JP3216639B2 - 指針装置 - Google Patents

指針装置

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JP3216639B2
JP3216639B2 JP28684999A JP28684999A JP3216639B2 JP 3216639 B2 JP3216639 B2 JP 3216639B2 JP 28684999 A JP28684999 A JP 28684999A JP 28684999 A JP28684999 A JP 28684999A JP 3216639 B2 JP3216639 B2 JP 3216639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の指針装置その他
各種の指針装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、複数の指示計器からなる
車両の指針装置においては、特開平2−80916号公
報に示されているように、各指示計器の指針による指示
にあたり、計器文字板の下方にて、この計器文字板の文
字表示透光部に沿った略円弧状の照明管を配置して、こ
の照明管により計器文字板を照明することにより、この
計器文字板の文字表示透光部を高輝度かつ均一に光らせ
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
指針装置においては、各照明管が計器文字板の文字表示
透光部に沿って配置されているため、指示計器の軸方向
形状がコンパクトになる。しかし、上述の照明管が、四
つの指示計器に対し、少なくとも二個以上必要とされ
る。このため、指示計器としての照明構造が複雑になる
のは勿論のこと、照明構造の構成部品点数の増大を招き
コスト高となるという不具合がある。
【0004】これに加え、照明管自体も曲管形状となっ
ているため、指示計器の照明構造としてのコスト高に悪
影響を与えるという不具合もある。さらに、計器文字板
の文字表示透光部が異なる毎に、その都度その文字表示
形態に応じて照明管の数、配置や形状を設計しなければ
ならないという不具合もある。これに対しては、特開平
3−183912号公報に示されているように、文字板
の下面に光拡散板を介して半円筒状リフレクタを固定
し、このリフレクタ内に軸方向に沿い照明管を配置し、
駆動装置の指針軸をリフレクタ、光拡散及び文字板を通
し貫通させるように構成して、駆動装置により指針軸を
回転させて、この指針軸に軸支した指針を振らせるよう
にしたものがある。
【0005】しかし、このものにおいては、照明管が直
線状であるものの、指針軸をリフレクタ、光拡散及び文
字板を通し貫通させているため、指針軸が極端に長くな
る。その結果、指示計器としての軸方向形状がコンパク
トにならない。従って、駆動装置により指針軸を回転さ
せると、指針の指示応答性の悪化を招いたり、指針の指
示にヒステリシスが生じ、指示精度の低下を招くいう不
具合がある。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処すべく、略直線状発光体及び導光板の双方を有効に活
用した照明構造を採用することにより、応答性や指示精
度のよい指針装置をコンパクトな構成でもって提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、目盛りパターン
等を表すパターン透光部をなす回転数単位パターン、車
速単位パターン、水温目盛りパターン及び燃料目盛りパ
ターン(11aないし11d)を有するパターン表示板
(10a)と、このパターン表示板の裏面に沿い設けら
れて発光する直線状発光体(10b)と、前記パターン
表示板の裏面に沿い設けられて前記発光体からの光を導
光し、複数の前記パターン透光部を透過させる導光板
(130)と、前記パターン透光部上にて指示を行う指
針(20)と、前記導光板から前記パターン透光部への
光の一部が透過する液晶パネル(140)とを備え、前
記発光体が前記導光板の端面側にて前記複数のパターン
透光部の配列方向に沿い配置されていると共に、パター
ン透光部形成領域の全長に略対応していることを特徴と
する。また、請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の指針装置において、液晶パネルは、オドメー
タとして採用されていることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明においては、
請求項1もしくは2に記載の指針装置において、前記液
晶パネルは、前記導光板の凹所(131)に収容されて
いることを特徴とする。さらに、請求項4記載の発明に
おいては、請求項1ないし3のいずれかに記載の指針装
置において、パターン表示板には、前記液晶パネルの表
示面が外方に露呈するように、開口部(11p)が形成
されていることを特徴とする。
【0009】なお、上記各構成要素のカッコ内の符号
は、後述する実施例記載の具体的構成要素との対応関係
を示すものである。
【0010】
【発明の作用効果】上記のように構成した請求項1に記
載の発明によれば、前記発光体が前記導光板の端面側に
て前記複数のパターン透光部の配列方向に沿い配置され
ていると共に、パターン透光部形成領域の全長に略対応
していることで、目盛りパターン等を表すパターン透光
部をなす回転数単位パターン、車速単位パターン、水温
目盛りパターン及び燃料目盛りパターン(11aないし
11d)と共に、液晶パネル(140)の表示も可能と
なる。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、液
晶パネルはオドメータである。さらに、請求項3に記載
の発明によれば、液晶パネルが導光板の凹所に収容さ
れ、発光体からの光が導光板から液晶パネルを透過する
ことができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明によれば、開
口部を介して液晶パネルを認識することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の各実施例につき図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図2及び図1は、本発明に係る車両用指
針装置の第1実施例を示している。この指針装置は、車
両の車室内に配設した目盛り板ユニット10を備えてお
り、この目盛り板ユニット10は、平板状目盛り板10
a、直線状冷陰極蛍光ランプ10b、導光板10c及び
ホルダ10dにより構成されている。
【0014】目盛り板10aは、車両の車室内に配設し
たインストルメントパネルであって、この目盛り板10
aは、透明板の表面に黒色印刷層(以下、目盛り板10
aの表面という)を形成して構成されている。目盛り板
10aの表面には、図2にて示すごとく、パターン透光
部11a、11b、11c及び11dが上記黒色印刷層
の対応部分を打ち抜くことにより形成されており、パタ
ーン透光部11aは、回転数の目盛りを表す円弧状回転
数目盛りパターン及び回転数の単位(×1000RP
M)を表す回転数単位パターンにより構成されている。
【0015】パターン透光部11bは、車速の目盛りを
表す円弧状車速目盛りパターン及び車速の単位(km/
h)を表す車速単位パターンにより構成され、パターン
透光部11cは、水温の目盛りを表す円弧状水温目盛り
パターン及び水温マークにより構成され、また、パター
ン透光部11dは、燃料量の目盛りを表す円弧状燃料目
盛りパターン及び燃料マークにより構成されている。ま
た、これらパターン透光部11a、11b、11c及び
11d以外の目盛り板10aの表面部分は、黒色印刷層
のまま、非透明部を構成している。なお、図2にて、符
号Lは、目盛り板10aにおけるパターン透光部形成可
能領域を示す。
【0016】冷陰極蛍光ランプ10bは、図1及び図2
にて示すごとく、目盛り板10aの裏面の幅方向上縁部
にて、目盛り板10aの長手方向に沿い装着されてお
り、この冷陰極蛍光ランプ10bの表面には、帯状のヒ
ータ12が貼着される(図3参照)。これにより、低温
時には、ヒータ12がその発熱により冷陰極蛍光ランプ
10bを加熱する。また、冷陰極蛍光ランプ10bの全
長は、パターン透光部形成可能領域Lの全長に略対応し
ている。なお、冷陰極蛍光ランプ10bの外径は、目盛
り板ユニット10の薄型化及び発光効率の向上の点から
3mm程度にするのが望ましい。
【0017】導光板10cは、透明のアクリル樹脂やポ
リカーボネード等の導光材料により形成されており、こ
の導光板10cは、目盛り板10aの裏面にて、冷陰極
蛍光ランプ10bに隣接して装着されている(図1乃至
