導光板17を照明する照明灯としての発光ダイオード18と、導光板17と発光ダイオード16(表示灯)との間に配置される例えば乳白色の光透過性の合成樹脂からなる半透明部材19を備えている。なお、灯室15の内外に設けられた発光ダイオード16,18は前述した回路基板2上に実装されている。
【0013】
表示板7は、図2および図3に示す様に、無色透明な樹脂からなる基板20の表面側にシフトレバーの操作位置を表示する「P,R,N,D,2,L」の文字,数字からなる表示部21となる箇所を除いて、地部22となる例えば黒色(不透過性)の地色層23を印刷する。すなわち、表示部21は地色層23に抜き部Xを設けることによって形成されるものである。なお、詳細は図示しないが回転計1用の指標部には、車両のエンジン回転数を現す目盛,数字,文字などの指標部となる白色の透光性表示層が基板20の表面側に設けてあり、指標部を除いて黒色(不透過性)の地色層が印刷されている。この地色層は上述した地色層23と同一工程で印刷すればよい。また、基板20の表面側には地部22,表示部21,指標部の表面を保護するための無色透明な保護層24が設けてある。
【0014】
導光板17は、光透過性で無色透明な合成樹脂からなり、発光ダイオード18の光を内部に効率よく導くために反射面25が形成してある。また、表示板7に形成された表示部21周囲の地部22に対応した導光板17の表面箇所には、例えば白色の反射層26が設けてある。この反射層26は、導光板17内に入射した光が反射しやすいような色なら、白以外の色調でも良い。
【0015】
ケース9は、遮光性のある白色の合成樹脂からなり、回動軸3周囲に配置された指針6照明用の発光ダイオード8を囲む筒部27と、表示板7が載置される前面部28と、回転計1用の指標部(図示せず)を照明する発光ダイオード8Aと導光板17を照明する発光ダイオード18との光干渉を防ぐ遮光壁29などを有している。また、本実施形態においては、前述した様に灯室15を形成するための仕切壁14が一体に設けられている。
【0016】
この様に構成された計器装置においては、透視板13が暗色系である黒色半透明であるために内部は通常視認されないが、指針6照明用の例えば赤色で発光する発光ダイオード8が点灯すると、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の例えば白色で発光する発光ダイオード8Aが点灯すると、表示板7に設けられた回転計1用の指標部が白色で透過照明(透過表示)される。
【0017】
また、表示装置のシフトレバーの操作位置を表示する表示部21は、例えば白色で発光する導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、照明光が導光板17内に入射し、反射面25で反射して導光板17の中心側に向かう。また、反射面25で反射した後、反射層26に反射して導光板17の中心側に向かう光や導光板17内に入り(反射面25に向かわずに)導光板17の上面と下面間で反射を繰り返しながら中心側に向かう光もある。これらの光が半透明部材19を照射して表示部21が白色で視認される。
【0018】
また、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示される。D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は前述した様に白色で視認される。
【0019】
この様に、表示部21に対応した表示板7の裏面側あるいは導光板17の表面側に従来例の様に白色の印刷層が施されていない(無色透明である)ため、発光ダイオード18,16が点灯しても透過輝度が低下してしまうということがなく、表示部21の視認性が良い。
【0020】
また、導光板17の表面側に反射層26を設けることにより、発光ダイオード18からの強い光で半透明部材19を照らすことができるため、表示部21がより明るく白く視認される。なお、反射層26は表示部21の全周囲に対応した箇所に設ける必要はなく、表示部21の少なくとも発光ダイオード18側に対応した導光板17の表面箇所に設けてあればよい。
【0021】
また、表示灯を発光ダイオード16とすることにより、表示部21の透過色が発光ダイオード16の発光色となるため、乳白色の半透明部材19を透過した光の輝度が従来例の様なカラーレンズ3を使ったほどに低下しない。更に乳白色の半透明部材19は拡散作用もあるため、均一な透過照明となる。
【0022】
なお、透視板13が無色透明の場合、昼間時の指針6および指標部は外光により視認される。表示部21は、外光が無色透明な表示板7および導光板17を透して半透明部材19に差すことによって乳白色で視認される。あるいは、導光板17を照明する発光ダイオード18を点灯させることによって、表示部21が白色で視認されるようにしても良い。
【0023】
夜間時は、指針6照明用の発光ダイオード8の点灯により、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の発光ダイオード8Aの点灯により、回転計1用の指標部が白色で透過照明される。また、表示装置の表示部21は、導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、表示部21が白色で視認される。さらに、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示される。D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は白色で視認される。
