JP2009058297A - 車両用計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用計器の構成に工夫を凝らして、表示板外周に配置されたリング部材の内壁の反射光による間接照明の見栄えの向上が図れる車両用計器を提供する。
【解決手段】文字2aを有する文字板2と、文字板2の外周側かつ文字板2の表示方向前側に配置され、透光性材質からなる目盛13aを有するリング部材13と、文字板2およびリング部材13を表示方向後側から照明する発光ダイオード10とを備え、表示方向後側の発光ダイオード10から入射される光源光を目盛13aにおいて透過させると共に、光源光をリング部材13の内壁13bにおいて反射させる車両用計器において、発光ダイオード10と内壁13bとの間に設けられ、光源光のうちの内壁13bに向かう内壁照明光を光源光と異なる第1の色相(青色)に着色するカラーシート16を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用計器に関する。
従来、車両用計器としては、表示板の外周部に、照明により加飾するリング部材(リング状導光体)を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1では、表示板の後方に光源を配置し、その光源からの光を表示板の外周からリング部材に入射させることによりリング部材を透過照明する技術が開示されている。この技術では、上記表示板の外周からリング部材に向けて照射される光源の光が、車両の運転者の目に直接入射することを防止するため、表示板の外周部とリング部材の内周部が密接に固定されている。
特許2006−242639号公報
発明者は、指針の支点が表示板外に位置する指針構造を検討しており、この指針構造では、指針の支点が、表示板とリング部材で区画された隙間を挿通すると共に、その隙間の延在方向に沿って移動する。このような表示板とリング部材との間に隙間が形成される技術に、従来技術を適用することは難しい。
この対策としては、光源からの光をリング部材の内壁に当てることで、光源からの光が運転者の目に直接入射するのを防止するとともに、リング部材の内壁に反射させた反射光で隙間を通じて漏れ照明(間接照明)させることが考えられる。即ち、リング部材の一部(例えば、目盛部等の表示意匠の一部)を光源からの光で透過照明させると共に、上記一部以外の他の部分であるリング部材の内壁に光源からの光を反射させ、その反射光で隙間を通じて間接照明する構成の車両用計器が考えられる。
この場合、同一光源(例えば白色光源)によって、上記リング部材の内壁による間接照明と、上記目盛部の透過照明とを異なる発光色で発光させるためには、リング部材の内壁に、発光させたい色(例えば青色)の着色を施す必要がある。
例えば塗装により上記内壁を着色する方法においては、青色塗装された内壁で反射した上記光源の反射光を間接照明に利用すると、塗装の青色に比べてその反射光が淡い青色となる。上記目盛部の透過照明の発光色との違いを際立たせるために、上記塗装の青色を濃くすると、内壁の反射率が低下するので、照明の輝度が低下する。場合によっては、上記目盛部の透過照明の輝度低下や透過照明の輝度のむらを引き起こすおそれがある。
また、上記内壁を塗装により着色する方法では、光源の消灯時において、間接照明時の発光色と同じ内壁の着色を運転者に視認させることになるため、見栄えが悪く、質感が低下するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、車両用計器の構成に工夫を凝らして、表示板外周に配置されたリング部材の内壁の反射光による間接照明の見栄えの向上が図れる車両用計器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
即ち、請求項1乃至11に記載の発明では、表示意匠を有する表示板と、表示板の外周側かつ表示板の表示方向前側に配置され、透光性材質からなる表示部を有するリング部材と、表示板およびリング部材を表示方向後側から照明する光源とを備え、表示方向後側の光源から入射される光源光を表示部において透過させると共に、光源光をリング部材の内壁において反射させる車両用計器において、
光源と内壁との間に設けられ、光源光のうちの内壁に向かう内壁照明光を光源光と異なる第1の色相に着色する光学的着色手段を備えていることを特徴とする。
かかる発明では、光源光をリング部材の内壁に反射させることにより反射された内壁照明光が、内壁において光源光と異なる色相とした有色光の間接照明(漏れ照明)を演出することになる。これによれば、内壁に向かう光源光が、光学的着色手段により光源光と異なる第1の色相に着色されることになる。即ち、内壁で反射する前に第1の色相に着色された内壁照明光を、内壁に当てる構成とすることができる。これにより、第1の色相に相当する有色塗装を内壁に施す方法のように反射光が淡い有色光となるおそれはない。即ち、内壁で反射された内壁照明光が、上記第1の色相において淡い色調に変化することはない。
しかも、上記内壁照明光は内壁で反射する前に第1の色相に着色されるものであるから、内壁は、光を反射させる機能を有する程度でよく、内壁を第1の色相に着色する必要がない。これにより、光源の消灯時において、内壁照明光と同じ色相に着色された内壁を、運転者が視認するのを回避することができる。
