JP4078759B2 - 指示計器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の指示計器としては、例えば、特開平10−38626号公報に示すようなものがある。この指示計器では、目盛り盤と、発光指針と、導光板とを備えている。ここで、目盛り盤は、その外周部にて、略円弧状目盛りパターンを備えており、この目盛りパターンは、目盛り盤の貫通孔部を中心として略円弧状に形成されている。また、発光指針は、その回動基部にて、目盛り盤の貫通穴部を通り回動内機から延出する指針軸の先端部に支持されており、この発光指針は、目盛り盤の表面に沿い回動する。
【0003】
また、この発光指針は、その回動基部にて、導光板から目盛り盤の貫通穴部を通り光を入射されて、指針部にて発光し指示表示する。導光板は目盛り盤に沿いその裏面側にて併設されており、この導光板は、その端面から光源の光を入射されて導光し、このように導光した光を、目盛り盤にその裏面から入射するとともに、目盛り盤の貫通穴部を通り発光指針の回動基部に入射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記指示計器において、目盛り盤としてその外周部がその表面側に傾斜状に隆起するものを採用した場合、上記導光板内にその端面から入射する光を目盛り盤及び発光指針の双方に上述と同様に入射させるとき、目盛り盤の外周部と導光板の外周部との間に空隙が存在するために、導光板の光は、目盛り盤の外周部への入射に多く使用されてしまい、導光板内にて必要な範囲に届きにくい。換言すれば、導光板内の光は目盛り盤の中央部や発光指針の回動基部には十分には届きにくくなる。従って、目盛り盤の中央部や発光指針の発光輝度が低下してしまうという不具合が生ずる。
【0005】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、2枚の導光板を有効に活用して、目盛り盤や発光指針への入射光量を十分に確保するようにした指示計器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1に記載の発明に係る指示計器は、略円弧状パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、目盛り盤の外周部と第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、回動内機(60)から第1導光板及び目盛り盤の各貫通穴部(21、15)を通り延出する指針軸(62)の先端部に目盛り盤の表面に沿い回動するように回動基部(71)にて支持される発光指針(70)と、第1導光板の端面側において第2導光板の裏面側に配置されて第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)とを備え、第2導光板は、目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されている。
【0007】
そして、第1導光板は、その入射光を上記各貫通穴部を通して発光指針内にその回動基部から入射し、第2導光板は、その入射光を目盛り盤のパターン表示部に入射し、発光指針は、その回動基部内への入射光に基づき発光する。
【0008】
このように、第2導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することで、第1導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することなく発光指針への入射光として利用する。従って、第1導光板内の光は良好に発光指針まで届く。よって、発光指針の発光輝度を良好に確保できる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明に係る指示計器は、パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、目盛り盤の外周部と第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、回動内機(60)から第1導光板及び目盛り盤を通り延出する指針軸(62)の先端部に目盛り盤の表面に沿い回動するように支持される発光指針(70)と、目盛り盤の裏面側に配置されて第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)とを備え、第2導光板は、目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されている。
【0010】
そして、第1導光板は、その入射光を、目盛り盤の中央部及び発光指針の少なくとも一つに入射し、第2導光板は、その入射光を目盛り盤のパターン表示部に入射する。
【0011】