図3参照)。導光板10cの上端面13aは、冷陰極蛍
光ランプ10bの軸方向に平行に位置しかつこの冷陰極
蛍光ランプ10bの発光面に対向しており、この導光板
10cの表裏面は、上端面13aから幅方向中央までの
範囲では、略5mmの板厚でもって互いに平行になって
いる。また、導光板10cの裏面は、その幅方向中央か
ら下端面にかけて、導光板10cの表面に接近するよう
に傾斜している。さらに、導光板10cの裏面には、導
光板10c内での光拡散作用を確保すべくしぼ13bが
形成されている。なお、このしぼ13bに代えて、導光
板10c内での光の全反射作用を利用するようにしても
よい。
【0018】これにより、冷陰極蛍光ランプ10bから
導光板10c内に上端面13aから入射した光が、冷陰
極蛍光ランプ10bの裏面の傾斜形状及びしぼ13bの
反射拡散作用により効率よく導光されパターン透光部1
1a、11b、11c及び11dに入射する。なお、本
第1実施例においては、しぼ13bの冷陰極蛍光ランプ
10bに近い領域では粗く一方遠い領域では細かく形成
されている。
【0019】ホルダ10dは、遮光板材料により断面略
コ字状に形成されており、このホルダ10dは、冷陰極
蛍光ランプ10b及び導光板10cを覆うように、目盛
り板10aに装着されている。また、指針装置は、回転
数、車速、水温及び燃料量を指示するための各指針と、
これら各指針を駆動するための各駆動装置とを備えてい
る。図1及び図2では、回転数を指示する指針(以下、
指針20という)及びこの指針20を駆動する駆動装置
(以下、駆動装置30という)のみが示されている。
【0020】駆動装置30は、その両フランジ部31に
て、ホルダ10dの外表面に形成した両突起14aに両
ねじ32の締着により組付けられており、この駆動装置
30の指針軸33は、ホルダ10dの筒部14b及び目
盛り板10aの貫通孔11e内に同軸的に挿入されてい
る。なお、ホルダ10dの筒部14bは、導光板10c
の貫通孔13c内に同軸的に挿入されている。
【0021】指針20は、その筒状軸支部21にて指針
軸33の先端部に軸支されて、パターン透光部11aに
沿い回動するようになっている。但し、貫通孔11e
は、パターン透光部11aの円弧状回転数メモリパター
ンの中心に位置している。なお、車速、水温及び燃料量
を指示するための各指針及びこれら各指針を駆動するた
めの各駆動装置は、指針20及び駆動装置30の目盛り
板10aに対する組付け構成と実質的に同様の組付け構
成でもって、パターン透光部11b、11c及び11d
にそれぞれ対応して目盛り板10aに組付けられてい
る。
【0022】この場合、目盛り板10aの貫通孔11
f、11g及び11hが、車速、水温及び燃料量を指示
するための各指針及びこれら各指針を駆動するための各
駆動装置の指針軸の挿入孔に相当する。また、貫通孔1
1f、11g及び11hにそれぞれ対応して、導光板1
0cには各貫通孔が形成され、かつホルダ10dには、
筒部が形成されている。
【0023】以上のように構成した本第1実施例におい
て、冷陰極蛍光ランプ10bが発光すると、この冷陰極
蛍光ランプ10bの光が導光板10c内に上端面13a
から入射する。すると、導光板10c内に入射した光
が、しぼ13bの反射拡散作用のもとに導光板10c内
にて反射拡散され、目盛り板10aに入射する。そし
て、このように目盛り板10aに入射した光は、パター
ン透光部11a、11b、11c及び11dを透過す
る。
【0024】この場合、導光板10cの裏面の形状及び
これに伴うしぼ13bによる導光板10c内での光に対
する反射拡散作用により、導光板10c内に入射した光
が導光板10c内全域に亘り一様に効率よく導光され
る。換言すれば、目盛り板10aに対しては、導光板1
0cが、その全体に亘り、高輝度かつ均一な照明光源と
して機能する。
【0025】従って、パターン透光部11a、11b、
11c及び11dは、その透過光により光輝度にて均一
に光ることとなる。その結果、目盛り板10a上におけ
る指針による指示が、パターン透光部11a、11b、
11c及び11dの全域に亘り視認し易くなる。また、
パターン透光部11a、11b、11c及び11dの輝
度と目盛り板10aの非透光部との間の明るさのコント
ラストを一様に維持することができ、パターン透光部1
1a、11b、11c及び11dの視認性をより一層向
上させ得る。
【0026】また、目盛り板10aの裏面に冷陰極蛍光
ランプ10b及び導光板10cを同一平面内にて装着し
てあるので、目盛り板ユニット10を極めて薄型に構成
できる。従って、指針軸の長さもかなり短くなるので、
指針装置の軸方向長さがコンパクトになるとともに、指
針の指示応答性や指示精度を良好に維持できる。また、
一本の冷陰極蛍光ランプ10bからの光を導光板10c
内の全域に亘り導光するようにした。このため、複数の
パターン透光部に対し複数の冷陰極蛍光ランプを採用す
る必要がなく、一本の冷陰極蛍光ランプで済む。従っ
て、目盛り板ユニット10の構成、ひいては、指針装置
としての照明構造が簡単になり、コスト軽減に役立つ。
【0027】さらに、冷陰極蛍光ランプ10b自体が直
線形状であって簡単な構成であるため、指針装置の照明
構造としてのコスト軽減をより一層促進する。また、上
述のごとく、目盛り板10aに対し、導光板10cが、
その全体に亘り、高輝度かつ均一な照明光源として機能
するようにした。このため、目盛り板10aのパターン
透光部の数や形状が異なっていても、冷陰極蛍光ランプ
10bの形状、数や配置を個別に考慮する必要もない。
単に、目盛り板10aの貫通孔の数及び位置を変更する
のみでよい。
【0028】図4は、上記第1実施例の第1変形例を示
している。この第1変形例では、上記第1実施例にて述
べた目盛り板10aが、図4にて示すごとく、その上縁
両隅角部にて傾斜壁をそれぞれ有するように変形されて
いる。また、冷陰極蛍光ランプ10bが、図4にて示す
ごとく、その両端部にて、目盛り板10aの上縁両隅角
部の傾斜壁に合わせて多少曲がるように変形されてい
る。その他の構成は上記第1実施例と同様である。
【0029】これにより、目盛り板10aが上記各傾斜
壁を有するにもかかわらず、冷陰極蛍光ランプ10bの
目盛り板10aに対する装着が可能となる。図5は、上
記第1実施例の第2変形例を示している。この第2変形
例においては、上記第1実施例にて述べた冷陰極蛍光ラ
ンプ10bに代えて、一対の冷陰極蛍光ランプ10B、
10Cが同一直線上にて目盛り板10aの裏面上縁部に
装着されている。ここで、冷陰極蛍光ランプ10Bが両
パターン透光部11a、11cに対応し、一方、冷陰極
蛍光ランプ10Cが両パターン透光部11b、11dに
対応している。その他の構成は上記第1実施例と同様で
ある。
【0030】このように構成した本第2変形例において
は、冷陰極蛍光ランプ10Bからの光が導光板10cの
左側部により両パターン透光部11a、11cに導光さ
れ、一方、冷陰極蛍光ランプ10Cからの光が導光板1
0cの右側部により両パターン透光部11b、11dに
導光される。これにより、上記第1実施例にて述べた冷
陰極蛍光ランプ10bによる場合と同様に、パターン透
光部11a、11c及びパターン透光部11b、11d
の輝度が一様に高く維持される。
【0031】なお、上記第2変形例においては、一対の
冷陰極蛍光ランプ10B、10Cを同一直線上にて目盛
り板10aの裏面上縁部に装着した例について説明した
が、これに代えて、目盛り板10aの上縁が、図6にて
示すごとく、山形状の両上縁部に変形されている場合に
は、これら各上縁部の傾斜に合わせて、両冷陰極蛍光ラ
ンプ10B、10Cを傾斜して目盛り板10aに装着す
るようにしてもよい。図7及び図8は、上記第1実施例
の第3変形例を示している。この第3変形例において
は、上記第1実施例にて述べた冷陰極蛍光ランプ10b
に代えて、両冷陰極蛍光ランプ10D、10Eが、目盛
り板10aの裏面の長手方向両端部にて、各パターン透
光部11c、11a、11b、11dを挟むように幅方
向に互いに並行に装着されている。
【0032】また、上記第1実施例にて述べた導光板1
0cに代えて、導光板10eが、両冷陰極蛍光ランプ1
0D、10Eの間にて、目盛り板10aの裏面に装着さ
れている。導光板10eの左端面15aは、冷陰極蛍光
ランプ10Dの軸方向に平行に位置しかつこの冷陰極蛍
光ランプ10bの発光面に対向しており、一方、導光板
10eの右端面15bは、冷陰極蛍光ランプ10Eの軸
方向に平行に位置しかつこの冷陰極蛍光ランプ10bの
発光面に対向している。
【0033】この導光板10cの裏面の長手方向中央1
5cは、緩やかな断面V字形状に形成されており、導光
板10cの裏面の残りの両側部分は、導光板10cの表
面に平行となっている。さらに、導光板10eの裏面に
は、しぼ15dが形成されている。これにより、冷陰極
