JP4802980B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の表示領域を有する表示手段を備えた表示装置に関するものである。
近年、車両用の表示装置で表示される情報の個数が増加しているが、表示装置が設置されるダッシュボードには、車室内空調装置やエアバッグ等が搭載され、これら機器や装置の種類が増加する傾向にある。このため、限られたスペースで多くの情報を表示できる表示装置が、要望されている。
例えば、指針計器を備え、指針計器の目視側(視認者側)であって指針の回転中心側に所望の情報を表示する液晶パネルを設け、少なくとも指針計器の指針の一部が液晶パネルの周囲に露出するように構成した表示装置がある(特許文献1参照)。
これにより、表示装置の表示用スペースの有効利用を図っている。
この表示装置では、液晶パネルを透過照明する発光ダイオードを、指針を回動させる回動内機が実装された配線基板に実装し、この発光ダイオードの発する光を導光手段によって液晶パネルへ導いて透過照明させるように構成している。導光手段によって発光ダイオードの発する光を液晶パネルへ導く構成であるため、発光ダイオードを指針の回転中心側に設ける必要がない。これにより、指針計器の構造を複雑化することなく、液晶パネルを、指針計器の目視側(視認者側)であって指針の回転中心側に配置することできる。
また、この表示装置では、液晶パネルを複数の表示領域に分け、各表示領域を異なる種類の照明光で透過照明させる構成を開示している。具体的に、互いに異なる種類の光を発する発光ダイオードと導光手段とを表示領域ごとに設け、発光ダイオードの発する光を導光手段によって表示領域ごとに導く構成としている。これにより、各表示領域が示す情報を区別して視認させることができる。
特開2002−39807号公報
特許文献1では、互いに隣接する表示領域の境界について記載されていない。しかし、この境界の背後には、互いに隣接する導光手段の端部が形成されている。端部がエッジ発光するため、この隣接する導光手段の一方の導光手段の端部が、この境界に、1本のライン状のエッジ光を発生させる。また、この隣接する導光手段の他方の導光手段の端部が、この境界に、別の1本のライン状のエッジ光を発生させる。この2本のライン状のエッジ光により、表示装置の見映えが低下する。
また、発光ダイオードの発する光を液晶パネルの表示領域まで導くため、導光手段は複雑な形状を有し、このため、導光手段に複数の角部が形成される。この角部もエッジ発光するため、表示領域の境界以外の表示領域にもエッジ光を発生させる恐れがある。この角部によるエッジ発光によっても、表示装置の見映えが低下する。
即ち、端部を含めた角部によるエッジ発光により、表示装置の見映えが低下する。
この問題は、指針計器の目視側であって指針の回転中心側に液晶パネルを設けた表示装置に限るものではなく、液晶パネルに限るものでもない。例えば、複数のインジケータがそれぞれシンボルマークとして形成された透光性板を、シンボルマークごとに個別に透過照明する場合や、文字盤を、領域ごとに個別に透過照明する場合でも、同様の問題が生じる。即ち、複数の表示領域を有し表示領域ごとに透過照明される表示手段を備えた表示装置に共通する問題である。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、表示領域ごとに透過照明される表示手段において表示領域に発生するエッジ光を低減させた表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の表示装置は、2以上の表示領域を有する表示手段と、表示領域を透過照明する光源とを備え、光源の発する光を導いて表示領域を透過照明させる導光手段を、表示手段の背後側に表示領域ごとに備え、隣接する表示領域を透過照明させる導光手段において、一方の導光手段を、他方の導光手段より表示手段側に配設し、一方の導光手段が、他方の導光手段を表示手段側から覆う透光性部を備え、透光性部が、一方の導光手段において隣接する表示領域の境界の背後から全表示領域より外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が全表示領域内の背後で形成されないように設けられ、他方の導光手段が、透光性部を通して表示領域を透過照明させるように構成され、導光手段は、導入した光源が発する光を表示領域へ反射する第1反射部と、導入した該光源が発する光を該第1反射部へ反射する第2反射部と、該光源が発する光を該第2反射部へ導く光導入部とを備え、光導入部は、第1反射部と第2反射部の距離を延長するように構成され、一方の導光手段が備える第1反射部は、他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を表示手段側から覆うように形成され、且つ、透光性部に形成されていないことを特徴とする。
この構成では、透光性部が、一方の導光手段において隣接する表示領域の境界の背後から全表示領域より外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が全表示領域内の背後で形成されないように設けられている。これにより、一方の導光手段に透光性部が形成されていない場合に、一方の導光手段の端部がこの境界に発生させていた1本のライン状のエッジ光が、全表示領域から除去される。
この結果、表示領域ごとに透過照明される表示手段において表示領域に発生するエッジ光を低減させた表示装置を提供できる。また、光導入部が、第1反射部と第2反射部の距離を延長するように構成されている。ここで、第1反射部と第2反射部との距離を長くすると、表示領域の透過照明光の輝度ムラを小さくできるため、上述の効果に加えて、輝度ムラを抑えることができる。さらに、第1反射部が、他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を表示手段側から覆うように形成されている。これにより、他方の導光手段に発生しているエッジ光が、全表示領域から除去される。この結果、表示領域ごとに透過照明される表示手段において表示領域に発生するエッジ光をより低減させた表示装置を提供できる。
