JP2001296150A - 指針計器 - Google Patents
指針計器Info
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Abstract
の発光指針本体への光を目盛り盤の表面にも反射により
入射することを目的とする。 【解決手段】 左側指針80は長手状発光指針本体80
aと、断面円弧板状円盤部材80bとにより構成されて
いる。発光指針本体80aは、その回動基部81のボス
部にて、左側指針軸52の先端部に同軸的に支持されて
いる。円盤部材80bは、その頂部83にて、発光指針
本体80aの回動基部81上に装着されている。これに
より、円盤部材80bは、発光指針本体80aをその表
面側から被っている。また、円盤部材80aの裏面は反
射層85として形成されており、この反射層85は、導
光板20の左側環状部21及び計器板10の左側貫通穴
部13を通り左側指針80の回動基部81側へ進む各光
源70の光の一部を入射されて目盛り盤10aの表面に
向けて反射する。
Description
ば、実用新案登録第2528466号公報に示すような
透過照明式メータがある。このメータでは、円盤状指針
が、円盤状部材の一部に長手状発光指針部を設けて構成
されており、この指針では、円盤状部材の裏面側から発
光指針部内に導光することで当該発光指針部を発光させ
るようになっている。
は、円盤状指針が円盤状部材を有するものの、単に、当
該円盤状部材の裏面から発光指針部内に導光しているの
みである。従って、目盛り盤の照明は、通常の一般的な
透過照明に頼っており、見栄えが単純で面白みがない。
処するため、指針計器において、円盤状指針を採用し、
その発光指針本体への光を目盛り盤の表面にも反射によ
り入射することを目的とする。
り、請求項1に記載の発明に係る指針計器では、透光性
目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の貫通穴
部(13)内に向けその裏面側から延出する指針軸(5
2)の先端部に支持した回動基部(81)を有する発光
指針本体(80a)と、この発光指針本体にその表面側
から目盛り盤に対向するように指針軸とほぼ同軸的に設
けられた遮光性円盤部材(80b、80c)と、目盛り
盤の裏面側に配設されて光を上記貫通穴部を通して円盤
部材の裏面及び上記回動基部に向け入射すると共に目盛
り盤の裏面に入射する光源体(70、20)とを備え
る。
少なくともその指針部(82)にて、円盤部材に形成し
た長手状開口部(84、86)から露呈しており、円盤
部材は、その裏面(85、87)にて、目盛り盤との間
にて、上記貫通穴部からの光を相互反射しながら外周部
側へ漏出させる。
光を入射されて発光している状態において、目盛り盤
が、その裏面側から光源体により照明され、当該目盛り
盤の表面が上記相互反射光の漏出でもって照明される。
従って、単に光源体のみにより目盛り盤を照明するのに
比べて、従来にない斬新な面白みのある見栄えを確保で
きる。
1に記載の指針計器において、光源体は、目盛り盤の裏
面に沿い設けた導光板(20)と、目盛り盤の裏面側に
て指針軸の周りに配設された複数の指針用光源(70)
とを備え、導光板は、指針軸を上記貫通穴部に向け挿通
させると共に各指針用光源に向け延出する環状部(2
1)を備えて、各指針用光源は、導光板内に上記環状部
から光の一部を入射するとともに、残りの光を上記環状
部及び上記貫通穴部を通して円盤部材の裏面及び上記回
動基部に入射することを特徴とする。
効果をより一層具体的に達成できる。
器では、透光性目盛り盤(10a、10b)と、この目
盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側から延出
する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部(8
1)を有する発光指針本体(80a)と、この発光指針
本体にその表面側から目盛り盤に対向するように指針軸
とほぼ同軸的に設けられた遮光性円盤部材(80b、8
0c)と、目盛り盤の裏面側にて指針軸の周りに配設さ
れて光を貫通穴部を通して円盤部材の裏面及び回動基部
に向け入射する指針用光源(70)と、目盛り盤の裏面
側に沿い指針用光源の外周側にて設けられて目盛り盤に
光を入射する目盛り盤用光源(100)とを備える。
くともその指針部(82)にて、円盤部材に形成した長
手状開口部(84、86)から露呈しており、円盤部材
は、その裏面(85、87)にて、目盛り盤との間に
て、上記貫通穴部からの光を相互反射しながら外周部側
へ漏出させる。
別々に採用しても、請求項1に記載の発明と実質的に同
様の作用効果を達成できる。