蛍光ランプ10Dから導光板10e内に左端面15aか
ら入射した光が、導光板10eの裏面の左側傾斜形状及
びシボ15dの反射拡散作用により効率よく導光され両
パターン透光部11a、11cに入射する。一方、冷陰
極蛍光ランプ10Eから導光板10e内に右端面15b
から入射した光が、導光板10eの裏面の右側傾斜形状
及びシボ15cの反射拡散作用により効率よく導光され
両パターン透光部11d、11bに入射する。その他の
構成は上記第1実施例と同様である。
【0034】このように構成した本第3変形例において
は、冷陰極蛍光ランプ10Dからの光が導光板10eの
左側部分により両パターン透光部11c、11aに順次
導光され、一方、冷陰極蛍光ランプ10Eからの光が導
光板10eにより両パターン透光部11d、11bに順
次導光される。これにより、上記第1実施例にて述べた
冷陰極蛍光ランプ10bによる場合と同様に、パターン
透光部11a、11c及びパターン透光部11b、11
dの輝度が一様に高く維持される。
【0035】なお、上記第3変形例においては、導光板
10eを単一の導光板により構成するようにしたが、こ
れに代えて、導光板10eを、その長手方向中央部15
cの断面V字形状頂部に沿い分割した左右一対の導光板
により構成し、かつ、両冷陰極蛍光ランプ10D及び1
0Eの一方を両分割導光板の間に挟むように配置して、
他方の冷陰極蛍光ランプを廃止して実施してもよい。
【0036】これにより、導光板10eを単一の導光板
により構成する場合に伴う長手方向中央部15cの加工
の困難さが上述のような導光板の分割により解消され
る。また、冷陰極蛍光ランプ10D及び10Eのうち一
方で済むので、部品点数の軽減につながる。図9及び図
10は上記第1実施例の第4変形例を示している。この
第4変形例においては、上記第1実施例にて述べた導光
板10cに代えて、導光板10fが、目盛り板10aの
裏面に装着されている。この導光板10fには、冷陰極
蛍光ランプ10bを収容するための長手状開口部11i
が導光板10fの長手方向に沿い形成されており、この
開口部11iの幅方向位置は、図9にて示すごとく、目
盛り板10aの上縁と貫通孔11e、11f、11g及
び11hとの間にて目盛り板10aの裏面側を横切るよ
うに設定されている。
【0037】また、開口部11iは、その上端(目盛り
板10aの裏面に対する対向端)にて、帯状の光拡散板
11jにより閉鎖されており、開口部11i内には、そ
の下端側から冷陰極蛍光ランプ10bが同軸的に挿入さ
れている。但し、光拡散板11jは、ガラスビーズを混
入した乳白色材料により形成されている。なお、導光板
10fは、その裏面にて、冷陰極蛍光ランプ10bの近
傍から導光板10fの上端かけて目盛り板10aの裏面
に向け傾斜しており、導光板10fの裏面にはしぼ16
が形成されている。その他の構成は上記第1実施例と同
様である。
【0038】このように構成した本第4変形例において
は、光拡散板11jが、冷陰極蛍光ランプ10bからの
光を拡散し、冷陰極蛍光ランプ10bの直上へ向かう光
を弱める。これにより、導光板10fの他の部分との間
の輝度のバランスを取り易くなる。その結果、目盛り板
10aのパターン透光部11a、11b、11c及び1
1dにおける冷陰極蛍光ランプ10bの直上部分と他の
部分との間の輝度の差を少なくして、上記第1実施例と
同様に均一の輝度を容易に確保できる。
【0039】また、冷陰極蛍光ランプ10bとパターン
透光部11a、11b、11c及び11dの冷陰極蛍光
ランプ10bから最も離れた部分との間の距離が上記第
1実施例に比べて短くなる。このため、パターン透光部
11a、11b、11c及び11dの輝度を一様に高め
るにあたり、より一層有利である。なお、上記第4変形
例においては、導光板10fを単一の導光板により構成
するようにしたが、これに代えて、導光板10fを、開
口部11iの長手方向(例えば、開口部11iの長手方
向内壁)に沿い分割した一対の導光板により構成して実
施してもよい。
【0040】これにより、導光板10eに対し開口部1
1iを加工する場合に比べて、一対の導光板に対する開
口部11iの加工の方が容易となる。また、上記第4変
形例においては、導光板10fの長手状開口部11i内
に冷陰極蛍光ランプ10bを収容した例について説明し
たが、これに限らず、導光板10fに代えて、図11
(a)にて示すごとく、導光板10gを採用し、この導
光板10gに形成したV字状板部に対向して冷陰極蛍光
ランプ10bを配置するように実施してもよい。
【0041】この場合、導光板10gのV字状板部は、
図11(a)にて図示V字状右側面Wa(即ち、反射面
Wa)と、図11(a)にて図示形状の左側面Wb(即
ち、入射面Wb)とを有している。そして、この左側面
Wbの中央頂部に形成したラッパ状凹面部には、冷陰極
蛍光ランプ10bが対向して配設されている。これによ
り、冷陰極蛍光ランプ10bの照射光は、入射面Wbの
ラッパ状凹面部から入射して導光板10gの反射面Wa
にて反射された後導光板10g内にて反射を繰り返しな
がらその両V字状端部a、bに向け進行する。そして、
このように進行する反射光が、導光板10gの両V字状
端部a、bにて反射され、導光板10g内にて反射を繰
り返しながら逆方向に進行する。
【0042】その結果、導光板10gから目盛り板10
aに対し効率よく照射光を入射させ得る。この場合、導
光板10gに上述のごとくV字状板部を設けたので、こ
のV字状板部、即ち冷陰極蛍光ランプ10bの直上(図
11(a)にて図示右側)の光を、図10にて示す場合
に比べて、やわらげることができる。また、反射面Wa
に対する入射面Wbのラッパ状凹面部の形状を調整する
ことにより、導光板10g内の光を集めたい部分に集光
させ得る。
【0043】また、導光板10gの入射面Wbを、図1
1(b)にて示すごとく、曲面状入射面Wcに変更して
実施しても、図11(a)の導光板10gの場合と同様
の効果を達成できる。なお、入射面Wc及び反射面Wa
の少なくとも一方にしぼ付けして実施してもよい。ま
た、導光板10gのV字状板部を、図12(a)或いは
(b)にて符号c或いはdにて示す形状に変更して実施
してもよい。
【0044】また、導光板10gに代えて、図12
(c)にて示すごとく、屈曲状導光板10hを採用し、
この導光板10hの屈曲部の湾曲状端面eに冷陰極蛍光
ランプ10bを対向して配設して実施しても図11
(a)の導光板の場合と同様の効果を達成できる。ま
た、上記第4変形例においては、導光板10fに開口部
11iを形成するようにしたが、これに代えて、例え
ば、図13にて示すごとく、導光板10fの裏面に開口
部11iに対応する位置にて長手状の溝部11kを形成
し、かつ溝部11k内に冷陰極蛍光ランプ10bを収容
して実施してもよい。
【0045】これにより、上記第4変形例と同様に、冷
陰極蛍光ランプ10bの直上に位置する目盛り板10a
の部分の輝度を他の部分の輝度に合わせて輝度の均一化
を図ることができる。かかる場合、この均一化は、溝部
11kの底壁に光拡散処理を施すことにより、より一層
良好に確保できる。図14及び図15は、上記第1実施
例の第5変形例を示している。この第5変形例において
は、目盛り板10aの貫通孔11e、11f、11g及
び11hを基準として冷陰極蛍光ランプ10bとは反対
側の位置にて、円弧状のスリット11mがそれぞれ形成
されている。図14及び図15は、貫通孔11e(即
ち、13c)を基準として円弧状に形成したスリット1
1mを例示している。
【0046】このように構成した本第5変形例におい
て、冷陰極蛍光ランプ10bからの光が導光板10cに
より導光されてスリット11mの壁面(反射面として機
能する)に入射すると、この入射光がスリット11mの
壁面により貫通孔13cに向けて反射される。これによ
り、貫通孔13cの近傍に集まる光の量が多くなり、そ
の結果、貫通孔11eの影になるパターン透光部11a
の回転数単位パターンの輝度も良好になる。なお、スリ
ット11mに代え、切欠面を形成してもよい。
【0047】また、この第5変形例においては、目盛り
板10aに円弧状の各スリット11mを形成した例につ
いて説明したが、これに代えて、図16及び図17にて
示すごとく、導光板10cの各パターン透光部11c、
11a、11b及び11d(図17参照)に対する各対
向部の間に、V字状の切り欠き11nをそれぞれ形成し
て実施してもよい。これにより、各切り欠き11nの反
射作用によって、導光板10c内の不要となった光を、
各パターン透光部11c、11a、11b及び11dを
照射するための光として有効に利用できる。
【0048】図18は上記第1実施例の第6変形例を示
している。この第6変形例においては、上記第1実施例
にて述べたホルダ10dの構成に加え、次のような構成
