JP2971763B2 - メータ用指針 - Google Patents

メータ用指針

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JP2971763B2
JP2971763B2 JP32019394A JP32019394A JP2971763B2 JP 2971763 B2 JP2971763 B2 JP 2971763B2 JP 32019394 A JP32019394 A JP 32019394A JP 32019394 A JP32019394 A JP 32019394A JP 2971763 B2 JP2971763 B2 JP 2971763B2
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大蔵 松本
博之 横田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の速度計等に
使用されるメータ用指針に関する。
【0002】
【従来の技術】車両などの計器において、文字盤上を回
転して所定の速度あるいは回転数などを指示するメータ
用指針の指針部を、特に夜間での視認性を向上させるた
めに、透明な光透過体で構成し、文字盤の裏側に配置し
た光源からの光を導入して指針部自身を全長にわたり発
光させるようにしたものがある(実開平6−12994
号公報、実開平6−12995号参照)。
【0003】図4は従来のこの種のメータ用指針を示す
分解斜視図、図5は図4の組立て状態を示す平面図、図
6は図5のB−B断面図である。
【0004】図4に示すように、指針部1は、発光機能
を備えた透明樹脂材からなる棒体状の発光体であり、不
透明な指針キャップ5によって指針座3に固定される。
指針座3の下面には筒部9が突設され、筒部9を駆動軸
7に装着することによって、指針部3が駆動軸7に連結
される。指針座3の筒部9よりも指針後端11側には指
針挿入孔15が形成され、指針挿入孔15には指針部1
の裏側に突出した受光部13が挿入される。指針座3の
指針後端11側には突起部17が形成され、突起部17
には後端11側より長い先端19側を有する指針部1の
バランスを採るための錘21が設けられている。指針キ
ャップ5は、指針部1の表面23を露出させるために切
欠25が形成され、切欠25の両側に設けたピン27が
指針座3のピン孔29に挿入されて固定される。指針部
1は、表面23がホットスタンプなどによって着色さ
れ、所定の発光色が出せるようにしてある。
【0005】指針部1の下方には、文字盤41と、文字
盤41によって指針部1側の表面が覆われる導光板43
が配設されている。導光板43には駆動軸7が挿入され
る軸挿入孔45が形成され、導光板43の下方には駆動
軸7に連結されて指針部1に車両の速度に応じた回転角
を与える内機47が配設されている。これら文字盤4
1、導光板43、及び内機47は、図示しないケースに
固定されている。文字盤41には、軸挿入孔45の周縁
で、前記指針座3の指針挿入孔15に対応して導光板4
3を露出させる円形状の穴部49が形成されている。導
光板43には内径部を軸挿入孔45とする円筒状の露出
部51が突設され、この露出部51が文字盤41の穴部
49に嵌められて露出している。図6に示すように、導
光板43の露出部51下方には、上方が駆動軸7に向か
って傾斜する導光板反射面53が形成され、図示しない
光源から導光板43に入射された光は、導光板43内を
通り、導光板反射面53で反射して露出部51を通り、
指針挿入孔15に挿入された受光部13に入射する。図
5に示すように、文字盤41には目盛55が設けられ、
目盛55に対応した範囲を指針部1が移動する。前記導
光板反射面53は、指針部1の移動範囲に応じて軸挿入
孔45の周りに複数(53a,53b,53c,53
d,53e)設けられている。
【0006】図4に示すように、指針部1内部の受光部
13上方には、指針部1の幅方向に貫通する逆三角形状
の空間部31が形成されている。この空間部31によ
り、受光部13に入射した光を指針先端19側に導く先
端側反射面33と、同光を指針後端11側に導く後端側
反射面35とが形成される。図6に示すように、各反射
面33,35により反射して導かれた光は、表面23か
ら外部に放射される。このとき、受光部13からの光の
一部は、両反射面33,35を透過してそのまま直進
し、空間部31の上面37経て指針部1の表面23から
外部に放射される。これにより、指針部1は先端19か
ら後端11までの全長にわたり発光し、夜間での視認性
の向上が図られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメータ用指針にあっては、駆動軸7周縁に複
数の導光板反射面53a,53b,53c,53d,5
3eを設けたにもかかわらず、すべての導光板反射面5
3が指針部1の発光のために常時使用されているわけで
はなく、その一部しか使用されていなかった。例えば、
図5に示す位置に指針部1があるときは、2つの導光板
反射面53b,53eのみが使用され、他の導光板反射
面53a,53c,53dが全く使用されないため、導
光板41からの光を有効に利用しているとは言い難かっ
た。
【0008】そこで、この発明は、指針部の位置によら
ず、駆動軸周縁から入射され得る光を有効に活用するこ
とができるメータ指針の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、棒体状の指針部と、この
