JP4154829B2 - 車両用指示計器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用指示計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車用指示計器には、特開平9−21655号公報にて示すようなものがある。この指示計器では、目盛り盤の裏面に沿い導光板を設け、この導光板の裏面側に位置する回動内機の指針軸を導光板及び目盛り盤の各貫通穴部を通して回動可能に延出し、当該指針軸の先端部に発光指針をその回動基部にて支持し、導光板の裏面側にて指針軸周りに複数の指針用光源を配置して、これら各光源の光により発光指針を照明するとともに導光板を介し目盛り盤を照明するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記指示計器では、上述のように指針軸周りに位置する各光源の光が、導光板及び目盛り盤の各貫通穴部を通して発光指針の回動基部に入射されることで発光指針の照明が行われる。また、上記各光源の光が、導光板内にその貫通穴部を通して入射され、このように入射された光を目盛り盤に入射することで当該目盛り盤の照明が行われる。
【0004】
このように指針軸周り、即ち、目盛り盤の貫通穴部近傍に位置する同一の各光源が発光指針及び目盛り盤の双方の照明光源として用いられているため、特に目盛り盤側の輝度がばらつき或いは不足するという不具合が生じる。
【0005】
また、上記指示計器が発光指針ではなく通常の指針を有する場合、指針用光源に代えて導光板を介し目盛り盤を照明する光源を、複数、目盛り盤の裏面側に分離して設ける必要がある。この場合、目盛り盤の輝度は増大するとしても、導光板が通常の単なる平板状では、各光源の光が目盛り盤に一様に届かず、目盛り盤の輝度にばらつきが生ずるという不具合が生ずる。
【0006】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、目盛り盤の裏面側に位置する導光板の形状に工夫を凝らし、目盛り盤の輝度を良好にかつ一様に確保するようにした車両用指示計器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1に記載の発明に係る車両用指示計器は、
透光性目盛り盤(10、20a、40a)と、
この目盛り盤にその裏面に沿い設けた導光板(60、60B)と、
この導光板及び目盛り盤を通り回動可能に延出する指針軸(23)を有する回動内機(20b)と、
目盛り盤の表面に沿い回動するように指針軸の先端部に回動基部(24a)にて支持される指針(20c、40c)と、
導光板の裏面側にて指針軸の周囲に沿い設けられて導光板内に光を入射する複数の目盛り盤用光源(90)とを備えて、導光板内に入射した光を目盛り盤に入射する。
【0008】
ここで、当該指示計器において、導光板と各光源との間に設けられて当該各光源の光及び導光板から反射される光を導光板に向けて反射する板状反射部材(80、80A、80b、80e)を備え、導光板は、各光源に対向する板部分にてこれら各光源に向けてそれぞれ断面略V字状に隆起して形成され裏面が断面略V字状になっている各隆起板部(61)を有し、これら各隆起板部は、対応の各光源の光をそのまま目盛り盤側に透過させる部分と、導光板内にて当該隆起板部の周囲に向け相互反射される部分と、反射部材の内面に向けて反射される部分とに分けるように彎曲形成されており、各光源は、発光ダイオードからなり、各光源の発光軸は、対応の各隆起板部の頂部を通る中心軸と一致していることを特徴とする。
【0009】
これにより、導光板に目盛り盤に対応して複数の隆起板部を設けて、これら隆起板部に起因する上述のような光透過作用光相互反射作用及び光反射作用を確保するようにしたので、これら光透過作用光相互反射作用及び光反射作用の相乗的作用でもって、各光源の光を目盛り盤の全体に亘り均一な輝度にて入射することができる。従って、目盛り盤は輝度度不足を招くことなく均一に照明され得る。
【0012】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、導光板の裏面側にて指針の回動基部に対向するように配設された指針用光源(120)を備え、指針は発光指針であり、導光板は、発光指針の回動基部と指針用光源との間に指針軸を包囲するように設けられてこの指針用光源の光を発光指針内にその回動基部から入射する筒状導光部(63)と、この筒状導光部の外周に設けられて指針用光源の光を導光板の筒状導光部以外の部分に入射する環状導光部(64)とを備えていることを特徴とする。
【0013】
