JP3364883B2 - 自発光指針 - Google Patents

自発光指針

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JP3364883B2 JP00164198A JP164198A JP3364883B2 JP 3364883 B2 JP3364883 B2 JP 3364883B2 JP 00164198 A JP00164198 A JP 00164198A JP 164198 A JP164198 A JP 164198A JP 3364883 B2 JP3364883 B2 JP 3364883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、航空機、船
舶等の計器の文字板部分に配設される自発光指針に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両、航空機、船舶等の計器の文
字板の所定の目盛り等を指示する指針を暗所でも視認で
きるように発光させることは、斯界で良く知られてい
る。このような指針は、自発光指針と呼ばれている。図
4は、かかる従来の自発光指針を有する指針照明装置の
斜視図であり、そして、図5は、図4のA´−A´線拡
大断面図である。
【0003】図4〜5において、11は、自発光指針で
ある。自発光指針11は、計器ユニットのムーブメント
の回転軸(図示せず)に固定される基部12を有してお
り、この基部12の上には、指針本体13及び光源(図
示せず)が配設されるホルダ17が設けられている。こ
のホルダ17は、内部が中空な略四角形状とされてお
り、その一側面には、ホルダ17の内部に位置するよう
に光源が装着され、その他側面には、指針本体13の光
導入部となる基端面(図示せず)がホルダ17の内部に
位置して光源と対抗するように装着されている。
【0004】自発光指針11は、アクリル樹脂等の透明
材料で構成され、先端に行くにしたがって細くなるよう
に円錐形状に成形された、指針本体13を有している。
そのために、指針本体13の任意の箇所での断面、即
ち、A´−A´線の断面は、図5に示すように半径rの
円形をしている。指針本体13は、一端に光導入部とな
る基端面を有し、他端に先端面13bを有している。
【0005】指針本体13の外周面には、該指針本体1
3の軸方向に延びる透光部としてのスリット18を形成
するように光反射層19bが設けられ、そして、該指針
の基端面に対向して設けられた光源から入射した光に照
射される着色層が該スリットを通して見ることができる
ように該光反射層19bに接するように設けられてい
る。前記着色層19aは、スリット18に光を最大限に
反射させるように該スリット18の幅に合わせて幅Aに
設けられている。また、着色層19a及び光反射層19
bの外側には、白色塗料による白色塗装層19c及び黒
色塗料による遮光層19dが順次設けられている。この
ような着色層19a、光反射層19b、白色塗装層19
c及び遮光層19dが全体としてカバー19を構成して
いる。
【0006】さらに、基部12の上方には、キャップ1
5が設けられ、光源からの照射光が外部に漏れないよう
にされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の指針本体が円錐
形状をした自発光指針によれば、光源から導かれた照射
光は、着色層19aで反射するために先端に行くにつれ
てロスするところ、指針本体13のスリット18の部分
の断面の曲率を円錐形状の指針本体により形成される断
面の曲率は、1/rと大きく、そのために指針本体3の
スリット8の部分の光の屈率が小さくなり、その結果、
着色層19aによる発光幅は、該スリット18の幅に合
わせて幅Aに設けられているので、このような指針本体
が円錐形状をした自発光指針においては、前記したよう
な指針本体の先端に行くにつれて発生する光のロスのた
めに照射光を効率よく先端に導くことができない、とい
う問題があった。
【0008】本発明は、かかる問題を解決することを目
的としている。即ち、本発明は、指針本体の先端に行く
につれて発生する光のロスを少なく抑えて照射光を導く
ことができる自発光指針を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決すべく実験を重ねるうちに、従来の円錐形状をし
た指針本体のスリットの部分の断面の曲率を小さくする
と共に該曲率を小さくするのに合わせて着色層の幅を狭
くしたこところ、指針本体の先端に行くにつれて発生す
る光のロスを少なく抑えて照射光を導くことができるこ
とを見出して、本発明を完成させるに至った。
【0010】本第1発明は、上記目的を達成するため
に、透明材料で構成される円錐形状の指針本体の外周面
に、該指針本体の軸方向に延びるスリットを形成するよ
うに光反射層を設け、そして、該指針の基端面に対向し
て設けられた光源から入射した光に照射される着色層を
該スリットを通して見ることができるように該光反射層
に接するように設けた、自発光指針において、該指針本
体のスリットの部分の断面の曲率を円錐形状の指針本体
により形成される断面の曲率よりも小さくすると共に該
曲率を小さくしたのに合わせて該着色層の幅を狭くした
ことを特徴とする自発光指針である。
【0011】本第2発明は、第1発明において、指針本
体のスリットの部分の断面の曲率を、該指針本体の基端
面から先端面に至るまで、一定としたことを特徴として
いる。
【0012】本第3発明は、第1発明において、指針本
体のスリットの部分の断面の曲率を、該指針本体の基端
から先端面に至るまで、徐変したことを特徴としてい
る。
【0013】本第4発明は、第1,2又は3発明におい
て、発光層及び光反射層の外側に白色塗装層を設けたこ
とを特徴としている。
【0014】本第5発明は、第4発明において、白色塗
装層の外側に遮光層を設けたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す自発光指針を有する指針照明装置の斜視図であり、
図2は、その側断面図であり、そして、図3は、図1の
A−A線拡大断面図である。
【0016】図1〜3において、1は、本発明の一実施
の形態を示す自発光指針である。自発光指針1は、計器
