JPH11271103A - 計器装置の指針構造 - Google Patents

計器装置の指針構造

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JPH11271103A
JPH11271103A JP10074231A JP7423198A JPH11271103A JP H11271103 A JPH11271103 A JP H11271103A JP 10074231 A JP10074231 A JP 10074231A JP 7423198 A JP7423198 A JP 7423198A JP H11271103 A JPH11271103 A JP H11271103A
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Yasuyuki Watanabe
泰之 渡辺
Noriaki Ota
則明 太田
Yasuaki Oike
靖章 大池
Kuniaki Takahashi
邦明 高橋
Akihiro Ohata
明弘 大畑
Katsumaro Sano
勝麿 佐野
Yoshihiro Mochizuki
賀弘 望月
Tomohiro Kiyota
知宏 清田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指針構造が簡単で、組立性に優れると共に、
指針の視認性、判読性を向上させることができ、ブラッ
クフェイス形計器装置に有効に適用することができる計
器装置の指針構造を提供する。 【解決手段】 略円錐状の指示部31と回転中心となる
基端部32とを導光材料によって一体に形成してなる指
針本体3と、該指針本体3の指示部31と相似形の略円
錐状に形成され前記指示部31を覆う第1の遮光部4と
前記基端部32を覆う第2の遮光部5とからなる遮光部
材とを備え、前記指示部31の先端に至るように、前記
指針本体3の上表面を一直線上に露出させるスリット8
を前記遮光部材に設け、前記遮光部材に形成したスリッ
ト8に対向する前記指針本体3の下表面の部位に帯状の
乱反射層10を設け、前記指針本体3の少なくとも前記
指示部31の外周面と対向する前記遮光部材の内周面を
乱反射性の面となしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、船舶等の移
動体に搭載される計器装置の指針構造に関し、特に、指
針本体を導光した光によって光輝させた指針を黒色透明
カバーを通して視認させる計器装置の指針構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の計器装置は、ブラックフェイス
形計器装置と称され、例えば特開平6−221879号
公報に開示されている。このようなブラックフェイス形
計器装置は、黒色透明カバーが表面に配置された計器ケ
ース内に計器ユニットを収容し、計測量に応じて回動駆
動される計器ユニットの回転軸に固定した指針を黒色透
明カバーを通じて視認するようにすることで、イグニッ
ション(IGN)キースイッチがオフのときに指針を光
輝させるための光源を点灯せずに、計器装置表面が何も
ない黒色に視認されるようにし、IGNキースイッチが
オンのときに光源の点灯よって計器表示面及び指針を黒
色透明カバーを通じて視認させる。
【0003】このようなブラックフェイス形計器装置に
用いられる指針が、例えば実開平6−86025号公報
に開示されている。以下、図16に示す従来の指針の斜
視図と、図17に示す図16における正断面図と、図1
8に示す図16における指針本体の側断面図を参照し
て、計器装置の指針構造について説明する。
【0004】図16から図18において、指針1は図示
しない計器ユニットの回転軸に固定される基部2を有
し、この基部2の上には、後述する指針本体3及び光源
が配置されるホルダ部7が設けられている。このホルダ
部7は、内部が中空な略四角形状とされており、ホルダ
部7の一側面7aにはホルダ部7の内部にランプ部が位
置するように高輝度LED等の光源11が装着されると
ともに、光源11の装着面と対向する他側面7bには、
透明なアクリル樹脂等からなる先端部が細くなるような
略円錐形状を有する指針本体3がその基端部がホルダ部
7の内部に位置し、光導入部である受光部3aが光源1
1と対面するように装着されている。
【0005】また、指針本体3には、その周面に指針本
体3の軸方向に延びる透光部としてのスリット8が形成
されており、このスリット8部分及びホルダ部7に装着
された指針本体3の受光部3aを除いて、指針本体3の
外周面には、拡散反射率の高い例えば白色やアンバー系
色等の塗装による反射層9aが形成され、さらに、この
反射面9aの外側には白色塗装層9bが、またこの白色
塗装層9bの外側には黒色塗装等による遮光層9cが順
次形成されている。
【0006】上述した計器装置において、光源11を点
灯させることにより、その照射光がホルダ部7の内面で
反射されながら、あるいは光源11から直接に、指針本
体3の受光部3aから指針本体3の内部に導光され、さ
らに導光された光は指針本体3の外周に施された反射層
9aで反射を繰り返しながら先端部に導光される。この
とき、光源11が発する照射光は拡散光であるため、ホ
ルダ部7または指針本体3の内面で反射される光も拡散
光となり、指針本体3の反射層9aで反射された光のう
ち一部が指針本体3に形成されたスリット8から指針本
体3の外部に放射させ指針1を光輝させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の指針1
は、指針本体3の形状を先端部が細くなるような略円錐
状とすることで、光源11からの光を指針本体3の先端
部に効率よく集光できるようにしている。しかしなが
ら、光源11から指針本体3内に導光された光が反射層
9aに当たると、光の一部は指針本体3と反射層9aと
の境界面で反射され、残りが反射層9aに吸収されるた
め、指針本体3に導光した光の一部が指針本体3の先端
部まで導かれずに反射層9a部分で指針本体3の外部に
逃げてしまう。
【0008】したがって、指針本体3の先端部まで高い
輝度で均一に光輝させることが困難であった。このた
め、指針1をブラックフェイス形計器装置に使用した場
合に、運転者に指針1を視認させるために必要な輝度を
指針1の先端部まで得ることができず、指針1の視認性
を低下させるという不都合を有していた。
【0009】また、最近ではブラックフェイス形計器装
置における黒色透明カバーはより暗いものが好まれ、さ
らに、視認性、商品性等の向上のために、指針1は幅が
細く、かつ長尺化する傾向にある。したがって、指針1