1乃至3のいずれか1つに記載の指針計器において、円
盤部材の裏面は、その外周部側へ相互反射光を進めるよ
うな断面彎曲形状を有し、かつ反射層で形成されている
ことを特徴とする。
つに記載の発明の作用効果をより一層確実に達成でき
る。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
に基づき説明する。図1及び図2は、本発明に係る乗用
車用指針計器の一実施形態を示しており、この指針計器
は、当該乗用車の車室内に設けたインストルメントパネ
ルに配設されている。
器板ユニットUを備えており、この計器板ユニットU
は、計器板10及び導光板20により構成されている。
両文字盤10a、10bを備えており、これら両文字盤
10a、10bには、それぞれ、各略円環状パターン表
示部11、12が形成されている。
目盛り盤10aの外周部に位置し、透明の目盛り及び文
字を除き黒色に形成されている。また、目盛り盤10a
のうち略円環状パターン表示部11を除く部分、即ち目
盛り盤10aの中央部は透明となっている。また、略円
環状パターン表示部12は、目盛り盤10bの外周部に
位置し、透明の目盛り及び文字を除き黒色に形成されて
いる。また、目盛り盤10bのうち略円環状パターン表
示部12を除く部分、即ち目盛り盤10bの中央部は、
透明となっている。
車速を表すパターンであり、パターン表示部12は当該
乗用車のエンジンの回転数を表すパターンである。ま
た、図1にて符号10cは、インジケータ部を示してお
り、このインジケータ部10cは当該乗用車のオートマ
チックトランスミッションの変速位置を表すパターンで
ある。
カーボネード等の導光材料により形成されており、この
導光板20は、計器板10の裏面に沿い両文字盤10
a、10bに亘るように装着されている。導光板20
は、左右両環状部21(図2では左側環状部21のみを
示す)を備えており、この左側環状部21は、左側文字
盤10aの貫通穴部13(図1及び図2参照)と同軸的
に位置している。ここで、左側環状部21は、図2にて
示すごとく、下方に向け末すぼまり状にかつ貫通穴部1
3側へ凸な断面彎曲形状にて延出形成されている。一
方、導光板20の右側環状部21は、右側文字盤10b
の貫通穴部と同軸的に位置している。なお、右側環状部
21も、左側環状部21と同様の形状に形成されてい
る。
ており、このケーシング30は、その開口部内に、計器
板ユニットUを収容するように、当該開口部にて、環状
の見返し板40の下端環状壁部と装着されている。な
お、計器板ユニットUは、その外周部にて、見返し板4
0の下端環状壁部にその裏面側から装着されている。
した左右両側駆動装置50(図2では左側駆動装置50
のみを示す)を備えており、これら各駆動装置50は、
その装置本体51にて、各文字盤10a、10bに対応
する位置にて、ケーシング30の底壁に装着されてい
る。
く、指針軸52を備えており、この指針軸52は、装置
本体51から配線板60の貫通穴部61、導光板20の
左側環状部21の中空部及び計器板10の貫通穴部13
を同軸的に通り回動可能に延出している。なお、右側駆
動装置50も、左側駆動装置50と同様に構成されてい
る。
複数の左右両側指針用光源70(図2では、左側指針用
光源のみを示す)と、左右両側指針80を備えている。
配線板60はプリント配線板等からなるもので、この配
線板60は、計器板10と並行となるように、両回動内
機51の上端面に亘り装着されている。
52の軸周りにて設けられており、これら各左側指針用
光源70は、その発光面にて、導光板20の左側環状部
21の延出端開口部21aに対向するように、互いに間
隔をおいて配線板60の表面に設けられている。これに
より、各左側指針用光源70は、導光板20内にその左
側環状部21を通して光の一部を入射するとともに、残
りの光を当該左側環状部21及び貫通穴部13を通して
後述する左側指針80の回動基部81の裏面及び円盤部
材80bの裏面に入射する。右側指針用光源70も、右
側指針軸の軸周りにて、同様に、配線板60の表面に設
けられている。
手状発光指針本体80aと、円盤部材80bとにより構
成されている。発光指針本体80aは、導光材料からな
るもので、この発光指針本体80aは、その回動基部8
1のボス部にて、左側指針軸52の先端部に同軸的に支
持されている。また、発光指針本体80aは、回動基部
81から目盛り盤10aの表面に沿い延出する指針部8
2を備えている。
弧板状に形成されており、この円盤部材80bは、その
頂部83にて、発光指針本体80aの回動基部81上に
装着されている。これにより、円盤部材80bは、発光
指針本体80aをその表面側から被っている。但し、発