指針部を駆動軸に連結する連結部と、この連結部の表面
を覆うカバー部とを備えたメータ用指針において、前記
連結部周縁の指針裏面側のほぼ全域に光導入部を設ける
とともに、前記カバー部を、前記光導入部から導入した
光を透過して拡散する発光体としたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のメータ用指針であって、前記カバー部は、指針後端が
厚肉となる空洞体であることを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のメータ用指針であって、前記光導入部か
ら導入した光を指針先端側に反射させる反射面を設ける
とともに、前記指針部を、前記反射した光を透過して拡
散する発光体としたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、連結部周縁の
指針裏面側のほぼ全域に光導入部を設けるとともに、カ
バー部を、光導入部から導入した光を透過して拡散する
発光体としたので、指針部の位置によらず、駆動軸周縁
から入射され得る光は、全て光導入部に導入されてカバ
ー部を発光させる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、カバー部を指針後端が厚
肉となる空洞体としたので、厚肉部分において光が拡散
し易くなるとともに、厚肉部分によって指針部のバラン
スを採ることができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、光導入部か
ら導入した光を指針先端側に反射させる反射面を設ける
とともに、指針部を、反射した光を透過して拡散する発
光体としたので、光導入部に導入された光は、カバー部
に加えて指針部も発光させる。また、指針部及びカバー
部をともに発光体としたので、メータ指針の外観上の一
体感が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係るメータ用指
針の分解斜視図、図2は図1の組立て状態を示す平面
図、図3は図2のA−A断面図であり、従来と同様の構
成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0017】図1に示すように、このメータ用指針(以
下指針と略称する)61は、指針部63と指針キャップ
65とから構成されている。指針部63と指針キャップ
65とは、光を透過して拡散する透明樹脂製の発光体で
あり、具体的には、ポリカーボネイト等の光拡散性を有
する樹脂材が使用される。指針部63及び指針キャップ
65の表面は、ホットスタンプなどによって着色が施さ
れ、所望の発光色が出せるようにしてある。
【0018】指針部63は、後端に板体部69を有する
棒体状であり、板体部69の略中央には貫通孔71が形
成されている。指針キャップ65は、球面状表面を有す
るカバー部72と、カバー部72の裏面に突設された筒
体状の連結部73とからなり、両者は一体成形されてい
る。連結部73を貫通孔71に挿入することにより、貫
通孔71に連結部73が嵌合し、指針部63と樹脂キャ
ップ65が一体となる。カバー部72は、空間部75,
77を有する空洞体であり、指針後端81が厚肉に形成
されている。この厚肉部分によって、指針部63とのバ
ランスが採られている。カバー部72には、指針部63
と樹脂キャップ65を一体としたときに、指針部63の
外周面に嵌まる円弧状の凹部79が形成され、かかる状
態でカバー部72は連結部73及び板体部69を覆う。
連結部73は駆動軸7に外嵌され、これにより指針61
が駆動軸7に連結される。
【0019】図3に示すように、指針部63の板体部6
9の裏面と、板体部69から露出する樹脂キャップ72
の裏面とは、導光板43の露出部51と対向する光導入
部83を構成している。すなわち、光導入部83は、連
結部73周縁の指針61裏面側のほぼ全域に設けられて
いる。板体部69の先端表面には、下方が駆動軸7に向
かって傾斜して、光導入部83から導入した光を指針先
端67側に反射させる反射面85が形成されている。ま
た、導光板43の露出部51下方には、上方が駆動軸7
に向かって傾斜する導光板反射面53が形成されてい
る。図示しない光源から導光板43に入射された光は、
導光板43内を通り、導光板反射面53で反射して露出
部51を通り、光導入部83に入射して、カバー部72
の表面から外部に放射される。また、光導入部83に入
射した光の一部は、反射面85で反射して指針先端67
側に導かれ、指針部63の表面から外部に放射される。
また、図2に示すように、前記反斜面53は、軸挿入孔
45の周り(連結部73の周縁)のほぼ全域に、複数
(53a,53b,53c,53d,53e,53f)
設けられており、露出部51のほぼ全域から光導入部8
3に光が入射されるようになっている。
【0020】かかる指針61によれば、連結部73周縁
の指針61裏面側のほぼ全域に光導入部83を設けると
ともに、カバー部72を発光体としたので、指針部63
の位置によらず、露出部51から入射された光は、全て
光導入部83に導入されてカバー部72を発光させる。
例えば、指針61が図2に示す位置にあるときには、一
の反射面53eからの光は、指針部63の発光用及びカ
バー部72の発光用として使用されとして(図4参
照)、他の反射面53a,53b,53c,53d,5