を有するケーシング40が採用されている。ケーシング
40は、両ボス部41を有しており、これら両ボス部4
1は、ケーシング40内にて、ホルダ10dの底壁から
左方へ柱状に延出して、両ねじ42の締着により配線基
板50を支持している。また、ホルダ40の円筒部43
には、配線基板50に取り付けたウォーニングランプ5
1の点灯部が収容されている。ここで、円筒部43は、
その上端部にて、ホルダ10dの底壁及び導光板10c
を通り目盛り板10aに対向している。これにより、ウ
ォーニングランプ51が点灯したとき、円筒部43の上
端部に対向して目盛り板10aの表面に形成した方向指
示パターン(図示せず)が光る。
【0049】このように構成した本第6変形例において
は、配線基板50がケーシング40内にて支持されるの
で、目盛り板ユニット10の下側のデッドスペースを有
効に活用することができる。また、配線基板50が目盛
り板ユニット10の下側に離れて位置している。このた
め、回路基板50に取り付けた各回路部品52が目盛り
板10aに対する照明の影になる等の悪影響がないのは
勿論のこと、冷陰極蛍光ランプ10bの発熱エネルギー
が各回路部品52に悪影響を及ぼすこともない。
【0050】また、従来から照明や熱の問題で大きく必
要としていた指針装置内のデッドスペース部分に、各種
回路部品を取り付けた配線基板50を配置できるため、
指針装置の指針軸の軸方向厚さが薄くなり、指針装置が
コンパクトになる。その結果、車両に必要とされるエア
コンディショナのダクト等の配置の自由度が増す等の利
点を生ずる。
【0051】なお、上記第1実施例においては、指針2
0に代えて、放電管式自発光指針や発光ダイオードを採
用した指針を採用して実施してもよい。また、目盛り板
10aの上方にブラックライトランプを設置するととも
に指針表面に蛍光体を設け、これをブラックライトラン
プにより照明するようにして実施してもよい。図19
は、上記第1実施例の第7変形例を示している。この第
7変形例においては、上記第1実施例にて述べた導光板
10c及びホルダ10dに代えて、導光板10i及び環
状反射層10jとが採用されている。
【0052】導光板10iは一対の筒状ボス14cを備
えており、これらボス14cには、駆動装置30がその
両フランジ部31にて両ねじ32の締着により組み付け
られている。反射層10jは、薄膜として、導光板10
iの裏面にてこの導光板10iと共にインサート成形に
より一体的に形成されている。この反射層10jは、例
えば、白色の反射層からなるもので、この反射層10j
は、導光板10i内の光を効率よく目盛り板10aに向
けて反射する役割を果たす。なお、反射層10jは、イ
ンサート成形に代えて、ホットスタンプや印刷により、
導光板10iの裏面に形成してもよい。
【0053】このように構成した本第7変形例によれ
ば、反射層10jでもって、上記第1実施例にて述べた
導光板10cの裏面に形成したしぼと同様或いはそれ以
上の効果を達成できる。なお、この第7変形例におい
て、反射層10jの表面に多数の黒点を印刷するととも
に、これら各黒点の反射層10jの表面における密度
を、冷陰極蛍光ランプ10bから離れる程、高くするよ
うにして実施してもよい。これにより、冷陰極蛍光ラン
プ10bから離れる程、光反射率を高めて、導光板10
iから目盛り板10aへの照射光の明るさを平均化する
ように調整できる。
【0054】これに代えて、反射層10jの表面に、冷
陰極蛍光ランプ10bの近くでは暗色系の点を多数印刷
し、冷陰極蛍光ランプ10bから離れる程明色系の点を
多数印刷するようにしても、同様に、導光板10iから
目盛り板10aへの照射光の明るさを平均化するように
調整できる。 (第2実施例)図20は、本発明に係る車両用指針装置
の第2実施例を示している。
【0055】この指針装置は、上記第1実施例にて述べ
た目盛り板ユニット10に対応する目盛り板ユニット6
0を備えている。目盛り板ユニット60は、当該車両の
車室内のダッシュボードに固定したケーシング70の開
口部71内に環状遮光板80を介し組付けられており、
この目盛り板ユニット60は、上記第1実施例にて述べ
た目盛り板10aと、この目盛り板10aの裏面に導光
板10cに代えて装着した導光板60aとにより構成さ
れている。
【0056】遮光板80は、環状フランジ81と、この
環状フランジ81の内周縁からケーシング70内に延出
する内側環状壁82と、環状フランジ81から外方に延
出する外側環状壁82とにより構成されており、外側環
状壁82の外端開口部には、透明のアクリル樹脂等から
なるフロントパネル83が装着されている。なお、遮光
板80の内周面には黒色塗装が施されている。
【0057】目盛り板10aは、遮光板80の内側環状
壁82の内端開口部に固定されており、この目盛り板1
0aのパターン透光部形成可能領域Lが、遮光板80の
内側を通りフロントパネル83に向けて露呈している。
導光板60aは導光板10cと同様の導光材料により形
成されており、この導光板60aの裏面は、導光板60
aの下端面61から上端面62にかけて、導光板10c
の裏面に接近するように傾斜している。このため、目盛
り板10aに対する導光板10cからの出射光が目盛り
板10aの裏面全体に亘り一様になる。さらに、導光板
60aの裏面には、階段格子63が形成されている。こ
れにより、光源ユニット90から導光板60a内にその
下端面61から入射した光が、導光板60aの裏面の傾
斜形状により均一にかつ階段格子63の反射拡散作用に
より効率よく導光され目盛り板10aのパターン透光部
11a、11b、11c及び11dに入射する。
【0058】光源ユニット90は、目盛り板ユニット6
0の直下にて、導光板60aの下端面61に対向するよ
うにケーシング70の開口部71に組付けられており、
この光源ユニット90は、図20及び図21にて示すご
とく、リフレクタ90a、集光レンズ90b並びに上記
第1実施例にて述べた冷陰極蛍光ランプ10b及びヒー
タ12により構成されている。
【0059】リフレクタ90aは、導光板60aと同様
の長さを有しており、このリフレクタ90aは、図21
にて示すごとく、リフレクタ本体91と、三つの環状ア
ダプタ92とにより構成されている。リフレクタ本体9
1は、断面T字状座部91aと、略半円筒状反射部91
bとを備えており、T字状座部91aは、ケーシング7
0の開口部71の下側内壁部分に形成した凹所72(図
20参照)内に組付けられるようになっている。なお、
リフレクタ本体91は白色のポリプロピレン等の樹脂成
形品でもよい。
【0060】略半円筒状反射部91bは、導光板10の
下端面61に向けて開口しており、この反射部91b内
には、各アダプタ92を収容するための各収容部91c
が形成されている。各アダプタ92はウレタンゴム等の
透明弾性材料により形成されており、これら各アダプタ
92内には、冷陰極蛍光ランプ10bが、ヒータ12と
共に、各アダプタ92の切り割り部92aを介しその弾
性力に抗して嵌め込まれるようになっている。
【0061】集光レンズ90bは、半円柱状凸レンズか
らなるもので、この集光レンズ90bは、その平面状入
射面にて、反射部91bの開口面に固定されるようにな
っている。なお、集光レンズ90bの入射面長手方向両
端部両側には、反射部91bの外周開口端に突設した各
環状係合部91d内に係合するための各爪部93が突設
されている。また、集光レンズ90bは透明のガラスや
樹脂成形品からなる。
【0062】このように構成した光源ユニット90を組
付けるにあたっては、冷陰極蛍光ランプ10bをヒータ
12と共に各アダプタ92内に嵌め込み、このように嵌
め込んだ各アダプタ92をリフレクタ本体91の各収容
部91c内に収容して冷陰極蛍光ランプ10b及びヒー
タ12を反射部91b内に同軸的に維持する。ついで、
集光レンズ90bの入射面を反射部91bの開口面に当
接させるようにして、各爪部93を反射部91bの各係
合部91d内に係合させる。然る後、座部91aを、ケ
ーシング70の凹所72内に組付ける。ここで、座部9
1aは、遮光板80の環状座部81下縁の突起81aに
より、凹所72内に押しつけられて抜け止めされる。
【0063】これにより、冷陰極蛍光ランプ10bが、
リフレクタ本体91の反射部91b内に同軸的に支持さ
れて、反射部91bの反射面に向け光を入射させる。ま
た、集光レンズ92が、冷陰極蛍光ランプ10bからの
光及び反射部91bからの反射光を集光して平行光とし
て導光板60aの下端面61に入射させる(図22参
照)。なお、各アダプタ92は透明故、冷陰極蛍光ラン
プ10bからの光に対するリフレクタ本体91の反射光
量が減少することもない。
【0064】光源ユニット90の右方においては、柱状
プリズム100が、遮光板80の外側環状壁82の下部