以上より、表示板外周に配置されたリング部材の内壁の反射光による間接照明の見栄えの向上が図れる。
特に、請求項2に記載の発明の如く、上記光学的着色手段は、表示板の表示方向後側に配置され、透光層を有する着色透過部材であることが好ましい。
かかる発明では、光学的着色手段として、透光性着色処理を施したカラーシートなどの透光層を有する着色透過部材という簡素かつ安価な構成を採用するので、コスト上昇を抑制しつつ、間接照明の見栄えの向上が図れる。また、上記光学的着色手段を表示板の表示方向後側に配置するので、運転者が表示板および表示部を視認する視認範囲外に、光学的着色手段を容易に配置することができる。
また、請求項3に記載の発明によると、上記内壁は、内壁照明光の第1の色相とは異なる第2の色相により着色された不透光性着色層が形成されている。これにより、内壁照明光の照明時と非照明時とで、運転者がみる内壁の見え方の変化(色相差)がより顕著になる。
また、上記不透光性着色層の色調は、請求項4に記載の発明の如く、淡色系であることが好ましい。これにより、内壁の不透光性着色層に着色される第2の色相は、淡い色調に設定されるので、内壁の反射率が濃い色調に比べて高められる。したがって、内壁に反射された内壁照明光による間接照明を際立たせる演出が可能である。
また、上記内壁の不透光性着色層は、請求項5に記載の発明の如く、リング部材の外壁と同じ色相であることが好ましい。これにより、リング部材の内壁と外壁とが同じ色相で統一されるので、非照明時における上記車両用計器の質感向上が図れる。
また、請求項6乃至7に記載の発明の如く、光源光を表示部の表示方向後側に導く出射面を有する導光体を有し、光学的着色手段は、導光体に設けられ、導光体内を導かれる光源光の進行方向において内壁に向けて光源光の一部を出射させる分散面に配置されていることが好ましい。
かかる発明では、導光体は、導光体内で反射を繰り返させて光源光を、出射面に導くことになるが、上記分散面は、導光体において出射面の内側の領域であれば、何れの領域にも形成可能である。このような分散面に配置される光学的着色手段は、表示板の表示方向後側への配置が容易となる。
また、上記導光体は、請求項7に記載の発明の如く、表示部の延在方向に沿って環状または円弧状に形成され、導光体において分散面とは反対側にある後面には、導光体内を導かれる光源光を、光学的着色手段に向けて反射する反射部が配置されていることが好ましい。
これによれば、導光体は、表示部の延在方向に沿って環状または円弧状に形成されているので、光学的着色手段が配置される分散面を、環状または円弧状の導光体にわたって広く形成することが可能である。しかも、その分散面とは反対側にある後面には、光学的着色手段に向けて光源光を反射する反射部が配置されているので、分散面から内壁に向かう内壁照明光の光量が高められる。
以上により、上記内壁照明光によって内壁が輝度むらなく照明されるので、リング部材の表示部および内壁に沿って均一な間接照明を演出することができる。
また、請求項8に記載の発明によると、反射部は、車両用計器のケーシングを構成しているので、導光体の分散面から内壁照明光を均一な輝度で出射させる反射部機能と、環状または円弧状の導光体を支持する支持機能とを、ケーシングで得られるとともに、部品点数の増加防止が図れる。
また、請求項9乃至11に記載の発明では、指針を回動させる内機を有し、指針は、内機に固定され、表示板の表示方向前側を回動することを特徴とする。
これによると、指針は、内機に固定され、表示板の表示方向前側を回動する構成とするので、その指針構造は、内機に固定され回動する支点が、表示板の外周側、表示板内の穴にあるいずれの構造であっても、請求項1乃至8に記載の車両用計器に適用することができる。
特に、上記指針は、請求項10に記載の発明の如く、内機の回転軸に固定されるボス部と、ボス部から表示板の外周側へ向けて延出される支持腕部と、支持腕部の先端から表示板の表示意匠に沿って延出されるポインタ部とを有し、支持腕部は、表示板の外周側に配置され、表示板とリング部材の内壁と区画された隙間に挿通されていることが好ましい。
かかる発明では、指針構造として、その指針の支点である支持腕部を、表示板とリング部材で区画された隙間を挿通すると共に、その隙間の延在方向に沿って移動する構成とするので、表示板の表示スペースのうち、中央部側において、指針で指示される表示意匠以外の、例えば車両情報等に係わる情報表示が可能な表示装置を配置することができる。
なお、上記指針において、表示板の表示意匠に沿って延出されるポインタ部の延出方向は、表示板の内周側および外周側のうちいずれであってもよい。
また、請求項11に記載の発明の如く、表示板は、表示意匠と異なる表示意匠を内周側に露出させる表示窓を備え、表示窓には、液晶表示器が配置されていることが好ましい。
かかる発明では、上記表示装置として、液晶表示器は、画面に表示される情報表示の選択自由度が広く、またはその情報表示として複数の情報を同時または順番に表示することができる。これにより、表示スペースの有効利用を図るとともに、斬新な表示イメージかつ見栄えを運転者に与える車両用計器を提供することができる。