の先端部は文字板に付された目盛等の上方近傍まで到達
するように形成し、かつ、スリット8の幅を細くなるよ
うに形成することが好ましい。
【0010】しかしながら、スリット8の幅を細くして
も指針1の先端部の幅が太いと、文字板に付された目盛
等がスリット8に加えてスリット8を規制する遮光層9
cによっても隠されてしまう。特に、文字板の目盛等が
細かく付されている場合は、スリット8を規制する遮光
層9cによって指示する目盛の周囲の目盛も隠してしま
うため、指針1の視認性、判読性を低下させてしまう。
【0011】また、指針本体3自体を細い円柱状で形成
することもできるが、この場合、指針本体3の先端部ま
で高い輝度で均一に光輝させることが困難であるため、
指針本体3の先端部まで高い輝度で均一に光輝させるこ
とができないという不具合が生じる。
【0012】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
指針構造が簡単で、組立性に優れると共に、指針の視認
性、判読性を向上させることができ、ブラックフェイス
形計器装置に有効に適用することができる計器装置の指
針構造を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の計器装置の指針構
造は、黒色透明カバーを表面開口部に配した計器ケース
内に出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを収
容し、前記計器ユニットの出力軸に固定した指針を前記
黒色透明カバーを通して視認させるようにした計器装置
の指針構造において、略円錐状の指示部と回転中心とな
る基端部とを導光材料によって一体に形成してなる指針
本体と、該指針本体の指示部と相似形の略円錐状に形成
され前記指示部を覆う第1の遮光部と前記基端部を覆う
第2の遮光部とからなる遮光部材とを備え、前記指示部
の先端に至るように、前記指針本体の上表面を一直線上
に露出させるスリットを前記遮光部材に設け、前記遮光
部材に形成したスリットに対向する前記指針本体の下表
面の部位に帯状の乱反射層を設け、前記指針本体の少な
くとも前記指示部の外周面と対向する前記遮光部材の内
周面を乱反射性の面となしたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の発明において、前記遮光部材が、第1の遮光部と第2
の遮光部との非透光性の合成樹脂によって一体的に形成
されたことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の発明において、前記遮光部材が、前記第1の遮光部と
前記第2の遮光部との別体の部材によって形成され、前
記スリットが、前記第1の遮光部にのみ形成されたこと
を特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、前記請求項1記載
の発明において、前記遮光部材が、前記第1の遮光部と
前記第2の遮光部との別体の部材によって形成され、前
記スリットが、前記基端部の回転中心近傍から前記指示
部の先端に至るように、前記第1の遮光部と前記第2の
遮光部とのそれぞれに形成されたことを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、前記請求項3また
は4記載の発明において、前記第1の遮光部に設けられ
たスリットが、板状金属部材からなる前記第1の遮光部
の突き合わせ部によって形成されたことを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、前記請求項3また
は4記載の発明において、前記第1の遮光部に設けられ
たスリットが、板状金属部材からなる前記第1の遮光部
に中空部として形成されたことを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、前記請求項4〜6
の何れかに記載の発明において、前記第2の遮光部に設
けられたスリットの側縁部が、前記指針本体の発光表面
の視野角度を制御するように傾斜面としたことを特徴と
する。
【0020】請求項8記載の発明は、前記請求項3〜7
の何れかに記載の発明において、前記スリット8に対向
する前記指針本体の表面に、前記スリットに嵌合させる
凸部が形成されたことを特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は、前記請求項1〜8
の何れかに記載の発明において、前記指針本体の先端部
の端面を覆う前記第1遮光部の内面、若しくは、前記指
針本体の先端部の端面に反射面が形成されたことを特徴
とする。
【0022】請求項10記載の発明は、前記請求項1〜
9の何れかに記載の発明において、前記乱反射層の前記
指針本体の周方向における幅が、前記指示部の先端から
前記基端部の回転中心近傍に近づくほど広くなるように
施されたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。最初に、
本発明に係る第1の実施形態について図1から図5を参
照して説明する。図1は本発明に係る第1の計器装置の
指針部分の上面図であり、図2は図1における側断面拡
大図であり、図3は図1における裏面図であり、図4は
図1におけるA−Aを通る矢印方向の断面図であり、図
5は図2の部分Bの拡大図である。
【0024】図1から図5において、1は指針を示し、
指針1は計測量に応じて図示しない計器ユニットによっ
て回動され、図示しない文字板に付された目盛及び数
字、文字または記号等の指標と協働して計測量を表示す
る。2は基部を示し、基部2は合成樹脂によって形成さ
れる。そして、この基部2は、図示しない計器装置内の
計器ユニットの回転軸20の一端と結合させ指針1を固
定するための固定部2aと、後述する指針本体3の受光
部3aと嵌合させるための貫通孔2bと、後述するピン
5aを挿入するための挿入孔2cと、指針1を軽量化す
るための孔2dとを有する。
【0025】3は指針本体を示し、指針本体3はアクリ
ル樹脂等の透光性の合成樹脂によって形成される。この
指針本体3の指示部31は、略円錐状となるように形成
されている。また、指針本体3の基端部32は、図示し
ない光源から導光した光を受光する略扇状に形成された
受光部3aと、この受光部3aで受光した光を指針本体
3の指示部31の先端方向に反射させるための反射面3
bとを有している。この反射面3bの表面には、反射効
率を高めるためにホットスタンプ印刷あるいは蒸着等の
手段によって銀色、白色等のコーティングが施されてい
る。
【0026】4は指針カバーを示し、第1の遮光部であ
る指針カバー4は、非透光性の合成樹脂によって指針本