3fからの光は、カバー部72の発光用として使用され
る。すなわち、全ての導光板反射面53a,53b,5
3c,53d,53e,53fが常時使用されるので、
露出部51から入射される光を有効に活用することがで
きるとともに、カバー部72が発光するという従来に無
い新規な意匠表現を得ることができる。
【0021】また、カバー部72を指針後端81が厚肉
となる空洞体としたので、厚肉部分において光が拡散し
易く、発光むらが生じ難くなり、発光効果を高めること
ができるとともに、厚肉部分によって指針部63のバラ
ンスを採るので、従来のようにバランスを採るための錘
21(図4参照)等を別途設ける必要がなく、部品点数
の削減によるコスト低減を図ることができる。
【0022】また、光導入部83から導入した光を指針
先端67側に反射させる反射面85を設けるとともに、
指針部63を発光体としたので、光導入部83に導入さ
れた光の一部は、反射面85で反射して指針先端67側
に導かれ、指針部63を発光させる。すなわち、指針部
63とカバー部72がともに発光するので、指針61が
全体的に発光するという従来に無い新規な意匠表現を得
ることができる。また、指針部63及びカバー部72を
ともに発光体としたので、指針61の外観上の一体感が
得られ、非発光時における外観性が向上する。
【0023】なお、本実施例では、カバー部72と連結
部73とを一体成形したが、両者を別体とすることもで
きる。また、指針部63と樹脂キャップ65とを別体に
設けたが、両者を一体成形することもできる。
【0024】さらに、指針部63及び樹脂キャップ65
を、光拡散性のさらに良好な発光体(例えば、ポリカー
ボネイトに拡散剤を添加したもの)とすることにより、
発光むらの発生を確実に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、連結部周縁の指針裏面側のほぼ全域
に光導入部を設けるとともに、カバー部を、光導入部か
ら導入した光を透過して拡散する発光体としたので、指
針部の位置によらず、駆動軸周縁から入射され得る光
は、全て光導入部に導入されてカバー部を発光させる。
従って、駆動軸周縁から入射される光を有効に活用する
ことができるとともに、カバー部が発光するという新規
な意匠表現を得ることができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、カバー部を指針後端が厚
肉となる空洞体としたので、厚肉部分において光が拡散
し易く、発光むらが生じ難くなり、発光効果を高めるこ
とができるるとともに、厚肉部分によって指針部のバラ
ンスを採ることができ、バランスを採るために別途錘等
を設ける必要がなくなり、部品点数の削減によるコスト
低減を図ることができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、光導入部か
ら導入した光を指針先端側に反射させる反射面を設ける
とともに、指針部を、反射した光を透過して拡散する発
光体としたので、光導入部に導入された光は、カバー部
に加えて指針部も発光させる。すなわち、メータ用指針
が全体的に発光するという新規な意匠表現を得ることが
できる。
【0028】また、指針部及びカバー部をともに発光体
としたので、メータ指針の外観上の一体感が得られ、非
発光時における外観性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るメータ用指針の分解斜
視図である。
【図2】図1の組立て状態を示す平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来のこの種のメータ用指針を示す分解斜視図
である。
【図5】図4の組立て状態を示す平面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
7 駆動軸 61 メータ用指針 63 指針部 67 指針先端 72 カバー部 73 連結部 81 指針後端 83 光導入部 85 反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 11/28 G01D 13/28 G12B 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒体状の指針部と、この指針部を駆動軸
    に連結する連結部と、この連結部の表面を覆うカバー部
    とを備えたメータ用指針において、 前記連結部周縁の指針裏面側のほぼ全域に光導入部を設
    けるとともに、前記カバー部を、前記光導入部から導入
    した光を透過して拡散する発光体としたことを特徴とす
    るメータ用指針。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメータ用指針であっ
    て、 前記カバー部は、指針後端が厚肉となる空洞体であるこ
    とを特徴とするメータ用指針。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のメータ用
    指針であって、 前記光導入部から導入した光を指針先端側に反射させる
    反射面を設けるとともに、前記指針部を、前記反射した
    光を透過して拡散する発光体としたことを特徴とするメ
    ータ用指針。
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