以下、本発明による車両用計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ100に組み込まれたタコメータTに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるタコメータTを備えたコンビネーションメータ100の部分正面図である。図1においては、タコメータT部を示している。また、図2は、図1中のII−II線断面図である。図2において、上側が運転席側であり、コンビネーションメータ100は、図中の上方から視認される。図3は、図1中のIII−III線断面図である。図4は、本実施形態によるタコメータTの分解斜視図である。図4は、本実施形態によるタコメータTの分解斜視図である。図5は、本実施形態によるタコメータTの電気回路構成の一例を示すブロック図である。
コンビネーションメータ100は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に設置され、図1に示すように、自動車のエンジンの回転速度を指示するタコメータTを有するとともに、さらに図示しない他の計器や各種インジケータ等を備えている。運転席は、図2においてコンビネーションメータ100の上側にあり、コンビネーションメータ100は、図中の上側から運転者によって視認される。

タコメータTは、前面側、すなわち視認者側から、図2に示すように、リング部材13、指針9、文字板2および液晶表示器1が配置されている。以下に、タコメータTの構成について説明する。
タコメータTは、文字2aを備えた文字板2、目盛13aを備えたリング部材13、内機8により回動されて文字2aおよび目盛3aを指示する指針9等から構成されている。文字板2の中央部、即ち文字板2の開口窓2b内には、表示装置としての液晶表示器1が配置されている。液晶表示器1は、例えば車両走行に係わる情報が表示され、図1に示すように、車両走行に係わる情報表示当該自動車の累積走行距離を指示するオドメータAおよび区間走行距離を指示するトリップメータBが形成されている。
液晶表示器1は、たとえばドットマトリクス型のものが用いられている。液晶表示器1は、その外径が略円形に形成されている。液晶表示器1の一端側には、液晶表示器1を制御回路(以下、コントローラ)60に接続するためのリード線としてのフレキシブル回路基板(図示せず)が接続延出されている。
液晶表示器1の裏面側には、第1照明部材としての第1導光板3が液晶表示器1に密着させて配置されている。第1導光板3は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から成型加工により作られている。第1導光板3は、第1光源である発光ダイオード6が発する光を液晶表示器1の裏面に導いて、液晶表示器1を透過照明するためのものである。
第1導光板3は、その平面形状が液晶表示器1とほぼ同等に形成されるとともに、一端側が、図3に示すようにL字状に形成され、発光ダイオード6の発光面側に延出されている。本実施例では、この第1導光板3を、液晶表示器1を二分した内の一方の領域を照明する第1導光板部31と、他方の領域を照明する第1導光板32とから構成している。
第1導光板部31の一部と第1導光板部32とが、図3に示すように、視認方向、つまり内機8の回転軸8aの軸方向において重ねて配置されている。これら第1導光板部31と第1導光板部32との間には、図3に示すように、遮光板33が介在されている。遮光板33は、遮光性を備えた樹脂薄板あるいは金属薄板から形成されている。この遮光板33は、第1導光板部32から出射した光が第1導光板部31を経由して液晶表示器1を照明することを阻止するものである。
液晶表示器1の周囲には、文字板2が配置されている。文字板2は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から略環状に形成されている。文字板2は、液晶表示器1の前面側に重ねて配置され、文字板2の中央部の貫通孔である開口窓2bを介して液晶表示器1が視認される。
文字板2は、指標部としての文字2aが設けられている。文字2aは、文字板2の表面(図2において上側の面)あるいは裏面(図2において下側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、上記文字板2は、文字2a以外の部分に不透光性着色層あるいは半透光性着色層を設けると共に、文字2aを透明なままとする、あるいは半透光性着色層を設ける等の処理が施してある。これにより、文字板2が透過照明されると、文字2aが発光表示される。
文字板2の裏面側には、第2照明部材である第2導光板4が液晶表示器1に密着させて配置されている。第2導光板4は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から成型加工により形成されている。第2導光板4は、第2光源である発光ダイオード(図示せず)が発する光を文字板2の裏面に導いて、文字板2を透過照明するためのものである。第2導光板4は、その平面形状が文字板2の文字2aが設けられた領域をカバーしつつ略C字状に形成されるとともに、C字状の両端部が、第1導光板3の場合と同様にL字状に延出されている。
以上説明した、液晶表示器1、文字板2、第1導光板3(第1導光板部31、32)および第2導光板4は、ブラケット5に収容保持されて一体化されて表示ユニットDを構成している。ブラケット5は、樹脂材料を成型加工して形成されている。