2以上の表示領域を有する表示手段と、前記表示領域を透過照明する光源とを備え、前記光源の発する光を導いて前記表示領域を透過照明させる導光手段を、前記表示手段の背後側に表示領域ごとに備え、隣接する前記表示領域を透過照明させる前記導光手段において、一方の導光手段を、他方の導光手段より前記表示手段側に配設し、前記一方の導光手段は、前記他方の導光手段を前記表示手段側から覆う透光性部を備え、前記透光性部は、前記一方の導光手段において前記隣接する前記表示領域の境界の背後から全表示領域より外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が該全表示領域内の背後で形成されないように設けられ、前記他方の導光手段は、前記透光性部を通して前記表示領域を透過照明させるように構成され、前記一方の導光手段は、導入した前記光源が発する光を前記表示領域へ反射する第1反射部を備え、前記第1反射部は、前記他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を前記表示手段側から覆うように形成され、且つ、前記透光性部に形成されていないことを特徴とする。
この構成では、第1反射部が、他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を表示手段側から覆うように形成されている。これにより、他方の導光手段に発生しているエッジ光が、全表示領域から除去される。この結果、表示領域ごとに透過照明される表示手段において表示領域に発生するエッジ光をより低減させた表示装置を提供できる。
請求項3に記載の表示装置は、表示領域を、表示手段において縦方向と横方向の少なくとも一方の方向へ配列することを特徴とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の表示装置は、表示領域が表示領域ごとに異なる種類の光で透過照明されるように構成されていることを特徴とする。
この構成では、表示領域が表示領域ごとに異なる種類の光で透過照明されるように構成されているため、上述の効果を得つつ、各表示領域が示す情報を区別して視認させることができる。
請求項に記載の表示装置は、光源が、異なる種類の光を発する光源を表示領域ごとに設けることによって構成されていることを特徴とする。
この構成では、光源が、表示領域ごとに設けられ、且つ、表示領域ごとに異なる種類の光を発する光源から構成されている。これにより、上述の効果を、簡易な構成で得ることができる。
請求項に記載の表示装置は、異なる種類の光が、光の色と光の強度の少なくとも一方が異なる光であることを特徴とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の表示装置は、指標部を有する文字盤と、文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、指針を回動させる回動内機と、回動内機が実装された配線基板とを備え、表示手段が、指針より目視側であって指標部より指針の回転中心側に配置され、光源が、配線基板に実装されていることを特徴とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
以下、本発明による表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図2に示す表示ユニット10の主要部の断面図である。
図4は、図3に示す表示ユニット10の主要部品の説明図である。
図5は、図3に示す表示ユニット10の比較例を示す断面図である。
図6は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、自動車に関する各種情報を表示するものである。コンビネーションメータ1は、図1に示すように、当該自動車の走行速度を指示する速度計、当該自動車の累積走行距離および区間走行距離を示す距離計、および、当該自動車のドアの開閉状態を指示するドアインジケータを備える。
速度計は、文字盤2とその目視側前面(図2において左側の面)を回動する指針3を備え、指針3の回動角度により速度を指示する指針計器として構成される。
文字盤2は、透光性材質、たとえば透明なポリカーボネート等の薄板から形成される。文字盤2は、図1と図2に示すように、その中央部に円形の凹部が設けられ、視認方向において、凹部の底面2bとその外周側の一般面2aとの二段に構成される。また、底面2bは、後述する回動内機であるムーブメント4のシャフト4aと同心上に形成される。底面2bには、図1に示すように、指標部である文字2cと目盛2dが形成される。一般面22には、文字2cのみが形成される。文字2cと目盛2dは、後述する指針3とともに当該自動車の速度を指示するためのものであり、図1に示すように、それぞれ円弧上且つシャフト4aと同心上に配置される。
文字2cと目盛2dは、文字盤2の表面(図2において左側の面)あるいは裏面(図2において右側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成される。すなわち、文字2cと目盛2d以外の部分に不透光性着色層あるいは半透光性着色層を設けると共に、文字2cと目盛2dを透明なままとする、あるいは半透光性着色層を設ける等の処理を施す。後述する、文字盤2の裏側に配置される発光ダイオード5bが点燈されると、それが発する光により文字盤2は透過照明されて、文字2cと目盛2dが発光表示される。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、ケース6や配線基板であるプリント基板7が配置される。プリント基板7には、文字盤2を透過照明する発光ダイオード5bおよび指針3を発光表示させる発光ダイオード5aが実装される。
また、プリント基板7には、ムーブメント4が実装される。ムーブメント4は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(本実施形態では自動車の速度信号)に対応した角度だけシャフト4aを回動させるものである。ムーブメント4のシャフト4aは、文字盤2の外方(図2において左方向)へ延出し、その先端には指針3が固定される。
指針3は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂等により形成され、発光ダイオード5aが発する光により発光表示される。
ケース6は、樹脂材料から成形され、リフレクタとしての機能を有し、発光ダイオード5aからの光を指針3へ導き、発光ダイオード5bからの光を文字盤2へ導く。