体3の指示部31を覆うように形成され、さらに内周面
には拡散反射効率の高い例えば白色やアンバー系色等の
塗装による反射層9が形成されている。なお、反射層9
と遮光部材との間に、従来の技術で説明したような白色
塗装層等を設けても差し支えはない。
【0027】5は指針キャップを示し、第2の遮光部で
ある指針キャップ5は、非透光性の合成樹脂によって形
成され、基部2と指針本体3の基端部32を覆うように
装着される。5aはピンを示し、ピン5aは組立時に基
部2に設けられたそれぞれの挿入孔2cと対応するよう
に指針キャップ5の内壁から延びるように合成樹脂によ
って形成されている。なお、指針キャップ5の内面にホ
ットスタンプ印刷によって反射層を施すことで、指針本
体3から漏れた光を反射層で反射させ、再び指針本体3
の内部に入射させている。6は錘を示し、錘6は基部2
と指針キャップ5との間に挟まれるように設けられ、こ
の錘6によって指針1の長手方向の重心位置が調整され
る。
【0028】8はスリットを示し、スリット8は回転中
心軸線の近傍から指示部31の先端に至るまでの指針本
体3の上表面を一直線上に露出させるように固定形状の
透光部として、指針カバー4と指針キャップ5に介在す
るように形成されている。なお、本実施形態においてス
リット8の幅は、指示部31の先端付近と回転中心軸線
の近傍とでは回転中心軸線の近傍のスリット8の幅の方
が広くなるような形状となっているが、本発明はこのよ
うな形状に限定するものではなく、指針本体3の先端か
ら回転中心軸線の近傍までのスリット8の幅が均一とな
る等の他の形状にしても差し支えない。
【0029】10は着色乱反射層を示し、着色乱反射層
10は指針1の表示色を決定し、指示部31の本体部分
を挟んでスリット8と対向するように指示部31の底面
部分の表面に拡散反射効率の高い例えば白色、橙色、ア
ンバー系色等の着色乱反射層10がホットスタンプ印刷
によって帯状に施されている。なお、本実施形態ではホ
ットスタンプ印刷により着色乱反射層10を施している
が、塗料の複数回の塗布、フィルム転写法などの別の手
段を用いて着色乱反射層10を施しても差し支えない。
【0030】次に、このように構成される指針1を製造
する作業の一形態について説明する。まず、指針本体3
の指示部31と基端部32を指針カバー4と指針キャッ
プ5が一体的に形成された遮光部材で覆うように装着す
る。そして、この状態で基部2に設けられた4ヶ所の挿
入孔2cと、それぞれの挿入孔2cと対応するよう指針
キャップ5に設けられたピン5a、及び基部2に設けら
れた貫通孔2bと指針本体3の受光部3aとによって位
置決めし、指針キャップ5の開口面から基部2を装着す
る。指針キャップ5に基部2が装着されると、ピン5a
の先端が基部2の挿入孔2cから突出する。そして、こ
のピン5aの先端部に熱を加え、ピン5aの先端部を潰
すことで基部2と指針キャップ5がはずれなくなり、指
針本体3が指針キャップ5と基部2との間に挟まれるよ
うに固定され、指針1が形成される。
【0031】従来の指針1では、指針本体3の外周面に
拡散反射率の高い例えば白色やアンバー系色等の塗装に
よって反射層9aが形成されていたが、上述した第1の
実施形態では指針本体3の指示部31が遮光部材である
指針カバー4で覆れ、反射層9が指針カバー4の内周面
に形成されているため、指針本体3の指示部31の外周
面と反射層9との間に空気層12が形成される。
【0032】なお、第1の実施形態では、遮光部材を構
成する指針カバー4と指針キャップ5を一体的に形成し
ている。このような構成とすることで、図4に示すよう
に指針キャップ5の表面に立体感を容易に持たせること
ができるため、指針1の商品性を向上させることができ
る。このように指針キャップ5のスリット8の周辺部分
を突出させることで、指針キャップ5の内周面には凹部
が生じ、この凹部によって指針キャップ5と指針本体3
との組立時における位置決め等を容易にすることができ
る。また、指針カバー4と指針キャップ5とを一体的に
形成することで部品点数を削減でき、指針1の組立を簡
単化することができる。
【0033】次に、第1の実施形態における作用につい
て説明する。第1の実施形態においては、図示しない光
源を点灯させることにより、その照射光を直接若しくは
導光部材を導光して受光部3aから指針本体3の内部に
導光される。この導光した光は反射面3bによって指示
部31の先端方向に反射される。そして、反射された光
は指針本体3の指示部31の内周面と指針カバー4の内
周面に施された反射層9とで反射を繰り返しながら指示
部31の先端部まで送られるようになっている。
【0034】このとき、上記光源が発する照射光は拡散
光であるため、指示部31の内周面と指針カバー4の内
周面に施された反射層9とで反射される光も拡散光とな
り、この拡散光のうち一部が指針カバー4と指針キャッ
プ5との遮光部材に形成されたスリット8から指針本体
3の外部に放射されるようになっている。そして、この
放射した光を運転者に図示しない黒色透明カバーを通し
て視認させる。
【0035】また、指針カバー4は指示部31の先端部
の端面を覆うような構成となっているため、指示部31
の先端部の端面に対向する指針カバー4の内周面にも反
射層9が形成されている。したがって、指針本体3の先
端部まで導光された光は先端部の反射層9で反射されて
指針本体3の基端部32側に戻るようになり、この光の
一部もスリット8から外部に放射されるようになってい
る。
【0036】この場合、指針本体3の先端部まで高い輝
度で均一に光輝させるには、図5に示すように境界面3
1aに入射した光Lを効率よく内部に反射させる必要が
ある。そこで本発明は、入射角が一定の角つまり臨界角
より大きいと光線は屈折せずに全反射するという現象を
利用して光Lを境界面31aで効率よく全反射させるた
めに、指針本体3の指示部31の外周面と指針カバー4
の内周面に施された反射層9との間に空気層12を形成
している。
【0037】図18に示す従来の指針1のように指針本
体3の外周面に反射層9aが塗布されていると、光Lは
指針本体3の内周面よりも反射層9aで反射することに
なるが、本発明のように指示部31と反射層9との間に
空気層12を形成すると、指示部31の外周面を空気層
12が覆うような構造となり、指示部31の外周面、つ
まり境界面31aで光Lを反射させることができる。こ
のとき、境界面31aにおける臨界角iは、反射層9及
び反射層9aにおける入射角よりも大きくなるため、従
来よりも広い臨界角iの範囲で境界面31aに入射して
くる光Lを指示部31の内部に反射させることができ
る。さらに、指示部31から外部に逃げてしまった光L