これにより、指針用光源の光は筒状導光部により発光指針へ入射されるとともに環状導光部により導光板内に入射される。従って、指針用光源の光をも導光板を通して目盛り盤に入射するので、請求項に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0014】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明が自動車用コンビネーションメータに適用された例を示している。このコンビネーションメータは、当該自動車の車室内のインストルメントパネルに配設されており、当該コンビネーションメータは、図1及び図2にて示すごとく、計器板10並びにこの計器板10に配設した回転計20、インジケータ30及び車速計40を備えている。
【0016】
回転計20は、計器板10に形成された目盛り盤20aと、計器板10の裏面側にて目盛り盤20aに対応する位置に設けた回動内機20bとを備えている。目盛り盤20aは、計器板10の図1にて図示右側部に設けられている。なお、計器板10のうち目盛り盤20a及び後述するインジケータ部30a並びに目盛り盤40aを除く部分は黒色となっている。
【0017】
目盛り盤20aは、当該自動車のエンジンの回転数を表示する略円弧状目盛り部21を備えており、この目盛り部21の目盛りや文字は黒色となっている。なお、目盛り盤20aは、目盛り部21の目盛りや文字を除き光を透過するようになっている。
【0018】
回動内機20bは、内機本体22と、指針軸23とを備えており、指針軸23は、内機本体22から配線板70、リフレクタ80、導光板60及び目盛り盤20aを通りその表面側へ回動可能に延出している。なお、回動内機20bは、その内機本体22にて、配線板70にその裏面側から支持されている。
【0019】
また、回転計20は、発光指針20cを備えており、この発光指針20cは、指針本体24と、カバー25とを有している。指針本体24は、透明の導光樹脂材料により長手状に形成されており、この指針本体24は、その回動基部24aのボスにて、指針軸23の先端部に支持されている。この指針本体24の回動基部24aは、図2にて示すごとく、傾斜面24cを備えており、この傾斜面24cは反射面としての役割を果たす。カバー25は、指針本体24を被覆してなるもので、このカバー25は、指針本体24の指針部24bの表面に対応する表壁にてスリット25aを有している。
【0020】
これにより、発光指針20cにおいては、指針本体24の回動基部24a内にその裏面から光が入射すると、この光は傾斜面24cにより反射されて指針部24b内に進む。これに伴い、指針部24b内の光はカバー25のスリット25aを通り出射する。このことは、指針部24bが、スリット25aからの出射光でもって光ることを意味する。なお、図2にて符号26はバランサを示す。
【0021】
導光板60は、計器板10にその裏面に沿い配設されている。この導光板60は、目盛り盤20aに対応する複数の隆起板部61を備えており、これら各隆起板部61は、導光板60のうち後述する各目盛り盤用光源90(図1及び図2参照)に対応する部分にて、導光板60の裏面側へ断面略V字状に隆起して形成されている。なお、導光板60は、導光性樹脂材料により形成されている。
【0022】
リフレクタ80は、その環状枠80aにて、配線板70の外周部を介しケーシング100の開口部にネジ101の締着により組み付けられている。また、このリフレクタ80は、環状枠80aの上壁を構成する反射板80bを備えており、この反射板80bは、図2にて示すごとく、計器板10にその裏面に沿うように位置している。当該反射板80は、目盛り盤20aに対応して、複数の反射板部81を備えており、これら各反射板部81は、導光板60の各隆起板部61に対応する位置にてこれら各隆起板部と同一の隆起方向に向け、断面八の字状にかつ末すぼまり状に突出形成されている。
【0023】
また、リフレクタ80は、収容筒80cを備えており、この収容筒80cは、指針軸23と同心的に反射板80bに一体的に形成されている。この収容筒80cは、指針軸23を同心的に包囲する内側筒壁82と、この内側筒壁82を同心的に包囲する外側筒壁83とを備えており、外側筒壁83は、導光板60の開口部62を介し計器板10の開口部11(目盛り盤20aの開口部でもある)と配線板70との間にて挟持されている(図2参照)。なお、反射板80bの導光板60側表面は、各反射板部81の内面と共に、白色の反射面としての役割を果たす。
【0024】