このように、第2導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することで、第1導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することなく目盛り盤の中央部及び発光指針の少なくとも1つへの入射光として利用する。従って、第1導光板内の光は良好に目盛り盤の中央部及び発光指針の少なくとも1つまで届く。よって、目盛り盤の中央部及び発光指針の少なくとも1つの発光輝度を良好に確保できる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明に係る指示計器は、パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、目盛り盤の外周部と第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、回動内機(60)から第1導光板及び目盛り盤を通り延出する指針軸(62)の先端部に目盛り盤の表面に沿い回動するように支持される発光指針(70)と、目盛り盤の裏面側に配置されて第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)と、目盛り盤の裏面側に配置されて当該目盛り盤の開口部に対向する走行距離計の液晶パネル(10d)とを備え、第2導光板は、目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されている。
【0013】
そして、第1導光板は、その入射光を、目盛り盤の中央部、発光指針及び液晶パネルの少なくとも1つに入射し、第2導光板は、その入射光を目盛り盤のパターン表示部に入射する。
【0014】
このように、第2導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することで、第1導光板内の光を目盛り盤のパターン表示部に入射することなく目盛り盤の中央部、発光指針及び液晶パネルの少なくとも1つへの入射光として利用する。従って、第1導光板内の光は良好に目盛り盤の中央部、発光指針及び液晶パネルの少なくとも1つまで届く。よって、目盛り盤の中央部、発光指針及び液晶パネルの少なくとも1つの発光輝度を良好に確保できる。
【0015】
また、請求項1乃至3に記載の発明では、第1及び第2の導光板の間には反射シート(40)が介装されている。
【0016】
これによれば、反射シートが、第1導光板内の光を当該第1導光板内に反射するとともに第2導光板内の光を当該第2導光板内に反射する。従って、第1及び第2の導光板内の各光の利用率を高めることができる。
【0017】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の指示計器において、目盛り盤の中央部には透光性パターン部(13a、14a)が形成され、反射シートは透光性パターン部に対向して開口部(41)を備えており、第1導光板はその光を反射シートの開口部を通して透光性パターン部に入射する。
【0018】
これにより、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の発明の作用効果を確保しつつ、目盛り盤の中央部に形成した透光性パターン部の照明をも確保できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
【0020】
図1及び図2は、本発明が適用された車両用指針計器の一実施形態を示しており、この指針計器は、当該車両の車室内に設けたインストルメントパネルに配設されている。
【0021】
この指針計器は、図2にて示すごとく、計器板ユニットUを備えており、この計器板ユニットUは、計器板10、導光板20及び左右両側導光板30及び左右両側反射シート40(図2では左側反射シート40のみを示す)とにより構成されている。
【0022】
計器板10は、図1にて示すごとく、左右両側目盛り盤10a、10bを備えており、これら両目盛り盤10a、10bには、それぞれ、各略円環状パターン表示部11、12が形成されている。
【0023】
ここで、略円環状パターン表示部11は、目盛り盤10aの外周部に位置し、その表面にて、透明の目盛り11a及び文字11bを除き黒色に形成されている。ここで、目盛り盤10aの外周部である略円環状パターン表示部11は、図2にて示すように、目盛り盤10aのうち略円環状パターン表示部11を除く部分、即ち目盛り盤10aの中央部13から表面側へ隆起形成されている。なお、目盛り盤10aの中央部13はその表面にて灰色に形成されている。
【0024】
また、略円環状パターン表示部12は、目盛り盤10bの外周部に位置し、その表面にて、透明の目盛り12a及び文字12bを除き黒色に形成されている。ここで、目盛り盤10bの外周部である略円環状パターン表示部12は、目盛り盤10aと同様に、目盛り盤10bのうち略円環状パターン表示部12を除く部分、即ち目盛り盤10aの中央部14から表面側へ隆起形成されている。なお、目盛り盤10bの中央部はその表面にて灰色に形成されている。
【0025】
なお、パターン表示部11は当該車両の車速を表すパターンであり、パターン表示部12は当該車両のエンジンの回転数を表すパターンである。また、図1にて符号10cは、インジケータ部を示しており、このインジケータ部10cは当該車両のオートマチックトランスミッションの変速位置を表示する。