に形成した導光筒84内に収容されており、このプリズ
ム100の先端に形成した傾斜状反射壁101は、プリ
ズム100の一部を介し導光筒84の開口部84aを通
して後述する指針20の表面に対向している。なお、プ
リズム100は、透明のアクリル樹脂やポリカーボネー
ト樹脂等の導光材料により形成されている。
【0065】これにより、プリズム100は、リフレク
タ90aの反射部91bに形成したスリット91eを通
して冷陰極蛍光ランプ10bから出射される光を導入
し、反射壁101に向けて導光する。反射壁101は、
プリズム100内に導光された光を開口部83aを通し
指針20の表面に反射する。また、指針装置は、上記第
1実施例にて述べた指針20と、上記第1実施例にて述
べた駆動装置30に相当する駆動装置30Aとを備えて
いる。駆動装置30Aは、ケーシング70内に組付けら
れており、この駆動装置30Aは、その底壁にて、ケー
シング70の底壁に設けた筒状の両ボス73に両ねじ7
4の締着により組付けられている。また、この駆動装置
30Aの指針軸34は、導光板60aの貫通孔64及び
目盛り板10aの貫通孔11e内に同軸的に挿入されて
おり、この指針軸34の先端部には、指針20がその軸
支部21にて軸支されている。
【0066】なお、車速、水温及び燃料量を指示するた
めの各指針及びこれら各指針を駆動するための各駆動装
置は、指針20及び駆動装置30Aの目盛り板10aに
対する組付け構成と実質的に同様の組付け構成でもっ
て、パターン透光部11b、11c及び11dにそれぞ
れ対応して目盛り板10aに組付けされている。このよ
うに構成した本第2実施例においては、導光板60aに
冷陰極蛍光ランプ10bから入射される光の一部をリフ
レクタ90aのスリット91eを通してプリズム100
内に導入する。そして、このように導入した光をプリズ
ム100により反射壁101に向けて導光する。する
と、反射壁101により反射された光が導光筒84の開
口部84aを通り指針20の表面に入射する。
【0067】このように導光板60cにより目盛り板1
0aを照明する光の一部を指針20の表面を照明するた
めに利用するので、指針20として自発光指針を採用し
たり、指針20用照明管として別途冷陰極蛍光ランプを
設ける必要もない。その結果、自発光指針の採用による
コスト高や指針20用照明管の別途採用によるコスト高
を招くことなく、目盛り板10aの裏面からの照明及び
指針20の表面の照明の双方を適正に行うことができ
る。
【0068】なお、上記第2実施例においては、集光レ
ンズ90bによりリフレクタ90aからの反射光を集光
するようにしたが、これに代えて、導光板60aの下端
面61を図23にて示すごとく凸面61aとして形成
し、この凸面61aによりリフレクタ90aの反射光を
平行光にするようにすれば、集光レンズ90bを廃止す
ることができる。
【0069】また、上記第2実施例においては、フロン
トパネル83を透明材料に形成するようにしたが、これ
に代えて、30%程度以下の透過率を有するスモーク材
料により、フロントパネル83を形成した場合、冷陰極
蛍光ランプ10bの消灯時、つまり当該車両のイグニッ
ションスイッチのオフ時には、フロントパネル83が指
針装置の内部を見えなくするブラックフェースとしての
役割を果たす。
【0070】かかる場合、フロントパネル83に代え
て、目盛り板10aの透明板或いは表面を上記スモーク
材料により構成すれば、目盛り板10aのみをブラック
フェース化できる。また、上記第2実施例において、導
光板60a及びプリズム100を互いに異なる透明着色
材料により構成すれば、目盛り板10aの照明色と指針
20の照明色とを異ならしめることができる。 (第3実施例)図24は、本発明に係る車両用指針装置
の第3実施例を示している。この第3実施例において
は、上記第1実施例にて述べた目盛り板ユニット10及
び指針20に代えて、目盛り板ユニット100、アダプ
タ110及び発光指針120が採用されている。目盛り
板ユニット100は、上記第1実施例にて述べた目盛り
板10a、冷陰極蛍光ランプ10b及び導光板10cに
加え、反射板101、光拡散板102及び断面U字状リ
フレクタ103を備えている。
【0071】反射板101は、導光板10cの裏面に装
着されており、この反射板101は、導光板10cの裏
面から漏出する光を導光板10c内に戻すように反射す
る。光拡散板102は、導光板10cの表面に装着され
ており、この光拡散板102は、導光板10cから目盛
り板10aに入射する光を拡散する。リフレクタ103
は、その両縁部にて、反射板101及び光拡散板102
の各上縁部に装着されており、このリフレクタ103の
反射面は導光板10cの上端面13aに対向している。
また、冷陰極蛍光ランプ10bは導光板10cの上端面
13aに沿いリフレクタ103内に収容されている。こ
れにより、冷陰極蛍光ランプ10bからの光は、リフレ
クタ103の反射面により反射されて導光板10c内に
上端面13aから入射する。なお、目盛り板10aと導
光板10cは、適宜な部材により相互に固定されてい
る。
【0072】上記第1実施例にて述べた駆動装置30
は、その支持軸33を、反射板101の左側にてこの反
射板101の貫通孔101aと同軸的に位置させるよう
に、目盛り板ユニット100に適宜な手段により固定さ
れている。アダプタ110は、発光指針120を駆動装
置30の支持軸33に軸支するもので、このアダプタ1
10は、導光板10cの構成材料と同様の導光材料によ
り、図24にて図示断面形状を有するように一体形成さ
れている。このアダプタ110は、段付き円柱部111
を備えており、この段付き円柱部111は、その小径筒
部111aにて、支持軸33の先端部に同軸的に圧入さ
れている。
【0073】また、アダプタ110には、段付き円柱部
111の大径部111bの外周面と共に断面コ字状の環
状収容部112を構成する環状壁が断面L字状に形成さ
れており、この環状収容部112の開口部大径側内周縁
には、一対の円弧状突起112aが等角度間隔にて段付
き円柱部111の大径部111bの外周面に向け突設さ
れている。
【0074】発光指針120は、導光板10cの構成材
料と同様の導光材料により図24にて図示断面形状を有
するように一体形成されている。この発光指針120
は、円柱状軸支部121と、この軸支部121からL字
状に延出する指針部122とにより一体に構成されてお
り、軸支部121には、アダプタ110の段付き円柱部
111の大径部111bを挿入するための軸穴121a
が同軸的に形成されている。
【0075】また、この軸穴121aの底面121b
は、図24にて示すごとく、段付き円柱部111の大径
部111bの先端面111cと共に、同様の円錐形状に
形成されている。但し、底面121bの軸支部121の
軸方向に対する角度は例えば45度となっている。な
お、発光指針120全体が一様に輝くように、発光指針
120の外表面には、光反射拡散処理が施されている。
【0076】また、軸穴121aの内周面に対応する軸
支部121の外周面部分には、アダプタ110の環状収
容部112内に収容される一対の円弧状突起121cが
周方向に等角度間隔にて形成され、かつアダプタ110
の各バー状突起112aを収容するための環状溝121
dが各突起121cに隣接して形成されている。一方、
軸穴121aとは反対側に位置する軸支部121の軸方
向端面121eは、後述のように軸支部121内に導入
した光を指針部122に向け反射するように、傾斜状に
形成されている。なお、図24にて符号123は、軸支
部121の軸方向端面121eからの光の漏洩を防止す
るためのキャップを示す。
【0077】このように構成した発光指針120をアダ
プタ110に取り付けるにあたっては、軸支部121を
目盛り板10aの貫通穴11e、拡散板102の貫通穴
102a、導光板10cの貫通穴13c及び反射板10
1の貫通穴101aを通して挿入する。そして、このよ
うに挿入した軸支部121の軸穴121a内にアダプタ
110の大径部111bを挿入しながら、軸支部121
の各突起121cをアダプタ110の各突起112aの
間を通し環状収容部112内に収容する。
【0078】然る後、発光指針120を固定したままア
ダプタ110を回動させて、各突起121cを各突起1
12aと環状収容部112の底壁との間に挟持する。こ
れにより、発光指針120は、図24にて示すごとく、
アダプタ110により指針軸33に相対回動不能に軸支
される。この場合、軸支部121の軸穴121aの円錐
状底面121bは導光板10cの貫通穴13c内に同心
的に位置している。
【0079】このように構成した本第3実施例におい
て、冷陰極蛍光ランプ10bからの光が導光板10c内
に上端面13cから入射すると、この入射光が導光板1
0cにより導光される。そして、このように導光板10
