JP2566223Y2 - 発光指針 - Google Patents

発光指針

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JP2566223Y2
JP2566223Y2 JP2906892U JP2906892U JP2566223Y2 JP 2566223 Y2 JP2566223 Y2 JP 2566223Y2 JP 2906892 U JP2906892 U JP 2906892U JP 2906892 U JP2906892 U JP 2906892U JP 2566223 Y2 JP2566223 Y2 JP 2566223Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、指針軸の伸長方向に対
して直交方向に伸長配設された指示部の前端側から指針
軸の軸線上を横切って後端側まで発光可能な発光指針に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の指針は、全面発光指針
と呼ばれ、指針軸を中心に一側方のみに発光可能な指示
部を伸長したタイプの指針に比べて、発光長さを長くで
きるため、視認性,明るさ,デザイン自由度等を向上さ
せることができるという利点を有する反面、指針軸の上
方位置が暗くなりやすく、導光経路,反射面位置の設計
が非常に難しいという欠点を有している。
【0003】例えば、実開平1−105892号公報に
開示され、図6,7に示す全面発光式の指針1は、指針
軸2の軸上を横切って伸長する指示部3の下面に白色塗
料の反射層4を設け、この指示部3の両脇に受光部5を
突設して基部6を形成し、この基部6を覆うと共に指示
部3の上面を露出してキャップ7を被嵌する。
【0004】この指針1は、受光部5から入射した照明
光を指示部3に導光案内し、前端から後端まで光輝させ
る。
【0005】ところで、昼間等周囲の明るい状況下で
は、指針1を外光によって視認することになるが、指示
部3の先端側や後端側は上面および側面から外光が入射
するため明るいが、キャップ7の溝状の窓部8から露出
した部分は、上面からしか外光Aが入射しないので暗く
なりやすい。
【0006】そこで、従来は、反射層4の脇に2本の凹
部9を形成することにより、指示部3に入射した外光A
が凹部9の立ち上がり面で反射して反射層4に集光させ
ていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、夜間等周囲が暗い状況下で指針1を発光させ
る場合、受光部5から入射した指示部3に向かう照明光
が凹部9によって遮られるため、指示部3全体の光量を
減少させるという問題を有していた。
【0008】
【考案の目的】本考案は、前記従来例の問題点に着目し
て考えられたものであり、指針軸の軸線上を横切って伸
長する指示部を前後端側に渡って照明バランスを向上さ
せる発光指針の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は基部に設けた受光部から入射した照明光を
指針軸の軸線上を横切って伸長する指示部に導光案内
し、この指示部の下面に反射層を設け、前記指示部の上
面を露出してキャップを前記基部に被冠して成る発光指
針において、前記指示部の少なくともキャップから露出
する部分の上面角部にテーパ部を設けたものである。
【0010】
【実施例】図1乃至3は、本考案の第1実施例を適用
した発光指針である。この指針11は、例えばアクリル,
ポリカーボネート等透光性合成樹脂材料から成り上下に
分割形成された指示部材12および受光部材13と、指針バ
ランス調整用の重り部材14と、遮光性合成樹脂材料から
成り前記各部材12,13,14を一体的に保持する台座15お
よびキャップ16とで構成されている。
【0011】前記受光部材13は、略円板状の基部17の下
面に平面略扇形状の2つの受光部18,19を前端,後端に
それぞれ突設し、この受光部18,19の上方に対応して基
部17の上面に略45度の傾斜角度の前側,後側反射面20,
21を突設している。後側反射面21の後方には、略四角柱
状の光ガイド部22を延設し、この光ガイド部22の後端に
後側反射面21と略平行方向に45度の傾斜角度の第1の反
射面23を形成し、この反射面23の上方に対向して反射面
23と90度の角度で交叉する方向に広がる45度の傾斜角度
の第2の反射面24を一体形成し、この反射面24の前方に
光ガイド部22から立ち上がった端面が軸線方向Aに平行
な後側出光面25であり、前側反射面20の前方の端面が軸
線方向Aに対して後傾状態の前側出光面26である。
【0012】前記台座15は、略円板状の受台27の下面中
央にボス部28を垂下突設し、このボス部28の前後に略扇
形状の開口部29,30を穿設し、ボス部28の左右には一対
の透孔31,32を穿設している。
【0013】前記指示部材12は、略細長棒状の指示部33
の後側下面を切欠いて段差部34を形成し、指示部33の後
端面が軸線方向Aに平行な後側入光面35であり、段差部
34からの立ち下がり端面が軸線方向Aに対して後傾状態
の前側入光面36である。また、指示部33および段差部34
の下面には、白色系の反射層37,38をホットスタンプ,
印刷等の適宜手段によって設け、段差部34の側面には、
指示部33の幅よりも側方に突出した係止部39を左方,右
方,後方に一体形成している。また、指示部33の入光面
36の前側下面は、後側から前方に向かうにしたがって次
第に肉厚が薄くなるよう上方に傾斜している。また、指
示部33の上面角部には、円弧状のテーパ部Tを形成して