【0026】
導光板20及び左右両側導光板30は、共に、透明のアクリル樹脂やポリカーボネード等の導光材料により形成されている。導光板20は、計器板10の裏面に沿い両目盛り盤10a、10bに亘るように装着されている。
【0027】
導光板20は、左右両貫通穴部21(図2では左側貫通穴部21のみを示す)を備えており、この左側貫通穴部21は、左側目盛り盤10aの貫通穴部15(図1及び図2参照)と同軸的に位置している。
【0028】
ここで、左側貫通穴部21は、図2にて示すごとく、下方に向け末広がり状に形成されて、断面テーパ状の反射壁21aを形成している。一方、導光板20の右側貫通穴部21は、右側目盛り盤10bの貫通穴部16(図1参照)と同軸的に位置している。なお、右側貫通穴部21も、左側貫通穴部21と同様の形状に形成されている。導光板20の裏面には反射膜が形成されている。
【0029】
左側導光板30は、図2にて示すごとく、左側反射シート40と共に、左側目盛り盤10aと導光板20との間に介装されている。当該左側導光板30は、図1から容易に分かるように、円弧状内周部31を備えており、この内周部31は、図2にて示すごとく、左側目盛り盤10aのパターン表示部11と左側反射シート40の外周部との間に密着してはまるように、断面三角形状に形成されている。
【0030】
また、左側導光板30は、図1及び図2にて示すごとく、円弧状内周壁31から直線状冷陰極放電管50の左側部上に延在している。なお、右側導光板30も右側目盛り盤10bと導光板20との間にて、右側反射シート40と共に、左側導光板30と同様の構成にて当該左側導光板30と同様に介装されている。
【0031】
冷陰極放電管50は、導光板20の端面21に沿い図1にて図示左右方向に配設されている。この冷陰極放電管50は、その左側部にて、左側導光板30の導光板20の端面21からの延出部にその裏面側に沿って位置し、また、その右側部にて、右側導光板30の導光板20の端面21からの延出部にその裏面側に沿って位置している。
【0032】
これにより、冷陰極放電管50は、その点灯により、導光板20にその端面21から光を入射するとともに、左右両側導光板30にその各延出部裏面から光を入射する。このことは、導光板20の左側部はその入射光を導光し、反射壁21aにて左側目盛り盤10aの貫通穴部15を通して反射することを意味する。なお、このようなことは導光板20の右側部への入射光に対する場合も同様である。
【0033】
左側反射シート40は、左側目盛り盤10aの中央部13及び左側導光板30の内周部31と導光板20の左側部との間に介装されており、この左側反射シート40は、導光板20の左側部内の光を当該左側部内に向けて反射するとともに、左側導光板30内の光をその内部に向けて反射する。右側反射シート40は、右側目盛り盤10bの中央部14及び右側導光板30の内周部31と導光板20の右側部との間に介装されており、この右側反射シート40は、導光板20の右側部内の光を当該右側部内に向けて反射するとともに、右側導光板30内の光をその内部に向けて反射する。
【0034】
また、左側反射シート40は、開口部41を備えており、この開口部41は左側目盛り盤10aの中央部13の表面に形成した車速単位表示部13a(図1参照)に対向している。これにより、導光板20の左側部内の光の一部は左側反射シート40の開口部41を通り左側目盛り盤10aの透明の車速単位表示部13aを透過する。なお、車速単位表示部13aは、左側目盛り盤10aの中央部13の表面を切り抜くことで形成されている。
【0035】
一方、右側反射シート40も、同様に、開口部41に相当する開口部を備えており、この開口部は右側目盛り盤10bの中央部14の表面に形成した速度単位表示部14aに対向している。これにより、導光板20の右側部内の光の一部は右側反射シート40の開口部を通り右側目盛り盤10bの透明の速度単位表示部14aを透過する。なお、速度単位表示部14aは、右側目盛り盤10bの中央部14の表面を切り抜くことで形成されている。なお、走行距離計の液晶パネル10dは、図1及び図2にて示すごとく、左側目盛り盤10aの中央部13に形成した開口部13bに対向して配設されている。
【0036】
また、指針計器は、左右両側回動内機60(図2では左側回動内機60のみを示す)を備えており、これら各回動内機60は、その装置本体61にて、各目盛り盤10a、10bに対応する位置にて、ケーシング(図示しない)の底壁に装着されている。
【0037】
左側回動内機60は、図2にて示すごとく、指針軸62を備えており、この指針軸62は、装置本体61から導光板20の左側貫通穴部21を通り回動可能に延出している。なお、右側回動内機60も、左側回動内機60と同様に構成されている。
【0038】
左側発光指針70は、図2にて示すごとく、長手状指針本体70aと、キャップ70bとを備えている。指針本体70aは、回動基部71と、この回動基部71から一体に延出する長手状指針部72とを有するように、透光性樹脂材料により形成されており、この指針本体70aは、その回動基部71のボス71aにて、左側指針軸62の先端部に同軸的に支持されている。