ブラケット5内において、第1導光板3の外周側に第2導光板4が、図3及び図4に示すように略同心上に配置されている。ブラケット5には、図3に示すように、第1導光板3および第2導光板4の間に遮光壁5aが設けられている。遮光壁5aは第1導光板3および第2導光板4の一方内を進行する光が他方内へ入射して、液晶表示器1および文字板2の透過照明用光線が混合してしまい、それらの見映えが低下することを防止するものである。遮光壁5aは、第1導光板3および第2導光板4の平面部分のみならず、上記L字状に延出された部分においても両者を隔離するように形成されている。表示ユニットDは、ブラケット5をスクリュ(図示せず)で締め付けることによりプリント基板11に固定されている。
プリント基板11は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、タコメータTを含むコンビネーションメータ100に係わる電気回路を形成している。プリント基板11には、第1導光板3の上記L字状の延出部分の先端に対向して、第1光源である発光ダイオード6が実装されている。また、第2導光板4のL字状の延出部分の先端に対向し、上記第2光源である発光ダイオード7が実装されている。
上記発光ダイオード6、7の配置個数は、例えば図4の斜視展開図に示すように、発光ダイオード6のうちの第1導光板部31、32を照射する各発光ダイオード25、26が5個、3個に配置され、発光ダイオード7は上記C字状の両端即ち発光ダイオード26の両端に2個ずつ配置されている。それにより、液晶表示器1および文字板2の全域が一様な明るさで照明される。
ブラケット5がプリント基板11に固定されると、発光ダイオード6、7の外周側がブラケット5で覆われるとともに、発光ダイオード6および発光ダイオード7の境界においては遮光壁5aがプリント基板11表面まで延出されている。したがって、発光ダイオード6が発する光が第2導光板4に入射すること、発光ダイオード7が発する光が第1導光板3に入射すること、および両発光ダイオード6、7が発する光がブラケット5外部に漏れることが確実に阻止される。
プリント基板11には、図示しないコネクタが実装されており、液晶表示器1の上記フレキシブル回路基板が上記コネクタを介して接続されている。
プリント基板11には、図2に示すように、指針9を回動させるための内機8が実装されている。内機8は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(タコメータTにおいてはエンジンの回転速度信号)に基づいて駆動信号が印加され、それにより内機8の回転軸8aが回転される。また、内機8は、その回転軸8aが文字板2の中心とほほ同軸に配置され、回転軸8aの先端には、図2に示すように、指針9が嵌合等により固定されている。
指針9は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等により成型加工して形成されている。指針9は、図2に示すように、内機8の回転軸8aに固定されるボス部9bと、ボス部9bから文字板2の外周側へ向けて延出される支持腕部9aと、支持腕部9aの先端から文字板2の文字2a側の表面(以下、前面)に沿って文字板2の内周側へ向けて延出されるポインタ部9cとを有している。
すなわち、上記指針9は、図2に示すように、支持腕部9aとポインタ部9cとにより略コ字状の断面形状を成し、かつ支持腕部9aとポインタ部9cとが表示ユニットD表裏から挟むように配置されている。支持腕部9aは、文字板2の外周部とリング部材13の内壁13bとの隙間12を挿通し、その隙間12即ち文字板2の文字2aに沿って回動可能である。
指針9のボス部9bを挟んで支持腕部9aの反対側には、図2及び図3に示すように、カウンタウェイト9dが設けられている。カウンタウェイト9dは、指針9における回転軸8a回りの不釣合いモーメントの大きさをできるだけ小さくして指針9の回転を滑らかにするためのものである。なお、カウンタウェイト9dには、比重量の大きい材質、たとえば金属材料等からなる錘を固定すれば、カウンタウェイト9dの体格を増大させずに、指針9におけるシャフト8a回りの不釣合いモーメントの大きさを小さくすることができる。
指針9は、ボス部9b、腕部9a、ポインタ9cおよびカウンタウェイト9dを一体として成型加工により形成している。これにより、指針9全体を一体成型により形成しているので、指針が部材を組付けて一体化されるものに比べて指針9の形状精度の向上が図れるため、上記内機8による回動時のコ字状の指針9の良好な見映えが得られる。
指針9は、プリント基板11上の指針9のボス部9b近傍に対向して実装された発光ダイオード10が発する光により発光表示される。すなわち、発光ダイオード10が発する光がボス部9b付近から指針9内に入射し、指針9内を反射しながら進行し、ポインタ9cから出射することにより発光表示される。
ここで、上記略コ字状の指針9は、表示ユニットDを外周側から挟むように配置されて回転する。したがって、表示ユニットD、詳しくはブラケット5の形状は、指針9の通常の回転作動時において指針9の回転を妨げないように、言い換えると指針9と干渉しないように設定されている。
文字板2の外周側かつ文字板2の表示方向前側には、図2および図4に示すように、環状のリング部材13が配置されている。また、リング部材13は、本実施例のコ字状の指針9に対し、ポイント部9cの回動範囲の外周側に配置されている。