また、プリント基板7には、発光ダイオード5a、5bの点燈・消燈制御およびムーブメント4の駆動制御を行なう制御装置8(図6)が実装される。制御装置8は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
一方、累積走行距離および区間走行距離を示す距離計、および、ドアの開閉状態を指示するドアインジケータは、表示手段である液晶パネル11上に、それぞれ画像として形成される。液晶パネル11は、指針3より目視側(図2において左側)であって指針3の回転中心側に配置される。液晶パネル11は、図1に示すように、境界11dにより分けられた2個の互いに隣接する表示領域11a、11bを備え、表示領域11aがドアインジケータを構成し、表示領域11bが距離計を構成する。
尚、表示領域11aと表示領域11bを、液晶パネル11において縦方向、即ち、図1において上下方向へ配列する。
液晶パネル11は、電圧無印加時には透光性となり、電圧印加時には遮光性となるものを使用し、ドアインジケータと距離計が、それぞれ、表示領域11a、11bにおいてセグメントとして形成される。液晶パネル11は、複線でフレキシブルなリードワイヤ11fを介してプリント基板7と電気的に接続される。
液晶パネル11の背後(図2において右側)には、液晶パネル11を透過照明する光源である発光ダイオード12a、13aと、発光ダイオード12a、13aの発する光を導いて液晶パネル11の表示領域11a、11bを透過照明させる導光手段である導光体12、13と、導光体12、13からの出射光を液晶パネル11の裏面へ均一に導く拡散板15が配置される。
透明カバー17は、液晶パネル11を保護する透明のカバーであり、液晶パネル11と導光体12、13と拡散板15と透明カバー17は、ケーシング18内に収容保持される。液晶パネル11や導光体12、13等から表示ユニット10が構成される。
ケーシング18には開口部18aが設けられ、開口部18aの内側が、図1と図2に示すように、液晶パネル11の全表示領域11a、11bを構成する。また、ケーシング18は、ネジ穴が形成されたボス部18bを備え、ボス部18bは、ケース6の支持部6aの穴部に挿入される。それから、ネジ6bを、プリント基板7と支持部6aの貫通穴に挿通し、ボス部18bのネジ穴に差し込んで締め付ける。これにより、表示ユニット10がケース6(支持部6a)に対して固定され、同時に、プリント基板7もケース6に対して固定される。
発光ダイオード12a、13aは、互いに異なる種類の光を発する光源であり、表示領域11a、11bごとに設けられる。即ち、発光ダイオード13aは、表示領域11bを透過照明するために設けられた光源であり、例えば白色光を発する光源である。発光ダイオード12aは、表示領域11aを透過照明するために設けられた光源であり、発光ダイオード13aと異なる種類の光、具体的に、光の色が異なる光、例えば橙色の光を発する光源である。発光ダイオード12a、13aは、プリント基板7に実装される。
尚、発光ダイオード12a、13aは、それぞれ、図1において左右方向へ例えば4個配列され、発光ダイオード12aは、発光ダイオード13aに対して図1において下側へ配置される。
発光ダイオード12a、13aの点燈・消燈制御および液晶パネル11の駆動制御は、制御装置8によって行われる。
遮光ケース16は、遮光性を有する黒色の樹脂等から形成され、発光ダイオード12aの光を導光体13に導入させないようにさせる遮光部材であり、反対に、発光ダイオード13aの光を導光体12に導入させないようにさせる遮光部材である。
導光体12、13は、透明なアクリル樹脂等で形成され、図2に示すように、液晶パネル11の背後側(図2において右側)に表示領域11a、11bごとに設けられる。導光体12、13は、互いに隣接する表示領域11a、11bを透過照明させる導光手段である。導光体12、13は、ケーシング18に対して図示しない引っかけ等により固定される。
導光体12、13は、図3に示すように、反射面12b、13bと、導入した発光ダイオード12a、13aの光を表示領域11a、11bへ反射する第1反射部であるシボ面12c、13cとを備える。反射面12b、13bは、導光体12、13に導入した発光ダイオード12a、13aの光を、シボ面12c、13cへ反射する反射面であり、微小の凹凸が形成されたシボ面12c、13cは、反射面12b、13bからの反射光を、表示領域11a、11bへ反射する反射面である。
即ち、反射面12bが、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光をシボ面12cへ反射し、シボ面12cが、反射面12bからの反射光を表示領域11aへ反射する。これにより、液晶パネル11の表示領域11aが透過照明される。一方、反射面13bが、導光体13に導入された発光ダイオード13aの光をシボ面13cへ反射し、シボ面13cが、反射面12bからの反射光を後述する透光性部12dを通して表示領域11bへ反射する。これにより、液晶パネル11の表示領域11bが透過照明される。
導光体12のシボ面12cは、導光体13に形成されているエッジ発光させる端部B2を含む角部B3を覆うように形成され、且つ、遮光ケース16が角部B3を覆うように配置されている。また、導光体13の端部B1を、全表示領域より外側(図3においてケーシング18の開口部18aより上側)の背後(図3において右側)まで延出させている。
端部B1、B2を含む角部B3は、導光体13に導入された発光ダイオード13aの光を受けてエッジ発光する。しかし、端部B1のエッジ光は、ケーシング18により遮光され、端部B2のエッジ光は、シボ面12cにより遮光され、角部B3のエッジ光は、遮光ケース16により遮光される。このため、端部B1、B2のエッジ光と角部B3のエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。
導光体12は、導光体13より液晶パネル11側(図3と図4において左側)に配設され、導光体13を液晶パネル11側から覆う透光性部12dを備える。透光性部12dは、境界11dの背後(図3と図4において右側)から全表示領域より外側(図3と図4においてケーシング18の開口部18aより上側)の背後(図3と図4において右側)まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が全表示領域11a、11b内(開口部18aの内側)の背後で形成されないように設けられている。