【0039】
そして、指針本体70aは、回動基部71内にその裏面から入射する光を、回動基部71の傾斜状反射壁71bにより反射して指針本体72内にその先端部に向けて進行させる。なお、キャップ70bは、指針本体70aの回動基部71を上方から覆い遮光する役割を果たす。また、右側発光指針70も、左側発光指針70と同様に構成されている。また、目盛り盤ユニットU、冷陰極放電管50及び各回動内機60は、上記ケーシングにより下方から収容されている。また、図1及び図2にて各符号80、90は、それぞれ、見返し板及びフロントパネルを示す。
【0040】
以上のように構成した本実施形態において、冷陰極放電管50が点灯すると、この冷陰極放電管50の光は、導光板20内にその端面21から入射すると共に左右両側導光板30内にその各延出部裏面から入射する。
【0041】
以下、図2の導光板20の左側部及び左側導光板30内への入射光に着目すると、導光板20の左側部はその入射光を左側貫通穴部21に向けて導光する。このように導光される光は、その一部にて、左側反射シート40の開口部41を通り左側目盛り盤10aの車速単位表示部13aを透過し、残りの部分にて、左側貫通穴部21の反射壁21aにより反射されて左側目盛り盤10aの貫通穴部15を通り左側発光指針70の回動基部71に入射する。
【0042】
これに伴い、左側発光指針70においては、指針本体70aの回動基部71に入射した光が、反射壁71bにより反射されて指針部72内に進み当該指針部72を発光させる。また、左側導光板30内に入射した光は、左側目盛り盤10aのパターン表示部11の目盛り11aや文字11bを透過する。
【0043】
このように、左側導光板30内の光を左側目盛り盤10aのパターン表示部11に入射することで、導光板20の左側部内の光を、左側目盛り盤10aのパターン表示部11への入射光として利用することなく、主として左側発光指針70への入射光として利用するようにしたので、導光板20の左側部内の光は十分な光量でもって良好に左側貫通穴部21の反射壁21aまで届く。従って、左側発光指針70の発光輝度を良好に確保できる。
【0044】
ここで、導光板20の左側部内の光は左側反射シート40の開口部41以外の部分により導光板20の左側部内に反射されるので、当該左側部内の光が左側導光板30内に漏洩することがない。従って、導光板20の左側部内の光は、車速単位表示部13a及び左側発光指針70のための光として効率よく使用され得る。よって、左側発光指針70の発光輝度をより一層良好に確保できる。また、左側導光板30内の光は、左側反射シート40の外周部により当該左側導光板30内に向けて反射されるので、この左側導光板30内の光が導光板20の左側部内に漏洩することがない。よって、左側目盛り盤10aのパターン表示部11の目盛り11a及び文字11bの発光輝度を良好に確保できる。
【0045】
図3は上記実施形態の変形例を示している。この変形例においては、コ字状の左右両側冷陰極放電管50aが上記実施形態にて述べた冷陰極放電管50に代えて採用されている。
【0046】
ここで、左側冷陰極放電管50aは、左側導光板30の裏面外周に沿い配置されており、この左側冷陰極放電管50aは、上記実施形態にて述べた冷陰極放電管50の左側部に代えて導光板20の左側部及び左側導光板30に光を入射する。また、右側冷陰極放電管50aは、右側導光板30の裏面外周に沿い配置されており、この右側冷陰極放電管50aは、冷陰極放電管50の右側部に代えて導光板20の右側部及び右側導光板30に光を入射する。なお、各冷陰極放電管50aの両腕部はこれらに対応する位置にて導光板20に形成した切り欠き部内に位置している。その他の構成は上記実施形態と同様である。
【0047】
このように構成した本変形例では、左右両側冷陰極放電管50aが、冷陰極放電管50に代えて、導光板20及び左右両側導光板30内に光を入射するので、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0048】
なお、本発明の実施にあたり、導光板20の左側部内の光は、走行距離計の液晶パネル10dのバックライトとしてさらに兼用するようにしてもよい。
【0049】
また、本発明の実施にあたり、発光指針70の入射光は、導光板20からとるのではなく、発光指針70に内蔵の光源からとるようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態では、目盛り盤10aが、目盛り、文字、車速単位表示部を透明にし、残りの部分を不透明とするように形成されているが、これとは逆に、目盛り盤10aが目盛り、文字、車速単位表示部を不透明にし、残りの部分を透明とするように形成されていてもよい。
【0051】