リング部材13は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等により成型加工して形成されている。リング部材13は、一部が切れた環状または円弧状に形成されるとともに、文字板2と同軸上、つまり内機8の回転軸8aと同軸上に配置されている。
リング部材13は、図2に示すように、その表面から前面側(図3において上側)に突出する凸部として形成された表示部としての目盛13aを備えている。リング部材13の表面の目盛13aを除く領域には、印刷あるいはホットスタンプにより不透光性着色層が施されている。これにより、リング部材13が、プリント基板11に実装された発光ダイオード10が発する光により導光体15を介して照射されると、目盛13aが発光表示される。
また、リング部材13の内壁13bには、銀色または白色(本実施例では銀色)塗料で塗装された不透過性着色層14が形成されている。内壁13bを上記不透過性着色層14するのは、発光ダイオード10が発する光を、内壁13bで反射する反射効率(以下、反射率)を高めるためである。
導光体15は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から成型加工により形成されている。導光体15は、前面側に、出射面15bおよび分散面15cを備え、後面側に、入射面15aを備えている。発光ダイオード10からの光は、導光体15の入射面15aに入射しその内部で反射を繰り返し出射面15bから出射してリング部材13の目盛13aを照明する。また、分散面15cは出射面15bの内側に配置されており、上記導光体15の内部で反射を繰り返す光のうちの一部が分散面15cから出射してリング部材13の内壁13bを照明する。
導光体15の分散面15cには、光学的着色手段としての光透過性のカラーシート16が配置され、分散面15cに固着されている。カラーシート16は、例えば樹脂製の薄板状のフィルムに、透光性着色処理を施して形成されている。本実施例では。そのカラーシート16の色は青色である。
ここで、カラーシート16の透光性着色処理の色相は、リング部材13の内壁13bを照明し、その内壁を反射した照明光で間接照明を演出する色に設定されている。また、内壁13bの不透過性着色層14の色調(明度ともいう)は、淡色系の色調に設定されている。不透過性着色層14の色相は、リング部材13の外壁13cと同じ色相に設定されていることが好ましい。
また、導光体15は、目盛13aの延在方向(図1及び図2おいて円弧状の目盛の周方向)に沿って、環状または円弧状に形成されている。そして、導光体15の分散面15cとは反対側の面(以下、後面)15dには、ケーシング17が配置されている。
ここで、ケーシング17は、導光体15の内部で反射を繰り返す光のうち、後面15dから出射する光を防止し、カラーシート16に向けて反射する反射部を形成している。これにより、分散面15cから、カラーシート16を介して内壁13bに向かう内壁照明光の光量が高められる。
プリント基板11には、液晶表示器1の表示駆動制御、各発光ダイオード6、7、10の点灯・消灯制御、内機8の駆動制御を行なうコントローラ60が実装されている。コントローラ60は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
以上説明した、リング部材13、表示ユニットD、プリント基板11等は、図2および図4に示すように、樹脂材料から成形されるケーシング17内に収容保持されている。
また、リング部材13の前面側には、図2に示すように、略枠状の見返し板18が装着され、さらに見返し板18の先端部には透明カバー(図示せず)が装着されている。見返し板18は、たとえば樹脂材料から形成されている。上記透明カバーは、透明な樹脂の薄板あるいはガラス等から形成されている。見返し板18および上記透明カバーは、コンビネーションメータ100の見映えを整えると同時に、コンビネーションメータ100内部への埃、水分等の侵入を防止している。
一方、ケーシング17の背後には、図示しないロアカバーが装着されている。ロアカバーは、たとえば樹脂材料から形成されている。
ここで、カラーシート14は、請求範囲に記載の着色透過部材に相当する。
次に、以上説明した内壁照明光、本発明の一実施形態によるタコメータTの電気回路構成および作動について、図4に基づいて説明する。図4の電気回路構成図に示すように、コントローラ60には、バッテリ22から電力が常時供給されている。また、コントローラ60には、イグニッションスイッチ21が、その操作状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ60には、その制御対象である、液晶表示器1、内機8、発光ダイオード6、7、10が接続されている。さらに、コントローラ60には、当該自動車のエンジン回転速度を検出する回転センサ23、および当該自動車の走行距離を検出する距離センサ24が、その検出信号を入力可能に接続されている。
(1)イグニッションスイッチ21がONされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ21がONされると、コントローラ60はそれを検知して、タコメータTの表示制御作動を開始する。
コントローラ60は、発光ダイオード6、7、10を点灯状態する。これにより、文字板2の文字2aが発光ダイオード7からの光により、リング部材13の目盛13aが発光ダイオード14からの光により、それぞれ透過照明されて発光表示される。
