JP2538562B2 - 遮光板 - Google Patents

遮光板

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JP2538562B2
JP2538562B2 JP61070479A JP7047986A JP2538562B2 JP 2538562 B2 JP2538562 B2 JP 2538562B2 JP 61070479 A JP61070479 A JP 61070479A JP 7047986 A JP7047986 A JP 7047986A JP 2538562 B2 JP2538562 B2 JP 2538562B2
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政恭 根岸
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遮光板、特にディスプレイ装置の表示面に取
付けて、外光が表示面へ入射するのを遮るために用いる
遮光板に関する。
〔従来の技術〕
CRT表示装置、LED表示装置等のディスプレイ装置は、
種々の機器に盛んに採入れられている。これらのディス
プレイ装置上の表示を見やすくするためには、明るくコ
ントラストの高い画像を形成する必要がある。このう
ち、明るい画像を得るためには、CRTあるいはLEDの輝度
を上げればよい。これは、例えば、CRTであれば、蛍光
面の量子収率を向上させる試みを行い、LEDであれば大
電力動作の素子を開発するといった装置自体の改良を行
うことによって達成できる。
一方、コントラストの高い画像を得るためには、画像
の白レベルと黒レベルとの比を向上させればよい。この
比が大きければ大きいほど、鮮明で見やすい画像とな
る。ここで、まず、白レベルを決定する要因は何かを考
えると、この白レベルはディスプレイ装置の輝度で決定
されることになる。即ち、表示面の単位面積あたりの最
高発光照度または輝度が白レベルに対応することにな
る。これに対し、黒レベルはディスプレイ装置自身の輝
度とは無関係に、装置の置かれた部屋の明るさで決定さ
れるのである。即ち、周囲にいわゆる部屋の明かりが存
在していれば、この明かりによる照明を受け、装置の表
示面は所定の照度をもつことになるのである。従って、
白レベルはディスプレイ装置の性能によってほぼ決定さ
れるが、黒レベルは部屋の明るさによって変動すること
になる。コントラストの高い画像を得るためには、この
白レベルと黒レベルとの差を大きくとる、即ち、部屋を
暗くする必要がある。ここが従来のディスプレイ装置の
大きな欠点の1つであり、明るい部屋では画像が全体的
に白っぽく不鮮明となる原因である。
明るい部屋でも鮮明な画像を得ることができるように
するためには、明るい部屋でも黒レベルを低く保つよう
にすることが唯一の根本的解決策となる。黒レベルを低
く保つ1つの方法として、部屋の明かりを表示面から遮
断する方法がある。例えば、米国スリーエム社が開発し
たライトコントロールフィルムは、部屋の明かりを表示
面から遮断する性質を有する。第2図にこのライトコン
トロールフィルムの遮光原理図を示す。ライトコントロ
ールフィルム4は透明体5と黒色フィルム6を交互に配
した構造を有し、いわば窓のブラインドの形状をしてい
る。これをディスプレイ装置、例えばLED素子7の表示
面上に配すれば、LED素子7からの光8はライトコント
ロールフィルム4を透過して視点9まで到達するが、外
光、例えば部屋の照明10からの光11は、黒色フィルム6
によって遮光され、LED素子7まで到達しないことにな
る。従って、LED素子7の黒レベルは、部屋の照明10に
かかわらず低く保たれ、遮光板を通して見たときのコン
トラストを向上させることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ライトコントロールフィルムのような
従来の遮光板は、製造コストが非常に高くなるという欠
点がある。ライトコントロールフィルムを製造するため
には、透明体5と黒色フィルム6とを交互に重ねて接着
して多層体を作り、更にこの多層体を切断研磨するとい
う工程が必要となり、多くの労力と時間を費し、結局製
造コストが非常に高くつくのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、製造
工程における労力と時間を削減し、製造コストを低減し
うる遮光板を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、観
測対象と観測点との間に設置され、この観測対象への外
光の入射を遮る遮光板であって、前記観測対象から前記