も反射層9にで反射させ指示部31内に戻すことができ
る。
【0038】以上説明したように本発明を第1の実施形
態に適用すると、指針本体3を指針カバー4と指針キャ
ップ5によって一体的に形成された遮光部材で覆うとい
う簡単な構造で、指針本体3の境界面31aにおける反
射率を向上させることができる。したがって、従来の指
針1よりも指針本体3の先端部まで高い輝度で均一に光
輝させることができため、ブラックフェイス形計器装置
における指針1の視認性、判読性を向上することができ
る。
【0039】また、第1の実施形態では、指針カバー4
と指針キャップ5が遮光部材として一体的に形成されて
いるため、部品点数を削減することができ、指針1の組
立を簡単化することができる。さらに、遮光部材の上表
面に設けられたスリット8が、予め固定形状で形成して
いるため、スリット8の形状のバラツキを低減させるこ
とができる。そして、スリット8の幅、形状等の調整も
容易となるため、計器装置に応じて種々異なるスリット
8の形状を実現することができる。
【0040】次に、指針1を構成する遮光部材が、指針
本体3の指示部31を覆う指針カバー4と基部2及び指
針本体3の基端部32を覆う指針キャップ5との別体の
部材によって形成される計器装置の実施形態について説
明する。
【0041】まず、本発明を適用した第2の実施形態に
ついて図6から図9を参照して説明する。なお、図面に
ついては上述した第1の実施形態のものと同等の部分に
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0042】図6は本発明に係る第2の実施形態におけ
る計器装置の指針を示す立体斜視図であり、図7は図6
における側断面拡大図であり、図8は図6における部分
Dの破断図であり、図9は図6におけるC−Cを通る矢
印方向の断面図である。
【0043】図6から図9において、第2実施形態にお
ける遮光部材は、指針カバー4と指針キャップ5とが別
体の部材として構成されている。指針カバー4は板状の
アルミニウムを略扇状に打ち抜き、指針カバー4の突き
合わせ部4a,4aが突き合うように曲げ加工によって
指針本体3の指示部31と相似形の指示部31より若干
小さい略円錐状に形成される。この状態で、指針カバー
4を指針本体3に装着することによって、突き合わせ部
4a,4aが開かれ、一定幅のスリット8を形成するよ
うに指針カバー4を形成している。
【0044】なお、この指針カバー4の両端は開口とな
り、指針カバー4の表面はホットスタンプ印刷によって
黒などの暗色系の印刷層が施されている。また、指針カ
バー4の内周面には第1の実施形態と同様に、拡散反射
効率の高い例えば白色やアンバー系色等の塗装による反
射層9が形成されている。また、指針キャップ5に覆わ
れた指針本体3の基端部32の一部も、指針カバー4で
覆うような構造とすることで、指針キャップ5の内部に
おける指針本体3の発光効率をより向上させることがで
きる。
【0045】指針キャップ5には、指針カバー4が装着
した状態での指針本体3と指針キャップ5とを嵌合する
嵌合部5bが、指針カバー4の周方向における幅w1と
等しい若しくは若干大きくなるような幅Wの逆U字型の
切欠部として形成されている。また、嵌合部5bの側縁
部の形状は指針本体3の形状に応じた傾斜面となるよう
に形成されている。略円錐状の指針本体3を覆う指針カ
バー4の幅は、指示部31の先端から基端部32に向か
うほど広くなるため、指針カバー4の端部における幅w
2は前記幅w1よりも広くなり、指針1の成形後に指針
カバー4が指針本体3の軸方向の移動を指針キャップ5
の嵌合部5bで阻止することができる。
【0046】このように指針キャップ5に設けた嵌合部
5bの幅を、指針キャップ4の周方向における幅w1と
等しい若しくは若干大きくなるようするという簡単な構
造で、組付後の指針カバー4の回転中心軸線から指示部
31の先端方向に対する抜け、脱落等を防止することが
でき、さらに組付性も向上させることができる。なお、
本実施形態において嵌合部5bの形状は逆U字型として
いるが、円形等の他の形状に変更するというように必要
に応じて種々変更することができる。
【0047】また、遮光部材である指針カバー4と指針
キャップ5はそれぞれ別体の部材として形成されている
ため、スリット8の周縁が連続するように指針カバー4
と指針キャップ5との双方にスリット8が形成されてい
る。したがって、指針カバー4の端部付近を指針キャッ
プ5で覆う構造となるため、指針カバー4の肉厚と指針
キャップ5の肉厚によって、指針キャップ5に設けられ
たスリット8において指針本体3の発光面3cと指針キ
ャップ5の表面とに段差が生じてしまう。
【0048】そこで、第2の実施形態では、図9に示す
ように、指針キャップ5の部材の肉厚を考慮して、指針
キャップ5に設けられたスリット8の側縁部を傾斜面と
なるように形成し、指針本体3の発光表面3cの視野角
度を制御している。このようなスリット8の形状にする
ことで、指針1が計測量に応じて計器ユニットによって
どのような位置に回動されても指針本体3の発光表面3
cがスリット8の縁部によって隠されることがないた
め、運転者にスリット8を均一に視認させることがで
き、指針1の視認性を向上させることができる。
【0049】次に、このように構成される指針1を製造
する作業の一形態について説明する。まず、略円錐形に
形成された指針カバー4の突き合わせ部4a,4aが指
針本体3の指示部31の上表面に位置するように指示部
31の先端から装着すると共に、所定幅のスリット8を
形成する。そして、指針キャップ5を、指針カバー4が
装着された状態の指針本体3と嵌合部5bで嵌合させる
とともに、指針本体3の基端部32を覆うように装着す
る。この状態で第1の実施形態と同様に基部2に設けら
れた4ヶ所の挿入孔(図示せず)とこの挿入孔に対応す
るよう指針キャップ5に設けられたピン(図示せず)及
び基部2に設けられた貫通孔(図示せず)と指針本体3
の受光部3aとによって位置決めし、指針キャップ5の
開口面から基部2を装着する。そして、挿入孔(図示せ
ず)から突出したピン(図示せず)の先端部に熱を加
え、ピン(図示せず)の先端部を潰すことで基部2と指
針キャップ5がはずれなくなり、指針本体3が指針キャ
ップ5と基部2との間に挟まれるように固定され、指針
1が形成される。
【0050】上述したように指針1を形成することで、
第1の実施形態と同様に、指針本体3の指示部31が遮
光部材である指針カバー4で覆れ、反射層9が指針カバ
ー4の内周面に形成されているため、指針本体3の指示
部31の外周面と反射層9との間に空気層12が形成さ
れる。
【0051】また、第2の実施形態においては、指針本