光指針本体80aは、その指針部82にて、図2にて示
すごとく、円盤部材80aに形成したスリット状開口部
84を通り延出している。これにより、発光指針本体8
0aは、その回動基部81内に上述のように入射した光
を、回動基部81の傾斜状後端面81aにより指針部8
2内に反射してこの指針部82の表面から出射する。
として形成されており、この反射層85は、導光板20
の左側環状部21及び計器板10の左側貫通穴部13を
通り左側指針80の回動基部81側へ進む各光源70の
光の一部を入射されて目盛り盤10aの表面に向けて反
射する。右側指針80も、左側指針80と同様に構成さ
れて、右側回動内機51の指針軸の先端部に支持されて
いる。なお、図1及び図2にて符号90は、フロントパ
ネルを示す。
動を、図2にて示す構成を例にとり説明する。左側の各
指針用光源70が発光すると、これら各光源70の光
は、導光板20の左側環状部21内にその延出端開口部
21aから入射する。すると、このように入射した光の
一部は、導光板20のうち目盛り盤10aに対応する部
分に導光されて目盛り盤10aに面状光として入射す
る。また、左側環状部21内に入射した光のうち残りの
部分は、当該左側環状部21を透過して左側指針80の
回動基部81の裏面及び円盤部材80aの反射層85に
入射する。
状光はこの目盛り盤10aを透過することで当該目盛り
盤10aをその裏面側から照明する。また、上述のよう
に左側指針80の回動基部81の裏面に入射した光は、
当該回動基部81から左側発光指針本体80aの指針部
82内に後端面81aによる反射のもと進み指針部82
の表面から出射する。これにより、左側発光指針本体8
0aはその指針部82にて発光する。
層85に入射した光は、当該反射層85の断面円弧形状
と、当該反射層85と目盛り盤10aとの間の間隔及び
対向位置関係とに基づき、反射層85と目盛り盤10a
の表面との間で相互反射されながら、円盤部材80bの
外周部から外方へ漏れて出射する。換言すれば、円盤部
材80bの裏面と目盛り盤10aの表面との間の相互反
射光は、目盛り盤10aの表面のうちパターン表示部1
1の内周側であって円盤部材80bの外周部に沿い円環
状にこもれ火のようにぼんやりとした光として出射す
る。
もと、目盛り盤10aが、その裏面側から導光板20に
より照明され、当該目盛り盤10aの表面が上記円環状
こもれ火のような相互反射漏出光でもって照明される。
従って、フロントパネル90を通して目盛り盤10aを
見たとき、単に導光板20のみにより目盛り盤10aを
照明するのに比べて、従来にない斬新な面白みのある見
栄えを確保できる。
形態を示している。この第2実施形態では、上記第1実
施形態にて述べた左側円盤状指針80において、円盤部
材80bに代えて、円盤部材80cを採用した構成とな
っている。
コ字状に形成されており、この円盤部材80cの上壁に
は、その中央部から外周部にかけてスリット状開口部8
6が形成されている。また、円盤部材80cの裏面は、
その全面に亘り、反射層87として形成されている。ま
た、発光指針本体80aは、その表面部にて、スリット
状開口部86に嵌着されている。なお、右側円盤状指針
80も左側指針80と同様の構成に変更されている。そ
の他の構成は上記第1実施形態と同様である。
上記第1実施形態と実質的に同様に円盤部材80cの反
射層87(反射層85に対応する)に入射した光は、当
該反射層87の断面コ字形状と、当該反射層87と目盛
り盤10aとの間の間隔及び対向位置関係とに基づき、
反射層87と目盛り盤10aの表面との間で相互反射さ
れながら、円盤部材80cの外周部から外方へ漏れて出
射する。換言すれば、円盤部材80cの裏面と目盛り盤
10aの表面との間の相互反射光は、目盛り盤10aの
表面のうちパターン表示部11の内周側であって円盤部
材80cの外周部に沿い円環状にこもれ火のようにぼん
やりとした光として出射する。
フロントパネル90を通して目盛り盤10aを見たと
き、単に導光板20のみにより目盛り盤10aを照明す
るのに比べて、従来にない斬新な面白みのある見栄えを
確保できる。
形態について説明する。この第3実施形態では、上記第
1実施形態にて述べた導光板20の左側環状部21が左
側貫通穴部22に変更されている。これに伴い、目盛り
盤10a用の複数の光源100が、目盛り盤10aのパ
ターン表示部11の内周側部分に対応する位置にて、左
側指針軸52の軸周りに間隔をおいて配線板60の表面
に配設されている。その他の構成は上記第1実施形態と
同様である。
ては、各左側指針用光源70の光は、上記第1実施形態
とは異なり、導光板20内には導光されず、当該導光板
20の左側貫通穴部22及び目盛り盤10aの貫通穴部