各光源90はそれぞれ発光ダイオードからなるもので、これら各光源90は、配線板70の表面に導光板60の各隆起板部61に対応する位置にて配設されている。具体的には、各光源90は、それぞれ、対応の各反射板部81の配線板側開口部81a内に位置しており、当該各光源90の発光軸は、対応の各隆起板部61の頂部を通る中心軸と一致している。
【0025】
しかして、各光源90はその光軸を中心に対応の各反射板部81内に発光し光を放射状に対応の各隆起板部61に向け出射する。ここで、各光源90の光は、対応の各反射板部81の反射面により対応の各隆起板部61に向け反射される。
【0026】
導光部材110は、図2にて示すごとく、導光材料により形成した筒体からなるもので、この導光部材110は、収容筒体80c内にて内側筒壁82及び外側筒壁83間に収容組み付けされている。導光部材110は、筒状部材本体111と、この部材本体111の上端外周部(目盛り盤20a側外周部)から半径方向に外方に向け突出する環状フランジ112とにより構成されている。これにより、導光部材110では、部材本体111が内側筒壁82及び外側筒壁83間に位置し、フランジ112が目盛り盤20aの開口部11の外周部上に着座係合している。
【0027】
また、部材本体111は、その内周面から複数の突起111aを突出させてなるもので、この部材本体111の各突起111aは、内側筒壁82の各係合孔部82a内にそれぞれ係合している。これら各係合は、フランジ112でもって目盛り盤20aの開口部11の外周部を外側筒壁83の上端部に押さえ付けるようになされている。なお、指針軸23は、配線板70の貫通穴部71、内側筒壁82の中空部及び部材本体111の中空部を通り延出している。
【0028】
また、部材本体111は、三つの凸レンズ部111b(図2では二つの凸レンズ部のみを示す)を備えており、これら各凸レンズ部111bは、部材本体111の環状底面(光源側環状端面)から下方(配線板70側方向)にむけ凸レンズ形状に隆起形成されている。ここで、各凸レンズ111bは、各光源120にそれぞれ対向して位置している。これにより、導光部材110は、各指針用光源120の光を、これら各光源120にそれぞれ対向する各凸レンズ部111bにて、受光して並行光に変換して内部に導光し、上面から発光指針20aの回動基部24aの裏面に向けて出射する。
【0029】
各指針用光源120は、配線板70の表面にて、収容筒体80c内にその底壁開口部から臨むように配設されており、これら各光源120は、導光部材110の各凸レンズ部111bに対向している。なお、各光源120は発光ダイオードからなる。
【0030】
車速計40も、回転計20と実質的に同様に構成されている。この車速計40は、計器板10に形成した目盛り盤40aと、計器板10の裏面側に配設した回動内機と、この回動内機の指針軸に支持する発光指針40cとを有しており、目盛り盤40aは、当該自動車の車速を表す略円弧状目盛り部41を備えている。また、車速計40側においても、導光板60、リフレクタ80、導光部材110、各目盛り盤用光源90及び各指針用光源120が、回転計20側と同様に構成されている。
【0031】
インジケータ30は、計器板10に形成したインジケータ部30aを備えている。なお、図1及び図2において、各符号130及び140は、環状の見返し板及び湾曲状フロントパネルをそれぞれ示す。
【0032】
このように構成した本第1実施形態において、指示計器の作動を、回転計20側を例にとって説明する。指示計器が動作状態におかれ、各透光用光源90及び各指針用光源120が発光すると、各目盛り盤用光源90は、リフレクタ80の目盛り盤20a側の対応の各反射板部81内に光を放射状に出射するとともに、各指針用光源120は、収容筒体80c内に光を放射状に出射する。
【0033】
上述のように各目盛り盤用光源90が対応の各反射板部81に光を出射すると、当該各光源90の光は、図3(a)にて示すように、そのまま導光板60及び目盛り盤20aを透過する光部分と、図4(a)にて示すように、導光板60内で相互反射される光部分と、図5(a)にて示すように、導光板60により反射板部81の内面に向け反射される光部分とに分かれる。よって、これらの光部分の進み方につき詳細に説明する。なお、図3乃至図5において、符号Lは各光源90の光軸を示す。
【0034】
光源90の光が、対応の反射板部81内に放射状に出射されると、この光のうちそのまま透過する部分(透過光部分)は、図3(a)にて図示実線の矢印により示すごとく、導光板60のうち目盛り盤20aに対応する部分及び当該目盛り盤を通り放射状に透過する。このとき、上記透過光部分のうち隆起板部61に入射する部分は、当該隆起板部61の断面略V字形状に起因して、光軸Lを中心としてこれから離れるように屈折して進む。