体3の先端部の端面が指針カバー4によって覆われずに
露出するような構造となっているため、指針本体3の先
端面にはホットスタンプ印刷あるいは蒸着等の手段によ
って銀色、白色等のコーティングが施された先端部反射
面3dが形成されている。この先端部反射面3dによっ
て指針本体3の先端部に導光した光が指針本体3の基端
部32側に反射されるため、指針本体3の先端部の端面
から外部に漏れる光を防止している。
【0052】さらに、指針カバー4に嵌合突起、基部2
に嵌合孔をそれぞれ設け、これらの嵌合によって指針カ
バー4と基部2を固定している。このような構造とする
ことで、指針1の組付後における指針カバー4の指針本
体3の周方向に対する回動によって生じるスリット8の
ズレを防止している。
【0053】次に、第2の実施形態における作用につい
て説明する。第2の実施形態も第1の実施形態と同様
に、図示しない光源を点灯させることにより、その照射
光は直接若しくは導光部材を導光して受光部3aから指
針本体3の内部に導光される。この導光した光は反射面
3bによって指示部31の前方に反射される。そして、
反射された光は指針本体3の指示部31の内周面と指針
カバー4の内周面に施された反射層9とで反射を繰り返
しながら指示部31の先端部まで送られるようになって
いる。
【0054】このとき、上記光源が発する照射光は拡散
光であるため、指示部31の内周面と指針カバー4の内
周面に施された反射層9とで反射される光も拡散光とな
り、この拡散光のうち一部が指針カバー4と指針キャッ
プ5との遮光部材に形成されたスリット8から指針本体
3の外部に放射されるようになっている。そして、この
放射した光を運転者に図示しない黒色透明カバーを通し
て視認させる。
【0055】また、指針カバー4は指針本体3の先端部
の表面を露出するような構成となっているため、指針本
体3の先端部には先端部反射面3dが形成されている。
したがって、指針本体3の先端部まで導光された光は先
端部反射面3dで反射されて指針本体3の基端部32側
に戻り、この光の一部もスリット8から外部に放射され
るようになっている。
【0056】なお、第2の実施形態も指針本体3の指示
部31の外周面と指針カバー4の内周面に施された反射
層9との間に空気層12が形成されているため、第1の
実施形態と同様に、従来よりも広い臨界角iの範囲で内
周面31aに入射してくる光Lを指示部31の内部に反
射させることができる。さらに、指示部31から外部に
逃げてしまった光Lも反射層9で反射させ指示部31に
戻すことができる。
【0057】上述したように、本発明を第2の実施形態
のように適用しても、指針本体3を指針カバー4と指針
キャップ5の別体の部材で覆うという簡単な構造で、境
界面31aにおける反射の効率を向上させることができ
る。したがって、従来の指針1よりも先端部まで高い輝
度で均一に光輝させることができるため、ブラックフェ
イス形計器装置における指針1の視認性、判読性を向上
させることができる。
【0058】また、第2の実施形態では、指針カバー4
を板状のアルミニウムで形成しているため、指針カバー
4の肉厚を合成樹脂で形成するよりも薄くすることがで
きる。したがって、指針本体3の先端をより細くするこ
とが可能となるため、スリット8を細くしても、従来の
指針1のように指針カバー4のスリット8を規制する部
分で図示しない文字板の目盛等を隠してしまうという不
具合を防止することができる。さらに、指針カバー4の
肉厚を薄くすることで、指針1の軽量化も実現すること
ができる。
【0059】次に第3の実施形態について説明する。図
10は本発明に係る第3の実施形態における指針本体の
指示部部分の分解斜視図であり、図11は図10におけ
る指針カバーの展開図である。
【0060】上述した第2の実施形態では、スリット8
を略円錐形に形成された指針カバー4を指針本体3の指
示部31に装着する際に指針カバー4の突き合わせ部4
a,4aを広げるように形成しているが、第3の実施形
態では、図10及び図11に示すように、スリット8を
指針カバー4にあらかじめ中空部として形成している。
指針カバー4は、第2の実施形態と同様に板状のアルミ
ニウムを略扇状に打ち抜くことで形成され、この指針カ
バー4の中心付近にスリット8が打ち抜かれる。
【0061】そして、指針カバー4の突き合わせ部4
a,4aが突き合うように曲げ加工によって指針本体3
の指示部31と相似形の略円錐状に形成される。この状
態で、指針カバー4のスリット8が指示部31の上表
面、かつ指針カバー4の突き合わせ部4a,4aが指示
部31の下表面に位置するように、指針カバー4を指示
部31の先端から装着する。そして、スリット8の先端
と後端を、指針カバー4のなるべく端部に近づくように
形成することで、指針キャップ5のスリット8の端部を
基端部32の回転中心近傍に近づけてもスリット8の後
端を運転者に指針カバー4のスリット8から視認させる
ことを防止している。
【0062】なお、第3の実施形態では、指針カバー4
のスリット8の両端を指針カバー4によって規制してい
るが、指針カバー4のスリット8の先端若しくは後端の
何れかを指針カバー4で規制する形状としても差し支え
はないが、指針カバー4の曲げ加工による成形の際に、
規制されていないスリット8の端部が開いてしまう等の
不具合が生じるため、指針カバー4のスリット8の両端
を指針カバー4によって規制することが好ましい。
【0063】また、第3の実施形態では指針カバー4の
スリット8の形成方法が異なるのみで、指針1の基本構
成は第2の実施形態と同様のため、本発明を第3の実施
形態のように適用しても、第2の実施形態と同様に、指
針本体3を指針カバー4と指針キャップ5の別体の部材
で覆うという簡単な構造で、境界面31aにおける反射
の効率を向上させることができる。したがって、従来の
指針1よりも先端部まで高い輝度で均一に光輝させるこ
とができるため、ブラックフェイス形計器装置における
指針1の視認性、判読性を向上させることができる。
【0064】そして、指針カバー4のスリット8を固定
形状として形成しているため、指針本体3の径のバラツ
キ、指針カバー4の指針本体3への装着位置のバラツキ
等が発生してもスリット8の形状に影響を与えることを
防止することができる。したがって、ブラックフェイス
形計器装置における指針1の商品性も向上させることが
できる。さらに、スリット8は固定形状として指針カバ
ー4を打ち抜くことで形成しているため、スリット8の
形状を長方形に限定することなく、例えば矢印状、二等
辺三角形状等の形状でも容易に実現することができ、指
針1の商品性も向上させることができる。
【0065】次に第4の実施形態について説明する。第