cにより導光された光が光拡散板102の拡散作用のも
とに上記第1実施例と同様に目盛り板10aに入射され
る。これにより、目盛り板10aの各パターン透光部が
上記第1実施例と同様に均一の輝度にて光る。
【0080】これと同時に、上述のように導光板10c
により導光された光が、図25及び図26にて二点鎖線
の矢印により示すごとく、貫通穴13cの周壁を通り発
光指針120の軸支部121の下部に入射する。する
と、この入射光が円錐状底面121bにより反射されて
軸支部121内を通り軸方向端面121eに向けて進
む。ついで、軸方向端面121eにより反射された光が
指針部122内に進む。これにより、発光指針120が
発光する。
【0081】かかる場合、発光指針120が図25にて
示す位置にあるとき、円錐状底面121bにより反射さ
れた光は、軸方向端面121eの指針部122に近い部
分により反射される。このため、軸方向端面121eの
指針部122に近い部分により反射された光は指針部1
22の先端側に届く。一方、発光指針120が図26に
て示す位置にあるとき、円錐状底面121bにより反射
された光は、軸方向端面121eの指針部122から遠
い部分により反射される。このため、軸方向端面121
eの指針部122に遠い部分により反射された光は指針
部122の基端側に進む。
【0082】このように、導光板10cにより目盛り板
10aを照明する光の一部が、貫通穴13c並びに軸支
部121内の円錐状底面121b及び軸方向端面121
eを介し指針部122に導光されて、発光指針120を
発光させるために利用される。従って、発光指針120
として自発光指針(LED等の発光素子を内蔵したも
の)を採用したり、発光指針120用照明管として別途
冷陰極蛍光ランプを設ける必要もない。
【0083】かかる場合、駆動装置30の指針軸33が
導光板10cの貫通穴13cの外側にあるので、導光板
10cからの光は、指針軸33により邪魔されることな
く、軸支部121を通り指針部122に十分に導入され
る。その結果、自発光指針の採用によるコスト高や発光
指針120用照明管の別途採用によるコスト高を招くこ
となく、目盛り板10aの裏面からの照明及び発光指針
120の発光の双方を適正に行うことができる。
【0084】なお、上記第3実施例においては、発光指
針120の軸支部121の軸方向端面121eを平面状
に形成した例について説明したが、これに代えて、例え
ば、軸方向端面121eを、断面湾曲線状に或いは断面
折れ線状に形成して実施してもよい。また、上記第3実
施例においては、発光指針120の軸支部121をアダ
プタ110を介して駆動装置30の指針軸33に軸支す
るようにしたが、これに代えて、図25及び図26にて
二点鎖線により示すごとく、指針軸33を軸支部121
に形成した軸支穴121f内に直接挿入支持するように
してもよい。これにより、アダプタ110が不要とな
る。
【0085】また、上記第3実施例においては、導光板
10cにより導光される冷陰極蛍光ランプ10bからの
直接光のみを貫通穴13c、即ち円錐状底面121bに
向けて導くようにしたが、これに代えて、例えば、図2
7(a)(b)にて示すように、導光板10cにおい
て、貫通穴13cを基準として冷陰極蛍光ランプ10b
とは反対側の位置にW字形状の溝13dをリフレクタと
して形成して実施してもよい。
【0086】これにより、導光板10cにより導光され
た冷陰極蛍光ランプ10bからの光が直接貫通穴13c
に導かれるのみならず、溝13dの壁面により反射され
た冷陰極蛍光ランプ10bからの光も貫通穴13cに導
かれる。このため、円錐状底面121bへの導入光が増
加して、発光指針120の輝度をより一層高めることが
できる。かかる場合、W字形状の溝13dに代えて、断
面放物線形状の溝13eを、図28にて示すごとく導光
板10cに形成しても同様である。 (第4実施例)図29及び図30は、本発明に係る車両
用指針装置の第4実施例を示している。この第4実施例
においては、上記第1実施例にて述べた目盛り板ユニッ
ト10及び指針20に代えて、目盛り板ユニット200
及び発光指針210が採用されている。目盛り板ユニッ
ト200は、上記第1実施例にて述べた目盛り板10a
及び冷陰極蛍光ランプ10bを備えるとともに、上記第
1実施例にて述べた導光板10cに代えて、導光板20
1を備えている。
【0087】発光指針210は、導光板10cの構成材
料と同様の導光材料により図29にて図示断面形状を有
するように一体形成されており、この発光指針210の
基部210aは、遮光カバー211により覆蓋されてい
る。導光板201は、冷陰極蛍光ランプ10bから導入
した光を内部にて反射させながら図29にて図示矢印L
a、Lbに沿い進行させ、このようにして進行する光
を、発光指針210の軸212に対する軸穴201aの
テーパ状内周面にて反射して発光指針210の基部21
0a内に入射させる。これにより、発光指針210は、
基部210aへの入射光を、この基部210aの各傾斜
状反射面213、214にて反射し指針部210b内に
進行させて自発光する。
【0088】その結果、上記第3実施例と実質的に同様
の作用効果を達成できる。なお、上記第4実施例におい
て、導光板201を着色導光材料により形成すれば、目
盛り板10aの表面の着色照明が可能となる。図31
は、上記第4実施例の変形例を示している。この変形例
では、上記第4実施例にて述べた導光板201に代え
て、一対の導光板202、203が採用されている。な
お、ここでは、上記第1実施例における駆動装置30に
代えて駆動装置30Bがさらに採用されている。
【0089】導光板202は、導光板201と同様に、
目盛り板10a用導光板としての役割を果たすもので、
この導光板202は、冷陰極蛍光ランプ10bからの光
の目盛り板10aに平行な部分を導光して目盛り板10
aに照射する。一方、導光板203は、図31にて示す
ごとく、導光板202に間隔をおいて平行に配設されて
おり、この導光板203は、冷陰極蛍光ランプ10bか
らの光の目盛り板10aに直交する部分を図31にて図
示矢印Lbに沿い導入し、その内端部反射面203aに
て反射して発光指針210(図29参照)の基部210
aに入射させる。
【0090】このように、両導光板202、203を採
用することにより、冷陰極蛍光ランプ10bからの光を
目盛り板10aの照明光用及び発光指針210の自発光
用として活用できる。従って、冷陰極蛍光ランプ10b
からの光の有効利用につながる。かかる場合、図32に
て示すごとく、導光板203を導光板202に隣接して
配置しても、図31にて示す両導光板202、203の
配置の場合と同様の作用効果を達成できる。
【0091】なお、図33にて示すごとく、図32にお
ける導光板203に代えて、導光板204を採用して実
施してもよい。ここで、この導光板204は、冷陰極蛍
光ランプ10bからの光のうち目盛り板10aに直交す
る部分を矢印Lcに沿い導入するとともに、冷陰極蛍光
ランプ10bからの光のうち目盛り板10aに平行に外
方に向かう部分を矢印Ldに沿い導入する。そして、こ
の導光板204は、これら両導入光をその内端部反射面
204aにて反射して発光指針210(図29参照)の
基部210aに入射させる。
【0092】これによって、冷陰極蛍光ランプ10bか
らの光をより一層有効に利用できる。また、図34にて
示すごとく、図32の両導光板202、203に代え
て、両導光板205、206を採用して実施してもよ
い。ここで、導光板205は、導光板202と実質的に
同様の役割を果たす。また、導光板206は、冷陰極蛍
光ランプ10bからの光のうち目盛り板10aに直交す
る部分を矢印Leに沿い導入し、その各反射面206
a、206b、206cにて順次反射して発光指針21
0(図29参照)の軸支部210aに入射させる。
【0093】この場合、導光板206が、その中間部位
にて図34にて示すごとく屈曲して形成されているの
で、目盛り板10aから駆動装置30Bにかけての軸方
向長を短縮しながら、冷陰極蛍光ランプ10bからの光
を有効に利用できる。図35は、上記第4実施例にて述
べた導光板201の変形例として、この導光板201に
代えて、導光板207が採用された例を示している。
【0094】この導光板207は、発光指針210の軸
212(図29参照)を通す略四角形状の軸穴部207
aを有しており、この軸穴部207aの図35及び図3
6にて図示上側内周面には、冷陰極蛍光ランプ10bか
ら矢印Lfに沿い導光板207内に導入される光を発光
指針210の軸212に向けて反射する傾斜状反射面2
07bが形成されている。
【0095】また、軸穴部207aの左右両側内周面に
は、冷陰極蛍光ランプ10bから両矢印Lg、Lhに沿
い両スリット207c、207dを介し導光板207内
に導入される光を発光指針210の軸212に向けて反