【0024】
この様に昼夜共に、シフトレバーの位置を表示する表示部は灯室15内の発光ダイオード16(表示灯)の点灯によって良好な視認性で透過表示され、それ以外のシフトレバーの操作位置を表示する表示部は外光あるいは灯室15外の発光ダイオード18(照明灯)の点灯によって良好に視認される。
【0025】
図4は、本発明の第2実施形態を示す表示装置の断面図である。本実施形態における表示装置は、表示部21に対応した導光板17の裏面箇所に半透明層30を設け、前記第1実施形態における半透明部材19を廃止したものである。他は前記第1実施形態と同様であるため、同一もしくは相当箇所については同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0026】
導光板17は、前記第1実施形態と同様に、反射面25を有する無色透明な合成樹脂からなり、表示板7に形成された表示部21周囲の地部22に対応した導光板17の表面箇所には、例えば白色の反射層26が設けてある。また、表示部21に対応した導光板17の裏面箇所には、例えば白色の半透明層30が設けてある。
【0027】
この様に構成された計器装置においては、前記第1実施形態と同様に、透視板13が黒色半透明であるために内部は通常視認されないが、指針6照明用の発光ダイオード8が点灯すると、指針6の指示部5が赤色で発光するようになる。また、指標部照明用の発光する発光ダイオード8Aが点灯すると、表示板7に設けられた回転計1用の指標部が白色で透過照明(透過表示)される。
【0028】
また、表示装置のシフトレバーの操作位置を表示する表示部21も前記第1実施形態と同様に、例えば白色で発光する導光板17照明用の発光ダイオード18が点灯すると、照明光が白色の半透明層30を照射して表示部21が白色で視認される。また、シフトレバーの位置する表示部21(例えばD文字)に対応する灯室15内の発光ダイオード16が例えば緑色で点灯した時は、D文字箇所の表示部21が緑色で透過表示され、D文字箇所以外の表示部21(P,R,N,2,L)は白色で視認される。
【0029】
この様に、表示部21に対応した表示板7の裏面側あるいは導光板17の表面側に従来例の様に白色の印刷層が施されていないため、発光ダイオード18,16が点灯しても透過輝度が低下してしまうということがなく、表示部21の視認性が良い。
【0030】
なお、各実施形態において、導光板17照明用の発光ダイオード(照明灯)と表示板7の指標部を照明する発光ダイオード8Aを別々に設けたが、導光板17照明用の発光ダイオード18で指標部も照明するようにしても良い。また、導光板17に反射面25を形成したが、必ずしも形成する必要はない。但し、反射面25を設けた方が導光板17内に光を導きやすくなる。また、表示装置用の表示板7と回転計1用の表示板7を一体のものとしたが、別々であっても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光源の点灯・非点灯あるいは昼夜の区別なく表示部の視認性が良好な表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す計器装置の要部断面図。
【図2】同実施形態を示す表示装置の断面図。
【図3】同実施形態を示す表示板の部分正面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す表示装置の断面図。
【符号の説明】
7 表示板
15 灯室
16 発光ダイオード(表示灯)
17 導光板
18 発光ダイオード(照明灯)
19 半透明部材
21 表示部
22 地部
26 反射層
30 半透明層
Claims (4)
- 筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置される光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯と、前記導光板と前記表示灯との間に配置される半透明部材とを備えたことを特徴とする表示装置。
- 筒状の灯室と、この灯室内に配置される表示灯と、前記灯室の前面開口側に配置され、光透過性の表示部と、この表示部を除いた不透過性の地部とを有する表示板と、この表示板の背後に配置され、前記表示部に対応した裏面に半透明層を設けてなる光透過性の導光板と、前記灯室外に配置され前記導光板を照明する照明灯とを備えたことを特徴とする表示装置。
- 前記表示部周囲の前記地部に対応した前記導光板の表面に反射層を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
- 前記表示灯が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013157037A1 (ja) * | 2012-04-18 | 2015-12-21 | 三菱電機株式会社 | 操作パネルおよびこれを備える情報機器 |
JP2019123426A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用内装品 |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003187148A patent/JP2005024648A/ja active Pending
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