2及び第3の実施形態でも十分な効果を得ることができ
るが、図12の本発明に係る第4の実施形態における指
針本体の指示部部分の分解斜視図に示すように、指針カ
バー4のスリット8に対応する凸部33を指針本体3の
上表面に形成し、この凸部33とスリット8を嵌合させ
る指針構造とすることで、指針本体3に指針カバー4を
覆う際の位置決めが容易となり組付性を向上することが
できる。
【0066】そして、指針1の組付後は、指針本体3の
凸部33と指針カバー4のスリット8とが嵌合されてい
るため、第2の実施形態で説明した嵌合突起、嵌合孔を
設けなくても、指針カバー4の指針本体3の周方向に対
する回動を規制することができるため、スリット8がズ
レて視認性を低下させることを防止することができる。
なお、指針本体3の上部表面に設けた凸部33と指針カ
バー4のスリット8と嵌合させる構造にしても、指針本
体3と指針カバー4の内周面に設けられた反射層9との
間に空気層12を形成することができるため、第2及び
第3の実施形態と同様の効果を得ることができ、かつ第
2及び第3の実施形態よりも構造を簡単化することがで
きる。
【0067】さらに、凸部33のレンズ効果によって視
認性をより向上させることができる。また、指針本体3
の上表面に設ける凸部33の高さを指針カバー4の肉厚
と等しい、または低くなるように形成することで、スリ
ット8から指針カバー4の端部が見えることを防止する
ことができるため、第2及び第3の実施形態よりも視認
性、判読性を向上させることができる。
【0068】なお、第1の実施形態では指針カバー4と
指針キャップ5が一体的に形成されているため、指針1
の組付後に指針カバー4の指針本体3の周方向への回動
は起こらない。しかしながら、第1の実施形態における
指針本体3の上部表面に凸部33を設けると、スリット
8から指針カバー4の端部が見えることを防止すること
ができるため、第1の実施形態の視認性、判読性をより
向上させることができる。
【0069】また、上述した第2から第4の実施形態で
は、遮光部材が指針カバー4と指針キャップ5とが別体
の部材で形成され、指針カバー4と指針キャップ5に設
けられたそれぞれのスリット8の周縁を連続するように
形成されるスリット8について説明した。しかし、本発
明は上述した第2から第4の実施形態に限定するもので
はなく、例えば、指針カバー4のみにスリット8を形成
するような指針構造として用いても、指針本体3を指針
カバー4と指針キャップ5の別体の部材で覆うという簡
単な構造で、境界面31aにおける反射の効率を向上さ
せることができる。
【0070】したがって、従来の指針1よりも先端部ま
で高い輝度で均一に光輝させることができるため、ブラ
ックフェイス形計器装置における指針1の視認性、判読
性を向上させることができる。そして、第2から第4の
実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、指
針1を組み立てる際は、指針本体3に対する指針カバー
4のスリット8に位置のみを注意すればよいため、指針
1の組立性をより一層簡単化させることができる。
【0071】次に、上述したそれぞれの実施形態におい
て、指針本体3の指示部31の本体部分を挟んでスリッ
ト8と対向するように指示部31の下表面の部位に帯状
に施された着色乱反射層10は、図13の指針本体の指
示部部分の下面図に示すように、指針本体3の周方向に
おける幅が、指針本体3の先端部から基端部32の回転
中心近傍の方向に向かうほど広くなるように施されてい
る。
【0072】図14は図6におけるE−Eを通る矢印方
向の断面図である。図14において、r1は視野角を示
し、視野角r1はスリット8から指針本体3の底面部分
の表面に施された着色乱反射層10を運転者に視認させ
ることができる角度である。r2は視野角を示し、視野
角r2は着色乱反射層10がスリット8の幅と等しくな
るように施された場合のスリット8から指針本体3の下
表面に施された着色乱反射層10を運転者に視認させる
ことができる角度である。
【0073】そして、本発明に係る指針本体3は略円錐
状となっているため、指針本体3の先端部付近と基端部
32付近とでは指針本体3の径が異なる。この場合に着
色乱反射層10を指針本体3の周方向に対しスリット8
の幅と等しくなるように直線的に施すと、指針本体3の
先端部付近では十分な視野角r1を得ることができる
が、指針本体3の基端部32付近では図14に示すよう
に視野角r2と視野角r1との差の視野角r3,r3か
ら運転者に指針本体3の透明部分を見せてしまい視認性
を低下させてしまう。つまり、指針本体3の先端部から
基端部32に近づくほど視野角r1が狭くなり、指針1
の視認性を低下させてしまう。
【0074】したがって、本実施形態のように、着色乱
反射層10の指針本体3の周方向における幅を、スリッ
ト8の幅よりも広く、かつ指針本体3の先端部から基端
部32の回転中心近傍に近づくほど広くなるように指針
本体3の下表面の部位に帯状に施すことで、指針本体3
の先端部から基端部32の回転中心近傍まで均一の視野
角で表示を行うことができるため、ブラックフェイス形
計器装置における指針1の視認性、判読性を向上するこ
とができる。
【0075】なお、上述した第1の実施形態において指
針本体3の先端部が指針カバー4によって覆われる構
造、第2から第4の実施形態において指針本体3の先端
部の表面が指針カバー4から露出する構造について説明
した。しかしながら、本発明は上述した構造に限定する
ものではなく、例えば、図15の本発明に係る他の計器
装置における指針の先端部の拡大図に示すように、指示
部31を長尺化させ、指針1の視認性を向上させるため
に、指示部31の先端部を指針カバー4から突出するよ
うな形状とするなど必要に応じて指針カバー4の形状を
種々変更することができるものである。
【0076】さらに、上述した実施形態では、夜間等の
指針1を光輝させるために、文字板の下方に光源を設
け、この光源からの光を指針本体3の指示部31に導光
させ、この導光した光によって指示部31を光輝させる
計器装置について説明した。しかし、指針1の指針キャ
ップ5の内部に光源を設け、この光源からの光を指示部
31に直接入射させ、指示部11を光輝させる構造等の
計器装置に本発明を適用しても上述した実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0077】また、第2から第4の実施形態に示した指
針カバー4と指針キャップ5とが別体の部材で形成され
る遮光部材において、指針カバー4はアルミニウムで形
成しているが、鉄等の金属部材で形成しても差し支えな