また、本発明の実施にあたり、発光指針を有する車両用指示計器に限ることなく、発光指針を有する船舶や航空機用指示計器その他各種の発光指針を有する計器に本発明を適用しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用指針計器の一実施形態を示す部分破断平面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【図3】上記実施形態の変形例を示す部分破断平面図である。
【符号の説明】
10a、10b…目盛り盤、10c…インジケータ部、
11、12…パターン表示部、13、14…目盛り盤の中央部、
13a…車速単位表示部、14a…速度単位表示部、
15、21…貫通穴部、20、30…導光板、40…反射シート、
50、50a…冷陰極放電管、60…回動内機、62…指針軸、
70…発光指針、71…回動基部。
Claims (4)
- 略円弧状パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、
この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、
前記目盛り盤の外周部と前記第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、
回動内機(60)から前記第1導光板及び目盛り盤の各貫通穴部(21、15)を通り延出する指針軸(62)の先端部に前記目盛り盤の表面に沿い回動するように回動基部(71)にて支持される発光指針(70)と、
前記第1導光板の端面側において前記第2導光板の裏面側に配置されて前記第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)とを備え、
前記第2導光板は、前記目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されており、
前記第1及び第2の導光板の間には反射シート(40)が介装されており、
前記第1導光板は、その入射光を前記各貫通穴部を通して前記発光指針内にその回動基部から入射し、
前記第2導光板は、その入射光を前記目盛り盤のパターン表示部に入射し、
前記発光指針は、その回動基部内への入射光に基づき発光するようにした指示計器。 - パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、
この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、
前記目盛り盤の外周部と前記第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、
回動内機(60)から前記第1導光板及び目盛り盤を通り延出する指針軸(62)の先端部に前記目盛り盤の表面に沿い回動するように支持される発光指針(70)と、
前記目盛り盤の裏面側に配置されて前記第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)とを備え、
前記第2導光板は、前記目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されており、
前記第1及び第2の導光板の間には反射シート(40)が介装されており、
前記第1導光板は、その入射光を、前記目盛り盤の中央部及び発光指針の少なくとも一つに入射し、
前記第2導光板は、その入射光を前記目盛り盤のパターン表示部に入射するようにした指示計器。 - パターン表示部(11、12)を外周部に形成するとともにこの外周部を中央部(13、14)から傾斜状に表面側へ隆起形成してなる目盛り盤(10a、10b)と、
この目盛り盤の裏面に沿い設けられた第1導光板(20)と、
前記目盛り盤の外周部と前記第1導光板の当該外周部に対する対応部との間に介装された第2導光板(30)と、
回動内機(60)から前記第1導光板及び目盛り盤を通り延出する指針軸(62)の先端部に前記目盛り盤の表面に沿い回動するように支持される発光指針(70)と、
前記目盛り盤の裏面側に配置されて前記第1及び第2の導光板の双方に光を入射する光源(50、50a)と、
前記目盛り盤の裏面側に配置されて当該目盛り盤の開口部に対向する走行距離計の液晶パネル(10c)とを備え、
前記第2導光板は、前記目盛り盤の中央部とパターン表示部のうちパターン表示部の裏面にのみ配置されており、
前記第1及び第2の導光板の間には反射シート(40)が介装されており、
前記第1導光板は、その入射光を、前記目盛り盤の中央部、発光指針及び液晶パネルの少なくとも1つに入射し、
前記第2導光板は、その入射光を前記目盛り盤のパターン表示部に入射するようにした指示計器。 - 前記目盛り盤の中央部には透光性パターン部(13a、14a)が形成され、前記反射シートは前記透光性パターン部に対向して開口部(41)を備えており、前記第1導光板はその光を前記反射シートの開口部を通して前記透光性パターン部に入射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の指示計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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