尚、図4では、液晶パネル11の表示領域11a、11bと境界11dと、導光体12と、導光体12の透光性部12dと、導光体13との各位置関係をわかり易くするため、これらを左右方向へ離して図示している。
透光性部12dの端部A1は、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光を受けてエッジ発光するが、このエッジ光は、ケーシング18により遮光される。このため、透光性部12dの端部A1のエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。また、透光性部12dは、端部を含む角部が全表示領域11a、11b内の背後で形成されないように設けられているため、全表示領域11a、11b内でエッジ発光しない。
これに対して、図5(a)に示した比較例では、透光性部12dを設けていないため、導光体12の端部A2は、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光を受けてエッジ光Eを発生させる。エッジ光Eが遮光されないため、ライン状のエッジ光を全表示領域内(開口部18aの内側)の所定の位置に発生させる。
また、導光体13の端部B2は、導光体13に導入された発光ダイオード13aの光を受けてエッジ発光する。このエッジ光も遮光されないため、ライン状のエッジ光を全表示領域内(開口部18aの内側)の所定の位置に発生させる。
さらに、これらのエッジ光の間に黒色の遮光ケース16が視認されるため、この黒色のラインと導光体12の端部A2と導光体13の端部B2のエッジ光の各ラインとによって液晶パネル11の見映えが低下する。
図5(b)に示した比較例では、透光性部12dが形成されているが、端部A2が残存しているため、導光体12の端部A2は、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光を受けてエッジ光Eを発生させる。エッジ光Eが遮光されないため、ライン状のエッジ光を全表示領域(開口部18aの内側)の所定の位置に発生させる。
また、導光体13端部B2は、導光体13に導入された発光ダイオード13aの光を受けてエッジ発光する。このエッジ光も遮光されないため、透光性部12dを通してライン状のエッジ光を全表示領域(開口部18aの内側)の所定の位置に発生させる。
この結果、導光体12の端部A2と導光体13の端部B2のエッジ光のラインによって液晶パネル11の見映えが低下する。
尚、拡散板15は、これらのエッジ光を充分に均一化できないため、エッジ光による液晶パネル11の見映えの低下を防止することができない。
また、図5を見易くするため、導光体13の端部B2から発生するエッジ光を、図5において省略している。
これに対して、本発明では、図3と図4に示すように、導光体13端部B2が導光体12のシボ面12cによって覆われているため、端部B2のエッジ光は、シボ面12cにより遮光される。これにより、端部B2のエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。
また、透光性部12dを、境界11dの背後から全表示領域より外側の背後まで延出させ、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が全表示領域11a、11b内の背後で形成されないように設けている。
これにより、本発明では、図3と図4に示すように、図5に示す導光体12の端部A2が消滅し、透光性部12dの端部A1も、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光を受けてエッジ発光するが、このエッジ光は、ケーシング18により遮光される。このため、透光性部12dを含む導光体12のエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。
この結果、エッジ光による液晶パネル11の見映えの低下を抑えることができる。
以上説明した、本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図6に基づいて説明する。
制御装置8には、バッテリ24から電力が常時供給されている。また、制御装置8は、イグニッションスイッチ23が、その作動状態(オンまたはオフ)を検出可能に接続されている。
また、制御装置8には、各種のセンサ類が検出信号を入力可能に接続されているとともに、ムーブメント4や液晶パネル11や発光ダイオード5a、5b、12a、13aが制御装置8により制御されるように接続されている。
各種センサ類としては、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ21、当該自動車の各ドアの半ドア状態を検出するドアセンサ22がある。なお、半ドア状態とは、乗員が正常な閉位置にない、つまりドアの係止機構が完全な係止位置にない状態のことである。また、ドアセンサ22は、運転席、助手席、後席右側、後席左側の各ドアの半ドア状態を検出するものである。
速度計および距離計は、速度センサ21の検出信号に基づき制御または表示される。また、ドアインジケータは、ドアセンサ22の検出信号に基づき表示される。
(作動)
上記構成において本実施形態の作動を説明する。
運転者によってイグニッションスイッチ23がオンされると、図6において、制御装置8はイグニッションスイッチ23がオンされたことを検知して、制御装置8は発光ダイオード5a、5b、12a、13aを点燈させる。これにより、速度計の文字盤2および指針3が発光表示されるとともに、液晶パネル11が透過照明される。
また、制御装置8は、速度センサ21からの検出信号に基づきムーブメント4を駆動して、シャフト4aを所定角度、すなわち当該自動車の走行速度に対応する角度に回動させる。また、制御装置8は、液晶パネル11を駆動して、当該自動車の走行距離を表示領域11bに表示し、且つ速度センサ21からの検出信号に基づき表示データを更新する。また、制御装置8は、液晶パネル11を駆動して、ドアセンサ22の検出信号に基づき各ドアの閉止状態を表示領域11aに表示する。
以下、発光ダイオード12a、13aによる液晶パネル11の透過照明について説明する。
発光ダイオード12aが発する橙色光は、図3に示す光路P1に従って、導光体12と拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11aを橙色光で透過照明する。即ち、発光ダイオード12aが発する橙色光は、導光体12に導入され、反射面12bがこの導入光をシボ面12cへ反射する。シボ面12cは、この反射光を拡散板15へ反射し、拡散板15で均一化されて液晶パネル11の表示領域11aを橙色光で透過照明する。