い。また、指針カバー4の部材に反射効率の良い部材を
用いることで、指針カバー4の内周面に反射層9を施す
必要がなくなるため、指針1のコストダウンを実現する
ことができる。
【0078】さらに、上述した実施形態では、スリット
8は基端部31の回転中心近傍から指示部31の先端に
至るように形成した指針構造について説明したが、本発
明はスリット8の形状を限定するものではなく、例え
ば、指針キャップ5の後方縁部付近から指示部31の先
端に至るような形状、指針キャップ5の表面をスリット
が貫通するような形状等のように必要に応じて種々異な
る形状とすることができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、黒
色透明カバーを表面開口部に配した計器ケース内に出力
軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを収容し、前
記計器ユニットの出力軸に固定した指針を前記黒色透明
カバーを通して視認させるようにした計器装置の指針構
造において、略円錐状の指示部と回転中心となる基端部
とを導光材料によって一体に形成してなる指針本体と、
該指針本体の指示部と相似形の略円錐状に形成され前記
指示部を覆う第1の遮光部と前記基端部を覆う第2の遮
光部とからなる遮光部材とを備え、前記指示部の先端に
至るように、前記指針本体の上表面を一直線上に露出さ
せるスリットを前記遮光部材に設け、前記遮光部材に形
成したスリットに対向する前記指針本体の下表面の部位
に帯状の乱反射層を設け、前記指針本体の少なくとも前
記指示部の外周面と対向する前記遮光部材の内周面を乱
反射性の面となすことで、前記指示部の外周面と前記遮
光部材の内周面との間に空気層が形成され、この空気層
によって指針本体の内周面における反射の効率を向上さ
せることができるため、簡単な構造で指針本体の先端部
まで高い輝度で均一に光輝させることができるという効
果を奏する。
【0080】また、遮光部材を、第1の遮光部と第2の
遮光部との非透光性の合成樹脂によって一体的に形成す
ることで、部品点数を削減することができるため、指針
の構成を簡単化することができ、組立性を向上させると
いう効果を奏する。そして、遮光部材が第1の遮光部と
第2の遮光部とによって一体的に形成できると、スリッ
トを固定形状で形成することができるため、スリットの
形状のバラツキを低減させることができる。さらに、光
輝させたい指針の幅を、遮光部材に設けられたスリット
の幅を調整することで、容易に変更することができると
いう効果も奏する。
【0081】さらに、遮光部材を第1の遮光部と第2の
遮光部との別体の部材によって形成し、スリットを第1
の遮光部にのみ形成しても、前記指示部の外周面と前記
遮光部材の内周面との間に空気層が形成され、この空気
層によって指針本体の内周面における反射の効率を向上
させることができるため、簡単な構造で指針本体の先端
部まで高い輝度で均一に光輝させることができるという
効果を奏する。さらに、指針の組立においては、指針本
体に対する第1の遮光部のスリットに位置のみを注意す
ればよいため、指針の組立性をより簡単化させることが
できるという効果を奏する。
【0082】また、遮光部材を第1の遮光部と第2の遮
光部との別体の部材によって形成し、スリットを指針本
体の基端部の回転中心近傍から指示部の先端に至るよう
に、第1の遮光部と第2の遮光部とのそれぞれに形成し
ても、前記指示部の外周面と前記遮光部材の内周面との
間に空気層が形成され、この空気層によって指針本体の
内周面における反射の効率を向上させることができるた
め、簡単な構造で指針本体の先端部まで高い輝度で均一
に光輝させることができるという効果を奏する。さら
に、スリットが指針本体の先端から基端部の回転中心近
傍まで形成することで、指針の長尺化を実現することが
できるという効果も奏する。
【0083】そして、第1の遮光部に設けられたスリッ
トを、板状金属部材からなる第1の遮光部の突き合わせ
部によって形成することで、第1の遮光部の肉厚を薄く
することができるため、指針本体の先端をより細くする
ことが可能となるため、スリットを細くしても、従来の
指針のように指針カバーのスリットを規制する部分で文
字板の目盛等を隠してしまうという不具合を防止するこ
とができるとともに、指針の軽量化という効果も奏す
る。さらに、指針の組立において、第2の遮光部に設け
られたスリットの周縁と連続するように、第1の遮光部
のスリットの幅を容易に調整することができるため、ス
リットのバラツキを削減させることが可能となり、指針
の商品性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0084】さらに、第1の遮光部に設けられたスリッ
トを、板状金属部材からなる第1の遮光部に中空部とし
て形成することで、指針本体の径のバラツキ、第1の遮
光部の指針本体への装着位置のバラツキ等が発生しても
スリットの形状に影響を与えることを防止することがで
きる。したがって、指針の商品性も向上させることがで
きるという効果を奏する。さらに、スリットは固定形状
として第1の遮光部を打ち抜くことで形成しているた
め、スリットの形状に自由度を持たせることができると
いう効果も奏する。
【0085】また、遮光部材が第1の遮光部と第2の遮
光部との別体の部材によって形成される構成において、
第1の遮光部に設けられたスリットの周縁と第2の遮光
部に設けられたスリットの周縁とが連続するように形成
し、第2の遮光部のスリットの側縁部を指針本体の発光
表面の視野角度を制御するように形成することで、指針
が計測量に応じて計器ユニットによってどのような位置
に回動されても指針本体の発光表面がスリットの縁部に
よって隠されることがないため、運転者にスリットを均
一に視認させることができ、指針の視認性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0086】さらに、スリットに対向する指針本体の表
面に、スリットに嵌合させる凸部を形成することで、指
針本体に遮光部材を覆う際の位置決めが容易となり組付
性を向上することができ、この凸部とスリットの嵌合に
よって指針カバーの指針本体の周方向に対する回動を防
ぐことができるという効果を奏する。さらに、凸部のレ
ンズ効果によって視認性、判読性を向上させることがで
きるという効果も奏する。
【0087】また、指針本体の先端部の表面、若しくは
指針本体の先端部を覆う遮光部材の内周面に反射面を形
成することで、指針本体の先端部に導光した光を先端部
の反射面で反射させ指針本体の基端部側に戻すことがで
きるため、指針本体の先端部から外部への光漏れを防止