また、指針9が発光ダイオード10からの光により透過照明されて発光表示される。さらに、発光ダイオード10からの光のうち、導光体15の分散面より出射される光をカラーシート16で青色に着色され、青色に着色された内壁照明光を上記内壁13bに当てその反射光を利用して間接照明される。
同時に、液晶表示器1が発光ダイオード6即ち発光ダイオード25、26からの光により透過照明されて視認可能常態となる。
続いて、コントローラ60は、回転センサ23からの検出信号に基づき内機8を駆動して、回転軸8aを所定角度、すなわちポインタ部9cを当該自動車のエンジン回転速度に対応する角度に回動させる。
続いて、コントローラ60は、距離センサ24からの信号に基づいて当該自動車の走行距離を算出し、液晶表示器1を駆動してその画面に当該自動車の走行距離、つまり、図1に示すように累積走行距離(ODO)および区間走行距離(TRIP)を表示する。
(2)イグニッションスイッチ21がOFFされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ21がOFFされると、コントローラ60は、そのことを検知して、発光ダイオード6、7、10を消灯させると共に、内機8の回転駆動および液晶表示器1の表示駆動を停止する。
次に、本発明の一実施形態によるタコメータTの製造方法、主に、表示ユニットDをプリント基板11へ固定する組付け方法について図2及び図4に従って説明する。
まず、ブラケット5に、図2中の順に、第1導光板31、遮光板33、第1導光板32、液晶表示器1、第2導光板4、および文字板2を装着固定して、表示ユニットDを形成する。即ち、液晶表示器1を、図2の上方から第1導光板31および第1導光板32に重ねて固定する。続いて、文字板2が既に装着されている第2導光板4を、図2の上方からブラケット5内に挿入し固定する。
次に、ケーシング17へのプリント基板11組付けおよび指針9打ち込みを行なう。このとき、ケーシング17へのプリント基板11組付けおよび指針9打ち込み工程以前において、プリント基板11への内機8、発光ダイオード7、10、25、27、コントローラ60等の電気部品の実装が既に完了している。
先ず、プリント基板11を、ケーシング17の背面側から、つまり運転者側と反対側、図4中において下側から、ケーシング17内に挿入固定する。続いて、リング部材13の目盛13a及び内壁13b照明用の導光体15を、ケーシング17の前面側から、つまり図4中において上側から、ケーシング17内に挿入固定する。このとき、導光体15の突起15eをケーシング17のガイド溝17aに嵌合させる。これにより、導光体15とケーシング17とが所定の位置関係に正確に維持される。
また、カラーシート16を、導光体15の分散面15cに挿入固定する。このとき、カラーシート16の穴16fに、導光体15の突起15fを挿入し、突起15fと穴16fとを熱かしめにより接合固定する。
続いて、指針9を、以下のように内機8の回転軸8aに圧入固定する。先ず、専用の電気装置により内機8を駆動して、回転軸8aの回転角度位置を所定角度位置にセットする。次に、指針9とケーシング17との位置関係、即ち指針9の支持腕部9aとケーシング17との角度位置を所定角度に合わせつつ、指針9のボス部9bを回転軸8aに圧入することで、指針9打ち込みが完了する。
最後に、表示ユニットDを、上記指針9打ち込みが完了したケーシングに組み付ける。先ず、指針9の角度位置を、図4の斜視展開図に示すように、表示ユニットDがケーシング17へ取付け可能となるような所定角度位置にセットする。ここで、所定角度位置とは、コ字状の指針9の開口端がケーシング17上における表示ユニットD固定位置(図4中において二点鎖線DS)側を向くような位置である。
次に、表示ユニットDを、指針9のコ字状の開口端側から支持腕部9aとポインタ9cとの間に移動させつつ挿入し固定する。続いて、液晶表示器1をプリント基板11に電気的に接続する。
続いて、リング部材13を、図4の上方からケーシング17の前面側へ固定する。以上で、タコメータTの組付けが完了する。
以上説明した本実施形態では、発光ダイオード10が発する光源光で、リング部材13の内壁13bを照明し反射させることにより、内壁13bにおいて間接照明を演出することになるが、内壁に向かう内壁照明光が、光学的着色手段であるカラーシート16により光源光(白色の光)と異なり青色に着色されることになる。カラーシート16で着色された内壁照明光を、内壁13bに当てる構成とすることができる。これにより、青色塗装により着色された内壁で間接照明する方法の如く内壁で反射した内壁照明光が、白色の光源光の影響により淡い青色に変化することはない。
しかも、上記内壁照明光は内壁13bで反射する前に青色に着色されるものであるから、内壁13b自体は、光を反射させる機能を有する程度でよく、内壁を青色に着色する必要がない。これにより、発光ダイオード10の消灯時において、内壁照明光と同じ色相に着色された内壁を、運転者が視認するのを回避することができる。
以上より、文字板2外周に配置されたリング部材13の内壁13bの反射光による間接照明の見栄えの向上が図れる。
