JPH10505678A - 照明される指針を備えた表示器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 照明されて運動可能な指針を備えた表示器を提案して、該表示器が光接続箇所を備えており、光接続箇所に光（２２）がケーシング（１６）内に配置された光源（１８）から接続される。この場合、光接続箇所（２６）がケーシング（１６）の内側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 照明される指針を備えた表示器 背景技術 本発明は、請求項１の上位概念に記載の形式の、照明される指針を備えた表示 器に関する。照明される指針を備えた表示器はドイツ連邦共和国特許出願公開第 ２９１３１３９号明細書により公知であり、この場合、光導性のプレートが指針 の下側に配置されており、該プレートに光がランプから接続される。光導性のプ レートが光をランプから指針のボスに導き、そこで光が指針内に接続される。指 針は同時に光導体として機能してかつ、該指針内を導かれた光を観察者に向ける 。指針は軸に支承されており、軸が指針を回転可能に駆動する指針駆動機構に案 内されている。 発明の利点 本発明に基づく表示器においては利点として、指針を照明する光を指針に接続 するために指針に対して付加的に光導体を設ける必要がない。本発明においては 、ケーシングが光室(Lichtkammer)として用いられて、光を指針の光接続箇所に 導くようになっている。これによって別の利点として、指針駆動機構と指針との 間の軸が短く保たれ、その結果、表示器特性(Anzeigerverhalten)が指針駆動機 構、ひいては表示精度に対す る指針弾性及び軸弾性の影響を減少させることに基づき改善させる。 請求項２以下に記載の構成によって、請求項１に記載の表示器の有利な改善が 可能である。 指針駆動機構を光源と一緒に共通の１つのケーシング内に配置したことによっ て利点として、指針駆動機構を周囲の影響から保護するために、指針駆動機構の ための個別のケーシングを設ける必要がない。さらに、光源のためのケーシング を貫いて軸を導くことが避けられ、このことは費用を節減することに等しい。 ケーシングが、光を光源に向けて反射する反射面を有している場合には、光接 続箇所を通って指針に入る光の量が有利な形式で増大される。 反射層によるケーシングの被覆が、指針の照明のために役立つ光量をさらに増 大する。 さらに利点として、光源が付加的に、切欠きの下側に配置されたＬＣＤ・表示 部の照明のために用いられると、別の光源が省略される。 ＬＣＤ・表示部の下側に散乱シートを配置することによって、ＬＣＤ・表示部 の照明度の均一性が改善される。 光を切欠きに向けて反射させるためにケーシング内に設けられた反射面は、Ｌ ＣＤ・表示部の照明のために役立つ光量を増大させる。 指針の観察面に向いた側に不透光性のキャップを配 置することによって利点として、針片からのみ放射され、指針ボスからは放射さ れず、これによって表示器の読み取り易さが改善される。 本発明の実施例を図面に基づき、以下に詳細に説明する。 図１は指針を備えた表示器の断面図、及び図２は指針及びＬＣＤ・表示部を備 えた表示器の断面図である。 図１には表示器(Anzeigeinstrument)が示してあり、この場合、ベースプレー ト１７上に指針駆動機構１５が配置されている。指針駆動機構１５から軸１４が 突出しており、軸に指針１２が取り付けられている。指針は、軸１４に差しはめ られたボス及び該ボスと一体的に形成された針片(Zeigerfahne)を有している。 ボスの領域の上側で指針１２にキャップ１３が被せはめられている。指針駆動機 構１５の側方でベースプレート１７に光源１８が配置されている。光源１８と指 針駆動機構１５とは一緒に１つのケーシング１６によって取り囲まれており、ケ ーシングは同じくベースプレート１７に取り付けられている。ケーシング１６は 上面に開口を有しており、開口を通って軸１４が指針１２のボスと一緒に突出し ている。指針１２とケーシング１６の上面との間に文字盤１１を配置してあり、 文字盤が指針１２のボスの領域に第１の切欠き２４を有しており、切欠きを通っ て指針１２のボスが突出して いる。指針１２のボスの、ケーシング１６内に位置する下側の領域は、光接続箇 所(Lichteinkopplungs-stelle)２６として役立っている。ケーシング１６は内面 で光源１８の上側の領域に反射面２７を有しており、反射面は該反射面で反射し た光が指針１２の光接続箇所２６に向けられるように傾けられている。ケーシン グ１６は反射面２７に付加的に反射層２８を有している。光接続箇所２６を通し て指針１２に接続された光２２は、ボスから針片へ伝えられ、針片の観察面内へ 屈折される。 ケーシング１６内で指針のボス、ひいては光接続箇所２６の周囲にある空間は 、光源１８によって照明され、光源から放射される光２２はケーシング１６の壁 、特に反射面を用いて光接続箇所２６に導かれる。接続された光２２は引き続き 指針１２内を観察面へ導かれる。この場合、キャップ１３が指針のボスの領域か らの光２２の放射の防止に役立っている。反射層２８が光接続箇所２６への反射 の増強のために役立っている。この場合、ケーシングは不透光性(lichtundurch- laessig)に構成されていて、光源１８の光２２の不都合な漏れ、並びにケーシン グ１６内への汚れの侵入を防止している。指針駆動機構１５も同じくケーシング １６内に配置されていて、従って周囲の影響に対して保護されている。 図２には、照明されて運動可能な指針を備えた表示 器のための別の実施例を示してある。この場合、図１の実施例と同じ符号が用い てある。