導光体12では、透光性部12dの端部A1が、導光体12に導入された発光ダイオード12aの光を受けてエッジ発光する。しかし、このエッジ光は、ケーシング18により遮光されるため、透光性部12dの端部A1のエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。
一方、発光ダイオード13aが発する白色光は、図3に示す光路P2に従って、導光体13と導光体12の透光性部12dと拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11bを白色光で透過照明する。即ち、発光ダイオード13aが発する白色光は、導光体13に導入され、反射面13bがこの導入光をシボ面13cへ反射する。シボ面13cは、この反射光を無色透明の透光性部12dを通して拡散板15へ反射し、この反射光が拡散板15で均一化されて液晶パネル11の表示領域11bを白色光で透過照明する。
導光体13では、その端部B1、B2と角部B3が、導光体13に導入された発光ダイオード13aの光を受けてエッジ発光する。しかし、端部B1のエッジ光は、ケーシング18により遮光され、端部B2のエッジ光は、導光体12のシボ面12cにより遮光され、角部B3のエッジ光は、遮光ケース16により遮光される。
このため、これらのエッジ光は、全表示領域11a、11bから除去される。
この結果、図1において、液晶パネル11の表示領域11aは、エッジ光を発生させないで且つ橙色光で透過照明されてドアインジケータを表示し、液晶パネル11の表示領域11bは、エッジ光を発生させないで且つ白色光で透過照明されて距離計を表示する。また、表示領域11a、11bの境界11dは、橙色光と白色光の色の境界として視認される。
即ち、各表示領域11a、11bが示す情報を色で区別して視認させることができ、且つ、液晶パネル11の表示領域11a、11bにおいて、エッジ発光を抑えることができる。
(変形例)
図7は、図3に示す表示ユニット10の第1変形例を示す断面図である。
第1変形例では、図7に示すように、導光手段である導光体14と光源である発光ダイオード14aを、図3に示す上述の例に対して追加する。これによって、液晶パネル11の表示領域を、表示領域11a、11b、11cの3個としている。
発光ダイオード14aは、例えば黄色光を発する光源であり、遮光ケース16aは、遮光ケース16と同様に、遮光性を有する黒色の樹脂等から形成された遮光部材である。遮光ケース16aは、発光ダイオード13aの光を導光体14に導入させないようにさせる遮光部材であり、反対に、発光ダイオード14aの光を導光体13に導入させないようにさせる遮光部材である。
導光体14は、導光体12、13と同様に、透明なアクリル樹脂等で形成され、反射面14bと、第1反射部であるシボ面14cとを備える。導光体13は、導光体14より液晶パネル11側(図7において左側)に配設され、導光体14を液晶パネル11側から覆う透光性部13dを備える。
透光性部13dは、表示領域11b、11cの境界11eの背後(図7において右側)から全表示領域より外側(図7においてケーシング18の開口部18aより上側)の背後(図7において右側)まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が全表示領域11a、11b,11c内(開口部18aの内側)の背後で形成されないように設けられている。
尚、導光体12の透光性部12dは、透光性部13dを包含する導光体13を液晶パネル11側から覆うように形成される。
透光性部12dの端部A1と透光性部13dの端部B1は、導光体12、13に導入された発光ダイオード12a、13aの光を受けて、それぞれエッジ発光するが、これらのエッジ光は、ケーシング18により遮光される。このため、透光性部12d、13dの端部A1、B1の各エッジ光は、全表示領域11a、11b、11cから除去される。また、透光性部12d、13dは、端部を含む角部が全表示領域11a、11b、11c内の背後で形成されないように設けられているため、全表示領域11a、11b、11c内でエッジ発光しない。
導光体13のシボ面13cは、導光体14に形成されているエッジ発光させる端部C2を含む角部C3を覆うように形成され、且つ、遮光ケース16aが角部C3を覆うように配置されている。また、導光体14の端部C1を、全表示領域より外側(図7においてケーシング18の開口部18aより上側)の背後(図7において右側)まで延出させている。
端部C1、C2を含む角部C3は、導光体14に導入された発光ダイオード13aの光を受けてエッジ発光する。しかし、端部C1のエッジ光は、ケーシング18により遮光され、端部C2のエッジ光は、シボ面13cにより遮光され、角部C3のエッジ光は、遮光ケース16aにより遮光される。このため、端部C1、C2のエッジ光と角部C3のエッジ光は、全表示領域11a、11b、11cから除去される。
発光ダイオード12aが発する橙色光は、図7に示す光路P1に従って、導光体12と拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11aを橙色光で透過照明する。また、発光ダイオード13aが発する白色光は、図7に示す光路P2に従って、導光体13と導光体12の透光性部12dと拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11bを白色光で透過照明する。
一方、発光ダイオード14aが発する黄色光は、図7に示す光路P3に従って、導光体13と導光体12の透光性部12dと導光体13の透光性部13dと拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11cを黄色光で透過照明する。即ち、発光ダイオード14aが発する黄色光は、導光体14に導入され、反射面14bがこの導入光をシボ面14cへ反射する。シボ面14cは、この反射光を無色透明の透光性部12d、13dを通して拡散板15へ反射し、この反射光が拡散板15で均一化されて液晶パネル11の表示領域11cを黄色光で透過照明する。