射する各傾斜状反射面207e、207fが形成されて
いる(図35及び図37参照)。また、軸穴部207a
の図35にて図示下側内周面には、冷陰極蛍光ランプ1
0bから両矢印Li、Ljに沿い両スリット207c、
207dを介し導光板207内に導入される光を発光指
針210の軸212に向けて反射する傾斜状両反射面2
07g、207hが形成されている(図38参照)。
【0096】また、反射面207bの図35にて図示両
側には、冷陰極蛍光ランプ10bから両矢印Li、Lj
に沿い冷陰極蛍光ランプ10b内に導入される光を発光
指針210の軸212に向けて反射する傾斜状両反射面
207i、207jが形成されている。また、上述した
両スリット207c、207dは、軸穴部207aに左
右両側にて導光板207に形成だれており、これら両ス
リット207c、207dは、冷陰極蛍光ランプ10b
から各矢印Lg、Lhに沿い導光板207に導入される
光を軸穴部207aの両傾斜状反射面207e、207
fに向けて反射するように互いに対称的に形成されてい
る。
【0097】このように構成した本変形例によれば、冷
陰極蛍光ランプ10bからの光を目盛り板10a照射用
及び発光指針210発光用として効率よく利用できる。
また、図39或いは図40は、上記第4実施例にて述べ
た発光指針210の変形例として、この導光板210に
代えて、発光指針220或いは230が採用された例を
示している。
【0098】ここで、発光指針220の基部には、発光
指針210の基部210aの各反射面213、214に
対応する各反射面として曲面状反射面221、222が
形成されている。一方、発光指針230の基部には、発
光指針210の基部210aの反射面213に対応する
反射面として平面状反射面231が形成され、かつ、発
光指針210の基部210aの反射面214に対応する
反射面として、複数の平面状反射面232乃至234が
形成されている。この場合、各一対の反射面233、2
34が反射面232に対称的に配設されている。
【0099】これにより、導光板201からの光の利用
率を高めることができる。なお、上記第4実施例にて述
べた発光指針210に代えて、図41及び図42にて示
すごとく、発光指針240を採用して実施してもよい。
この発光指針240は、発光指針210に比べて短い指
針で構成されており、この発光指針240には、遮光カ
バー241(遮光カバー211に対応する)が設けられ
ている。発光指針240が発光指針210に比べて短い
点を考慮して、発光指針240の基部には、反射面24
2のみが形成されているが、その他の構成は上記第4実
施例と同様である。
【0100】この場合、発光指針240として、図43
にて示す構成の発光指針250を採用して実施してもよ
い。符号251は、遮光カバーを示す。 (第5実施例) 図44及び図45は本発明に係る指針装置の第5実施例
を示している。この第5実施例においては、上記第1実
施例にて述べた導光板10c及びパターン透光部11
回転数単位パターンに代えて、導光板130及びオド
メータとしての透過型液晶パネル140が採用されてい
る。
【0101】導光板130には、四角状凹所131が、
上記回転数単位パターンに対応する位置にて目盛り板1
0aに形成した開口部11pに対向して形成されている
(図45参照)。液晶パネル140は、導光板130の
凹所131に収容されており、この液晶パネル140の
表示面は開口部11pから外方に露呈している。その他
の構成は上記第1実施例と同様である。
【0102】このように構成した本第5実施例において
は、上記第1実施例における導光板10cの導光作用と
同様の導光板130の導光作用により導光板130から
目盛り板10aに向けて照射される光の一部が液晶パネ
ル140を透過する。これにより、目盛り板10aの照
射に加え、液晶パネル140によるオドメータ表示も可
能となる。 (第6実施例)次に、本発明の第6実施例を図46及び
図47に基づき説明する。この第6実施例においては、
上記第1実施例にて述べた目盛り板ユニット10に代え
て、図46にて示すごとく、目盛り板ユニット300を
採用したことにその構成上の特徴がある。
【0103】この目盛り板ユニット300は、目盛り板
ユニット10の目盛り板10aに対応する左右一対の目
盛り板310、320を備えており、これら両目盛り板
310、320は、目盛り板10aを、その中央部(両
パターン透光部11a、11b間に対応する部分)を除
去するようにして二分割した構成でもって形成されてい
る。
【0104】また、目盛り板ユニット300は、図46
及び図47にて示すごとく、インジケータ300aを備
えている。このインジケータ300aは、細幅状導光板
330を有しており、この導光板330は、導光板10
cと同様の導光材料により形成されて、図46にて示す
ごとく、両目盛り板310、320間に固着されてい
る。
【0105】ここで、導光板330は、図46及び図4
7の図示上端部にて、傾斜状反射面331を有してお
り、この反射面331は、冷陰極蛍光ランプ10bの中
央部から導光板330の上端部内に導入される光を導光
板330内下方に向けて反射する。また、インジケータ
300aは、図47にて示す断面形状を有する遮光ケー
シング340を有しており、この遮光ケーシング340
は、その開口端部341にて導光板330の裏面に固着
されている。
【0106】遮光ケーシング340は、冷陰極蛍光ラン
プ10bの中央部及び反射面331をL字状に覆蓋する
遮光壁342を有しており、この遮光壁342は、その
先端342aにて導光板330の表面側に露呈している
(図46及び図47参照)。また、インジケータ300
aは、平板状のインジケータレンズ350を有してお
り、このインジケータレンズ350は、遮光ケーシング
340内にてその底壁343から延出する各筒体344
(図47では一筒体344のみを示す)の開口端に固着
されている。
【0107】また、インジケータレンズ350の各筒体
344に対応する表面部には、色層360a乃至360
f(図46及び図47参照)が、互いに異なる色付き材
料によりそれぞれ印刷形成されており、これら各色層3
60a乃至360fの周囲は、黒色等の不透明インク層
からなる遮光膜370により遮光されている。なお、遮
光膜370は、インジケータレンズ350の表面に印刷
形成されている。
【0108】しかし、色層360aは、筒体344の底
壁に設けたランプ380aからの光をインジケータレン
ズ350を通して受け、色光として、導光板330の裏
面に印刷やホットスタンプにより形成した白色の文字P
に付与する。これにより、文字Pが、色層360aの色
を背景として白色にて表示される。残りの各色層360
b乃至360fも、同様にして、その各色光を、導光板
330の裏面に印刷やホットスタンプにより形成した白
色の各文字R、N、D、2、Lに付与する。これによ
り、各文字R、N、D、2、Lが、各色層360b乃至
360fの色光を背景としてそれぞれ白色にて表示され
る。その他の構成は上記第1実施例と同様である。
【0109】このように構成した本第6実施例によれ
ば、上述のように目盛り板ユニット300にインジケー
タ300aを一体的に設けることで、上記第1実施例と
同様の作用効果を達成しつつ、目盛り板ユニット300
の一部を利用してインジケータ300aにより表示をも
行うことができる。なお、上記第6実施例において、イ
ンジケータレンズ350を色付き材料とすれば、各各色
層360a乃至360fを廃止できる。 (第7実施例)図48及び図49は、本発明の第7実施
例を示している。この第7実施例においては、上記第1
実施例にて述べた帯状ヒータ12に代えて、コイル状ヒ
ータ400が採用されており、このヒータ400は冷陰
極蛍光ランプ10bの外周面に沿い巻装されている。
【0110】ヒータ400は、クロム22%、アルミニ
ウム4.8%及び鉄73.2%からなる直径0.15m
m程度のフェライト系抵抗合金線により形成されてい
る。ヒータ400は、図48及び図49にて示すごと
く、その一端401にて接地されており、このヒータ4
00の他端402は、ヒータ回路410のトランジスタ
等のスイッチング素子411及び当該車両のイグニッシ
ョンスイッチIGを介してバッテリBaの正側端子に接
続されている。
【0111】また、ヒータ回路410は、冷陰極蛍光ラ
ンプ10bの温度に対するサーミスタの検出結果が低温
のとき、スイッチング素子411をオンするように構成
されている。しかして、ヒータ400は、スイッチング
素子411のオンにより、バッテリBaからイグニッシ
ョンスイッチIGを通して正の直流電圧を受けて発熱す
る。なお、光源回路430は、バッテリBaからイグニ
ッションスイッチIGを通し直流電圧を受けて冷陰極蛍
光ランプ10bを点灯させる。その他の構成は上記第1