観測点へ向かう光を通過させる主面を有すると共に、透
明微小面を有する多数の並列状微小突条が表面に一体形
成されている、1枚の透明板又は半透明板から成るもの
であり、しかも、前記並列状微小突条には、前記主面に
対してほぼ垂直をなすように側面部が形成されており、
さらに、この側面部を遮光性を有する不透明層が形成さ
れている、ことを特徴とするものである。
〔作 用〕
上述のような構成にすれば、外部からの光は不透明層
によって遮断され、観測対象、例えばディスプレイ装置
の表示面まで到達しないことになる。即ち、不透明層が
形成された透明板又は半透明板はルーバーとしての働き
をし、ディスプレイ装置の表示面からの光のみを透過さ
せる働きをする。
このように、外部からの光を遮蔽することは、明るい
環境であっても黒レベルを低く保つ効果を生じ、明るい
部屋でもコントラストの高い鮮明な画像を得ることがで
きるようになる。
また、不透明層は微小突条の側面部に形成されるの
で、不透明層と不透明層との間には必然的に凹部が形成
される。そして、この凹部に入射する外光は殆ど不透明
層に吸収されるので、表面反射をその分低減することが
できる。
しかも、微小面を有する透明板又は半透明板は一体成
形によって容易に製造することができ、不透明層の形成
も塗装あるいは感光プロセスによって容易に行うことが
でき、製造コストを大幅に低減することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。
第1図(a)〜(f)は本発明に係る遮光板の一実施例
を示す図である。なお、図ではこの遮光板の一部分だけ
が示されている。透明板1は、例えば、アクリル樹脂等
で一体形成されたものであり、透明微小面(以下、単に
微小面とする。)3を有する多数の並列状微小突条が表
面に設けられている。そして、この並列条微小突条に
は、主面に対してほぼ垂直をなすように側面部が形成さ
れ、この側面部に遮光性を有する不透明層2が形成され
ている。ここで、透明板1の主面とは、観測対象から観
測点へ向かう光を通過させる面であって、マクロ的に見
たときの広がりを持った面のことをいう。不透明層2の
表面は反射面としてもよいが、無反射面とする方が遮光
効果を高める上で好ましい。この不透明層2を形成する
には、例えば形成すべき微小面を化学処理したり、砂を
吹きつけたりしていわゆる梨地状に荒らし、この上から
つや消しの黒色塗料を塗布するような方法で容易に実施
できる。粗面処理で透明板1側も表面が荒らされている
ため、形成された不透明層2は、両面ともに無反射面と
なる。
第1図(a),(c),(f)は透明板1の一方の側
にのみ微小面を形成した例であり、第1図(b),
(d),(e)は両側に微小面を形成した例である。第
1図(a),(b),(f)は、不透明層2が形成され
ていない微小面3が、透明板1の主面に対して傾斜角を
なすように形成された例であり、第1図(c),
(d),(e)は、不透明層2が形成されていない微小
面3が、透明板1の主面に対して平行になるように形成
された例である。両側に微小面が形成された第1図
(b),(d),(e)では、両側の対応する微小面3
が平行となっている。
このような遮光板をディスプレイ装置の前面に、透明
板1の主面とディスプレイ装置の表示面とが平行になる
ように設置すれば、ディスプレイ装置からの光は微小面
3を通過して観測点へ向かうが、周囲の環境からの外光
のほとんどは不透明層2によって遮蔽されてしまい、デ
ィスプレイ装置の表示面まで到達しない。即ち、透明板
1を通過する光は、ほとんどがディスプレイ装置で発光
した光で占められることになる。従って、ディスプレイ
装置の表示面に形成される画像の黒レベルは、明るい環
境で使用した場合であっても低く保たれ、コントラスト
の高い鮮明な画像が得られることになる。
また、第1図(a),(b),(f)に示す実施例の
特徴は、微小面3が透明板1の主面に対して所定の傾斜
角をなしている点である。前述のように透明板1はアク
リル樹脂等を一体成形して形成されるため、表面ではか
なり光の反射が生じる。この反射光が観測位置へ進む
と、ディスプレイ装置上の画像が非常に見にくくなる。
ところが微小面3を傾斜させておくことにより、この反
射光を観測位置以外の方向に導くことができ、反射光の
影響を避けることができる。なお、不透明層2は、例え
ば0.2mm間隔程度の微小ピッチで設けられており、肉眼
でこの遮光板を観察した場合は、この不透明層2による
縞がディスプレイ装置上の画像に悪影響を与えることは
ない。
以上いくつかの例は、本発明のほんの一例にすぎず、
この他種々の組合せが可能である。例えば、第1図