導光体14では、その端部C1、C2と角部C3が、導光体14に導入された発光ダイオード14aの光を受けてエッジ発光する。しかし、端部C1のエッジ光は、ケーシング18により遮光され、端部C2のエッジ光は、導光体13のシボ面13cにより遮光され、角部C3のエッジ光は、遮光ケース16により遮光される。
このため、これらのエッジ光は、全表示領域11a、11b、11cから除去される。
この結果、液晶パネル11の表示領域11aは、エッジ光を発生させないで且つ橙色光で透過照明されてドアインジケータを表示し、液晶パネル11の表示領域11bは、エッジ光を発生させないで且つ白色光で透過照明されて距離計を表示し、液晶パネル11の表示領域11cは、エッジ光を発生させないで且つ黄色光で透過照明されて他の情報を表示する。また、表示領域11a、11bの境界11dは、橙色光と白色光の色の境界として視認され、表示領域11b、11cの境界11eは、黄色光と白色光の色の境界として視認される。
即ち、各表示領域11a、11b、11cが示す情報を色で区別して視認させることができ、且つ、液晶パネル11の表示領域11a、11b、11cにおいて、エッジ発光を抑えることができる。
尚、本発明では、液晶パネル11の表示領域を3以下に限る必要はなく、4以上にすることも可能である。
図8は、図3に示す表示ユニット10の第2変形例を示す断面図である。
第2変形例では、図8に示すように、遮光ケース16の湾曲した部分を廃止して、その代わりに遮光層16bを導光体13に形成する。遮光層16bは、遮光性を有する材料で形成され、遮光ケース16と同様に、発光ダイオード12aの光を導光体13に導入させないようにさせる遮光部材であり、反対に、発光ダイオード13aの光を導光体12に導入させないようにさせる遮光部材である。
遮光ケース16の湾曲した部分が廃止されているため、導光体13の端部B2を、図8に示すように除去することができる。このため、導光体12のシボ面12cを、導光体13に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を覆うように形成する必要がない。
第2変形例においても、上述の効果を得ることができる。
図9は、図3に示す表示ユニット10の第3変形例を示す断面図である。
第3変形例では、図9に示すように、シボ面12c、13cの代わりに反射層12e、13eを形成し、発光ダイオード12aと遮光ケース16を廃止する。
反射層12eは、発光ダイオード13aの白色光を、例えば橙色光として反射する反射層であり、反射層13eは、発光ダイオード13aの白色光を、そのまま白色光として反射する反射層である。このため、導光体12、13ごとに発光ダイオードを設ける必要がなく、発光ダイオード13aで共用することが可能となる。この結果、遮光ケース16が不要となり、これを廃止することができる。
発光ダイオード13aが発する白色光は、図9に示す光路P1に従って、導光体12と拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11aを橙色光で透過照明する。即ち、発光ダイオード13aが発する白色光の一部は、導光体12に導入され、反射面12bがこの導入光を反射層12eへ反射する。反射層12eは、この白色の反射光を受けて、拡散板15へ橙色光として反射し、この反射光が拡散板15で均一化されて液晶パネル11の表示領域11cを橙色光で透過照明する。
一方、発光ダイオード13aが発する白色光は、図9に示す光路P2に従って、導光体13と導光体12の透光性部12dと拡散板15を通して液晶パネル11の表示領域11bを白色光で透過照明する。即ち、発光ダイオード13aが発する白色光の残部は、導光体13に導入され、反射面13bがこの導入光を反射層13eへ反射する。反射層13eは、この白色の反射光を受けて、拡散板15へそのまま白色光として反射し、この反射光が拡散板15で均一化されて液晶パネル11の表示領域11cを白色光で透過照明する。
これにより、第3変形例においても、上述の効果を得ることができる。
図10は、図1に示す表示装置であるコンビネーションメータ1の変形例を示す部分正面図である。
図11は、図10に示す光源である発光ダイオード12a、13aと開口部18aに対して、導光手段である導光体12,13の配置を示す正面図である。
図12は、図11(a)中のXII−XII線断面図である。
本変形例では、図10に示すように、表示領域11aと表示領域11bを、液晶パネル11において横方向、即ち、図10において左右方向へ配列する。表示領域11a、11bの配列変更に伴ない、発光ダイオード12aと発光ダイオード13aを、図10において左右方向へ離して配置し、発光ダイオード12aを、図10において左側から右側へ向かって下側へ傾斜させて配置し、発光ダイオード13aを、図10において右側から左側へ向かって下側へ傾斜させて配置する。また、発光ダイオード12a、13aの配置変更に伴ない、開口部18aの形状も図1に示す形状から図10に示す形状へ変更する。
また、発光ダイオード12a、13aの配置変更に伴ない、光路P1に従って表示領域11aを透過照明させる導光手段である導光体12と、光路P2に従って表示領域11bを透過照明させる導光手段である導光体13を、光源である発光ダイオード12a、13aと開口部18aに対して、図11と図12に示すように構成する。即ち、発光ダイオード12aと発光ダイオード13aを、図10において左右方向へ離して配置したことに伴なって、反射面12b、13bを、図11と図12において左右方向へ離して配置する。
尚、本変形例でも、遮光ケース16、導光体12、13のシボ面12c、13c、導光体12の透光性部12d、および導光体13の端部B2を、図12に示すように、図3に示した例と同様に構成するため、上述と同様の効果を得ることができる。
図13は、図1に示す表示装置であるコンビネーションメータ1の他の変形例を示す部分正面図である。
図14は、図13中のXIV−XIV線断面図である。
図15は、図14に示す表示ユニット10の主要部の断面図である。
本変形例では、ケーシング18を、図13において下方側へ延出させ、図14に示すように、導光体12の代わりに、導光体121と光導入部である導光体122を設ける。導光体121は、図14に示す光路P11に従って、導入した発光ダイオード12aが発する光を表示領域11aへ反射する第1反射部であるシボ面121cと、導入した発光ダイオード12aが発する光をシボ面121cへ反射する第2反射部とである反射面121bとを備える。導光体122を、図14に示す光路P11に従って発光ダイオード12aが発する光を反射面121bへ導くように、図14において下側へ延出させて形成する。これに伴なって、導光体121は、シボ面121cと反射面121bの距離を延長するように形成される。