上記光学的着色手段として、カラーシート16という簡素かつ安価な構成を採用するので、コスト上昇を抑制しつつ、間接照明の見栄えの向上が図れる。また、カラーシート16を文字板2の表示方向後側に配置するので、運転者が文字板2および目盛13bを視認する視認範囲外に、カラーシート16を容易に配置することができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記内壁13bには、内壁照明光の色相即ち青色光とは異なる銀色で着色された不透光性着色層14が形成されている。これにより、内壁照明光の照明時と非照明時とで、運転者がみる内壁13bの見え方の変化(色相差)がより顕著になるので、間接照明の質感の向上が図れる。
また、以上説明した本実施形態では、上記内壁13bの不透光性着色層14の色調は、淡色系であることが好ましい。これにより、この不透光性着色層14が淡い色調に設定されるので、内壁の反射率が濃い色調に比べて高められる。したがって、内壁13bに反射された内壁照明光による間接照明を際立たせる演出が可能である。
また、以上説明した本実施形態では、上記内壁13bの不透光性着色層14は、リング部材13の外壁13c側と同じ色相に形成されていることが好ましい。これにより、リング部材13の内壁13b側と外壁13c側とが同じ色相で統一されるので、非照明時におけるタコメータTの質感向上が図れる。
また、以上説明した本実施形態では、上記発光ダイオード10からの光を目盛13aに導く出射面15bを有する導光体15が設けられており、カラーシート16が導光体15の分散面15cに配置されている。かかる発明では、導光体15は、その内部で反射を繰り返す光を、出射面15bに導くことになるが、上記分散面15cは、導光体15において出射面15bの内側の領域であれば、何れの領域にも形成可能である。このような分散面15cに配置されるカラーシート16は、文字板2の表示方向後側への配置が容易となる。
また、以上説明した本実施形態では、導光体15は、円弧状の目盛13bの周方向に沿って、環状または円弧状に形成されており、その導光体15の分散面15cとは反対側の面(以下、後面)15dに、反射部であるケーシング17を配置することが好ましい。これによれば、導光体15が、円弧状の目盛13bの周方向に沿って環状または円弧状に形成されているので、カラーシート16が配置される分散面を、環状または円弧状の導光体15にわたって広く形成することが可能である。しかも、その分散面15cとは反対側にある後面15dには、カラーシート16に向けて光源光を反射する反射部が配置されているので、分散面15cから内壁13bに向かう内壁照明光の光量を高めることができる。
以上により、上記内壁照明光によって内壁13bが輝度むらなく照明されるので、リング部材13の目盛13aおよび内壁13bに沿って均一な間接照明を演出することができる。
上記反射部が、タコメータTのケーシング17で形成されていることが好ましい。これにより、導光体15の分散面15cから内壁照明光を均一な輝度で出射させる反射部機能と、環状または円弧状の導光体15を支持する支持機能とを、上記ケーシング17で得られるとともに、部品点数の増加防止が図れる。
また、以上説明した本実施形態では、指針構造として、指針9のポインタ部9cが文字板2の外周側に配置されると共に、ポインタ部9cを支持する支持腕部9aが、文字板2の外周部とリング部材13の内壁13bとの隙間12を挿通し、その隙間に沿って回動する構造のものである。
これにより、文字板2の表示スペースのうち、中央部側において、指針9で指示される文字2aなどの表示意匠以外の、例えば車両情報等に係わる情報表示が可能な表示装置を配置することが可能である。
上記表示装置としては、文字板2の開口窓2b内に、液晶表示器1が配置されていることが好ましい。
かかる発明では、上記表示装置として、液晶表示器1は、画面に表示される情報表示の選択自由度が広く、またはその情報表示として複数の情報を同時または順番に表示することができる。これにより、表示スペースの有効利用を図るとともに、斬新な表示イメージかつ見栄えを運転者に与えるタコメータTを提供することができる。
(他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態では、車両用計器をタコメータTとしているが、本発明を、他の車両用計器、例えば走行速度を表示するスピードメータあるいは残存燃料量を表示する燃料計に適用してもよく、またこれらの計器を組み合わせたコンビネーションメータに適用してもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、指針構造として、文字板2の外周部とリング部材13の内壁13bとの隙間を挿通し、その隙間に沿って内機8によって回動されるコ字状の指針9としているが、これに限らず、指針9が文字板の中央部で回動されるものであってもよい。即ち、その指針構造としては、内機によって回動される指針9、109の支点が、文字板2の外周側にある構造のもの(図6中のタコメータT)、文字板102内の穴にある構造のもの(図6中の燃料計F)のいずれにも、適用することができる。
(3)以上説明した本実施形態では、指針9の指針照明用光源、リング部材13の目盛照明用光源、および内壁照明用光源として、発光ダイオード10を用いたが、目盛照明用光源及び内壁照明用光源を、指針照明用光源に用いる発光ダイオードとは別に、他の発光ダイオードを用いる構成としてもよい。