【0035】
これを、図3(b)にて示すように導光板60が隆起板部61を有しない平板状のままの導光板60Aである場合と比較してみる。図3(b)の場合、透過光部分は、図示実線の矢印で示すごとく、光軸Lを中心とした比較的均等な放射状となって進む。
【0036】
よって、図3(a)の方が、図3(b)の場合に比べて、光軸L近傍の透過光は、より一層光軸Lから離れて進む。
【0037】
また、上述のように、光源90の光が、対応の反射板部81内に放射状に出射されると、この光のうち導光板60の目盛り盤20aに対応する部分(目盛り盤20a対応導光部分)に入射する光(入射光部分)は、隆起板部61の断面略V字形状に起因にして図4(a)にて実線により示すごとく上記目盛り盤20a対応導光部分内で光軸Lから離れるように相互反射されて進む。このため、このように相互反射しつつ光は上記目盛り盤20a対応導光部分内で均一化される。従って、この均一化された光は均一な輝度の面状光として目盛り盤20aの全体に亘り入射する。
【0038】
これを、図4(b)にて示すように上記導光板60Aの目盛り盤20a導光対応部分に光源90から放射状に入射した入射光の場合と比較すると、当該入射光は、隆起板部61がないため、相互反射することなく、そのまま図4(b)にて図示実線で示すように屈折して目盛り盤20aに入射する。従って、このように目盛り盤20aに入射する光は、図4(a)の場合に比べて、目盛り盤20aの全体に亘り均一な輝度を有さずばらつく。
【0039】
また、上述のように、光源90の光が、対応の反射板部81内に放射状に出射されると、上述のように、光源90の光が、対応の反射板部81内に放射状に出射されると、この光のうち導光板60の目盛り盤20aに対応する部分(目盛り盤20a対応導光部分)により反射される光は、特に断面略V字形状を有する隆起板部61の裏面により反射板部81の内面に向け図5(a)にて実線の矢印により示すごとく効率よく反射される。従って、このように反射された光は反射板部81の内面により再び上記目盛り盤20a対応導光部分に効率よく反射される。このため、光源90の光は上述のような隆起板部61及び反射板部81の各反射作用により上記目盛り盤20a対応導光部分への入射光として効率よく利用される。
【0040】
これを、図5(b)にて示すように上記導光板60Aの目盛り盤20a導光対応部分に光源90から放射状に入射する光の場合と比較すると、当該入射光は、当該目盛り盤20a導光対応部分により反射されるが、この反射量は、隆起板部61がないため、少ない。従って、当該目盛り盤20a導光対応部分で反射されて反射板部81により反射される光は少ない。よって、図5(b)の場合は、図45a)の場合に比べて、光源90の光の利用率が著しく少ない。
【0041】
また、上述のように、各指針用光源120が発光すると、これら各光源120の光は、導光部材110により、対応の各凸レンズ部111bにてそれぞれ並行光に変換されて部材本体111の内部に導入する。これに伴い、部材本体111内の各並行光は当該部材本体111の上端面から発光指針20aの回動基部24a内に入射する。
【0042】
この場合、各光源120の光が、上述のごとく、導光部材110によりその各凸レンズ部111bの光学的作用のもと、並行光として回動基部24aに入射するので、この各入射光は、各光源120の間の領域にて暗くなることなく、各光源120の光に対応して、均一な光として効率よく回動基部24a内に入射し得る。
【0043】
このため、発光指針20aは、その回動位置にかかわらず、回動基部24a内に入射した光に基づき、均一な輝度にて指針部24bにてカバー25のスリット25aを通して発光し得る。なお、上述のごとく、収容筒体80cは各光源120の光を導光部材110に向けて反射するから、各光源120の光の利用率をより一層高め得る。
【0044】
以上説明したように、本第1実施形態では、上述のごとく、各指針用光源120とは別途各目盛り盤用光源90を採用し、導光板60に目盛り盤20aに対応して複数の隆起板部61を設けて、これら隆起板部61に起因する上述のような光透過作用、光相互反射作用及び光反射作用を確保するようにしたので、これら光透過作用、光相互反射作用及び光反射作用の相乗的作用でもって、各光源90の光を目盛り盤20aの全体に亘り均一な輝度にて入射することができる。従って、目盛り盤20aは輝度度不足を招くことなく均一に照明され得る。
【0045】
よって、各指針用光源120による発光指針20cの照明及び各目盛り盤用光源90による目盛り盤20aに対する上記照明でもって、回転計20の指示が良好な表示にて視認され得る。このような作用効果は特に夜間等の暗い時に著しい。なお、以上のような作用効果は車速計40側でも同様に達成できる。