導光体121と導光体122を、図14において下側へ延出させて形成するため、ケーシング18を、図13と図14において下方側へ延出させて形成する。導光体122を下側へ延出させて形成するため、ケーシング18(導光体121と導光体122)がケース6と文字盤2と干渉しないように省スペースで、シボ面121cと反射面121bの距離を延長できる。尚、導光体121と導光体122を、図14において下側へ延出させて形成するため、これに伴なうように、遮光ケース16を上下方向に厚く形成する。
ここで、シボ面121cと反射面121bの距離を長くできれば、光路P11に従った表示領域11aの透過照明光の輝度ムラを小さくできる。これは、反射面121bからの反射光の光束が、シボ面121cと反射面121bの距離に応じて導光体121内で広がるため、この距離に応じて、表示領域11aの透過照明光の輝度が均一化されるためである。
導光体122よってシボ面121cと反射面121bの距離を延長させることを、図15に基づいて導光体12の場合と比較して説明する。尚、一点鎖線で示す導光体12は、図3に示す導光体12であり、図15を見易くするため、導光体13と遮光ケース16を省略している。
導光体12においてシボ面12cと反射面12bの距離を、その最短距離であるL1として、導光体122においてシボ面121cと反射面121bの距離を、その最短距離であるL2として、これらを比較して説明する。これは、シボ面12c、121cと反射面12b、121bの最短距離で最も輝度ムラが生じ易いため、それらの最短距離で比較して説明すれば足りるからである。
導光体12においてシボ面12cと反射面12bの最短距離L1は、ケーシング18の開口18aを右側へ延長してシボ面12cと交差する基準点D1と、基準点D1と反射面12bとの最短距離の基準点D2とを結んだ線の距離である。また、導光体121においてシボ面121cと反射面121bの最短距離L2は、基準点D1と、基準点D1と反射面121bとの最短距離の基準点D3とを結んだ線の距離である。導光体122よって、最短距離L1から最短距離L2に延長され、即ち、シボ面12cと反射面12bの距離から、シボ面121cと反射面121bの距離へ延長され、これにより、光路P11に従った表示領域11aの透過照明光の輝度ムラを抑えることができる。
尚、導光体121と導光体122を、樹脂成形によって一体的に形成することが可能であり、スペース上の制約がなければ、導光体121を図15において右側へ直線的に延出させて形成することが可能である。この場合、発光ダイオード12aを図15において下側へ移動させて配置する。
また、表示領域11aに限らないで、表示領域11b、11c(図3と図7)の透過照明光の輝度ムラを抑えるように構成することも可能である。
以上説明したように、本発明による表示装置であるコンビネーションメータ1は、2以上の表示領域11a、11b、11cを有する表示手段である液晶パネル11と、表示領域11a、11b、11cを透過照明する光源である発光ダイオード12a、13a、14aとを備え、発光ダイオード12a、13a、14aの発する光を導いて表示領域11a、11b、11cを透過照明させる導光手段である導光体12,13,14を、液晶パネル11の背後側に表示領域11a、11b、11cごとに備え、隣接する表示領域11a、11bを透過照明させる導光体12、13において、一方の導光体12を、他方の導光体13より液晶パネル11側に配設し、一方の導光体12が、他方の導光体13を液晶パネル11側から覆う透光性部12dを備え、透光性部12dが、一方の導光体12において隣接する表示領域11a、11bの境界11dの背後から全表示領域11a、11b、11cより外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部A1を含む角部が全表示領域11a、11b、11c内の背後で形成されないように設けられ、他方の導光体13が、透光性部12dを通して表示領域11bを透過照明させるように構成されている。
また、隣接する表示領域11b、11cを透過照明させる導光体13、14において、一方の導光体13を、他方の導光体14より液晶パネル11側に配設し、一方の導光体13が、他方の導光体14を液晶パネル11側から覆う透光性部13dを備え、透光性部13dが、一方の導光体13において隣接する表示領域11b、11cの境界11eの背後から全表示領域11a、11b、11cより外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部B1を含む角部が全表示領域11a、11b、11c内の背後で形成されないように設けられ、他方の導光体14が、透光性部13d、14dを通して表示領域11cを透過照明させるように構成されている。
これにより、表示領域ごとに透過照明される表示手段において表示領域に発生するエッジ光を低減させた表示装置を提供できる。
尚上述の例では、透光性部12d、13dを無色透明としたが、色相を有する透光性部とすることも可能である。例えば、図9において、導光体12,13を、互いに異なる色を有する透明樹脂で形成して、反射層12e、13eの代わりにシボ面12c、13cを形成する。これにより、図9に示す光路P1の透過照明光は、発光ダイオード13aの白色光が導光体12で着色された光となり、図9に示す光路P2の透過照明光は、発光ダイオード13aの白色光が導光体13と導光体12の透光性部12dで着色された光となる。
この場合においても、上述の効果を得ることができる。
尚、上述の実施形態や変形例では、液晶パネル11を指針3の目視側であって指針3の回転中心側に配置しているが、これに限る必要はない。
また、上述の例では、表示手段として、液晶パネル11を構成したが、これに限るものではない。例えば、表示手段を、複数のインジケータがそれぞれシンボルマークとして形成された透光性板を、シンボルマークごとに個別に透過照明する構成とすることも可能であり、文字盤を、領域ごとに個別に透過照明する構成とすることも可能である。