することができるという効果を奏する。
【0088】なお、遮光部材に形成したスリットに対向
する指針本体の下表面の部位に帯状に施された乱反射層
の指針本体の周方向における幅を、指針本体の先端から
基端部の回転中心近傍に近づくほど広くなるように施す
ことで、指針本体の先端から基端部まで均一の視野角で
表示を行うことができるため、計器装置における指針の
視認性、判読性を向上することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の計器装置の指針部分の上面
図である。
【図2】図1における側断面拡大図である。
【図3】図1における裏面図である。
【図4】図1におけるA−Aを通る矢印方向の断面図で
ある。
【図5】図2の部分Bの拡大図である。
【図6】本発明に係る第2の計器装置の指針を示す立体
斜視図である。
【図7】図6における側断面拡大図である。
【図8】図6における部分Dの破断図である。
【図9】図6におけるC−Cを通る矢印方向の断面図で
ある。
【図10】本発明に係る第3の実施形態における指針本
体の指示部部分の分解斜視図である。
【図11】図10における指針カバーの展開図である。
【図12】本発明に係る第4の実施形態における指針本
体の指示部部分の分解斜視図である。
【図13】指針本体の指示部部分の下面図である。
【図14】図6におけるE−Eを通る矢印方向の断面図
である。
【図15】本発明に係る他の計器装置における指針の先
端部を示す拡大図である。
【図16】従来の計器装置の指針を示す斜視図である。
【図17】図16における正断面図である。
【図18】図16における指針本体の側断面図である。
【符号の説明】
1 指針 3 指針本体 4 指針カバー(第1の遮光部) 5 指針キャップ(第2の遮光部) 8 スリット 10 着色乱反射層(乱反射層) 31 指示部 32 基端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 邦明 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 大畑 明弘 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 佐野 勝麿 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 望月 賀弘 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 清田 知宏 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒色透明カバーを表面開口部に配した計
    器ケース内に出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニ
    ットを収容し、前記計器ユニットの出力軸に固定した指
    針を前記黒色透明カバーを通して視認させるようにした
    計器装置の指針構造において、 略円錐状の指示部と回転中心となる基端部とを導光材料
    によって一体に形成してなる指針本体と、 該指針本体の指示部と相似形の略円錐状に形成され前記
    指示部を覆う第1の遮光部と前記基端部を覆う第2の遮
    光部とからなる遮光部材とを備え、 前記指示部の先端に至るように、前記指針本体の上表面
    を一直線上に露出させるスリットを前記遮光部材に設
    け、 前記遮光部材に形成したスリットに対向する前記指針本
    体の下表面の部位に帯状の乱反射層を設け、 前記指針本体の少なくとも前記指示部の外周面と対向す
    る前記遮光部材の内周面を乱反射性の面となしたことを
    特徴とする計器装置の指針構造。
  2. 【請求項2】 前記遮光部材が、第1の遮光部と第2の
    遮光部との非透光性の合成樹脂によって一体的に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の計器装置の指針構
    造。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材が、前記第1の遮光部と前
    記第2の遮光部との別体の部材によって形成され、 前記スリットが、前記第1の遮光部にのみ形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の計器装置の指針構造。
  4. 【請求項4】 前記遮光部材が、前記第1の遮光部と前
    記第2の遮光部との別体の部材によって形成され、 前記スリットが、前記基端部の回転中心近傍から前記指
    示部の先端に至るように、前記第1の遮光部と前記第2
    の遮光部とのそれぞれに形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の計器装置の指針構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の遮光部に設けられたスリット
    が、板状金属部材からなる前記第1の遮光部の突き合わ
    せ部によって形成されたことを特徴とする請求項3また
    は4記載の計器装置の指針構造。
  6. 【請求項6】 前記第1の遮光部に設けられたスリット
    が、板状金属部材からなる前記第1の遮光部に中空部と
    して形成されたことを特徴とする請求項3または4記載
    の計器装置の指針構造。
  7. 【請求項7】 前記第2の遮光部に設けられたスリット
    の側縁部が、前記指針本体の発光表面の視野角度を制御
    するように傾斜面としたことを特徴とする請求項4〜6
    の何れかに記載の計器装置の指針構造。
  8. 【請求項8】 前記スリットに対向する前記指針本体の
    表面に、前記スリットに嵌合させる凸部が形成されたこ
    とを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の計器装置
    の指針構造。
  9. 【請求項9】 前記指針本体の先端部の端面を覆う前記
    第1遮光部の内面、若しくは、前記指針本体の先端部の
    端面に反射面が形成されたことを特徴とする請求項1〜
    8の何れかに記載の計器装置の指針構造。
  10. 【請求項10】 前記乱反射層の前記指針本体の周方向
    における幅が、前記指示部の先端から前記基端部の回転
    中心近傍に近づくほど広くなるように施されたことを特
    徴とする請求項1〜9の何れかに記載の計器装置の指針
    構造。
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