実施例と同様である。
【0112】このように構成した本第7実施例によれ
ば、上述のごとく、ヒータ400が冷陰極蛍光ランプ1
0bの外周面に巻装されているとともに、このヒータ4
00の一端401が接地されているため、冷陰極蛍光ラ
ンプ10bから出射される電波ノイズ(主に、AM帯電
波ノイズ)がヒータ400により吸収されて、接地ライ
ンに逃がされる。
【0113】また、上述のごとく、ヒータ400が冷陰
極蛍光ランプ10bの外周面に沿って巻装されているた
め、このヒータ400が、冷陰極蛍光ランプ10bの補
助電極としての役割を果して、冷陰極蛍光ランプ10b
の放電開始電圧を下げることができる。その結果、冷陰
極蛍光ランプ10bの始動性、即ち点灯性が改善され
る。
【0114】なお、上記各実施例及び変形例において
は、目盛り板10a上にパターン透光部を形成したが、
これに代えて、導光板10cの表面に直接パターン透光
部を形成してもよい。また、冷陰極蛍光ランプに限るこ
となく、直線状の各種発光体を冷陰極蛍光ランプに代え
て採用して実施してもよい。また、本発明の実施にあた
り、第1実施例における目盛り板10aの非透明部と透
光部とを入れ換えるとともに、指針を黒色系の非発光指
針とすることにより、目盛り、文字や数字等を黒色とし
他の部分を発光させる白黒反転メータとして実施でき
る。
【0115】また、本発明の実施にあたり、車両用指針
装置に限ることなく、各種の指針装置に本発明を適用し
て実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用指針装置の第1実施例を示
す要部断面図である。
【図2】上記第1実施例の平面図である。
【図3】図1の目盛り板、導光板及びホルダの要部断面
分解斜視図である。
【図4】上記第1実施例の第1変形例を示す平面図であ
る。
【図5】上記第1実施例の第2変形例を示す平面図であ
る。
【図6】上記第2変形例の部分的変形例を示す平面図で
ある。
【図7】上記第1実施例の第3変形例を示す平面図であ
る。
【図8】図7の8−8線に沿う断面図である。
【図9】上記第1実施例の第4変形例を示す平面図であ
る。
【図10】図9の10−10線に沿う断面図である。
【図11】上記第4変形例の部分的な各変形例を示す要
部断面図である。
【図12】上記第4変形例の部分的な他の各変形例を示
す要部断面図である。
【図13】上記第4変形例のその他の部分的変形例を示
す要部断面分解斜視図である。
【図14】上記第1実施例の第5変形例を示す要部平面
図である。
【図15】図14の目盛り板、導光板及びホルダの要部
断面分解斜視図である。
【図16】上記第5変形例の変形例を示す要部平面図で
ある。
【図17】図16の目盛り板、導光板及びホルダの要部
断面分解斜視図である。
【図18】上記第1実施例の第6変形例を示す断面図で
ある。
【図19】上記第1実施例の第7変形例を示す断面図で
ある。
【図20】本発明に係る車両用指針装置の第2実施例を
示す要部断面図である。
【図21】図20の光源ユニットの分解斜視図である。
【図22】図20の光源ユニットの光路説明図である。
【図23】図20の光源ユニットの部分的変形例を示す
断面図である。
【図24】本発明に係る車両用指針装置の第3実施例を
示す要部断面図である。
【図25】上記第3実施例において発光指針が冷陰極蛍
光ランプ側にある場合の光路説明図である。
【図26】上記第3実施例において発光指針が冷陰極蛍
光ランプとは反対側にある場合の光路説明図である。
【図27】上記第3実施例の変形例を示す要部断面図及
び平面図である。
【図28】上記第3実施例の他の変形例を示す要部断面
図である。
【図29】本発明に係る車両用指針装置の第4実施例を
示す要部断面図である。
【図30】図29の発光指針の平面図である。
【図31】上記第4実施例の変形例を示す要部断面図で
ある。
【図32】図31の変形例を示す要部断面図である。
【図33】図32の変形例を示す要部断面図である。
【図34】図32の他の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図35】上記第4実施例の他の変形例を示す要部平面
図である。
【図36】図35にて36−36線に沿う断面図であ
る。
【図37】図35にて37−37線に沿う断面図であ
る。
【図38】図35にて38−38線に沿う断面図であ
る。
【図39】図29の発光指針の変形例を示す平面図であ
る。
【図40】図29の発光指針の他の変形例を示す平面図
である。
【図41】図29の発光指針のその他の変形例を示す平
面図である。
【図42】図41の発光指針の平面図である。
【図43】図41の発光指針の変形例を示す平面図であ
る。
【図44】本発明に係る車両用指針装置の第5実施例を
示す平面図である。
【図45】図44の目盛り板、導光板、ホルダ及び液晶
パネルの要部断面分解斜視図である。
【図46】本発明に係る車両用指針装置の第6実施例の
要部の平面図である。
【図47】図46の47−47線に沿う断面図である。
【図48】本発明に係る車両用指針装置の第7実施例の
要部の斜視図である。
【図49】図48の冷陰極蛍光ランプ及びヒータを駆動
する回路構成図である。
【符号の説明】
10a・・・目盛り板、10b、10g、10h、10
B、10C、10D、10E・・・冷陰極蛍光ランプ、
10c、10f、10i、60a、201乃至207・
・・導光板、10j・・・反射層、11a乃至11d・
・・パターン透光部、11k・・・溝、11i・・・開
口部、11j・・・光拡散板、11m・・・スリット、
13c・・・貫通孔、20、120、210乃至250
・・・指針、21、121・・・軸支部、122・・・
指針部、90a・・・リフレクタ、90b・・・集光レ
ンズ、100・・・柱状導光体、101・・・反射壁、
121b・・・円錐状底面、121e・・・軸方向端
面、83・・・フロントパネル、400・・・ヒータ、
420・・・サーミスタ。
フロントページの続き (72)発明者 西川 良一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 村木 正明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 新美 浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 小野 浩三 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平4−355327(JP,A) 特開 平7−239251(JP,A) 特開 平8−17224(JP,A) 実開 平2−101229(JP,U) 実開 昭64−36875(JP,U) 実公 昭58−12095(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/28 B60K 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目盛りパターン等を表すパターン透光部
    をなす回転数単位パターン、車速単位パターン、水温目
    盛りパターン及び燃料目盛りパターン(11aないし1
    1d)を有するパターン表示板(10a)と、 このパターン表示板の裏面に沿い設けられて発光する直
    線状発光体(10b)と、 前記パターン表示板の裏面に沿い設けられて前記発光体
    からの光を導光し、複数の前記パターン透光部を透過さ
    せる導光板(130)と、 前記パターン透光部上にて指示を行う指針(20)と、 前記導光板から前記パターン透光部への光の一部が透過
    する液晶パネル(140)とを備え、 前記発光体が前記導光板の端面側にて前記複数のパター
    ン透光部の配列方向に沿い配置されていると共に、パタ
    ーン透光部形成領域の全長に略対応していることを特徴
    とする指針装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルは、オドメータとして採
    用されていることを特徴とする請求項1記載の指針装
    置。
  3. 【請求項3】 前記液晶パネルは、前記導光板の凹所
    (131)に収容されていることを特徴とする請求項1
    もしくは2に記載の指針装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン表示板には、前記液晶パネ
    ルの表示面が外方に露呈するように、開口部(11p)
    が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の指針装置。
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