(4)以上説明した本実施形態では、液晶表示器1のバックライト用光源、文字板の文字(指標部)照明用光源、リング部材13の目盛照明及び内壁照明用光源、指針照明用光源として、それぞれ発光ダイオードを用いる構成としているが、これらの発光ダイオードの少なくとも一方を、他の種類の光源、例えば電球、放電管、ELパネル等に置き換えてもよい。
(5)以上説明した本実施形態では、文字板2の中央部に液晶表示器1を配置しているが、これを省略してもよい。
本発明の一実施形態によるタコメータTの正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 本発明の一実施形態によるタコメータTの分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるタコメータTの電気回路構成を示すブロック図である。 他の実施形態によるコンビネーションメータの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 液晶表示器
2 文字板(表示板)
2a 文字(指標部、表意意匠)
2b 開口窓(表示窓)
3 第1導光板
31 第1導光板部
32 第1導光板部
33 遮蔽板
4 第2導光板
5 ブラケット(ケーシングの一部)
5a 遮蔽壁
8 ムーブメント(内機)
8a 回転軸
9 指針
9a 支持腕部
9b ボス部
9c ポインタ部
9d カウンタウェイト
10 発光ダイオード(光源)
11 プリント基板
12 隙間
13 リング部材
13a 目盛(表示部)
13b 内壁
14 不透光性着色層
15 導光体
15a 入射面
15b 出射面
15c 分散面
15d 後面
16 カラーシート(着色透過部材)
17 ケーシング
21 イグニッションスイッチ
22 バッテリ
23 回転センサ
24 距離センサ
25 発光ダイオード
26 発光ダイオード
60 コントローラ(制御回路)
D 表示ユニット
T タコメータ

Claims (11)

  1. 表示意匠を有する表示板と、
    前記表示板の外周側かつ前記表示板の表示方向前側に配置され、透光性材質からなる表示部を有するリング部材と、
    前記表示板および前記リング部材を表示方向後側から照明する光源と、
    を備え、
    表示方向後側の前記光源から入射される光源光を前記表示部において透過させると共に、前記光源光を前記リング部材の内壁において反射させる車両用計器において、
    前記光源と前記内壁との間に設けられ、前記光源光のうちの前記内壁に向かう内壁照明光を前記光源光と異なる第1の色相に着色する光学的着色手段を備えていることを特徴とする車両用計器。
  2. 前記光学的着色手段は、前記表示板の表示方向後側に配置され、透光層を有する着色透過部材であることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記内壁は、前記内壁照明光の前記第1の色相とは異なる第2の色相により着色された不透光性着色層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記不透光性着色層の色調は、淡色系であることを特徴とする請求項3に記載の車両用計器。
  5. 前記内壁の前記不透光性着色層は、前記リング部材の外壁と同じ色相であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車両用計器。
  6. 前記光源光を前記表示部の表示方向後側に導く導光体を有し、
    前記光学的着色手段は、前記導光体に設けられ、前記導光体内を導かれる前記光源光の進行方向において前記内壁に向けて前記光源光の一部を出射させる分散面に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用計器。
  7. 前記導光体は、前記表示部の延在方向に沿って環状または円弧状に形成され、
    前記導光体において前記分散面とは反対側にある後面には、前記導光体内を導かれる前記光源光を、前記光学的着色手段に向けて反射する反射部が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用計器。
  8. 前記反射部は、前記車両用計器のケーシングを構成していることを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。
  9. 前記指針を回動させる内機を有し、
    前記指針は、前記内機に固定され、前記表示板の表示方向前側を回動することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用計器。
  10. 前記指針は、前記内機の回転軸に固定されるボス部と、前記ボス部から前記表示板の外周側へ向けて延出される支持腕部と、前記支持腕部の先端から前記表示板の前記表示意匠に沿って延出されるポインタ部とを有し、
    前記支持腕部は、前記表示板の外周側に配置され、前記表示板と前記リング部材の前記内壁と区画された隙間に挿通されていることを特徴とする請求項9に記載の車両用計器。
  11. 前記表示板は、前記表示意匠と異なる表示意匠を内周側に露出させる表示窓を備え、
    前記表示窓には、液晶表示器が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の車両用計器。
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