(第2実施形態)
図6及び図7は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、導光板60B、リフレクタ80A、ケーシング100A及び環状の見返し板130Aが、上記第1実施形態にて述べた導光板60、リフレクタ80、ケーシング100及び見返し板130に代えて採用されている。
【0046】
リフレクタ80Aは、環状枠80dにて、配線板70の外周部を介しケーシング100Aの開口部に組み付けられている。リフレクタ80Aは、環状枠80dの内側で一体に形成した断面略コ字状の反射収容部80eを備えており、この反射収容部80e内には、導光板60Bが収容されている。なお、反射収容部80eの内面は白色の反射面となっている。
【0047】
導光板60Bは、上記第1実施形態にて述べた導光板60と同様に目盛り盤20aに対応して各隆起板部61を備えており、これら各隆起板部61は、その頂部にて、反射収容部80eの各底壁開口部82から対応の各光源90に対向している。ここで、各底壁開口部82は、対応の各隆起板部61の裏面に沿いその頂部側に向け末すぼまり状に形成されている。
【0048】
また、導光板60Bは、上記第1実施形態にて述べた導光部材110に代わる導光筒部63を備えており、この導光筒部63は、目盛り盤20aの開口部11と各光源120との間にて指針軸23を同軸的に包囲するように位置している。また、導光板60Bのうち導光筒部63の基部63aの周囲の環状導光部64は、当該基部63aに向け、目盛り盤20a側へ凸な形状にて彎曲している。また、周囲導光部64は、その平面環状底面64aにて、反射収容部80eの底壁開口部83を通して各光源120に対向している。
【0049】
これにより、各光源120の光は導光板60Bの周囲導光部64及び導光筒部63の基部63a内に平面環状底面64aから入射する。このため、環状導光部64に入射した光は導光板60Bのうち環状導光部64の外周側へ進む。また、導光筒部63の基部63a内に入射した光は、この基部63aの内側隅角部に形成した傾斜状反射面63bにより導光筒部63内に反射されてこの導光筒部63から発光指針20cの回動基部24a内に入射する。なお、本第2実施形態では、各光源120は、上記第1実施形態とは異なり、図6にて示すように2つとなっている。また、本第2実施形態では、車速計40側でも、回転計20と同様の構成となっている(図6参照)。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0050】
このように構成した本第2実施形態において、指示計器の作動を、回転計20側を例にとって説明する。指示計器が動作状態におかれ、各透光用光源90及び各指針用光源120が発光すると、各目盛り盤用光源90の光は、リフレクタ80Aの反射収容部80eの底壁開口部82から導光板60Bの各隆起板部61内に入射すると共に、各指針用光源120の光は反射収容部80eの底壁開口部83を通り導光板60B内に平面状底面64aから入射する。
【0051】
これに伴い、各隆起板部61に入射した光は、上記第1実施形態と実質的に同様に、そのまま目盛り盤20a側へ透過する部分、導光板60Bのうち目盛り盤20aに対応する部分内で相互反射される部分及び各隆起板部61の断面略V字状に起因する底壁開口部82による反射作用を受ける部分に分かれる。このように本第2実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、各隆起板部61に起因する上述のような光透過作用、光相互反射作用及び光反射作用を確保するようにしたので、これら光透過作用、光相互反射作用及び光反射作用の相乗的作用でもって、各光源90の光を目盛り盤20aの全体に亘り均一な輝度にて入射することができる。
【0052】
また、上述のように、導光板60B内に平面状底面64aから入射した光は、上述のように、筒状導光部63を通り発光指針20cの回動基部24a内に入射するとともに、環状導光部64を通り導光板60Bの当該環状導光部64の外周側に入射する。このため、各指針用光源120の光は、発光指針20cだけでなく、導光板60B内での相互反射を経て目盛り盤20a内にも入射する。従って、目盛り盤20aの輝度をより一層均一にし得る。
【0053】
なお、本発明の実施にあたり、コンビネーションメータに限ることなく、車速計単独の計器や回転計単独の計器に本発明を適用して実施してもよい。
【0054】