いる。
【0014】前記キャップ16は、上壁および側周壁から
成る箱状体であり、上壁には前側周壁に開放した溝状の
窓部40を形成し、上壁下面の窓部40の左右に一対の保持
ピン41,42を垂下立設している。
【0015】次に、指針11の組立工程について説明す
る。
【0016】まず、キャップ16の窓部40に指示部33を下
方から嵌入すると同時に、キャップ16上壁の下面に係止
部39を当接する。次に、基部17側周縁の凹部43,44に保
持ピン41,42を貫挿させながらキャップ16内に受光部材
13を挿入し、光ガイド部22の上面および反射面20の上端
を段差部34の下面に当接することにより、相対向する後
側出光面25と後側入光面35とを突き当てると同時に、前
側出光面26と前側入光面36とを突き当てる。
【0017】この後、光ガイド部22の下側に重り部材14
を位置決め配設し、台座15の開口部29,30に受光部18,
19を挿入すると共に保持ピン41,42の下端を透孔31,32
に挿通しながら本体17の下面に台座15を当接し、最後に
保持ピン41,42の下端を台座15の下面に熱溶着すること
により、基部17を覆いながら指針11の組立工程が終了す
る。組立完了後、指針11は、文字板43と導光板44との積
層体の貫通孔45を介して駆動源の指針軸46をボス部28に
圧入固着し、指針軸46の回動に連動して文字板43上の目
盛,数字等の表示部を指示部33の前端で指示する。
【0018】そして、本実施例の指針11の発光作用につ
いて説明する。
【0019】文字板43および導光体44の背後の光源47か
らの照明光(図3中、一点鎖線矢印で示す)は、導光体
44を介して貫通孔45周囲下面の反射面48で上方に反射導
光され、導光体44の貫通孔45周囲の上面から指針軸46の
軸線方向Aに沿って上方に照射され、空隙を介して指針
11の受光部18,19に入射する。受光部18から入射した照
明光は、前側反射面20で指針軸46の軸線方向Aに対して
直交方向に沿って前方へ反射され、前側出光面26から前
側入光面36に入射し、反射層37で乱反射しながら指示部
33の主に前方側を発光させる。一方、受光部19から入射
した照明光は、後側反射面21で指針軸46の軸線方向Aに
対して直交方向に沿って後側へ反射され、光ガイド部22
によって後端まで導光案内され、ここで第1の反射面23
で再び軸線方向Aに沿って上方へ反射され、さらに第2
の反射面24で軸線方向Aに対して直交方向に沿って前側
へ反射され、後側照射面25から後側入光面35に入射し、
反射層38で乱反射しながら指示部37の主に後方側を発光
させる。もちろん、入射面36,35から指示部材12内に入
射した照明光は、指示部33の前端から後端まで隔てなく
全面発光させるものである。
【0020】また、視認者の視線S(図1中、一点鎖線
で示す)は、テーパ部Tによって反射層38幅の中央部分
のみを見ることになり、反射層38に投影されるキャップ
16の陰を避けて指示部33を視認するため、キャップ16の
窓部40から露出する部分も明るく視認される。
【0021】また、テーパ部Tは、図4に示すように平
面傾斜面としたり、図5に示すように指示部33の上面角
部を含む上面全体を円弧状に形成してもよく、少なくと
もキャップ16から露出した部分にテーパ部Tを設ければ
よい。
【0022】尚、テーパ部の角度は任意に設定すればよ
い。
【0023】
【考案の効果】以上詳述したとおり、本考案は基部に設
けた受光部から入射した照明光を指針軸の軸線上を横切
って伸長する指示部に導光案内し、この指示部の下面に
反射層を設け、前記指示部の上面を露出してキャップを
前記基部に被冠して成る発光指針において、前記指示部
の少なくともキャップから露出する部分の上面角部にテ
ーパ部を設けたことにより、外光照明において、キャッ
プで覆われた指針軸上方の指示部も明るくなるため、指
示部の照明バランスを良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の視線を示す要部説明図であ
る。
【図2】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の視線を示す要部説明図で
ある。
【図5】本考案のさらに他の実施例の視線を示す要部説
明図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】従来例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 指針 12 指示部材 13 受光部材 15 台座 16 キャップ 17 基部 18,19 受光部 33 指示部 37,38 反射層 T テーパ部 S 視線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部に設けた受光部から入射した照明光
    を指針軸の軸線上を横切って伸長する指示部に導光案内
    し、この指示部の下面に反射層を設け、前記指示部の上
    面を露出してキャップを前記基部に被冠して成る発光指
    針において、前記指示部の少なくともキャップから露出
    する部分にテーパ部を設けたことを特徴とする発光指
    針。
  2. 【請求項2】 前記指示部の少なくともキャップから露
    出する部分の上面角部に前記テーパ部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の発光指針。
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