13と通して左側指針80の回動基部81の裏面及び円
盤部材80bの反射層85に入射するが、発光指針本体
80aの発光及び目盛り盤10aと反射層85との間に
おける相互反射光の円盤部材80bの外周部側への円環
状漏出は上記第1実施形態と同様である。
により、導光板20のうち目盛り盤10aに対応する部
分に面状光として入射する。これにより、目盛り盤10
aはその裏面側から照明される。
り、指針用光源70の光を導光板20に導入することな
く、目盛り盤用光源100により導光板20を介し目盛
り盤10aを照明するようにしても、上記第1実施形態
と実質的に同様の斬新な見栄えを確保できる。
針計器に限ることなく、その他各種車両、船舶や航空機
用指針計器その他一般の指針計器に本発明を適用して
も、上記各実施形態と同様の作用効果を達成できる。
0b、80cは、上記各実施形態にて述べた形状に限る
ことなく、円盤部材の裏面が、目盛り盤との間の相互反
射光を指針軸側からその外周部側へ進めるような断面彎
曲形状を有しておれば、円盤部材の断面形状に特に限定
はない。
を示す部分破断平面図である。
る。
ある。
ある。
光板、21…環状部、52…指針軸、70…指針用光
源、80a…発光指針本体、80b、80c…円盤部
材、81…回動基部、82…指針部、84、86…開口
部、85、87…反射層。
Claims (4)
- 【請求項1】 透光性目盛り盤(10a、10b)と、 この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側か
ら延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部
(81)を有する発光指針本体(80a)と、 この発光指針本体にその表面側から前記目盛り盤に対向
するように前記指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性
円盤部材(80b、80c)と、 前記目盛り盤の裏面側に配設されて光を前記貫通穴部を
通して前記円盤部材の裏面及び前記回動基部に向け入射
すると共に前記目盛り盤の裏面に入射する光源体(7
0、20)とを備えて、 前記発光指針本体は、少なくともその指針部(82)に
て、前記円盤部材に形成した長手状開口部(84、8
6)から露呈しており、 前記円盤部材は、その裏面(85、87)にて、前記目
盛り盤との間にて、前記貫通穴部からの光を相互反射し
ながら外周部側へ漏出させるようにした指針計器。 - 【請求項2】 前記光源体は、前記目盛り盤の裏面に沿
い設けた導光板(20)と、前記目盛り盤の裏面側にて
前記指針軸の周りに配設された複数の指針用光源(7
0)とを備え、 前記導光板は、前記指針軸を前記貫通穴部に向け挿通さ
せると共に前記各指針用光源に向け延出する環状部(2
1)を備えて、 前記各指針用光源は、前記導光板内に前記環状部から光
の一部を入射するとともに、残りの光を前記環状部及び
前記貫通穴部を通して前記円盤部材の裏面及び前記回動
基部に入射することを特徴とする請求項1に記載の指針
計器。 - 【請求項3】 透光性目盛り盤(10a、10b)と、 この目盛り盤の貫通穴部(13)内に向けその裏面側か
ら延出する指針軸(52)の先端部に支持した回動基部
(81)を有する発光指針本体(80a)と、 この発光指針本体にその表面側から前記目盛り盤に対向
するように前記指針軸とほぼ同軸的に設けられた遮光性
円盤部材(80b、80c)と、 前記目盛り盤の裏面側にて前記指針軸の周りに配設され
て光を前記貫通穴部を通して前記円盤部材の裏面及び前
記回動基部に向け入射する指針用光源(70)と、 前記目盛り盤の裏面側に沿い前記指針用光源の外周側に
て設けられて前記目盛り盤に光を入射する目盛り盤用光
源(100)とを備えて、 前記発光指針本体は、少なくともその指針部(82)に
て、前記円盤部材に形成した長手状開口部(84、8
6)から露呈しており、 前記円盤部材は、その裏面(85、87)にて、前記目
盛り盤との間にて、前記貫通穴部からの光を相互反射し
ながら外周部側へ漏出させるようにした指針計器。 - 【請求項4】 前記円盤部材の裏面は、その外周部側へ
前記相互反射光を進めるような断面彎曲形状を有し、か
つ反射層で形成されていることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれか1つに記載の指針計器。
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JP2002340630A (ja) | 発光指針及び計器 |
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