また、本発明の実施にあたり、各指針用光源を廃止するとともに、発光指針に代えて、通常の指針を採用して実施してもよい。これによっても、導光板60の各隆起板部61の上記光学的作用でもって、上記第1実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0055】
また、本発明の実施にあたり、導光板60、60Bは光に対する拡散機能を有すると、上記各実施形態の作用効果をより一層向上できる。
【0056】
また、本発明の実施にあたり、上記各実施形態にて述べた各光源は、発光ダイオードに限ることなく、たとえば、ランプでもよい。
【0057】
また、本発明の実施にあたり、自動車に限ることなく、トラック、バス車両や自動二輪車等の各種車両用計器に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す部分的破断正面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う要部断面図である。
【図3】(a)は、上記第1実施形態において目盛り盤用光源の光が導光板の隆起板部をそのまま透過する場合の経路を示す図であり、(b)は目盛り盤用光源の光が隆起板部のない導光板をそのまま透過す場合の経路を示す図である。
【図4】(a)は、上記第1実施形態において目盛り盤用光源の光が導光板内に入射した光が隆起板部に起因して相互反射される経路を示す図であり、(b)は目盛り盤用光源の光が隆起板部のない導光板内に入射しても相互反射されない経路を示す図である。
【図5】(a)は、上記第1実施形態において目盛り盤用光源の光が導光板の隆起板部により反射された後反射板部で反射される経路を示す図であり、(b)は目盛り盤用光源の光が隆起板部のない導光板では反射されない経路を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す指示計器の部分破断正面図である。
【図7】図6にて7−7線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10…計器板、20a、40a…目盛り盤、20b…回動内機、
20c、40c…発光指針、21、41…目盛り部、23…指針軸、
24a…回動基部、60、60B…導光板、61…隆起板部、
63…筒状導光部、64…環状導光部、80、80A…リフレクタ、
80b…反射板、80e…反射収容部、90、120…光源。

Claims (2)

  1. 透光性目盛り盤(10、20a、40a)と、
    この目盛り盤にその裏面に沿い設けた導光板(60、60B)と、
    この導光板及び目盛り盤を通り回動可能に延出する指針軸(23)を有する回動内機(20b)と、
    前記目盛り盤の表面に沿い回動するように前記指針軸の先端部に回動基部(24a)にて支持される指針(20c、40c)と、
    前記導光板の裏面側にて前記指針軸の周囲に沿い設けられて前記導光板内に光を入射する複数の目盛り盤用光源(90)とを備えて、
    前記導光板内に入射した光を前記目盛り盤に入射するようにした車両用指示計器において、
    前記導光板と前記各光源との間に設けられて当該各光源の光及び前記導光板から反射される光を前記導光板に向けて反射する板状反射部材(80、80A、80b、80e)を備え、
    前記導光板は、前記各光源に対向する板部分にてこれら各光源に向けてそれぞれ断面略V字状に隆起して形成され裏面が断面略V字状になっている各隆起板部(61)を有し、
    前記各隆起板部は、対応の前記各光源の光をそのまま前記目盛り盤側に透過させる部分と、前記導光板内にて前記隆起板部の周囲に向け相互反射される部分と、前記反射部材の内面に向けて反射される部分とに分けるように彎曲形成されており、
    前記各光源は、発光ダイオードからなり、前記各光源の発光軸は、対応の各隆起板部の頂部を通る中心軸と一致していることを特徴とする車両用指示計器。
  2. 前記導光板の裏面側にて前記指針の回動基部に対向するように配設された指針用光源(120)を備え、
    前記指針は発光指針であり、
    前記導光板は、前記発光指針の回動基部と前記指針用光源との間に前記指針軸を包囲するように設けられてこの指針用光源の光を前記発光指針内にその回動基部から入射する筒状導光部(63)と、この筒状導光部の外周に設けられて前記指針用光源の光を前記導光板の前記筒状導光部以外の部分に入射する環状導光部(64)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用指示計器。
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