ここに示す実施例は図１の実施例と、ケーシング１６が付加的に別の切 欠き２０を有していることによって異なっており、前記切欠きを介してＬＣＤ・ 表示部(LCD-Anzeige)１９が配置されている。文字盤１１がＬＣＤ・表示部１９ を被っていて、ＬＣＤ・表示部１９の表示範囲の上方にＬＣＤ・表示部１９の光 ２３の通過できる貫通孔２１を有している。ＬＣＤ・表示部１９は下側に散乱シ ート(Streufolie)２５を有している。ケーシング１６は、別の反射面２９を有す るように形成されており、該反射面で光源１８から放射された光２２の一部が別 の切欠き２０に向けて反射される。反射面２７は反射層２８を備えていない。 光源１８は一方で反射面２７を介して光接続箇所２６を照らし、かつ他方で反 射面２９を介してＬＣＤ・表示部１９を照らしている。散乱シート２５にぶつか る光２２は部分的にＬＣＤ・表示部１９を通過し、これによってＬＣＤ・表示部 １９の読み取りが特に暗がりにおいて改善される。光源１８から光接続箇所２６ を介して指針のボス内へ接続された光２２は、指針１２から浮かび出て、同じく 文字盤１１上の値を指示する際の指針１２の見易さを改善するために役立つ。こ こにも反射層が設けられてよい。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年７月３１日 【補正内容】 請求の範囲 １．ケーシング及び、光導性の透明な材料から成り照明される運動可能な指針 を備えた表示器であって、指針が光接続箇所を有しており、該光接続箇所で光源 から放射された光が指針内へ接続されて、光導体として機能する指針内を導かれ 、かつ観察面へ向けられるようになっている形式のものにおいて、指針（１２） がケーシング（１６）上に運動可能に配置されており、かつ指針（１２）のボス が部分的にケーシング（１６）内に突入しており、その結果、指針（１２）の光 接続箇所（２６）がケーシング（１６）内に位置しており、光源（１８）がケー シング（１６）内に配置されていて、ケーシングの内室及び光接続箇所（２６） を照らすようになっていることを特徴とする表示器。 ２．指針（１２）が軸（１４）を介して回転可能に支承されており、軸が指針 駆動機構（１５）によって駆動可能であり、指針駆動機構（１５）が同じくケー シング（１６）内に配置されている請求項１記載の表示器。 ３．ケーシング（１６）が少なくとも１つの反射面（２７）を有しており、反 射面が光を光接続箇所（２６）に向けて反射させるようになっている請求項１又 は２記載の表示器。 ４．ケーシング（１６）が内部に反射層（２８）を 備えている請求項１から３のいずれか１項記載の表示器。 ５．ケーシング（１６）の、観察面に向けられた側にＬＣＤ・表示部（１９） を配置してあり、ＬＣＤ・表示部が切欠き（２０）を介して光源（１８）によっ て照らされるようになっている請求項１から４のいずれか１項記載の表示器。 ６．ＬＣＤ・表示部（１９）の下側に散乱シート（２５）が配置されている請 求項５記載の表示器。 ７．ケーシング（１６）が別の少なくとも１つの反射面（２９）を有しており 、該反射面が光を切欠き（２０）に向けて反射させる請求項５又は６記載の表示 器。 ８．指針（１２）が観察面に向けられた側に不透光性のキャップ（１３）を有 している請求項１から７のいずれか１項記載の表示器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス ラング ドイツ連邦共和国 72663 グロースベッ トリンゲン ガルテンシュトラーセ 31 ／１ (72)発明者 デルク オーレアンス ドイツ連邦共和国 71229 レオンベルク イム ブリュール ７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．光導性の透明な材料から成り照明される運動可能な指針を備えた表示器で あって、指針が光接続箇所を有しており、該光接続箇所で光源から放射された光 が指針内へ接続されて、光導体として機能する指針内を導かれ、かつ観察面へ向 けられるようになっている形式のものにおいて、指針（１２）がケーシング（１ ６）上に運動可能に配置されていて、かつ部分的にケーシング（１６）内に突入 しており、指針（１２）の光接続箇所（２６）がケーシング（１６）内に位置し ており、光源（１８）がケーシング（１６）内に配置されていて、ケーシングの 内室及び光接続箇所（２６）を照らすようになっていることを特徴とする表示器 。 ２．指針（１２）が軸（１４）を介して回転可能に支承されており、軸が指針 駆動機構（１５）によって駆動可能であり、指針駆動機構（１５）が同じくケー シング（１６）内に配置されている請求項１記載の表示器。 ３．ケーシング（１６）が少なくとも１つの反射面（２７）を有しており、反 射面が光を光接続箇所（２６）に向けて反射させるようになっている請求項１又 は２記載の表示器。 ４．ケーシング（１６）が内部に反射層（２８）を 備えている請求項１から３のいずれか１項記載の表示器。 ５．ケーシング（１６）の、観察面に向けられた側にＬＣＤ・表示部（１９） を配置してあり、ＬＣＤ・表示部が切欠き（２０）を介して光源（１８）によっ て照らされるようになっている請求項１から４のいずれか１項記載の表示器。 ６．ＬＣＤ・表示部（１９）の下側に散乱シート（２５）が配置されている請 求項５記載の表示器。 ７．ケーシング（１６）が別の少なくとも１つの反射面（２９）を有しており 、該反射面が光を切欠き（２０）に向けて反射させる請求項５又は６記載の表示 器。 ８．指針（１６）が観察面に向けられた側に不透光性のキャップ（１３）を有 している請求項１から７のいずれか１項記載の表示器。