(b),(d),(e)のように、両側に微小面を形成
する場合、用途に応じて、微小面の形成ピッチをそれぞ
れ変えてもかまわないし、対向する微小面を互いに平行
にしないようにすることも考えられる。
また、本発明に係る遮光板は、ディスプレイ装置に用
いるだけでなく、窓に取付けてブラインドとして利用す
ることもできる。このとき、透明板1のかわりに、光を
散乱するような粒子を含んだ半透明板を用いれば、柔ら
かい感触をもった採光板として利用することも可能であ
る。更に、この透明板又は半透明板にプロジェクタ光を
投映すれば、スクリーンとしての機能を果たすことも可
能である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、透明板又は透明板の
表面に透明微小面を有する多数の並列状微小突条を一体
形成し、しかも、この並列状微小突条には主面に対して
ほぼ垂直をなすように側面部を形成すると共に、この側
面部に遮光性を有する不透明層を形成する構成としたの
で、外光によるコントラストの低下を有効に防止するこ
とができる。特に、並列条微小突条の側面部に不透明層
を形成したので、必然的に不透明層と不透明層との間に
は凹部が形成されるので、外光の表面反射を低減させる
ことができる。
また、透明板又は半透明板に微小突条を一体的に形成
することにより、透明微小面及び不透明層を同一部材に
形成することができるので、製造が容易となり製造コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る遮光板の実施例を示す部分斜視
図、第2図は従来の遮光板による遮光機能の原理図であ
る。 1,1′……透明板、2,2′……不透明板、3……微小面、
4……ライトコントロールフィルム、5……透明体、6
……黒色フィルム、7……LED素子、 8……LED素子からの光、9……視点、10……部屋の照
明、11……部屋の照明からの光。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観測対象と観測点との間に設置され、この
    観測対象への外光の入射を遮る遮光板であって、 前記観測対象から前記観測点へ向かう光を通過させる主
    面を有すると共に、透明微小面を有する多数の並列状微
    小突条が表面に一体形成されている、1枚の透明板又は
    半透明板から成るものであり、 しかも、前記並列状微小突条には、前記主面に対してほ
    ぼ垂直をなすように側面部が形成されており、さらに、
    この側面部に遮光性を有する不透明層が形成されてい
    る、 ことを特徴とする遮光板。
  2. 【請求項2】前記透明微小面が、前記透明板又は半透明
    板の主面に対して傾斜角をなすものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の遮光板。
  3. 【請求項3】前記透明微小面が、前記透明板又は半透明
    板の主面に対して平行なものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の遮光板。
  4. 【請求項4】前記透明板又は半透明板の一方の側にのみ
    前記透明微小面が形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の遮光
    板。
  5. 【請求項5】前記透明板又は半透明板の両側に互いに平
    行な透明微小面が形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の遮光
    板。
  6. 【請求項6】前記透明板又は半透明板がアクリル樹脂か
    ら成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5
    項のいずれかに記載の遮光板。
  7. 【請求項7】前記半透明板が光を散乱する粒子を含んで
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項
    のいずれかに記載の遮光板。
  8. 【請求項8】前記不透明層がつや消しの黒色塗料から成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項の
    いずれかに記載の遮光板。
  9. 【請求項9】前記不透明層の表面が梨地状の粗面から成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第8項の
    いずれかに記載の遮光板。
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