また、本発明は、上述の例に限らず、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、図2に示す表示ユニット10の主要部の断面図である。 図4は、図3に示す表示ユニット10の主要部品の説明図である。 図5は、図3に示す表示ユニット10の比較例を示す断面図である。 図6は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図7は、図3に示す表示ユニット10の第1変形例を示す断面図である。 図8は、図3に示す表示ユニット10の第2変形例を示す断面図である。 図9は、図3に示す表示ユニット10の第3変形例を示す断面図である。 図10は、図1に示す表示装置であるコンビネーションメータ1の変形例を示す部分正面図である。 図11は、図10に示す光源である発光ダイオード12a、13aと開口部18aに対して、導光手段である導光体12,13の配置を示す正面図である。 図12は、図11(a)中のXII−XII線断面図である。 図13は、図1に示す表示装置であるコンビネーションメータ1の他の変形例を示す部分正面図である。 図14は、図13中のXIV−XIV線断面図である。 図15は、図14に示す表示ユニット10の主要部の断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(表示装置)
2 文字盤、2a 一般面、2b 底面、2c 文字(指標部)、2d 目盛(指標部)
3 指針、4 ムーブメント(回動内機)、4a シャフト
5a、5b 発光ダイオード、6 ケース、6a 支持部、6b ネジ
7 プリント基板(配線基板)、8 制御装置
10 表示ユニット、11 液晶パネル(表示手段)、11a―11c 表示領域
11d、11e 境界、11f リードワイヤ
12−14,121 導光体(導光手段)、122 導光体(光導入部)
12a―14a 発光ダイオード(光源)、12b―14b 反射面(第2反射部)
12c―14c シボ面(第1反射部)、12d―14d 透光性部
12e、13e 反射層(第1反射部)、15 拡散板、16、16a 遮光ケース
16b 遮光層、17 透明カバー、18 ケーシング、18a 開口部
18b ボス部、21 速度センサ、22 ドアセンサ
23 イグニッションスイッチ、24 バッテリ
A1―C3 端部(角部)、D1−D3 基準点、L1、L2 距離

Claims (7)

  1. 2以上の表示領域を有する表示手段と、
    前記表示領域を透過照明する光源とを備え、
    前記光源の発する光を導いて前記表示領域を透過照明させる導光手段を、前記表示手段の背後側に表示領域ごとに備え、
    隣接する前記表示領域を透過照明させる前記導光手段において、一方の導光手段を、他方の導光手段より前記表示手段側に配設し、
    前記一方の導光手段は、前記他方の導光手段を前記表示手段側から覆う透光性部を備え、
    前記透光性部は、前記一方の導光手段において前記隣接する前記表示領域の境界の背後から全表示領域より外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が該全表示領域内の背後で形成されないように設けられ、
    前記他方の導光手段は、前記透光性部を通して前記表示領域を透過照明させるように構成され
    前記導光手段は、導入した前記光源が発する光を前記表示領域へ反射する第1反射部と、導入した該光源が発する光を該第1反射部へ反射する第2反射部と、該光源が発する光を該第2反射部へ導く光導入部とを備え、
    前記光導入部は、前記第1反射部と第2反射部の距離を延長するように構成され、
    前記一方の導光手段が備える前記第1反射部は、前記他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を前記表示手段側から覆うように形成され、且つ、前記透光性部に形成されていないことを特徴とする表示装置。
  2. 2以上の表示領域を有する表示手段と、
    前記表示領域を透過照明する光源とを備え、
    前記光源の発する光を導いて前記表示領域を透過照明させる導光手段を、前記表示手段の背後側に表示領域ごとに備え、
    隣接する前記表示領域を透過照明させる前記導光手段において、一方の導光手段を、他方の導光手段より前記表示手段側に配設し、
    前記一方の導光手段は、前記他方の導光手段を前記表示手段側から覆う透光性部を備え、
    前記透光性部は、前記一方の導光手段において前記隣接する前記表示領域の境界の背後から全表示領域より外側の背後まで延出し、且つ、エッジ発光させる端部を含む角部が該全表示領域内の背後で形成されないように設けられ、
    前記他方の導光手段は、前記透光性部を通して前記表示領域を透過照明させるように構成され、
    前記一方の導光手段は、導入した前記光源が発する光を前記表示領域へ反射する第1反射部を備え、
    前記第1反射部は、前記他方の導光手段に形成されているエッジ発光させる端部を含む角部を前記表示手段側から覆うように形成され、且つ、前記透光性部に形成されていないことを特徴とする表示装置。
  3. 前記表示領域を、前記表示手段において縦方向と横方向の少なくとも一方の方向へ配列することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示領域が表示領域ごとに異なる種類の光で透過照明されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記光源は、異なる種類の光を発する光源を表示領域ごとに設けることによって構成されていることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 前記異なる種類の光は、光の色と光の強度の少なくとも一方が異なる光であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の表示装置。
  7. 指標部を有する文字盤と、
    前記文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、
    前記指針を回動させる回動内機と、
    前記回動内機が実装された配線基板とを備え、
    前記表示手段は、前記指針より目視側であって前記指標部より該指針の回転中心側に配置され、
    前記光源は、前記配線基板に実装されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の表示装置
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