ユニットのムーブメントの回転軸(図示せず)に固定さ
れる基部2を有しており、この基部2の上には、指針本
体3及び光源4が配設されるホルダ7が設けられてい
る。このホルダ7は、内部が中空な略四角形状とされて
おり、その一側面には、ホルダ7の内部に位置するよう
に、光源4が装着され、その他側面には、指針本体3の
光導入部となる基端面3aがホルダ7の内部に位置して
光源4と対抗するように装着されている。
【0017】本発明における指針本体3は、アクリル樹
脂、MMA樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン
系樹脂等の透明材料で構成され、先端に行くにしたがっ
て細くなるように円錐形状に成形された、指針本体3を
有している。そのために、任意の箇所での断面、即ち、
A−A線の断面は、図3に示すように半径rの円形をし
ている。指針本体3は、一端に光導入部となる基端面3
aを有し、他端に先端面3bを有している。
【0018】本発明の自発光指針1においては、透明材
料で構成される円錐形状の指針本体3の外周面に、該指
針本体3の軸方向に延びるスリット8を形成するよう
に、拡散効率の高い白色、アンバー系色等の塗料の塗装
による光反射層9bが設けられ、そして、光を該スリッ
ト8に反射させるために、オレンジ色、赤色等の塗料の
塗装(ホットスタンプ)による着色層9aが該光反射層
9bに接するように設けられている。
【0019】また、本発明の自発光指針1においては、
該指針本体3のスリット8の部分の断面の曲率を円錐形
状の指針本体により形成される断面の曲率よりも小さく
すると共に該曲率を小さくしたのに合わせて、該着色層
9aの幅が狭くされている。
【0020】即ち、円錐形状の指針本体3スリット8の
部分の任意の箇所での断面の曲率半径を、前記従来の自
発光指針11においては、rとし、そして、本発明の自
発光指針1においては、Rとした場合に(但し、r<R
である)、それらの曲率は、従来の自発光指針11にお
いては、1/rと大きく設定されているが、本発明の自
発光指針においては、1/Rと小さく設定されており、
また、着色層9aの幅は、前記従来の自発光指針11に
おいては、前記曲率を1/rとするのに合わせてAと広
く設定されているが、本発明の自発光指針1において
は、前記曲率を1/Rと小さくするのに合わせてaと狭
く設定されている(但し、a<Aである)。
【0021】本発明によれば、指針本体3のスリット8
の部分の断面の曲率を円錐形状の指針本体により形成さ
れる断面の曲率(1/r)よりも1/Rと小さくしたの
で、指針本体3のスリット8の部分の光の屈率が小さく
なり、その結果、着色層の幅を前記従来のAよりもaと
狭く設定することができ、そのために、指針本体の先端
に行くにつれて発生する光のロスを少なく抑えて効率よ
く照射光を先端に導くことができる。
【0022】本発明においては、発光層9a及び光反射
層9bの外側に白色塗料による白色塗装層9c及び黒色
塗料による遮光層9dを設けることができる。このよう
な着色層9a、光反射層9b、白色塗装層9c及び遮光
層9dが全体としてカバー9を構成している。かかる白
色塗装層9cは、光源4から照射される照射光の反射率
を向上させ、照射光を効率よく先端面3bまで導くこと
ができ、また、黒色塗料による遮光層9dは、外界から
の光を遮断することができる。
【0023】また、指針本体3の先端面3bには、銀色
のホットスタンプ、蒸着等により鏡面状とされた反射層
9eを設けることができる。
【0024】さらに、基部2の上方には、キャップ5が
配設され、光源14からの照射光が外部に漏れないよう
にすることができる。
【0025】
【発明の効果】指針本体の先端に行くにつれて発生する
光のロスを少なく抑えて照射光を導くことができる自発
光指針を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自発光指針を有す
る指針照明装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す自発光指針を有す
る指針照明装置の側断面図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】従来の自発光指針を有する指針照明装置の斜視
図である。
【図5】図4のA´−A´線拡大断面図である。
【符号の説明】
1,11 自発光指針 2,12 基部 3,13 指針本体 3a 基端面 3b 先端面 4 光源 5,15 キャップ 7,17 ホルダ 8,18 スリット 9 カバー 9a,19a 着色層 9b,19b 光反射層 9c,19c 白色塗装層 9d,19d 遮光層 9e 光反射層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明材料で構成される円錐形状の指針本
    体の外周面に、該指針本体の軸方向に延びるスリットを
    形成するように光反射層を設け、そして、該指針の基端
    面に対向して設けられた光源から入射した光に照射され
    る着色層を該スリットを通して見ることができるように
    該光反射層に接するように設けた、自発光指針におい
    て、該指針本体のスリットの部分の断面の曲率を円錐形
    状の該指針本体により形成される断面の曲率よりも小さ
    くすると共に該曲率を小さくしたのに合わせて該着色層
    の幅を狭くしたことを特徴とする自発光指針。
  2. 【請求項2】 指針本体のスリットの部分の断面の曲率
    を、該指針本体の基端面から先端面に至るまで、一定と
    したことを特徴とする請求項1に記載の自発光指針。
  3. 【請求項3】 指針本体のスリットの部分の断面の曲率
    を、指針の基端面から先端面に至るまで、徐変したこと
    を特徴とする請求項に記載の自発光指針。
  4. 【請求項4】 発光層及び光反射層の外側に白色塗装層
    を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の自
    発光指針。
  5. 【請求項5】 白色塗装層の外側に遮光層を設けたこと
    を特徴とする請求項に記載の自発光指針。
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